吹田市
テンプレート:Infobox 吹田市(すいたし)は、日本の近畿地方中央部、大阪府三島地域に位置する市。
関西圏の高速道路の要衝である吹田ジャンクションを擁し、名神高速道路、中国自動車道、および近畿自動車道が接続している。1960年代、なだらかな千里丘陵に千里ニュータウンが建設されて巨大なベッドタウンになった。2005年(平成17年)2月28日時点の世帯数は14万8704世帯に上る。特例市。
アサヒビール創業の地で工場がある。また、1970年(昭和45年)の日本万国博覧会(大阪万博)開催地として日本で広く知られており、当博覧会のモニュメントである太陽の塔は保存管理されて現在に到る(#万博記念公園)。
目次
地理
- 位置
市域の北側は、なだらかな千里丘陵で占められ、南側は淀川・安威川・神崎川や、千里丘陵を源流とする川から運ばれた堆積物で造られた平地になっている。標高は、1.5mから115.7m。市域は、東西に6.4km、南北に9.6kmと南北に長くなっていて、面積は36.11km²である。吹田市域の地質は、北部の千里丘陵の大阪層群(千里山累層)の古期洪積層と、南部の安威川・神崎川沿岸低地の沖積層の2つから構成される。北部の洪積層は、約200万年前から約1万年前に土砂が堆積した地層。南部の沖積層は、約1万年前以降にできた比較的新しい地層である。かつては海がすぐそばまで迫っており、豊津、高浜といった地名が今に残る。安威川は市域の南端を、神崎川は東から西に流れる。千里丘陵を源流とする山田川・糸田川・正雀川・高川が北から南に流れ、安威川および神崎川に合流する。
当地域に自然の大きな湖沼は無く、釈迦ヶ池・新からま池・宮ヶ谷池・竜ヶ池・牛ヶ首池・王子池・高町池など、多くのため池が設けられている。
佛念寺山断層(上町断層帯)が東隣の豊中市北部から南へ続き、市境を通って吹田市南部で市内に入る。吹田市内では江坂付近を経て、南の大阪市内の上町断層本体へつながる。また、吹田市域のすぐ北に高槻有馬構造線がある。どちらの断層でも地震が発生したら、吹田市内では震度7相当との予測がある。
5つの鉄道路線がある。市の南部をJR京都線、阪急京都線が東西に、西部を阪急千里線、北大阪急行電鉄が南北に、北部を大阪モノレール(本線、彩都線)が東西に通っている。鉄道が通らない地域には阪急バスが走り、各駅を結ぶネットワークになっている。 道路では吹田インターチェンジ(名神高速道路・近畿自動車道・中国自動車道)があるほか、新御堂筋など大阪市との間の道路も整備されている。新大阪駅(東海道・山陽新幹線)、大阪国際空港にも近く、市域全域に市街地が広がっている。
主要な地形
- 山地
- 河川系
気候
典型的な瀬戸内海式気候区の気候で、温暖ではあるが、雨が少ない。「吹田」の地名は「水田」から来ていると考えるられるほど、かつての稲作地帯ではあるが、昔から雨が少ないことは多数のため池が象徴的に表している。2004年度の統計としては、晴天日数が223日もあり、わずか0.1mm以上の降水日でも87日しかない。
年度 | 平均気温 | 最高気温 | 最低気温 | 平均湿度 | 平均風速 | 降水総量 |
---|---|---|---|---|---|---|
2000年(平成12年)度 | 17.7℃ | 38.3℃ | -0.5℃ | 67% | 1.6m/s | 1139.6mm |
2001年(平成13年)度 | 18.5℃ | 40.2℃ | -1.3℃ | 66% | 1.6m/s | 1032.0mm |
2002年(平成14年)度 | 17.6℃ | 38.1℃ | -2.7℃ | 66% | 1.6m/s | 829.0mm |
2003年(平成15年)度 | 17.4℃ | 36.3℃ | -2.8℃ | 68% | 1.5m/s | 1421.0mm |
2004年(平成16年)度 | 18.5℃ | 38.6℃ | -1.8℃ | 64% | 1.5m/s | 1365.5mm |
隣接する自治体
- cf. 大阪府の市町村全図 :≪外部リンク≫ テンプレート:Cite web
- cf. 大阪府の市町村全図 :≪外部リンク≫ テンプレート:Cite web
市内の地域
- cf. ≪外部リンク≫ テンプレート:Cite web
- cf. ≪外部リンク≫ テンプレート:Cite web
歴史
※新暦導入以前(1872年以前)の日付は和暦による旧暦。丸括弧内は西暦で、1581年以前はユリウス暦、1582年以降はグレゴリオ暦。
有史以前
- ステゴドン[1]の下顎骨の化石が市内2箇所で発見されている。
- 後期旧石器時代:市域にある遺跡から石器が発見されており、この頃から人が住んでいたことが分かる。
- 縄文時代:吉志部遺跡で石の鍬などが発見されている。
- 弥生時代:弥生式土器が、垂水遺跡・五反島遺跡など、市内数箇所で発見されている。
- 古墳時代初期:垂水西原古墳が築かれた。
- 古墳時代後期:吉志部古墳、出口古墳、新芦屋古墳が築かれる。またこの頃、当地域(現・吹田市域)では須恵器がたくさん焼かれていた。
近世以前
- 安閑天皇元年(532年、古墳時代後期):テンプレート:要出典範囲。
- 奈良時代:「次田堀川」(すきたのほりかわ)の記述が行基年譜に見受けられる。行基が吹田に堀川や垂水布施所を築いた。
- 天平7年(736年):行基が常光円満寺(吹田市元町。■右に画像あり)を開いたと伝えられる。その他、行基開祖と伝えられる寺院がいくつかある。
- 天平16年(744年):当地域で 難波宮(難波京)の瓦を焼いていた。七尾瓦窯跡。
- 延暦4年(785年):和気清麻呂により、神崎川と淀川を直結させる工事が行われ、西国から船で大阪湾、神崎川をとおり京都へ向かう河港として発達した。もともと、西国街道・亀岡街道なども通っており、陸路・水路とも西国と京都を結ぶ交通の要衝として発達した。
- 延暦13年(794年):当地域で平安京創建時の屋根を葺いた緑釉瓦を焼いていた。吉志部瓦窯跡。
- 弘仁3年(812年、平安時代初期):東寺の荘園「垂水荘」が開かれる。
- 貞観7年(865年、平安時代前期):「清住寺領吹田庄」成立との記述が歴史書に見受けられる。この後にも興福寺領吹田東荘、西園寺家領吹田西荘といった荘園が開かれ、貴族の遊行の地ともなる。
- 貞観11年(869年):泉殿宮(吹田市西之庄町に所在。■右に画像あり)が創建される。
- 寛喜2年(1230年、鎌倉時代):太政大臣の西園寺公経が有馬湯(ありまのゆ。有馬温泉)の湯水を吹田にあった別荘「吹田殿」に運ばせ、入浴して楽しんだという記録が、『明月記』(藤原定家)に残る。藤原定家自身も建暦2年(1212年)に「吹田小屋」で遊んだという記録がある。
- 建武3年・延元元年(1336年、鎌倉時代末期):「水田城」の記述が歴史書に見受けられる。水田城がどこにあったかは不明。
- 室町時代:常光円満寺が足利将軍家の菩提寺となり、手厚い保護のもと隆盛する。広大な境内に僧兵もいたと伝えられている。
- 元亀2年(1571年、室町時代末期):水田城にいた吹田氏が和田氏(高槻城主)に敗れる。
- 応仁の乱以降の戦国時代の戦火で、当地域の主な神社仏閣が焼失し、町屋にも大きな被害が出たとの記述が歴史書に見受けられる。
- 慶長15年(1610年、江戸時代初期):応仁の乱の戦火によって焼失していた吉志部(きしべ)神社が、朝鮮半島からの渡来してきた吉志一族の子孫によって再建される。
- 宝永3年(1706年):摂津国島下郡(しましもこおり)吹田村の一部が江戸幕府直轄地の天領(旗本領)から「仙洞御料」(上皇の領地)になる。この仙洞御料時代の壮大な庄屋が明治時代に改修され、西尾邸(在・吹田市内本町)として残っている。これ以降、吹田村は竹中氏および柘植氏の旗本領と仙洞御料に分かれるが、複雑に入り組んだ領地であった。そのため、実際の村の統治を3領主が話し合う三方会所が設置された。さらに吉志部村領内に一村規模の出作地を持ち、出作方を含めて「吹田四方」とも言われる。吹田市域にあった他の村も吹田村と同じく、天領・高槻藩・淀藩・旗本領などが複雑に入り組んだ「入組支配」が行われた。
- 寛政10年(1798年):『摂津名所図会』に「吹田の渡し」が描かれる。
近代以降
- テンプレート:Anchors明治時代
- 1876年(明治9年):大阪-京都間に鉄道が開通。吹田駅開業。
- 1878年(明治11年):神崎川が付け替えられ、現在の流れの位置になった。
- 1880年(明治13年):釈迦ヶ池に鴨猟に来ていたドイツ帝国のハインリヒ皇子を住民が殴打し、外交問題となる事件が発生した。
- 1889年(明治22年)4月1日:大阪府島下郡で吹田村が村制を施行。
- テンプレート:Anchors1891年(明治24年):大阪麦酒(アサヒビールの前身企業)の創業(吹田工場の竣工)。
- 1908年(明治41年)4月1日:吹田村が町制を施行し、吹田町が成立。町役場は旗本であった竹中氏の陣屋(城郭)建物が利用された。
- テンプレート:Anchors大正時代
- 1921年(大正10年)4月1日:北大阪電気鉄道の十三-淡路-豊津間が開通。東吹田駅/西吹田駅(現在の阪急吹田駅)、豊津駅開業。
- 1922年(大正11年):吹田市山手町に関西大学の千里山学舎(現・千里山キャンパス)が完成。関西大学が大阪市内から移転する。
- 1923年(大正12年):吹田操車場が操業を開始。「ビールと操車場の町」と呼ばれる。
- 1924年(大正13年):国鉄吹田駅、東へ200m移転して現在地に。
- テンプレート:Anchors昭和時代
- 1928年(昭和3年)1月16日:新京阪鉄道(現在の阪急京都線) 淡路-高槻町(現・高槻市駅)間が開通。吹田町駅(現・相川駅)、正雀駅開業。
- 1934年(昭和9年):生活貧窮者の保護、医療施設「弘済会(現・大阪市立弘済院)」が山田事業所を三島郡山田村(現吹田市古江台)に建設する。
- 1934年(昭和9年):室戸台風によって豊津小学校と岸部小学校の校舎が倒壊。生徒多数が犠牲になる。
- 1936年(昭和11年):府道 大阪高槻京都線が開通。産業道路と呼ばれる。神崎川の水運、鉄道輸送に加え道路ができたことで、これ以降、JR京都線(吹田操車場)、神崎川、産業道路沿いに工場が建ち始める。
- 1940年(昭和15年)4月1日:三島郡(旧・島下郡を含む)に属する吹田町・千里村・岸部村の1町2村と、豊能郡の豊津村が合併し、大阪府下で7番目に市制を施行し、吹田市が成立。当時は、面積20.45km²、人口63,181人であった。当初の市役所は吹田町役場(竹中氏陣屋建物)がそのまま利用された。
- 1952年(昭和27年):朝鮮戦争に反対する人たちが吹田事件を起こす。
- 1953年(昭和28年):三島郡新田村の下新田と合併。
- 1955年(昭和30年)10月15日:三島郡山田村と合併し、現在の市域となる。
- 1956年(昭和31年):住宅公団の千里山団地が建設。吹田がベッドタウンとなるはしり。
- 1960年(昭和35年):毎日放送千里丘放送センター、完成。
- 1960年代:千里ニュータウンの開発。
- 1962年(昭和37年):千里ニュータウンの入居開始。
- 1963年(昭和38年):京阪神急行電鉄(現・阪急)の千里山駅-新千里山(現・南千里駅)間が開通。大阪学院大学が開学。
- 1965年(昭和40年):大阪中央環状線の開通。
- テンプレート:Anchors1967年(昭和42年)3月1日:阪急千里線が北千里駅まで延伸。北千里駅に日本初の自動改札機が設置される。
- 1969年(昭和44年):大阪市営地下鉄堺筋線と阪急千里線、京都線との相互乗り入れ開始。
- テンプレート:Anchors1970年(昭和45年):日本万国博覧会の開催に合わせて、鉄道道路が整備され、多くが同年に完成している。主なものは以下のとおり(※のちに完成したものも含む)。
- テンプレート:Anchors1970年(昭和45年)3月14日- 9月13日:当地にて日本万国博覧会(通称:大阪万博)が開催される。■右列に画像あり(太陽の塔)。
- 1974年11月:万博記念公園内に国立民族学博物館(■右列に画像あり)が開館。
- 1977年(昭和52年):吹田市藤白台に国立循環器病センター、竣工。8月から診察開始。
- 1978年(昭和53年):毎日放送 放送文化館の開館。
- 1984年(昭和59年)2月1日:吹田操車場が廃止され、吹田信号場となる。
- テンプレート:Anchors平成時代
- 1990年(平成2年)3月:大阪モノレール 南茨木駅-千里中央駅開通。万博記念公園駅、山田駅開業。
- 1993年(平成5年):Jリーグが発足。ガンバ大阪が吹田市をホームタウンとする。
- 1993年:大阪大学医学部附属病院が大阪市から吹田キャンパスに移転する。国立循環器病センター、大阪府立千里救命救急センターなどとあわせて、高度先端医療の集積地となる。
- 1998年(平成10年)6月:大阪モノレール 万博記念公園駅-阪大病院前駅開通。公園東口駅、阪大病院前駅開業。
- 2007年1月30日:吹田操車場跡地にて吹田貨物ターミナル駅(当時は仮称)の起工。
- 2010年3月5日:2018・2022年のサッカーワールドカップへの開催都市への立候補を断念[2]。
行政区域の変遷(市町村制施行以後)
- 1889年(明治22年)4月1日:村制の施行。
- 1896年(明治39年)4月1日:島下郡が島上郡と合併して三島郡となる。豊島郡は能勢郡が合併して豊能郡となる。
- 1908年(明治41年)4月1日:吹田村が町制を施行し、吹田町が成立。
- 1940年(昭和15年)4月1日:三島郡に属する吹田町・千里村・岸部村の1町2村と、豊能郡の豊津村が合併し、大阪府下で7番目に市制を施行して、吹田市となる。
行政
2001年(平成13年)4月1日、「地方分権一括法」によって一定の権限が都道府県から委譲される「特例市」に移行した。
- 市長 :井上哲也
- 衆議院の選挙区は、東隣の摂津市ともに大阪7区になる。1996年の小選挙区制導入以来、2003年の総選挙まで同一の候補が連続して当選しつづけている。いわゆる無風区であったが、2005年の総選挙に風がおこった。
- 国の機関
行政機構
- 市長
- 副市長
- 会計管理者
歴代市長
歴代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
|
川端信治郎 | 1940年(昭和15年)7月2日 | 1942年(昭和17年)9月8日 | 市会選挙1期。 |
<center>2 | 山崎隆義 | 1942年(昭和17年)11月7日 | 1947年(昭和22年) | 官選1期。 |
<center>3 | 岡本太郎 | 1947年(昭和22年)4月6日 | 1951年(昭和26年)4月23日 | 公選1期。 |
<center>4 | 木村熊次郎 | 1951年(昭和26年)4月24日 | 1955年(昭和30年)5月27日 | 公選1期。日本社会党所属。大阪府出身。 |
<center>5 | 山口冨次郎 | 1955年(昭和30年)5月28日 | 1959年(昭和34年)4月30日 | 公選1期。大阪府出身。 |
<center>6 | 村田静夫 | 1959年(昭和34年)5月14日 | 1963年(昭和38年)4月30日 | 公選1期。鹿児島県出身。 |
<center>7 | 1963年(昭和38年)5月14日 | 1967年(昭和42年)4月28日 | 公選2期。 | |
<center>8 | 山本治雄 | 1967年(昭和42年)5月14日 | 1971年(昭和46年)4月25日 | 公選1期。自由民主党・民社党推薦。大阪府出身。 |
<center>9 | 榎原一夫 | 1971年(昭和46年)5月14日 | 1975年(昭和50年) | 公選1期。日本社会党・日本共産党推薦。大阪府出身。 |
<center>10 | 1975年(昭和50年) | 1979年(昭和54年) | 公選2期。日本共産党推薦。 | |
<center>11 | 1979年(昭和54年) | 1983年(昭和58年) | 公選3期。自由民主党・日本社会党・公明党・民主党・日本共産党推薦。 | |
<center>12 | 1983年(昭和58年) | 1987年(昭和62年)4月 | 公選4期。推薦は同上。 | |
<center>13 | 1987年(昭和62年)4月 | 1991年(平成3年)5月13日 | 公選5期。推薦は同上。 | |
<center>14 | 岸田恒夫 | 1991年(平成3年)5月14日 | 1995年(平成7年)5月13日 | 公選1期。日本共産党推薦。 |
<center>15 | 1995年(平成7年)5月14日 | 1999年(平成11年)5月13日 | 公選2期。推薦は同上。 | |
<center>16 | 阪口善雄 | 1999年(平成11年)5月14日 | 2003年(平成15年)5月13日 | 公選1期。無所属。自由民主党・民主党・公明党・社会民主党推薦。 |
<center>17 | 2003年(平成15年)5月14日 | 2007年(平成19年)5月13日 | 公選2期。所属・推薦は同上。 | |
<center>18 | 2007年(平成19年)5月14日 | 2011年(平成23年)5月13日 | 公選3期。所属・推薦は同上。 | |
<center>19 | 井上哲也 | 2011年(平成23年)5月14日 | <center>(現職) | 公選1期。大阪維新の会所属。 |
- テンプレート:Cite web:政治家と選挙結果のデータベース。
市役所出張所
- 千里出張所
- 山田出張所
- 千里丘出張所
財政
長らく国からの財政支援である地方交付税(普通交付税)を受けない、いわゆる不交付団体であったが、平成22年度は交付を受けている。
広域行政
行政機関
警察
現在、吹田市南部の吹田市穂波町13番33号に吹田警察署の庁舎を置く。この吹田警察署の最寄り駅は阪急吹田駅になるが約700mほど離れている。このほか、吹田市内に交番が17箇所、警ら連絡所が5箇所、交通詰所が1箇所ある。
消防
吹田市消防本部(西消防署内に併設)が吹田市全域をカバーする。
吹田市内の消防署は以下の通り。
- 南消防署
- 南正雀出張所
- 北消防署
- 西消防署
- 千里出張所
- 東消防署
- 岸部出張所
市議会
定数は36人、現員は35人。2014年4月17日時点での会派構成は以下の通り。
会派名 | 議席数 | 所属党派 |
---|---|---|
日本共産党吹田市議会議員団 | 8 | 日本共産党8名 |
公明党吹田市議会議員団 | 7 | 公明党7名 |
自由民主党絆の会 | 5 | 自由民主党4名 維新政党・新風1名 |
吹田翔の会 | 4 | 民主党3名 無所属(連合大阪推薦[3])1名 |
吹田新選会 | 3 | 吹田新選会3名 |
民主市民連合吹田市議会議員団 | 2 | 民主党1名 無所属(連合大阪推薦[3])1名 |
すいた市民自治 | 2 | 無所属2名 |
吹田いきいき市民ネットワーク | 1 | 吹田いきいき市民ネットワーク1名 |
みんなの党吹田 | 1 | みんなの党1名 |
すいた市民クラブ | 1 | 無所属1名 |
無所属クラブ | 1 | 無所属1名 |
経済
産業
特産品
- 吹田クワイ(吹田慈姑) : 野菜の在来品種であり「なにわ野菜」のひとつ。かつては天皇家にも献上されていた。現在は保存会によって守られているが、生産量はわずかしかない。森鴎外の小説『伊沢蘭軒』では、以下のように採りあげられている。
- タケノコ : 千里丘陵はもともと竹林だったため、良質のタケノコが採れる。
- アサヒスタウト : アサヒビールが吹田工場だけで製造しているビールの銘柄。
- 生一丁 : アサヒビールが吹田工場だけで製造していたビールの銘柄。現在は生産されていない。
主な産業
産業別人口、販売額を見ても、第3次産業、商業の比重が非常に高いのが吹田市の産業の特徴になっている。大正から昭和にかけて、「ビールと操車場の町」といわれていた時もあった。アサヒビールのビール工場は現存するが、1984年(昭和59年)2月に東洋一の規模を誇った吹田操車場は廃止された。
- 産業人口
- 産業別の就業人口比率
- 1次産業 0.1%
- 2次産業 21.8%
- 3次産業 76.0%
- 産業別の就業人口比率
- 事業所数:11783所。従業員数:143,306人。2001年10月1日。
- 工業事業所数:217所。製造品出荷額:264,265百万円。2003年12月31日。
- 商業事業所数:3479所。年間商品販売額:1,805,145百万円。2002年6月1日。
- 農家数:276戸。経営耕作面積:9,587ha。2000年2月1日。
本社があるおもな企業
JR京都線沿線から安威川、神崎川沿岸に阪神工業地帯の一部をなす工場群が集中する。また、昭和40年代に区画整理された江坂駅周辺は、大阪市の副都心の様相をなし、多数の会社が本社機能を置いている。
JR京都線から神崎川沿い
- 大幸薬品 ラッパのマークの正露丸で知られる。2014年3月、本社機能を大阪市西区に移転、登記上の本店のみ存続
- マロニー 鍋料理に使う麺「マロニー」の製造・販売
- オッペン化粧品 化粧品製造・販売メーカー
- 千日総本社 厚焼き卵など食品メーカー
- NEOMAXマテリアル 金属電子材の製造・販売
- 小松ライト製作所 電子部品メーカー
- 昭和化工 化成品メーカー
このほか、アサヒビール、山崎製パン、大日本住友製薬、ダスキン、日本触媒、オリエンタル酵母工業、日本製紙パピリア、北越紀州製紙、NEOMAXなどの工場がある。
江坂周辺
- ダスキン 清掃用品のレンタルサービス業。ダスキンが運営しているミスタードーナツ事業の本部もある。
- エースコック インスタントラーメン
- BHA ソフトウェア会社 CD/DVD書き込みソフト「B's Recorder GOLD」など
- あきんどスシロー 回転寿司チェーン
- どん ステーキ中心のファミリーレストラン 旧「フォルクス」時代はダイエーグループの企業で本社が豊津にあった。2005年2月、関東で「ステーキのどん」などを経営する旧どんの子会社になり、2006(平成18)年3月1日、両社合併 株式会社フォルクスを存続企業とし、社名を「株式会社どん」に変更
- SNKプレイモア ゲームメーカー
- なか卯 ゼンショーグループの企業。丼、うどんをメイン商品とする外食チェーンストア
- グルメシティ近畿 ダイエーグループの企業。食品スーパー、旧「サカエ」
- ビケンテクノ ビルメンテナンス 東証二部上場
- キング アパレル 東証一部上場(大阪店)
- エフアンドエム アウトソーシング ジャスダック上場
- トマトアンドアソシエイツ ファミリーレストラン(登記上本店も2006年に京都府舞鶴市から移転)
- メディカ出版 医療系分野を専門とする出版社
- 淀川ヒューテック フッ素樹脂メーカー
- ライフフーズ 和食レストランチェーンを運営している企業
- 音通
- 三精テクノロジーズ
- フットワークエクスプレス
かつてはダイエー、アシックス、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(TSUTAYA)、ローソン、キリン堂がこの地区に本社を構えていた。
このほか桃屋、キユーピー、エドウイン、湖池屋の大阪支店・大阪(関西または近畿)営業所の拠点が江坂周辺に存在する。(これ以外にも多くの企業が吹田市内に関西地区の営業拠点を設けている。例えば太田胃散など。)。
放送
- 吹田ケーブルテレビジョン (SUTV) :ケーブルウエスト株式会社傘下。
- 千里ニュータウンFM放送 (83.7MHz 10W) :本社は豊中市であるが、送信所は吹田市桃山台にある。
- 毎日放送千里丘ミリカセンター
- 毎日放送の放送施設で、かつて同社の関連会社が運営していた「ミリカプール」跡地に建てられた。テレビ・ラジオの中継車車庫と過去に放送された番組の映像・音源などのライブラリ、ラジオの送信予備設備などがある。また、当地の近くには毎日放送千里丘放送センターが所在し、1961年から1990年まで本社としての機能を持っていたが、2007年に閉鎖されたのち、2008年5月までに解体された。他の施設には毎日放送が経営するゴルフ練習場がある。かつては温泉「千里の湯」やプール「ミリカプール」(冬期はスケートリンク)などもあった。サクラの名所だが、敷地の一部が売却され大規模マンションを中心とした再開発が予定されている。
鉄道
JR吹田駅は市の主要駅であるが、JR京都線(東海道本線)の新快速・快速とも停車しない。吹田市内にはJR、阪急などを含め13の駅があるが、すべて各駅停車しか停車しない。30万人以上の市で定期運転は全ての駅において各駅停車しか停車しないのは吹田市の他に、川口市、豊田市、那覇市がある。
かつて東洋一を誇った吹田操車場の廃止後も、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)ほか各社の車両基地などの現業機関があり、吹田市は鉄道の町という一面がある。また近年、大阪駅北側の再開発に伴い梅田貨物駅の機能の一部が操車場跡に移転し、吹田貨物ターミナル駅として開業した。
主な鉄道施設は以下の通り。
- JR西日本 吹田総合車両所
- JR西日本 社員研修センター・鉄道安全考動館
- JR貨物 吹田貨物ターミナル駅
- JR貨物 吹田機関区
- JR貨物 研修所
- 大阪市営地下鉄 東吹田検車場(堺筋線の車庫、検車場)
- 大阪高速鉄道(大阪モノレール) モノレール車両基地 - 万博記念公園付近に所在。
- 北大阪急行電鉄 桃山台車庫 - 桃山台駅の南西に所在。
- 市内の旅客駅
隣接地域にも複数の駅があり、市域が駅勢圏に含まれる場合がある。
- JR西日本 JR京都線(東海道本線):吹田駅、岸辺駅
- 阪急電鉄 千里線:吹田駅(JR駅とは別の場所)、豊津駅、関大前駅、千里山駅、南千里駅、山田駅、北千里駅
- 大阪市営地下鉄 御堂筋線:江坂駅
- 北大阪急行電鉄 南北線:江坂駅(大阪市営地下鉄御堂筋線と共用)、桃山台駅
- 大阪高速鉄道 大阪モノレール線:万博記念公園駅、山田駅
- 大阪高速鉄道 国際文化公園都市線(彩都線):公園東口駅
路線バス
- 阪急バス:市内全域に路線網がある。穂波町に吹田営業所、津雲台に千里営業所を設置。
- 京阪バス:守口市から大阪市内経由でJR吹田までの路線がある。
- 近鉄バス:万博公園・大阪大学本部方面へ茨木市内からの路線がある。
商業
テンプレート:独自研究 吹田市内の商業地域としては、大正時代から駅前に自然発生的にできた商店街や、千里ニュータウンの計画的なショッピングセンターがある。さらに、各沿線の各駅ごとや、大規模な店舗を中心としたものなど、各地がバラバラに発達していて吹田市の核となるような場所はない。また、大阪市(梅田など)に近すぎたため、近郊の茨木市や高槻市のように独自の大型商業拠点が発達しにくい面がある。なお、千里ニュータウンには核になる千里中央駅周辺の商業施設があるが、場所が豊中市になる。
- JR京都線沿線
- 吹田駅
旭通商店街など、大正時代に駅が現在の位置に移転してから発達した商店街がある。駅ビルを含む吹田さんくすは、1979年(昭和54年)10月に再開発されたもの。吹田さんくすの中核店はダイエーになる。周辺の商店街には、「旭通商店街」、「新旭町通商店街」、「錦通り商店街」、「栄通り商店街」、「中通り商店街」、「本通り商店街」、「千日通商店街」、「新旭町通食品街」、「片山商店街」がある。駅北側も遅れて再開発されたが北摂地域で最も高いビル「メロード吹田」は、ほとんどが住宅であるなど商業施設はあまりない。駅北側では、昔からの商店街「片山商店街」の方が活気がある。 - 岸辺駅 以前は駅前の商店はまばらで、大阪学院大学に伴う学生街もあまり発達しておらず、近くの阪急正雀駅の摂津市側の商店街を利用する人が多かった。しかし、現在では、駅前の工場跡地が再開発され、平和堂を中核に、薬局、レストラン、カラオケ、さらには温浴施設も建設され、活気づいている。
- 千里丘駅 駅は摂津市にあるが、吹田市からも徒歩圏内にあり、吹田市側にも商業施設が広がっている。また、駅からは1キロほど離れているが大規模店舗の「イズミヤショッピングセンター千里丘店」を中心に商店が集まっている。
- 吹田駅
- 阪急京都線沿線
- 阪急千里線沿線
- 阪急吹田駅 東のJR吹田駅から続く商店街が、南の吹田簡易裁判所方向へもひろがる。また、駅の西側の内環状線沿いに「ライフ」「エディオン」「吹田郵便局」など。また吹田駅~千里山駅の間は関西大学の学生が多数下宿しており、活気がある。
- 豊津駅 西の江坂方向へ商店街が続く。駅前から西へ「ハース」「業務用食品館」「シンコー」。2004年、駅東側に「ライフ」が出店。スーパーマーケットが多い。
- 関大前駅 学生街特有の商店が並び居酒屋も多くある。モスバーガー、なか卯、松屋など競合店がひしめく激戦区でもある。駅北側にはボウリング場がある。関西大学に通う学生で混み合い、昼間は通りが人で埋まってしまい、車が通るのは困難である。
- 千里山駅 大正時代に千里山駅ができてから、民間での開発が始まったニュータウンで商店街がある。「阪急千里山マーケット」「ピーコック千里山店」も。
- 南千里駅 千里ニュータウンの吹田市内南側地域の中心。駅の商業施設には、「阪急オアシス」があり、南に少し離れて「イオン」「エディオン」がある。
- 山田駅 再開発でユニクロやトイザらスなどのはいる商業ビル「Dew 阪急 山田」ができた。
- 北千里駅 千里ニュータウンの吹田市内北側地域の中心。駅ビルの商業施設「Dios」に「イオン」「ピーコック」など。
- 御堂筋線、北大阪急行沿線
一方、店舗面積が1,000平方メートル以上のいわゆる大規模店舗は、吹田市内に42店舗(2004年度)。その内訳は、スーパー17店、小売市場3店、専門店12店、ホームセンター4店、その他6店になる。特に店舗面積が1万平方メートルを超える店舗が4つ、そのうち最大の1店舗は2万平方メートルを超える。
吹田市内の商業地の地価(ベスト5)-都市計画法に基づく商業地の指定場所のみ。
- 豊津町(江坂駅の西)1,160,000円
- 江坂町(江坂駅の東)845,000円
- 垂水町(江坂公園の西 412,000円
- 朝日町(JR吹田駅周辺) 405,000円
- 津雲台(南千里駅前) 400,000円
いずれも2008年度の公示地価から、一平方メートルあたりの価格。
卸売業
吹田市内の卸売業の売り上げは、吹田市内の小売り業の5倍以上あり、大阪のベッドタウンである北摂の市の中では比較的多い。しかし、1991年あたりをピークに年間の販売額は減少を続けている。吹田市内での卸売り額が多い分野は、電気機械器具や、食料・飲料といったものになっている。
2002年の吹田市内商業の年間販売額(万円)
- 卸売業 : 152,030,044
- 小売業 : 28,484,409
- 合計 : 180,514,453
吹田市内の卸売業の推移(万円)
- 1988年 151,244,837
- 1991年 234,103,788
- 1994年 194,126,068
- 1997年 187,661,725
- 2002年 152,030,044
金融機関
日本郵政グループ
- 日本郵便
- ゆうちょ銀行
- 吹田店(大阪支店吹田出張所:穂波町/吹田郵便局と併設)(ATMはホリデーサービス実施)
- 2012年12月現在、吹田市内には各郵便局など合わせて45箇所にATMが設置されており、大阪支店国立循環器病センター内出張所(藤代台)を除く44箇所のATMでホリデーサービスが実施されている。
※吹田市内の郵便番号は、北部地域(おおむね名神高速道路以北の地域)が565-08xx(吹田千里郵便局が集配を担当)、南部地域(おおむね名神高速道路以南の地域)が564-00xx(吹田郵便局が集配を担当)である。
姉妹都市・提携都市
日本国内
- 2005年(平成17年)8月29日にフレンドシップ協定に調印。
- 市立少年自然の家が高島郡今津町にあることから交流が始まる。2005年(平成17年)9月1日にフレンドシップ協定を結ぶ。2005年1月1日、交流先の今津町は高島町、マキノ町、朽木村、安曇川町、新旭町と合併し、高島市となった。
- 2008年(平成20年)11月12日にフレンドシップ協定に調印。
日本国外
- 1982年7月20日、友好都市提携。
- 1989年3月9日、友好都市提携。
地域
人口
- 人口と世帯数の推移
- 1960年に12万人程度であった人口が、千里ニュータウンの開発で急増し、1980年には32万人となっている。その後、人口が減少に転じた時期もあるが、世帯数だけは増え続けている。平成22年国勢調査よる前回調査からの人口増減をみると、0.48%増の35万5567人であり、増減率は府下43市町村中16位、72行政区域中32位である。
年月日 | 人口 | 世帯数 |
---|---|---|
1940/9/1 | 66,094 | 14,326 |
1945/9/1 | 64,703 | 14,587 |
1950/9/1 | 78,415 | 17,415 |
1955/9/1 | 97,887 | 21,234 |
1960/9/1 | 120,203 | 27,491 |
1965/9/1 | 197,272 | 53,472 |
1970/9/1 | 257,590 | 83,174 |
1975/9/1 | 296,090 | 100,465 |
1980/9/1 | 326,968 | 111,345 |
1985/9/1 | 345,646 | 121,526 |
1993/3/31 | 338,425 | 136,186 |
2000/3/31 | 339,596 | 137,778 |
2001/3/31 | 341,366 | 139,676 |
2002/3/31 | 342,112 | 141,011 |
2003/3/31 | 343,903 | 143,238 |
2004/3/31 | 345,456 | 144,915 |
2005/3/31 | 345,501 | 145,987 |
- 年齢(歳)別人口比
- 0-14 14.8%
- 15-64 70.1%
- 65以上 15.1%
大阪市のベッドタウンで、大阪市へ通勤している就業依存率37.2%は、大阪府下で最も高い。平成12年の夜間人口は34万7400人。昼間人口は34万5909人で、昼夜間人口比率99.6%である。そのうち、大阪市への昼間流出人口は6万5883人。ただし、大阪市からの2万3951人の昼間人口の流入もある。
人口の流入では、テンプレート:要出典範囲。
医療施設
医療圏は三島ではなく豊能二次医療圏に含まれる。
- 三次救急医療施設
- 大阪大学医学部附属病院高度救命救急センター
- 済生会千里救命救急センター
- その他公設病院など
- 吹田市立吹田市民病院
- 吹田市立岸部診療所
- 吹田市立休日急病診療所
- 大阪府済生会吹田病院
- 大阪府済生会千里病院
- 大阪市立弘済院附属病院
- 大阪府 吹田保健所
- 吹田市 保健センター
- 吹田市 保健センター南千里分館
- 大阪大学歯学部附属病院
教育
吹田市内の小学校、中学校、高等学校の在校生の合計よりも、吹田市内の大学の在校生の方が多い。 2004年の生徒数
- 小学校 20,122人
- 中学校 9,612人
- 高等学校 7,391人
- 短期大学 647人
- 大学+大学院 41,857 + 5,935 = 47,792人
- 専修学校+各種学校 2,347 + 752 = 3,099人
少子化の影響などで生徒数が減少している。特に千里ニュータウンでは減少が大きく、当地区の小学校が2003年に統廃合され、市立小学校が37校から36校になった。ここ5年間では、吹田市全体では小学校の生徒数は微増しているが、中学校では依然として減り続けている。なお、市内には34(公立16、私立18)の幼稚園があり、園児数は微増していることから、全体としての減少にようやく歯止めがかかりつつある。
小学校
- 大阪市立
- 大阪市立弘済中学校と併設し、施設の多くも重複している。弘済中学校と同じく、吹田市古江台の大阪市立弘済院の敷地内にある児童福祉施設「弘済みらい園」および情緒障害児短期治療施設「弘済のぞみ園」(旧・大阪市立弘済院児童ホーム、2006年度から指定管理者「社会福祉法人みおつくし福祉会」に運営を移管)の児童が通う。
中学校
高等学校
公立
- 大阪府立吹田高等学校 ※同校の定時制課程については、2008年3月をもって閉課程となった。
- 大阪府立千里高等学校
- 大阪府立吹田東高等学校
- 大阪府立北千里高等学校
- 大阪府立山田高等学校
私立
- 関西大学第一高等学校 ※中高併設。
- 金蘭千里高等学校 ※中高併設。
- 大阪学院大学高等学校
特別支援学校
大学、短期大学等
大学
大学院大学
短期大学
- 大阪学院短期大学
- 千里金蘭大学短期大学部
専修学校・各種教室
- 大阪大学歯学部附属歯科技工士学校
- 大阪府立千里看護専門学校
- 大阪アニメーションカレッジ専門学校
- キャットミュージックカレッジ専門学校
- 日本眼鏡技術専門学校
- 明治東洋医学院専門学校
- 彩都IMI大学院スクール
- 代々木ゼミナール大阪造形専門学校
- 劇団ひまわり大阪 俳優養成所
- オッペン・エステティックアカデミー
社会教育・文化施設・体育施設
ホール
- 吹田市文化会館「メイシアター」
- 吹田市立勤労者会館
- 吹田市民会館(2012年9月末閉館)
- 吹田さんくすホール : JR吹田駅ビル内に設置している。
- ESAKA MUSE
- シアターぷらっつ江坂 : 劇団ひまわり大阪内の劇場。劇団以外の公演も行われる。
図書館
市が運営する図書館(吹田市立図書館)は以下の7館2分室と移動図書館「自動車文庫」が運営[4]され、インターネットを利用した蔵書検索と貸出予約も行っている。
- 中央図書館 : 吹田市内でもっとも古い図書館。片山公園内。
- 千里図書館 : 千里市民センター内
- さんくす図書館 : AV資料の貸出あり。JR吹田駅の駅ビル「吹田さんくす」内。
- 江坂図書館 : AV資料の貸出あり。江坂公園内。
- ちさと(千里山・佐井寺)図書館 : AV資料 (DVD) の貸出あり。
- 山田駅前図書館
- 千里丘図書館
- 山田分室
- 北千里分室
- 自動車文庫 : バスによる移動図書館。市内24箇所を巡回している。
その他の機関が運営する図書館
- 大阪学院大学図書館 : 吹田市民に限定的に公開している。
- 大阪大学 生命科学図書館
- 大阪大学附属図書館 吹田分館
- 関西大学図書館
- 国立民族学博物館図書室 : 文化人類学・民族学の資料が中心で、外部向けに館外貸出も実施している。
- 彩都メディア図書館 : 写真・映像・美術・デザイン・音楽の資料館、図書館。特定非営利活動法人が運営。万博記念公園内。
- 千里アーカイブスステーション : 映像、教材コンテンツのデジタルアーカイブセンター。NPO法人 デジタル・サイエンス & カルチャー・ミュージアムが運営している。
博物館・美術館・史料館
- 国立民族学博物館
- 大阪日本民芸館
- 吹田市立博物館
- 関西大学博物館 関西大学千里山キャンパス内
- 彫刻の美術館 スキュルチュール江坂 : アメニティ江坂内にある近・現代彫刻を集めた美術館。
- アサヒビール吹田工場 : 建設当時の煉瓦の壁が保存されている。資料室あり。
- 吹田市立千里市民センター : プラネタリウムがある。
公民館
- 市民センター : 行政手続きの窓口および、小ホール、楽器の練習所、工作室などが入居している。
- 千里市民センター
- 岸部市民センター
- 豊一市民センター
- 千里丘市民センター
- 山田ふれあい文化センター
- 地区市民ホール-千里ニュータウンの地区ごとにある集会所。
- 津雲台市民ホール
- 高野台市民ホール
- 佐竹台市民ホール
- 桃山台市民ホール
- 青山台市民ホール
- 藤白台市民ホール
- 古江台市民ホール
- 竹見台市民ホール
- コミュニティーセンター
- 内本町コミュニティーセンター コミュニティプラザ
- 亥の子谷コミュニティーセンター コミュニティプラザ
- 中央公民館-市民会館内
- 地区公民館-基本的に小学校区ごとにある公民館。料理室もあり、地域密着型の市民教室などが行われる。
- 吹一地区公民館
- 吹二地区公民館
- 吹三地区公民館
- 吹田東地区公民館
- 吹六地区公民館
- 南吹田地区公民館
- 豊一地区公民館
- 豊二地区公民館
- 江坂大池地区公民館
- 山手地区公民館
- 片山地区公民館
- 佐井寺地区公民館
- 東佐井寺地区公民館
- 千一地区公民館
- 千二地区公民館
- 千三地区公民館
- 千里新田地区公民館
- 岸一地区公民館
- 岸二地区公民館
- 南千里地区公民館
- 北千里地区公民館
- 山一地区公民館
- 山二地区公民館
- 山三地区公民館
- 山五地区公民館
- 西山田地区公民館
- 北山田地区公民館
- 南山田地区公民館
- 東山田地区公民館
- 男女共同参画センター(デュオ) 集会所、研修所、調理室、図書室など
- 交流活動館
- 南正雀会館
- 吹田勤労者会館 ホールと、屋内プールなど
- 少年自然の家 (滋賀県高島市今津町に設置)
体育施設
万博記念公園と、その周辺に多数の体育施設が集中する。それ以外にも、吹田市営や民営の体育施設が市内に点在している。一般に使うことはできないが、社会人スポーツで数々の実績がある日本生命硬式野球部の千里山グラウンド(都市対抗野球予選等で使用)や日本生命卓球部の練習場も吹田市内にある。
吹田市では、市立の小中学校の校庭と体育館の開放が行われている。土日が中心だが、校庭に照明設備を整備し平日のナイター開放を行っているところもある。
万博記念公園
ガンバ大阪のホームグラウンドである万博記念競技場のほか、野球場など。 ※詳細は、万博記念公園のスポーツ施設を参照。
万博記念公園以外の体育施設
- グラウンド、運動場など屋外施設
吹田市にある主なスポーツ団体
- ガンバ大阪(サッカー)
- 吹田市民レスリング教室 : 押立吉男が設立したアマチュアレスリングクラブ。少年少女の全国レスリング大会で最多の18回の団体優勝を誇る。世界チャンピオンの坂本涼子、正田絢子を輩出した。
- 吹田マーヴィーズ : アメリカンフットボール
交通
鉄道
テンプレート:要出典範囲である。
以下のうち、阪急千里線・京都線と大阪市営地下鉄堺筋線、および北大阪急行南北線と地下鉄御堂筋線は、それぞれ相互乗り入れを行っている。 テンプレート:Anchors
路線バス
テンプレート:Anchors 阪急バスが、市内、市外の鉄道駅とを結ぶネットワークを形成している。このほか、京阪バスがJR吹田駅に乗り入れ、近鉄バスが大阪大学などへ乗り入れている。
また、2006年12月1日から千里丘地区で吹田市コミュニティバス「すいすいバス」が運行されている。以前は吹田市が独自に、60歳以上の高齢者、障害者、妊産婦を対象に、3系統の福祉巡回バス(きぼう号)を運用していた。(福祉巡回バスの利用は無料だが、事前に市役所で利用証を交付してもらう必要があった)
首都圏、信州、北陸、山陰方面などへの高速バスの「千里ニュータウン」停留所が桃山台駅の近くにある。
道路
吹田市の高速道路は全線が西日本高速道路の管理、国道や府道は全線が大阪府茨木土木事務所である。
高速道路
- 名神高速道路 吹田ジャンクション、吹田インターチェンジ、吹田サービスエリア
- 中国自動車道 吹田ジャンクション、中国吹田インターチェンジ
- 近畿自動車道 吹田ジャンクション
一般国道
主要地方道
一般府道
- 大阪府道119号箕面摂津線
- 大阪府道120号山田上小野原線
- 大阪府道121号吹田箕面線
- 大阪府道129号南千里茨木停車場線
- 大阪府道134号熊野大阪線
- 大阪府道135号豊中摂津線
- 大阪府道145号豊中吹田線
- 大阪府道150号吹田停車場線
- 大阪府道151号相川停車場線
空港
隣接する豊中市には大阪国際空港が存在し、吹田市も空港地元自治体の連合の大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)の一員である。
大阪国際空港へは阪急山田駅乗り換え、または北大阪急行を利用して千里中央駅乗り換えモノレール大阪空港駅まで。所要時間は乗車駅にもよるが、15分から30分程度である。一方、大阪府南部にある関西国際空港までの所要時間は1時間以上必要となる。
広範囲な連絡
桃山台駅付近に「千里ニュータウン高速バス停留所」が設置されており、以下の事業者により高速バスが運行されている。
新幹線の新大阪駅へは、JR京都線または北大阪急行・地下鉄御堂筋線が直接乗り入れており、乗り換えなしで所要時間は10数分程度である。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 垂水神社(たるみじんじゃ):吹田市垂水町1-24-6に所在。豊津駅から西へ徒歩10分。難波宮まで水を送った、また、『万葉集』にも歌われる滝があったが、今はわずかな流れの修行用の落水があるのみである。志貴皇子の歌碑がある。
- 泉殿宮(いづどのぐう):所在地:阪急吹田駅近くに所在。貞観(じょうがん)11年(869年)、当地域が飢饉に襲われたときに泉がわき出した所が、神社になった。すぐ東隣がアサヒビールの創業地。アサヒビールは、この泉殿宮の泉(地下水)がビール造りに最適なためこの地を選んだ。しかし、千里丘陵など周辺の開発に伴い、泉殿宮の泉は枯れてしまった。■右列に画像あり。
- 神楽獅子 - 泉殿宮に伝わる泉がわき出したのを喜ぶ神楽。
- 四ヶ竹踊り - 泉殿宮に伝わる踊り。
- 旧大庄屋屋敷「中西邸」:吹田市岸部中 JR岸辺駅の北 主屋や長屋門、勘定部屋、土蔵など7棟が国の登録有形文化財。2007年に主な部分が吹田市に寄贈された。■右列に画像あり。
- ダスキン誠心館 ダスキンの研修所 庄屋屋敷を利用。
- 浜屋敷
- 吹田渡(すいたのわたし)跡:(安威川の上高浜橋付近)-江戸時代の渡し船場。■右列に画像あり。
- 「ひとわたし をくれて月に追つかれ 風もりんりん 虫もりんりん」摂津名所図会(せっつめいしょずえ)
- 吹田城
- 血の池(泪の池)
- 旧亀岡街道、吹田街道、西国街道
- ちさと(千里山・佐井寺)図書館:千里第2小学校の木造校舎を模した図書館。吹田市内に残った最後の木造校舎であった。
- 権六おどり:吹田市の旧山田村に伝わる踊り。万国博覧会でも披露された。
- 吹田産業フェア:5月。
- 吹田まつり:7月後半から7月末にかけて、吹田市内各所で行われる。神崎川では、ドラゴンボートレースが行われる。
- 千里の竹あかり:秋に数千本の竹筒にろうそくをともす。
ゆかりのある著名人
出身著名人
政治
文化・芸術
- 秋田道夫(プロダクトデザイナー)
- 桑田二郎(漫画家) 8マン(エイトマン)、月光仮面の漫画版など
- 高村薫 (小説家)
- 濱坂幸代(アーティスト・和紙照明)
- 林田賢太 (映画監督)
- 細見彰 (化学者)
- 米沢冨美子(物理学者)
- 桑田義備(植物学者)
- 宇佐美圭司 (画家)
- 宮内孝之(華道家)
- 伊与原新(推理作家、大学教員)
- 榎原猛(憲法学者)
音楽家
- aiko(ミュージシャン)
- 麻生よう子(元歌手)
- AFRA(ミュージシャン)
- UA(シンガー)
- 川中美幸(歌手)
- 貴志康一(音楽家) 生家は、旧仙洞御料庄屋の西尾家
- 岸倫仔(ヴァイオリニスト)
- 神英彰(ダンサー・振り付け師・ミュージシャン)
- 豊田和貴(SOPHIA・ミュージシャン)
- CICO(BENNIE K・ミュージシャン)
- 長坂憲道 (ミュージシャン、アコーディオン奏者)
- 葉加瀬太郎(バイオリニスト)
- 舞衣子(MAIKO)(ZONE・MARIA・ミュージシャン)
- 村上てつや(ゴスペラーズ・ミュージシャン)
- 高井淳(ベーシスト・ミュージシャン)
- 泉川秀文(尺八奏者・ミュージシャン)
- 白間美瑠(NMB48)
俳優・タレント
- 池山心(漫才師・しましまんず)
- 石橋保(男優)
- 大木こだま(大木こだま・ひびき・漫才師)
- 小沢真珠(女優)
- 3代目桂春蝶(落語家)
- 神奈美帆(宝塚歌劇団 トップ娘役)
- 京本政樹(男優 吹田出身の高槻育ち)
- 後藤淳平(ジャルジャル)
- 新名徹郎(ダ・ヴィンチ(お笑いコンビ))
- 酒井一圭(男優)
- 笹木綾子(声優・ナレーター・舞台女優)
- 島田珠代(喜劇女優、お笑い芸人)
- 杉本ゆう(声優)
- 田村裕(麒麟・タレント)
- 鉄野正豊(声優)
- 友池中林(漫才師)
- 平岩紙(女優)
- 矢部浩之(ナインティナイン・お笑い芸人)
- 矢部美幸(元芸人、実業家、矢部浩之の兄)
- 理多(声優・ミュージシャン)
- 斉藤雪乃(タレント)
- 徳永えり(女優)
- 押川唯香(タレント)
- 恋羽みう(舞台女優)
- 妃海風(舞台女優)
- 正木佐和(女優)
- 南出一葉 (元お笑いタレント)
- 三浦健嗣(スピードグループ)
- 植野行雄(デニス・お笑いコンビ)
放送業界
- 関岡香(毎日放送アナウンサー)
- 村西利恵(関西テレビ放送アナウンサー)
- 奥田麻衣(アナウンサー)
- 澤田隆治(ディレクター)
- 高橋大作(朝日放送アナウンサー)
- 寺谷一紀(フリーアナウンサー、元NHKアナウンサー)
- 羽谷直子(元朝日放送アナウンサー)
- 中久木大力(三重テレビ放送アナウンサー)
スポーツ
- 大谷佐知子(バレーボール)
- T-岡田(岡田貴弘)(プロ野球選手・オリックス・バファローズ)
- 太田晴奈(女子柔道家)
- 小河真子(女子プロレスラー)
- 海本慶治(元サッカー選手・大宮アルディージャコーチ)
- 海本幸治郎(元サッカー選手・東京ヴェルディ)
- 片山梨絵 (自転車競技、マウンテンバイク)
- 岸田護(プロ野球選手・オリックス・バファローズ)
- 小嶋達也 (プロ野球選手・阪神タイガース投手)
- 佐竹雅昭(格闘家)
- 沢木啓祐(陸上)
- 清水盛三(バスプロ)
- 正田絢子(アマチュアレスリング・世界チャンピオン)
- 竹内公輔(バスケットボール)日本代表
- 竹内譲次(バスケットボール)日本代表
- 立浪和義(元プロ野球選手・中日ドラゴンズ)
- 野村博司(サッカー選手・SAGAWA SHIGA FC)
- 原田大輔(プロレスラー)
- 日野優(サッカー選手・バンディオンセ加古川)
- 松の音(関取。江戸時代の大坂相撲の大関)
- 南出仁寛(プロゴルファー、タレント)
- 南久雄 (プロボクサー)
- 宮本慎也 (元プロ野球選手・東京ヤクルトスワローズ)
- 松井一之 (元高野連副会長)戦後の高校野球の復活に貢献。
- 松井繁(競艇選手)
- 安田晃大(サッカー選手・ガイナーレ鳥取)
- 安田理大(サッカー選手・サガン鳥栖)
- 吉田宗弘(元サッカー選手。2005年Jリーグベストイレブン)
- 宮尾信次郎(リングアナウンサー)
吹田市に縁ある著名人
脚注
関連項目
外部リンク
- 吹田市(公式サイト)
- 吹田市観光web
- 吹田にぎわい観光協会