長坂憲道

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長坂憲道(ながさかのりみち、1969年8月29日 - )は、音楽家アコーディオン奏者・公立高等学校音楽科非常勤講師。1993年大阪芸術大学芸術学部音楽学科音楽工学専攻を卒業。大阪府在住。

来歴

主な活動

アルバム、コンテンツ

  • 今までに発表したアルバム「太陽とアコーディオン」や「温暖湿潤アコーディオン」は、よくある民族音楽系やトラディショナルなアコーディオン音楽とは一線を画し、オリジナリティ溢れる楽曲・アレンジと長坂特有のリズミカルでポップなアコーディオン奏法が注目され、NHKをはじめ、全国的にテレビ、ラジオ番組のテーマ曲やBGMとして耳にする機会が非常に多い。
  • 2004年にはサードアルバムとなる「クリスマスに聴くアコーディオン」を、そして2006年にはローランド社の電子アコーディオン"V-Accordion"を積極的に取り入れた最新作「VIVID ACCORDION」発表。これら全てのアルバムでは長坂自身がアコーディオン以外の全ての楽器も演奏している場合がほとんどである。

作曲家、編曲家として

  • コンポーザーやアレンジャーとしての手腕は「クリスマスに聴くアコーディオン」収録の「サンタクロースがやってくる~ジングルベル」や「VIVID ACCORDION」収録の「東風(トンプー)」のカヴァー曲では、絶妙なコード・プログレッションと、ラテンの薫りがするリズム・アレンジは特筆すべきもの。
  • オリジナル作品では今までにない唯一無二のアコーディオンプレイスタイルを追求しながらも、決してマニアックになりすぎずポップで聞き易いインストゥルメンタル曲に終始している。
  • コンサートにおける長坂本人のMCの中でも「曲のタイトルは本当はつけたくないところだけど、それではわかり難いので、できるだけ日本語で」と身近なイメージ作りを大切にしている。

電子アコーディオン・V-Accordion奏者として

  • 2005年よりV-Accordionのデモンストレーターを担当、日本各地を飛び回っての積極的な演奏活動は今までに増して一層盛んになっている模様。
  • ローランド社のV-Accordionを用いたデモンストレーションでは、さまざまな音色を使い分けながらカヴァー曲を中心に演奏している。その中でもスティーヴィー・ワンダーの”I wish”は必見必聴もの。
  • ローランド社の電子パーカッション"HAND SONIC"のDVDにてゴダイゴトミー・スナイダーとの共演でも有名。
  • 2006年9月20日にはNHK総合テレビ「おはよう日本」で電子楽器を紹介するコーナーや、2007年7月28日にテレビ東京系で放送された第30回隅田川花火大会の生中継にて電子アコーディオン奏者として、大沢あかね大橋未歩安田美沙子山本梓と共に出演している。
  • V-Accordionの最新パンフレットをはじめ、リットーミュージック刊の雑誌広告ほか音楽雑誌や新聞広告に載っているアコーディオンを演奏する男性のショットは長坂である。
  • 2007年以降、毎年横浜、神戸、名古屋で催されているcoba主催の”Bellows Lovers Night”では、「V-Accordionをこれほど上手に使いこなしてるプレイヤーは世界中探しても他にはいない」と、coba直々の絶賛を受けている。
  • ローランド社のWeb TV"Roland Monthly Pickup"では長坂憲道の名を冠した「V-Accordion講座」にナビゲーターとしてレギュラー出演中。ここではボタン式V-Accordionの演奏も披露している。
  • V-Accordion FR-2を発表した2007年の楽器フェアでは、ドラムパッド機能を絶妙に駆使したパフォーマンスを披露。もはや長坂のみが使いこなせる機能であるように思えるが、V-Accordion製品開発において長坂の意見が反映されていることも垣間見られる。
  • 2008年横浜で開催された楽器フェアではローランド社の電子ドラム"V-Drums"の演奏も披露。以後、ローランド社のイベントでは"V-Drums"を叩くシーンも見られる。
  • 2008年にイタリア・ローマで開催された第2回V-Accordionフェスティバル世界大会にて、VTR撮影シーンがアルバム"Venturo Accordion"のライナー写真にも掲載されている。
  • 2008年ローランドRMS音楽教室梅田センターにて日本初となるV-Accordion科を開講、長坂直々のレッスンを受講することが可能である。
  • 2009年の第3回V-Accordionフェスティバルでは、3回目にして初めて日本予選を開催。V-Accordionの第一人者として長坂が総合司会、審査員、ゲスト演奏の三役を務める。

カホン・プレイヤーとしての一面

カホンプレイヤーとしての活動は、自身のアルバムなどのレコーディング活動がメインのようだが、DAI-Kカホン工房製のカスタム楽器をメインで使用。「Accordion NORIMICHI NAGASAKA」のロゴが塗装されており、ライブではアコーディオンを弾きながらカホンを叩くという離れ業も披露、アルバムでもアコーディオンを叩いていると思われる場面が多く散見できる。

ドラマーとしての一面

  • ライブ時の本人MCによると、18歳の頃にアルバイトしていた音響屋さんの仕事現場で出会ったプロ・ドラマーに憧れて即弟子入り。この時に一生ドラマーとして食べていく決心し、大学生時代からロック、ポップス、フュージョン系のバンドに多数参加、大学卒業後には全国ツアーに参加していた時期もあるようだがバンドの解散にて失業。バンドに依存することなく単身で動くことが出来る楽器へのコンバートを目指し、試行錯誤を重ねて現在に至る。
  • 太陽とアコーディオン(ファーストアルバム)では「ミスターニュース」「ノルマンディーの橋」「ハーフタイムシャッフル」「FOR MIDNIGHT MJ」で、また、温暖湿潤アコーディオン(セカンドアルバム)では「傘の花」「イルカに会いに行こう」では自らがドラマーとしてレコーディングしている。ジェフ・ポーカロTOTOのドラマー)が最も好きなようで、ファーストアルバム収録の「ハーフタイムシャッフル」はジェフ・ポーカロのオマージュでもあり、またセカンドアルバムではアコーディオン独奏でTOTOの「子供の凱歌」「アフリカ」をカバー、アコーディオンを叩く場面も。
  • 現在は大阪芸術大学出身のメンバーで構成する童謡ポップメタルバンドらりりるれれにドラマー超合金として参加しているが、現時点でライブ活動などは行っていない。

ピアニスト、キーボディストとしての一面

ドラマーから他の楽器へコンバートを試行錯誤していた頃を、本人は「サナギの時期」と称している。下の「ディスコグラフィー」や「ライブ、コンサートのサポート」にもあるように、キーボディストとして活動していた時期もあり、レストランにてピアノの弾き語りをしていた時期もあるようだ。温暖湿潤アコーディオン(セカンドアルバム)の一部の楽曲以外では、全てのアルバムで自らがピアノ他のキーボード類や、ギター類の演奏までも行っている。

主催イベント

長坂憲道一門会の主催によるアコーディオンを独奏するアーティストが一堂に集うライブイベント、Bellows Boot Campを行い、かんのとしこ、イマイアキ、福重ユキヲらが出演している。

執筆、寄稿

リットーミュージックのキーボードマガジンなどに電子アコーディオンに関するレビューを寄稿する傍ら、自らが主宰するインターネットサイト「アコーディオンの屋根裏部屋」では、より多くの人にアコーディオンを身近に感じてもらうことを目標に掲げ、自らサイトの監修を行っている。またアコーディオンを気軽に楽しむためのWEB RADIOコーナーでは、パーソナリティも務めているが、2005年11月23日以降WEB RADIOの更新は休止している。

動画配信

YouTubeMySpaceなどでは演奏動画を積極的に配信。特にYouTubeでは世界各国から注目を集め、長坂のオリジナル曲や独特な演奏スタイルへの評価が非常に高く、海外でのアルバムリリースを望む声もあがっている。また一方、日本国内ではニコニコ動画でも動画配信を行っているが、基本的にはJ-POPのカバー楽曲にアクセスが集中。

高等学校の非常勤講師として

2006年からは公立の高等学校で音楽科の非常勤講師として授業も行っている。着任当初は高等学校での勤務を一切隠していたようだったが、最近では教育について公式ブログでも熱く語る場面も。長坂憲道公式サイトでは「二校にて」という記述が見受けられるが、関西方面で開催されているライブ時のトークによると、2008年現在、大阪府立少路高等学校と大阪府立箕面東高校の二校である。アコーディオンも積極的に用いた授業を行っているとのことで、放課後のクラブ活動では軽音楽部や吹奏楽部の指導にも取り組んでいる。

エピソード

下積み時代

  • ライブやラジオなどに出演した際のトークでは、よく下積み時代をネタにしており、本人曰く「今でも下積みの時期から脱していない」とのこと。
  • 大学生時代には黒人特有のファンキーなリズムを養うため、ベーシストの友人と共に毎日プールに通って体を鍛えて色を黒くしてから楽器の練習をしていたようだ。
  • 学生時代にワールド牧場で演奏のアルバイトをしていた頃、厩舎奥の楽器倉庫へドラムセットを片付ける際にシンバルを落としてしまい、馬たちの絶叫に見舞われた事があるらしい。
  • 大学を卒業して数年間は音楽だけで食べていくことが出来ず、クリーニング工場に勤めていたようで「洗濯とアイロンがけが得意だ」という話をよく耳にする。
  • クリーニングの配達を担当していた頃、取次店の一つでは「長沢さん」と間違えて覚えられていたらしく、結局退職する際にも訂正できなかったらしい。
  • ボウリング場のオープン記念にバンドで出演し、レーンの上に組まれた特設ステージの上で演奏。曲が終わると同時に大拍手を受けて大喜びをしたのも束の間、隣のレーンでストライクが出ただけだったらしい。
  • 武者行列に参加し足軽の扮装で和太鼓を叩く仕事や、パーティーの余興でも和太鼓演奏をしていたらしいが、和太鼓そのものは一度も習ったこともないので、演奏内容はロックやラテンのフレーズばかりを叩いたらしい。
  • ロック系のバンドのサポートをしていた頃、繰り返されるルーティングワークの退屈しのぎにと、ステージドリンクの水を1本だけ日本酒に入れ替える「ロシアンステージドリンク」遊びを思いついたらしいが、自分では一度も当たったことがなく、寂しかったようだ。
  • 大学卒業直後に住んでいた六畳一間のアパートでは、布団を被ってアコーディオンを練習していたらしい。
  • アコーディオンを始めたての頃には、ピエロの衣裳を身にまとい顔は真っ白に塗って、プロのクラウン芸人とともに飲食店街をアコーディオン演奏しながら練り歩いたり、スーパーマーケットなどで動物の着ぐるみや様々な扮装でアコーディオン演奏をする仕事をしていたらしい。お客さんとの記念撮影は数え切れないぐらい撮ってきたので、その写真が世に出るのを最も恐れているようだ。
  • ソロデビュー前に姓をよく間違えられていた苦い経験から、カタカナ表記の姓でナガサカと名乗っていた時期もあるが、某ショッピングセンターでの営業の際には、ナカガワ憲道と大きく書かれた横断幕がステージ上に用意されていたらしい。

ソロ・デビュー後

  • 押尾コータローのメジャー・デビュー前、アコースティック・ギター一本へと活動を絞り込み始めていた時期には、ギターアコーディオンのデュオやOSAKA EXILE(現・鞴座)等でも活動を共にするなど旧知の仲でもあるようで、長坂がソロ・デビュー時に行っていたキャンペーンの一環で2002年にKBS京都三井雅弘のk-town houseへ出演した際のトークでは、アコーディオンは押尾に勧められて始めたとのこと。
  • 2007年1月17日放送『ナニワ音楽ショウ 押尾コータローの押しても弾いても』(MBS毎日放送ラジオ)に出演した際には、アルバム”VIVID ACCORDION”から「ぼくの太陽きみの太陽」を押尾とコラボレーション。懐かしい思い出話に花を咲かせ、互いに言われたら困る秘密話には如何に繋がらないように交わすかという滑稽な爆笑トークを披露する中で、長坂自身が演奏するアコーディオンの演奏スタイルは押尾からの影響が大きいとのことも。また、押尾のコンサートや番組中のトークで随所に登場する「昔一緒にやっていたドラムの奴」「アコーディオンの奴」は、すべて長坂憲道のことを指している。

ライブ、トークより

  • 長坂憲道一門のアーティストであるイマイアキのライブMCでは、イマイアキ本人が初めて長坂の門を叩いたとき、長坂の演奏を聴いて感動したので是非とも教えて欲しいと頼んだにも関わらず、本格的にきちんとしたアコーディオンを学びたいなら良い先生を紹介するよ、と他の何人かの先生を紹介されてしまったとのこと。
  • 同じく一門のアーティストで長坂憲道の一番弟子でもあるザッハトルテの都丸智栄においても、きみは既に上手だから習わなくても大丈夫だし、僕はまだ他人にアコーディオンを教えられるレベルじゃないからと、最初は何度となく入門を断られ続けたあげく、最終的に音楽理論の教えを請う形で師弟関係が成立している。
  • 関西ローカルのネタとして「六甲おろし」をモチーフにした「六甲ワルツ」を演奏することもあるが、本命は中日ドラゴンズのファンだと白状したこともある。父が熱狂的な中日ドラゴンズファンであるのに対し、母は阪神タイガースファンであるため、結局はどちらも好きだとのこと。名古屋でのライブでは「燃えよドラゴンズ!」を演奏、1974年優勝当時のオーダーが歌詞になったバージョンが最も記憶に残っているとのこと。
  • サングラスをかけるとコブクロ黒田俊介に似ていることから、勤務する高校の生徒達にはコブクロ先生と呼ばれているらしい。またトークのネタとしてだけではなく、実際にコブクロの楽曲を熱唱することもあるが、俺の方が歳上なんだから黒田が俺に似ているのだとも言っている。
  • 「江戸時代の曲だ」と称して「暴れん坊将軍」や「大江戸捜査網」などの時代劇テーマ曲を演奏することがある。
  • 20歳の時に初めて献血をしたときに正しい血液型を知ったらしく、それまでは母親が思いこんでいた血液型を間違って教えられていたらしい。
  • たった四種類の血液型だけで十人十色の性格語ることができるはずもない、と血液型の話題を非常に嫌う傾向にある。また血液型占いに限らず、あらゆる占いや姓名判断の類も全く信じないらしく、自らの血液型はV型だと言っている。
  • 最近のノベルティグッズとして「楽器の練習より大切だよ、ありがとうとごめんなさい」「サプライズもいいけど、基本はやっぱり報告連絡相談」という二種類のステッカーを配っている。これらの言葉は高等学校の授業でも頻繁に話しているらしい。
  • 左利きであるため、幼少の頃には矯正で苦労したらしいが、左利きを示す語句を放送禁止用語差別用語に当たらないように探すトークを展開した後、ピンクレディーサウスポーを演奏。またアコーディオンの屋根裏部屋内では、左利きによるストレスを語ったコンテンツも存在する。
  • ローランド社の電子アコーディオン"V-Accordion"のパンフレットではモデルも務めているが、肖像権をメーカー側が配慮した結果、なるべく顔が写らないようなアングルを毎回必死で工夫しているとのこと。最新のパンフレットでは光で顔を飛ばす特殊効果が廃止され、明らかに長坂であることも見て取れるが、相変わらず名前はクレジットされていない。

ディスコグラフィ

使用機材

Erectric Accordion

  • Roland V-Accordion "FR-7X" (BLACK)
  • Roland V-Accordion "FR-7" (RED)
  • Roland V-Accordion "FR-3s" (WHITE SPECIAL)
  • Roland V-Accordion "FR-2"
  • Roland V-Accordion "FR-2b"

Accoustic Accordion

  • Cavagnolo "ES-A"
  • Guerrini "Polka King"
  • Delicia "Sonorex-20"

Keyboards

  • Suzuki Melodion "Pro-37 v2"
  • Roland V-Synth
  • Roland SH-09
  • micro KORG

Percutions

  • DAI-K Type-1 NAGASAKA ACCORDION SPECIAL

ライブ、コンサートのサポート

  • OSAKA EXILE (現・鞴座) 1998年~2004年:アコーディオン、パーカッション担当
  • IKECHAN 1999年~2004年:キーボード、アコーディオン担当
  • 今滝真理子 2000年~2004年:キーボード、パーカッション、アコーディオン担当
  • b-flower 2000年~2003年ごろ:キーボード、アコーディオン担当
  • Sun-Q 不明~2003年ごろ:キーボード or ドラム担当
  • ジュン・ヤマムラ 2003年:アレンジャー、ピアノ、アコーディオン担当
  • イカルス渡辺 2003年前半:キーボード、2003年後半:ドラム担当
  • らりりるれれ 2006年~現在:ドラム担当(超合金名義)

活躍中の主な一門アーティスト

参考文献など

(長坂憲道公式サイトおよびアコーディオンの屋根裏部屋accordion.jp公式ブログその他ネット上の情報や、ライブ・イベント出演時、ラジオ番組出演時のトーク等より・許諾済)

外部リンク