時代劇
時代劇(じだいげき)は、おもに明治維新以前の江戸時代、あるいはそれ以前の日本史上における古い時代を舞台とした、日本の演劇や映画、テレビドラマ等のジャンルである[1]。日本の演劇・映画・テレビドラマ等は、「時代劇」と「現代劇」の2つのジャンルに大別する[2]。時代小説も含めた語として、髷物(まげもの)、丁髷物(ちょんまげもの)ともいう[2]。
時代劇のなかでも、剣戟シーンをクライマックスにもち、新国劇に端を発する剣劇[3]、剣戟映画を、刀の発する音を表現した擬音「ちゃんちゃんばらばら」を略したちゃんばらともいう[4]。この語は、時代小説における同様の描写・情景をも含む[4]。
英語では「Samurai drama」と表記される(英字新聞のテレビ欄における表示)。
目次
概要
「時代劇」という用語は活動写真が発祥であり、名付け親は伊藤大輔である。大正12年(1923年)に公開された『女と海賊』で、伊藤大輔はそれまで「旧劇」と呼称されていた髷物映画を、「時代劇」と名付けて公開した。これが「時代劇」と称する始まりである[5]。
本ジャンルを形成する圧倒的な作品数の多さからいえば、平安時代から明治維新までを扱った作品が「時代劇」といえる。特に江戸時代を設定した作品は数多く制作されており、その様な作品のロケを専門的に扱うオープンセットも存在する。「明治維新以前の江戸時代、あるいはそれ以前の日本史上における古い時代」といっても、神代や卑弥呼を扱った弥生時代など、逆にあまりにも時代を遡ったテーマであると、衣装・大道具・小道具の様式やストーリーにおいて、一般的な「時代劇」の様式とは大きく外れて異なる内容が含まれてくる[6]。
時代劇に対して「歴史劇(史劇)」というものも存在するが、フィクションに近いかノンフィクションに近いかで区別する時代小説と歴史小説とは違い、日本国内のものを「時代劇」、日本以外のものを「歴史劇」と呼び分ける。英語圏では、日本の時代劇に相当する史劇を period piece または period drama と呼ぶ。剣劇を中心とする日本の時代劇は、 jidaigeki と呼んで区別する。
歴史上に実際にあった日本の事件や日本史の人物を登場させることも多いが、その人物像をはじめ慣習、風俗、効果音、台詞、言語においても大胆にフィクション化され、当代の大衆受けするように加工されている。古い時代劇では、前近代の身分差別や女性差別を反映した描写も多いが、近年の時代劇では作品にもよるが時代考証よりも現代の観客に違和感を与えないこととストーリー展開の都合が優先され、女性が活躍するストーリーとなっていたり、主人公の視点が現代の価値観に合致するよう改変されて描かれることが多い。
略歴
発祥
演劇のうちでも発祥・発展の時期が先行する歌舞伎の分野では、江戸時代にすでに過去の時代を扱った台本を時代物と呼び、江戸時代当時の現代劇である生世話に対し、時代世話と呼んだ[7]。鶴屋南北らの「生世話」も、江戸時代のものである以上、現代の映画・テレビドラマにおいては時代劇である。
「時代劇」と呼ばれる日本に特化した本ジャンルが、「明治維新以前の江戸時代、あるいはそれ以前の日本史上における古い時代」を扱ったものである以上、演劇は明治維新以降の演劇、映画は「日本映画の父」こと牧野省三が日本初の時代劇映画『本能寺合戦』を撮った1908年(明治41年)、テレビドラマに関しては第二次世界大戦以降に歴史が始まる(#1945年以降)。
明治維新以降の日本の演劇は、1888年(明治21年)、自由党の壮士角藤定憲らが大阪で創始、川上音二郎らが発展させた壮士芝居を、1890年代後半(明治30年代)の日本のジャーナリズムが、歌舞伎との差別化を図るため、便宜的に歌舞伎を旧派劇、壮士芝居を新派劇と呼んだ[8]。さらに、1906年(明治39年)に坪内逍遥・島村抱月らの文芸協会、1909年(明治42年)に小山内薫・二代目市川左團次らの自由劇場のヨーロッパ近代劇の影響下にある演劇を、歌舞伎(旧派)、新派との差別化を図り、新劇を名乗った[9]。
このようにして、現行の「時代劇」と「現代劇」の二分法は、江戸時代の時代世話/生世話を源流にもち、この時代に発祥したわけである。
映画においては、上記の牧野省三が京都の横田商会で「旧派劇映画」を撮っていた時代には、旧派・旧劇こと歌舞伎の影響下にあり、女性の役柄は女形が演じていた。日活向島撮影所だけで東猛夫、小栗武雄、衣笠貞之助、立花貞二郎、木藤茂、土方勝三郎、五月操、大井吉弥といった女形がいて、時代劇映画を支えていたのである。
この時代の活動写真はズームの技法もなく、歌舞伎の演目芝居をそのまま野外で撮ったものを小屋で見せる、というのが上映形態であり、「桧の舞台で芝居をする」歌舞伎役者は、活動写真の役者を「泥の上で芝居をする連中」として格下に見ていた[10]。
帰山教正が1919年(大正8年)に新劇を映画に導入して現代劇『生の輝き』、『深山の乙女』を発表し、上記の新劇の小山内薫が、1920年(大正9年)松竹キネマに招かれて映画を撮り始めるまでは、映画自体が旧派の影響下にあった。
1912(大正11年)に横田商会等が合併し、日活が設立されて以降も、現代を扱ったものは新派劇の影響でやはり女形であったが、1923年(大正12年)の関東大震災を前後して、新劇的な現代劇を製作し始める。そのときの日活における名称が、時代劇は「日活旧劇部」、現代劇が「日活新劇部」であった。東京でも、巣鴨の国際活映(国活)等で時代劇映画は盛んに製作されていたが、新劇の発展と映画への導入が東京主導で行なわれ、国活が倒産し、人材が京都に流出したことが、現在の「時代劇」と「現代劇」の東京と京都での棲み分けの源流となった。
時代劇映画の発祥時代のスタアは、尾上松之助である。松之助の活動写真はマキノ省三と組んだ、特撮の先駆けであるトリック撮影による「忍術映画」が十八番だった。松之助は愛人の芸者を女優に仕立てて相手役にしたことがあったが、まだまだ歌舞伎の影響の強かった時代であり、館主の反対でとりやめている[11]。それでも女優進出の波に抗し切れず、大正12年(1923年)に浦辺粂子を相手役に、ついに女優起用に踏み切っている[12]。
1920年代以降
新劇出身の沢田正二郎が1917年(大正6年)に結成した劇団である「新国劇」は、新派でも新劇でも旧派でもない大衆演劇を目指し[13]、歌舞伎から導入した「剣劇」[3]を創設し、人気を博した。新国劇のキラータイトルである『月形半平太』と『国定忠治』は、好まれて映画化された。⇒ 月形半平太#フィルモグラフィ
大正9年(1920年)、舞台専門の松竹が松竹キネマを興し、活動写真制作を始めるが、この会社は初めから女形を使わず、栗島すみ子、川田芳子、柳さく子、五月信子、東栄子、英百合子、沢村春子、高尾光子、三村千代子といった舞台出身の女優を自作の時代劇映画に起用した。
日活向島撮影所でも松竹に刺激され女優の採用を始めるが、にわかに女形廃止ともいかず、「第三部」というセクションを設け、女優起用の映画を製作した。この年の『朝日さす前』がその第一作で、これは現代劇だが、その後日活時代劇の大スタア酒井米子を輩出している。
大正12年(1923年)、東京を関東大震災が襲い、日活向島撮影所は閉鎖。女優やスタッフは日活京都に移り、以後、京都が時代劇映画の本場となった。
牧野省三が日活から独立し、牧野教育映画製作所からマキノ・プロダクションへと移り変わり、阪東妻三郎、嵐寛寿郎、月形龍之介、片岡千恵蔵らのスターを生み出した。彼らは時代劇に「剣戟」の見せ場を持ち込んだ「チャンバラスタア」であり、以後「チャンバラ映画」は時代劇の主流となる。
1925年(大正14年)に設立された阪東妻三郎プロダクション(妻プロ)を筆頭に、彼ら「チャンバラスタア」は次々と独立してスタアプロダクションを設立し、チャンバラのスタア映画を量産した。阪東妻三郎は、竹薮だった京都郊外の太秦村の地に初めて撮影所を建設した人物であり、同撮影所は現在、東映京都撮影所となっている。
昭和2年(1927年)、松竹が二万円の莫大な宣伝費をかけて林長二郎(長谷川一夫)を時代劇スタアとして売り出し、女形出身の林の美貌は日本全国の女性を虜とする。翌年には林の人気は社会現象となり、昭和3年正月、林が挨拶のため上京すると、東京駅では一万人余りの女性ファンが詰めかけ、雪崩を打ってもみ合い黄色い声援を送った。この過熱ぶりに、「ミーハー」(女性の好きなアンミツとはやしをかけた言葉)という用語までが生まれることとなった[14]。林長二郎の登場は、時代劇映画に女性ファンを呼び込むエポックとなったのである。
1930年代半ばからは、トーキーが導入され、時代劇にも、映画館ごとの活動弁士と生演奏ではない、俳優のセリフと音楽がもたらされ、マキノ正博監督の『鴛鴦歌合戦』等の時代劇ミュージカルまでが生まれた。
昭和9年(1934年)、京都鳴滝に山中貞雄ら有志が8人が集まり共同ペンネーム「梶原金八」を使い、時代劇映画に現代語を採り入れて新風を巻き起こし、一大勢力となる。
トーキー以後もサイレント映画による剣戟にこだわる俳優やスタッフ、観客は存在し、1935年(昭和10年)に西宮の東亜キネマ跡地に設立された極東映画、翌1936年(昭和11年)に奈良の市川右太衛門プロダクション跡地に設立された全勝キネマは、それぞれが解散するまでサイレントの剣戟映画を量産しつづけた[15]。
昭和10年(1935年)、日活の『街の入墨者』(山中貞雄監督)で、久しぶりに女形(河原崎國太郎)が「女優」を務めている。しかしすでに女優を見慣れた観客に女形の不自然さは如何ともしがたく、以降女形の主演は無くなってしまう。
敗戦までの日本映画では流血や博打、接吻などの場面は当局によって禁止された。時代劇も例外ではなく、チャンバラでいくら人が斬られても、また切腹の場面でも流血があると検閲でカットされた。阪東妻三郎は相手を斬る際に、刃を当てた後もう一回引く「二段引き」という殺陣を使ったが、これも「骨まで斬った感じが出るから」とカットされたことがある。全般に「リアルな殺陣」はすべて検閲でカットされたのである。
また、剣戟で人を斬る際の効果音を初めて使ったのは昭和10年(1935年)の『大菩薩峠』で、稲垣浩監督のアイディアで、カチンコの音を逆回転した効果音が使われた。しかしこの効果音も「検閲保留」扱いにされている [16]。
1945年以降
昭和20年の大東亜戦争降伏後に日本が連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ) の占領下に置かれると、占領政策により、日本刀を振り回す剣劇(チャンバラ時代劇)は軍国主義的であり、敵討ちなど復讐の賛美がアメリカ合衆国に対する敵対心を喚起する要素があるとして一時製作が制限された。チャンバラ場面が禁止されたため、嵐寛寿郎の場合は剣戟の無い推理物の『むっつり右門』しか、舞台も映画もできなかったと語っている[17]。
昭和28年(1953年)、日本でのTV放送スタートと同時にTVで放送するための時代劇(テレビ時代劇)の製作もはじまる。1962年にはドラマ隠密剣士がヒットした、本作の忍者の殺陣のディティールは以後の時代劇作品の忍者の描写の元になっている。1963年にはNHKが現在まで放送を継続する長寿時代劇シリーズ・大河ドラマの放送も開始。以後、膨大な時代劇が生み出され、今日に至る。
テレビ用時代劇は他のテレビ番組が急速にビデオ撮影による収録に切り替わっていく中、1990年代後半までは映画用フィルムによる撮影を主流とし、「ドラマ」というよりは「映画」的なコンテンツとして特異な地位を確立していた。これはテレビ時代劇と刑事ドラマと特撮ヒーロー番組に言える特徴であった[18]。
1990年以降
1990年代(平成時代)のトレンディドラマの出現以降、若者層の視聴率が取りにくい事や現代劇に比べ制作費がかかる(時代考証、およびそのための資料引用に関する許諾、大道具・小道具等の制作や調達、化粧・鬘・衣装等の製作費用や手間…等)、開発による風致の破壊が進み国内ではロケ地の確保が難しくなってきたこと[19]、製作関係者の後継者不足や人材育成の不足、作品がマンネリズムに陥っているなどの理由によりテレビ向けに製作・放映されることは敬遠されるようになった。しかし映像コンテンツとしての需要は高く、再放送枠やCS系有料放送、DVD・ビデオ販売の分野においては今なお重宝されている[20]。
2010年代以降
新作テレビ時代劇の制作低減傾向は続く(現状については(#主なテレビ時代劇放送枠の各項目などを参照)。2011年12月19日、長らく月曜20時の時代劇として親しまれてきた『水戸黄門』(TBS系)が最終回スペシャルを迎え、42年の歴史に幕を閉じるという出来事もあった。
翌年(2012年)3月にはテレビ東京で深夜帯に1クール放送された『逃亡者おりん2』の放送終了後、民放では2012年10月からTBS系で放送の『金曜ドラマ・[[大奥〜誕生[有功・家光篇]|大奥テンプレート:〜誕生[有功・家光篇]]]』まで半年間、新作テレビ時代劇のレギュラー放送が途絶えた[21][22]。
時代劇存亡の危機が囁かれる中、CS放送・スカパー!は日本映画衛星放送と共同でCS初の完全新作時代劇・『鬼平外伝 夜兎の角右衛門』が2011年の正月に放送され好評を博したことにより、2012年2月には企画第2弾となる『鬼平外伝 熊五郎の顔』を放映した。また、製作関係者からは日本独自の映像文化や技術が途絶えるとの危機感や現場における製作技術の維持継承の観点から、東映京都撮影所の契約社員組合などで作られた「時代劇復興委員会」が立ち上げられ、有名ではない時代劇俳優(いわゆる“大部屋俳優”)たちは太秦映画村で殺陣アトラクションを行ったりするなど、様々な方法で時代劇生存の道を探っている。
時代劇映画については、2000年代中期から2010年代以降、時代劇映画の製作・公開が往年とは及ぶべくもないが微増傾向にあり、新作時代劇はテレビから映画へと再びシフトしつつある。2010年には映画会社5社による共同企画“サムライ・シネマ キャンペーン”が行われ、同年同時期に公開される5作品(『十三人の刺客』・『桜田門外ノ変』・『雷桜』・『武士の家計簿』・『最後の忠臣蔵』)が連携してプロモーションキャンペーンを実施した。
なお、本稿ではもっぱら実写時代劇を扱っているが,日本では古くから時代劇アニメも多数制作されている。映像表現やロケ地等の制約がなく、若年層への訴求力が期待できるとあって、近年はアニメによる時代劇の制作がむしろ盛んである。但し現状はアニメを含めた日本の演劇や映画やテレビドラマ等のジャンルに措いては、時代劇の退潮の結果、時代劇より未来を舞台とする劇作品の方が多く新作されており、日本の演劇・映画・テレビドラマ等は「時代劇」と「現代劇」の2つのジャンルに大別すると云う状況は、何れ過去の物となる可能性がある。
しかし、中心的視聴者層であるシニア世代に対しては、実写時代劇は今なお強力な訴求力を持ったコンテンツであり、日本の文化である時代劇を守っていこうと各方面が頑張っている。
時代考証
時代考証については、多くの時代劇作品で専門のスタッフが配置されるものの、年を経る毎に様々な事情から省略されたり、本来のものと異なる部分が増えており、それは文学的要素の色濃い作品であっても例外ではない。
1960年代までは相当する役柄にお歯黒や引眉を行う場合が多かったが、すでに明治時代に廃れた遠い過去の習慣であり、また、お歯黒、引眉が不気味と思われる、等、現代人に受け入れられにくいことから、現在ではお歯黒、引眉に該当する役柄でもお歯黒、引眉をすることは一部の役を除きないといって良い。また、本来ならふんどしであるべき男性の下着が猿股になったり、元禄年間の物語なのに服装や髪型が幕末仕様だったりするなど、雑な部分も多い。その一方で、女性の日本髪の鬘は以前は全鬘が一般的だったがハイビジョン収録の一般化に伴い生え際が自然に見える部分鬘を使うようになった。また代官・目明し・同心・小者などの端役の服飾や、屋台・建築物などの部分については、撮影現場で使い回しがなされたりセット・道具類にまつわる事情から厳密な考証が省略されているものが多い。
日本刀の打刀では斬撃、抜刀、納刀など元来ほとんど音がしないため、当初のそれは無音であったものが、60年代に『用心棒』と『三匹の侍』の登場により徐々に様々な効果音が入れられるようになった。
最も異なるものの1つが乗馬のシーンで、実際には江戸期以前の日本では皆無に等しかったはずのサラブレッドやクォーターホースなど西洋で品種改良がなされた体高160cm以上の現代日本で主流の乗用馬で代用されている。時代考証を厳密に行うならば体高(肩までの高さ)130-135cm程度の日本在来馬を使用するべきところであるが、大型化した現代の日本人俳優の体格に日本在来馬では釣り合いが取れず映像的な見栄えに劣ること、そして、乗用馬に比べ頭数が少なくまとまった数を確保することが困難を極めることなどが要因となっている。時代考証の厳格さで定評のある黒沢明監督でさえ、馬に関しては西洋馬を用いている[23][24]。
また、陶器・漆器類を始めとする日用品や調度品も、当時の実物やかつての技法のまま現代の職人が創りだした工芸品的な物を使うことや、その撮影のために当時の技法で現在に必要量だけ製造することは予算面などから難しいことが多く、江戸時代のそれに近い表現技法を再現した現代の製品などを限られた時間と予算の中で探してきて代用した結果として、技巧・表現・流行などの面において時代設定と合わないことが多々起きている。
時代劇の分類
メディアによる分類
- 演劇 - 歌舞伎、剣劇、女剣劇
- 時代劇映画 - Category:時代劇映画
- テレビ時代劇 - Category:テレビ時代劇
内容・定型による分類
- 剣劇(チャンバラ時代劇):クライマックスは剣(日本刀)による殺陣を主軸とするもの。時代劇の大多数を占めるもので、多くは興行的な観点から文学的要素よりも娯楽性が重んじられた内容になっている。テレビドラマの現代劇では刀剣類を使った殺傷場面を直接描くことは視聴者に対し犯罪を助長するとの判断から自粛されつつあるのに対し、時代劇では剣劇は非常に形式的な身体技法と、制作者と視聴者側の“暗黙の了解”[25]によって表現されており、このため短時間に多数の人間が刃物によって殺傷されている場面にもかかわらず批判の対象とされることはない。
- 文芸もの:小説などの文学作品を脚色したもの(ただし、剣劇を除く)。
- 女性を主役としたもの(剣劇を除く)
- 活劇もの:基本的に子供向けのヒーローが悪を倒す勧善懲悪もの。特撮ヒーローのパターンの嚆矢でもある。
- コメディ:『てなもんや三度笠』『頓馬天狗』など
- その他:SFや怪談・ファンタジーなどの要素を取り入れた時代劇、特撮を使う場合も多い。『渋川伴五郎』『大魔神』など。
※広義では忍者映画(忍者もの)も時代劇に含める場合があるが、基本的には分けて扱うことが多い。
- (本項では戦国時代-江戸時代上の(実在・架空を問わず)有名な忍者が登場する作品のみを“時代劇“として記載した)
製作者や風潮による分類
- マキノ時代劇:歌舞伎調の美しい殺陣を持つ、初期の時代劇。
- ナンセンス時代劇:荒唐無稽さを売り物にした戦前の時代劇。
- 東映時代劇:戦後に一世風靡した東映の時代劇群。江戸時代を舞台にしたものが多い。
- 大映時代劇:剣劇だけでなく文芸作品や江戸時代以外を舞台とするものも多い。お歯黒、引眉、等、時代考証を重視。
- 黒澤時代劇:黒澤明の作品群。リアルな殺陣とヒューマニズム溢れる物語が特徴。
- 日活時代劇
- 東宝時代劇
- 松竹時代劇
主要な時代劇作品
映画作品
- 一心太助
- 怪談もの
- 隠し剣 鬼の爪
- 隠し砦の三悪人
- 影狩りシリーズ
- 影武者 (映画)
- 侠客ものや股旅もの(国定忠治や清水次郎長一家ものなど)
- 鞍馬天狗シリーズ
- 子連れ狼シリーズ
- 御用金
- 座頭市シリーズ
- 三匹の侍
- 七人の侍
- 忍びの者シリーズ
- 十三人の刺客
- 将軍家光の乱心 激突
- 不知火検校
- 新吾十番勝負シリーズ
- 新選組関係作品
- 銭形平次シリーズ
- 大菩薩峠シリーズ
- 大魔神シリーズ
- たそがれ清兵衛
- 丹下左膳シリーズ(代表作『丹下左膳余話 百萬両の壺』)
- 忠臣蔵関係作品
- 遠山の金さんシリーズ
- どら平太
- 眠狂四郎シリーズ
- 旗本退屈男シリーズ
- 薄楼記
- 花のあと
- 必殺シリーズ
- 人斬り
- 武士道ブレード
- 武士の家計簿
- 武士の一分
- 魔界転生
- 水戸黄門シリーズ
- 宮本武蔵関係作品
- 柳生一族の陰謀
- 山桜
- 用心棒
- 羅生門 (1950年の映画)
- 竜馬を斬った男
- 浪人街
テレビドラマ作品
- 赤頭巾快刀乱麻(NHK)
- 暁に斬る!(関西テレビ)
- 赤穂浪士(NHK、1964年) 長谷川一夫テレビ初登場。大河ドラマ史上最高視聴率53%を記録
- 大型時代劇シリーズ 剣(日本テレビ、1967年 - 1968年)
- 悪党狩り(東京12チャンネル)
- 天晴れ夜十郎(NHK、1996年 - 1997年)
- あばれ医者嵐山(テレビ東京)
- 暴れ九庵 (関西テレビ)
- あばれ八州御用旅(テレビ東京)
- 暴れん坊将軍 シリーズ(テレビ朝日、1978年 - 2003年)
- 編笠十兵衛(フジテレビ、テレビ東京)
- 池田大助捕物日記(フジテレビ)
- 出雲の阿国(NET、1973年)(NHK、2006年)
- 浮世絵 女ねずみ小僧(フジテレビ)
- 腕におぼえあり(NHK)
- 右門捕物帖(NET、日本テレビ)
- 絵島生島 (東京12チャンネル)
- 江戸特捜指令 (毎日放送)
- 江戸中町奉行所(テレビ東京)
- 江戸の渦潮(フジテレビ)
- 江戸の旋風(フジテレビ)
- 江戸の牙(テレビ朝日)
- 江戸の激斗(フジテレビ)
- 江戸の鷹 御用部屋犯科帖(テレビ朝日)
- 江戸の用心棒(フジテレビ、日本テレビ)
- 江戸を斬る(TBS、1973年 - 1994年)
- エノケンの水戸黄門漫遊記(日本テレビ、1954)民間放送初の時代劇
- 大江戸捜査網(テレビ東京、1970年 - )
- 大江戸弁護人・走る!(テレビ朝日)
- 大江戸を駈ける!(TBS)
- 大岡越前(TBS、1970年 - 2006年)
- 大奥 (1968年版)(関西テレビ、1968年)
- 大奥 (1983年版)(関西テレビ、1983年)
- 大奥 (2003年版)(フジテレビ、2003年)
- 狼・無頼控(毎日放送)
- 大坂城の女(関西テレビ)
- 岡っ引どぶ(フジテレビ)
- 唖侍・鬼一法眼(日本テレビ)
- おしどり右京捕物車(朝日放送)
- お助け同心が行く!(テレビ東京)
- 鬼平犯科帳 (松本幸四郎版)(NET、1969年 - 1972年)
- 鬼平犯科帳 (丹波哲郎版)(NET、1975年)
- 鬼平犯科帳 (萬屋錦之介版)(テレビ朝日、1980年 - 1982年)
- 鬼平犯科帳 (中村吉右衛門版)(フジテレビ、1989年 - )
- おニャン子捕物帳 謎の村雨城(フジテレビ、1986年)
- お耳役秘帳(関西テレビ、1976年)
- お祭り銀次捕物帳(フジテレビ、1972年)
- 父子鷹(フジテレビ、TBS、日本テレビ)
- おらんだ左近事件帖(フジテレビ)
- おらんだ左近秘剣帳(テレビ東京)
- おんな浮世絵・紅之介参る!(日本テレビ)
- 女無宿人 半身のお紺(テレビ東京)
- 隠密奉行朝比奈(フジテレビ)
- 御宿かわせみ(NHK、テレビ朝日)
- 快傑ライオン丸(フジテレビ)
風雲ライオン丸(フジテレビ) - 快刀!夢一座七変化(テレビ朝日)
- 隠し目付参上(毎日放送)
- 影狩り(フジテレビ)
- 影同心(毎日放送)
- 服部半蔵 影の軍団(関西テレビ)
- 影武者徳川家康(テレビ朝日)
- 神谷玄次郎捕物控 (フジテレビ)
- 髪結い伊三次(フジテレビ)
- 仮面の忍者 赤影(関西テレビ)
- 河井継之助 駆け抜けた蒼龍(日本テレビ)
- 乾いて候(フジテレビ)
- 木曽街道いそぎ旅(フジテレビ)
- 騎馬奉行 (関西テレビ)
- 斬り捨て御免!(東京12チャンネル)
- 斬り抜ける (朝日放送)
- 雲霧仁左衛門 (フジテレビ)
- 軍兵衛目安箱 (NET)
- 喧嘩屋右近(テレビ東京)
- 剣客商売(フジテレビ)
- 源九郎旅日記 葵の暴れん坊(テレビ朝日)
- 源氏物語(テレビ朝日、毎日放送、1965年)市川崑監修。米国エミー賞候補。
- 剣と風と子守唄 (日本テレビ)
- 荒野の素浪人(NET)
- 荒野の用心棒(NET)
- 木枯し紋次郎(フジテレビ、1972年 - )
- 御家人斬九郎 (フジテレビ)
- 子連れ狼(日本テレビ、テレビ朝日)
- 座頭市シリーズ(フジテレビ)
- 三匹が斬る! シリーズ(テレビ朝日)
- 三匹の侍(フジテレビ、1963年)
- 参上! 天空剣士(テレビ東京)
- 仕掛人・藤枝梅安 (フジテレビ)
- 地獄の辰捕物控(NET)
- 疾風同心(東京12チャンネル)
- 十手人(テレビ朝日)
- 十手無用 九丁堀事件帖(日本テレビ)
- 賞金稼ぎ (NET)
- 将軍家光忍び旅(テレビ朝日)
- 将軍の隠密!影十八(テレビ朝日)
- 聖徳太子 (テレビドラマ)(NHK)
- 白獅子仮面(日本テレビ)
- JIN-仁-(TBS、2009年 2011年)
- 新五捕物帳(日本テレビ)
- 新春ワイド時代劇シリーズ(テレビ東京、1981年-)
- 新書太閤記(NET)
- 新撰組!(NHK、2004年)
- 新選組血風録(NET、1965年)
- 新・桃太郎侍(テレビ朝日)
- 素浪人 月影兵庫(NET、テレビ朝日)
- 銭形平次 (フジテレビ 1966年 - 、日本テレビ、テレビ朝日)
- 戦国ロック はぐれ牙(フジテレビ)
- そば屋梅吉捕物帳 (東京12チャンネル)
- 佐布と市 捕物控 (フジテレビ、原作は石ノ森章太郎の同名漫画。アニメ化もされている)
- 大河ドラマ シリーズ(NHK、1963年 - )
- 大化改新 (テレビドラマ)(NHK)
- 大仏開眼 (テレビドラマ)(NHK)
- タイムスクープハンター(NHK)
- 達磨大助事件帳(テレビ朝日)
- 旅がらすくれないお仙(NET)
- 旅がらす事件帖(関西テレビ)
- 旅人異三郎(東京12チャンネル)
- 長七郎江戸日記(日本テレビ)
- 付き馬屋おえん事件帳(テレビ東京)
- 月影兵庫あばれ旅(テレビ東京)
- TBS大型時代劇スペシャル(TBS 1987年 - 1995年 1997年)
- てなもんや三度笠(朝日放送、1962年 - 1968年)
- 照姫七変化(フジテレビ)
- 天下御免(NHK、1971年 - )
- 天下堂々(NHK、1973年 - )
- 天罰屋くれない 闇の始末帖(テレビ朝日)
- 遠山の金さん捕物帖 (テレビ朝日、1971年 -)
- 度胸時代(中部日本放送)
- 徳川おんな絵巻(関西テレビ)
- 徳川三国志(NET)
- 徳川無頼帳(テレビ東京)
- 伝七捕物帳(NET、日本テレビ、テレビ朝日)
- 同心暁蘭之介(フジテレビ、1981年 - 1982年)
- 殿さま風来坊隠れ旅(テレビ朝日)
- 翔んでる!平賀源内(TBS)
- 長崎犯科帳(日本テレビ)
- 流れ星佐吉 (関西テレビ)
- 人形佐七捕物帳(NHK、NET、テレビ朝日)
- [[人情とどけます〜江戸娘飛脚〜|人情とどけますテンプレート:~江戸娘飛脚テンプレート:~]](NHK)
- 忍法かげろう斬り(関西テレビ)
- 眠狂四郎(関西テレビ)
- 眠狂四郎円月殺法(テレビ東京)
- 眠狂四郎無頼控(テレビ東京)
- 年末時代劇スペシャル(日本テレビ、1985年 - 1993年)
- 幕府お耳役檜十三郎(テレビ東京)
- はぐれ医者 お命預かります!(テレビ朝日)
- 浮浪雲 (テレビ朝日、TBS)
- 旗本退屈男(フジテレビ)
- 八州犯科帳(フジテレビ)
- 八丁堀の七人(テレビ朝日)
- 八丁堀暴れ軍団(東京12チャンネル)
- 八丁堀捕物ばなし(フジテレビ)
- 八百八町夢日記(日本テレビ)
- 花の生涯(NHK、1963年)NHK大河ドラマ第1作
- 隼人が来る(フジテレビ)
- 盤嶽の一生(フジテレビ)
- 半七捕物帳(NHK、1953年)日本テレビジョン放送史上初の時代劇
- 幡髄院長兵衛 (毎日放送)
- 緋剣流れ星お蘭(NET)
- 必殺シリーズ(朝日放送、1972年 - 1991年、2007年、2009年、2010年、2012年)
- 姫将軍大あばれ(テレビ東京、1995年)
- 風雲!真田幸村(テレビ東京)
- 夫婦ねずみ今夜が勝負(テレビ東京)
- ぶらり信兵衛 道場破り(フジテレビ)
- ふりむくな鶴吉(NHK)
- 紅つばめお雪(毎日放送)
- 変身忍者 嵐(毎日放送)
- 北斗の人(フジテレビ)
- [[またも辞めたか亭主殿〜幕末の名奉行・小栗上野介〜|またも辞めたか亭主殿テンプレート:〜幕末の名奉行・小栗上野介テンプレート:〜]](NHK)
- 松平右近事件帳(日本テレビ)
新・松平右近(日本テレビ) - 水戸黄門(TBS、1969年 - 2011年)
- 水戸黄門外伝 かげろう忍法帖(TBS、1995年)
- 南町奉行捕物帖 怒れ!求馬(TBS)
- 無宿侍(フジテレビ)
- 無用ノ介(日本テレビ)
- 名奉行! 大岡越前(テレビ朝日)
- 夫婦旅日記 さらば浪人(フジテレビ)
- めくらのお市(日本テレビ)
- 燃えよ剣(NET)
- 桃太郎侍(日本テレビ)
- 柳生一族の陰謀(関西テレビ)
- 柳生十兵衛(NHK、日本テレビ、NET、東京12チャンネル)
- 柳生あばれ旅(テレビ朝日)
- 柳生十兵衛あばれ旅(テレビ朝日)
- 柳生新陰流(テレビ東京)
- 柳生武芸帳(日本テレビ)
- 破れ傘刀舟悪人狩り(NET)
- 破れ新九郎(テレビ朝日)
- 破れ奉行(テレビ朝日)
- 闇を斬る!大江戸犯科帳(日本テレビ)
- 闇を斬れ(関西テレビ)
- 雪姫隠密道中記(毎日放送)
- 妖術武芸帳(TBS)
- 夜桜お染(フジテレビ)
- 世直し順庵!人情剣(テレビ朝日)
- 世なおし奉行 (NET)
- 竜馬におまかせ!(日本テレビ)
- 若さま侍捕物帳(テレビ朝日)
- 若大将天下ご免!(テレビ朝日)
他多数
漫画・アニメ作品
漫画には上記の映画やテレビドラマ作品の原作となり、実写化された作品が多いが、ここではそうした形で実写映像化していないものを主に挙げる。実写映画化やドラマ化された作品でも、主となる読者・視聴者が低年齢層となる作品はここに含む。
- 赤胴鈴之助
- アフロサムライ(岡崎能士、「アメリカ人が考えるような間違った日本観」がテーマであり、内容的には「ハイパー時代劇」の部類に入る)
- あんみつ姫(倉金章介)
- 一休さん(テレビ朝日・東映アニメーション)
- 伊賀の影丸(横山光輝)
- [[お〜い!竜馬|おテンプレート:〜い!竜馬]]
- 影狩りシリーズ
- カムイ伝(白土三平)
- カムイの剣
- 鴉天狗カブト(寺沢武一作、内容的には「ハイパー時代劇」の部類に入る)
- 古代幻想ロマンシリーズ(長岡良子)
- サスケ(白土三平)
- 佐武と市捕物控 (石ノ森章太郎)
- サムライチャンプルー(フジテレビ・マングローブ)
- さらい屋 五葉(オノ・ナツメ)
- 獣兵衛忍風帖(川尻善昭監督・マッドハウス制作によるアニメ映画)
- 修羅雪姫 (小池一夫)
- シグルイ(山口貴由、原作は南條範夫の『駿河城御前試合』だが、山口による大幅な脚色がなされている)
- 少年徳川家康(テレビ朝日・東映アニメーション)
- 少年忍者風のフジ丸
- ストレンヂア 無皇刃譚(ボンズ製作の劇場アニメ作品)
- 血だるま剣法/おのれらに告ぐ(平田弘史)
- どろろ (手塚治虫)
- 虹色とうがらし(あだち充)
- 浮浪雲(ジョージ秋山)
- 花の慶次(原哲夫による隆慶一郎の時代小説の漫画化)
- [[バジリスク 〜甲賀忍法帖〜|バジリスク テンプレート:〜甲賀忍法帖テンプレート:〜]](山田風太郎原作の時代小説の漫画化)
- バガボンド(井上雄彦)
- まんが水戸黄門(テレビ東京 水戸黄門のアニメ)
- 陸奥圓明流外伝 修羅の刻(川原正敏)
- 夢語りシリーズ(湯口聖子)
- るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(和月伸宏)
- ワタリ(白土三平)
主なテレビ時代劇放送枠
通年本放送されているもの
例年1回・単発で放送されているもの
主な再放送枠
過去に放送されていたもの
NHK
日本テレビ系
- 日本テレビ火曜時代劇
- 日本テレビ日曜時代劇
- 年末時代劇スペシャル(日本テレビ)[28](「忠臣蔵」・「白虎隊」・「田原坂」など)
- 時代劇シリーズ(再放送枠)
テレビ朝日系
- テレビ朝日水曜夜9時枠時代劇
- 木曜時代劇(テレビ朝日)20時枠
- テレビ朝日土曜時代劇→木曜時代劇(テレビ朝日)19時枠→月曜時代劇(テレビ朝日)→火曜時代劇(テレビ朝日)19時枠
- テレビ朝日日曜時代劇
- テレビ朝日火曜21時枠時代劇
- 必殺シリーズ(朝日放送)[29]
- テレビ朝日・ABC金曜9時枠の連続ドラマ(朝日放送・テレビ朝日)[30]
TBS系
- ナショナル劇場→パナソニック ドラマシアター [31]
- 毎日放送制作土曜時代劇(毎日放送)
- TBS平日16時台枠(再放送枠)
- TBS大型時代劇スペシャル
テレビ東京系
- 時代劇アワー(再放送枠)
- テレビ東京月曜19時枠時代劇
- テレビ東京月曜21時枠時代劇
- テレビ東京水曜時代劇
- セガサミーシアター→テレビ東京金曜20時枠時代劇
- テレビ東京金曜21時枠時代劇
- テレビ東京土曜時代劇
- テレビ東京日曜時代劇
フジテレビ系
- フジテレビ月曜時代劇
- 白雪劇場[32]
- 関西テレビ制作火曜22時枠時代劇(関西テレビ放送)
- フジテレビ月曜22時枠時代劇
- フジテレビ水曜時代劇→火曜時代劇
- 時代劇スペシャル (フジテレビ)
- フジテレビ土曜20時枠時代劇
- フジテレビ土曜22時枠時代劇
- フジテレビ木曜20時枠時代劇
- フジテレビ木曜21時枠時代劇
- フジテレビ木曜22時枠時代劇
時代劇監督
映画
- 池広一夫
- 市川崑
- 伊藤大輔
- 稲垣浩
- 内田吐夢
- 岡本喜八
- 加藤泰
- 工藤栄一
- 黒澤明
- 河野寿一
- 五社英雄
- 佐々木康
- 田中徳三
- 深作欣二
- マキノ雅弘
- 松田定次
- 三隅研次
- 溝口健二
- 森一生
- 安田公義
- 山内鉄也
テレビ
時代劇スタジオ
現行
時代劇の撮影が可能なパーマネントセットを有するスタジオ、その他の場所。
かつて存在したスタジオ
- 戦前
- 二条城撮影所
- 日暮里撮影所
- 小阪撮影所
- 巣鴨撮影所
- 角筈撮影所
- 甲陽撮影所
- 御室撮影所
- 等持院撮影所
- 蘆屋撮影所
- 長瀬撮影所
- 嵯峨野撮影所
- 吾嬬撮影所
- ツキガタプロダクション撮影所
- 嵐寛寿郎プロダクション太秦撮影所
- 阪東関東撮影所
- 入江ぷろだくしょん撮影所
- 片岡千恵蔵プロダクション撮影所
- 市川右太衛門プロダクションあやめ池撮影所
- 東宝映画京都撮影所
- 戦後
- 国際放映 - 東京メディアシティへ改築される前に存在した。
- 三船プロダクション
- 生田スタジオ - オープンセットを有していた。
- 松竹京都撮影所
- 松竹大船撮影所 - 簡易オープン
- 日本京映撮影所
- 大映京都撮影所
- 日本電波映画撮影所
代表的な時代劇俳優
戦前からのスター
戦後のスター(物故者)
- 三船敏郎(1920-1997)
- 丹波哲郎(1922-2006)
- 鶴田浩二(1924-1987)
- 東千代之介(1926-2000)
- 大川橋蔵(1929-1984)
- 美空ひばり(1937-1989)
- 市川雷蔵(1931-1969)
- 中村錦之助(1932-1997、後の萬屋錦之介)
- 若山富三郎(1929-1992)
- 勝新太郎(1931-1997)
- 藤田まこと(1933-2010)
- 三國連太郎(1923-2013)
戦後のスター(現役)
- 中村梅之助(1930- )
- 仲代達矢(1932- )
- 平幹二朗(1933- )
- 里見浩太郎(1936- 、後の里見浩太朗)
- 栗塚旭(1937- )
- 加藤剛(1938- )
- 中村賀津雄(1938- 、後の中村嘉葎雄)
- 千葉真一(1939- )
- 中村敦夫(1940- )
- 津川雅彦(1940-)
- 松方弘樹(1942- 、近衛十四郎の子)
- 松本幸四郎(1942- )
- 北大路欣也(1943- 、市川右太衛門の子)
- 福本清三(1943-)
- 杉良太郎(1944- )
- 中村吉右衛門(1944- )
- 高橋英樹(1944- )
- 草薙良一(1948- )
- 松平健(1953- )
- 三田村邦彦(1953- )
- 村上弘明(1956- )
- 役所広司(1956- )
- 渡辺謙(1959- )
- 京本政樹(1959- )
- 真田広之(1960- )
- 東山紀之(1966- )
- 山口馬木也(1973- )
関連項目
関連書
- 川本三郎 『時代劇ここにあり』平凡社 ISBN 4582832695
- 逢坂剛、川本三郎、菊地秀行、永田哲朗、縄田一男、宮本昌孝『時代劇(チャンバラ)への招待』 PHPエル新書 PHP研究所 ISBN 456963270X
- 『圧巻!無頼派時代劇 - ハードボイルド・ヒーローを斬る! 』歴史群像シリーズ 学研 ISBN 4056032688
註
外部リンク
- 時代劇ルネサンスプロジェクト(時代劇 国際PRプロジェクト)
- 東映ニュースチャンネル(動画サイト)
- 東映太秦映画村(撮影所/イベント/扮装体験/アクション)