西日本ジェイアールバス

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テンプレート:Infobox 西日本ジェイアールバス株式会社(にしにほんジェイアールバス、英名:West JR Bus Company)は、路線バス貸切バス事業者で、JR西日本の完全子会社である。本社は大阪府大阪市此花区北港一丁目3番23号。

沿革

  • 1986年12月4日 - 日本国有鉄道改革法施行。旅客自動車運送事業(国鉄バス)は各旅客会社が引き継いだのち、原則として経営分離するものとされた。
  • 1987年4月1日 - 国鉄が分割民営化、JR西日本が発足。
  • 1988年
    • 3月1日 - 西日本ジェイアールバス株式会社設立。
    • 4月1日 - JR西日本からバス事業部門を引き継ぎ、営業開始。
  • 1995年6月1日 - 穴水営業所が金沢営業所穴水地方営業所になる。
  • 1996年2月 - 神戸貸切センター開設。
  • 1998年
    • 2月1日 - 大阪営業所の貸切部門を分離、大阪貸切センターと統合し京橋営業所開設(旧片町駅跡地)。
    • 3月1日 - 神戸営業所開設。
  • 2001年11月30日 - 亀山貸切バスセンター廃止。
  • 2002年
    • 2月4日 - 京橋営業所廃止。本社・大阪高速管理所が移転、旧大阪高速管理所は大阪高速管理所豊崎支所となる。
    • 3月31日 - 金沢営業所穴水支所、金沢営業所能登飯田・福光派出所、近江今津営業所敦賀・小浜支所、紀伊田辺営業所新宮派出所、木之本貸切バスセンターを廃止。
    • 9月30日 - 加茂営業所信楽・五條派出所廃止。
  • 2003年
    • 2月5日 - 大阪~高松・丸亀線(高松エクスプレス大阪号)においてポイントカードサービス開始。
    • 3月28日 - 加茂営業所廃止。
    • 12月1日 - 大阪高速管理所豊崎支所を大阪北営業所と改称。
  • 2005年
  • 2006年9月30日 - 大阪~高松・丸亀線(高松エクスプレス大阪号)ポイントカードサービス終了。
  • 2007年
  • 2008年3月15日 - 平城山線を京都営業所に移管し、平城山派出所を廃止。
    • 5月29日 - 名神高速自動車道大津SA付近を走行中の「青春メガドリーム2号」から出火、ほぼ全損、乗員乗客61名全員無事。なお、被災車両は除籍。
  • 2009年
  • 2011年4月1日 - 京都市交通局横大路営業所の一部路線の運行を受託[1]
  • 2012年12月20日 - 日本交通 (大阪府)車両調達の受委託契約を締結[2]
  • 2013年2月1日 - 福知山営業所を京丹波町に移転し、京丹波営業所に改称[3]
    • 3月2日 - 神戸三ノ宮発名古屋行き車両が、滋賀県甲賀市の甲南トンネル入口付近で走行中に出火、全焼する事故。乗員乗客は全員避難して無事だった[4]

事業所一覧

本社、支店、営業所(車庫)

  • 本社
    • 所在地:大阪府大阪市此花区北港一丁目3番23号
  • 金沢営業所
  • 近江今津営業所
  • 京都営業所
  • 梅津営業所(京都市営バスより受託)
    • 所在地:京都市右京区西院笠目町
      • 京都ナンバー
  • 京丹波営業所
  • 大阪高速管理所
    • 所在地:大阪府大阪市此花区北港一丁目3番23号
      • なにわナンバー
  • 大阪北営業所
    • 所在地:大阪府大阪市北区豊崎六丁目2番31号
      • なにわナンバー
  • 神戸営業所

宿泊所

かつて存在した支店、営業所(車庫)

テンプレート:節stub ※地名は営業当時のものを記す。

販売窓口

  • 金沢バスチケットセンター
    • 所在地:石川県金沢市駅北区画4街区4
  • 京都バスチケットセンター
    • 所在地:京都市下京区烏丸塩小路下東塩小路
  • 大阪バスチケットセンター
    • 所在地:大阪市北区梅田三丁目1番1号
  • 三宮バスチケットセンター
    • 所在地:神戸市中央区雲井通7丁目1-1
  • 津山バスチケットセンター[7]
    • 所在地:岡山県津山市 津山駅JRバスのりば

かつて存在した販売窓口

いずれも共同運行の本四海峡バスが引き続き乗車券の販売を行っている。

路線

高速路線では東京方面のドリーム号昼特急が好調であるほか、四国方面の高速バスが明石海峡大橋の開通で年々各地への便が軒並み増発の傾向にあり、特に高松・徳島方面はドル箱路線に成長している[8]。規制緩和の動きに対しても積極的に対応している。中国地方へは西脇・津山方面の中国ハイウェイバスをはじめ、新規に山陽道経由の路線(岡山、広島方面)を開設している。しかし、近年はETC大幅割引(2011年6月で廃止)の影響で、廃止路線が出た[9][10]

1990年代後半以降は一般路線が大幅に縮小され、阪本線[11]や亀草(三)線・近城線・園篠線・熊野線・奥能登線など全面廃止された路線が数多くあり、現在では、高雄・京北線(京都駅~山城高雄~周山)や若江線近江今津駅小浜駅[12]名金線(金沢市内および周辺)などが運行されているに過ぎない。2007年3月から久々に奈良市内の路線(平城山線「えきバス」、奈良交通との共同運行)を開設したが、当初から利用低迷が続き、2009年3月13日の運行を最後に路線を廃止した。

2007年3月からは金沢営業所管内(才田線・牧線・名金線の一部)および福知山営業所管内(園福線の一部)でデマンドバス、フリー乗降システムを導入。但し、デマンドバスに関しては金沢営業所管内は2011年4月7日限り・福知山営業所管内は2012年3月31日限りでそれぞれ終了している。

2013年からは格安夜行便を中心に日本交通 (大阪府)帝産観光バスなどといった貸切バス事業者に続行便の運行委託を行っている。

高速路線

テンプレート:Vertical images list 詳細は当該記事参照(記事未作成のものに限り一部停留所掲載)

関東方面

東海方面

北陸方面

北条・西脇方面、山陽・山陰方面

南紀方面

関西地区内

淡路島・四国方面

  • 大磯号
  • 淡路夢舞台前は上り18号以降と下り49号までのみ停車
  • 国道夢舞台前は51号以降の下り便のみ停車
  • 100番台は平日運行、200番台は土曜・休日運行、300番台は高速舞子発着
  • 平日の39・41・45・49号は高速舞子-東浦BT間2台で運行
概要
明石海峡大橋開通とともに開業。座席定員制。平日上り31便、下り27便。土・休日29往復。本四海峡バスと共同運行。運行開始からの淡路島内停留所である大磯港に関しては、明石海峡大橋開通まで淡路フェリーボートが須磨港(深夜帯はハーバーランド)まで航路を設けていた。回数乗車券(4枚綴りの区間式)を全区間で発行。往復乗車券は高速舞子 - 鵜崎・淡路夢舞台/国道夢舞台間を除く各区間で発行。三ノ宮バスターミナル⇔大磯港間が周遊きっぷの「京阪神ゾーン」の区間に含まれており、有効なゾーン券があれば乗車できる。
歴史
  • 1998年4月6日 - 運行開始。開業当初、淡路島内は大磯港でしか乗車できなかったが、2000年3月18日より一部便を淡路夢舞台(2000年9月17日までは「淡路花博」)まで延伸。
  • 1999年10月1日 - 淡路IC停車。
  • 2001年8月21日 - 東浦バスターミナルへ途中停留所を追加。
  • 2006年2月16日 - 神戸空港乗り入れ開始。
  • 2007年3月16日 - 神戸空港乗り入れ廃止と運行ルートを変更。淡路ICは廃止(同日以降淡路ICはかけはし号で対応)、淡路島側は東浦バスターミナルを起終点に変更。
  • 2008年12月19日 - 鵜崎に停車。
  • 2009年2月1日 - この日の乗車分より、指定席は発車オ〜ライネットでの取扱いを廃止。駅コード廃止。
  • 2010年1月22日 - ダイヤ改正。平日の始発以外は全て新神戸駅発着に変更。なお、開業当初は一部便を除いて一部座席が指定席で他の座席が自由席であり、一部便のみ全席自由席だった。みどりの窓口高速バスネットでの乗車券取り扱いを廃止。100号台が平日のみの運行、200号台が土曜日休日のみ運行。300号台が高速舞子発着で平日のみ運行(本四海峡バス便のみ運行)。それ以外の号数は毎日運行に変更されている(偶数号は上り、奇数号は下り)。
  • 2010年12月9日 - 平日下り2便減便、下り夜間に淡路夢舞台を通過する便ができる。
  • 2012年8月1日 - 本四海峡バスがくにうみライナー東浦線として運行していた最終便を大磯号に編入、さらに夜間下りに通過していた淡路夢舞台前停留所近くに「国道夢舞台前」停留所(淡路交通路線バスの大磯停留所と同じ場所)を設け、停車させる(下りのみの設定、上り早朝はこれまで通り淡路夢舞台前は通過する)。
  • 2014年4月1日 - 聖隷淡路病院前停車開始(本四海峡バス運行の一部便のみ)。
  • かけはし号
0番台・200番台・500番台
  • 200番台は土曜・休日運行、500番台は大阪駅発着(新神戸駅は通過)、他は新神戸駅発着
100番台・300番台・400番台・600番台
  • 300番台は淡路IC-本四中川原間は通過・平日運行、400番台は平日運行、600番台は土曜・休日運行、本四安乎は151号のみ停車
概要
明石海峡大橋開通とともに開業。本四海峡バスと共同運行。大阪駅・三ノ宮バスターミナル⇔洲本バスセンター間が周遊きっぷの「京阪神ゾーン」の区間に含まれており、有効なゾーン券があれば乗車できる。回数乗車券(4枚綴り)と往復乗車券は全区間で発行。
歴史
  • 1998年4月6日 - 運行開始。大阪・新神戸駅・三宮・高速舞子 - 津名港・洲本港。洲本バスセンターに最寄りのインターチェンジ洲本インターチェンジだが、開業から2007年3月15日まで、廃止になった共同汽船の洲本港発着津名港経由のルートを引き継いだため、全便津名港経由で神戸淡路鳴門自動車道への出入りは津名一宮インターチェンジであった。全席座席指定制。
  • 1999年4月1日 - 洲本港発着から洲本バスセンター発着に変更。
  • 2001年3月31日 - ユニバーサル・スタジオ・ジャパン停留所を追加。
  • 2004年12月17日 - 東浦IC・本四仁井・北淡IC・遠田の各停留所を追加。
  • 2006年2月16日 - 神戸空港停留所を追加。
  • 2007年3月16日 - 途中停留所に湊町バスターミナル(JR難波駅・OCAT)・淡路IC・津名一宮IC・本四中川原・洲本ICを追加し、大阪 - 洲本間の7往復(2007年3月15日までの1~14号)は1号を除き高速舞子へ停車に加え、従来からの津名港経由三宮通過(1~4・6・801~804号)、津名港経由三宮停車(101~104・106号)、洲本IC経由三宮停車(501~504号)の3種類に分割された(以下、偶数号は上り、奇数号は下り)。神戸空港が停留所廃止となった。新設の4停留所は大阪発着便のみ停車。
  • 2008年12月19日 - 新神戸始発終着についても淡路IC停車となった。
  • 2009年2月1日 - この日の乗車分より発車オ〜ライネットでの取扱いを廃止、マルス枠を除く全席を高速バスネット扱いに統一。同時に駅コードも廃止。
  • 2009年6月13日 - この日から同年7月26日に土・休日グループ割引が設定される[13]
  • 2010年1月22日 - ユニバーサル・スタジオ・ジャパン・津名一宮IC・本四中川原の各停留所を廃止、大阪発着便が7往復から2往復に減便(2往復とも三宮経由)、全席指定席から前2列8席のみ指定可能で残りは自由席に変更、みどりの窓口での取扱いを廃止するなどの変更が行われた。新神戸駅発着便は前日まで全便津名港経由だったが、同日から洲本IC経由便を平日限定で新設。号数は以下の通りに変更。
  • 100号台 新神戸発着津名港経由 平日のみ運行
  • 200号台 新神戸発着津名港経由 土・休日のみ運行
  • 300号台 新神戸発着洲本IC経由・淡路IC - 本四中川原間通過 平日のみ運行
  • 500号台 大阪発着津名港経由・西日本JRバス担当 毎日運行
  • その他 新神戸発着津名港経由 毎日運行
  • 2010年12月9日 - 一部便で運行時刻を見直し。
  • 2012年8月1日 - 本四海峡バスの単独路線であるくにうみライナー・洲本線として運行していた路線をかけはし号に編入、平日、土・休日運行ともに津名港経由と洲本IC経由に分かれ、洲本IC経由では廃止された津名一宮IC・本四中川原が再び追加され(新神戸発着便の停車は初)、さらに本四安乎(下り最終便のみ)・宇山停留所(淡路交通路線バスの同停留所と同じ場所)を設ける。洲本IC経由便は630号が昼過ぎに運行する以外は朝(土・休日の下りは朝運行無し)と夕方以降のみ運行。
  • ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ) - JR大阪駅 - 湊町BT - 高速舞子 - 高速鳴門 -松茂 - 徳島駅
大阪市神戸市鳴門市松茂町徳島市を結ぶ昼行高速バスである。運行回数は1日23往復(西日本JRバス・本四海峡バス各8往復、JR四国バス7往復)。
路線沿革
  • 阿波エクスプレス神戸号 (本四海峡バス、JR四国バスと共同運行)
神戸市鳴門市松茂町徳島市を結ぶ。全便座席指定制のため、乗車には予約が必要。神戸空港発着のバス路線乗客数のうち、2007、08年度においては当線(徳島線)利用者が半数近くを占めているという[14]
  • 1日15往復(各社5往復)。
路線沿革
  • 2006年2月16日 - 神戸空港開港に伴い、一部便が同停留所まで延長運転を行う。
  • 2008年7月1日 - 西日本JRバス、本四海峡バス担当便が徳島マリンピアに乗り入れ。
  • 2009年10月1日 - 一部便(2往復)が小松島港まで延長。
  • 2010年12月9日 - 徳島大学停留所新設。小松島港までの運転を廃止。
  • 2011年10月1日 - 西日本JR担当便の徳島マリンピア乗り入れ廃止。
  • 2013年4月20日 - 土・日・祝日の1往復(JR四国バス担当便)が神戸アンパンマンミュージアムに停車開始。

一般路線

ファイル:MP618M.JPG
一般路線バス 534-5909

<○○ / ○○>は左右いずれかを経由する。{○○}は一部の便のみ経由する。太字は始発・終着あり。

金沢営業所

福光車庫(旧福光派出所)
  • 名金線金沢駅(東口) - <本町(下り) / 六枚町(上り)> - 武蔵ヶ辻 - <尾張町(森本駅発着) / 香林坊 - 兼六園下(福光駅発着)> - 橋場町 - 春日町 - 森本駅 - 堅田町 - 古屋谷 - 川合田温泉 - 福光駅
  • 牧線[15]広岡 - 金沢駅西口 - {金沢駅(東口)(広岡行のみ経由せず)} - <本町(下り) / 六枚町(上り)> - 武蔵ヶ辻 - <尾張町 / 香林坊 - 兼六園下> - 橋場町 - 春日町 - <{東金沢駅} - 星稜高校 / 大樋町> - 高田 - {御所町一丁目 → 御所町二丁目北 → 御所町一丁目} - 夕日寺小学校前 - 山王口 - <東長江 / 牧 - 小二又>
  • 才田線[15]金沢駅(東口) - <本町(下り) / 六枚町(上り)> - 武蔵ヶ辻 - 香林坊 - 兼六園下 - 橋場町 - 春日町 - 森本駅 - {イオン金沢} - 大場 - <向陽高校前 / 八田東> - 加賀八田 - <八田北 / 忠縄(下り一部のみ)> - 才田 - 農業総合研究センター
  • 中尾線[15]金沢駅(東口) - <本町(下り) / 六枚町(上り)> - 武蔵ヶ辻 - 香林坊 - 兼六園下 - 橋場町 - 春日町 - 森本駅 - 堅田町 - <深谷元湯 - 加賀朝日 / 鳴瀬 - 小池> - 中尾
  • 医王山線[15]金沢駅(東口) - <本町(下り) / 六枚町(上り)> - 武蔵ヶ辻 - 香林坊 - 兼六園下 - 橋場町 - 春日町 - 森本駅 - 堅田町 - 古屋谷 - 加賀二俣 - 田の島
  • まちバス(金沢商業活性化センターから委託を受けて運行)
  • 金沢ふらっとバス・長町ルート(金沢市歩ける環境推進課から委託を受けて運行)

近江今津営業所

小浜車庫(旧小浜支所)

京都営業所

周山車庫

京丹波営業所

廃止・撤退したバス路線

ファイル:Njr331-4901.jpg
平城山線 331-4901

一般路線

高速バス等

新神戸駅三宮バスターミナル兵庫県神戸市中央区)と田辺駅前・アドベンチャーワールド和歌山県西牟婁郡白浜町)との間を結んでいた昼行高速バス。明光バスと共同運行。先行して運行を開始した白浜・大阪間の高速バスが好調であり、利用者側からの要望もあったことから、この路線が設定された[16]が、2009年9月30日の運行をもって廃止。

車両

国鉄バス時代は、近畿地方自動車部エリアは三菱ふそういすゞ、中部地方自動車部エリアは日野日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)車が多く、このため民営化後の車両導入も三菱・いすゞ車が多かった。主に高速車として三菱、貸切車としていすゞ車を導入することが多かった。

しかし、1993年には「ドリーム号」用として、日本で初めてヨンケーレ車を導入したのをきっかけに日産ディーゼル車の導入が続き、ヨンケーレ・モナコは製造終了まで継続的に導入した。1997年には日産ディーゼル・フィリピンのユーロツアーも導入している。また、ドリーム号向けには初の日本国外メーカー製の車両としてボルボ・アステローペも導入している。2006年からはJRバス関東からのリースにより、ネオプラン・メガライナーを「青春メガドリーム号」専用車として導入している(同型車の火災事故の影響で2009年3月に廃車)。

一般路線車では新車導入だけでなく、中古車の導入も行なわれていた(但し、現在は路線削減等により全車引退している)。

JRバスの中で唯一、国鉄バス時代からのトレードマークであるツバメを消した会社であった(同じJR西日本グループに所属する中国JRバスではそのまま継承した)が、高速バスについては2004年3月よりシンボルマークとして復活させている(同時に、ダブルデッカーについては一部デザインも変更されている)。ただし、国鉄バス末期のものをそのまま踏襲したJRバス他社とは異なるオリジナルデザインである(色も黒ではなく青色のいわゆる「ブルーツバメ」。国鉄デザインを採用しているJRバス関東から移籍したエアロキングもオリジナルデザインのものに貼り替え)。なお発足当初、動輪に翼を組み合わせたマークが車両正面に取り付けられていたことがある(阪本線の画像を参照)が、後年青いJRマークに変更されている(但し、制帽のマークについては現在も動輪&翼のマークを継承している)。

当初は全ての車種で同一の塗装パターンとなっていたが、現在では一般路線車以外は新デザインへの移行が進んでおり、ほとんどの塗装パターンにおいて、国鉄バスのブルーに加えてウエンズ(JR西日本の旅行商品名)ピンクと呼ばれるピンクがシンボルカラーとして用いられている。一時期、ダブルデッカーには専用デザインを採用したが、これは天球儀をイメージしたデザインに、ウエンズピンクのチューブ状文字で「Dream Liner」と表記するという、かなり派手なものであった。これ以後も、プレミアムドリーム号・青春メガドリーム号専用車ではロゴが大きく入っている。

高速車には「JRハイウェイバス」の文字が入っているが、その「JRハイウェイバス」は西日本JRバスの登録商標(第3062137号)である。

車両称号

基本的には、国鉄バスの車両称号をそのまま使用している。ボルボネオプラン等の輸入車に付いては、未使用だった「9」を使用している。

7 4 8 - 9 9 85
車種 形状 メーカー 年式 装備 固有番号
  • 車種
    • 1…車体幅2300mm以下かつ全長7000mm未満(マイクロバス)
    • 2…車体幅2300mm以下かつ全長7000mm以上8400mm未満(中型バス)
    • 3…車体幅2300mm以下かつ全長8400mm以上9000mm未満(中型バス)
    • 4…車体幅2300mm超かつ全長9000mm以上10000mm未満(大型ショート系)
    • 5…全長10000mm以上(大型バス)
    • 6…観光・高速
    • 7…高速(ダブルデッカー)
  • 形状
    • 1…横向き座席
    • 2…混合(半分以上が前向き)
    • 3…前向き座席
    • 4…リクライニングシート
  • メーカー
  • 年式
    • 西暦の下1桁
  • 装備
    • 4…冷房・板ばね
    • 9…冷房・空気ばね
  • 固有番号
    • 前5桁ごとの連番
    • 01~49と71~99は主に路線車・51~69は貸切車

上記の法則により、「748-9985」は、「リクライニングシート装備のダブルデッカー高速車で日産ディーゼル製、製造年はxxx9年で、冷房・空気ばね装備の車両」における85号車ということになる。

関連会社

脚注

テンプレート:Reflist

参考文献

末尾の「※」は車両一覧の掲載ありを示す。

関連項目

外部リンク

テンプレート:Multimedia テンプレート:Sister

テンプレート:JR西日本
  1. 市バス営業所の管理の受委託の受託者の選定について
  2. テンプレート:Cite web
  3. [平成25年2月1日(金)福知山営業所は移転し「京丹波営業所」となりました。http://www.nishinihonjrbus.co.jp/other_bus/index.html]
  4. 高速バスから出火、乗客ら38人避難 新名神高速道 朝日新聞デジタル2013年3月2日
  5. [福知山営業所⇒平成25年2月1日京丹波営業所 移転 http://www.nishinihonjrbus.co.jp/company/index.html]
  6. 水口営業所に在籍していた車両の一部は金沢営業所美山派出所に転属になり、越美北線の列車代行バスに使用された。
  7. JR西日本岡山メンテックが担当している
  8. 明石海峡大橋#交通への影響を参照。
  9. 鳴門-阪神線21日廃止 高速バス路線で初、「1000円」影響徳島新聞 2010年1月15日
  10. 高速バス廃止相次ぐ 「上限千円」が影響朝日新聞 2010年1月16日
  11. 奈良交通に移管。
  12. 新快速との乗り継ぎで小浜への短絡ルートとして利用率を維持している。(詳細は若江線参照)
  13. 土・休日グループ割引きっぷ
  14. テンプレート:Cite web
  15. 15.0 15.1 15.2 15.3 正確には名金線の支線扱いとなっているが、時刻表で案内されている実際の運行系統に合わせた。
  16. テンプレート:Cite web