九州旅客鉄道
テンプレート:Infobox 九州旅客鉄道株式会社(きゅうしゅうりょかくてつどう、英称:Kyushu Railway Company)[1]は、1987年4月1日に日本国有鉄道(国鉄)から鉄道事業を引き継ぎ発足した旅客鉄道会社の一つ。通称はJR九州(ジェイアールきゅうしゅう)。英語略称はJR Kyushu。コーポレートカラーは赤色。
主に九州地方と山口県の一部の鉄道路線を管理運営している。また、旅行業・不動産業・農業なども展開している。本社は福岡市。代表取締役社長は青柳俊彦。社歌は『浪漫鉄道』でハイ・ファイ・セットが歌っている[2]。
目次
概況
営業概況
「旅客鉄道株式会社及び日本貨物鉄道株式会社に関する法律」に依る特殊会社である。北海道旅客鉄道(JR北海道)、四国旅客鉄道(JR四国)、日本貨物鉄道(JR貨物)と同様、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構国鉄清算事業本部(発足当初は日本国有鉄道清算事業団)が全株式を保有している。JR北海道、JR四国と共に、経営支援策として経営安定基金(3877億、元本の利用はできない。利益配当のみ経常利益に含まれる)が造成されており、固定資産税の減免を受けている。
1987年のJR九州発足後は、福岡市博多区の福岡本社のほか、北九州市門司区(門司港駅隣)の旧国鉄九州総局ビルに北九州本社を構えていたが、2001年に福岡本社に統合し、北九州市小倉北区に北部九州地域本社を設置している。
グループ会社が34社あり、関連事業の収益が鉄道事業を超えている。
また、近年では、九州新幹線全線開業前に放送された『祝!九州縦断ウエーブ』と銘打った大規模イベントを敢行してのCM制作や、水戸岡鋭治のデザインによる個性的な車両の数々、日本初の超豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」の構想、不動産や駅ビル事業など鉄道と縁深い事業だけに留まらず、船舶事業、ドラッグストアや居酒屋チェーンなどの経営、はては農業といった幅広い事業を営んでいる。
経営環境
九州の各地でJR九州の特急と高速バスが競合している。さらに福岡市と北九州市の都市同士を結ぶ博多駅 - 小倉駅間では国鉄分割民営化により山陽新幹線が西日本旅客鉄道(JR西日本)の所有となり、JR九州の所有する鹿児島本線とは競争関係となっている。
このような環境を受けて特急列車の増発および特急料金の値下げ、「2枚きっぷ・4枚きっぷ」などの特急列車用のトクトクきっぷの拡充などが行なわれている。
上述のような経営環境もあり、鉄道事業においてはデザイン面を重視した列車を相次いで開発していく一方、ワンマン化や余剰人員の削減など徹底的なコストカットを図り、また、鉄道事業のほかにも不動産、船舶、飲食業、農業などといった事業の多角化を推し進めてきた。この結果、発足初年度の営業損益は288億円のマイナスとなったが、九州新幹線が部分開業した2004年度に、営業損益が黒字に転換した。以降、営業黒字を拡大している。
近年では、2011年3月12日に全線開業した九州新幹線を軸として、事業の基盤となる地域の活性化を目的とした観光列車を相次いで投入、多角化を進めている関連事業と鉄道事業との相乗効果をもって利益を拡大する事業戦略を推進している[3]。2012年度から5カ年の中期経営計画では「株式上場の実現」を目標としており、これについて当時の唐池恒二社長は「2012年春から5カ年の中期経営計画中に株式上場したい」と発言している[4]。
運転面
広域輸送
優等列車の運行については、民営化後博多駅を中心とした体系に改められ、同駅から九州各県の主要駅に向かう新幹線・在来線特急列車が発着している。
九州新幹線
九州新幹線は、九州内においては博多駅・熊本駅・鹿児島中央駅の各都市間の輸送を主としている。このほかにも主な駅で佐賀・長崎・大分・宮崎の各都市を結ぶ在来線特急列車や高速バスと連絡している。
加えて、山陽新幹線の新大阪駅と鹿児島中央駅との間で直通運転も行っている。
通常は熊本駅までは1時間あたり4本、鹿児島中央駅までは2本 - 3本の頻度で運行されており、繁忙期などは山陽新幹線に直通する臨時列車も多数運行され、最大で1時間に6本ほど運行される時間帯もあるなど、高頻度での運行がなされている。
在来線特急列車
博多駅を中心として、小倉駅・佐賀駅・長崎駅・佐世保駅・大分駅などの間で特急列車を運行している。特に博多駅 - 小倉駅・佐賀駅間に関しては、「在来線特急毎時上下各3本運転」と高頻度での運行を行っている。宮崎駅に関しては途中駅での接続で対応しているが、特急料金の通算や同一ホームでの乗り換えなどで便宜を図っている。このほかにも宮崎駅 - 鹿児島中央駅間や、大分駅 - 熊本駅間を結ぶ特急列車も運行されている。
博多駅はかつて日本で在来線特急が最も多く発着するターミナル駅となっていた。特に九州新幹線全線開業前の博多駅 - 鳥栖駅間は3系統8種の特急列車(「リレーつばめ」「有明」「かもめ」「みどり」「ハウステンボス」「ゆふ」「ゆふDX」「ゆふいんの森」)が運転され線路容量は限界に達しており、2003年には退避専用の太宰府信号場が設置されたほどである。2011年3月12日に九州新幹線鹿児島ルートが全線開業して「リレーつばめ」が廃止、「有明」が朝晩のみの運行になったことでこの区間の線路容量にも若干余裕ができたため、1976年の長崎本線・佐世保線電化開業以来行われていた「かもめ」「みどり」の併結運転は終了した。「みどり」は「ハウステンボス」と併結運転を行っており、「かもめ」との併結運転が終了するまでは「かもめ・みどり・ハウステンボス」の3階建て列車が運行されていた。
2008年6月発売の時刻表より、管内の「エル特急」の呼称がすべて「特急」に変更された。
その他
定期運行の寝台特急については1994年に「あさかぜ1・4号」「みずほ」が廃止されたのを皮切りに縮小が進み、2009年3月14日のダイヤ改正で「はやぶさ」「富士」が廃止されたことでJR九州管内から消滅した。また2011年3月12日のダイヤ改正で「ドリームにちりん」が廃止されたことで定期運行の夜行列車自体が消滅した。
急行列車については特急格上げや廃止が進められ、2004年に「くまがわ」が特急に格上げされたことで消滅した。
地域輸送
テンプレート:独自研究 JR九州の発足後、福岡・熊本・大分・鹿児島の各都市圏では普通列車の増発が進められ、長距離を運行する普通列車の系統を分離、JR他社線への直通運転を廃止するなど、運転区間の細分化、車両を需要に合わせた短編成化も並行して行われた。一部の区間では、快速列車の新規設定や増発・停車駅追加などを実施した。テンプレート:要出典範囲軌道が最高速度130km/h対応区間であっても快速列車については130km/h運転は行っていない。全国のJR旅客各社の中で快速列車の130km/h運転を行わないのは同社だけである。
また、九州各地の在来線特急列車や新幹線も、乗車距離の短い区間に廉価な特急料金や割引切符を設定し、列車の増発や停車駅を拡大することによって、短距離でも利用しやすい体制を整えている。
普通列車では、1988年の香椎線と三角線を皮切りに、車掌を乗務させないワンマン運転を九州の各地で拡大させた。2012年3月時点では、山陽本線の下関駅 - 門司駅間、鹿児島本線の門司港駅 - 鳥栖駅間、筑肥線の姪浜駅 - 筑前前原駅間をのぞくJR九州のすべての路線でワンマン運転が行われている。2004年以降は一部の特急列車もワンマン運転となっている(車内改札は客室乗務員が担当する)。
D&S列車(観光列車)
JR九州では管内各地のローカル線でD&S(デザイン&ストーリー)列車と称する観光面に特化した観光列車を多数運行している。D&Sの由来は、これらの列車が特別なデザインと運行する地域に基づくストーリーの「デザインと物語のある列車」であることから[5]。
1989年に同社初の観光列車である特急「ゆふいんの森」が運行を開始し、2004年には九州新幹線が一部開業することを契機に、鹿児島県・宮崎県を中心として多数の観光列車が運行を開始した。その後、九州新幹線が全線開業、沿線である熊本・鹿児島両県でさらなる観光列車の投入が行われた。
D&S列車はそのほとんどが従来から使用されていた車両をリニューアルした車両で運行されており、中には普通列車用の車両を改造し、観光特急と称して運行している列車もある。
各D&S列車の特徴としては、車内にアルコール飲料を提供するバーを備えた特急「A列車で行こう」や、沿線の浦島太郎伝説にちなみ、ドアが開くとドア上部から玉手箱の煙に見立てた白いミストが噴出する特急「指宿のたまて箱」、中には、列車の運行中に客室乗務員が沿線の神話をモチーフにした手作りの紙芝居を披露するサービスが行われている特急「海幸山幸」といった列車も運行されており、内外装やサービスに至る仕掛けが施されている。
2014年7月現在、同社管内で以下の9種類のD&S列車を運行している。
- JRQ DC72.jpg
「ゆふいんの森」
- JR Kyushu Kiha 125 Umisachi Yamasachi-in-Aoshima-20100626.jpg
「海幸山幸」
沿線で育成される飫肥杉を使用した合板で装飾されている - Ltd Exp Ibusuki-no-Tamatebako 110312 2.jpg
「指宿のたまて箱」
ミストを噴射する様子 - Ltd Exp Ibusuki-no-Tamatebako 110312 3.jpg
「指宿のたまて箱」
海側を向いた一人掛け席 - JRKyushu A-Train inside02.jpg
「A列車で行こう」
バーカウンター - JRK kiha182-1002 KURO CLUB.jpg
「あそぼーい!」
子供の遊び場を備えた車内 - Hayato-no-kaze interior2.jpg
「はやとの風」
展望スペース。沿線の錦江湾や霧島の山々を一望できる
豪華寝台列車
2013年10月15日より、寝台列車「ななつ星in九州」を運行している。ななつ星in九州は、1室の料金が1人最大55万円ともなる超豪華寝台列車で、数日にわたって九州を周遊する。日本初となる観光に特化した寝台列車(クルーズトレイン)であり、主に国内やアジアの富裕層をターゲットにする[6]。
運賃・料金面
1996年に普通運賃を値上げしつつ、JR他社より安いグリーン料金や、JRグループの中では唯一、在来線特急の繁忙期(指定席特急料金が200円増しになる時期)を設定しない[7]など料金の値下げをしている。ただし、九州新幹線に関しては繁忙期・通常期・閑散期の設定がなされており、時期により指定料金が異なる。
JR九州の競争区間(主に九州内の高速バス)の対象である旅客に対する値下げ戦略は、2001年に割引きっぷのほとんどを特急回数券「2枚きっぷ・4枚きっぷ」に集約した。この「2枚きっぷ・4枚きっぷ」において、高速バスとの競合する区間では普通乗車券よりも安くなる区間も存在する[8]。
快速・普通列車用の割引回数券としては、6枚つづりの「ミニ回数券」がある。特急列車の設定のない一部の区間(長崎 - 佐世保間、唐津 - 福岡市地下鉄博多間など)では、普通列車用の「2枚きっぷ・4枚きっぷ」を発売している。
若者向けの割引商品として、1996年に16歳から29歳までの人が入会可能な会員制割引サービス「ナイスゴーイングカード」を開始し、2011年まで新規入会受付を継続した。2012年からは16歳から24歳までの人が購入可能で2枚きっぷ・4枚きっぷより割引率の高い割引きっぷ「ガチきっぷ」を長期休暇期間に発売している。
全線フリーの企画乗車券については以前「九州グリーン豪遊券」(2003年まで)・「九州レディースパス」(2002年まで)の発売が終了してから数年間存在しなかったが、2007年に入り特急列車・九州新幹線が利用可能な「九州特急フリーきっぷ」が発売開始され、以後使用期間を限定し、商品名を変更して発売されている。また同年にはJR九州の普通列車と九州内の私鉄路線に乗車できる「旅名人の九州満喫きっぷ」が発売された。
このように割引きっぷを設定する一方、急行列車の特急格上げ、山陽新幹線と在来線の乗継割引の廃止など、負担増となった例もある。また九州新幹線には新幹線と在来線の乗継割引が導入されていない。
車両面
テンプレート:Main2 特急車両に関しては、発足当初はJR他社と同様、485系電車など国鉄から引き継いだ車両の座席交換などの改良工事を進める一方、1988年にJRグループ初の新系列車両である783系電車を導入し、その後、1992年に787系電車、883系電車、885系電車などの新系列特急車を多く導入している。
鹿児島ルートの全線開業以前は比較的車両によって使用される列車が固定されていたこともあり、外装に列車名をロゴとして表記する車両も多く見られた。このため運用の変更が起こると、885系電車では「かもめ」編成の「ソニック」と「ソニック」編成の「かもめ」が博多駅のホームに並んだり、稀ではあるが783系電車において「ハウステンボス」編成の「みどり」と「みどり」編成の「ハウステンボス」が併結するなどの事態が発生した。
九州新幹線鹿児島ルートの全線開業により、787系は「ハウステンボス」「ソニック」以外のJR九州管内のすべての在来線電車特急に充当されるようになったことと、885系では「かもめ」「ソニック」への使い分けが事実上消滅して共通運用になっていたことから、この2形式は共通運用を前提とした「AROUND THE KYUSHU」ロゴへの変更が行われている。
また、前述の観光列車に至っては指宿枕崎線指宿駅発着の「指宿のたまて箱」に予備車が1両あるのをのぞいて予備車両を持たないため、「海幸山幸」や「あそぼーい!」などのように週末などのみの運転に限定したり、「ゆふいんの森」や「はやとの風」などのように毎日運転ではあるが専用車両の検査時には別の車両で代走する、という措置が取られている。
普通列車関係では、トイレの設置を進めており、近年では103系1500番台および303系の全編成、キハ125形の全車に、バリアフリー対応トイレが設置された。この結果、トイレ非設置の普通列車はキハ31形単行列車などくらいとなっている。
禁煙化
車両の禁煙化については、民営化直後の1988年には普通・快速列車の分煙化を行い、さらに1995年には普通・快速列車は全面禁煙とした。一方特急列車でも年々禁煙車は増加しており、2003年からは特急列車の喫煙車は編成最後部(下り列車基準)の1両のみとし、指定席・自由席を1両に集約していた(なお、車両が2室に分かれる783系ではA室を自由席、B室を指定席とし、その他の車両については指定席の枕カバーを黄色にすることで区別していた)。また、1999年に投入された「有明」用の787系では、喫煙ルームを設けることで客室内を禁煙とした。
その後、2007年3月18日のダイヤ改正で、JR北海道・JR東日本と共に管内特急の喫煙コーナーの廃止を含む大幅な禁煙化が行われた。この改正により管内特急の大半が全面禁煙となり、「にちりん」「ひゅうが」「きりしま」に喫煙車が、「ゆふ」「ゆふDX」「ゆふいんの森」「九州横断特急」「くまがわ」に喫煙ルーム(客席内は禁煙)が残るのみとなり、2009年3月14日のダイヤ改正でこれら特急の喫煙車および喫煙ルームが廃止となり、当時残っていた寝台特急をのぞいて全特急が完全禁煙となった。
なお、九州新幹線鹿児島ルートに関しては、部分開業した2004年に運行を開始した「つばめ」に充当された800系に関しては、当初から全面禁煙であった。全線開業に伴い運行を開始した「みずほ」および一部の「さくら」「つばめ」に充当されるN700系7000番台・8000番台では客室内は全室禁煙で、3・7号車に喫煙ルームが設置され、JR九州管内を運行する列車では2年ぶりに喫煙可能の列車が登場した。
2012年2月現在でJR九州管内を運行する列車において、車内での喫煙が可能なのはN700系7000番台・8000番台で運行される「みずほ」「さくら」「つばめ」の喫煙ルームのみで、それ以外の新幹線・在来線全列車は全面禁煙となっている。
2012年4月1日からは福岡・北九州都市圏の一部エリアの在来線駅においてホーム上の喫煙コーナーを廃止し、全面禁煙を実施する(博多駅・小倉駅の喫煙ルームは存続)[9]。
今後の展望
JR九州全体では2004年度以降、営業損益が黒字に転換したものの、鉄道事業においては発足以来一度も黒字を計上したことがなく、九州新幹線鹿児島ルートが全線開業した後も依然として厳しい経営状況が続いているが、当時のJR九州社長唐池恒二は「2014年度を目処に鉄道事業を黒字化させたい」としていた[10]。
九州新幹線長崎ルート(西九州ルート)が2008年4月に着工され、2022年度の完成を見込んでいる。
本社・支社等
本社・支社の路線管轄境界駅についてはJR支社境を参照のこと。
本社
所在地:福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目25番21号(博多駅前ビジネスセンタービル)
支社等
- 北部九州地域本社
- 所在地:福岡県北九州市小倉北区室町三丁目2番57号
- 長崎支社
- 所在地:長崎県長崎市尾上町1番89号
- 大分支社
- 所在地:大分県大分市要町1番1号(大分駅構内)
- 熊本支社
- 所在地:熊本県熊本市西区春日三丁目15番1号(熊本駅構内)
- 鹿児島支社
- 所在地:鹿児島県鹿児島市武一丁目2番1号
- 東京支社
- 所在地:東京都千代田区永田町二丁目12番4号(赤坂山王センタービル9階)
- 沖縄支店
- 所在地:沖縄県那覇市壺川二丁目1番14号
- 上海事務所(2010年設立)
- 所在地:中国上海市
付属機関
- 小倉総合車両センター
- 所在地:福岡県北九州市小倉北区金田三丁目1番1号
- JR九州病院
- 所在地:福岡県北九州市門司区高田二丁目1番1号
- 社員研修センター
- 所在地:福岡県北九州市門司区新原町8番1号
歴史
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄が分割民営化され、九州旅客鉄道発足。社長に石井幸孝が就任。
- 1988年(昭和63年)
- 1989年(平成元年)
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)
- 1992年(平成4年)
- 1993年(平成5年)6月1日:日南鉄道事業部発足。
- 1994年(平成6年)
- 1995年(平成7年)
- 1996年(平成8年)
- 1月10日:JR九州を含む三島会社が運賃を改定。JRグループの日本全国同一運賃体系が崩れ、運賃格差が発生。
- 2月1日:外食・物販部門をジェイアール九州フードサービス、ジェイアール九州リーテイル(現・JR九州リテール)に分社。
- 4月20日:「ナイスゴーイングカード」会員募集開始。
- 7月18日:宮崎空港線が開業。
- 11月1日:指定席の繁忙期料金を廃止(JRグループでは初めて)。
- 1997年(平成9年)6月下旬:定時株主総会後の取締役会で社長に田中浩二、会長に石井幸孝が就任。
- 1999年(平成11年)10月1日:豊肥本線熊本駅 - 肥後大津駅間が電化。
- 2000年(平成12年)
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)
- 2月22日:鹿児島線列車追突事故が発生。
- 6月21日:社長に石原進、会長に田中浩二が就任、石井幸孝は相談役に就任するが福岡市長選に立候補するため、その後退社(結果的には立候補しなかった)。
- 2003年(平成15年)
- 4月1日:「JR九州インターネット列車予約サービス」開始。
- 7月18日:長崎本線特急列車脱線転覆事故が発生。
- 2004年(平成16年)
- 3月13日
- 九州新幹線鹿児島ルートの一部(新八代駅 - 鹿児島中央駅間)開業。これに伴い、並行する鹿児島本線の一部(八代駅 - 川内駅間)を廃止し、肥薩おれんじ鉄道に転換。
- 急行「くまがわ」が特急「九州横断特急」・「くまがわ」に格上げされ、廃止。これにより、JR四国に続いて管内から定期急行列車が消滅。
- 3月13日
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 7月22日:豊肥本線で観光列車「あそ1962」運転開始。
- 9月17日:日豊本線特急脱線転覆事故が発生。
- 2007年(平成19年)
- 3月18日:管内列車の大幅な禁煙化を実施。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)12月1日:SUGOCA利用可能エリアが、熊本・大分の両県(現行の福岡・佐賀エリアの拡大分)、ならびに長崎・鹿児島の両県(それぞれが独立エリア)に拡大(各エリアをまたがる利用、および九州新幹線での利用は不可)[18]。
- 2013年(平成25年)
- 3月23日:交通系ICカード全国相互利用が開始され、SUGOCAがPASMOなどとも相互利用可能に。
- 10月15日:九州を一周する豪華寝台列車「ななつ星in九州」の運行開始[19]。
- 2014年(平成25年)
- 6月21日:指宿枕崎線特急「指宿のたまて箱」脱線事故が発生。
- 6月27日:社長に青柳俊彦、会長に唐池恒二が就任。
歴代社長
代数 | 氏名 | 在任期間 | 出身校 |
---|---|---|---|
初代 | 石井幸孝 | 1987年 - 1997年 | 東京大学工学部 |
第2代 | 田中浩二 | 1997年 - 2002年 | 東京大学法学部 |
第3代 | 石原進 | 2002年 - 2009年 | 東京大学法学部 |
第4代 | 唐池恒二 | 2009年 - 2014年 | 京都大学法学部 |
第5代 | 青柳俊彦 | 2014年 - | 東京大学工学部 |
路線
営業キロ数 | 線区数 | 駅数 | |
---|---|---|---|
新幹線 | 288.9km | 1 | 12 |
在来線 | 1984.1km | 20 | 562 |
全体 | 2273.0km | 21 | 566 |
- 営業キロ・線区数は2011年3月12日現在。駅数は2011年3月12日現在(全体数に新幹線・在来線併設駅8駅は重複計上せず)。
現有路線
分類 | 路線名 | 区間 | 営業キロ | 愛称 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
新幹線 | 九州新幹線 (鹿児島ルート) |
博多駅 - 鹿児島中央駅 | 288.9km | 山陽・九州新幹線 | 実キロは256.8km 博多駅から約8kmの区間はJR西日本の管轄 |
幹線 | 山陽本線 | 下関駅 - 門司駅 | 6.3km | 下関駅以東はJR西日本管轄 | |
鹿児島本線 | 門司港駅 - 八代駅 | 232.3km | 福北ゆたか線(黒崎駅 - 折尾駅および吉塚駅 - 博多駅) あまくさみすみ線(熊本駅 - 宇土駅) |
小倉駅 - 西小倉駅間0.8kmは日豊本線と重複 | |
川内駅 - 鹿児島駅 | 49.3km | ||||
篠栗線 | 桂川駅 - 吉塚駅 | 25.1km | 福北ゆたか線 | ||
長崎本線 | 鳥栖駅 - 長崎駅 | 125.3km | |||
喜々津駅 - 長与駅 - 浦上駅 | 23.5km | 旧線(長与支線) | |||
筑肥線 | 姪浜駅 - 唐津駅 | 42.6km | 両線は唐津線唐津駅で接続 | ||
山本駅 - 伊万里駅 | 25.7km | ||||
佐世保線 | 肥前山口駅 - 佐世保駅 | 48.8km | |||
日豊本線 | 小倉駅 - 鹿児島駅 | 462.6km | 空港線(宮崎駅 - 南宮崎駅) | 小倉駅 - 西小倉駅間0.8kmは鹿児島本線と重複 | |
宮崎空港線 | 田吉駅 - 宮崎空港駅 | 1.4km | 空港線 | ||
地方交通線 | 香椎線 | 西戸崎駅 - 宇美駅 | 25.4km | 海の中道線(西戸崎駅 - 香椎駅) | |
三角線 | 宇土駅 - 三角駅 | 25.6km | あまくさみすみ線 | ||
肥薩線 | 八代駅 - 隼人駅 | 124.2km | えびの高原線(八代駅 - 吉松駅) | ||
指宿枕崎線 | 鹿児島中央駅 - 枕崎駅 | 87.8km | |||
唐津線 | 久保田駅 - 西唐津駅 | 42.5km | |||
大村線 | 早岐駅 - 諫早駅 | 47.6km | |||
久大本線 | 久留米駅 - 大分駅 | 141.5km | ゆふ高原線 | ||
豊肥本線 | 大分駅 - 熊本駅 | 148.0km | 阿蘇高原線 | ||
日田彦山線 | 城野駅 - 夜明駅 | 68.7km | |||
日南線 | 南宮崎駅 - 志布志駅 | 88.9km | 空港線(南宮崎駅 - 田吉駅) | ||
吉都線 | 吉松駅 - 都城駅 | 61.6km | えびの高原線 | ||
筑豊本線 | 若松駅 - 原田駅 | 66.1km | 若松線(若松駅 - 折尾駅) 福北ゆたか線(折尾駅 - 桂川駅) 原田線(桂川駅 - 原田駅) |
||
後藤寺線 | 田川後藤寺駅 - 新飯塚駅 | 13.3km | |||
航路 | ビートル | 博多港 - 釜山港 | - | 大韓民国への国際航路(運賃形態は独立) 当初は直営だったが、2005年10月からJR九州高速船が運航 |
- 山陽・九州新幹線は山陽新幹線(JR西日本)との総称。
- 福北ゆたか線は鹿児島本線黒崎駅 - 折尾駅間および吉塚駅 - 博多駅間、篠栗線全線、筑豊本線折尾駅 - 桂川駅間の総称。
- えびの高原線は肥薩線八代駅 - 吉松駅間と吉都線全線の総称。
廃止路線
分類 | 路線名 | 区間 | 営業キロ | 廃止年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
特定地方交通線 | 山野線 | 水俣駅 - 栗野駅 | 55.7km | 1988年2月1日 | |
松浦線 | 有田駅 - 佐世保駅 | 93.9km | 1988年4月1日 | 松浦鉄道に転換 | |
上山田線 | 飯塚駅 - 豊前川崎駅 | 25.9km | 1988年9月1日 | ||
高千穂線 | 延岡駅 - 高千穂駅 | 50.1km | 1989年4月28日 | 高千穂鉄道に転換 2005年の豪雨災害により、2008年12月28日廃止 | |
糸田線 | 金田駅 - 田川後藤寺駅 | 6.9km | 1989年10月1日 | 平成筑豊鉄道に転換 | |
田川線 | 行橋駅 - 田川伊田駅 | 26.3km | |||
伊田線 | 直方駅 - 田川伊田駅 | 16.2km | |||
湯前線 | 人吉駅 - 湯前駅 | 24.9km | くま川鉄道に転換 | ||
宮田線 | 勝野駅 - 筑前宮田駅 | 5.3km | 1989年12月23日 | ||
幹線 | 鹿児島本線 | 八代駅 - 川内駅 | 116.9km | 2004年3月13日 | 九州新幹線部分開業により廃止され、肥薩おれんじ鉄道に転換 |
予定路線
分類 | 路線名 | 区間 | 営業キロ | 開業予定 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
新幹線 | 九州新幹線 (長崎ルート) |
新鳥栖駅 - 長崎駅 | 未定 | 2022年[20] | 2008年、スーパー特急方式で武雄温泉駅‐諫早駅間着工。2012年、フル規格で諫早駅 - 長崎駅間着工。それに伴い武雄温泉‐諫早間もフル規格に変更[21]。新鳥栖駅‐武雄温泉駅間は在来線を活用。 |
列車
JR九州発足以降に同社の路線で運行されている、もしくはかつて運行されていた愛称付きの列車を挙げる。種別が変更された列車は変更後のもので記載し、他社の車両による運行のものはその会社名も記載する(廃止列車は廃止時点)。詳細は各列車の記事を参照。
現行列車
新幹線
在来線
車両
JR九州の車両のデザインは、鮮やかな色彩を用い、社名英称・列車愛称・形式称号などをヘルベチカによるレタリングに統一した塗装と、快適さを主眼においた内装を持っている。これらはドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治の手によるものである。建築デザイナーとしてホテルや公共施設のデザインを手がけていた水戸岡は、1988年のキハ58系「アクアエクスプレス」からJR九州の車両デザインに参加。特に1992年の787系「つばめ」は、そのデザインと優れた内装によって、ブルーリボン賞・グッドデザイン商品(現・グッドデザイン賞)といった日本国内の賞のみならず、日本国外からもブルネル賞を受賞している。以降も水戸岡は883系「ソニック」・885系「かもめ」そして新幹線800系「つばめ」などの特急用にとどまらず、近郊形まで含めた新車両や、国鉄継承車両のリニューアルのデザインを手がけている。
一方、これまでにキハ200系・811系・813系・885系と、旧国鉄から引き継いだキハ40形の一部が事故・災害により廃車された。とりわけ1993年8月6日に発生した日豊本線竜ヶ水駅での土砂崩れ事故はNHKのドキュメンタリー番組『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』や、2010年9月16日放送のフジテレビ系列のドキュメンタリー番組『奇跡体験!アンビリバボー』でも取り上げられた。
1992年にはJR四国から2000系気動車の導入で余剰となっていたキハ185系を購入し、久大本線・豊肥本線の急行を特急に格上げ(「由布」→「ゆふ」・「火の山」→「あそ」)したこともある。
九州の南部地域の路線では、国鉄時代に製造された車両が使用されてきたが、普通列車においては鹿児島・宮崎の電化区間に817系、指宿枕崎線ではキハ200系の導入が進み、特急列車では九州新幹線全線開業により余剰となった787系が783系とともに、これまで主力を担っていた485系をすべて置き換えるなど、車両の近代化が図られている。肥薩線の観光特急「はやとの風」には一般形気動車のキハ140形を改造した車両が使用されている。また、門司 - 下関間で運用可能な交直両用電車は、分割民営後は1両も造られておらず、交直両用電車の導入についてはJR東日本から415系を購入する形で行っている。
また、発足当初はジョイフルトレインを保有していたが、1994年までに全廃され、以後は東海旅客鉄道(JR東海)と同様に保有していない。団体専用列車には一般の特急形車両や近郊形車両、臨時列車用車両を使用する。
車両の製造に関しては、電車では日立製作所と近畿車輛の2社に集約されている。しかし例外として2011年3月の九州新幹線全線開業に伴うN700系8000番台の投入では一部に川崎重工業製の車両も存在する。
JR九州発足後に開発された普通列車用の電車に関しては、転換クロスシート車(811系、813系、817系)を積極的に導入しており、ロングシート車(303系、813系500番台、815系、817系2000番台・3000番台)と比べると、編成数・車両数ともに圧倒的に転換クロスシート車が多い。
車両基地
支社別の車両基地設置状況は、以下のとおりである。名称の後に続く()内の文字は各車両基地の略号。ただし、漢字1文字は機関車にのみ付される。
本社
- 鉄道事業本部
- 熊本総合車両所(幹クマ)
- 川内新幹線車両センター(幹セイ)※配置車両なし
- 南福岡車両区(本ミフ)
- 小倉総合車両センター門司港派出(本コラ)
- (門司港運転区(本モコ)の検修部門を小倉総合車両センターに統合の上改組)
- 筑豊篠栗鉄道事業部直方車両センター(本チク)
- 唐津鉄道事業部唐津車両センター(本カラ)
支社
- 長崎支社
- 長崎鉄道事業部佐世保車両センター(崎サキ)
- (九州新幹線西九州ルート開業に伴う高架事業により2014年3月15日に早岐駅構内に長崎鉄道事業部長崎車両センターから移転)
- 長崎鉄道事業部佐世保車両センター(崎サキ)
- 大分支社
- 大分鉄道事業部大分車両センター(分オイ、大)
- (大分鉄道事業部大分運輸センターと豊肥久大鉄道事業部豊肥久大運輸センター(分ホウ)を統合)
- 大分鉄道事業部大分車両センター(分オイ、大)
- 熊本支社
- 熊本鉄道事業部熊本車両センター(熊クマ、熊)
- 鹿児島支社
- 鹿児島鉄道事業部鹿児島車両センター(鹿カコ、鹿)
- 宮崎総合鉄道事業部宮崎車両センター(鹿ミサ)
車両工場
- 在来線工場
- 小倉総合車両センター (KK)
- 新幹線工場
- 熊本総合車両所
制服
国鉄から民営化されてJR九州発足以来デザインにほとんど変更は無く、駅社員、乗務員(運転士、車掌)とも共通の制服である。冬服は紺色のスーツ型で襟元にはコーポレートカラーの赤色のラインが入る。
駅長、新幹線車掌、在来線優等列車車掌など管理者クラスの社員は濃い紺色でダブルタイプとなる。ネクタイは紅と金色のストライプでインナーシャツは個人のものを使用する。制帽はJR他社と異なりヨーロピアン風の型状(ドゴール帽)で、正面には旧国鉄のシンボルマーク「動輪」にJRマークが入ったものに、赤色のラインが入った帽子を採用している。
なお、乗務員は上着の左肩には「運転士」「車掌」などのエンブレムを付けている。このエンブレムは在来線の乗務員と新幹線の乗務員とでデザインが異なり、新幹線の乗務員のエンブレムは下部に金色の刺繍が入っており「新幹線 運転士」「新幹線 車掌」と標記されている。
女性用制服は営業関係社員と運転関係社員とでは異なる。営業関係社員は左肩元に「KYUSYU RAILWAY COMPANY」のロゴが入った黒のスーツタイプの制服にスカーフを巻く。制帽はない。この制服にはパンツタイプ、スカートタイプが存在する。運転関係社員は前述の男性用制服と同じ紺色の制服を着用する。制帽に関しては、これまで男性社員同様ヨーロピアンタイプの帽子であったが2010年6月ごろより変更され、JR他社同様ハットタイプのものとなった。
一方、夏服は冬服よりは薄い紺色のズボンに男性はチェック柄の女性は水色の半袖のワイシャツを着用する。上着は省略する。駅長、車掌区長、新幹線車掌、在来線優等列車車掌など管理者クラスの社員は灰色で襟元に赤色のラインが入ったダブルのスーツタイプの制服を着用する。勿論、制帽も灰色のヨーロピアンタイプである。女性の管理者クラスの社員も同じものを着用する。女性の営業関係社員は上述の冬の制服の上着を省略し、代わりにインナーのベストを着用する。
観光列車「ゆふいんの森」号の車掌はオリジナルの制服を着用する。通常の制服と異なり黒のダブルの制服で胸元にゆふいんの森号オリジナルのロゴが入ったピンバッジを付けている。制帽は省略されている(博多車掌区、大分車掌センターの車掌が着用する)。
また、門司港駅では男性駅員・駅長の制服も他の駅とは異なっており、門司港レトロと調和されたデザインの制服となっている。
客室乗務員、駅の女性用制服のデザインは車両などのデザインも手掛けているドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治によるものである。
ICカード乗車券
テンプレート:Main 2009年3月1日から、独自のICカード乗車券「SUGOCA」(スゴカ)のサービスを福岡県内の都市圏と佐賀県の一部を中心とした148駅で開始し[22]、2012年12月1日より、既存エリアが熊本、大分の各都市圏まで拡大、長崎、鹿児島の各都市圏を中心に新規エリアが開設され、九州全域の主な都市圏での利用が可能となった。2012年12月1日現在、JR九州全566駅のおよそ半分にあたる272駅で利用が可能である。
発行するのは、プリペイドタイプのIC乗車券(無記名式・記名式)と、それに定期乗車券の機能を一体化させたIC定期券の2種類で、発売の際、デポジット料金として500円を徴収する。積み増せるチャージ上限は20,000円。
開始当初から電子マネー機能を搭載しており、駅売店などで利用できる。ポイントシステムについては2010年2月1日に導入され、また西日本鉄道(西鉄)が導入しているnimocaにあるクレジット兼用型についても、グループ企業や系列の商業施設「アミュプラザ」などが独自に導入していたクレジットカードを統合する形で、同年3月に「JQ CARD」(三菱UFJニコスもしくはクレディセゾンと提携)の発行を開始した。
相互利用の拡大も進められている。2010年3月13日からは、nimocaおよび福岡市交通局が導入しているはやかけん、JR東日本のSuicaを含めた、4社局のICカード乗車券の相互利用を開始した。2011年3月5日には、JR西日本のICOCAおよびJR東海のTOICAと相互利用を開始し[14]、2013年3月23日にはJR北海道のKitaca、関東私鉄・バス事業者のPASMO、中京圏私鉄・バス事業者のmanaca、近畿圏私鉄・バス事業者のPiTaPaとの相互利用(PiTaPaは交通利用のみ、他は交通利用と電子マネーサービス)を開始している。
社内乗車人員上位10位
2012年度の1日平均の乗車人員は以下のとおり[23]。
順位 | 駅名 | 人数 | 前年 順位 |
前年 人数 |
特記事項 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 博多駅 | 108,867人 | 1 | 107,112人 | 西日本旅客鉄道の乗車人員を含まない。 |
2 | 小倉駅 | 35,942人 | 2 | 35,708人 | 西日本旅客鉄道の乗車人員を含まない。 |
3 | 鹿児島中央駅 | 19,973人 | 3 | 20,037人 | |
4 | 大分駅 | 16,982人 | 4 | 16,651人 | |
5 | 折尾駅 | 16,322人 | 5 | 16,378人 | |
6 | 黒崎駅 | 15,456人 | 6 | 15,500人 | |
7 | 熊本駅 | 12,774人 | 7 | 12,434人 | |
8 | 佐賀駅 | 11,949人 | 8 | 11,697人 | |
9 | 吉塚駅 | 11,775人 | 10 | 11,424人 | |
10 | 香椎駅 | 11,732人 | 9 | 11,559人 |
取扱収入上位20位
2013年度の1日平均の運輸取扱収入額は以下のとおり[24]。
- 1位 博多駅 - 7616万8千円
- 2位 鹿児島中央駅 - 3317万5千円
- 3位 熊本駅 - 2520万1千円
- 4位 小倉駅 - 2090万8千円
- 5位 大分駅 - 1383万4千円
- 6位 長崎駅 - 1043万1千円
- 7位 佐賀駅 - 1002万1千円
- 8位 久留米駅 - 906万0千円
- 9位 折尾駅 - 720万7千円
- 10位 黒崎駅 - 714万3千円
- 11位 川内駅 - 668万4千円
- 12位 中津駅 - 549万3千円
- 13位 佐世保駅 - 527万4千円
- 14位 宮崎駅 - 517万4千円
- 15位 赤間駅 - 512万9千円
- 16位 行橋駅 - 495万9千円
- 17位 別府駅 - 486万7千円
- 18位 諫早駅 - 479万4千円
- 19位 新八代駅 - 471万2千円
- 20位 出水駅 - 462万8千円
主な関係会社
- 運輸
- 駅ビル
- 株式会社JR博多シティ - JR博多シティ、アミュプラザ博多、デイトスを経営。旧称・博多ターミナルビル。
- 小倉ターミナルビル - アミュプラザ小倉、ステーションホテル小倉を経営。
- 長崎ターミナルビル - アミュプラザ長崎を経営。
- 鹿児島ターミナルビル - アミュプラザ鹿児島を経営。
- ジェイアール九州ビルマネジメント - フレスタなどを経営。
- 別府ステーションセンター - 別府駅の商業施設B-Passage、北名店街、BIIS南館専門店街、駅市場商店街、駅ビル駐車場などの管理・運営。
- 観光
- JR九州ホテルズ - JR九州ホテル及び同ブロッサムブランドを運営。旧称・ジェイアール九州都市開発。
- JR九州ハウステンボスホテル - ホテルオークラJRハウステンボスを運営。
- JR九州リゾート開発 - JR内野カントリークラブ経営。
- 流通
- JR九州リテール - 九州内のKIOSK、ファミリーマート(一部店舗のみ)などを経営。かっては生活列車、am/pm(一部店舗のみ)を経営していた。
- トランドール - パン屋
- JR九州ドラッグイレブン(完全子会社) - ドラッグイレブンを経営。
- JR九州ファーム - 「うちのたまご」生産、販売。旧JR九州たまごファーム。
- JR九州フードサービス - 「うまや」、「驛亭」、「華都飯店」、「駅弁当」等の運営。
- ビジネスサービス
- JR九州商事 - JR九州関連商品等の製造販売。鉄道関連部品の供給など。
- JR九州鉄道営業 - 駅業務の受託。
- 分鉄開発 - 駅業務の受託。ファストフード店、旅館「花べっぷ」の運営。
- JR九州コンサルタンツ
- JR九州メンテナンス - 車両整備、駅・車両・ビル清掃・管理、有料老人ホームの経営。
- シルバー事業
- JR九州シニアライフサポート - 有料型老人ホーム運営、訪問及び通所介護事業。
- その他
イメージキャラクター
CM等で活躍
提供番組
すべてJR九州一社提供番組。
- 鉄道番組
- 味わいぶらり旅(RKB毎日放送、2004年4月 - 2012年3月)
- 列車に乗って(RKB毎日放送、2012年4月 - )
- のんびり走ろう! 〜九州・鉄道の旅〜(TVQ九州放送、2009年4月 - 2010年3月)
- 列車で行こう! 〜九州・鉄道の旅〜(TVQ九州放送、2010年4月 - 2011年9月)
その他
2002年以降、管内にあるすべての有人駅(業務委託駅を含む)で、すべての国民の祝日に、国旗(日章旗)を掲揚するようになった。
脚注
関連項目
- JR
- 九州の鉄道
- 九州の鉄道路線
- 日本の鉄道路線一覧
- 日本の鉄道事業者一覧
- 日本の鉄道
- 鉄道事業関連
- SUGOCA
- エクセルパス
- 2枚きっぷ・4枚きっぷ
- ナイスゴーイングカード(若者向け鉄道割引制度)
- イベント・企画
- チャレンジ九州2000キロ
- JR九州ウォーキング
- スタンプラリー20
- JR九州スタンプラリー トレインピック2008
- 夏の思い出きっぷ(期間限定の特別企画乗車券)
- 九州鉄道検定
- その他の関連事業等
- 関連企業
- ドーンデザイン研究所(水戸岡鋭治) - JR九州の車両や駅等のデザインを請け負っている。
- タツウラ - JR九州・JR西日本の客室乗務員や駅員等職員の制服の製作・納入を請け負っている。
外部リンク
テンプレート:Sister テンプレート:Wikinewscat
テンプレート:旅名人九州満喫きっぷ- ↑ 社名ロゴの「鉄」の字は、金を失うという意味を避けるため「金偏に矢」という「鉃」の文字を使っているが、正式な商号は常用漢字の「鉄」である(四国旅客鉄道以外のJR各社も同じ)。
- ↑ JRの他の6社でも社歌を定めている。JR東日本の社歌は『明け行く空に』でハイ・ファイ・セットとはライバルであるサーカスが歌っている。
- ↑ 「http://www.jrkyushu.co.jp/profile/tsukuru2016.jsp JR九州グループ中期経営計画 つくる2016」
- ↑ 「JR九州中期計画に上場明記へ 14年度にも」産経新聞、2011年12月21日
- ↑ D&S列車の運転日について - 九州旅客鉄道プレスリリース 2014年1月24日
- ↑ 「日本初のクルーズトレイン10月15日発車 JR九州 」産経新聞、2013年1月1日
- ↑ ただしピーク期として2枚きっぷなどの特別企画乗車券で座席指定をする際には別途500円が必要になる期間を設けている。
- ↑ 例:博多駅 - 大分駅(鹿児島線・日豊線経由)間の普通乗車券が3570円なのに対し、「福岡市内 - 別府・大分」の4枚きっぷは普通乗車券+指定席特急券で1枚当たり2500円
- ↑ JR九州/禁煙・喫煙について
- ↑ 「JR九州、5年内に上場 鉄道てこ入れ、都市開発を強化 」日本経済新聞、2012年4月6日
- ↑ 11.0 11.1 11.2 『JR気動車客車編成表2012』 交通新聞社 2012年
- ↑ 日南線で観光特急“海幸山幸”を運転へ - 鉄道ファン 鉄道ニュース2009年6月26日掲載
- ↑ 「JR博多シティ」開業について - 九州旅客鉄道 2010年11月17日
- ↑ 14.0 14.1 TOICA・ICOCA⇔SUGOCAの相互利用サービスを平成23年3月に開始します - 九州旅客鉄道 2010年12月13日
- ↑ 九州新幹線(鹿児島ルート)博多〜新八代間の開業日等について - 九州旅客鉄道 2010年9月15日
- ↑ 山陽新幹線と九州新幹線との相互直通運転の実施について - 九州旅客鉄道 2007年10月18日
- ↑ 第11回ブルネル賞 「Jury Prize」の受賞について - 九州旅客鉄道 2010年10月31日
- ↑ テンプレート:PDFlink - 九州旅客鉄道、2012年9月19日。
- ↑ テンプレート:PDFlink - 九州旅客鉄道、2012年9月19日。
- ↑ 長崎県HP・九州新幹線西九州ルートQ&A・新幹線はいつ長崎まで来るの?
- ↑ 九州新幹線西九州ルート経緯(長崎県HP)
- ↑ JR九州年譜 - 九州旅客鉄道
- ↑ JR九州 交通・営業データ - 九州旅客鉄道
- ↑ テンプレート:PDFlink - 九州旅客鉄道、p.6