筑前前原駅

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ファイル:Chikuzen-maebaru station sign 1.jpg
周辺の遺跡から出土した銅鏡をデザインした駅名標

筑前前原駅(ちくぜんまえばるえき)は、福岡県糸島市前原中央一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)筑肥線である。糸島市の中心駅。

当駅を境に東側(姪浜方面)は複線で、西側(唐津方面)は単線となっている。JR九州の車両のうち、103系1500番台による列車は当駅で分割併合を行うことがある。快速の停車駅で、西唐津方面は平日は当駅より快速区間になる。筑肥線電化開業までは急行「平戸」が停車していた。

駅構造

島式ホーム2面4線を有する地上駅で、折り返し可能な配線となっている。橋上駅舎を備える。

直営駅で、みどりの窓口が設置されている。自動改札機を備え、SUGOCAの利用が可能である。

のりば

1 - 4 テンプレート:Color筑肥線 (上り) 姪浜天神博多福岡空港方面
(下り) 筑前深江唐津西唐津方面

利用状況

2012年度の1日平均乗車人員は7,196人である[1]

乗車人員推移[2]
年度 1日平均人数
2005年 7,449
2006年 7,569
2007年 7,488
2008年 7,445
2009年 7,291
2010年 7,189
2011年 7,184
2012年 7,196

駅周辺

糸島市の中心部にあたる。駅の北側約300メートルの場所を国道202号が筑肥線に並行する形で通っている。

歴史

駅名改称騒動

1997年頃に当駅を「伊都国前原駅」と改称する運動が地元商工会から上がったことがある。これは、福岡市西区内の新駅(現在の九大学研都市駅)の駅名案に「伊都駅」が有力となったことが発端で、「伊都国の本家は前原である」との意見から運動が起こったとされる。当時の前原市議会や市長も前向きな態度を示し、実際にJR九州に対し陳情も行われた。

しかしながら、地元でのシンポジウムで高校生が「生まれ育ったのは前原で、伊都国の名前になじみはありません。看板を替えてもまちは元気になりません。」と発言、結局この意見が採り入れられて駅名改称は沙汰止みとなった。この騒動の名残として駅の階段下に「伊都国 前原市」と刻まれたモニュメントが設置されている[3]

隣の駅

九州旅客鉄道
筑肥線
テンプレート:Color快速(土休日)
九大学研都市駅 - 筑前前原駅 - 筑前深江駅
テンプレート:Color快速(平日)(当駅より波多江方の各駅に停車)
波多江駅 - 筑前前原駅 - 筑前深江駅
テンプレート:Color普通
波多江駅 - 筑前前原駅 - 美咲が丘駅

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. JR九州ホームページ>会社情報>会社案内>交通・営業データ 駅別乗車人員上位30位(平成24年度)
  2. 糸島市統計白書(運輸・交通) 九州旅客鉄道駅別乗降者数(JR筑肥線)
  3. 西日本新聞「九州の駅 ゆったり紀行」[1]

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:筑肥線