エル特急
エル特急(エルとっきゅう)とは、昼行で運行本数の多いJR在来線の特急列車の愛称である。特急料金は特急と同額。時刻表や列車のヘッドマーク・方向幕では、「L」を新幹線0系電車のシルエットに図案化した記号[1]で表される。
概要
旧日本国有鉄道(国鉄)時代の1972年(昭和47年)10月2日のダイヤ改正で、昼間、毎時同じ分に発着する9種(関東地区6種、山陽地区3種)の在来線特急が「エル特急」と名付けられた。この年は、山陽新幹線新大阪駅 - 岡山駅間が開業し、日本海縦貫線の米原駅 - 青森駅の電化が完了。全国特急網が完成した年であり、それを機にニックネームとして付けられたものである。
ただしこの年の10月号の日本交通公社発行時刻表には「エル特急」の記載はなく、11月号からになった。名称の「L」には特に意味はなく、特急 (Limited Express) や直行便 (Liner) 、あるいはlucky, lovely, light の頭文字を取った物、また同一方面に等間隔で特急を設定するダイヤは、当時イギリス国鉄が運行していた「インターシティ」をヒントにしたものである[2]。
まだ一般的に都市間輸送は急行が主力をなし、数少ない特急は全席指定が原則だった時代に特急のダイヤをパターン化して自由席を設置、更に自由席特急券つき回数券を販売したりして、特急大衆化に努めようという画期的な試みであり、「数自慢、カッキリ発車、自由席」というキャッチコピーと共に、国鉄らしからぬソフトなネーミングも受け、その呼称をつけた特急はその後も増加し、例えばゴーサントオとのちに称された1978年(昭和53年)10月2日実施のダイヤ改正では25を数えるまでに成長していった。
だが、元々「エル特急」という呼称自体に明確な定義がなかった事に加え、その後一部例外を除いてほぼ全ての特急に自由席が設けられたり、全国的に急行が大幅に削減されて特急に吸収されたり、新幹線の延伸により並行在来線の特急が廃止となるケースが増えたりする等様々な影響により、徐々に本数の多い特急にあえてこの呼称を与える意義が薄れてゆく。利用者からも「普通の特急とエル特急は料金も異なるのか」といった疑問も寄せられ、列車種別として区別すること自体への否定的見解も多くなっていた。
特に国鉄分割民営化後は各会社間でその呼称に対する解釈の食い違いが目立った。例として「白山」の様に運行終了に近い1990年代には1往復しかないのにエル特急に分類されたり[3]、速達列車を強調するための「スーパー○○」の本数が多いのにもかかわらずエル特急でないケースも出てきた。また関西空港連絡特急「はるか」は1998年12月以降に自由席が設定されたが、運行本数が多いにも関わらずエル特急指定をされていない。
こうした風潮の中で東日本旅客鉄道(JR東日本)では「特急」との区別が判り難いということで、2002年(平成14年)12月1日のダイヤ改正により東海旅客鉄道(JR東海)から乗り入れる「しなの」を除いて自社内で運行している全てのエル特急の呼称を廃止し「特急」に改称した[4]。
九州旅客鉄道(JR九州)では新しく設定された列車であっても、積極的にエル特急の呼称を使用していたが、これは系統分割・愛称の変更によるものであった。そのため基本的には旧国鉄時代に新幹線接続電車特急としてエル特急指定を受けた列車は引続き運転されていたが、JR時刻表・JTB時刻表の2008年7月号よりその呼称を止め案内上でも使用を停止した[4]。同様に西日本旅客鉄道(JR西日本)でも他社から乗り入れる列車を除きJR・JTB両時刻表の2010年3月号からエル特急表記が消え、四国旅客鉄道(JR四国)でも2011年3月12日のダイヤ改正でエル特急の呼称を廃止した。
一方、北海道旅客鉄道(JR北海道)と東海旅客鉄道では2014年時点でもエル特急の呼称を使用しており、JR北海道では「特急=長距離・指定席中心(自由席が少ない)」「エル特急=短中距離・自由席中心(指定席は1両のみ)」という区別が今でも明確に守られており、利用者側にも定着している。
使用車種について
エル特急は「ひだ」を除いてほぼ電車特急である。国鉄時代から現在にいたるまで、気動車特急でエル特急を名乗る列車は少数派にとどまっている。 客車特急でエル特急を名乗った列車も臨時の「有明」や臨時の「踊り子」などで存在した。
国鉄時代に存在した気動車のエル特急は、全便気動車なのは伯備線が電化される1982年以前にキハ181系で運行された「やくも」の1系統のみであり、他には「しなの」が中央西線電化後も2年間はキハ181系が2往復のみ残ったケース、「にちりん」のうち、博多 - 西鹿児島(現・鹿児島中央)直通系統の列車1往復が日豊本線全線電化1年後の1980年(昭和55年)までキハ82系で存在していたケースのみであった。ただし、「にちりん」のうち、宮崎以北のみの系統は485系で運転されていた。
その為、1982年(昭和57年)7月1日の「やくも」381系化から、1986年(昭和61年)11月1日国鉄最後のダイヤ改正に伴う「しおかぜ」のエル特急化までは、気動車のエル特急は存在していなかった。
また、1996年3月からの秋田新幹線改軌工事に伴う田沢湖線運休時に1年間だけ暫定運転された「秋田リレー」がある。この列車群は従前の「たざわ」の代替であることから「エル特急」として設定されたが、結果的にJR東日本が新設した最後の「エル特急」となると共に、JR東日本が気動車で設定した唯一の定期特急ともなっている。
エル特急一覧
※データは2011年3月12日ダイヤ改正時点。なお、列車名は運行会社別に五十音順で列挙する。
現行列車
運行会社 | 列車名 | 主要運行区間 | 運行開始日 | エル特急指定日 | 指定事由 |
---|---|---|---|---|---|
JR北海道 | スーパーカムイ | 札幌駅 - 旭川駅 | 2007年(平成19年) 10月1日 |
使用車両性能統一による 愛称統一 | |
すずらん | 室蘭駅 - 札幌駅 | 1992年(平成4年) 7月1日 |
運行区間変更による 愛称変更 | ||
JR東海 | しなの[5] | 名古屋駅 - 長野駅 (中央本線経由) |
1968年(昭和43年) 10月1日 |
1973年(昭和48年) 10月1日 |
増発・一部電車化 |
ひだ[5] | 名古屋駅 - 高山駅 | 1968年(昭和43年) 10月1日 |
1990年(平成2年) 3月10日 |
増発 | |
JR西日本 | しらさぎ | 名古屋駅 - 金沢駅 (北陸本線経由) |
1964年(昭和39年) 12月25日 |
1975年(昭和50年) 3月10日 |
増発および自由席設定による |
エル特急指定を解除された列車
※エル特急指定解除後もヘッドマークに「L」マークを残したまま運行されている列車も存在する。
運行会社 | 列車名 | 主要運行区間 | 運行開始日 | エル特急指定日 | 指定事由 | エル特急指定解除日 | 解除事由 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
JR東日本 | あずさ | 新宿駅 - 松本駅 | 1966年(昭和41年) 12月12日 |
1973年(昭和48年) 10月1日 |
運行本数増加に伴う指定 | 2002年(平成14年) 12月1日 |
会社方針 |
あやめ | 東京駅 - 鹿島神宮駅 (成田線・鹿島線経由) |
1975年(昭和50年)3月10日 | 新設時より指定 | 1994年(平成6年) 12月3日 |
運行本数の減少及び 運行時間帯の変更による | ||
いなほ | 新潟駅 - 酒田駅 | 1982年(昭和57年)11月15日 | 新幹線接続特急として設定 | 2002年(平成14年) 12月1日 |
会社方針 | ||
踊り子 | 東京駅 - 伊豆急下田駅・修善寺駅 | 1981年(昭和56年)10月1日 | 新設時より指定 | 2002年(平成14年) 12月1日 |
会社方針 | ||
かいじ | 新宿駅 - 甲府駅 | 1988年(昭和63年)3月13日 | 運行系統分割による | 2002年(平成14年) 12月1日 |
会社方針 | ||
さざなみ | 東京駅 - 館山駅 (内房線経由) |
1972年(昭和47年) 7月15日 |
1972年(昭和47年) 10月2日 |
第1期指定 | 2002年(平成14年) 12月1日 |
会社方針 | |
しおさい | 東京駅 - 銚子駅 (総武本線経由) |
1975年(昭和50年)3月10日 | 新設時より指定 | 2002年(平成14年) 12月1日 |
会社方針 | ||
新特急あかぎ | 上野駅 - 前橋駅 (高崎線経由) |
1985年(昭和60年)3月14日 | 列車新設に際し設定 | 2002年(平成14年) 12月1日 |
会社方針 | ||
新特急草津 | 上野駅 - 万座・鹿沢口駅 | 1985年(昭和60年)3月14日 | 新特急指定に際し 従来の指定を受け継ぐ |
2002年(平成14年) 12月1日 |
会社方針 | ||
新特急水上 | 上野駅 - 水上駅 | 1997年(平成9年)10月1日 | 列車名の変更による 従来の指定を受け継ぐ |
2002年(平成14年) 12月1日 |
会社方針 | ||
スーパーあずさ | 新宿駅 - 松本駅 | 1994年(平成6年)12月3日 | 使用車両変更による 愛称変更 |
2002年(平成14年) 12月1日 |
会社方針 | ||
スーパーひたち | 上野駅 - 仙台駅 (常磐線経由) |
1989年(平成元年)3月11日 | 新型車両運用開始 | 2002年(平成14年) 12月1日 |
会社方針 | ||
わかしお | 東京駅 - 安房鴨川駅 (外房線経由) |
1972年(昭和47年) 7月15日 |
1972年(昭和47年) 10月2日 |
第1次指定 | 2002年(平成14年) 12月1日 |
会社方針 | |
JR西日本 | くろしお | 天王寺駅 - 新宮駅 | 1978年(昭和53年)10月2日 | 運行系統分割による | 2010年(平成22年) 3月13日 |
会社方針 | |
やくも | 岡山駅 - 出雲市駅 (伯備線経由) |
1972年(昭和47年) 10月2日 |
1975年(昭和50年) 3月10日 |
増発 | 2010年(平成22年) 3月13日 |
会社方針 | |
JR四国 | あしずり[6] | 高知駅 - 中村駅 | 1990年(平成2年)11月12日 | 運行系統分割による 愛称変更 |
2011年(平成23年) 3月12日 |
会社方針 | |
いしづち | 高松駅 - 松山駅 | 1988年(昭和63年)4月10日 | 運行系統変更による 愛称変更 |
2011年(平成23年) 3月12日 |
会社方針 | ||
うずしお | 岡山駅 - 徳島駅 | 1988年(昭和63年)4月10日 | 新幹線接続特急として新設 | 2011年(平成23年) 3月12日 |
会社方針 | ||
宇和海 | 松山駅 - 宇和島駅 | 1990年(平成2年) 11月12日 |
運行系統分割による 愛称変更 |
2011年(平成23年) 3月12日 |
会社方針 | ||
しおかぜ | 岡山駅 - 宇和島駅 | 1988年(昭和63年)4月10日 | 新幹線接続特急として再設定 | 2011年(平成23年) 3月12日 |
会社方針 | ||
しまんと | 高松駅 - 中村駅 | 1988年(昭和63年)4月10日 | 新設時より指定 | 2011年(平成23年) 3月12日 |
会社方針 | ||
南風 | 岡山駅 - 中村駅 | 1988年(昭和63年)4月10日 | 新幹線接続特急化による指定 | 2011年(平成23年) 3月12日 |
会社方針 | ||
JR九州 | 有明 | 博多駅 - 熊本駅 (鹿児島本線経由) |
1967年(昭和42年) 10月1日 |
1975年(昭和50年) 3月10日 |
新幹線接続特急化 | 2009年(平成21年) 7月1日 |
会社方針 |
かもめ | 博多駅 - 長崎駅 (長崎本線経由) |
1976年(昭和51年)7月1日 | 新設時より設定 | 2009年(平成21年) 7月1日 |
会社方針 | ||
きりしま | 宮崎駅 - 鹿児島中央駅 (日豊本線経由) |
1995年(平成7年)4月20日 | 系統分割 | 2009年(平成21年) 7月1日 |
会社方針 | ||
ソニック | 博多駅 - 大分駅 (日豊本線経由) |
1997年(平成9年)3月22日 | 列車名変更による指定 | 2009年(平成21年) 7月1日 |
会社方針 | ||
にちりん | 別府駅 - 宮崎空港駅 (日豊本線経由) |
1968年(昭和43年) 10月1日 |
1975年(昭和50年) 3月10日 |
新幹線接続特急化 | 2009年(平成21年) 7月1日 |
会社方針 | |
にちりんシーガイア | 博多駅 - 宮崎空港駅 (日豊本線経由) |
1993年(平成5年)3月18日 | 列車名変更による指定 | 2009年(平成21年) 7月1日 |
会社方針 | ||
ハウステンボス | 博多駅 - ハウステンボス駅(佐世保線経由) | 1992年(平成4年)3月25日 | 設定時より指定 | 2009年(平成21年) 7月1日 |
会社方針 | ||
ひゅうが | 延岡駅 - 宮崎空港駅 | 2000年(平成12年)3月12日 | 新設時より指定 | 2009年(平成21年) 7月2日 |
会社方針 | ||
みどり | 博多駅 - 佐世保駅 (佐世保線経由) |
1976年(昭和51年)7月1日 | 新幹線接続特急として設定 | 2009年(平成21年) 7月1日 |
会社方針 |
廃止された列車
運行会社 | 列車名 | 主要運行区間 | 運行開始日 | エル特急指定日 | 指定事由 | エル特急指定解除日 | 解除事由 | 運行廃止日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国鉄 | いしかり | 札幌駅 - 旭川駅 | 1975年(昭和50年)7月18日 | 新設時より指定 | 1980年(昭和55年) 10月1日 |
運行区間変更 | 1980年(昭和55年) 10月1日 | |
しおじ | 新大阪駅 - 下関駅 | 1972年(昭和47年) 3月15日 |
1972年(昭和47年) 10月1日 |
第1期指定 | 1975年(昭和50年) 3月10日 |
山陽新幹線延伸により 新幹線列車に代替 |
1975年(昭和50年) 3月10日 | |
白根 | 上野駅 - 万座・鹿沢口駅 | 1982年(昭和57年)11月15日 | 定期列車化に際して指定 | 1985年(昭和60年) 3月14日 |
新特急指定に伴う 列車名変更 |
1985年(昭和60年) 3月14日 | ||
谷川 | 上野駅 - 水上駅 | 1982年(昭和57年)11月15日 | 列車新設より設定 | 1985年(昭和60年) 3月14日 |
新特急指定に伴う 列車名変更 |
1985年(昭和60年) 3月14日 | ||
つばめ | 岡山駅 - 熊本駅 | 1972年(昭和47年) 3月15日 |
1972年(昭和47年) 10月1日 |
第1次指定 | 1975年(昭和50年) 3月10日 |
山陽新幹線延伸により 新幹線列車に代替 |
1975年(昭和50年) 3月10日 | |
つばさ[7] | 上野駅 - 秋田駅 (奥羽本線経由) |
1961年(昭和36年) 10月1日 |
1975年(昭和50年) 3月10日 |
増発による設定 | 1982年(昭和57年) 11月15日 |
東北新幹線開業による 運転系統変更 |
1982年(昭和57年) 11月15日 | |
とき | 上野駅 - 新潟駅 (上越線経由) |
1962年(昭和37年) 10月1日 |
1972年(昭和47年) 10月1日 |
第1次指定 | 1982年(昭和57年) 11月15日 |
上越新幹線開業により 新幹線列車に代替 |
1982年(昭和57年) 11月15日 | |
はつかり | 上野駅 - 青森駅 | 1958年(昭和33年) 10月1日 |
1978年(昭和53年) 10月1日 |
自由席設定 | 1982年(昭和57年) 11月15日 |
東北新幹線開業による 運行区間変更 |
1982年(昭和57年) 11月15日 | |
はと | 岡山駅 - 下関駅 | 1972年(昭和47年) 3月15日 |
1972年(昭和47年) 10月1日 |
第1次指定 | 1975年(昭和50年) 3月10日 |
山陽新幹線延伸により 新幹線列車に代替 |
1975年(昭和50年) 3月10日 | |
ひばり | 上野駅 - 仙台駅 (東北本線経由) |
1962年(昭和37年) 4月27日 |
1972年(昭和47年) 10月2日 |
第1次指定 | 1982年(昭和57年) 11月15日 |
東北新幹線開業により 新幹線列車に代替 |
1982年(昭和57年) 11月15日 | |
やまばと[7] | 上野駅 - 山形駅 (奥羽本線経由) |
1964年(昭和39年) 10月1日 |
1975年(昭和50年) 3月10日 |
増発 | 1985年(昭和60年) 3月14日 |
東北新幹線上野駅延伸による 運行系統変更 |
1985年(昭和60年) 3月14日 | |
やまびこ | 上野駅 - 盛岡駅 | 1965年(昭和40年) 10月1日 |
1978年(昭和53年) 10月1日 |
自由席設定 | 1982年(昭和57年) 6月23日 |
東北新幹線開業により 新幹線列車に代替 |
1982年(昭和57年) 6月23日 | |
JR北海道 | スーパーホワイトアロー | 札幌駅 - 旭川駅 | 1990年(平成2年)9月1日 | 使用車両変更 愛称変更 |
2007年(平成19年) 10月1日 |
使用車両性能統一による 愛称統一 |
2007年(平成19年) 10月1日 | |
ホワイトアロー | 千歳空港駅 - 旭川駅 | 1986年(昭和61年) 11月1日 |
1988年(昭和63年) 3月3日 |
増発 | 1990年(平成2年) 9月1日 |
使用車両変更 | 1990年(平成2年) 9月1日 | |
ライラック | 室蘭駅 - 旭川駅 | 1980年(昭和55年)10月1日 | 運行区間変更による 愛称変更 |
1992年(平成4年) 7月1日 |
運行系統変更 | 1992年(平成4年) 7月1日 | ||
札幌駅 - 旭川駅 | 1992年(平成4年)7月1日 | 運行区間変更による 愛称変更 |
2007年(平成19年) 10月1日 |
使用車両性能統一による 愛称統一 |
2007年(平成19年) 10月1日 | |||
JR東日本 | 秋田リレー | 北上駅 - 秋田駅 (北上線経由) |
1996年(平成8年)3月30日 | 秋田新幹線工事に伴う 列車新設 |
1997年(平成9年) 3月22日 |
秋田新幹線開業より 新幹線列車に代替 |
1997年(平成9年) 3月22日 | |
あさま | 上野駅 - 長野駅 (信越本線経由) |
1966年(昭和41年) 10月1日 |
1972年(昭和41年) 10月1日 |
第1次指定列車 | 1997年(平成9年) 10月1日 |
長野新幹線開業により 新幹線列車に代替 |
1997年(平成9年) 10月1日 | |
こまくさ | 山形駅 - 秋田駅 | 1992年(平成4年)7月1日 | 新幹線接続特急としての 系統再編 |
1999年(平成11年) 3月12日 |
山形新幹線延伸に伴う 系統変更による列車廃止 |
1999年(平成11年) 3月12日 | ||
新特急谷川 | 上野駅 - 水上駅 | 1985年(昭和60年)3月14日 | 新特急指定に際し 従来の指定を受け継ぐ |
1997年(平成9年) 10月1日 |
新幹線列車との 列車名重複 |
1997年(平成9年) 10月1日 | ||
新特急なすの | 上野駅 - 黒磯駅 | 1985年(昭和60年)3月14日 | 新特急昇格に際し指定 | 1990年(平成2年) 3月10日 |
列車本数減少 | 1995年(平成7年) 12月1日 | ||
たざわ | 盛岡駅 - 秋田駅 (田沢湖線経由) |
1982年(昭和57年)11月15日 | 新幹線接続特急として設定 | 1996年(平成8年) 3月30日 |
運行区間変更 | 1996年(平成8年) 3月30日 | ||
秋田駅 - 青森駅 (奥羽本線経由) |
1996年(平成8年)3月30日 | 運行区間変更 | 1997年(平成9年) 3月22日 |
列車名変更により 指定解除 |
1997年(平成9年) 3月22日 | |||
つばさ[7] | 福島駅 - 秋田駅 (奥羽本線経由) |
1982年(昭和57年) 11月15日 |
新幹線接続特急化 | 1992年(平成4年) 7月1日 |
山形新幹線開業により 新幹線列車に名称変更 |
1992年(平成4年) 7月1日 | ||
白山 | 上野駅 - 金沢駅 (信越本線経由) |
1972年(昭和47年) 3月15日 |
1978年(昭和53年) 10月2日 |
増発[8] | 1997年(平成9年) 10月1日 |
長野新幹線開業により 新幹線列車に代替 |
1997年(平成9年) 10月1日 | |
はつかり | 盛岡駅 - 青森駅 | 1982年(昭和57年) 11月15日 |
1982年(昭和57年) 11月15日 |
新幹線接続特急化 | 2000年(平成12年) 3月11日 |
使用車両運用変更 | 2002年(平成14年) 12月1日 | |
ひたち | 上野駅 - 仙台駅 (常磐線経由) |
1969年(昭和44年) 10月1日 |
1972年(昭和47年) 10月2日 |
第1次指定 | 1998年(平成10年) 12月8日 |
使用車両運用終了 | 1998年(平成10年) 12月8日 | |
JR西日本 | 加越 | 米原駅 - 金沢駅 (北陸本線経由) |
1975年(昭和50年) 3月10日 |
新設時より指定 | 2003年(平成15年) 10月1日 |
使用車両変更による 愛称統一 |
2003年(平成15年) 10月1日 | |
北近畿 | 新大阪駅 - 城崎温泉駅 (福知山線経由) |
1986年(昭和61年) 11月1日 |
新設時より設定 | 2010年(平成22年) 3月13日 |
会社方針 | 2011年(平成23年) 3月12日 | ||
雷鳥 | 大阪駅 - 金沢駅 | 1964年(昭和39年) 12月25日 |
1975年(昭和50年) 3月10日 |
自由席設定開始および増発 | 2010年(平成22年) 3月13日 |
会社方針 | 2011年(平成23年) 3月12日 | |
JR四国 | しおかぜ | 高松駅 - 宇和島駅 | 1972年(昭和47年) 10月2日 |
1986年(昭和61年) 11月1日 |
増発による指定 | 1988年(昭和63年) 4月10日 |
運行系統変更による 愛称変更 |
1988年(昭和63年) 4月10日 |
JR九州 | ソニックにちりん | 博多駅 - 大分駅 (日豊本線経由) |
1995年(平成7年) 4月20日 |
使用車両変更 | 1997年(平成9年) 3月22日 |
列車名変更による 指定解除 |
1997年(平成9年) 3月22日 | |
つばめ | 博多駅 - 西鹿児島駅 (鹿児島本線経由) |
1992年(平成4年) 7月15日 |
運行系統変更による 愛称変更 |
2004年(平成16年) 3月13日 |
九州新幹線の列車名へ変更 | 2004年(平成16年) 3月13日 | ||
ハイパー有明 | 博多駅 - 西鹿児島駅 (鹿児島本線経由) |
1992年(平成4年) 3月10日 |
使用車両変更 | 1992年(平成4年) 7月15日 |
運行系統変更 | 1992年(平成4年) 7月15日 | ||
ハイパーにちりん | 博多駅 - 大分駅 (日豊本線経由) |
1992年(平成4年) 3月10日 |
使用車両変更 | 1995年(平成7年) 4月20日 |
使用車両および 運転系統の変更 |
1995年(平成7年) 4月20日 | ||
リレーつばめ | 博多駅 - 新八代駅 | 2004年(平成16年) 3月13日 |
運行系統分割による 愛称変更 |
2009年(平成21年) 7月1日 |
会社方針 | 2011年(平成23年) 3月12日 |
脚注
関連項目
テンプレート:日本における列車種別一覧- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ ただし「白山」の事例は同区間を運行するエル特急「あさま」の一員という位置づけと見ることも出来るため、このような形でのエル特急指定は国鉄時代にも見られた。例として1978年(昭和53年)10月2日実施のダイヤ改正で指定された「つばさ」「やまばと」がある。
- ↑ 4.0 4.1 テンプレート:Cite news
- ↑ 5.0 5.1 1996年(平成8年)7月25日よりJR東海新規製造車両使用列車に「ワイドビュー]の呼称を冠するが、エル特急指定とは異なる。
- ↑ 「あしずり」は2003年(平成15年)10月1日から指定解除日まで、下り1本のみの運行だった。
- ↑ 7.0 7.1 7.2 「つばさ」の場合、1961年10月1日以来の上野 - 秋田間奥羽本線特急列車が在来線特急列車としての最終期まで1往復が設定されていた。しかし、1982年11月の東北・上越新幹線開業に際して登場した福島発着の「つばさ」が1985年の東北新幹線上野駅乗り入れ以降、運行本数の大多数を占めるようになった。この新幹線接続特急への変更を以て奥羽特急「つばさ」・「やまばと」は廃止、新幹線連絡特急「つばさ」と上野(暫定)乗り入れの「つばさ」・「やまばと」とみなす事例が多い。なお、「つばさ」・「やまばと」のエル特急指定は、「つばさ」の電車化による増発、運用共用化を受けてのものである。こちらも参照されたい。
- ↑ なお、「白山」は1985年(昭和60年)3月14日以降減便され、1994年(平成6年)3月14日以降1往復のみとなるが、「あさま」グループとして指定を受けた。