南宮崎駅
南宮崎駅(みなみみやざきえき)は、宮崎県宮崎市東大淀二丁目 にある、九州旅客鉄道(JR九州)の駅である。
概要
宮崎県の鉄道交通の要衝となる駅である。日豊本線を所属線[1]とし、当駅を起点とする日南線を加えた2路線が乗り入れている。日南線の下り列車の大半と上り列車の一部は日豊本線宮崎駅発着で運行され、1往復のみはさらに佐土原駅まで乗り入れる。
このほか、日南線田吉駅を起点とする宮崎空港線の全列車が当駅まで乗り入れる。宮崎空港線の列車は大半が延岡駅・大分駅方面に直通している(一部当駅または宮崎駅発着の列車もある)。
全列車が停車し、特急「にちりん」「ひゅうが」のうち朝・夜間の列車は当駅発着で運行される。
駅構造
島式ホーム2面4線と車両留置用側線7本を有する地上駅で、鉄筋コンクリート2階建ての橋上駅舎を有する。1階は食堂・トイレ、2階が改札口・売店となっており、ホームとは跨線橋とエレベーターで連絡する。
JR九州鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅で、みどりの窓口が設置されている。
主要駅かつ鹿児島中央方面の「きりしま」と延岡方面の「にちりん」などの特急同士の乗換駅でもあるが、改札内・ホームに売店は無い。鹿児島方面は1・2番線に、青島・宮崎空港方面は3・4番線に発着する。延岡方面はいずれの番線からも発着する。駅構内には宮崎車両センターがあり、当駅の車両留置用側線を用いて鉄道車両の滞泊・整備や列車の組成などを行っている。
2014年2月には駅舎の改装とバリアフリー化が完了した。1・2番線ホームと比較して幅が狭くなっていた3・4番線のホームが拡幅され、踊り場にあったトイレは1階へ移動、2階部分の改札口と1階のホームなどを結ぶエレベーター(3基)が新設された[2][3]。
のりば
1・2 | テンプレート:Color日豊本線 | (下り) | 田野・都城・鹿児島中央方面 |
(上り) | 宮崎・延岡・大分方面 | ||
3・4 | テンプレート:Color日南線 | 青島・油津・志布志方面 | |
テンプレート:Color宮崎空港線 | 宮崎空港方面 |
駅弁
宮崎駅弁当が調製・販売する。炊き込みご飯の上に椎茸・そぼろ・錦糸卵を乗せた「椎茸めし」が有名[4]。
利用状況
- 2011年度の1日平均乗車人員は1,991人(前年度比+31人)である。宮崎県内では宮崎駅(4,485人)に次いで2番目に多い。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 2,076 |
2000 | 2,011 |
2001 | 2,115 |
2002 | 2,226 |
2003 | 2,217 |
2004 | 2,212 |
2005 | 2,157 |
2006 | 2,088 |
2007 | 2,057 |
2008 | 2,049 |
2009 | 1,943 |
2010 | 1,960 |
2011 | 1,991 |
駅周辺
大淀川の南側に位置し、周辺は宮崎市の中心市街地の南端部にあたる。
- 宮崎市役所
- 宮崎大淀郵便局
- 宮崎市民文化ホール
- 宮崎県立宮崎工業高等学校
- 宮崎県立宮崎農業高等学校
- 宮崎県立宮崎南高等学校
- 大淀川市民緑地
- 国道220号
- オートバックス宮崎南店
- レマンショッピングセンター
- 宮崎市南部記念体育館
- 宮交シティ - ショッピングセンター・ダイエー宮崎店と併設
- 宮交シティ内郵便局
- Oyodo.jpg
改装前の駅舎(2005年3月30日)
- 南宮崎駅駅前.jpg
駅前
- MiyakoCity 2007.jpg
- Ooyodogawa River.jpg
バス路線
駅前には宮崎交通の南宮崎駅前バス停があるが、2013年9月現在、ここを終着とする便は多数設定されているものの、ここから発車するのは平日で1日1本(学休日運休)・土曜で1日2本(学休日1本)のみである。その他、博多駅筑紫口への「サンマリンライナー」と「みとシティライナー」の共同バス停が設けられている。
駅から300mほど離れた場所にある宮交シティにバスターミナル(宮交シティバスセンター)が設けられており、そこから宮崎市内・宮崎県内外各地への路線バス・高速バスが多数運行されている。宮交シティと宮崎空港を結ぶバスは並行する列車より便数が多い。
歴史
- 1913年(大正2年)10月31日 - 赤江駅として宮崎軽便鉄道(宮崎交通の前身)が開設。
- 1915年(大正4年)3月20日 - 大淀駅に駅名改称し宮崎 - 青井岳駅間を鉄道院が開業し宮崎県営鉄道が借受業務委託。
- 1916年(大正5年)10月16日 - 宮崎県営鉄道が国有化され鉄道院が所管。
- 1942年(昭和17年)4月1日 - 南宮崎駅に駅名再改称。
- 1945年(昭和20年)8月12日 - 宮崎大空襲で駅本屋構内被災全焼。
- 1962年(昭和37年)7月1日 - 宮崎交通南宮崎 - 内海駅間廃止。
- 1963年(昭和38年)
- 1976年(昭和51年)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 2014年(平成26年)2月20日 - 駅舎の改装とバリアフリー化工事が完了する[2][3]。
隣の駅
- 九州旅客鉄道
- 日豊本線
- 日南線・宮崎空港線(宮崎空港線は田吉駅まで日南線)
- 特急「にちりん」「にちりんシーガイア」「ひゅうが」「海幸山幸」停車駅
- テンプレート:Color快速「日南マリーン号」
- 宮崎駅 - 南宮崎駅 - 田吉駅
- テンプレート:Color普通(約半数の列車が宮崎駅まで乗り入れ)
- (宮崎駅 - ) 南宮崎駅 - 田吉駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:日南線- ↑ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ↑ 2.0 2.1 南宮崎駅バリアフリー工事 概要図(PDF) - 宮崎市ホームページ
- ↑ 3.0 3.1 南宮崎駅の改装完了 バリアフリー化、ホームも拡幅 - 宮崎日日新聞
- ↑ [1]