ICOCA
ICOCA(イコカ)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)が発行し、JR西日本・近畿日本鉄道(近鉄)・京阪電気鉄道(京阪)・四国旅客鉄道(JR四国)が発売するサイバネ規格のICカード乗車券である。
目次
概要
ソニーの非接触型ICカードFeliCaの技術を用いた乗車カードで、2013年9月末現在の発行枚数は約853万枚[1]。プリペイド方式の乗車券の機能をはじめ、定期券、駅売店等での支払いに使える電子マネーの機能を併せ持つカードである。カードで利用できる金額は、駅などに設置されたチャージ機などでチャージ(入金)することにより追加ができ、使い捨てることなく繰り返してカードを使用できる。
2001年5月15日の社長定例会見において、定期券や磁気式ストアードフェアカードであるJスルーカードを2003年をめどにIC化を検討することを発表し[2]、2002年12月18日の社長定例会見において、正式名称をICOCA(イコカ)とすることを発表した[3]。2003年11月1日からJR西日本のアーバンネットワークで運用が開始された。
カードの名称は、ICオペレーティングカード (IC Operating CArd) の略称であるが、関西方言の「行こか」(「行こうか」の意味)とも掛けた親しみやすい名称としている。また、カードの裏面の右下に記載の番号は「JW」で始まる15桁の英数字であるが、この「JW」はJR西日本の英語表記「JR West」の頭文字を採ったものである。
JR西日本の各駅では、ICOCAの改札での利用率も半数を超えている事から、ICOCA専用改札機が大阪駅御堂筋口で初設置され、その後も京橋駅や天王寺駅をはじめ、多くの駅に設置されている。
電子マネー
テンプレート:Main ICOCAを使用した電子マネーサービス「ICOCA電子マネー」については、2005年10月1日から開始し、京阪神や岡山・広島エリアの駅、福岡エリアの一部の駅(博多駅、小倉駅)のコンビニエンスストア「ハートイン」と「デイリーイン」の各店のほか、関西・中国地区のイオングループやビックカメラ、ヨドバシカメラ、すかいらーくグループ各店(四国エリアを含む)など、またファミリーマート(関西エリアと岡山・広島エリアの全店)やローソン、サークルKサンクス、セブン-イレブン(3社とも四国エリアを含む)などのコンビニエンスストア等、利用可能な店舗は順次拡大中である。加えて、ICOCAに対応した自動販売機やコインロッカーもある。2008年3月18日からは、Suicaショッピングサービスと相互利用を行っているほか、2010年3月13日より、JR東海の「TOICA電子マネー」と、さらに2011年3月5日からは、JR九州の「SUGOCA電子マネー」と相互利用を開始した。そして2013年3月23日からの「全国相互利用サービス」の開始により、Kitaca(JR北海道)・PASMO(関東私鉄各社)・manaca(名古屋鉄道(名鉄)・名古屋市交通局)・nimoca(西日本鉄道(西鉄))・はやかけん(福岡市交通局)の各電子マネーサービスとも相互利用を行っている。ただし、PiTaPaショッピングサービスとの相互利用は、2013年3月23日以降も行われておらず、PiTaPaショッピングサービス加盟店においては、ICOCA(「全国相互利用サービス」対応の各カードとも)を電子マネーとして利用することはできない[注 1]。
2014年7月22日からWii Uの支払い決済に、ICOCAを含めた交通系電子マネーを利用できるようになった[4]。
JR西日本以外での普及
JR西日本以外では、ポストペイ形IC乗車カード「PiTaPa」を発行するスルッとKANSAI協議会加盟社でもある京阪と近鉄でもICOCAを発売(発行ではない)しており、京阪・近鉄沿線でのプリペイド式乗車カードの需要に応える形となっている。特に近鉄は独自のポイントカード「KIPS」にICOCAを搭載した「KIPS ICOCA」をJR西日本と共同発行しており[5]、広報展開も強めている。ただし、京阪・近鉄では2013年3月22日まではICOCAと相互利用している関西エリア以外の交通系ICカードの利用はできなかった。
また、2012年からはJR四国でも岡山支社に隣接する香川県内での一部利用を開始(システム導入はJR西日本主導)し、2014年からはJR四国自身がICOCAを発売することになった。JRの旅客6社の内、鉄道線に他社が構築したIC乗車カードシステムを導入するのはJR四国が唯一であり、JR2社間に跨がって交通系ICカードが利用できるのは、JR西日本とJR四国の場合だけである[注 2]。
キャラクター
テンプレート:Main イメージキャラクターはカモノハシをモチーフにした「カモノハシのイコちゃん」。「ICOCAでいこか〜タッチしていこか〜」、ICOCA電子マネーサービスには「ICOCAで買おか〜タッチして買おか〜」というキャッチフレーズがあり、テレビCMやパンフレットなどで仲間とイコちゃんが呼び掛けている。
JR西日本のイメージキャラクターを務めていた仲間由紀恵と共に出演する機会も多い。ICOCAの広告は、京阪神・岡山・広島地区の駅のポスターおよび近畿圏の新型電車321系や225系の車内ディスプレイで放映されている。ICOCAとSuicaの相互利用開始時には、巨大化したイコちゃんが東京都内に出現し、仲間由紀恵が「東京で〜」イコちゃんが「ICOCA〜」と叫ぶテレビCMや広告が数か月間に亘って宣伝された。仲間の背景はセットで作られた東京駅という設定で、自動改札機もJR東日本で多く使われているタイプだったが、実際には大阪駅の中央改札口にそっくりであった。
2013年3月23日からの「全国相互利用サービス」開始にあわせて久々のテレビCMが放映され、立体アニメーションでのイコちゃんが登場した。
種類
特記なき限り、各カードはICOCAエリア内のJR西日本の各駅のみどりの窓口や、近鉄・京阪の各駅の窓口、並びにICOCAのマークがある各社の各駅にある一部の自動券売機で購入できる。
- ICOCA
- プリペイド方式の普通乗車券機能(ストアードフェア機能)と電子マネー機能がある無記名式のカード。発売額は2,000円。発売額には500円のデポジット(預り金)が含まれており、購入時点で鉄道の乗車等に使えるのは1,500円分である。デポジットはカードが不要になった際に、各駅の取り扱い窓口で返却をすると払い戻される。
- SuicaやSUGOCAなどと異なり、記名式の通常版ICOCAは発売されていない。
- こどもICOCA
- 小児運賃が適用される旅客に対して発売されるカード。記名式で、氏名・生年月日・性別の登録を発売時に行う。発売額は大人用ICOCAと同じ。
- カードのデザインについては、JR西日本ではこどもICOCA専用デザインのカード(クリーム色の地色に「カモノハシのイコちゃん」が入ったもの)が発行されるが、近鉄・京阪では大人用のICOCAと同じデザインのカードの中央に、「丸に小」のマークを印字したものが発行される。
- 購入時に使用者の年齢の確認できる身分証明書が必要となる(代理人による購入も可能)ため、自動券売機では購入不可。利用者本人が大人運賃を適用される年齢に達する年の年度末が有効期限とされている。
- JR西日本において、ICOCAが導入された当初は大人用のみの設定で小児用のICOCAは発売しておらず、後に発行を開始した小児用ICOCA定期券は当初はストアードフェア機能は使用できなかったが、2004年8月から利用を開始した。小児用IC乗車カードを発行したのはICOCAが日本初である[6]。
- ICOCA定期券
- ICOCAに通勤・通学定期券の機能を加えたもの。ストアードフェア機能自体は通常のICOCAと同じ(ただし身体障害者割引等が適用されたICOCA定期券にはストアードフェア機能がない)で、ICOCAの前面(近鉄のKIPS ICOCAカードでは、カードの裏面)に定期券情報が印字される。前もって買った通常版のICOCAやSMART ICOCA、KIPS ICOCAカードに後から定期券機能を付加させることも可能。新規購入では定期運賃相当額にデポジットの500円を加えた額、通常版ICOCAからの変更では定期運賃相当額等のみが発売額となる。
- JR西日本においては、連続した区間を二区間に分割して一枚のICOCA定期券にまとめることもできる。
- 窓口の他、ICOCAエリアのJR西日本の各駅にある一部のみどりの券売機や、近鉄・京阪の各駅にある一部の自動定期券販売機でも購入できる。ただし、他社管内のみのICOCA定期券を購入することは出来ない。
- ICOCA連絡定期券
- JR西日本・近鉄・京阪と他社線との連絡定期券の機能を加えたもの。機能自体は通常のICOCA定期券と同じ。以下の各社間のものが用意されている。
- JR西日本・近鉄・京阪の2社または3社相互区間(2社連絡は連絡各社で、3社連絡は近鉄・京阪で発売し、JR西日本では販売しない)
- 「近鉄 - JR西日本 - 近鉄」の通過定期券(近鉄のみで発売し、JR西日本では販売しない)
- 「近鉄 - 阪神」(大阪難波駅経由)の連絡定期券(近鉄で発売、阪神ではPiTaPa連絡定期券として発売)
- 「近鉄 - JR東海」(名古屋駅・桑名駅経由)連絡定期券(2013年3月23日から近鉄で発売、JR東海はTOICA連絡定期券として発売[7])
- 「JR西日本 - 南海」(2014年3月14日からJR西日本で発売開始、南海ではPiTaPa連絡定期券として発売[8][9])
- 「近鉄 - 南海」(河内長野駅経由)連絡定期券(2014年3月14日から近鉄で発売開始、南海ではPiTaPa連絡定期券として発売[10])
- 「近鉄 - 名鉄」(名古屋駅経由)連絡定期券(2014年9月から近鉄で発売、名鉄はmanaca連絡定期券として発売[11])
- SMART ICOCA
- ICOCAの機能に加え、クレジットカードによる電子決済でチャージ(入金)ができる「クイックチャージサービス」、J-WESTカードの「J-WESTポイント」からのチャージ機能などが追加されたカード。利用するには、クレジットカードの登録が必要。発売・クイックチャージはJR西日本エリアのみで対応。
- 改札口通過時に一定額のチャージを行う、いわゆる「オートチャージ」には対応していない。
- テンプレート:Anchor
- ICOCAの機能に加え、近鉄グループ各社の「KIPSポイントサービス」の特典が受けられるカード。近鉄主要駅の定期券取扱窓口で発行・取扱いを行っている。12歳以上限定(小学生は不可)で販売され、購入時に本人確認証明書類(運転免許証等)が必要。定期券機能の追加も可能で、10種相互利用対象のプリペイド式交通系ICカードとしては唯一裏面に定期券情報を表示する。
- 近鉄線を利用した場合(現金で定期券を購入する場合を含む)、200円(税別)につき1ポイントが加算される。で、新規購入時には、2,000円(デポジット500円を含む)と、となる。また、ショッピング時もポイントが付与される(KIPS PiTaPaカードとはポイントの付与率・利用可能店舗が異なる場合がある)。
- なお、KIPSクレジットカード会員に限り、KIPSポイントカード(現金払いポイント専用カード・2013年1月25日発行開始)を含むKIPSポイントのとりまとめが可能(KIPSネットサービスにて事前登録が必要)。
- SHIKOKU ICOCA
- 2014年3月1日よりJR四国で発売したICOCA。JR西日本以外で発売するオリジナルICOCAは提携カード(KIPSなど)を除き初めてとなる。ただし商標は同社ではなくJR西日本が出願している。JR四国での導入開始当初は同社管内ではICOCA自体は発売していなかった。
- 大人用のみの設定で、定期券機能を追加させることが出来ない(JR四国管内ではICOCA定期券の取扱い自体を行っていない[12])。
利用方法
テンプレート:Main2 駅の自動改札機やバスの乗降口、店舗のレジなどに設置されたカード読み取り機にICOCAをあてて(タッチして)カードを読み取らせることにより、あらかじめチャージされた金額から利用金額分を引き去って決済をするというのが基本的な使い方である。ICOCAは電波を使った無線通信によりデータの読み取りや書き込みができる非接触型のICカードであるので、パスケース等に入れたままでも利用でき、利用するごとにパスケース等から取り出したりする必要がないが、電波を吸収する性質がある硬貨などの金属類や、使用方法が類似する他用途の非接触型ICカード(ICチップを搭載した運転免許証やtaspo・Edy(現:楽天Edy)・WAONなど)を一緒に入れていると、カードが正しく読み取れないことがある。
チャージ
ICOCAのストアードフェア (SF) 機能を利用するには、精算前にあらかじめカードにチャージ(入金)がされている必要がある。チャージ金額の上限は20,000円である。チャージ方法は現金またはクレジットカード(SMART ICOCAのみ)に限られ、Jスルーカードやオレンジカード(JR西日本)、またはスルッとKANSAI対応カード(近鉄・京阪)を用いてのチャージはできない。
チャージは駅構内に於いては以下の場所で行う。以前は、JR西日本のみどりの窓口で現金に加えてクレジットカードでのチャージも取り扱っていたが、2008年6月30日限りでみどりの窓口でのチャージの取扱いを中止し、代わりにSMART ICOCAを一般クレジットカードに開放した。併せてICOCA定期券以外のクレジットカードでの購入取扱いも中止した。中止した理由は公式には明らかにされていない。
- ICOCA対応の自動券売機
- 券売機操作により、一定額(1,000円・2,000円・3,000円・5,000円・10,000円)を現金でチャージする。領収書も発行でき、カードの利用履歴の表示や印字もできる。
- JR西日本の各駅のものは、SMART ICOCAのクイックチャージ(クレジットカードによる決済)、ポイントチャージ(J-WESTポイントからの移行)にも対応している。
- 専用チャージ機
- 駅のホームや改札口に設置されている入金専用の「チャージ機」によりチャージすることも可能。ICOCAをホルダーに差し込んで使用し、券売機同様に一定額を現金でチャージする。
- JR西日本のものは、現金でのチャージに加えて、SMART ICOCAのクイックチャージもできる。SMART ICOCA専用で現金でチャージする機能がない「クイックチャージ専用機」もある。JR西日本の岡山・広島エリアに設置されている新型のチャージ機には、利用履歴の印字機能、SMART ICOCAのポイントチャージができる機能が追加されている。
- JR西日本においては、当初自動券売機や自動精算機を設置していない閑散駅で導入していたが、サービス開始以降にチャージの需要が大きく伸びたことから主要駅への増設や、ホーム上にも設置している駅(和泉砂川駅など)もある。
- 自動精算機
- 現金で1,000円、2,000円、3,000円のチャージができる。感熱紙による領収書も発行できる。
- JR西日本の岡山・広島エリアと、アーバンネットワークエリア内で2008年以降に設置されている新型の精算機には、5,000円と10,000円のチャージ、SMART ICOCAのクイックチャージの機能が追加されている。
このほか、ICOCA電子マネーを導入しているイオングループのICOCA電子マネー対応店舗と、エリア内の主要コンビニエンスストア(セブン-イレブン・ローソン・ファミリーマート・サークルKサンクス・ポプラなど)、広島地区のPASPY取り扱いの電車・バス車内のほか、東日本地区のSuicaショッピングサービス、東海地区のTOICA電子マネー、九州地区のSUGOCA電子マネーなど、「全国相互利用サービス」対応の各IC乗車カード(PiTaPaを除く)での電子マネーサービスを導入しているコンビニエンスストア(NEWDAYS・ベルマート・ミニストップなど)でも、現金によるチャージを取り扱っている(コンビニエンスストアでは、一部取り扱わない店舗もある)。
- ICOCA対応券売機.jpg
都市部駅用のICOCA対応券売機(HT30型)
- JRW ICOCA-type ticketseller-2.jpg
無人駅用のICOCA対応券売機(UT50型)[注 3]
- ICOCA charging machine.jpg
チャージ機
(京阪神エリア)[注 4] - Smart Icoca Charge Machine.jpg
クイックチャージ専用機
(京阪神エリア) - ICOCAチャージ機.jpg
チャージ機 (VC50型)
(岡山・広島エリア) - JR西日本の乗り越し精算機.jpg
のりこし精算機(チャージは現金専用)
(京阪神エリア) - Fare Adjustment Okayama.jpg
のりこし精算機(FA50型)
(京阪神エリアの一部と岡山・広島エリア)
鉄道の利用
鉄道での利用の場合、乗車駅で自動改札機のカード読み取り部にICOCAをタッチする。この時、カードには乗車駅や時刻などの情報が記録される。ICOCAが正確に認証された場合は電子音とともにゲートが開き、正確に認証されない場合、またはカードが使用できない場合は電子音や音声が鳴って即座にゲートが閉まるようになっている。ICOCAの残額が不足していたり、ICOCA定期券およびこどもICOCAの有効期限が近付いたりしている場合は通常と異なる電子音が鳴る。また、こどもICOCAが使用された場合は鳥の鳴き声の音が鳴る。下車駅では、乗車時と同じように自動改札機のカード読み取り部にICOCAをタッチする。この時、乗車時に記録された情報を元に運賃が計算され、チャージ金額から運賃分が引き去られる。なお、Suicaと異なり、ICOCAエリアでは入場時に初乗り運賃の引き去りを行わない[13]ため、残高が初乗り運賃未満でも入場は可能である(当然、出場前に精算機等でチャージを行う必要がある)。ただし、残高0円の場合は入場できない[14]。
なおJR西日本における、ワンマン運転時に無人駅での運賃収受を車内で行う路線(近畿圏エリアの桜井線や、岡山・広島エリアの山陽本線・宇野線・本四備讃線・可部線以外の各線)では、降車時にICOCAを運転士に呈示し、降車駅で改札機での処理を行うことになっている。
JR在来線と東海道・山陽新幹線の乗り継ぎ
ICOCAのみを用いての新幹線の乗車はできないが、JR西日本在来線から山陽新幹線・JR東海東海道新幹線へ乗り換える際に、新幹線乗換口の自動改札機でそれまで乗車した在来線運賃の精算ができる。最初に新幹線乗車券を挿入口に入れ、続いて在来線の乗車に使用したICOCAをカード読み取り部にタッチすると自動的に精算が完了し、改札機を通過できる。東海道・山陽新幹線の会員制ネット予約サービス「エクスプレス予約」のEX-ICサービスで列車を予約している場合は、EX-ICカードとICOCAを2枚重ねでカード読み取り部にタッチすると精算が完了し改札機を通過できる。
2009年8月29日より、山陽新幹線全線にEX-ICサービスが導入されたことで、ICOCAエリア内にある山陽新幹線各駅の新幹線乗換口でも、ICOCAを用いての在来線から新幹線への乗り継ぎが可能になった。また、エリア外の徳山駅・新山口駅・厚狭駅でEX-ICサービスを利用して新幹線に乗車する場合、在来線改札口に設置された簡易改札機にICOCAをタッチの上、新幹線乗換口の改札機でEX-ICカードと2枚重ねでタッチすれば、ICOCAに入場情報が記録される。出場の際の手順はこの逆となる。2011年3月12日からは、JR九州在来線と接続する博多駅・小倉駅両駅の新幹線乗換口でもSUGOCA及びSUGOCAと相互利用しているICOCAなどのカードでの精算、記録が可能となった。
JR在来線と他の私鉄との乗り継ぎ
テンプレート:Anchors テンプレート:See also JR西日本・近鉄と他社路線を共同利用駅を経由して連続乗車する場合(ICOCAエリア同士の乗り継ぎとなるJR西日本⇔近鉄の乗り継ぎを含む)、乗換口がある駅(乗換口に自動改札機がある駅)と乗換口がない駅で取扱いが異なる。
- 乗換口がある駅
- 乗換口の自動改札機にICOCAをタッチすることでそれまでの乗車区間運賃の精算と乗り継ぎ駅の情報の記録が同時に完了し、改札機を通過できる。
- 乗り継ぎ前または後のどちらかで磁気きっぷで乗車する場合は、乗換口の自動改札機で最初に磁気きっぷを入れ、その次にICOCAをタッチすると精算が完了して改札機を通過することができる。
- なお乗り換え改札口では、ICカードの2枚同時使用による通過(2枚重ねタッチなど)はできない。
- 鶴橋駅(JR西日本⇔近鉄)、近鉄名古屋駅(近鉄⇔JR東海)などが該当する。
- 乗換口がない駅
- 乗換駅の改札構内(ホーム上、コンコースなど)に簡易ICカード改札機が設置されており、乗り換え時にこれにタッチして乗り継ぎ駅の情報の記録を行う必要がある。
- ICOCA定期券等を含めたすべてのICOCAでこれを行う必要があり、簡易改札機にタッチしなかった場合、下車時に自動改札機を通過できない。また、磁気きっぷとの併用も出来ない。
- 柏原駅(JR西日本⇔近鉄)、桑名駅(近鉄⇔JR東海)、りんくうタウン駅(JR西日本⇔南海)などが該当する。桑名駅の簡易ICカード改札機は、近鉄→JR(水色)とJR→近鉄(ピンク色)で機械が異なる。
- Iccard.gif
利用方法
- JRW Cardreader-Noml-type.jpg
読み取り装置
(近畿圏エリア) - JRW simpletype turnstile.jpg
簡易型自動改札機
(近畿圏エリア) - ICOCA読み取り部(岡山・広島).JPG
読み取り装置
(近畿圏エリアの一部の駅と岡山・広島エリア) - JRW Cardreader Ent-01.jpg
入場用簡易改札機
(近畿圏エリア) - JRW Cardreader Exi-01.jpg
出場用簡易改札機
(近畿圏エリア) - Westjr icoca checker01.jpg
入場用簡易改札機
(岡山・広島エリア) - Westjr icoca checker02.jpg
出場用簡易改札機
(岡山・広島エリア)
有効期限・再発行
ICOCAは、最後の利用日から10年間利用がない場合は失効となり、チャージ金額およびデポジットの返却は行われない。
こどもICOCAの有効期限は、使用者が12歳となる年度の3月31日と定められており、期限を過ぎたカードはチャージ金額が残っていても使用できなくなる。この場合は、みどりの窓口にカードを返却するとチャージ金額、およびデポジットが手数料なしで払い戻される。
ICOCA定期券・SMART ICOCA・KIPS ICOCAカード・こどもICOCAは、カードを紛失した際でも、所有者本人であることが証明できる書類があれば再発行が可能である。また、SMART ICOCAでは専用電話(紛失ダイヤル、24時間・年中無休)での本人確認と再発行も行われている。ただし、再発行には再発行手数料510円とデポジット500円の合計1,010円を、現金で(SMART ICOCA紛失ダイヤルでは、紐付けされたクレジットカードで)支払う必要がある。これとは別に、手元にカードはあるものの、破損や障害等で使用できない場合(故意の破損や番号が判別できないものを除く)は、カード(上記以外の記名式でないICOCAを含む)をICOCAエリアのみどりの窓口等に持参すると、手数料・デポジット共に無料で再発行され、翌日から14日以内に受け取れる。紛失、破損・障害共に、チャージ金額は引き継がれる。
利用可能エリア
他社ICカードとの相互利用については後述する。
ICOCA単独では新幹線への乗車はできないが、新幹線駅の乗り換え改札口では、東海道・山陽新幹線でのチケットレスサービス「EX-ICサービス」との連携により、ICOCAとの組み合わせで新幹線と在来線の乗り継ぎができるようになった。
JR西日本
「近畿圏エリア」[15]と「岡山・広島エリア」[16]に分かれており、両エリアをまたがっての利用は出来ない。
近畿圏エリア
大阪近郊区間やアーバンネットワークとは完全には一致していない。SUGOCAエリアとは異なり、チャージ残額で大阪近郊区間内かつICOCA非対応区間を通過することはできない。
- 大阪環状線:全駅
- 桜島線(JRゆめ咲線):全駅
- 東海道本線(琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線):米原駅 - 神戸駅
- 北陸本線(琵琶湖線):米原駅 - 近江塩津駅
- 山陽本線(JR神戸線・和田岬線):神戸駅 - 相生駅、兵庫駅 - 和田岬駅
- 福知山線(JR宝塚線):尼崎駅 - 篠山口駅
- JR東西線:全駅
- 片町線(学研都市線):全駅
- おおさか東線:全駅
- 関西本線(大和路線):加茂駅 - JR難波駅
- 奈良線:全駅
- 山陰本線(嵯峨野線):京都駅 - 園部駅
- 関西空港線:全駅
- 阪和線:全駅(羽衣線を含む)
- 湖西線:全駅
- 赤穂線:相生駅 - 播州赤穂駅
- 和歌山線:王寺駅 - 高田駅
- 桜井線(万葉まほろば線):全駅
- 草津線:貴生川駅 - 草津駅
岡山・広島エリア
岡山・広島エリアは「岡山・福山地区」と「広島地区」にブロック分けされており、JR四国線とまたがっての乗車に際して取扱いが異なる(後述)。
- 岡山・福山地区
運賃計算の特例
ICOCA利用可能エリアでICOCAのカード残額を利用して乗車した場合、乗車経路ならびに大都市近郊区間内外を問わず、運賃が最も安くなる経路で精算される[17]。
岡山・広島エリアでの利用に際しては以下の条件がある。
- 「岡山・福山地区」と「広島地区」は相互に跨がっての乗車が可能。
- 「岡山・福山地区」とJR四国のICOCAエリアは相互に跨がっての乗車が可能。
- 「広島地区」とJR四国のICOCAエリアは相互に跨がっての乗車ができない(「岡山・福山地区」の任意駅で一旦精算するか、ICカード以外の方法で精算となる)。
京阪電気鉄道
京阪線で利用可能。2011年6月1日からはICOCAおよびICOCA定期券の販売も行っている[18]。
大津線(京津線・石山坂本線)ではICOCAおよびICOCA定期券の取扱いは行わないものの、PiTaPaの利用エリアとなっていることからICカード相互利用エリアとして利用が可能となっている。
近畿日本鉄道
普通鉄道線のほとんどで利用可能[19]。
- 大阪線:全駅
- 信貴線:全駅
- 名古屋線:全駅
- 湯の山線:全駅
- 鈴鹿線:全駅
- 山田線:全駅
- 鳥羽線:全駅
- 志摩線:鳥羽駅 - 志摩赤崎駅及び志摩磯部駅・鵜方駅・賢島駅での乗降のみ[19](志摩磯部駅・鵜方駅・賢島駅ではICOCA定期券の利用不可[20])
- 難波線:全駅
- 奈良線:全駅
- 生駒線:全駅
- けいはんな線:全駅
- 京都線:全駅
- 橿原線:全駅
- 天理線:全駅
- 田原本線:全駅
- 南大阪線:全駅
- 道明寺線:全駅
- 長野線:全駅
- 御所線:全駅
- 吉野線:全駅
JR四国
利用エリアの拡大
2004年8月1日にSuicaとの相互利用を開始し[24]、それ以降相互利用可能エリアは拡大している。
相互利用は普通運賃としての機能(ストアードフェア機能)に限られ、他社との連絡定期券は発行されていなかったが、2010年5月に京阪電気鉄道とのICOCA連絡定期券の発売が開始された(JR西日本のICOCAエリアの各駅で販売)[25]。また2011年6月1日より、京阪での発売も開始された(京阪線内定期・JR西日本線連絡定期も:大津線系統の各駅は、ICOCAの発売・定期券の利用範囲から除く)。
さらに、2012年12月1日より近鉄でもICOCA(近鉄グループのポイントカード機能付の「KIPS ICOCAカード」も)とICOCA定期券(近鉄線内定期およびJR西日本・京阪・阪神各社との連絡定期券、「近鉄 - JR西日本 - 近鉄」通過定期券)の発売を開始した。その後、近鉄とJR東海・南海両社との連絡定期券も発売を開始した。
ちなみに、近鉄・京阪の各駅で発売されるICOCAについては、JR西日本の各駅で発売されているものと同じ仕様(表面のデザイン・裏面の表記とも)のものとなっており、裏面の記載番号についても「JW」より始まるものとなっている(近鉄で発売されるKIPS ICOCAカードでも同様である)。
JR四国では、2012年3月17日に本四備讃線と高松駅・坂出駅でICOCAが導入された。同社ではICカード初導入であるが、四国地方初のIC乗車カードの導入ということではない[26]。
「相互利用」とは若干異なるが、広島のスカイレールサービスでは、2013年1月にICOCAを利用可能とした新たな自動改札システムの運用を開始した。一般的な入退場管理システムをベースとしたもので、同社の定期券と回数券に限りICOCAに搭載して利用することができる。[27]
他カードとの相互利用
相互利用により、Kitaca・Suica・PASMO・TOICA・manaca・PiTaPa・SUGOCA・nimoca・はやかけんの各エリアでもICOCAの使用ができる。各エリア内でのチャージは、それぞれのカード対応の自動券売機、自動精算機、簡易入金機で可能である。ただしPiTaPaの場合、ICOCA(「全国相互利用サービス」対応の各カードも)と異なり、チャージして使用することが前提となっていないため(ポストペイでの利用)、駅によっては自動改札機が対応していても、ICOCAにチャージできる機器が一切設置されていない場合がある(近鉄の一部の駅などに存在する)。
交通系ICカードの相互利用の制限について
- 凡例
- ※下記は2014年4月1日現在のもの。利用制限に関する詳細な記載は一部省略している。
- ◎:乗車券機能・電子マネー機能ともに相互利用可能
- ◯:乗車券機能の相互利用可能(電子マネーサービス未実施)
- △:乗車券機能のみ相互利用可能・電子マネー機能は利用不可
- ×:いずれの機能も利用不可
地域→ | 北海道 | 首都圏・東北・新潟 | 東海 | 近畿・中国・四国 | 九州 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
利用エリア→ ↓所持カード |
Kitaca | SAPICA | Suica | PASMO | りゅーと | TOICA | manaca | ICOCA | PiTaPa | PASPY | SUGOCA | nimoca | はやか けん |
Kitaca | ◎ | △ | ◎[※ 1] | ◎[※ 2] | ◯[※ 3] | ◎ | ◎[※ 4] | ◎ | △[※ 5] | × | ◎ | ◎ | ◎ |
SAPICA | × | ◎ | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × |
Suica | ◎ | △ | ◎[※ 1] | ◎ | ◯[※ 3] | ◎ | ◎ | ◎ | △[※ 5] | × | ◎ | ◎ | ◎ |
PASMO | ◎ | △ | ◎[※ 1] | ◎ | ◯[※ 3] | ◎ | ◎[※ 4] | ◎ | △[※ 5] | × | ◎ | ◎ | ◎ |
りゅーと | × | × | × | × | ◯ | × | × | × | × | × | × | × | × |
TOICA | ◎ | △ | ◎[※ 1] | ◎[※ 2] | ◯[※ 3] | ◎ | ◎ | ◎ | △[※ 5] | × | ◎ | ◎ | ◎ |
manaca | ◎ | △ | ◎[※ 6] | ◎[※ 2] | ◯[※ 3] | ◎ | ◎ | ◎ | △[※ 5] | × | ◎ | ◎ | ◎ |
ICOCA | ◎ | △ | ◎[※ 6][※ 1] | ◎[※ 2] | ◯[※ 3] | ◎ | ◎[※ 4] | ◎ | △ | ◯ | ◎ | ◎ | ◎ |
PiTaPa | △[※ 7] | △[※ 7] | △[※ 8][※ 6][※ 7] | △[※ 8][※ 2][※ 7] | ◯[※ 3] | △[※ 7] | △[※ 4][※ 7] | △[※ 7] | ◎ | × | △[※ 7] | △[※ 7] | △[※ 7] |
PASPY | × | × | × | × | × | × | × | × | × | ◯ | × | × | × |
SUGOCA | ◎ | △ | ◎[※ 6][※ 1] | ◎[※ 2] | ◯[※ 3] | ◎ | ◎[※ 4] | ◎ | △[※ 5] | × | ◎ | ◎ | ◎ |
nimoca | ◎ | △ | ◎[※ 6][※ 1] | ◎[※ 2] | ◯[※ 3] | ◎ | ◎[※ 4] | ◎ | △[※ 5] | × | ◎ | ◎ | ◎ |
はやかけん | ◎ | △ | ◎[※ 6][※ 1] | ◎[※ 2] | ◯[※ 3] | ◎ | ◎[※ 4] | ◎ | △[※ 5] | × | ◎ | ◎ | ◎ |
- カード残額の制限について
- 入場・乗車時のカード残額が0円の場合も利用できるエリア
- TOICAエリア、manacaエリア
- 入場・乗車時のカード残額が0円の場合は利用できないエリア
- ICOCAエリア、PiTaPaエリア、PASPYエリア
- 入場・乗車時のカード残額が10円未満の場合は利用できないエリア
- SAPICAエリア、SUGOCAエリア、nimocaエリア、はやかけんエリア
- 入場・乗車時のカード残額が入場駅・乗車停留所の初乗り運賃未満の場合は利用できないエリア
- Kitacaエリア、Suicaエリア、PASMOエリア
残額不足の際はいずれの場合も、着駅・降車停留所での精算前までのチャージが必要となる。また運賃先払いの交通機関(一部のバス・路面電車等)ではチャージを完了した上で精算となる。
なお入場・乗車時に残高不足の際、クレジットカードや銀行口座から自動入金するオートチャージサービスはSuica・PASMOに限り両エリアで利用できる。それ以外のICカードのオートチャージについては、当該ICカードのエリア以外では利用できない。またオートチャージ可能エリア内でも新幹線改札機、JR・私鉄連絡改札機、簡易改札機などではオートチャージは利用できない。
- 割引サービスについて
- PASMOエリアの都バス乗継割引サービスは、PASMO・Suicaに限り有効。他のICカードでは割引サービスは受けられない。
- PiTaPaエリア内の各社局の割引サービス、LuLuCaチャージプレミア、バス乗継割引サービス(りゅーと・LuLuCa・nimocaの各エリア)等、各ICカードで実施している割引サービスは当該ICカードに限るもので、他のICカードでは割引サービスは受けられない。
- ポイントサービスについて
- PASMOエリアのバス利用特典サービス(バス特)は、PASMO・Suicaに限り有効。他のICカードではポイントは付与されない。
- SUGOCAポイント・はやかけんポイントは、筑肥線と福岡市地下鉄をまたいだ利用時にも1乗車につき一律10ポイントが追加付与される。ただし、利用先の区間のみを利用した場合は追加ポイントの対象外。
- Suicaポイントクラブ、SMART ICOCAのJ-WESTポイント、りゅーとポイント、manacaマイレージポイント、SUGOCAポイント、nimocaポイント、はやかけんポイント等、各ICカードで実施しているポイントサービスは当該ICカードに限るもので、他のICカードではポイントは付与されない。
- PiTaPaエリアのPiTaPaカード以外の利用について
- 一部会社を除き、運賃不足時に現金やスルッとKANSAIカード等で差額の精算はできない。
なお、JR東日本のおサイフケータイ内蔵型IC乗車券「モバイルSuica」もICカード型Suicaと同じような利用が可能だが、モバイルSuicaは振替輸送対象外である(通常のICOCAおよびモバイルSuica以外の全国相互利用対象の交通系ICカードではICOCAエリア内ならSF利用時でも振替輸送対象)。おサイフケータイアプリ上での履歴の確認は、ログインしていればJR西日本管内の駅は「JW○○駅」と表示され、JR四国管内の駅は「JS○○駅」と表示される。ログインしない場合は全駅「****」で表示される。 テンプレート:-
他カードエリアでの片利用
CI-CA・NicoPa・LuLuCa・itappy・hanica・らんでんカード(京福電気鉄道)の各エリアは、いずれもPiTaPaを重複して導入しているため、ICOCAも利用可能となっているが(LuLuCaエリアのみ、「全国相互利用サービス」対応の各カードも利用可能)、各エリアの事業者が発行しているICカードにはPiTaPaのカード機能が付加されていないため、これらのカードは、JR西日本のICOCAエリアでの利用はできない(一部の種類のカードを除く)。また、これらのエリアでのICOCAへのチャージには対応していない(しずてつジャストライン新静岡バス案内所、静岡鉄道の主要駅3駅ではチャージが可能)。
PASPYは、ほかのエリアでの利用ができないが、同カードエリア内では、ICOCAが利用可能である。エリア内では広島高速交通各駅や路面電車・バス車内でICOCAにチャージすることが可能である[28]。
りゅーとは、2013年3月23日の交通系ICカード全国相互利用に合わせて、Suicaを重複導入した為、Suicaエリアとして、同カードエリア内では、ICOCA(「全国相互利用サービス」対応の各カードも)が利用可能である。りゅーとはICOCAエリアでは利用できない。
SAPICAは、2013年6月22日にSAPICAエリア拡大(札幌市電、および札幌地区の路線バス・高速バス(いずれも一部を除く)各社に導入)と、Suicaの重複導入が行われたことで、同カードエリア内では、ICOCA(「全国相互利用サービス」対応の各カードも)が利用可能になった(電子マネーは対象外)。SAPICAはICOCAエリアでは利用できない。
Harecaは、ほかのエリアでの利用ができないが、同カードエリア内では、宇野自動車を除く事業者でICOCA(PiTaPaも)が利用可能であるが、中鉄バスについては一部路線のみが可能。また、HarecaエリアでのICOCAへのチャージには対応していない。
履歴表示・印字
履歴印字対応の自動券売機などで利用履歴の表示や「ICカードご利用明細」が印字ができる。通常は最大20件までの印字であるが、窓口に申し出れば最大50件までの履歴を得ることができる。カードに履歴が残っている間は何度でも印字できるが、利用日から26週以上経過した履歴は印字されない。
駅名は基本的に漢字3文字以内で表示または印字されるが、関西本線(大和路線)の柏原駅は、兵庫県に柏原(かいばら)駅があるため漢字ではなくカタカナで「カシワラ」となり、桜島線(JRゆめ咲線)のユニバーサルシティ駅は、半角サイズで「ユニバーサル」となるなど、一部例外もある。PiTaPaエリア・PASPYエリアの利用の場合は、最初の全角1文字部分に半角2文字で事業者名の略称を入れるため、駅名は全角2文字分しか印字されない。
Suicaエリア・TOICAエリアの利用の場合は事業者名のみの表示となるため、駅名を含む詳細な履歴が必要な場合は利用したエリア内で表示・印字することになる。
PASMOエリアでSuicaを利用した場合、モバイルSuicaおよびSuicaインターネットサービスを利用しクレジット決済でチャージした場合、ICOCAで北千住駅 - 綾瀬駅間を利用した場合、八丁畷駅・厚木駅・小川町駅の簡易改札機を利用した場合の各駅改札から簡易改札までの履歴は「他社線」と印字される。
履歴表示、印字での事業者名略称
- 太字の印字の場合のみ、駅名が表示される。ただし、一部で駅名が表示されない場合がある。
- ―の表示は、事業者名の表示がないことを表す。
カードエリア | 事業者名 | ICOCAエリアでの印字 | PiTaPaエリアでの印字 | Suicaエリアでの印字 | TOICAエリアでの印字 | PASPYエリアでの印字 |
---|---|---|---|---|---|---|
ICOCA | 西日本旅客鉄道(JR西日本) | ―[* 1] | JR西[* 2] | JR西日本 | JR西日本 | JR西 |
ICOCA | 四国旅客鉄道(JR四国)) | ―[* 1] | JR四[* 3] | JR四国 | JR四国 | |
PiTaPa | 阪急電鉄 | HK | 阪急 | 阪急電鉄 | 阪急 | **** |
PiTaPa | 能勢電鉄 | NS | 能勢 | 能勢電鉄 | 能勢 | **** |
PiTaPa | 京阪電気鉄道 | KH | 京阪 | 京阪電鉄 | 京阪 | **** |
PiTaPa | 大阪市交通局 | OC | 大交 | 大阪市交 | 大市交 | **** |
PiTaPa | 阪神電気鉄道 | HS | 阪神 | 阪神電鉄 | 阪神 | **** |
PiTaPa | 大阪高速鉄道 | OM | 大モ | 大阪モノ | 大高速 | **** |
PiTaPa | 北大阪急行電鉄 | KE | 北急 | 北大阪急 | 北大阪 | **** |
PiTaPa | 南海電気鉄道 | NK | 南海 | 南海電鉄 | 南海 | **** |
PiTaPa | 泉北高速鉄道 | SB | 泉北 | 泉北高速 | 大都開発 | **** |
PiTaPa | 山陽電気鉄道 | SY | 山陽 | 山陽電鉄 | 山陽 | **** |
PiTaPa | 神戸高速鉄道 | KK | 神高 | 神戸高速 | 神高速 | **** |
PiTaPa | 神戸新交通 | KS | 神新 | 神戸新交 | 神新交 | **** |
PiTaPa | 神戸市交通局 | SC | 神交 | 神戸市交 | 神市交 | **** |
PiTaPa | 北神急行電鉄 | HE | 北神 | 北神急行 | 北神急 | **** |
PiTaPa | 近畿日本鉄道 | KT | 近鉄 | 近鉄 | 近鉄[* 4] | **** |
PiTaPa | 京都市交通局 | KC | 京交 | 京都市交 | 京市交 | **** |
PiTaPa | 神戸電鉄 | KB | 神鉄 | 神戸電鉄 | 神戸 | **** |
PiTaPa | 水間鉄道 | MI | 水間 | 水間鉄道 | 水間鉄道 | **** |
PiTaPa | 阪堺電気軌道 | HN | 阪堺 | 阪堺電気 | 阪堺 | **** |
LuLuCa(PiTaPa) | 静岡鉄道 | (静鉄) | 静鉄 | 静岡鉄道 | 静鉄 | **** |
PASPY | 広島高速交通 | HR | 広高*** | 広島高速 | 広島高速 | ― |
Kitaca | 北海道旅客鉄道(JR北海道) | JR北 | JR北*** | JR北海道 | JR北海道 | **** |
TOICA | 東海旅客鉄道(JR東海) | JR海 | JR海*** | JR東海 | ― | **** |
SUGOCA | 九州旅客鉄道(JR九州) | JR九 | JR九*** | JR九州 | JR九州 | **** |
はやかけん | 福岡市交通局 | (福交) | 福交*** | 福岡市交 | 福岡市交 | **** |
Suica | 東日本旅客鉄道(JR東日本) | JR東 | JR東***[* 5][* 6] | ―[* 7] | JR東日本 | **** |
Suica | 東京臨海高速鉄道 | (東臨) | 東臨***[* 5] | 臨 | 東京臨海 | **** |
Suica | 東京モノレール | (東モノ) | 東モノ***[* 5] | 東モ[* 8][* 9] | 東京モノ | **** |
Suica | 埼玉新都市交通 | (埼新) | 埼新*** | 埼都[* 9] | 埼都交 | **** |
Suica | 仙台空港鉄道 | (仙空) | 仙空*** | 仙空[* 9] | 仙空鉄道 | **** |
Suica | 伊豆急行 | (伊急) | 伊急*** | 伊急[* 9] | 伊豆急行 | **** |
SAPICA(Suica) | 札幌市交通局(地下鉄) | 他社線 | 札交*** | 札幌市交[* 10] | 札幌市交 | **** |
PASMO | 東京地下鉄(東京メトロ) | (東メト) | メトロ*** | 地 | メトロ | **** |
PASMO | 東京都交通局(都営地下鉄) | (東都) | 都交*** | 都 | 東京都交 | **** |
PASMO | 横浜市交通局 | (横交) | 横交*** | 市 | 横浜市交 | **** |
カードエリア | 事業者名 | ICOCAエリアでの印字 | PiTaPaエリアでの印字 | Suicaエリアでの印字 | TOICAエリアでの印字 | PASPYエリアでの印字 |
---|---|---|---|---|---|---|
PiTaPa | 大阪市交通局 | 大阪市 | バス大市交 | 大市交 | 大交バス | **** |
PiTaPa | 阪急バス | 阪急バ | バス阪急 | 阪急バス | 阪急バス | **** |
PiTaPa | 大阪空港交通 | 大阪空 | バス大空交 | 大空交 | **** | |
PiTaPa | 京阪バス | 京阪バ | バス京阪 | 京阪バス | **** | |
PiTaPa | 阪急田園バス | 阪急バ | バス阪急 | 阪急バス | 阪急バス | **** |
PiTaPa | 京阪京都交通 | 京阪バ | バス京阪 | 京阪バス | **** | |
PiTaPa | 高槻市交通部 | 高槻市 | バス高槻市 | **** | ||
PiTaPa | 神戸市交通局 | 神戸市 | バス神市交 | 神市交 | **** | |
PiTaPa | 神戸交通振興 | 神戸市 | バス神市交 | 神市交 | **** | |
PiTaPa | 阪神バス | 阪神バ | バス阪神 | 阪神 | **** | |
PiTaPa | 神鉄バス | 阪急バ | バス阪急 | 阪急バス | 阪急バス | **** |
PiTaPa | 山陽バス | 山陽バ | バス山陽 | **** | ||
PiTaPa | 南海バス | 南海バ | バス南海 | 南海バス | **** | |
PiTaPa | 南海ウィングバス金岡 | 南海バ | バス南海 | 南海バス | **** | |
PiTaPa | 水間鉄道 | 水鉄バ | バス水鉄 | 水間 | **** | |
らんでんカード(PiTaPa) | 京福電気鉄道 | 京福 | 電車京福 | 京福電鉄 | 京福 | **** |
PiTaPa | 江若交通 | 京阪バ | バス京阪 | 京阪バス | **** | |
NicoPa(PiTaPa) | 神姫バス | 神姫バ | バス神姫 | 神姫バス | 神姫バス | **** |
NicoPa(PiTaPa) | 神姫ゾーンバス | 神姫バ | バス神姫 | 神姫バス | 神姫バス | **** |
NicoPa(PiTaPa) | 神姫グリーンバス | 神姫バ | バス神姫 | 神姫バス | 神姫バス | **** |
Hareca(PiTaPa) | 岡山電気軌道(路面電車) | 岡電軌 | 電車岡電 | 岡山電軌 | 岡電 | **** |
Hareca(PiTaPa) | 岡山電気軌道(バス) | 岡電バ | バス岡電 | 岡電バス | 岡電 | **** |
Hareca(PiTaPa) | 両備バス | 両備バ | バス両備 | **** | ||
Hareca(PiTaPa) | 下津井電鉄 | 下津井 | バス下電 | 下津井 | **** | |
Hareca(PiTaPa) | 中鉄バス | 岡電バ | バス岡電 | 岡電バス | 岡電 | **** |
CI-CA(PiTaPa) | 奈良交通 | 奈良交 | バス奈交 | 奈交 | 奈交 | **** |
CI-CA(PiTaPa) | エヌシーバス | 奈良交 | バス奈交 | 奈交 | 奈交 | **** |
LuLuCa(PiTaPa) | しずてつジャストライン | しずジ | バスSJL | **** | ||
itappy(PiTaPa) | 伊丹市交通局 | 伊丹市 | バス伊市交 | **** | ||
PASPY | 広島電鉄(路面電車) | 広電電 | 電車広電電 | 広島電鉄 | 広電電車 | 広島電鉄 |
PASPY | 広島電鉄(バス) | 広電バ | バス等 | 広島電鉄 | ||
PASPY | 広島バス | 広バス | バス広島 | 広島バス | 広島バス | |
PASPY | 広島交通 | 広交バ | バス等 | 広島交通 | ||
PASPY | 芸陽バス | 芸陽バ | バス等 | 芸陽バス | ||
PASPY | 中国ジェイアールバス | 中JRバ | バス中国JR | 中国JRB | 中国JR | 中国JR |
PASPY | 備北交通 | 備北交 | バス等 | 備北交通 | ||
PASPY | トモテツバス | 鞆鉄道 | バス等 | 鞆鉄道 | 鞆鉄道 | |
PASPY | 中国バス | 中国バ | バス等 | 中国バス | ||
PASPY | 石見交通 | 石見バ | バス等 | 石見交通 | 石見交通 | |
PASPY | 井笠バスカンパニー | 井笠C | バス等 | 井笠バス.C | ||
PASPY | 広交観光 | 広観バ | バス等 | 広交観光 | ||
PASPY | エイチ・ディー西広島 | ボンバス | バス等 | ボンバス | ||
PASPY | 第一タクシー | 第一タク | バス等 | 第一タク | ||
PASPY | 宮島松大汽船 | 松大汽 | バス等 | 宮島松大 | ||
PASPY | JR西日本宮島フェリー | 宮島フ | バス等 | **** | ||
PASPY | 広島観光開発 | 宮島索 | バス等 | 宮島RW | ||
PASPY | 瀬戸内海汽船 | 瀬戸汽 | バス等 | 瀬戸内汽 | ||
PASPY | さんようバス | さんバ | バス等 | |||
PASPY | 瀬戸内産交 | 瀬戸交 | バス等 | 瀬戸内交 | ||
PASMO | 東京都交通局(都電荒川線) | バス等 | バス都電都 | **** |
今後の導入予定など
2014年度末の北陸新幹線金沢開業に伴い、JR西日本から経営分離される北陸本線のうち富山県内区間を担当するあいの風とやま鉄道及びそれに接続する万葉線への導入が予定されていると地元テレビが報じた。[29]
発行枚数
JR西日本でのICOCAの発行枚数は、サービス開始の2003年11月からわずか5か月余りで100万枚を突破した。
2013年11月末現在の発行枚数は約872万枚で、電子マネーの月間決済件数は約445万件。[30]
記念デザインICOCA
JR西日本発売分として、カード表面に写真などの図柄を入れた記念ICOCAが下記のとおり存在している。このタイプのみ定期券の機能を付けることができない。プリペイドでの利用は通常デザインのICOCAと何ら変わりはない。定期券にできるカードかどうかは、カード右下の切り欠きの数でも判別できる(1個:できる、2個:できない)。カードの折損などやカードの機能向上などを行う場合は通常デザインのカードへ交換することになる。
- 2003年11月1日発売…ICOCA導入時の記念ICOCA(5万枚)
- 2004年8月1日発売…ICOCA Suica相互利用記念(5万枚)[31]
- 2004年12月6日発売…三都・光コレクション(10万枚)[32]
- 2007年9月1日発売…岡山・広島エリアサービス開始記念(3万枚)
- 2008年3月29日発売…Suica・TOICA・ICOCA相互利用開始記念(3万枚)
- 2010年7月30日発売…カープデザインICOCA(西条駅・広島駅・西広島駅・呉駅のみで発売、3万枚)[33]
- 2011年3月5日発売…ICOCA・SUGOCA・TOICA相互利用開始記念(3万枚)[34]
- 2012年7月1日発売…「ICOCA&はるか」専用オリジナルデザイン「風神雷神図(京都 建仁寺の国宝)」(関西国際空港利用の訪日外国人のみ購入可、特急「はるか」の割引きっぷとセットで販売)
- 2013年2月4日発売…「ICOCA&はるか」専用オリジナルデザイン「大阪城とハローキティ」(関西国際空港利用の訪日外国人のみ購入可、特急「はるか」の割引きっぷとセットで販売)
- 2013年3月23日発売…全国相互利用記念ICOCA(5万枚)[35]
- 2013年12月7日発売…「ポケモンICOCA」ポケモンセンターオオサカとのタイアップ(3万枚)[36]
- 2014年3月1日発売…JR四国でのサービス開始を記念して発売。(1万枚)
- 2014年6月1日発売…岡山支社と両備グループの提携4年目記念と、岡山の地域ポイントサービス「たまルン」との提携開始記念。たま駅長とカモノハシのイコちゃんデザイン(岡山県内及び和歌山電鐵貴志駅の24箇所で発売、3万枚)[37]
職員によるICOCAを用いた不正行為容疑
- JR西日本
- JR西日本では、駅員59名と委託社員10名がICOCAで乗車した後、窓口の処理機で乗車記録を消去するという手段で無賃乗車(キセルに類似した行為)を繰り返したとする不祥事があり、その行為はサービスが開始された2003年11月から2004年8月まで行われていたとされる。不正利用の総額は104,630円に上った。このうち特に悪質と判断された駅員10名と委託社員5名の計15名は懲戒解雇となった。その後北新地駅勤務の駅員が、ICOCAの出入場記録を消去するなどして不正乗車を繰り返していたとして、2010年6月7日付で懲戒解雇、瀬野駅勤務の駅員がICOCAの出場記録を消去し640円分の運賃の支払いを免れていたとして2010年8月27日付で懲戒解雇[38]、三国ヶ丘駅勤務の委託会社社員が2009年6月から2010年11月にかけて計9回、合計22,840円分の運賃の支払いを免れていたとして2011年1月4日付で懲戒解雇となった[39]。また、吹田駅勤務の男性駅員が、拾得物のICOCAを無断で用いて神戸電鉄や神戸市営地下鉄などに乗車した上、下車の際に自動改札機を強行突破して無賃乗車して入場記録を消去し、また、拾得した別のICOCA3枚も払い戻しを受けていたことが判明しており、JR西日本はこの駅員の懲戒処分や刑事告発を検討中である[40]。
- JR東海
- JR東海では、社員7人が三重県桑名市の桑名駅に通勤する際、ICOCAを使用して近鉄線で無賃乗車を繰り返していた。無賃乗車の期間は2008年8月 - 2010年2月で、社員7人はICOCAで近鉄線に乗り、桑名駅でJR東海線「職務乗車証」を使ってJR東海管理の改札口で下車するか、そのまま職場に出向いていた。桑名駅は近鉄とJR東海の共同使用駅で、相互に改札業務を委託している関係にある。7人はJR東海の窓口内にある処理機でICOCAの入場記録を消去して近鉄線運賃を支払わなかったが、JR東海が処理機を調査し不正が発覚した。JR東海は近鉄に謝罪し、全額を賠償している。不正回数は計258回、不正総額は103,300円、社員1人あたりの不正回数は最高108回、最低4回。7人をすでに社内で処分したとして、不正を公表していなかった[41]。最終的に、この一連の不正乗車は社員85人が行っていたことが明らかになっている[42]。
- 近鉄
- 近鉄では、2009年10月から2010年5月まで、ICOCAの乗車記録の消去などの不正行為が行われていることが発覚し、近鉄は「今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止に取り組みたい」とコメントしている[43]。
- 神戸市交通局
- 神戸市交通局では、市営地下鉄海岸線みなと元町駅の男性駅員が、ICOCAの入場記録を消去し2年8カ月間にわたって不正乗車していたことが判明し、同局は2010年7月2日に、この駅員を懲戒解雇の処分とし、また、兵庫県警に刑事告発することになった[44]。
ICOCAモニターテスト
2003年6月28日から7月26日まで京阪神の主要駅の一部でICOCAモニターテストが行われた。正式導入前であくまでもテストなので、1,000名限定の募集となった。モニターテストが行われた駅は大阪を中心とした周辺のJR西日本の主要駅(22駅)である。
- 大阪駅
- JR宝塚線:塚口駅・猪名寺駅・伊丹駅・北伊丹駅・川西池田駅・中山寺駅・宝塚駅
- JR京都線:新大阪駅・東淀川駅・吹田駅・岸辺駅・千里丘駅・茨木駅・摂津富田駅・高槻駅
- JR神戸線:塚本駅・尼崎駅・立花駅・甲子園口駅・西ノ宮駅(現在の西宮駅)・芦屋駅
歴史
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)
- 6月28日 - 7月26日:ICOCAモニターテスト実施。
- 11月1日:アーバンネットワークエリア内でICOCAのサービスが正式に開始[45]。
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 1月21日:ICOCA・PiTaPa相互利用開始[49]。
- 1月28日:モバイルSuicaサービス開始。Suicaとの相互利用によりICOCAエリアでも使用可能。
- 2月1日:SMART ICOCA発行開始、ICOCA・NicoPa片利用開始。
- 6月:ICOCA電子マネーの利用可能店舗が京阪神地区の駅のコンビニ「ハートイン」「デイリーイン」の全店で利用可能に。
- 7月1日:南海電気鉄道がPiTaPaを導入。三国ヶ丘駅の乗り換え改札口、およびりんくうタウン駅での簡易改札機を介しての相互乗換利用が可能になる。
- 10月1日:ICOCA・Hareca片利用開始。
- 10月21日:湖西線全駅と北陸線近江塩津以南へ利用可能エリアを拡大[50]。
- 2007年(平成19年)
- 2月1日:ICOCA電子マネーの新サービス「ICOCAコインロッカーサービス」開始。
- 3月18日:こどもICOCA・こども用Suica相互利用開始。
- 4月1日:ICOCA・CI-CA片利用開始。近畿日本鉄道がPiTaPaを導入。鶴橋駅の乗り換え改札口、および柏原駅での簡易改札機を介しての相互乗換利用が可能になる。
- 7月:発行枚数が300万枚を突破。
- 9月1日:岡山・広島地区の135駅へ利用可能エリアを拡大[51]。ICOCA・LuLuCa片利用開始。
- 10月16日:ビル入退館管理システムにおけるSuicaとの相互利用開始。
- 12月10日:ファミリーマートJR南田辺駅前店にICOCA電子マネーを先行導入。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
脚注
注記
出典
関連項目
- ICOCA電子マネー(2005年10月1日 サービス開始)
- SMART ICOCA(2006年2月1日 サービス開始)
- カモノハシのイコちゃん(マスコットキャラクター)
- Suica(2004年8月1日 相互利用開始)
- PiTaPa(2006年1月21日 交通サービスのみ相互利用開始)
- NicoPa(2006年2月1日 片利用開始・ICOCAの神姫バス利用のみ)
- Hareca(2006年10月1日 片利用開始・ICOCAのHarecaエリア利用のみ〈宇野バスを除く〉)
- CI-CA(2007年4月1日 片利用開始・ICOCAのCI-CAエリア利用のみ)
- LuLuCa(2007年9月1日 片利用開始・ICOCAのLuLuCaエリア利用のみ)
- PASPY(2008年3月1日 片利用開始・ICOCAのPASPYエリア利用のみ)
- TOICA(2008年3月29日 相互利用開始)
- itappy(2008年4月1日 片利用開始・ICOCAのitappyエリア利用のみ)
- SUGOCA(2011年3月5日 相互利用開始)
- hanica(2012年4月1日 片利用開始・ICOCAのhanicaエリア利用のみ)
- kitaca (2013年3月23日 相互利用開始)
- PASMO (2013年3月23日 相互利用開始)
- manaca (2013年3月23日 相互利用開始)
- nimoca (2013年3月23日 相互利用開始)
- はやかけん (2013年3月23日 相互利用開始)
- りゅーと (2013年3月23日 片利用開始・Suicaエリアとして、ICOCAのりゅーとエリア利用のみ)
- SAPICA (2013年6月22日 Suicaエリア扱いで交通サービスのみ片利用開始、ICOCAのSAPICAエリア利用のみ)
- 仲間由紀恵(イメージキャラクターを務めた)
- おでかけ、いこか(2013年3月14日 - 17日に毎日放送で放送された「ICOCA」の宣伝ミニ番組)
- オレンジカード
- Jスルー
外部リンク
- 西日本旅客鉄道 JRおでかけネット
- ICOCA・ICOCA定期券のご案内 - 京阪電気鉄道
- ICOCA、KIPS ICOCA - 近畿日本鉄道
- ICOCA - 四国旅客鉄道
テンプレート:JR西日本 テンプレート:京阪グループ テンプレート:近鉄グループ
テンプレート:JR四国グループ- ↑ 「イコカ」「ピタパ」消費税も値上げは10円刻み 1円刻みにできない事情 - MSN産経ニュースwest(2013年10月21日付、同年11月3日閲覧)
- ↑ 2.0 2.1 5月定例会見 (インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2001年5月15日
- ↑ 3.0 3.1 12月定例会見 (インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2002年12月18日
- ↑ テンプレート:Cite press release
- ↑ KIPS ICOCAカード会員規約に「近畿日本鉄道株式会社と西日本旅客鉄道株式会社が共同して発行する」との文言あり。
- ↑ 鉄道ジャーナル2004年8月号より。尚、ICOCAより先に登場したSuicaは2007年3月まで大人用のみだった。
- ↑ テンプレート:PDFlink - JR東海ニュースリリース 2012年12月18日付
- ↑ テンプレート:PDFlink - 南海ニュースリリース 2013年11月1日
- ↑ 「南海・JR西日本連絡IC定期券」の発売開始日について 平成26年年3月14日(金曜日)に決定 - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2014年2月12日
- ↑ テンプレート:PDFlink - 南海ニュースリリース 2013年11月1日付
- ↑ テンプレート:PDFlink - 近畿日本鉄道ニュースリリース 2014年5月22日付
- ↑ 12.0 12.1 テンプレート:PDFlink - 四国旅客鉄道
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ ご利用可能エリア 近畿圏エリア│ICOCA:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- ↑ 利用可能エリアマップ 岡山・広島エリア│ICOCA:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- ↑ テンプレート:PDFlink第19条第2項に記述あり。
- ↑ 18.0 18.1 テンプレート:Cite press release
- ↑ 19.0 19.1 19.2 テンプレート:Cite press release
- ↑ ICOCA乗車券取扱規程 - 近畿日本鉄道株式会社、別表1(ICOCA定期券の発売範囲(第5条))、2013年12月31日閲覧
- ↑ テンプレート:Cite press release
- ↑ テンプレート:Cite press release
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ 24.0 24.1 「Suica」・「ICOCA」・「PiTaPa」の相互利用を進めます(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年4月27日
- ↑ 25.0 25.1 IC連絡定期券の導入、および京阪電車におけるICOCA定期券などの発売について - 西日本旅客鉄道プレスリリース2009年12月15日
- ↑ 2005年に高松琴平電気鉄道(ことでん)がIruCaを導入したのが最初である。
- ↑ 第12回「日本鉄道賞」応募案件の概要(国土交通省)※pdfファイルの4ページ目に記述あり
- ↑ 広島県交通系ICカード「PASPY」エリアでの「ICOCA」のご利用について - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2008年2月6日
- ↑ 新幹線開業後 万葉線はICカード"ICOCA"導入へ - チューリップテレビ 2013年7月30日
- ↑ 電子マネー決済20.4%増、昨年11月件数、「イコカ」が好調。 - 日経MJ2014年1月8日
- ↑ 8月1日から「ICOCA」「Suica」相互利用開始 「ICOCA」「Suica」相互利用記念カードの発売(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2004年7月16日
- ↑ 「神戸ルミナリエ」「なにわ探検クルーズ」「京都・花灯路」.....記念ICOCA「三都・光コレクション」の発売(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2004年11月25日
- ↑ 「カープデザインICOCA」の発売について - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年7月14日
- ↑ 「ICOCA・SUGOCA・TOICA」相互利用開始記念ICOCAの発売について - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2011年2月21日
- ↑ 交通系ICカード 全国相互利用記念ICOCAの発売について - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2013年2月26日
- ↑ 枚数限定「ポケモンICOCA」の発売について - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2013年9月13日
- ↑ テンプレート:Cite press release
- ↑ イコカカード62回不正使用 JR西社員を懲戒解雇 - 産経新聞 2010年6月7日
- ↑ グループ会社社員によるIC乗車券(ICOCA)の不正処理について - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2011年1月5日
- ↑ JR西の駅員、イコカ記録消去し私鉄無賃乗車 - 読売新聞 2012年7月26日
- ↑ 定例社長会見(平成22年4月・名古屋) - 東海旅客鉄道ニュースリリース 2010年4月22日
- ↑ JR東海社員の不正乗車は85人に IC記録改竄 - 産経新聞 2010年6月9日
- ↑ テンプレート:PDFlink - 近畿日本鉄道プレスリリース 2010年6月14日
- ↑ IC乗車券操作し無賃乗車2年8カ月 神戸市営地下鉄の駅員、懲戒解雇 - 産経新聞 2010年7月2日
- ↑ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
- ↑ 2004年5月定例社長会見(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年5月19日
- ↑ ICOCAをご利用いただけるエリアが桜井線へ広がります(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2004年12月22日
- ↑ ICOCAの新しいサービス「ICOCA電子マネー」サービス開始(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2005年8月24日
- ↑ 「ICOCA」「PiTaPa」の相互利用を実施します(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2005年11月10日
- ↑ 北陸線・湖西線でICOCAエリアが広がります(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2006年8月23日
- ↑ 岡山・広島エリアへICカード乗車券「ICOCA」を導入します(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2006年5月24日
- ↑ ICOCA連絡定期券の発売開始について - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年3月17日
- ↑ ICOCAとSUGOCAの相互利用サービスを平成23年春に開始します - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2009年11月25日
- ↑ セブン‐イレブン全店で交通系電子マネーがご利用可能に! - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2011年3月9日
- ↑ 2駅にICカード改札 - 朝日新聞 2011年8月31日
- ↑ ICOCAカードデザインのリニューアルについて - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2013年9月20日
- ↑ JR四国でのICOCAサービス開始日が決定! 四国旅客鉄道 ニュースリリース 2014年1月27日
引用エラー: 「注」という名前のグループの <ref>
タグがありますが、対応する <references group="注"/>
タグが見つからない、または閉じる </ref>
タグがありません
引用エラー: 「※」という名前のグループの <ref>
タグがありますが、対応する <references group="※"/>
タグが見つからない、または閉じる </ref>
タグがありません
引用エラー: 「*」という名前のグループの <ref>
タグがありますが、対応する <references group="*"/>
タグが見つからない、または閉じる </ref>
タグがありません