瀬戸内海汽船
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瀬戸内海汽船(せとないかいきせん)は、広島県広島市に本社を置く海運会社。広島市・呉市と松山市の間を結ぶ高速船およびフェリー航路のほか、広島湾他でのクルーズ船を運航している。
沿革
- 1940年 - 江田島汽船他6社が統合し、「広島湾汽船株式会社」設立。
- 1942年 - 1県1社の戦時統合指示によって、9社18者による資本統合が行われ「広島県汽船株式会社」設立。
- 1945年 - 西瀬戸内海の航路事業者7社が統合し「瀬戸内海汽船株式会社」設立。第十東予丸沈没事故が発生。
- 1970年 - 旅客船「ぷりんす号」でシージャック事件が発生(瀬戸内シージャック事件)。
- 2009年 - IC乗車券『PASPY』のサービス開始。
- 2010年 - 防予フェリーを設立し、防予汽船のフェリー事業を継承[1]。
航路
- 広島 - 呉 - 松山航路(石崎汽船と共同運航)
- 広島港(広島市) - 呉港(呉市) - 松山観光港(松山市)を結ぶカーフェリー「クルーズフェリー」を10便(うち呉に寄港しない直行便2便)、高速船「スーパージェット」を14便(同8便)運航している。いずれも客室は全席禁煙である(喫煙室が別途設置されていたが、2008年(平成20年)4月1日に廃止された)。
スーパージェット
料金
- 運賃(特急料金を含む)
- 広島 - 呉 - 2,050円
- 広島 - 松山 - 6,900円(往復運賃は、復路が1割引となり11,970円。)
- 呉 - 松山 - 5,400円
- 料金
- スーパーシート料金 - 500円
船内施設
- 1階 - 売店・トイレ・自由席
- 2階 - 操舵室・スーパーシート
クルーズ船
クルーズ船「銀河」を運行している。定期運航のほか、貸切運航(結婚式やパーティー等)も可能である。なお、夏期は納涼船としての需要が多くなっている。
また、以前は屋形船も営業していたが、2008年(平成20年)1月末をもって廃止された。
廃止航路
- 三原 - 今治航路(昭和海運と共同運航)
- 福山・多度津フェリー
グループ会社
現在
- 安芸津フェリー
- 瀬戸内産交
- 呉海運
- 宇品海運
- 瀬戸内海汽船トラベルサービス
- 広今あきなだ高速
- 瀬戸内しまなみリーディング
- 本四バス開発
- えひめでぃあ
- 道後館
- 瀬戸田すいぐん丸
- せとうち茶屋大三島
過去
脚注
外部リンク
テンプレート:PASPYテンプレート:Asbox- ↑ 防予汽船がフェリー事業譲渡 自力再生断念 - 山口新聞(2010年9月2日)、2014年6月15日閲覧。