和気駅
和気駅(わけえき)は、岡山県和気郡和気町福富にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。
概要
駅構内には、運転取り扱い業務に携わるJR西日本岡山支社管内の社員の訓練を行う「実設訓練センター」がある。岡山方面からの普通列車の半数近くが当駅で折り返しとなる。当駅から先、相生・姫路方面へ向かう列車は毎時1本になる。
1991年までは、同和鉱業片上鉄道との接続駅であった。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。駅舎は1番のりば側にあり、島式の2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。通常は1・3番のりばのみが使用され、2番のりばは当駅折返し列車や、当駅で特急を待避する列車が使用する。
かつては片上鉄道の島式ホームがさらに1面あった。同線の廃止後はほとんどの施設が撤去され、現在はJR西日本社員の訓練に使われる踏切や信号機付きの線路2線が整備されており、実際の車両を使った訓練が1ヶ月に1回程度行われている。
直営駅で、東岡山駅の管理下にあり、地区駅として位置付けられている。
2007年(平成19年)夏にICOCA対応の自動改札機が当駅から南岩国駅まで導入され、同年9月1日より利用可能となった。ただし、当駅以東ではICOCAの利用ができない(京阪神地区の利用エリアである相生駅以東に行くこともできない)。なお、当駅の自動改札機は集札機能のない簡易タイプであるため、降車客の乗車券は駅係員が集札する(窓口非営業時は改札機裏側の集札箱に乗車券を投入する)。改札外にICOCA入金機設置。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color山陽本線 | 上り | 相生・姫路方面 | ただし特急待避時は2番のりば |
2・3 | テンプレート:Color山陽本線 | 下り | 岡山・三原方面 | 2番のりばは当駅始発のみ |
上り本線は1番のりば、下り本線は3番のりばであり、2番のりばは上下共用の待避線(中線)である。
2番のりばから姫路方面へ発車する旅客列車は2008年3月改正まで設定されていなかったが、2010年(平成22年)3月改正時点では、当駅で「スーパーいなば」を待避する上り列車が17時台に設定されており、当該列車が2番のりばを使用する。
朝5時台に、当駅始発で広島駅まで直通する普通列車が1本だけある。(岡山駅から回送)
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである[1]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 1,721 |
2000 | 1,745 |
2001 | 1,689 |
2002 | 1,660 |
2003 | 1,622 |
2004 | 1,559 |
2005 | 1,434 |
2006 | 1,410 |
2007 | 1,407 |
2008 | 1,396 |
2009 | 1,361 |
2010 | 1,343 |
2011 | 1,322 |
駅周辺
- 交通・運輸
- 国道374号
- 岡山県道・兵庫県道96号岡山赤穂線
- 岡山県道181号和気停車場線
- 岡山県道703号備前柵原自転車道線(片鉄ロマン街道)
- 日生運輸(備前バス)
- その他
- 和気神社(町名の由来となった和気清麻呂が祀ってある)隣接地に和気町藤公園
- 岡山県立和気閑谷高等学校
- 和気鵜飼谷温泉
歴史
- 1891年(明治24年)3月18日 - 山陽鉄道 三石駅 - 岡山駅間の開通と同時に開業。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。山陽本線の所属となる。
- 1923年(大正12年)1月1日 - 片上鉄道(後の同和鉱業片上鉄道)の駅が開業。
- 1971年(昭和46年)8月15日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、山陽本線の駅は西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1991年(平成3年)7月1日 - 同和鉱業片上鉄道が廃止。
- 2007年(平成19年)6月15日 - ICOCA対応簡易型自動改札機導入。同年9月1日よりICOCAが利用可能となる。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color山陽本線
かつて存在した路線
脚注
関連記事
外部リンク
テンプレート:Navboxテンプレート:同和鉱業片上鉄道- ↑ 出典:岡山県統計年報