東岡山駅
東岡山駅(ひがしおかやまえき)は、岡山県岡山市中区土田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。
利用可能な鉄道路線
山陽本線を所属線[1]とし、赤穂線を加えた2路線が乗り入れる。赤穂線は当駅が線路名称上の終着駅ではあるが、現在はすべての赤穂線列車が山陽本線経由で岡山駅以西へと直通する。しかし、岡山駅改良工事の関係で、一時期当駅止まりおよび当駅で山陽本線・赤穂線への分割・併合を行う列車があった。
駅構造
相対式ホーム・島式ホームの複合型3面4線のホームを持つ地上駅で、各ホームは跨線橋で連絡している。南北双方に改札口があるが、駅員が常駐しているのは南口駅舎。北口は時間帯によって無人となる。待合室がある。
当駅は駅長が配置された直営駅であり、管理駅として、山陽本線の三石駅 - 西川原駅間各駅と赤穂線の寒河駅 - 大多羅駅間各駅(つまり、西川原駅以東の岡山支社管内の全ての駅)を管轄している。和気駅・西大寺駅・瀬戸駅は地区駅として位置付けられている。北口は、以前はジェイアール西日本岡山メンテックに委託していたが、2007年の自動改札機導入直前に、同様に委託していた尾道駅北口と共に直営化された。
2007年(平成19年)6月に自動改札機が設置され、その後ICOCA利用可能駅となった(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。ただし、北口の自動改札機は簡易式のものとなっている。
2004年(平成16年)2月に改修が行われ、車椅子対応のトイレが新設された。同時に各ホームにエレベーターを設置し、北口にはスロープが新設された。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color赤穂線 | 下り | 岡山・三原方面 | 赤穂線播州赤穂方面から |
2 | テンプレート:Color山陽本線 | 下り | 岡山・三原方面 | 山陽本線和気方面から |
3 | テンプレート:Color赤穂線 | 上り | 西大寺・播州赤穂方面 | |
4 | テンプレート:Color山陽本線 | 上り | 和気・姫路方面 |
現在は奇数番線に赤穂線へ(から)の列車、偶数番線に和気方面へ(から)の列車が発着する。
岡山駅改良工事の関係で当駅で分割併合を行っていた一部の上り列車では、この原則が崩れたことがあった(山陽本線で3番線・赤穂線で4番線に停車)。そのため、3・4番のりばの駅名標は「じょうとう/おおだら」と表示されている。また、3番のりばは3方向全ての入線・出発に対応しているほか、1番のりばは相生方面からの入線、並びに播州赤穂方面への出発にも対応している。実際、2011年春に2番のりばに故障車が停車中、相生方面からの電車が1番のりばに入線している。
通過列車(貨物列車等)は下りは2番のりば、上りは4番のりばを通過する。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである[2]。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1999 | 3,367 |
2000 | 3,310 |
2001 | 3,162 |
2002 | 3,092 |
2003 | 3,077 |
2004 | 2,979 |
2005 | 2,907 |
2006 | 2,902 |
2007 | 3,005 |
2008 | 3,111 |
2009 | 3,036 |
2010 | 3,107 |
2011 | 3,148 |
駅周辺
駅周辺は岡山市中心部から7kmほど離れたベッドタウンである。駅南側にロータリー、バス乗り場とタクシー乗り場が整備されており、有料駐車場と有料駐輪場を完備している。駅南側より国道250号に接続。駅北側に山陽新幹線が並行しており、北口へはこの高架をくぐる。
かつては駅南側に西大寺鉄道長岡(後の財田)駅があり、赤穂線開業までは西大寺方面への乗換駅として機能していた。この駅は1962年(昭和37年)の赤穂線開業に伴う西大寺鉄道の廃止後も線路を撤去しただけで長くそのまま放置されていたが、1980年代に整地の上で駐車場と駐輪場が設けられている。
1990年代まで駅西側の踏切は有人であったが、現在は無人化されている。 テンプレート:See also
駅南口側
- 岡山中央警察署東岡山駅前交番
- 岡山長岡郵便局
- 中国銀行東岡山支店
- おかやま信用金庫東岡山支店
- 岡山市立財田小学校
- 岡山県立岡山城東高等学校
- オハヨー乳業本社工場
- 紳士服はるやま
- ヤマダ電機テックランド東岡山店
- 洋服の青山東岡山店
- ブックオフ東岡山店
- ホームランドーム東岡山店
- ナフコ東岡山店
- ハローズ東岡山店
- 山陽マルナカ東岡山店
- 宮脇書店東岡山店
- ウォンツ東岡山店
- くすりのラブ東岡山店
- CoCo壱番屋東岡山店
- ファミリーマート東岡山駅前店
- 住友大阪セメント東岡山サービスステーション
- 国道250号
- 岡山県道83号飯井宿線
- 岡山県道383号九蟠東岡山停車場線
- 岡山城東高校
駅北口側
- 岡山県立東岡山工業高等学校
- 岡山県立岡山聾学校
- 岡山県立岡山東支援学校
- 岡山自動車教習所
- ヤマザキデイリーストア
- 岡山県道81号東岡山御津線
- 岡山県道384号今在家東岡山停車場線
- 岡山四御神郵便局
- 環太平洋大学岡山第2キャンパス(駅北側に専用の通学バス停留所を設けている)
バス路線
- 宇野バス 「東岡山」バス停(駅北側)
- 宇野バス 「長岡・駅前」バス停(駅南側)
- 宇野バス 「長岡」バス停(駅より約500m南)
歴史
- 1891年(明治24年)3月18日 - 山陽鉄道 三石駅 - 岡山駅間の開通と同時に、長岡駅として開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1902年(明治35年)12月18日 - 公衆電報取扱開始。(官報1902年12月13日号より)
- 1906年(明治39年)
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。山陽本線の所属となる。
- 1961年(昭和36年)3月20日 - 東岡山駅に改称。
- 1962年(昭和37年)9月1日 - 赤穂線 当駅 - 伊部駅間が開通し全通。当駅に乗り入れ。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 貨物の取扱を廃止。駅から西へ1kmほどの線路沿いに位置する住友セメント(現:住友大阪セメント)東岡山サービスステーションへ専用線が続き、セメントの入荷を行っていた。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2007年(平成19年)
その他
- 当駅を通過する列車を利用して、山陽新幹線新大阪駅方面・山陽本線姫路駅・上郡駅方面 - 赤穂線西大寺駅方面間を乗車する場合は、分岐駅通過の特例で東岡山駅 - 岡山駅間を往復できる。特例上、高島駅、西川原駅、岡山駅での途中下車は認められない。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color山陽本線
- テンプレート:Color赤穂線(東岡山駅 - 岡山駅間は山陽本線)
- 大多羅駅 - 東岡山駅 - 高島駅