国道250号
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テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox road 国道250号(こくどう250ごう)は、兵庫県神戸市長田区から岡山県岡山市北区に至る一般国道である。
概要
兵庫県と岡山県南部の瀬戸内海沿いを走る道路であるため、山間部を走る国道2号に対して浜国道(浜国)と呼ばれる。明石市から高砂市の区間では明姫幹線と呼ばれており、旧道である兵庫県道718号明石高砂線が「浜国道」だった。岡山県岡山市東区浅川から終点までは旧国道2号を引き継いだ区間であり、「旧2号線」などと呼ばれている。関西圏唯一の200番台国道である。
路線データ
路線状況
たつの市御津町(岩見交差点)から相生市(ポート公園前交差点)までの区間は、海岸線に沿って走るのでカーブが多い上に高低差も大きく、ヘアピンカーブが数箇所存在する。姫路市内には夜間低速規制区間がある。
重複区間
- 国道2号(神戸市・東尻池交差点 - 明石市・小久保交差点)
- 国道2号(高砂市・中筋交差点 - 高砂市・高砂西ランプ)
- 国道2号(備前市・伊部東交差点 - 岡山市・浅川ランプ)
- 国道2号別線(岡山市・新京橋交差点 - 岡山市・大雲寺交差点)
路線愛称
- はりまシーサイドライン(たつの市・岩見交差点 - 相生市・工和橋北交差点)
歴史
- 1956年(昭和31年)7月10日 二級国道250号神戸赤穂岡山線(兵庫県神戸市 - 岡山県岡山市)として指定。
- 1965年(昭和40年)4月1日 一般国道250号となる。
- 2009年(平成21年)9月26日 飾磨バイパス(全長3.0km)が開通。
通過市町村
主な接続路線
- 国道2号(明石市、備前市)
- 国道28号(明石市)
- 姫路バイパス(高砂市)
- 国道436号(姫路市)
- 兵庫県道62号姫路港線(姫路市。別名産業道路)
- 岡山ブルーライン(備前市)
- 国道374号(備前市)
- 岡山県道402号原尾島番町線(岡山市) - 交差する原尾島交差点は点字ブロックが世界で初めて設置された場所で、2010年にモニュメントが建てられた。
- 国道30号、国道53号、国道180号(岡山市)
見どころ
国宝姫路城のある姫路市やペーロン祭が有名な相生市、それに赤穂浪士や日本の名水100選に選ばれた千種川が南流する赤穂市など、有名な都市を通る。姫路市西部からたつの市(旧御津町)を経て相生市まで、「七曲り」の海岸を経て室津の古い町並をかすめる。
- ながさわ播磨店(加古郡播磨町)
- 鶴林寺(加古川市)
- 浜の宮天神社(加古川市)
- 生石神社(石の宝殿で有名。高砂市)
- 小赤壁(姫路市)
- 松原八幡神社(灘のけんか祭りで有名。姫路市白浜町)
- イオンモール姫路リバーシティー(姫路市飾磨区)
- 新日本製鐵広畑製鐵所(姫路市広畑区)
- 魚吹八幡神社(秋季大祭で有名。姫路市網干区)
- 綾部山(梅の名所。たつの市御津町)
- 室津(摂播五泊の一つ。たつの市御津町)
- 金ヶ崎(万葉集ゆかりの風光明媚な高台の岬。相生市)
- ボート公園(ペーロン祭会場となる場所。相生市)
- 相生市中央公園(相生市立図書館・中国寄贈の蒸気機関車。相生市)
- 高取峠(相生市と赤穂市の市境をなす峠)
- 坂越(港町の町並と瀬戸内海の眺望。赤穂市)
- 赤穂城(赤穂浪士ゆかりの城跡。赤穂市)
- 日生港(「五味の市」・小豆島等への渡船発着、備前市)
- 片上(備前市)
- 備前焼(備前市伊部地区)
- 備前長船刀剣博物館(瀬戸内市)