日生駅
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テンプレート:駅情報 日生駅(ひなせえき)は、岡山県備前市日生町寒河にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)赤穂線の駅である。
赤穂線の中でも特に瀬戸内海に近い場所に位置しており、駅前の日生駅前港からは小豆島行きのフェリーが出ている。また徒歩10分の位置にある日生港からは日生諸島行きの旅客船が発着する。
駅構造
単式1面、島式1面の複合型2面3線のホームを持ち、列車交換や折返しが可能な地上駅になっている。山側が島式である。ホームは嵩上げされていない。ホームは築堤上に設けられており駅舎とは階段で連絡している。
東岡山駅が管理し、ジェイアール西日本岡山メンテックが駅業務を受託する業務委託駅であり、POS端末による窓口発券を行うが、時間帯によっては無人となる。自動券売機(オレンジカード対応)は設置されているが、自動改札機は設置されていない。ICOCA等もサービスエリア外のため使えない。
男女別の水洗式便所が置かれる。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color赤穂線 | 下り | 岡山・福山・新見方面 | |
2・3 | テンプレート:Color赤穂線 | 上り | 播州赤穂方面 | 3番のりばは最終列車のみ |
- 下り本線は1番のりば、上り本線は2番のりば。3番のりばは上下共用の副本線である。
- 夜間滞泊の設定がある。当駅止まりの上り列車が2番のりばで留置され、翌朝に播州赤穂駅まで回送されて下り始発列車となる。そのため、後続の最終列車のみ3番のりばに停車する。
- 1番のりばはホームが6両分の長さしかないため、7 - 8両編成の下り列車は3番のりばへ入線するが、2008年(平成20年)3月時点では設定がない。
利用状況
1日の平均乗車人員は下表の通りである。
乗車人員推移 | |||||
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年度 | 1日平均人数 | 年度 | 1日平均人数 | 年度 | 1日平均人数 |
2012 | 2004 | 421 | 1996 | 531 | |
2011 | 367 | 2003 | 449 | 1995 | 538 |
2010 | 381 | 2002 | 448 | 1994 | 540 |
2009 | 378 | 2001 | 451 | 1993 | 559 |
2008 | 391 | 2000 | 450 | 1992 | 584 |
2007 | 403 | 1999 | 451 | 1991 | 610 |
2006 | 412 | 1998 | 451 | 1990 | 627 |
2005 | 426 | 1997 | 495 | 1989 | 634 |
駅周辺
目の前が港であるが、駅周辺は山が迫ってきており、平坦なところは少ない。日生港を挟んだ楯越山中腹には「ひなせ」の文字のイルミネーションがあり、ホームから望むことができる。
- 日生駅前港(小豆島行きなど)
- 備前市立日生市民会館
- みなとの見える丘公園
- 日生港(日生諸島行き)
- 加子浦歴史文化館
- 海の駅しおじ
- 五味の市(日生漁協)
- BIZEN中南米美術館
- 備前市役所 日生総合支所
- 市立日生病院
- 備前市立日生中学校
- 備前警察署日生交番
- 国道250号
バス
歴史
- 1955年(昭和30年)3月1日 - 赤穂線が播州赤穂駅から延伸し、その終着として開業。
- 1958年(昭和33年)3月25日 - 赤穂線が伊部駅まで延伸し、途中駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道が承継。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color赤穂線