志摩磯部駅
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志摩磯部駅(しまいそべえき)は、三重県志摩市磯部町迫間にある、近畿日本鉄道(近鉄)志摩線の駅である。
かつては、志摩スペイン村の玄関口として「志摩スペイン村」の副駅名があったが、当駅から志摩スペイン村への直行バスは、2007年(平成19年)3月1日限りで廃止となり、副駅名は外された。現在の直行バス発着駅は、鵜方駅である。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅で橋上駅舎を有する。鳥羽方単線、賢島方複線の行違い可能駅である。鳥羽方に2両長の引上線がある(上り線の安全側線の役割も担っている)。下りホームの片側の3番線(ホーム有効長は6両分)は鳥羽方で行き止まりになっているが、この駅始発の列車は設定されていないため、電留線としてのみ使われている。営業列車は1・2番線(8両分)に発着する。
駅舎は、かつての志摩スペイン村への玄関口にふさわしく、スペイン・アンダルシア地方の建物がモチーフとなっている。
自動改札機は導入されていないが、PiTaPa、ICOCA用の簡易改札機が設置されており、利用できる。特急券・定期券とも購入が可能である。
のりば
下りホーム(3・1番線)が島式、上りホーム(2番線)が単式。ホーム配置は東から3番線、1番線、2番線の順。
テンプレート:Color | テンプレート:Color | |
---|---|---|
1 | テンプレート:Color志摩線(下り) | 鵜方・賢島方面 |
2 | テンプレート:Color志摩線(上り) | 鳥羽・名古屋・大阪・神戸・京都方面 |
利用状況
「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 2,131 |
1998年 | 1,550 |
1999年 | 1,577 |
2000年 | 1,466 |
2001年 | 1,266 |
2002年 | 1,157 |
2003年 | 1,071 |
2004年 | 1,016 |
2005年 | 904 |
2006年 | 863 |
2007年 | 651 |
2008年 | 573 |
2009年 | 530 |
2010年 | 508 |
2011年 | 478 |
2012年 | 492 |
- 志摩磯部駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特 記 事 項 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1958年(昭和33年) | 156,427 | ←←←← | 84,189 | 240,616 | |||
1959年(昭和34年) | ←←←← | ||||||
1960年(昭和35年) | ←←←← | ||||||
1961年(昭和36年) | ←←←← | ||||||
1962年(昭和37年) | ←←←← | ||||||
1963年(昭和38年) | ←←←← | ||||||
1964年(昭和39年) | ←←←← | ||||||
1965年(昭和40年) | 210,150 | ←←←← | 74,512 | 284,662 | |||
1966年(昭和41年) | 178,830 | ←←←← | 50,820 | 229,650 | |||
1967年(昭和42年) | 184,730 | ←←←← | 51,325 | 236,055 | |||
1968年(昭和43年) | 165,090 | ←←←← | 50,292 | 215,382 | |||
1969年(昭和44年) | 163,170 | ←←←← | 46,217 | 209,387 | 改良工事のため営業休止(バス代行) | ||
1970年(昭和45年) | 183,840 | ←←←← | 83,352 | 267,192 | 標準軌化し営業再開 | ||
1971年(昭和46年) | 200,310 | ←←←← | 73,124 | 273,434 | |||
1972年(昭和47年) | 208,410 | ←←←← | 81,289 | 289,699 | |||
1973年(昭和48年) | 217,680 | ←←←← | 91,073 | 308,753 | |||
1974年(昭和49年) | 234,570 | ←←←← | 101,207 | 335,777 | |||
1975年(昭和50年) | 238,110 | ←←←← | 99,938 | 338,048 | |||
1976年(昭和51年) | 249,060 | ←←←← | 93,937 | 342,997 | |||
1977年(昭和52年) | 239,790 | ←←←← | 92,057 | 331,847 | |||
1978年(昭和53年) | 240,270 | ←←←← | 95,906 | 336,176 | |||
1979年(昭和54年) | 233,610 | ←←←← | 94,801 | 328,411 | |||
1980年(昭和55年) | 240,540 | ←←←← | 97,652 | 338,192 | |||
1981年(昭和56年) | 239,250 | ←←←← | 91,019 | 330,269 | |||
1982年(昭和57年) | 211,500 | ←←←← | 90,226 | 301,726 | 11月16日 | 1,514 | |
1983年(昭和58年) | 218,640 | ←←←← | 90,585 | 309,225 | 11月8日 | 1,520 | |
1984年(昭和59年) | 227,130 | ←←←← | 93,922 | 321,052 | 11月6日 | 1,451 | |
1985年(昭和60年) | 219,240 | ←←←← | 91,632 | 310,872 | 11月12日 | 1,419 | |
1986年(昭和61年) | 197,520 | ←←←← | 93,610 | 291,130 | 11月11日 | 1,383 | |
1987年(昭和62年) | 202,560 | ←←←← | 94,531 | 297,091 | 11月10日 | 1,398 | |
1988年(昭和63年) | 215,730 | ←←←← | 90,701 | 306,431 | 11月8日 | 1,480 | |
1989年(平成元年) | 231,420 | ←←←← | 97,765 | 329,185 | 11月14日 | 1,515 | |
1990年(平成2年) | 232,200 | ←←←← | 112,578 | 344,778 | 11月6日 | 1,769 | |
1991年(平成3年) | 212,970 | ←←←← | 110,913 | 323,883 | |||
1992年(平成4年) | 194,190 | ←←←← | 106,613 | 300,803 | 11月10日 | 1,622 | |
1993年(平成5年) | 175,200 | ←←←← | 109,149 | 284,349 | |||
1994年(平成6年) | 200,160 | ←←←← | 1,049,931 | 1,250,091 | 志摩スペイン村が開業し、 当駅がバス接続駅となる | ||
1995年(平成7年) | 197,970 | ←←←← | 743,194 | 941,164 | 12月5日 | 1,555 | |
1996年(平成8年) | 196,200 | ←←←← | 678,683 | 874,883 | |||
1997年(平成9年) | 192,420 | ←←←← | 585,504 | 777,924 | |||
1998年(平成10年) | 196,950 | ←←←← | 368,820 | 565,770 | |||
1999年(平成11年) | 206,160 | ←←←← | 371,044 | 577,204 | |||
2000年(平成12年) | 212,190 | ←←←← | 322,910 | 535,100 | |||
2001年(平成13年) | 206,850 | ←←←← | 255,319 | 462,169 | |||
2002年(平成14年) | 197,280 | ←←←← | 224,966 | 422,246 | |||
2003年(平成15年) | 187,410 | ←←←← | 204,718 | 392,128 | |||
2004年(平成16年) | 173,040 | ←←←← | 197,936 | 370,976 | |||
2005年(平成17年) | 153,360 | ←←←← | 176,475 | 329,835 | 11月8日 | 1,631 | |
2006年(平成18年) | 143,250 | ←←←← | 171,785 | 315,035 | |||
2007年(平成19年) | 134,100 | ←←←← | 104,216 | 238,316 | 志摩スペイン村へのバス接続駅が、 当駅から鵜方駅に変更となる | ||
2008年(平成20年) | 126,990 | ←←←← | 82,212 | 209,202 | 11月18日 | 1,107 | |
2009年(平成21年) | 116,460 | ←←←← | 76,968 | 193,428 | |||
2010年(平成22年) | 113,070 | ←←←← | 72,336 | 185,406 | |||
2011年(平成23年) | 106,920 | ←←←← | 68,097 | 175,017 | |||
2012年(平成24年) | 105,240 | ←←←← | 74,241 | 179,481 |
駅周辺
- 西口
- 東口
- 磯部川
- 伊雑ノ浦(的矢湾)
バス路線
※駅西方の磯部バスセンターの方が発着便が多い。
- 磯部地域予約運行型バス(コミュニティバス、愛称:ハッスル号)
- やまルート 桧山方面/五知方面 (祝日含む火・金のみ運行)
- うみルート 磯部支所方面/的矢・鵜方駅方面 (祝日含む月・水・木のみ運行) ※スペイン村には停車しない。
歴史
- 1929年(昭和4年)7月23日 - 志摩電気鉄道鳥羽 - 真珠港(現在は廃止)間開通時に迫間駅として開業。
- 1944年(昭和19年)2月11日 - 志摩電気鉄道ほか6社合併により、三重交通志摩線の駅となる。
- 1964年(昭和39年)2月1日 - 三重交通の鉄道事業の分離譲渡により三重電気鉄道の駅となる。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1969年(昭和44年)12月10日 - 改良工事のため営業休止(バス代行)。
- 1970年(昭和45年)3月1日 - 賢島方へ0.2キロ移設、標準軌化、行違駅化、志摩磯部駅(2代目)に改称して営業再開。
- 1993年(平成5年)6月1日 - 鵜方駅まで複線化。
- 1994年(平成6年)3月15日 - 橋上駅化[1]。またこの日より、特急列車も全列車停車となる。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始。
その他
- 2000年(平成12年)、中部の駅百選に認定された。
- 路線図における駅名表記は、かつては単に「磯部」であったが、志摩スペイン村開業直前の1993年(平成5年)頃から「志摩磯部」に変更された。なお、近鉄全駅が正式な駅名表記に改められたのは2004年(平成16年)のことである。
- 1994年(平成6年)のダイヤ改正より、名伊および阪伊甲特急(ノンストップ)下りの一部停車から上下ともにすべて停車する様になっている(過去にはノンストップ以外でもこの駅に停まらない特急が一部あった)。志摩スペイン村の最寄り駅でなくなって以降も、特急を含めた全営業列車の停車は継続していたが、2013年から運行開始の特急「しまかぜ」は通過する[2]。
- 現在は上記の通りスペイン村関連の最寄り駅を変更したため、きっぷ売場やエスカレーターなど縮小・廃止している。
- 賢島、鵜方の各駅の上り線の列車案内表示機には「普通 志摩磯部」があるが、そのような運用は1本も無い。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 志摩線
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:中部の駅百選- ↑ 1994年3月15日付 中日新聞 朝刊 三重版 記事「すぺいん村の玄関口へ装い一新近鉄志摩磯部駅 きょう完成セレモニー 橋上駅舎 屋根は人肌色 壁は白」
- ↑ テンプレート:PDFlink - 近畿日本鉄道株式会社、2012年9月28日付ニュースリリース