広交観光
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広交観光株式会社(ひろこうかんこう)は、観光バスを主体に運行するバス会社である。本社は広島県広島市西区三篠町3丁目14番17号。
高速バスは広島県外への路線のみを担当し、広島県内への路線は広島交通が担当している。また、中国ジェイアールバスから井原線(新玖村橋 - 柳原 - 上井原)を引き継いで運行している。
歴史
- 1978年3月18日 広島交通の観光バス部門を分離・独立して設立。
- 1981年5月11日 広交グループの統括会社として広交本社を設立。
- 2002年3月16日 広島 - 岡山間に「サンサンライナー」を中国JRバス、両備バスと共同で運行開始。
- 2002年5月31日 福山・広島 - 福岡(博多)間に「広福ライナー」を中国バス、中国JRバス、JR九州バスと4社共同で運行開始。
- 2003年4月1日 中国JRバスから井原線(新玖村橋~柳原~上井原)を譲受。
- 2005年4月23日 広島 - 津山間に「広島つやまエクスプレス」を両備バスと共同で運行開始。
- 2005年12月22日 広島 - 徳山 - 別府間に「別府ゆけむり号」を大分交通と共同で運行開始。
- 2007年3月1日 広島 - 津山間の「広島つやまエクスプレス」の運行から撤退、両備バス単独運行化。
各営業所(車庫)の所在地
主なターミナル
路線
高速バス
詳細な運行案内は#外部リンクの広交観光サイトを参照、<>内は共同運行会社。
- 神戸エクスプレス・ハーバーライナー <神姫バス>
- サンサンライナー <中国JRバス、両備バス>
- 広島 - 徳山線 <防長交通>
- あわひろしま号 <徳島バス>
- しまなみライナー <瀬戸内運輸、瀬戸内しまなみリーディング>
- 土佐エクスプレス <土佐電気鉄道、高知県交通>
- 広福ライナー <中国バス、中国JRバス、JR九州バス>
- 別府ゆけむり号 <大分交通>
- 徳山港 - 竹田津港間はスオーナダフェリー経由。そのため、フェリーの定期点検時及び欠航時は運休または迂回となる。
高速バス廃止路線
- チボリライナー(広島 - 倉敷)<中鉄観光交通>
- 広島つやまエクスプレス(広島 - 津山)<両備バス>
- 両備バスによる単独運行となっていたが、現在は廃止。
一般路線バス
中国ジェイアールバスから雲芸南線の一部区間を受け継いだ路線である。
- 井原(いばら)線
- 新玖村橋 - 玖村駅前 - 近隣センター前 - 落合中学校前 - 寺迫公園前 - 郵便局前 - 地区センター - 奥田橋 - 高陽車庫 - 中深川(口) - 高陽中学校前 - 憩の森口 - 隠地 - 安芸中深川 - 安芸庄原 - 上庄原 - 上深川駅前 - 研創入口 - 狩小川小学校前 - 狩留家口 - 狩小川 - 狩留家 - 防地 - 三田橋 - 白木山口 - 小椿 - 下大椿橋 - 上大椿 - 下栗原 - 中三田駅前 - 三田小学校前 - 下海戸 - 海戸 - 中司 - 柳原 - 鳥井原 - 三日市 - 妙国寺前 - 秋山橋 - 白木町本郷 - 志和口駅入口 - 吉井 - 河原 - 大寺 - 山根 - 井原上市 - 井原市町 - 戸石 - 三篠園 - 新宮 - 上井原
- 平日は上下3本ずつ、土曜日・休日は上り2本、下り1本が新玖村橋 - 鳥井原間のみの運行。平日は5往復、休日は3往復、土曜日は上り3本、下り4本が全線を通して運行される。運行は落合営業所で、塗色が観光バスと同じ2台のワンステップバスが営業に就く。
車両
所有する車両は、近年までは貸切高速用は三菱ふそうまたは日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)車・井原線用路線バス車(3台)はすべて日産ディーゼル車(元広島交通所属)であり、日産ディーゼル車については西日本車体工業製の車体を架装していた。2010年以降は日産ディーゼルのバス事業撤退・西日本車体工業の解散などの影響で貸切高速用にヒュンダイ・ユニバースが導入された。日野自動車製の車両については、日野・リエッセIIが在籍するほか、2011年に井原線用に他社から導入された日野・ブルーリボンワンステップと特定輸送用の観光マスクのブルーリボン、車椅子リフト装備のブルーリボンシティ、セレガHDーSが在籍する。いすゞ自動車製の車両については広島交通にいすゞ製の路線バス車両が導入された関係で特定用のいすゞ・キュービックが転入した。2013年からは新車でいすゞ・ガーラが導入されている。
過去に貸切用にネオプラン・スカイライナーを保有していた時期がある。通常スカイライナーに搭載されるエンジンはマンもしくはメルセデス・ベンツ製であるが、広交観光ではメンテナンス面を考慮し日産ディーゼル製のエンジンを搭載した車両が導入された。