玖村駅
テンプレート:出典の明記 テンプレート:駅情報 玖村駅(くむらえき)は、広島県広島市安佐北区落合二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)芸備線の駅である。
駅構造
広島方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を有する地上駅(停留所)。プレハブでトタン屋根の駅舎を持つ。太田川の堤防がすぐそばにあるため道から階段を数段上った高い位置に置かれている。
かつては、駅前のスーパーマーケットで乗車券の発売を行う簡易委託駅だった。その後、自動券売機による乗車券の販売に変更され、無人駅となった。管理は広島駅が行っている。
ICOCAおよび相互利用可能ICカードが利用可能。JRの特定都区市内制度での広島市内の駅である。
利用状況
以下の情報は、広島市統計書及び広島市勢要覧に基づいたデータである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
年度毎 総数 |
定期券 総数 |
普通券 総数 |
---|---|---|---|---|
1968年(昭和43年) | 238.8 | 174,295 | 135,278 | 39,017 |
1969年(昭和44年) | 231.8 | 169,225 | 131,030 | 38,225 |
1970年(昭和45年) | 218.0 | 159,122 | 121,426 | 37,696 |
1971年(昭和46年) | 205.0 | 150,041 | 113,484 | 36,557 |
1972年(昭和47年) | 180.4 | 131,663 | 101,550 | 30,113 |
1973年(昭和48年) | 175.9 | 128,402 | 94,552 | 33,850 |
1974年(昭和49年) | 195.8 | 142,922 | 101,914 | 41,008 |
1975年(昭和50年) | 275.1 | 201,361 | 130,520 | 70,841 |
1976年(昭和51年) | 458.1 | 334,408 | 203,512 | 130,896 |
1977年(昭和52年) | 599.5 | 437,617 | 301,018 | 136,599 |
1978年(昭和53年) | 645.3 | 471,049 | 349,108 | 121,941 |
以上の1日平均乗車人員は、乗車数と降車数が同じであると仮定し、年度毎総数を365(閏年が関係する1971・1975年は366)で割った後で、さらに2で割った値を、小数点第二位で四捨五入。小数点一位の値にした物である。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
備考 |
---|---|---|
1979年(昭和54年) | 695 | |
1980年(昭和55年) | 628 | |
1981年(昭和56年) | 591 | |
1982年(昭和57年) | 528 | |
1983年(昭和58年) | 557 | |
1984年(昭和59年) | 608 | |
1985年(昭和60年) | 627 | |
1986年(昭和61年) | 673 | |
1987年(昭和62年) | 677 | |
1988年(昭和63年) | 758 | |
1989年(平成元年) | 767 | |
1990年(平成2年) | 839 | |
1991年(平成3年) | 884 | |
1992年(平成4年) | 889 | |
1993年(平成5年) | 910 | |
1994年(平成6年) | 912 | |
1995年(平成7年) | 919 | |
1996年(平成8年) | 913 | |
1997年(平成9年) | 899 | |
1998年(平成10年) | 934 | |
1999年(平成11年) | 970 | |
2000年(平成12年) | 924 | |
2001年(平成13年) | 957 | |
2002年(平成14年) | 928 | |
2003年(平成15年) | 915 | |
2004年(平成16年) | 922 | |
2005年(平成17年) | 868 | |
2006年(平成18年) | 840 | |
2007年(平成19年) | 902 | |
2008年(平成20年) | 981 | |
2009年(平成21年) | 984 | |
2010年(平成22年) | 979 | [1] |
2011年(平成23年) | 993 | [1] |
2012年(平成24年) | 1,016 |
- 乗車数グラフ
その他
当駅周辺の芸備線は元々は太田川から若干離れた場所を走っており、ホーム・駅舎も太田川側(西側)にあった。当時の芸備線の太田川側には田畑や民家もあったが、後に踏切解消と合わせた区画整理が行われ、当駅とその周辺の線路は現在の堤防沿いに移設された。
2008年、毎日どこからか1匹の猫が改札機の上で寝入るようになり、玖村駅の顔になっていることが報道された[2]。その後、猫は2匹いることが判明している。もともと玖村駅近くに住むお年寄りが玖村駅で餌付けをしている猫が2匹おり、その猫が順番に改札機の上で寝るようになったものである。現在猫は来なくなった。
駅のすぐそばの堤防を上がると、左側(太田川下流側)徒歩5分くらいのところに高瀬堰を望むことができる。同堰は道路橋を兼ねており、ここを通って可部線の梅林駅に徒歩20分くらいで行くことができ、可部線と芸備線がこの付近で近い位置関係にあることを実感できる。また直線距離では上八木駅も当駅からほど近い(ただし橋の関係で道のりはやや遠い)。右側(太田川上流側)に目をやると、かなり遠いが可部線の橋梁を望むことができる。この橋梁は同線上八木駅 - 中島駅間にあり、撮影の名所として知られる。
駅周辺
- 高陽ニュータウン
- 恵下山公園
- 広島県立高陽高等学校
- 広島高陽金平郵便局
- 広島市立落合東小学校
- 太田川 - 高瀬大橋(高瀬堰)
- 広交観光落合営業所
太田川をはさんで
バス路線
路線バス
歴史
- 1916年(大正5年)4月15日 - 芸備鉄道の停留場として設置[3]。
- 1937年(昭和12年)7月1日 - 芸備鉄道買収により国有化。
- 1980年(昭和55年) - 踏切解消のため、線路と駅舎を太田川堤防下へ移設。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2007年(平成19年)7月5日 - ICOCA対応の簡易型自動改札機を設置。
- 2007年(平成19年)9月1日 - ICOCA導入。
隣の駅
脚注
- ↑ 1.0 1.1 広島市統計書(平成24年版) JR西日本市内駅の乗車人員(1日平均)、広島市公式ホームページ、2013年12月30日閲覧
- ↑ ウェブ版産経ニュース(2008年5月9日報道)
- ↑ 「軽便鉄道停留場設置」『官報』1916年4月20日(国立国会図書館デジタル化資料)
関連項目
参考書籍
- 各 広島市統計書
- 各 広島市勢要覧