箕面市
ローマ字表記は Minoh city 。
目次
歴史
古くから修験道の道場であった。勝尾寺、瀧安寺、延喜式内大社である阿比太神社や為那都比古神社などがある。
- 1883年(明治16年) 豊島郡東稲村と西稲村が合併して稲村となる。
- 1889年(明治22年)4月1日 町村制施行により、豊島郡箕面村、萱野村、止々呂美村、島下郡豊川村が発足。
- 箕面村 ‐ 平尾村、西小路村、牧落村、桜村、半町村、新稲村、瀬川村が合併。
- 萱野村 ‐ 如意谷村、西坊島村、東坊島村、稲村、白島村、西宿村、芝村、外院村、石丸村、今宮村が合併。
- 止々呂美村 ‐ 上止々呂美村、下止々呂美村が合併。
- 豊川村 ‐ 粟生村、小野原村、宿久庄村、清水村、道祖本村が合併。
- 1896年(明治29年)4月1日 豊能郡、三島郡が成立。
- 1921年(大正10年)岸本汽船社長・岸本兼太郎によって箕面住宅地・(旧)箕面学園の開発が始まる。
- 1948年(昭和23年)1月1日 箕面村が町制施行、豊能郡箕面町となる。
- 1948年(昭和23年)8月1日 萱野村、止々呂美村を箕面町に編入。
- 1956年(昭和31年)12月1日 三島郡豊川村を箕面町に編入し、即日市制施行。大阪府下24番目の市、箕面市となる。
- 1956年(昭和31年)12月25日 旧 豊川村のうち、大字粟生岩阪、宿久庄、清水、道祖本および粟生間谷の一部、小野原の一部が茨木市に編入される。
地理
南部には住宅地が広がっており、市の人口のほとんどはこの南部に集まっている。大阪都市圏のベッドタウン、高級住宅地として発展してきた。
西南部は旧来の市街地・住宅地が広がり、市の東南部は新興住宅地が広がる。現在、国際文化公園都市(彩都)の西部地区の開発が進められており、箕面市域側の開発は本格化している。なお、彩都粟生北および彩都粟生南4丁目~7丁目は、車両ではかならず茨木市域を通過する必要があり、徒歩でも2011年4月現在公式には部外者通行禁止となっている大阪大学箕面キャンパス内を通らない限り茨木市域を通過する必要がある事実上の飛び地となっている。
西南部には箕面川が南西方向に流れ、それに並行して阪急電鉄箕面線が走っている。中南部を千里川が西方向に、東南部を勝尾寺川が東方向に流れる。
中部から北部にかけては山間地で、箕面滝、勝尾寺などの観光名所や箕面ダムなどがある。
北部には、止々呂美(とどろみ)に集落があるが、市の南部とは山に阻まれているため地域的に一体とはなっていなかった。2007年5月30日に、止々呂美と箕面新都心を結ぶ箕面グリーンロード(箕面有料道路)が完成し、市の南部や、大阪都心へのアクセスが便利になった。また、これと連動して、水と緑の健康都市(箕面森町)の建設が進められており、2007年10月1日にまちびらきが行われた。
市境は、池田市・豊中市・吹田市・茨木市・豊能郡豊能町・兵庫県川西市と接する。
人口
平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、2.17%増の129,895人であり、増減率は府下43市町村6位、72行政区域中18位。 テンプレート:人口統計
行政
- 2006年12月1日に市制施行50周年を迎えた。
- 合併前の三島郡豊川村が笹川良一の出身地だった縁から、豊能郡箕面町と共同で、1954年から箕面豊能競艇組合として狭山池で競艇事業を開始し、1956年以後現在に至るまで大阪市住之江区の住之江競艇場を主催し、ボートピア梅田を運営している。2004年には箕面市競艇施行50周年を迎えた。公営競技のトップリーダである。
- 指定金融機関は三井住友銀行。
- 2004年に、内閣総理大臣から認定された市費負担教職員任用特区は、実施に要する予算が、2004年と2005年の2年連続で議会によって削除修正されたため、実現できなかった。
- 2006年3月29日箕面市議会は、市長藤沢純一に対し、拘束力のない辞職勧告決議を可決した。市長と議会の対立の構図が続いている。
- 2006年11月30日に、大阪高等裁判所から控訴審で、住民基本台帳ネットワークについて、住民基本台帳から原告の住民票コードを削除するよう命じる判決があったが、市長(当時)の藤沢純一は、2006年12月7日に箕面市議会で上告を断念したと表明した。反住基ネット等の住基ネットに反対する団体から「英断を支持する」との声明が発表された一方、松田隆利総務事務次官と大阪府総務部長は、それぞれ「全国共通の本人確認ができるシステムとして、全国の地方公共団体が連携して統一的に運用しているものであり、その観点から最高裁による判断を求めるべきものと考えている。箕面市の上告断念は遺憾だ」とコメントしていることが報道された。2006年12月28日から2007年3月30日までの間、「平成18年度箕面市一般会計予算」の予備費の充当により、江澤義典関西大学教授、秋田仁志弁護士、園田寿弁護士・甲南大学法科大学院教授、黒田充自治体情報政策研究所代表による住民基本台帳ネットワークシステム検討専門員が設置され、原告の住民票コードの削除方法、原告以外の住民からの削除要求への対応が調査された。2007年3月5日に原告らの呼びかけに応じた市民8人から個人情報保護条例に基づき住民票コードの削除が請求され、藤沢は「当惑している」と報道された。2007年3月7日の専門員合議で、原告の住民票の職権消除と、住基ネットの選択制が検討されていることが報道され、2007年3月30日開催された専門員合議において、原告以外からの削除要求についても受け入れ、全国初の「選択制」を導入するよう市長に答申がなされた。2007年9月6日大阪府知事齊藤房江から、住民基本台帳法31条第2項の規定により、箕面市長に対し、「住民票コードを削除すること、すなわち住民票コードの記載を住民の選択に委ねることについては、住民基本台帳法7条13号の規定に違反するものである。」「現に区域内に住所を有する住民の住民票を、改製と称して職権で消除することは、住民基本台帳法3条1項及び8条に違反するものである。さらに、府知事に対し、職権で消除した旨を住民基本台帳ネットワークシステムにより通知するとともに、本人確認情報から住民票コードを削除したものを文書により通知することは、住民基本台帳法第30条の5第1項及び2項に違反する。」「住民基本台帳事務を適正に執行するよう法31条第2項の規定により勧告する」と3項目の勧告がされた。
- 2006年12月22日、箕面市議会は、大阪高等裁判所判決受け入れを含め、災害対策の放棄、行政改革・行政運営の停滞、公約破棄、議会と執行機関との敵対関係を煽る行動などの政治責任を問うとして、藤沢純一市長に対する不信任決議が提出されたが、賛成が自由民主党、公明党、民主党などの15人、反対が日本共産党と無所属クラブ、市民元気クラブなどの8人で、賛成が出席議員の4分の3に達せず、否決された。
- 2006年11月24日から12月24日にかけて、無防備都市宣言を直接請求で条例化しようという署名運動が、箕面市平和のまち条例をつくる会(請求代表者:中井多賀宏)の主導のもと行われ、有権者の50分の1以上という要件である2035人(平成18年箕面市選挙管理委員会告示第50号による)を満たす4264人(平成19年箕面市選挙管理委員会告示第3号による)の署名がされた。この結果、2007年2月5日、無防備都市宣言をすることなどが盛り込まれた「箕面市平和のまち条例」を制定するよう、藤沢純一市長に対して請求された。2007年2月20日開会の箕面市議会に対し、市長の賛成意見書を付して提案された。3月26日無所属クラブ、市民元気クラブの賛成、自民同友会、公明党、民主市民クラブ及び共産党の反対で採決の結果、原案否決された。
- 2007年10月1日現在、大阪大学、大阪青山大学、大阪青山短期大学、千里金蘭大学と包括協定を締結している。なお、大阪外国語大学とも包括協定を結んでいた。
- 2009年10月14日、ITコストの削減を目的に、箕面市立小・中学校全20校の職員室LANに、中古PC約500台と、Linux(edubuntu)、Likewise Open、OpenOffice.org を導入することを発表している。
立法
市議会
- 任期:2008年~2012年
- 議長:西田隆一
- 副議長:印藤文雄
- 議員定数:25人
会派の構成
2012年9月4日現在
会派名 | 議席数 |
---|---|
自民党市民クラブ | 7 |
箕面政友会 | 4 |
大阪維新の会箕面 | 4 |
公明党 | 3 |
日本共産党 | 2 |
無所属 | 3 |
市役所支所
- 豊川支所
- 箕面市施設再編プロジェクトにより、子育て支援センターを整備するとともに、巨大なプレイルームや食育カフェなど各種子育て支援機能を集約し、2013年4月を目途に東部地域の子育て拠点する構想がある。
- 止々呂美支所(市職員が簡易郵便局業務も行う)
市民活動
- かやの中央地区の公益公共施設市民活動センターがNPO法人市民活動フォーラムみのおを指定管理者として運営されている。
- 中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律を活用し、箕面駅、牧落駅、桜井駅を結んだ中心市街地活性化事業として「箕面文化・交流センター」が、箕面駅駅前再開発ビルみのおサンプラザを改装し、箕面都市開発を指定管理者として2007年1月に開業した。これは箕面市とTMOである箕面わいわい、箕面都市開発、商工会議所、箕面市文化振興事業団、市民活動フォーラムみのおを中心とするシンジケートによるもので、郷土資料館機能、市民活動スペース機能、市民ギャラリー機能、イベントスペース機能、子育て支援センター、SOHO、起業家のインキュベーションスペース、大学のサテライトキャンパス、人工透析センター、クリニック、フィットネススタジオの機能を合わせた活気ある集客施設を目指している。
- 北芝地区でNPO法人暮らしづくりネットワーク北芝による地域通貨事業「芝楽」が展開されている。
経済
産業
- 大阪市などの衛星都市・ベッドタウンとしての性格が強い。
- 箕面滝や、勝尾寺などの観光産業については、下で別に述べる。
- 中南部の新船場地区には大阪船場繊維卸商団地として繊維問屋の流通施設などが集まっている。しかし、繊維の生産拠点の海外流出のため衰退がみられ、空き施設を建て替えた大型パチンコ店、遊技場やスーパー銭湯の入った施設などが開設されている。
- また、2003年から市域中心部・かやの中央に大規模な商業施設カルフール(イオンマルシェ)を含む、箕面マーケットパークvisola(現みのおキューズモール)が完成し、新たな産業スポットとなっている。当初、若年者の雇用創出を期待されたが、現状としてはパート・アルバイトがメインで安定雇用にはあまり結びついていない。オープン当初は慢性的な交通渋滞を引き起こし、一時問題となった。
- 大阪府北部農業協同組合の本店がある。水田などの農業用地は、宅地や商業施設の開発により、年々、減少している。
金融機関
- 三井住友銀行 箕面支店(箕面)/箕面市役所出張所(西小路)/桜井出張所(桜井)
- りそな銀行 箕面支店(箕面)
- 三菱東京UFJ銀行 箕面支店(箕面)
- 池田泉州銀行 箕面駅前支店(箕面)/箕面支店(桜井)/小野原支店(小野原東)
- 近畿大阪銀行 箕面支店(萱野)/箕面あお出張所(粟生間谷西)
- 関西アーバン銀行 箕面支店(桜ヶ丘)
- 摂津水都信用金庫 箕面中央支店(萱野)/箕面東支店(今宮)
- 尼崎信用金庫 箕面支店(桜井)
- 商工組合中央金庫 箕面船場支店(船場東)
- 大阪北部農業協同組合 本店(桜井)/萱野支店(萱野)/豊川支店(粟生新家)
日本郵政グループ
(2012年12月現在)
- 箕面郵便局(箕面) - 集配局。
- 箕面如意谷(にょいだに)郵便局(坊島=ぼうしま)
- 箕面瀬川郵便局(瀬川)
- 箕面小野原郵便局(小野原東) ★
- 箕面粟生外院(あおげいん)郵便局(粟生外院)
- 箕面粟生間谷(あおまたに)郵便局(粟生間谷西) ★
- 箕面新稲(にいな)郵便局(新稲)
- 箕面桜ケ丘郵便局(新稲)
- 箕面桜郵便局(桜)
- 箕面桜井郵便局(桜井) ★
- 箕面繊維団地内郵便局(船場東=せんばひがし)
- 箕面西小路(にししょうじ)郵便局(西小路)
- 止々呂美簡易郵便局(下止々呂美)
- 大阪支店 箕面出張所(箕面/箕面郵便局と併設)(ATMはホリデーサービス実施)
- 大阪支店 コープ箕面中央店内出張所(坊島)(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
- 大阪支店 阪急オアシス箕面店内出張所(瀬川)(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
- その他止々呂美簡易郵便局を除く各郵便局にATMが設置されており、★印の郵便局ではホリデーサービスを実施。
※箕面市内の郵便番号は以下の通り。
環境
- 南部は、大阪都市圏のベッドタウンとして、閑静な住宅地が広がっている。
- 中部・北部の山地は、市の面積の3分の2を占めており、明治の森箕面国定公園として保全されている。
- 箕面山は国指定の名勝。
観光
- 箕面駅(阪急電鉄)から瀧安寺、箕面滝にかけては観光地として発展している。大滝と川沿いの紅葉が観光の目玉であり、野生のニホンザルも有名である。
- 阪急電鉄の観光開発などにより、古くから箕面公園が整備されてきた。箕面温泉(箕面温泉スパーガーデン)、箕面観光ホテルなどもある。なお、阪急電鉄は前身の箕面有馬電気軌道が1907年10月19日の創立に続く、1910年(明治43年)3月10日の開業に当たって、本線格の宝塚方面と同時に箕面線を開業するなど、箕面観光には相当力を入れてきた歴史がある。
- 勝尾寺は、その名前の由来にもあるように、勝運祈願の寺として受験生などの参拝客を集めている。特に、正月三が日は大変な混雑を見せる。
名所・旧跡
- 箕面滝(日本の滝百選)
- 勝尾寺
- 萱野三平記念館涓泉亭(討ち入り前に自刃した赤穂浪士)
- 箕面温泉
- 瀧安寺
- 開成皇子の墓
- 大阪府営箕面公園昆虫館
- 箕面川ダム(箕面市の治水を語る上で非常に重要なダム)
- 最勝ヶ峰
箕面のサル
1954年に大阪市立大学の川村俊蔵教授が、ニホンザルの餌付けに成功したことからはじまる。1955年5月1日に野猿の「箕面山自然動物園」が開設され、箕面の猿が有名になり、1956年12月28日には、都市部に最も近い野生のニホンザル群の生息地であるということで「箕面山ニホンザル生息地」が国指定の天然記念物として指定された。その後、天然記念物指定当時90頭程度であった頭数も650頭以上に増え、観光客の食べ物を奪い、市街地に出没して民家を荒らし、農作物被害が出るなどした。また、自然動物園で火災が発生したこともあり、1977年4月には箕面山自然動物園が閉鎖され、同年12月には箕面市の方針転換により自然へ還されることとなった。
現在は管理団体である箕面市教育委員会以外の者が餌付けを行うことは文化財保護法、動物愛護法、鳥獣保護法および市の条例(後述)により厳しく禁じられている。大阪大学の協力を得て、頭数規制のためサルを捕獲し、有害鳥獣としての駆除や動物実験での活用のほか、サルに避妊薬を投与するなどの野猿管理事業が展開されている。
100円玉を道端に落としたら、それを拾った箕面の猿(ニホンザル)が100円玉を自動販売機に投入してジュースを買った、という映像が地元のテレビ局で放送されたことがあるテンプレート:要出典。大阪万博で知られる北摂地域であり、ハイテクモンキーと言うイメージと一致した為、広く知られる事となった。
餌やり禁止条例
野生本来の生態系を復元することを目的とした「箕面市サル餌やり禁止条例」が制定されている[1]。
主に観光客による餌やりが頻繁に行われた結果、サルが過剰に「人慣れ」してしまい市街地などにも頻繁に出没することによって人間との「共生」が可能な状況を逸脱していると考えられたことや、自然界と比較して高カロリー・高栄養を摂取していることが原因の一つとなり出産回数が増加し個体数が過剰となっていた。このため、観光客に対しては餌やりをしないよう協力を求めていたものの一部では守られなかった状況があったほか、避妊が検討されたものの手間を要することから、禁止措置が検討された[2][3]。この条例では市の全域において、研究目的など一部の例外を除き野生の猿に餌をやることを禁止し、違反者に対しては勧告や禁止命令のほか1万円以下の過料を科すことができるというものである。なお、過料については当初3千円で検討されていたが、パブリックコメントの意見を反映した金額となった[3]。
条例は2010年4月1日から施行された。
もみじのてんぷら
阪急電鉄箕面駅から箕面温泉に向かう路地には、色づいたモミジの葉に甘い衣をつけて揚げた「もみじのてんぷら」という菓子がおみやげとして売られ、昔から親しまれている。試食用に店頭で揚げている店も多い。袋入り70gで300円、90gで400円。箱入りの大きなものもある。
使用される葉はイロハモミジではなく、食用に栽培された特殊なもみじの葉を1年以上塩漬けにして灰汁抜きをしたものである。ちなみに、おみやげには他に「モンちゃんせんべい」というニホンザルにあやかったせんべいもある。
姉妹友好提携
- 国際協力都市 テンプレート:Flagicon ハット市(ニュージーランド・1995年7月16日締結)
- 国際友好都市 テンプレート:Flagicon クエルナバカ市(メキシコモレロス州・2003年10月12日締結)
交通
- 古くから阪急電鉄箕面線(1910年の開業当時は箕面有馬電気軌道)が、箕面駅を起点として、箕面市と大阪都心との交通を担っている。
- 箕面市に接する豊中市に北大阪急行の千里中央駅、吹田市に阪急電鉄千里線の北千里駅があり、これらの駅から箕面市内との間は阪急バスが輸送を担っている。北大阪急行を終点の千里中央駅から箕面市の新都心として開発が進むかやの中央地区まで延伸させる計画があり、2008年に就任した倉田市長が熱心に活動をおこなっている(北大阪急行電鉄#延伸計画を参照)が、北大阪急行電鉄および親会社の阪急電鉄側は公式な見解を示しておらず、慎重な姿勢を見せている。
- 大阪高速鉄道(大阪モノレール)国際文化公園都市線(彩都線)が、箕面市域の豊川地区、粟生間谷地区を通過する経路で国際文化公園都市(彩都西駅)まで延長されている。大阪モノレールは、箕面市域に駅は作られていないが、柴原駅、千里中央駅、豊川駅、彩都西駅などの駅では隣接した箕面市域からの利用客も多い。
- 箕面市コミュニティバスのオレンジゆずるバスが2010年9月1日から運行開始。
鉄道
箕面市役所への最寄りは牧落駅・市の中心駅は箕面駅。現在は千里中央(豊中市)が終着駅である北大阪急行南北線の延伸が決定しており、箕面市に2つの新駅が設置される。なお、大阪高速鉄道国際文化公園都市線が豊川〜彩都西間で市内を通るが、駅はない。
路線バス
道路
高速自動車国道
一般国道
主要府道
空港
隣接市である豊中市・池田市には大阪国際空港が立地し、箕面市も空港地元自治体の連合である大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)の一員である。
教育
小学校が13校、中学校が7校ある。敷地を共有しながらも学校としては別々だった止々呂美小・止々呂美中学校は2008年4月から大阪府で初めての施設一体型小中一貫校・箕面市立止々呂美小中一貫校(とどろみの森学園)に改編された。また2011年4月には、彩都地区に施設一体型小中一貫校として箕面市立彩都の丘小学校・中学校(彩都の丘学園)が新設された。
(幼稚園)
- 箕面市立 - かやの幼稚園、せいなん幼稚園、ひがし幼稚園、なか幼稚園、とよかわみなみ幼稚園、とどろみ幼稚園(閉園)
- 私立 - 粟生幼稚園、聖母被昇天学院幼稚園、牧落幼稚園、箕面学園附属幼稚園、箕面桜ヶ丘幼稚園、若葉幼稚園、みすず学園森町幼稚園、箕面天使幼稚園(閉園)
(小学校)
- 箕面市立 - 箕面小学校、東小学校、西小学校、西南小学校、南小学校、北小学校、中小学校、萱野小学校、萱野東小学校、萱野北小学校、豊川北小学校、豊川南小学校、止々呂美小学校、彩都の丘小学校
- 私立 - 聖母被昇天学院小学校
(中学校)
- 箕面市立 - 第一中学校、第二中学校、第三中学校、第四中学校、第五中学校、第六中学校、止々呂美中学校、彩都の丘中学校
- 私立 - 聖母被昇天学院中学校(※中高併設)、関西学院千里国際中等部(※中高併設)
(高等学校)
- 大阪府立 - 箕面高等学校、箕面東高等学校
- 私立 - 箕面学園高等学校、聖母被昇天学院高等学校(※中高併設)、関西学院千里国際高等部(※中高併設)
- 箕面自由学園高等学校(※中高併設)の敷地の一部は箕面市にかかっているが、同校の公式住所は豊中市である。
(短期大学)
- 大阪青山短期大学箕面キャンパス
- 宝塚造形芸術大学短期大学部(閉校)
- 聖母被昇天学院女子短期大学(閉校)
(大学)
(特別支援学校)
(その他)
住宅団地
- 桜井 (55,000 坪、1911年(明治43年)-戸建住宅、箕面有馬電気軌道、16〜30 戸、戦前住宅地開発による)
- 桜ヶ丘 (50,000 坪、1922年(大正11年)-戸建住宅、箕面有馬電気軌道、25戸、戦前住宅地開発による)
- 桜ヶ丘 (1936年(昭和11年)-戸建住宅、阪神急行電鉄、戦前住宅地開発による)
- 箕面 (1934年(昭和9年)-戸建住宅、阪神急行電鉄、戦前住宅地開発による)
- 箕面 (1.1ヘクタール、1972年(昭和47年)-1975年、戸建住宅、箕面市開発協会、40戸、民間宅地開発地、開発許可による)
- 箕面(民間宅地開発地・開発許可の共同住宅、大阪観光、250戸、2.2ヘクタール、1977年(昭和52年)-)
- 箕面(箕面中部土地区画整理事業・公共団体施行、1008戸、29.4ヘクタール、1971年(昭和46年)-1976年)
- 福井小野原 (8.3ヘクタール、1968年(昭和43年)-1969年、戸建住宅、宅地分譲、200戸、公社住宅、一団地の準造成による)
- 外院 (13.1ヘクタール、1969年(昭和44年)-1977年、戸建住宅、兼松江商、285戸、民間宅地開発地、開発許可による)
- 粟生間谷 (7.5ヘクタール、252戸、1970年(昭和45年)-1973年、戸建住宅、有馬興業、民間宅地開発地、住造法による)
- 粟生間谷 (1.0ヘクタール、23戸、1974年(昭和49年)-1977年、戸建住宅、有馬興業、民間宅地開発地、開発許可による)
- 粟生間谷 (26.7ヘクタール、722戸、1970年(昭和45年)-1979年、戸建住宅、阪急電鉄、民間宅地開発地、住造法による)
- 粟生間谷 (1.0ヘクタール、27戸、1976年(昭和51年)-1978年、戸建住宅、阪急電鉄、民間宅地開発地、開発許可による)
- 粟生間谷 (2.9ヘクタール、80戸、1977年(昭和52年)-1979年、戸建住宅、阪急電鉄、民間宅地開発地、開発許可による)
- 粟生外院 (11.5ヘクタール、1968年(昭和43年)-1971年、戸建住宅、阪急電鉄、600戸、民間宅地開発地、住造法による)
- 粟生外院(民間宅地開発地・開発許可の共同住宅、星和地所、220戸、1.2ヘクタール、1980年(昭和55年)- )
- 新稲 (1.0ヘクタール、1971年(昭和46年)-1973年、戸建住宅、富士住研、78戸、民間宅地開発地、開発許可による)
- 半町 (1.5ヘクタール、1971年(昭和46年)-1972年、戸建住宅、日商岩井、708戸、民間宅地開発地、開発許可による)
- 粟生新家(民間宅地開発地・開発許可の戸建住宅、玉置産業、155戸、3.5ヘクタール、1973年(昭和48年)-1975年)
- 西宿 (戸建住宅、2.3ヘクタール、1974年(昭和49年)-1977年、箕面市開発協会、90戸、民間宅地開発地、開発許可による)
- 稲(民間宅地開発地・開発許可の戸建住宅、西川建設、40戸、1.0ヘクタール、1970年(昭和45年)-1972年)
- 稲 (戸建住宅92戸、1.1ヘクタール、1975年(昭和50年)-1977年、森本住宅、民間宅地開発地、開発許可による)
- 稲(土地区画整理事業、箕面市土地開発公社施行、86戸、2.5ヘクタール、1975年(昭和50年)-1976年)
- 西坊島 (1.8ヘクタール、1976年(昭和51年)-1977年、戸建住宅、阪急不動産、95戸、民間宅地開発地、開発許可による)
- 今宮 (2.3ヘクタール、1981年(昭和56年)-1982年、戸建住宅、大倉建設、90戸、民間宅地開発地、開発許可による)
- 外院南 (6.5ヘクタール、1982年(昭和57年)-1986年、戸建住宅、阪急電鉄、163戸、民間宅地開発地、開発許可による)
- 箕面小野原 (0.1ヘクタール、1983年(昭和58年)-、集合住宅と戸建混在、分譲、16戸、住宅供給公社住宅、住宅街区整備事業による)
- 箕面府営住宅(公的一般の共同住宅、1中層の耐震型、272戸、2.1ヘクタール、1953年(昭和28年)- )
- 箕面公社住宅(公的一般の共同住宅、中層の賃貸、440戸、3.1ヘクタール、1961年(昭和36年)-1963年)
- 桜ヶ丘市営住宅1(公的一般の共同住宅、2中層の耐震型、24戸、0.2ヘクタール、1964年(昭和39年)- )
- 桜ヶ丘市営住宅2(公的一般の共同住宅、2中層の耐震型、24戸、0.4ヘクタール、1987年(昭和62年)-1988年)
- 牧落市営住宅(公的一般の共同住宅、高層賃貸、60戸、0.2ヘクタール、1968年(昭和43年)-1925年)
- 船場繊維団地(土地区画整理事業・非住宅地の宅地開発、大阪船場繊維商卸団地組合施行、2,000戸、73.0ヘクタール、1968年(昭和43年)-1972年)
- 如意谷市営住宅(公的一般の共同住宅、2中層の耐震型、24戸、0.2ヘクタール、1970年(昭和45年)-1973年)
- 箕面如意谷公団住宅(公的一般の共同住宅、中層の分譲、610戸、7.9ヘクタール、1970年(昭和45年)-1972年)
- 箕面粟生公団住宅(公的一般の共同住宅、低中高層の賃貸、2,349戸、19.1ヘクタール、1971年(昭和46年)-1987年)
- 瀬川市営住宅(公的一般の共同住宅、1中層の耐震型、64戸、0.4ヘクタール、1971年(昭和46年)-1973年)
- 新稲(民間宅地開発地・開発許可の戸建住宅、富士住研、78戸、1.0ヘクタール、1971年(昭和46年)-1973年)
- 半町(民間宅地開発地・開発許可の戸建住宅、日商岩井、708戸、1.5ヘクタール、1971年(昭和46年)-1972年)
- 西宿(民間宅地開発地・開発許可の戸建住宅、箕面市開発協会、90戸、2.3ヘクタール、1974年(昭和49年)-1977年)
- 如意谷(民間宅地開発地・開発許可の共同住宅、大京観光、235戸、2.0ヘクタール、1974年(昭和49年)-1976年)
- 北芝市営住宅(公的一般の共同住宅、2中層の耐震型、36戸、0.4ヘクタール、1975年(昭和50年)-1980年)
- 西坊島(民間宅地開発地・開発許可の戸建住宅、阪急不動産、95戸、1.8ヘクタール、1976年(昭和51年)-1977年)
- 芝(民間宅地開発地・開発許可の共同住宅、民間人個人、353戸、2.1ヘクタール、1977年(昭和52年)-1978年)
- 西小路(民間宅地開発地・開発許可の共同住宅、有楽土地、240戸、1.9ヘクタール、1977年(昭和52年)-1978年)
- 小野原(土地区画整理事業・公共団体施行、1,203戸、35.1ヘクタール、1977年(昭和52年)-1985年)
- 小野原(民間宅地開発地・開発許可の共同住宅、阪急電鉄、508戸、20.7ヘクタール、1979年(昭和54年)-1986年)
- 今宮(民間宅地開発地・開発許可の戸建住宅、大倉建設、90戸、2.3ヘクタール、1981年(昭和56年)-1982年)
- 外院南(民間宅地開発地・開発許可の戸建住宅、阪急電鉄、163戸、6.5ヘクタール、1982年(昭和57年)-1986年)
- 箕面小野原公社住宅(住宅街区整備事業、中層の分譲混在、16戸、0.1ヘクタール、1983年(昭和58年)- )
- グリーンヒル東箕面(公団住宅、公的一般の共同住宅、中層の分譲、220戸、2.3ヘクタール、1983年(昭和58年)-1983年)
- 小野原東公団住宅(区画で宅地分譲と低層分譲混在、1,040戸、30.5ヘクタール、1984年(昭和59年)-1988年)
- 石丸(民間宅地開発地・開発許可の共同住宅、藤和不動産、226戸、4.4ヘクタール、1984年(昭和59年)-1985年)
- 牧落(民間宅地開発地・開発許可の共同住宅、奥村ハウジング、270戸、2.7ヘクタール、1985年(昭和60年)-1986年)
- 箕面桜府営住宅(公的一般の共同住宅、1・2中層の耐震型、54戸、0.7ヘクタール、1987年(昭和62年)- )
- ルミナス箕面の森(公団住宅、公的一般の共同住宅、高層賃貸分、600戸、12.0ヘクタール、1987年(昭和62年)-1990年)
- 萱野(民間宅地開発地・開発許可の共同住宅、日本航空、100戸、1.1ヘクタール、1988年(昭和63年)-1989年)
- 萱野(萱野第2土地区画整理事業・公共団体施行、521戸、15.2ヘクタール、1977年(昭和52年)-1983年)
- 萱野(萱野第1土地区画整理事業・公共団体施行、259戸、7.6ヘクタール、1983年(昭和58年)-1988年)
- 川鉄ロイヤルヒルズ(民間宅地開発地・開発許可の共同住宅、川鉄商事、93戸、1.3ヘクタール、1988年(昭和63年)-1989年)
主な行事
その他
- 箕面駅の付近にはミスタードーナツ1号店が立地しており、看板等に示された「0001」の数字や店内のプレートが日本1号店であることを示している。1971年にダイエー箕面店の敷地内に店舗を開業したが、2001年にはダイエー箕面店の閉店と跡地の再開発に伴って1号店の店舗も解体された。閉店の際には周辺住民から1号店の復活を望む嘆願を多数寄せられたミスタードーナツ本部が復活を約束し、2004年からは跡地に建設されたマンションの1階で約束通りに営業を再開している。
- 同市小野原にあるケンタッキーフライドチキン小野原店は、日本のKFC店舗において唯一フライドチキンの食べ放題を実施している店舗である。
- 箕面市にある平尾鉱山で2012年に発見された鉱物に、市名に因んで箕面石 (Minohlite) という名称が付けられている。産地の平尾鉱山では、2006年により大きな行政区画である大阪府に因んだ大阪石 (Osakaite) が発見されている。
関連項目
脚注
外部リンク
- 箕面市ホームページ みどりと子どもを育むまち(公式サイト)
- 撮れたて箕面ブログ(公式ブログ)
- 部長ブログ@箕面市役所(公式ブログ)
- まちの情報箱みのおドットネット(ポータルサイト) - みのおエフエム、箕面商工会議所
- 箕面市(関西デジタル・アーカイブ) - (財)関西情報・産業活性化センター
- ↑ 箕面市サル餌やり禁止条例(条例第五十号) - 箕面市(2009年9月30日付、2010年11月24日閲覧)
- ↑ 箕面市サル餌やり禁止条例制定について(パブリックコメント実施結果) - 箕面市(2009年5月22日付、2010年3月1日更新、同年11月24日閲覧)
- ↑ 3.0 3.1 サルへの餌やりは過料1万円 大阪・箕面市が禁止条例 - asahi.com(朝日新聞社、2009年9月25日付、2010年11月24日閲覧)