大阪府立箕面高等学校
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テンプレート:日本の高等学校 大阪府立箕面高等学校(おおさかふりつ みのおこうとうがっこう)は、大阪府箕面市牧落四丁目にある公立高等学校。
概要
大阪府箕面市南部に位置し、その所在地は箕面市と豊中市のほぼ境界上である。
中学生の生徒増と高校進学率上昇を背景として、団塊の世代が入学する1963年に府立高校9校が増設され[1]、そのうちの1校として開校した。設置学科は普通科で、1992年には国際教養科2クラスを併設している。アメリカ・オーストラリア・ドイツなどさまざまな国から留学生・帰国生等を受け入れ、ハットバレー高校と姉妹校提携、大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)と高大連携を結ぶなど国際交流を重視した教育を行っている。2006年には、関西大学・マヌカウ工科大学(ニュージーランド)との高大連携を締結した。
大阪外国語大学との高大連携教育は具体的には、本校の生徒が大阪外国語大学の指定科目を受講し、それが高等学校卒業に必要な単位として認められているというシステムである。これは国際教養科の生徒だけでなく普通科の生徒も受講し単位を取得することができる。二年時から大学受験を意識したクラス編成となり、国際系・文科系・理科系・医薬看護系等のクラス編成を行う。
服装等は露出が多いものや華美なもの、靴はサンダルやミュールなどが禁止されているものの、古くから私服通学が認められるなど生徒の自主性を重んじている。
約8割の生徒が部活動に参加している。水泳部、アメフト部、ハンドボール部、ワンゲル部などは近畿大会、全国大会、インターハイ等へ頻繁に出場している。
沿革
- 1961年3月 - 定例府議会にて新設高校増設決定。
- 1963年4月 - 大阪府立箕面高等学校開校。
- 1992年4月 - 国際教養科2クラス新設。
- 2001年9月 - ハットバレー高校(ニュージーランド)と姉妹校提携。
- 2002年3月 - 大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)との連携協定調印。
- 2002年9月 - 創立40周年記念事業として校内に「光楓会室」を設置
- 2006年6月 - 関西大学との高大連携協定調印
- 2006年8月 - ニュージーランド・マヌカウ工科大学との高大連携協定調印
- 2007年8月 - オーストラリア・マッコーリー大学との高大連携協定調印
- 2008年3月 - 関西学院大学との高大連携協定調印
- 2008年3月 - 大阪大学との高大連携協定調印
出身者
- 立田恭三 - 読売テレビアナウンサー(39期)
- 渡辺慶 - グレートチキンパワーズ・作家・脚本家・元タレント(29期)
- 北原雅樹 - グレートチキンパワーズ・タレント(29期)
- 矢井田瞳 - シンガーソングライター(32期・国際教養科)
- 有馬隼人 - アメフト選手・元TBSアナウンサー(31期)
- 椎名高志 - 漫画家(19期)
- 八木美香 - タレント(19期)
- 桂九雀 - 落語家(14期)
- 金菱清 - 東北学院大学 准教授
- 葛城ゆい - 女優・宝塚歌劇団
- 御織ゆみ乃 - 振付家・宝塚歌劇団
- 尾崎礼香 - グラビアアイドル(44期)
- 梅田澪理 - アナウンサー(44期)
交通
脚注
- ↑ 枚方市史編纂委員会「枚方市史別巻」623頁,1995年3月31日