クイズ$ミリオネア
テンプレート:内容過剰 テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『クイズ$[1]ミリオネア』(英称:WHO WANTS TO BE A MILLIONAIRE)とは、フジテレビ系列で放送されていたクイズ番組である。現在は特別番組として不定期で放送されている。通称は『ミリオネア』。司会はみのもんた。番組内で使われる「ファイナルアンサー!?」は流行語になり社会現象にもなった。
概要
『クイズ$ミリオネア』は、英国のITVで放送されているクイズ番組『フー・ウォンツ・トゥ・ビー・ア・ミリオネア(Who Wants to Be a Millionaire?)』の日本版[2]である。ミリオネア(Millionaire)とは「百万長者」「大富豪」の意。番組のロゴマークおよびタイトルは、英国版に準拠している(2011年の特番までは「¥」を象ったデザインが組み込まれていた)。フジテレビで本番組が放送される以前には、日本テレビ系の『世界まる見え!テレビ特捜部』で他国版が紹介されたことがある。
日本版は2000年4月20日、フジテレビ系列で放送が開始された。当初は毎週木曜日19:00 - 19:53に放送。2001年4月から2007年3月29日まで毎週木曜日19:00 - 19:57にレギュラー放送された。フジテレビ系列の無い山口県ではテレビ山口(TBS系列)で日曜日15:54 - 16:52に放送されていた。
2007年3月29日放送分で7年間にわたったレギュラー放送が終了。その後はエキシビションマッチがメインの特番として放送されている(詳細は後述)。
司会はみのもんた。みのは『愛する二人別れる二人』がやらせ問題で打ち切りになって以降約5か月ぶりのフジテレビレギュラー出演[3]。
番組の構成(開始当初)
毎回(レギュラーマッチ)、予選を勝ち抜いた一般視聴者10名(通常は18歳以上)が出演。「早押し並べ替えクイズ」で最も早く正解できた人が、司会のみのもんたの出題するクイズに挑戦する。フジテレビV5スタジオで収録されていた。
特別番組
年に数回(年末年始、4月上旬、10月上旬と、その他の時期に1 - 2回)、一般出場者を出演させずに主にタレント、スポーツ選手などの著名人のみが出演するスペシャルが放送されていた。「早押し並べ替えクイズ」が行われる場合もあったが、それを行わずいきなりみのと対戦する「エキシビション・マッチ」の方式がとられていた。2006年はレギュラー放送でも「エキシビション・マッチ」が行われていた。
番組の変遷
放送開始から数回は20秒ほどのオープニング映像が存在した。スタジオ・みのもんた・観客の様子が、CG加工で次々と切り替わっていくものである。なお、この映像は2002年にも数回再び使用された。
放送第1回目の「第1問」は以下のとおり。番組初の挑戦者の女性はQ11NGで100万円獲得だった。[4]
現在の日本の総理大臣は誰?(2000年当時) | |
---|---|
・ A: 森鴎外 | ・ B: 森喜朗 |
・ C: 森進一 | ・ D: 森光子 |
2000年7月13日の最終ピリオドで番組初の最終問題挑戦者が誕生した[5]。
Q15 TRIAL\10,000,000 | ||||||
| ||||||
答え:C |
挑戦者の女性が最終問題の1000万円に挑戦したが「同じような国ばかりですよね」と呟きながら悩んだ末、ドロップアウトを宣言、その後の最終確認でCのノルウェーを選択した。「ファイナルアンサーのノルウェーだとしたらば……正解!!。イャァ、すばらしかったのになあー。でもあなたは見事にこの750万をゲットしました、これをお渡しします。」と750万円の小切手を渡し、会場が騒然とする中番組が終了した。[6]
芸能人の参加
放送開始から半年ほどは一般出場者のみの出演だったが、2000年8月17日放送の芸能人大会2時間SPが放送された。芸能人16名(もっと少ないこともあった)が出場し、事前に行った筆記試験の上位10名がV5スタジオにて並べ替えクイズに挑戦。11位以下の人は1人の挑戦終了後、筆記試験の成績が良い順に1人補充、本選に参加できた。また、V5スタジオ挑戦者+補欠ルーム残留者全員でセンターシートを目指す「シャッフルチャンス」が設けられたり、「延長戦」で2週完結の放映や、2部構成で早押し並べ替えクイズ全員参加の大会もあった。
20.2%[7]の高視聴率を記録したことを受け、レギュラーマッチにも同年10月26日放送分からは一般出場者10名に加えて著名人3名が出場。補欠扱いで、予選筆成績の良い順に1人補充、本選に参加出来た。これも特番同様、ゲームの進行上と放送時間により成績不振者は試合終了のサイレンが鳴って置き去りになった。2位と3位が置き去りになることもあった。当初は残留者にも予選筆記試験成績が表示されていた。ただし、その回にセンターシートに進出できなくても、SP、EXなどでリベンジを果たしたゲスト挑戦者も多数いた。
一般参加の終了
2006年2月ごろより正解した時の賞金表示や、オーディエンスのアンケート結果の棒グラフ等のCGが若干変更された。また、解答席のモニター画面の問題・選択肢の配置が従来は画面下だったのが画面上(目線の高さ)に変更された。
次第に、一般出場者10人と著名人3人が参加する本編の時間が短縮され(末期は2週完結)、著名人が早押し並べ替えクイズ無しでストレートにセンターシートで挑戦出来る「エキシビション・マッチ」に時間が割かれるようになり[8]、2006年7月27日放送分をもって、一般出場者の参加が終了した(例外として、その後視聴者参加企画で2006年8月31日放送「第4回新婚カップル大会」、2007年3月15日放送「第5回年度末借金返済大会」を開催)。
「エキシビション・マッチ」中心の放送の頃、2006年8月31日の「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送・NRN系列)のコーナーでネタにされた。
2006年10月19日から
「早押し並び替えクイズ」が復活し11人の芸能人が挑戦する形式になった。ボタンと解答表示が大型化した。筆記試験の成績の上位順にスタジオでクイズに挑戦出来るのは今までと同じだが、2位通過者からハンディキャップとして、早押し並べ替えクイズにおいて、実際に解答したタイムから0.5秒ずつ加算された。
さらに筆記試験最下位(11位)は、+5.0秒のハンディを背負うだけでなく、第2ピリオドからの参加になった。第2回芸能人夫婦大会(同年11月16日&23日放送)でも9組の夫婦が出場して、V5スタジオには8組分(計16席)の解答席しか用意されていなかったので、最下位カップル(薬師寺保栄)は第2ピリオドからの挑戦となった。放送は前編・後編の2週完結で、2007年3月8日放送分まで続いた。
この時期から、番組終盤の次回予告のナレーションで「お暇なら見てねー」としていたものを、「お暇を作ってでも見てねー」に数回変更した。最末期の2007年に入ってからは、問題の答え・解説(STUDY!)をスタッフクレジットのスクロールと同時に行うようになり、やらなくなった。
レギュラー番組の終了
2006年夏ごろから視聴率が低下し1桁の回も出るようになった。それでも平均2桁をキープしていたが、『頂点をきわめた者たちの死闘スペシャル』(2007年1月2日放送)は、正月のエキシビション・マッチ特番にも関わらず8.2%の視聴率にとどまった。
レギュラー番組終了の第一報は日刊スポーツ(同年1月25日付)にて、みのもんたの顔写真と「残念!」と言うふきだしとともに発表。同年3月29日放送分で終了。7年間のレギュラー放送にピリオドを打った。新聞のテレビ欄等には最終回とあったものの、放送ではいつもの「エキシビション・マッチ特番」のエンディング(挑戦者インタビュー)と変わらず、レギュラー放送終了の挨拶は無かった。
2007年4月19日からは後番組として当初金曜深夜枠の『メントレG』が予定されていたが、後に番組内容捏造に伴う『発掘!あるある大事典II』の打ち切りを受けて日曜21時枠に移動、代わって『まるまるちびまる子ちゃん』が後番組となった。
また、遅れネット(番販購入)で放送していたテレビ山口では、フジテレビ系でのレギュラー放送終了後もレギュラー放送版を放送していたが、2007年6月24日の放送をもって終了した。なお、こちらの後番組は『メントレG』である(2007年7月8日放送開始)。
レギュラー終了後の特番
放送日 時間 |
タイトル | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|
2007年5月3日 木曜19:00 - 20:54 |
日本一の親子頂上決戦SP | 11.0% | まるまるGWクイズ検定枠内で放送。 |
2007年7月5日 木曜19:00 - 20:54 |
調子に乗りまくっている芸能人大集合SP | 13.1% | |
2007年8月30日 木曜19:00 - 20:54 |
さよなら夏休み!人気者がお台場に大集合SP | 13.1% | 2年ぶりに「子供大会」ルールが実施された。 |
2007年9月23日 日曜19:00 - 20:54 フジテレビ系フルネット局のみ同時ネット |
この秋最強の切れ者が大集合SP | 11.5% | 20時台のTBS「どうぶつ奇想天外!」(みのが司会)は、「DOORS 2007」の放送のため休止。「DOORS 2007」は17.5%だった。 テレビ大分とテレビ宮崎は日本テレビの番組をネットするため放送せず。 |
2007年12月23日 日曜19:00-20:54 フジテレビ系フルネット局のみ同時ネット |
10問で賞金2000万円! スーパー$ミリオネア今夜発進SP |
9.2% |
18.6%…18:30 - 20:54 M-1グランプリ2007(テレビ朝日) |
2008年3月27日 木曜19:00-20:54 |
スーパー$ミリオネア2008年春!みのもんた絶体絶命SP | 11.7% |
17.8%…19:00 - 19:30 NHKニュース7(NHK総合) |
2008年9月18日 木曜19:00 - 20:54 |
クイズ$ミリオネア みのVS世界のたけし!空前絶後の直接対決SP | 13.3% |
約半年振りの特番。 |
2008年12月9日 火曜19:00 - 20:54 |
カスペ!・クイズ$ミリオネア 旬な男たちが大集合SP | 10.1% |
緊急生放送。つるの剛士、石井慧、春風亭小朝、八代英輝の4人の挑戦を生放送で実施。八代のQ13の問題を読み上げている途中で時間になり、中途半端な形で番組が終了した。八代の続きは2009年1月30日の「金曜プレステージ」枠で放送された。 |
2009年1月30日 金曜19:00 - 21:49 テレビ宮崎・東海テレビ・関西テレビ・岡山放送以外のFNS同時ネット |
金曜プレステージ・クイズ$ミリオネア最強頭脳が再集結!生であの人も参戦SP | 14.7% | テレビ宮崎は日本テレビの番組をネットするため放送せず。19時台はローカル枠で別番組を放送したため、東海テレビ・関西テレビ・岡山放送は19:57に飛び乗り。19:00 - 20:15はVTR(飛び乗りポイントがある)、20:15からは生放送となった。この時も太田光のQ14で正解した時点で番組が終了。この続きは2009年4月1日(水)の22:00 - 23:18に放送された。 |
2009年9月15日 火曜19:00 - 20:54 |
カスペ!・クイズ$ミリオネアクイズも政権交代!?新ルールにエリート集団が挑戦SP | 13.0% | 新ルールが導入された。みのが問題を読み終えてから1問目 - 9問目までは30秒、10問目 - 12問目までは1分、13問目 - 15問目までは3分以内に答えなければいけない。ただし、ライフライン使用時はロスタイムとして時計が止まる。北海道文化放送は、j北海道日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの野球中継のため、9月19日に放送。 |
2010年3月9日 火曜19:00 - 20:54 |
カスペ!・クイズ$ミリオネア新世代からの挑戦SP | 15.3% | 前回と同じく時間制限のルールが適用されたが、1問目 - 5問目は15秒、6問目 - 10問目は30秒、11問目と12問目は1分、13問目と14問目は2分、15問目は3分に変更された。このルールが導入されて初めての1000万円挑戦者が出現した。(後述)また、レギュラー放送終了後の特番での最高視聴率となった(関東地区)。関西地区の視聴率は17.0%だった。 |
2010年12月7日 火曜19:00 - 20:54 |
カスペ!・クイズ$ミリオネア清原が人生初のクイズで番長の目にも涙!?SP | 13.0% | 約9ヶ月ぶりの特番。 |
2011年3月31日 木曜19:00 - 20:54 |
クイズ$ミリオネア(春のSP) | 9.8% | 約3ヶ月ぶりの特番。今回は収録後の3月11日に東日本大震災が発生した為、「東日本大震災チャリティーマッチ」という名目で賞金総額600万円は全額寄付に回された。視聴率は2007年12月23日放送分以来の1桁台となってしまった。 |
2013年1月2日 水曜18:30 - 21:30 |
新春クイズ$ミリオネア 大復活SP | 6.8% | 約2年ぶりの特番。テレフォン、オーディエンス、50:50の他に新たなオプションが加わるとのうわさもあったが、ビートたけしがテレフォンのみ3回とするよう依頼するに留まった(その後、1つをオーディエンスに変更して使用)。またインターネットを通じてクイズに同時参加できる「プレイ・アロング・ゲーム」を実施[9]。一時的に行った時間制限ルールはこの回から廃止された。更に、問題出題やスタジオ、番組ロゴマークのレイアウトが青系に一新された。 |
ルール
概要は以下のとおり。
- 解答者の中から「早押し並べ替えクイズ」で挑戦者を1人(1組)選ぶ。
- 挑戦者は司会者が出題する四者択一(4択)方式による全15問のクイズを答えていく。
- 勝ち抜き制で途中、1問でも間違えるとその時点で終了。その時点で獲得した賞金は保証分を残し失われる(保証分は5問目正解で100,000円、10問目正解で1,000,000円)。
- 「ライフライン」という3種類の救済措置があり、各1回ずつ使用できる。1つの問題に対して複数のライフラインを使う事も可能。ライフラインの詳細は後述。
- 答えがわからない場合、もしくはこれ以上挑戦の必要がないと判断した場合、「ドロップアウト」を宣言することで挑戦終了となり、その時点での賞金を全額持ち帰ることができる。
- クイズ終了後、解答者は司会者から獲得賞金分の小切手を受け取り(ただし、11問以上正解した場合のみ)、スタジオを退場する。
予選
この番組は世界的に視聴者参加クイズ番組であり、レギュラー放送で著名人が登場するのは日本版だけである。
- 出演者の募集は、番組内で告知される応募受付専用の電話窓口(24時間受付)と、番組の公式ウェブサイトで受け付けていた。
- 電話窓口は自動音声ガイダンスになっていて、最初にみのもんたの音声で4択エントリークイズが1問出題される。ここでクイズを間違えてしまうと、不正解を告げるメッセージとともに電話が切られてしまう。クイズに正解すれば、住所・氏名・年齢・電話番号を音声で吹き込んで応募することができる。
- ウェブサイトからの応募ではクイズに答える必要はないが「1,000万円の使い道」を記入する必要がある。この内容は選考に使われ、内容によっては予選落ちになってしまう場合もある。
- 応募後、抽選に当選すると、日本テレワークの番組スタッフより電話がかかり(不在の場合は留守番電話に折り返しの連絡先が吹き込まれるので、こちらから折り返し連絡することが可能)、その場で2次予選が行われる。
- 2次予選では、職業や過去の予選参加の有無など、簡単なプロフィールを聞かれたのち、一問一答(4択ではない)によるクイズが10問され、口頭で答える。予選を通過するには、一定以上の正解を答えなくてはならない。
- 2次予選のクイズを始める際に、あらかじめ「誰かに答えを聞いたり、調べたりしている素振りがあった場合はその場で即失格となる」という注意を受ける。
- 2次予選を通過すると、その場で合格が宣言され、選考会の案内を受けることができる。不合格だった場合も、その場で不合格を宣言され、その際に半年間(もしくは1年間)は予選に参加できないことを通告される。
- 選考会は、天王洲アイルのフジテレビ本社の別館内にある、日本テレワーク社内で行われる(交通費・宿泊費は全額自己負担)。ここで4択クイズ100問の筆記試験、詳細なプロフィールの記入、面接を行う。この選考会を通過すれば、晴れて番組に出場することができる。
- 選考会の結果通知は「1-3か月」もしくは「半年以内」に行いますとアナウンスされる。
- 出場者の応募受付は、2006年7月以降、電話・ウェブサイトともに中止した。2006年10月からは芸能人挑戦者のみ出演となり、視聴者参加の形式は取り止められた。この後、一般参加者の募集が行われたのは、2007年2月1日放送分の番組最後に行われた「第5回・借金返済大会」(同年3月15日に放送)の募集のみである。
早押し並べ替えクイズ
スタジオで行われる本選では、センターシート(解答席)の周囲に座っている挑戦者(最初は10人、1人ずつ抜けていく)で、4つの選択肢を順番に並べ替えるクイズに挑戦する。このクイズは手元のボタンで解答し、全員が回答した後に、正解者全員の名前と解答タイムを発表する。このときに、正解者の中で一番早く解答した挑戦者がセンターシートでのクイズの挑戦権を獲得する。全員不正解の場合は、違う問題を出題して仕切り直す。本選に出場することができても、放映時間終了までにこのクイズを通過しなければ、最後までセンターシートに座ることはできない。
クイズの詳細ルール
- クイズの解答を口頭で答えると、司会者に「ファイナルアンサー?」と返される。解答を確定させるには、これに対し「ファイナルアンサー」と宣言する必要がある(後述の「ドロップアウト」宣言時も同様の流れである)。
- ファイナルアンサーを宣言するまでは、解答は何度でも言い直すことができる。
- クイズの解答に自信がある場合などは、「Bの○○でファイナルアンサー!」といったように、司会者の返しを待たずにいきなりファイナルアンサーを宣言することもできる。これは易しい問題でよく行われる
- ファイナルアンサーを宣言するまで、後ろを振り返ることは禁止されている。しかし、このルールは厳格に適用されてはいなかったようで、このルールで失格となった解答者は今のところ存在しない。
- クイズの解答での制限時間は2009年1月30日放送分の「金曜プレステージ・クイズ$ミリオネア最強頭脳が再集結!生であの人も参戦SP」までは一切なかったが、2009年9月15日放送分の「カスペ!・クイズ$ミリオネアクイズも政権交代!?新ルールにエリート集団が挑戦SP」からは、1問目から10問目までは1問あたり15秒間、11問目と12問目は1問あたり1分間、13問目から14問目は1問あたり2分間、15問目は1問あたり3分間の制限時間が設けられ、解答者はこの制限時間内に答えなければならなくなったことがあった。(但しライフライン使用中を除く)2013年1月2日放送からはそのルールは廃止された。
ライフライン
答えが分からない、もしくは自信がない場合などのために、ライフラインという3つの救済措置がある。使えるのは全問を通して1度ずつに限られるが、1問中に複数のライフラインを使用することは可能である。
- フィフティ・フィフティ (50:50)
- 4つの選択肢のうち、誤っているもの2つをコンピュータが選び、消去してくれる。もちろんその結果、選択肢は二者択一(五分五分)となる。
- 使う直前にみのが「どれとどれで迷ってますか?」と尋ねて来ることがよくあるが、そこで答えた2つが残ってしまうことがよくみられる(もちろん、逆に両方とも消されたり、都合よく選択肢が残ることもある)。
- テレフォン
- 解答者本人があらかじめ指名し、スタジオ外にスタンバイしている協力者4人(テレフォンブレーン 以下TB)に電話をかけ、30秒間相談することができる。TBは資料などを使って解答を調べても構わない。ただし、問題の内容も解答者自身がすべて口頭で伝えなければならないため、解答者が焦って早口になってしまい問題の内容がなかなか伝わらなかったり、最終的に答えが出ないまま時間が足りなくなることがしばしばある。
- 前述の通り資料などを調べることは可能で、もちろんパソコンでウェブサイトを検索するのも認められているが、実際にパソコンが使用される例はあまりない。実際に検索しても、関係のない検索結果ばかり表示され、間に合わなかったといった例もある。
- なお、番組中では触れてはいないが、TB側の受話器にスピーカーなどを接続してTB側全員に聞こえるようにする行為(フッキング)は禁止されている。電話の声を直接聞けるのはTBの4人のうちの1人のみである。
- 原則としてTBは、テレフォンが使用されないと画面に映ることはないが、TB未使用で終了(ほとんどが不正解による)した場合でも、数秒間だけ残念がっている姿が映されることもある。
- オーディエンス
- その問題の答えをその場で観客全員に投票してもらい、棒グラフによる投票結果を見ることができる。もちろん、一番得票数の高い選択肢が必ず正解とは限らない。前半の比較的易しい問題では、正解の選択肢に圧倒的(80%以上)に票が集まり易い。
- 難問が多い後半では票が大きく割れることもあり、最多票を裏切ったり、最多票を答えて不正解退場になるケースも少なくない。また、前述のフィフティ・フィフティを先に使って答えを2択にした後にオーディエンスを使用するケースもあるが、消された2択のボタンを観客が押してしまい、「無効票」が発生したこともある。
ドロップアウト
出題された問題がどうしても分からない場合、答える前に「ドロップアウト」を宣言すると、その時点でクイズをやめることができる。この場合、獲得した賞金を全額持ち帰ることができる。たとえば、14問目(750万円)の問題でドロップアウトをした場合、直前に正解した13問目の賞金額(500万円)を獲得できる。
ドロップアウトは問題と選択肢を見てから宣言ができる。よって問題の後半でライフラインを使い切ってる状態で難問が出され、勘に頼るしかない状況になったために誤答により賞金が減少するのを避けるために宣言する使われ方がほとんどである。また、ライフラインを使った問題でドロップアウトすることもできる。ドロップアウトが確定した後のお約束として、ドロップアウトせずにその問題に答えた場合の選択肢をみのが尋ねる。ドロップアウトしてよかったことがほとんどだが、もちろん実は正解していたというケースもある。
なおミリオネアの本家イギリスやアメリカ等の英語圏では、「ドロップアウト」ではなく、ウォークアウェイ(Walk Away)と称されている。
「スーパー$ミリオネア」の変更点
- 問題数が15問から10問に短縮された。
- 最高賞金は第1回は2000万円だったが、低視聴率の影響で1000万円に戻された。
- 5問目までは四択方式、6問目以降は二択方式。その為、ライフラインの「50:50」が、6問目以降は使用できなくなった。
- 「ドロップアウト」に関しては8問目からの問題以降は使用が禁じられる(マネーツリーに記載されている額はあくまでも便宜上のもの)。
- 賞金システムは、保証金が廃された為、何問目で誤答しても0円退場となる。
「みの溜め」などの演出
出題される問題が易しい序盤のうちは、どんなに解答者が迷ってもみのはすぐに正解の発表を行うが、後半の問題となり難しくなるにつれて正解の発表をあえて遅らせて解答者の動揺を誘う演出が行われる(問題の正解は「ファイナルアンサー」決定直後に知らされる)。これは通称「みの溜め」(この用語は番組内のナレーションでも用いられている)と呼ばれ、あとの問題になるほど溜める時間が長くなっていく。特に最終問題では流れ続けていたBGMが一旦止まり会場も静寂に包まれ、「みの溜め」の時間はより一層長くなる(放送中期頃まではこの演出は無し)。例外として序盤でも5問目以下の不正解による「0円退場」を宣告する場合や、解答者が自信のない解答を行った場合にもこの「みの溜め」が多く用いられる。最高記録では2001年8月2日放送分で、第4ピリオドの女性挑戦者が最終問題のファイナルアンサーを宣言したあと67秒も溜めている(放送では33秒に編集された)。また生放送で進行する場合は放送の特性上CMを挟む部分があり、溜めたままCMに移行し明けてから発表という形式もあり、溜める時間はこれより長くなるパターンがある(2分以上)。
他国版では何問目であろうと司会者が溜めることがない国も見られる。この演出についてはみの曰く「間がないと1時間もたない為、あえて間を作ってみたところイギリスから指導に来ていたプロデューサー3人が気に入ってくれ、あの形となった」とのこと[10]。また、前述のようなBGMが一旦止まり会場を静寂に包む演出は他国版にない日本独自のものである。
賞金100万円以降の問題では、ファイナルアンサーを宣言した直後にみのが「では、この○○万円には戻れません」(もうドロップアウトできず、正解か不正解のどちらかであるという意味)と言いながらドロップアウト分の小切手を破く[11]演出もあり、「みの溜め」と共によく用いられた。みのはこの演出のために、番組出演中はスーツの内ポケットに小切手を何枚も忍ばせている。またこの状態でCMに入ることがあり、視聴者にも緊張感を与えるが、放送終了時間間近だと不正解だと容易に推測できる(ただし、初期の半年程度は週またぎの挑戦が認められていて、挑戦中に放送時間切れのサイレンが鳴った場合は、翌週の放送でその続きから挑戦できていた)。
その他
- センターシートの後ろには応援席があり、そこにクイズの成り行きを見守る応援者を原則1名会場に呼ぶことができる。
- 放送初期は放送終了時刻になっても解答者の挑戦が続いていた場合、そこで中断し次回に続きを放送していたが、中期以降は行わなくなり、最後まで放送できるように編集で調整されていた。挑戦者一人のために後に完全版を放送したこともあった。
- 放送中期以降は答えを間違えない限り、難易度の低い序盤の問題(特に5問目まで)はダイジェスト映像により大きく省略した形で放送されることが多かった。
- 賞金限度額は民放連の自主規制により一人につき200万円までと定めているが(オープン懸賞の限度額は2006年4月に撤廃している)、この番組では前述のライフライン「テレフォン」のためのTB4人をあわせ5人で賞金上限1,000万円としている。また1,000万円獲得しても税金を差し引かれるので確実に手元に1,000万円を獲得出来るわけではない[12][13]。
- 15問全てに正解すると天井から銀色の紙吹雪が大量に降り(全世界共通)、賞金10,000,000円を獲得できる。獲得の瞬間、画面下に「○○(解答者名)(改行)MILLIONAIRE」のテロップが出る。ダブルスでミリオネアが誕生した際は、2名分名前が表示された。
- 堀内健が出演した際、一度だけ「ファイナルアンサー?」の問いに対して「ファイナルアンタ!」と叫んだことがあった。
マネーツリー
正解数と獲得賞金一覧。
クイズ$ミリオネア
Q | レギュラー | 2001年 正月SP |
2002年 正月SP |
子供大会 2013年 大復活SP 小学生ルール |
2003年 小学生 大会 |
---|---|---|---|---|---|
15◆ | ¥10,000,000 | ¥20,000,000 | ¥30,000,000 | ¥1,000,000 | ¥500,000 |
14◆ | ¥7,500,000 | ¥15,000,000 | ¥20,000,000 | ¥750,000 | ¥400,000 |
13◆ | ¥5,000,000 | ¥10,000,000 | ¥500,000 | ¥300,000 | |
12◆ | ¥2,500,000 | ¥5,000,000 | ¥250,000 | ¥200,000 | |
11◆ | ¥1,500,000 | ¥2,000,000 | ¥2,500,000 | ¥150,000 | |
10◆ | ¥1,000,000 | ¥100,000 | |||
09◆ | ¥750,000 | ¥75,000 | |||
08◆ | ¥500,000 | ¥50,000 | |||
07◆ | ¥250,000 | ¥25,000 | |||
06◆ | ¥150,000 | ¥15,000 | |||
05◆ | ¥100,000 | ¥10,000 | |||
04◆ | ¥50,000 | ¥5,000 | |||
03◆ | ¥30,000 | ¥3,000 | |||
02◆ | ¥20,000 | ¥2,000 | |||
01◆ | ¥10,000 | ¥1,000 |
スーパー$ミリオネア
Q | 第1回 2007年12月23日 |
第2回 2008年3月27日 |
---|---|---|
10◆ | ¥20,000,000 | ¥10,000,000 |
09◆ | ¥15,000,000 | ¥7,500,000 |
08◆ | ¥10,000,000 | ¥5,000,000 |
07◆ | ¥5,000,000 | ¥2,500,000 |
06◆ | ¥2,500,000 | ¥1,500,000 |
05◆ | ¥1,000,000 | |
04◆ | ¥500,000 | |
03◆ | ¥250,000 | |
02◆ | ¥100,000 | |
01◆ | ¥10,000 |
記録
肩書きはいずれも当時。
1,000万円獲得者
特番で登場した人はレギュラー放送の出場者とは別モノの扱いとなっており、1,000万円獲得の人数もそれぞれ別々にカウントされている。
一般挑戦者
放送日 | 代 | 氏名 | Q15でのライフライン | 備考 |
---|---|---|---|---|
2000年7月27日 | 初代 | 男性K(一般の仮名) | 50:50→テレフォン | 2000年末に『パネルクイズ アタック25』年間優勝[14] |
2000年8月10日 | 2代目 | 永田喜彰 | Q14で終了 | 2者連続。[15]『史上最大!第13回アメリカ横断ウルトラクイズ』準優勝、『FNS1億2,000万人のクイズ王決定戦!』2度優勝 |
2000年11月2日 | 3代目 | 女性I | Q13で終了 | 1998年に『パネルクイズ アタック25』優勝(緑一面のパーフェクト達成)、女性初 |
2001年2月15日 | 4代目 | 能勢一幸 | Q11で終了 | 『史上最大!第15回アメリカ横断ウルトラクイズ』優勝、21世紀初 |
2001年12月13日 | 5代目 | 女性S | Q11で終了 | レギュラー・スペシャル含め約10か月ぶり |
2002年6月27日 | リベンジSP | 男性K2 | Q13で終了 | 2度目の再チャレンジ |
2002年8月1日 | 6代目 | 女性E | 50:50 | 50歳代初 |
2002年11月14日 | 7代目 | 女性N | Q13で終了 | この回の3人目の男性も、最終問題まで進んだが誤答した |
2003年5月8日 | 8代目 | 女性M | Q12で終了 | |
2005年4月28日 | 9代目 | 男性K3 | Q14で終了 | レギュラーでは約2年ぶり |
2005年5月26日 | 10代目 | 男性H | Q13で終了 | 60歳代初(女性Eを含めれば2人目) |
2006年6月29日 | 11代目 | 女性N2 | Q12で終了 | レギュラーでは約1年ぶり |
2006年7月27日 | 12代目 | 女性O | Q14で終了 | レギュラー最後。 |
子供大会
「夏休み恒例企画」として実施、本大会では原則として18歳未満の児童は参加できないため、出場したいと言う小学生の視聴者のために用意された。個性描写は健在であり、「残念~!!」(誤答)の瞬間に泣き出す挑戦者もいた。2001年には中学生大会も行われていた。この大会には落合福嗣も出場している。
放送日 | 代 | 氏名 |
---|---|---|
2001年9月6日 | 初代 | 男子K(一般小学生の仮名) |
〃 | 2代目 | 男子M |
2003年9月4日 | 3代目 | 女子T |
〃 | 4代目 | 女子K |
2004年8月26日 | 5代目 | 男子O |
芸能人挑戦者
センターシートに着席した芸能人挑戦者を対象。最高記録のみ記載。カッコ内の数字は、センターシート着席挑戦回数。なお、エキシビションマッチが多数開催されるようになってから、100万円獲得者が増加した(一部除く)。問題難易度は一般と比較し簡単になっている。
1,000万円(小学生は100万円)獲得者
放送日 | 区分 | 氏名 | サポーター | TB (判明できる人のみ掲載) |
ライフライン | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2000年11月23日 (&11月30日) |
SP | 馳浩 | ? | 政策担当秘書ほか3名 | Q13で終了 | 芸能人大会初・著名人としては世界初[16] |
2003年9月18日 | RE | 鈴木大地 | ? | ? | Q13で終了 | 唯一の補欠ルーム通過者 |
2004年1月2日 | EX | 新庄剛志 | 坪井智哉 | 岩本勉 山田勝彦 木元邦之 伊達昌司 |
Q13で終了 | 鉛筆を2回転がして2回連続で出たCを選択し、それが的中するという奇跡が起きた |
2004年12月30日 (&2005年1月12日) |
EX | 堀江貴文 | 佐々木恭子 | ライブドア社員4名 | Q14で終了 | ※3賞金全額寄付 |
2004年12月30日 (&2005年1月12日) |
EX | 細木数子 | 西城秀樹 | 事務所スタッフ | 50:50 | ※2、※3賞金全額寄付 |
2005年4月7日 | EX | 堺正章 | 小堺一機 | 原口あきまさ、はなわ、 ビックスモールン |
Q13で終了 | 芸能人初 |
2005年4月7日 | EX | 田中康夫 | 菅原文太 | 田中知事の両親他2名 | テレフォン | 参議院議員(1期) (放送当時)都道府県知事初 |
2005年7月21日 | RE(SP) | 柏木由紀子 大島花子 |
? | ? | Q12で終了 | 唯一の芸能人ダブルスミリオネア |
2006年1月2日 (&1月16日) |
EX | 小泉孝太郎 | 武豊 | 小泉純一郎の弟・正也、他3名 | ? | この回の4人目横峯さくら、5人目渡哲也、8人目北村晴男弁護士もミリオネア・リーチだった(結果は渡がDO■、他はNG) |
2006年3月23日 (&4月20日) |
EX | 浅野ゆう子 | 森口博子 神田川俊郎 |
宇梶剛士、他3名 | テレフォン →50:50 |
※2、女優初 この回の3人目津川雅彦もミリオネア・リーチだった(結果NG) |
2006年9月14日 | EX(RE) | 為末大 | 乙武洋匡 | 出版社の編集部 | Q14で終了 | スポーツ選手では2年ぶり |
2006年10月5日 | EX | 坂東三津五郎 | 池上季実子 林家正蔵 |
長男・坂東巳之助他、弟子3名 | Q14で終了 | 歌舞伎界初 |
(2006年10月19日) &10月26日 |
RE | デヴィ夫人 | カルーセル麻紀 | 事務所スタッフ | テレフォン | ※2、セレブ初 |
2007年2月15日 (&2月22日) |
RE | 紺野美沙子 | 大空眞弓 | 事務所スタッフ | Q14で終了 | レギュラー放送最後。 この回の6人目長井秀和もミリオネア・リーチだった(結果はNG) |
2007年7月5日 | EX | 谷原章介 | 小池栄子・矢沢心・三浦理恵子 | 『山おんな壁おんな』ドラマスタッフ | Q14で終了 | レギュラー放送終了後の特番初。 この回の6人目、浅野史郎もミリオネア・リーチだった(結果はNG) |
2008年3月27日 | SPM | 富司純子 | 常盤貴子 山本耕史 |
『眉山』ドラマスタッフ | Q09で終了 | 「スーパー$ミリオネア」初の獲得者。 常盤貴子も1問限定でエキシビションマッチを行った。 |
2008年3月27日 | SPM | 徳光和夫 | 徳光正行 加藤晴彦 |
大月みやこ他、友人とスタッフ3名 | Q09で終了 | ※2、アナウンサー初(他局フリー転身者含む)[17] この回の3人目、元NHKアナ宮本隆治もミリオネア・リーチだった(結果はNG) |
2009年1月30日 | EX | ビートたけし | ガダルカナル・タカ つまみ枝豆 松尾伴内 水道橋博士 玉袋筋太郎 ゾマホン・ルフィン 田母神俊雄 |
北野大 竹内薫 吉村作治 渡辺真理 |
Q14で終了 | 富司純子または徳光和夫以来10ヵ月ぶりの快挙。※2 この回は最後の挑戦者太田光が14問目まで正解し、1000万円挑戦まで行ったが、放送時間オーバーで時間切れ。 |
(2009年1月30日) &4月1日 |
EX | 太田光 | 田中裕二 | 太田光代夫人 山中秀樹 角田龍平 吉田たかよし |
Q13で終了 | 前回の続き。ビートたけし以来わずか2ヵ月ぶりの快挙。 1000万円のうち5万円は太田のお小遣い。残りは貯金と妻 光代が1000万円獲得後のテレフォンで言っていた。 この直後相方の田中も最終問に挑戦した(結果はNG)。 |
2013年1月2日 | EX | 芦田愛菜 | しずる 子役仲間 |
事務所役者4名 | テレフォン | 小学生ルールで、15問全問正解100万円獲得。 本人は最終問題で他の選択肢と思ったがテレフォン結果(事務所仲間のアドバイス)を尊重し15問正解。 出場者・15問正解者とも最年少記録を更新(8歳6か月)。太田光以来(ミリオネア)3年9ヵ月ぶりの快挙。 |
- ※2 : 2度目の再度チャレンジで1,000万円獲得。
- ※3 : 賞金獲得後、すぐにテロップで「獲得賞金は全額寄付」の表示が出た。
凡例
- RE…レギュラー・マッチ
- SP…スペシャル・マッチ
- EX…エキシビション・マッチ(早押し並べ替え免除)
- RE(SP)…レギュラー枠で放送されたスペシャル企画
- EX(RE)…エキシビション・マッチ(レギュラー枠で放送)
- SPM…スーパー$ミリオネア
0円退場 - 750万円獲得者(クイズ$ミリオネア)
0円退場者(スーパー$ミリオネア)
現在のところ、DO宣言者はいない。
結果 | 賞金 | 挑戦者 |
---|---|---|
Q10NG | 0 | 西川史子(3) 宮本隆治 |
Q09NG | 石原良純(4) 市川亀治郎 | |
Q08NG | 青木さやか 柳葉敏郎(2) 山本モナ(2) | |
Q07NG | 武田鉄矢(2) 柴田理恵(3) | |
Q06NG | 品川祐 貴乃花親方(2) | |
Q05NG | 石坂浩二(2) |
その他
使用機材について
番組内で使用されている、問題の進行や音響・照明を制御するコンピューターシステムは、番組フォーマット同様イギリスからライセンスされているものである。コンピューターシステムのトラブルで収録が中断されてしまうことがあり、番組内でも触れられていた。また、クレーンカメラは日本国内で1台しかないものであると説明している。[19]
他番組・CMとのコラボレーション
- 番組の1コーナー「トリビアの種」にて、「クイズ$ミリオネアの問題で一番正解数が多いのはABCDどれ?」というハガキが寄せられた。そしてスタッフが、放送開始時から現在(当時)までの全ての問題の正解を調べて、一番正解になる確率が高いもの(答えは C)を選出、実際にみのもんたを司会に招いて「1問正解で1000万」という挑戦をした。しかし結果は不正解だった。
- 2003年1月7日放送の第1話において、ドラマに登場する家族が「クイズ$ミリオネア」に挑戦するという演出がなされた 。挑戦者は、荒巻たま代(水野美紀)。5問目、ライフラインのテレフォンを使用。TBは、荒巻よし江(水前寺清子)、荒巻良介(トータス松本)、荒巻俊介(海東健)、荒巻健介(小栗旬)が、左画面に映し出される。実質、荒巻よし江が30秒間、たま代をなじって終了し、みのもんたと荒巻たま代が、何も言えなくなるという演出だった。
- 映画「ブレイブ・ストーリー」CM
- 2006年6月15日 - 7月6日の間、「ミリオネア」番組内で、映画とのコラボレーションCMが放送された。映画の主人公であるワタル(声:松たか子)がセンターシートに座り、みのもんたの出す問題に答えるという演出であった。
- 2009年4月20日放送において、みのを司会に招いた「スマドッグ$ミリオネア」(映画『スラムドッグ$ミリオネア』のPR企画)を放送。SMAPの木村拓哉が、同番組コント「ホストマンブルース」の役で、解答者となった。放送ではいきなり750万円の問題(14問目)からスタートした。最終の1000万円問題はオリンピックのマークに関する問題で、木村は50:50を使用して正解した。
ハプニング
司会者のみのが、答えを言ってしまったことがある。2004年5月27日の第1ピリオド。
Q04 TRIAL¥50,000 | ||||||
| ||||||
答え:C:亀 |
問題文の読み上げで、司会者のみのは「何は万年」と問うところをうっかり「亀は万年」と言ってしまった。
訴訟
問題の不備が訴訟に発展したことがある。2002年2月21日の第3ピリオド。
Q14 TRIAL¥7,500,000 | ||||||
| ||||||
答え:B:町の名前 |
(オーディエンス使用)A:13% B:35% C:46% D:6%
挑戦者の男性はインタビューで「オーディエンスを信じた私が馬鹿でした」という発言をしたが、その後調べたところ、マヨネーズの語源は「町の名前」のほかに「人の名前」も有力な説のひとつで間違いとはいえないと主張。「答えが間違っていないのに不正解とされ、750万円の賞金が100万円しかもらえなかった」として、フジテレビに残りの賞金650万円を求め提訴した。
2003年10月7日、静岡地裁沼津支部(新阜創太郎裁判官)は34文献のうち33文献が町の名前を挙げていたことを認定し、「クイズの正解の設定権はテレビ局側にある」として、原告(挑戦者の男性)の請求を棄却する判決(敗訴)を言い渡した。
番組内で使用されているフォント
番組内で問題文・選択肢に使用しているフォントは、番組開始当初はダイナコムウェアの「DFP綜藝体W7」を使用していたが、後にニィスの「ウインクスL7+JTCウインS7」に変更された(「癶(はつがしら)」などが読みにくいこともあったためか)。ただし、司会者名の「みのもんた」やセンターシートに着席した挑戦者の名前などは「DFP綜藝体W7」が使用されている。
なお、挑戦者及び司会者のモニターデザインの変更(問題文と選択肢の位置が画面上部に移動等)がされた際に、モニター上はゴシック体に変更されている。
パロディ
- クイズ$マジオネア - 『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ)
- クイズ$スマリオネア - 『SMAP×SMAP」』(関西テレビ・フジテレビ)
- クイズ$マネオネア - 『ものまね紅白歌合戦』(フジテレビ)
- 司会はクリマンタ(栗田貫一)。栗田本人も、当番組にゲスト解答者で登場し、特別に1問限定でエキシビションも行われた(2001年5月12日放送)。
- クイズ$マメオネア - 『ハロー!モーニング。』(テレビ東京)
- 沖縄TV クイズシュリオネア - 『ワンナイR&R』(フジテレビ)
- 司会はギノ&マンタ(ガレッジセール)。2002年4月の「ワンナイR&Rスペシャル」では、みのもんた本人が解答者としてゲスト出演している。
- クイズ・ナニモネーヤ - 『クインテット』(NHK教育テレビ)
- 司会者は「シャープ君」、解答者は「フラットさん」。決まり文句は、「サイナラアンサー」であった。
- ビートたけしの今まで見たことないテレビ(日本テレビ)
- アニメ『ぱにぽにだっしゅ!』
- 第22話「槿花一日の栄」にて、登場人物の「一条さん」が、当番組風の演出をした。問題は「エゾフクロウの好物は?」だが、解答の選択肢は「A うさぎ」「B ウサギ」「C 兎」「D rabbit」で、実は意味がない。出題後には「みの溜め」を思わせる、濃厚な顔貌と化した一条さんが数秒間表示された。
- じじオネア - 『ピラメキーノG』(テレビ東京)
- クイズズルオネア - 『JUNK・伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)
- 正解はすべて「A」で他の3つがボケになるような問題を募集したコーナー。
この番組がもとになった番組
- ウンナン極限ネタバトル! ザ・イロモネア(TBS)
- 開始当初のコンセプトは「『クイズ$ミリオネア』の大喜利版」としていた。
- クイズ50:50(BSフジ)
- 「ミリオネア」のスピンオフ企画として、2008年5月7日の「TV☆Lab」で放送された。司会は伊藤利尋アナウンサー。こちらも海外のフォーマットによる番組で、2010年までに8ヶ国で制作されている。→en:Fifty Fifty (game show)
- ザ・クイズショウ(日本テレビ)
スタッフ
スペシャル放送(2013年1月2日放送分)
- ナレーター:木村匡也(2代目、2000年8月17日 - 現在)
- 企画:加藤達也(フジテレビ)
- 構成:川野孝弘、北本かつら
- クイズ監修:道蔦岳史
- 問題作成:内海邦一、龍田力、青井曽良、Q21
- コンピューターシステム:福島健司、新屋正樹
- CG:大村卓(フジテレビ)、田渕司(デジデリック)
- TD(テクニカルディレクター):竹内弘佳
- カメラ:小俣智則
- VE(ビデオエンジニア):富澤貴啓
- 音声:藤田勝己
- 照明:安藤雄郎(FLT)
- 編集:石川舞、門馬卓哉
- 音響効果:大久保吉久
- ライン編集:奥山雄高、荘野佑介
- ビジュアルクリエーター:薗部健(RAFT、以前はTDKコア → クリエイティヴ・コア)
- 整音:高橋友樹
- 美術:フジアール
- プロデューサー:杉川智明
- デザイン:野口陽介
- 進行:古賀飛、渡辺哲也
- 大道具:卜部徹夫
- 電飾:福田隆正
- アートフレーム:永濱大作
- プロジェクター:野崎裕康(マルチバックス)
- アクリル装飾:国母淳一
- メイク:今津悠子(みのもんた担当)
- TK(タイムキーパー):水野久美
- 広報:片山正康(フジテレビ)
- AD(アシスタントディレクター):中平達将、川崎隆博
- キャスティング:朝倉千代子、柳橋弘紀、市島晃生
- ディレクター:長沼昭悟(ベイビーディレクターズ)、若菜洋、馬場一彦、大谷卓、石川のりひさ、永松近也、太田実、水谷まなみ、溝田和史、齋藤秀樹、亀田剛
- CGディレクター:冨士川祐輔(フジテレビ)
- 演出:田中経一
- プロデューサー:松尾利彦・麻生華子(Windie)、花苑博康(NEXTEP)
- 資料提供:アフロ、ゲッティ、映画演劇文化協会、マルベル堂
- 協力:Format created by Zwaytraffic Production Ltd.
- 技術協力:八峯テレビ、AZABU PLAZA、RAFT
- 制作協力:NEXTEP、Windie
- 制作著作:フジテレビ
過去のスタッフ
- ナレーター:武居“M”征吾(初代、2000年5月4日 - 8月10日)、キートン山田(『まるまるちびまる子ちゃん』関係者が出演した時のみ)
- 企画:清水賢治・高橋松徳・中村百合子・熊谷剛(全員フジテレビ)
- 構成:小川浩之、伊藤正宏、たむらようこ
- 問題作成:亀田万寿夫、石川賢、小松崎ひとみ、大賀広道
- ディレクター:天野晃宏、伊セ 徹、宮里直政、荻森豪、山木厚、藤井恭央、山本健輔
- AD(アシスタントディレクター):水谷まなみ、河上良介、水梨広崇、林さやか、中平達将、岸夏未
- 制作デスク:兀下優子
- AP(アシスタントプロデューサー):宇和川隆
- 制作協力:日本テレワーク
脚注
関連商品
- ボードゲーム「クイズ$ミリオネア」(トミー、2001年9月27日発売)
- エレクトロニクスゲーム「クイズ$ミリオネア」(トミー、2001年11月29日発売)
- プレイステーション用ゲーム「クイズ$ミリオネア」(アイドス、2001年12月20日発売)
- パソコン(Windows)用ゲーム「クイズ$ミリオネア」(アイドス、2001年12月20日発売)
- プレイステーション用ゲーム「クイズ$ミリオネア わくわくパーティー」(アイドス、2002年11月28日発売)
- パソコン(Windows)用ゲーム「クイズ$ミリオネア わくわくパーティー」(アイドス、2002年12月12日発売)
- 書籍「完全攻略! クイズ$ミリオネア」(扶桑社、2002年03月発売、ISBN 4594034381)
関連項目
- フー・ウォンツ・トゥ・ビー・ア・ミリオネア
- クイズ・クイズ番組
- オールスター感謝祭・クイズ!当たって25%(TBS系) - 当番組と同じくセラドール社からフォーマットを輸入したクイズ番組。
外部リンク
テンプレート:FNSの日en:Quiz $ Millionaire- ↑ 「$」は読まない
- ↑ オリジナルである英国版の制作会社・セラドール社とライセンス契約を結び、正式にフォーマットを購入した上で制作・放映された番組である。この番組フォーマットは2007年以降、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョン・インターナショナルが所有している。
- ↑ その間は『プロ野球珍プレー・好プレー大賞』のナレーションで登場したのみ。
- ↑ 以下、1,000万円獲得者を除く一般人挑戦者は割愛した。
- ↑ クイズ$ミリオネア 過去問題(2000年)
- ↑ 放送上は3人目だが、空席の数では5人目。
- ↑ ビデオリサーチ調査、関東地区。
- ↑ 最初に「エキシビション・マッチ」に挑んだのは、2001年7月22日の27時間テレビで挑んだ明石家さんま
- ↑ http://www.sonypictures.jp/corp/press/2012/1225.html
- ↑ 2006年10月号「日経エンタテインメント!」(日経BP社)
- ↑ 過去には解答者が1000万円の問題で、解答する前にみのが差し出した750万円小切手を解答者自らが破ったことが一度だけあった。なお、その解答者は問題に正解し、見事1000万円を獲得している。
- ↑ 番組内で1,000万円獲得者について取材した時に明らかとなっている
- ↑ 最終的な手取り金額は1人当たり最低1,700,000円(課税所得1,800万円超の高額所得者)から最高1,981,500円(無所得者・ただし基礎控除以外の所得控除がない場合)となる。税率10%の所得を有する者5人が挑んだ場合の合計所得税額は37万5千円となる({{200万-50万}×1/2(一時所得の計算による特別控除額)}×10%×人数分が所得税としてかかるため)。ただし、この他に住民税についても前述と同様の計算により算出された課税所得に対して一律10%の税率がかかるため、実際の手取りはさらに少なくなる(事例の場合、合計税額は75万円となる)。なお源泉徴収税額よりも納める税額の方が多くなった場合は、確定申告をする義務が発生するが、源泉徴収税額の方が多い場合は逆に還付申告書を提出する権利が発生する。テンプレート:要出典
- ↑ 初代ミリオネア・Kの15問目のビデオクリップ(Real Player)が、クロアチア版公式サイトに掲載されている。詳しくは上記リンクからクロアチア版HPを開き、「o kvizu」→「Pogledajte kako je osvojen milijun u」の所の「Japanu」を選択すると視聴できる。
- ↑ 7月27日放送でセンターシートに進出し5問目を正解後に放送終了。翌々週の8月10日に続きが放送された。
- ↑ 馳浩の快挙は、「ミリオネア」本家本元の製作会社&ライセンス提供元である英国セラドール(Celador)社のサイト内にも記述がある。詳しくは下記「外部リンク」Celador社のサイト(http://www.celador.co.uk/ )にアクセス→News Room→Factsheets→「international_factsheet_mar_2006.doc」ファイル(英文)を参照の事。
- ↑ 最年長記録。ミリオネアに到達時の放送日-生年月日で求めると24,489日。テンプレート:要出典
- ↑
対象。
- 芸能人大会
- スポーツ選手大会(2000年11月23日&30日、2003年4月3日&17日、2006年8月10日&17日 計3回開催)
- 「石原家の逆襲!!生放送スペシャル」(石原慎太郎・石原良純親子が挑戦 初のエキシビションマッチステージ最初の挑戦者 2002年7月6日放送)
- 芸能人ペア大会(芸能人カップル12組が挑戦 2003年1月2日放送)
- 新婚カップル大会(新婚カップルが力を合わせて好成績を目指す大会)
- 芸能人親子大会(芸能人親子8組がクイズに挑戦 2005年7月21日&28日、2006年5月25日 計2回開催)
- 芸能人夫婦大会(芸能人夫婦がクイズに挑戦 2005年10月27日&11月10日、2006年11月16日&23日 計2回開催)
- NG…不正解退場
- DO…ドロップアウト宣言
- ■…ドロップアウト宣言→最終確認で正解
- 無印…早押し並べ替えクイズ(スペシャル、延長戦含む)を通過してからの挑戦者
- ※1…「スーパー$ミリオネア」以前に高額の問題(Q13で1000万円問題挑戦)に挑戦した人
- ※2…獲得賞金をチャリティーに回した人
- ※3…シングルのみ、レギュラーマッチにて、補欠ルーム導入後(2000年10月26日 - 2006年7月27日)の挑戦者(補欠ルーム残留&並べ替え未通過者は記載していない)
- ※4…シングルのみ、レギュラーマッチにて、選考会から(一般挑戦者としての出場者)の挑戦者
- ※5…「さよなら夏休み!人気者がお台場に大集合スペシャル」にて「子供大会ルール(マネーツリー参照)」にて実施
- ※8…フジテレビアナウンサー(フリー転身者含む)
- (2)※0…0円退場経験者(2回目以上のセンターシート着席のみ)
- (2)※10…10万円獲得終了経験者(同上)
- (2)無印…100万円獲得終了者(同上)
- (2)※100…ドロップアウト宣言終了者で、過去に100万円獲得終了の経験アリ(同上)
- ↑ クイズ$ミリオネア インタビュー(フジテレビサイト内)