長井秀和

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テンプレート:Infobox お笑い芸人

長井 秀和(ながい ひでかず、1970年1月3日 - )は、日本お笑いタレント漫談家

タイタン所属。血液型O型創価大学文学部卒。

来歴

1970年1月、東京都武蔵村山市に生まれる。父は元武蔵村山市議(公明党)。小学生時代は、東京創価小学校に途中編入。以降、創価中学校・高等学校から創価大学へ進む。創価大学文学部を卒業後、1992年にデビュー。以降、無名の時代が続く。M2カンパニー(現ホリプロコム)を始め、複数の事務所を渡り歩いた後、フリーの身であったところを現事務所のタイタンに拾われ、後の基盤を作り上げた。

1999年11月27日爆笑オンエアバトルで、初挑戦にして初オンエア(3位)を勝ち取る。漫談ではなく「同じ動きなのに違うこと」というタイトルのショートコントであった。約1年後の挑戦(3回目、2000年10月21日)にも、動きネタでオンエア。同年、同居して長年連れ添い、無名時代を支えていた妻と結婚。この年から2004年までユリオカ超特Qと2人で定期的に都内でライブ「同行二人」を開催していた。

2004年10月から2005年3月にかけて日本テレビ系の「不幸の法則」で、メイン司会者を務める。2005年3月22日、長男が誕生。

2007年9月初旬、「世界に通用するコメディアンを目指す」という目的で単身でニューヨークに渡り語学留学。2008年4月より同地のコメディークラブで、英語によるライブを1、2週間に1度のペースで開催(その模様は本人のブログで動画配信)。下ネタ、動きネタで観客を大いに沸かせる。

2008年11月26日、9年間連れ添った妻と離婚していたことが判明した。同27日に会見を開き、度重なる女性問題などについて「自分のしてきたことは極めて軽率だった」と反省した[1]。今後は日本で活動するとしている(下記の「不祥事報道」の項も参照)。

2011年7月英検準1級を取得し、都内の外資系企業や保険会社などの法人を対象に週3日ほど英語講師を務めている[2]

人物

  • 長井といえば「間違いないっ!」の決め台詞が有名であるが、これは、劇団ひとりが長井の口癖を大袈裟に真似するときに、その言葉を連発していたのを見て、逆に、自分自身のネタになると気づいたものである。
  • 親とは教師になる約束をしていたが、「東洋のチャップリンになる」と宣言して芸人の道を歩む。当初はパントマイムが持ち芸で、路上パフォーマンスなども行っていた。後に風刺漫談へシフトし現在に至る。
  • 無名時代は小規模のお笑いライブに出演し、同じく無名時代の鳥肌実と共演することが多かった。年齢や感覚の相似から影響し合い、半ばコンビのように連れ立っていたので、現在の芸風にも共通する部分が見受けられる。女性好きな面でも意気投合していたようで、ライブ後は2人揃って客を真剣にナンパする姿が風物詩であった。
  • 体操部に所属していたことから身軽であり、動きネタでその片鱗を見せる。バック転もできるため、ライブでは観客からの要望でやることがある。また、エアロビクスを愛好している。以前スポーツマンNo.1決定戦に出演したこともあり、そのときの記録は総合第14位であった。
  • 爆笑オンエアバトルでは第6回チャンピオン大会に出場。大阪で行われたセミファイナル(2004年3月12日)では、当地の大阪人さえも風刺したネタさえも交え、1006KB(同番組史上初)の1位で通過。セミファイナル後のインタビューで「必ず優勝します! 間違いない!」と締めくくった。しかし期待されたファイナルでは途中で台詞を間違え、その影響かネタの語りが早くなるなど露骨に動揺してしまい、最下位となる。以来、漫談のネタをやる時、間違えたりかんだりして自分で笑うことも多い。

持ちネタ

  • 2003年に決まり文句「間違いないっ!」で一躍時の人となり、以降はバラエティで精力的に活躍。この言葉は一時期流行したが、前年のノミネートだった為流行語大賞に選ばれることはなかった。この他に、「○○だから気を付けろ!」、「知るかっ!」等の決め台詞があり、離婚後は「恐縮です」も用いた。上述の爆笑オンエアバトルセミファイナルでは、最後の方で、「インポッシブル」を3回用いた。また、一つひとつのネタの間に、「続けます」という無機質な言葉を挿入するのも特徴的である。
  • 「同じ動きなのに違うこと」では、ほとんど同じアクションなのに状況がまったく異なるシーンを、体を使って演じる。
  • バイオハザードプレイステーション)を初心者が操作するときの主人公の動きを、パントマイムで披露する。この芸は爆笑オンエアバトルでも、漫談の合間に披露した。
  • 青木さやかだいたひかると親しい。漫談のスタイルは青木から、ネタはだいたからよくパクッていると公言しており、時々自身のネタにもする。だいたとは「ネタ作りを一緒にやっているから、同じようなネタになる」とも述べている。

特定の人物のネタ

  • エンタの神様」でほしのあきのネタを披露する際の最後に「エイ、エイ、オッパ~イ!!」と言い、観客にも言わせている(この台詞は、ほしのの公認のようで、安全剃刀の販促イベントで共演した際、一緒に「エイ、エイ、オッパ~イ!!」と言っていた)。 ほしのあきの話は2006年5月13日で完結させ、5月27日は「女医の西川史子先生の話」に変更したが、最初の1週で終了した。7月8日の放送では、完結させた筈の「エイ、エイ、オッパ~イ!!」のネタを突然持ち出して数回続けた後に封印し、2006年9月9日の放送で再び披露した。
  • かつてさとう珠緒についてのネタを多用した。天敵としても話題となっていたが、険悪な仲というわけではないという。お互いにメディアへの露出が増えるというメリットがあるということで、そのこと自体を長井がネタにしたこともある。
  • アーティスト関係ではよく「GLAYTERU」ネタが多く見られる。このネタはバラエティでネタ披露する時や、ネタふりされたときに言うことが多い。

不祥事報道

テンプレート:出典の明記

フィリピン滞在中のわいせつ行為疑惑報道

2007年5月下旬、フィリピン滞在中に17歳の少女にわいせつな行為をしたとして現地の警察を名乗る男数人に身柄を拘束された[3]。その後男らから金銭での解決を提示された長井は、日本にいる妻を通じて掛川信用金庫及び島田信用金庫に合わせて約1100万円を振り込み、解放された[3]。所属事務所によれば長井には非はなく詐欺の被害者であるとコメントした[3]。長井は、この一連の事件を巡って、金銭を振り込んだ両信用金庫に対し全額を返還することを求め、静岡地裁に提訴した[3]。なお、これら不祥事に関しては、2013年4月11日テレビ東京「解禁!暴露ナイト」に出演し事件の詳細を告白したが、17歳とされていた少女は実際は24歳の成人女性であり、性行為はなかったとのことである。

カナダ人タレントとの不倫疑惑報道

2007年10月、米国留学中にカナダ人タレントのアンナとの不倫キスプリクラが一部写真誌に掲載された[4]

出演番組

バラエティー

映画

テレビドラマ

作品

CD

アルバム

  • お話しさせていただきます。(2003年11月6日)
  1. お話しさせていただきます
  2. 美容院
  3. 女の話
  4. メタル
  5. アメリカの話
  6. フィクション
  7. リーマンブルース
  8. 間違いない
  9. パシリの本懐とは
  10. 中年女の話
  11. ダイエットをしたい方に
  12. デブテクノ
  13. 男の本懐とは
  14. ダメ人生
  15. いろいろお話しさせていただきます
  16. スロット
  17. スケベなんだ間違いない
  18. バイバイ

シングル

書籍

  • デブはダイエット飲料だと3倍の量を飲む(2003年11月21日)
  • 間違いないっ!―長井秀和オフィシャル・ブック(2004年4月)
  • マジネタ(2004年12月4日)
  • 多事騒論(小学館)

DVD

  • 今日、お腹いっぱい食べれてよかったなぁ(2006)
  • monomania《偏執狂》- 長井秀和 単独ライブ -(2004年)
  • 爆笑オンエアバトル 長井秀和(2004年)
  • 完売劇場presents 秘宝闇商人 長井秀和(2004年)

脚注

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外部リンク

テンプレート:爆笑オンエアバトル第6回チャンピオン大会
  1. 長井秀和、未練たっぷり…「再婚も」(2008年11月27日、デイリスポーツonline)
  2. 長井秀和、仕事激減…週3で英語講師に 離婚会見以来4年ぶり公の場に登場 - ORICON STYLE ニュース 2012年8月16日
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 長井秀和が解放金返還求め信金を提訴日刊スポーツ 2013年7月26日閲覧
  4. 週刊誌FRIDAY2007年10月19・26日号)