爆笑オンエアバトル
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 爆笑オンエアバトル(ばくしょうオンエアバトル)は、1999年3月27日より2010年3月26日までNHK総合テレビで放送されていたお笑い番組。略称は「オンバト」「爆オン」「OAB」など(公式には『オンバト』が使われている)。2000年代初頭にお笑い第四世代遅咲き組~お笑い第五世代に当たるお笑い芸人が台頭するきっかけを作った番組のひとつ。
後期はNHKエンタープライズ製作で放送された。
番組概要
若手芸人が漫才やコント、漫談などを観客の前で披露し、面白いと評価されたネタだけが選ばれてオンエアー(放送)される。つまりネタが面白くなければ放送されないという、自称「史上最もシビアなお笑い番組」である。ゴルフボールを用いて行われる番組独自の審査方法(詳細は審査方法を参照)は、2002年と2003年の『NHK紅白歌合戦』でも採用された。番組マスコットキャラクターは「タマちゃん」というゴルフボールを模したキャラクターで、オープニングやネタ放送中の画面内にCGアニメとして出てくるほか後期にはセット内のオブジェにも用いられた。
2004年4月から「オンエアバトル爆笑編」として隔週の放送となり、インディーズやストリートミュージシャンとして活動する歌手を対象にした「オンエアバトル熱唱編」と交互に放送されていた。2005年4月からは両番組とも独立し、それぞれ「爆笑オンエアバトル」、「熱唱オンエアバトル」とタイトルを変更した上で毎週の放送となる(その後「熱唱オンエアバトル」は2006年3月に終了した。その他詳細は熱唱オンエアバトルの記事を参照)。
2009年4月からは月に1回、金曜日 24:10 - 25:10の1時間放送となり、15組中8組がオンエアされるシステムとなり、視聴者投票も開始された(後述)。また、未出場及びオンエア経験のないお笑い芸人10組が出場する月1回放送の姉妹番組「爆笑トライアウト」が開始された。
2010年4月からは、「オンバト+」としてリニューアルし、「爆笑オンエアバトル」は2010年3月で終了。386回の放送で674組の芸人が出場し、344組の芸人がオンエアを果たした。
お笑い第五世代の輩出
1999年の番組放送開始のころは、全国ネットで毎週放送される若手芸人による「ネタ見せ」番組はこの「爆笑オンエアバトル」のみであった。その後2003年までに番組の常連だったダンディ坂野、テツandトモ、長井秀和を始め、いわゆる「お笑い第五世代」と呼ばれる世代を中心に、お笑い第四世代とほぼ同じ芸歴の遅咲き組を含む多数の芸人をブレイクさせた。その後民放でも若手芸人によるネタ見せ番組が多く放送されることとなり、2000年代初頭から台頭するお笑い第五世代の牽引役となった[1][2]。鈴木克道チーフプロデューサーは番組が始まって7年目でのインタビューにおいて、「常に新しい笑いにこだわってきた。審査のショーアップ化の話もあったが、番組への信頼を失いたくないのでベースは変えず、シンプルなままにしてきた」と語っている[1]。
収録
放送開始当初からハイビジョンで制作されている。番組初期は、NHK放送センター内の101スタジオ、または102スタジオで収録されていた。その後2000年 - 2003年は、通常回は「テント○○ みんなの広場」(○○には年が入る)、スペシャル・追加収録・年度の切り替わり時期などは最初期と同じ101、102スタジオで収録されていた。2004年3月 - 2009年2月までは隔週土曜日に2本撮りで、同年4月以降は土曜日に月1回みんなの広場ふれあいホールにて撮影が行われる。2010年4月以降の「オンバト+」でもふれあいホールの収録は原則月1回の収録(放送2週分を収録)となり、地方収録の回数が増やされている[3]。
2004年、2005年の「熱唱オンエアバトル」放送時は、昼に「熱唱オンエアバトル」、夜に「爆笑オンエアバトル」の収録が行われていた。また、「爆笑オンエアバトル」は年に数回地方で収録を実施するため、「熱唱〜」のみの収録になることもあった。また編成上の都合などにより、ふれあいホールでの収録でも「爆笑オンエアバトル」のみの収録の場合もあった。
オープニングではネタ披露前の光景と共に「今回の挑戦者」として出演する芸人10組が映される(6組オンエアの場合はカット)。光景の大まかな流れは次の通り。大体一流れで2組ほど映される。
- 会場入り
- 抽選でのネタ披露順番決め
- ネタ合わせ
- 舞台袖
- ネタ披露直前orネタ披露直後
計量・順位決定に続いてオンエア獲得芸人のネタが放送された後、エンディングでは「残念ながらオンエアに至らなかった皆さん(2009年度と『オンバト+』では『今回のオフエア…』)」のテロップと共にオフエアとなった5(4)組が会場から捌けていって会場横にある階段を上っていくシーンに続き、オフエア芸人による敗者コメント及びジャッジペーパーの内容のテロップ(後述)が流される。その後にオンエアとなった5(6)組の芸人と司会のアナウンサーが「新しい笑いを作るのは、挑戦者の皆さんと客席の皆さん、そして、テレビの前のあなたたちです!(挨拶の内容や全体の構成・順序は年度によって微妙に異なる)」と締めの挨拶を行い番組は終わる。
ルール・審査方法
毎回芸人がネタ(5分以内)を披露する。そして会場の100人の審査員によって投票が行われ、その総数を「キロバトル(KB)」という番組独自の単位で表された計測方式で得点とし、高得点を得た上位の芸人のネタがオンエアとなる。また、出場回数に対するオンエアされた回数の割合を通算オンエア率(OA率)と呼ぶ。
オンエア回数が多い芸人には年度末に行われる「チャンピオン大会」への出場権が与えられる。資格が与えられる基準は回により異なる(基本的に年間内のオンエア数と獲得KB数が基準)。
2009年度は放送回数が月1回に減ったため、各回の会場審査1位となった芸人と「視聴者投票1位バトル」優勝者のみにチャンピオン大会への出場権利が与えられた。1位が2組以上出た場合は、両方ともチャンピオン大会出場権利を得る。
審査方法
審査員の審査基準は「(今見たネタを)全国に届けたいか否か」。
一般審査員100人は最初、それぞれ違う色に着色された10個のゴルフボールを持っている。ボールの色はネタを披露する順番(これは事前に抽選で決められる)を示しており、色とネタ披露順の関係は年度によって違いがある(一例として、2007年以降は赤、白、黄、茶、緑、紫、オレンジ、ピンク、黒、青の順番[4])。2009年度はこれに11〜15番目としてグレー、クリーム、黄緑、水色、金色が加えられた。
ネタが1組ずつ終了するたびに場内の照明が落とされて投票タイムとなり、「(今見たネタは)オンエアOK」と思ったら、その芸人(のネタ披露順)に対応した色のゴルフボールを席の目の前にあるレールに投入する。そのレールの出口にはネタ披露順に対応した色の帯のペイントと出場者の名前が書かれた1つのバケツ(金属製で小型のゴミバケツのような形状をしている)が置かれており、レールを通ったゴルフボールはそのバケツに入っていく。投票後のバケツは挑戦者自身によってスタッフに手渡され、不正防止のため蓋をしてシールで封じた状態で観客の目の届く場所に置かれる。
この投票を全組それぞれで行い、全組のネタ終了後、バケツの重さをデジタル表示の秤で計測し、順位を決する。そして司会者が、オンエアされる上位5(6)組の芸人を発表する。
グループの場合、バケツを持つ者はたいてい固定されており、ステージ上で並んだ際にメンバーの姿が全員見えるように背の低いメンバーがバケツを持つことが多い。
キロバトル(KB)
「キロバトル(KB)」とは番組独自の重さの単位。バケツのみの重さは85KB(93→89→85KBと変遷)で、ボール1個の重さは約4.6KBである。秤は4単位刻みの表示(85、89、93 … 537、541、545)となっている。ちなみに、番組最初期(1〜2年目)は秤の刻みが4単位刻みではなかったため誤差(ボール個数は同じだが、1KBの差が現れる)もあったが、3年目以降は現在の形式の秤に改正されたため、誤差が出ることはなくなった。
満点、つまり審査員100人全員がボールを投入した場合のバケツの重さは545KB。545KBはますだおかだ、タイムマシーン3号、上々軍団の3組が記録している。500KBを超えることを「オーバー500」と呼び、番組内での高評価の代名詞となっている。KB数と投票人数の関係は公表されていないため詳細は不明だが、100人中89人以上が投票すると500KB以上を記録するとされている。
オンエア条件
投票結果の上位のネタのみがオンエアされる。第1回、2回放送分では挑戦組数とオンエア組数はそれぞれ12組/7組で、第3回〜18回放送分はそれぞれ11組/6組となり、第19回より10組/5組という形式が続いた。2009年度放送分は15組/8組であり、オンエアされた8組は視聴者投票の対象となる。詳細は視聴者投票を参照。
5位が2組以上あればそれらは全てオンエアとなるルールで、6組オンエアは通算で23回記録されている。
ちなみに、上位に入れずオンエアされなかったことを「オフエア」ということがあるが、これは2000年12月9日放送回で田上よしえがネタの中で「オフエア」という言葉を初めて使用してから一般に広まり、番組公式の用語としても使用されるようになった。当然ながら番組内で披露されたネタは全て収録しているため、オフエアとなったネタも映像としては残されているが[注 1]、基本的にお蔵入りとなる。過去には「爆笑オンエアバトル パーフェクトライブ」(BShi、2000年12月 - 2002年3月の日曜深夜)[5]や、「新・真夜中の王国」(NHK-BS2)のコーナーの1つである「爆笑?オフエアバトル」[6]でオフエアとなったネタが放送されていた。またエレキコミックやアンジャッシュなどのオフエアになったネタの一部をDVDに収録している。後番組の「オンバト+」では2010年度のみオフエアとなったネタが視聴者投票の対象にされ、最多得票だったネタは次回放送の「+1」コーナーで放送された。
審査員
審査員は一般公募による登録制となっている。登録者に送付される書類に記載されている数種の収録予定日時の中から、登録者の希望する日時を選んで申請するとその中から年齢、性別、過去の審査員経験で選考された上で抽選で選ばれる。また収録会場には審査員の他に一般客も存在し、一般客も審査員と同様の方法で申請した者の中から抽選で選ばれている。
地方収録での審査員・観覧者はその都度、別途に募集する(東京収録での登録審査員との関係はない)。
ジャッジペーパー
審査員はジャッジペーパーと呼ばれる紙に、1組ごとに感想を書き入れる(余談だが司会者に対する感想を書く欄もある)。オンエアされなかった芸人は、放送の最後で「敗者コメント」と称される本人のコメントと併せて画面下にテロップで感想の一部が紹介される。放送ではできるだけ優しい意見が選ばれているが、中には手厳しい意見や理不尽な意見もいくつかある(アンジャッシュが再放送でオフエア時のジャッジペーパーの中から半ば理不尽とも言える意見を取り上げたことがある)。二行で表され、そのうち一行は面白かったことなどやよかった所、もう一行は直すとよいことなど悪かった所を流すことが多い。収録後には出場した芸人全組に審査員100人分のジャッジペーパーが渡され、これにより出場芸人は審査員の反応を確認することができる。番組初期には紹介されておらず、オンエアされた芸人のジャッジペーパーのみが紹介されていた(この場合は各芸人のネタの放送前に流れる)ことがあるなど勝者・敗者のジャッジペーパー内容の表示の有無は年度によって細かい違いがある。
時間制限
2004年度(2005年3月)までは、ネタ時間が6分を過ぎると強制的に暗転となるが失格にはならないというルールで、ファンキーモンキークリニックが経験。2005年度(2005年4月)より5分を過ぎると、強制暗転・即失格となり計量にも参加できない。どーよとなすなかにしの2組が失格を経験している。
番組記録
5位までを記載。同数の場合は達成順。
順位 | KB | 収録場所 | |
---|---|---|---|
1 | ますだおかだ | 545 | 大阪府・大阪市 |
タイムマシーン3号 | 山口県・山口市 | ||
上々軍団 | 愛媛県・松山市 | ||
4 | ますだおかだ | 541 | 大阪府・大阪市 |
ハリガネロック | 広島県・広島市 | ||
アンタッチャブル | 北海道・北見市 | ||
プラスマイナス | 静岡県・富士市 |
順位 | KB | 収録場所 | |
---|---|---|---|
1 | スピードワゴン | 461 | 長崎県・長崎市 |
パッション屋良 | 福井県・春江町 | ||
3 | にのうらご | 453 | 福井県・春江町 |
東京03 | 静岡県・富士市 | ||
5 | 江戸むらさき | 449 | 北海道・札幌市 |
響 | 福井県・春江町 |
- 東京収録に限定した最高KBはタイムマシーン3号が記録した537KB。
- 東京収録に限定した最高オフエアKBは5番6番と佐久間一行が記録した433KB。
- 地方収録に限定した最低オンエアKBはオーケイが大阪府・大阪市収録で記録した293KB。
順位 | KB | 収録場所 | 理由 | |
---|---|---|---|---|
1 | はなわ | 0 | 東京・渋谷 | 本番中にネタを忘れてしまい、自ら計量を辞退した。 (本番後に行った計量では401KBで4位オンエアであった。これによりキャン×キャンが繰り上げでオンエア) |
どーよ | タイムオーバーによる失格。 | |||
なすなかにし | ||||
キングオブコメディ | 収録後にメンバーの不祥事が発覚し、出演を辞退した。 (実際の計量は417KBで3位オンエアであった。これによりノンスモーキンが繰り上げでオンエア) | |||
ハマカーン | スタッフの不手際によりネタの最中にネタ終了のジングルが流れてしまい、ネタを続けることができなかったために審査対象外となった。 |
- 実際に計量を行った芸人に限定するとグレートチキンパワーズ、友池中林、あくび虫、ヤツるが記録した93KB(グレートチキンパワーズのバケツの重量は93KB、残り3組のバケツの重量は89KB)。
- 地方収録に限定した最低KBはYes-manが三重県・桑名市で記録した101KB。
歴代司会者
いずれもNHKアナウンサー(神田は当時)。後の第○期は担当したシーズン(チャンピオン大会も)。司会者がチャンピオン大会ファイナルを最後に交代することもある。
- 伊藤雄彦(1999年3月27日 - 2000年3月25日) / 第1期 - 第2期
- 森下和哉(2000年4月1日 - 2002年4月6日) / 第3期 - 第4期
- 高山哲哉(2002年4月13日 - 2003年3月22日) / 第5期
- 藤崎弘士(2003年4月4日 - 2005年3月26日) / 第6期 - 第7期
- 塚原愛(2005年4月2日 - 2007年3月24日) / 第8期 - 第9期
- 神田愛花(2007年4月6日 - 2008年3月21日) / 第10期
- 小松宏司(2008年4月3日 - 2010年3月26日) / 第11期 - 第12期
チャンピオン大会
テンプレート:Main 爆笑オンエアバトルでは、年間王者を決めるため年に一度『爆笑オンエアバトル チャンピオン大会』が開催される。
原則的に、以下の出場条件のいずれかを満たした組が出場し年間王者を決定する。
- 前回大会のチャンピオン
- 期間内にオンエアを規定回数以上勝ち取り、その合計KBランキングで上位に入る
番外コーナー
2007年度から、番組の最後に番外コーナーが加えられた。
今回のオンエア
2007年度の番外コーナー。その回にオンエアされた芸人やネタを司会の神田アナが改めて紹介する。後期は「チャンピオン大会への道」として3~4勝目を挙げた芸人も取り上げた。
オンバトヒーローズ
2008年度の番外コーナー。番組10周年目突入記念として、過去に常連として出場していた芸人が登場し、当時の映像を挟みながらその頃の番組での思い出などを語る。コーナーの最後は、登場した芸人が来週の出場芸人の紹介のフリを行う。
オンバトPREMIUM
2009年度の番外コーナー。番組常連だったOB芸人5組が出演し、オンバト現役時代の成績や思い出を振り返った後2チームに分かれての対抗戦(2010年1月放送分のみグループごとの対抗戦)で大喜利などバラエティ形式の企画を行って「芸人魂」を競う。MCは小松アナと回ごとのゲストの中から選ばれた芸人が担当した。コーナー内の企画は以下の通りで、放送1回につきこの中から3種類が行われる。
- 効果バッチリでサプライズ!
- 新しい栄養ドリンクの名前と、その効果(どんな人に効果バッチリか)を考案する。
- 新ユニットでサプライズ!
- 新しいお笑いユニットの名前とメンバーを考案する。
- 空気イスでサプライズ!
- テーブルに座るメンバーの中から「空気イス」をしている者を当てる。
- ジャッジペーパーでサプライズ!
- ゲストたちの、過去のオンバト本編で実際に書かれたジャッジペーパーの内容を当てる。
- 時代劇でサプライズ!
- 小道具のカツラと刀を使い、斬られた時の面白い一言を考案する。
4月~8月までは毎回、チャンピオン大会出場決定の芸人(つまり前回の放送で会場審査1位を獲得した芸人)や出場経験のあるOB芸人がゲストとして出演し、番組に関するトークとネタを行う形式だった。
プラチナバトラー&ゴールドバトラー
2004年7月31日に放送された「サマースペシャル2004」において、プラチナバトラーおよびゴールドバトラーの2つの称号が新たに創設された。これらの称号は番組への出場回数やオンエア回数に関連しているため、これらの称号を認定されるということは、爆笑オンエアバトルに深く関わりその歴史を築き上げた代表的な芸人であると言える。
認定者には記念トロフィーが贈呈される。しかし認定後からトロフィー贈呈まで期間が開くことがあり、2008年度ゴールドバトラー認定の我が家には、2012年放送の『笑・神・降・臨』の収録後に贈呈されたというケースがある。[7]
プラチナバトラー
チャンピオン大会で、チャンピオンになった芸人に与えられる称号である。プラチナバトラーは8組いる(爆笑オンエアバトル チャンピオン大会#歴代チャンピオンの項目も参照)。
ナンバー | 名前 | 備考 |
---|---|---|
No.1 | DonDokoDon | 初代チャンピオン |
No.2 | ルート33 | 2代目・3代目チャンピオン |
No.3 | ハリガネロック | 4代目チャンピオン |
No.4 | アンジャッシュ | 5代目チャンピオン |
No.5 | アンタッチャブル | 6代目チャンピオン |
No.6 | タカアンドトシ | 7代目・8代目チャンピオン |
No.7 | NON STYLE | 9代目チャンピオン |
No.8 | トータルテンボス | 10代目・11代目・12代目チャンピオン |
ゴールドバトラー
以下に示すの2つの条件のうち、1つ以上を満たしている芸人に与えられる称号である。
- 挑戦回数が15回以上であり、かつ、オンエア率(勝率)が7割5分以上である
- オンエア回数が20回以上ある(20勝以上である)
ただしどちらの場合も、初挑戦から認定時点まで解散や活動停止などをせず、同じグループで活動していることが大前提である。
ゴールドバトラーに認定された芸人
ゴールドバトラーの資格を満たしているのは次の44組である(戦績は認定時のもの。ナンバーは公式ホームページによるもの)。
2004年サマースペシャルで認定
ナンバー | 名前 | 戦績 |
---|---|---|
No.1 | ますだおかだ | 17勝0敗(勝率1.000) |
No.2 | アメリカザリガニ | 16勝0敗(勝率1.000) |
No.3 | 陣内智則 | 16勝0敗(勝率1.000) |
No.4 | アンタッチャブル | 19勝2敗(勝率0.904) |
No.5 | 江戸むらさき | 23勝3敗(勝率0.884、20勝達成) |
No.6 | ホーム・チーム | 21勝3敗(勝率0.875、20勝達成) |
No.7 | いつもここから | 14勝2敗(勝率0.875) |
No.8 | テツandトモ | 20勝3敗(勝率0.865、20勝達成) |
No.9 | アンジャッシュ | 17勝3敗(勝率0.850) |
No.10 | ダイノジ | 16勝3敗(勝率0.842) |
No.11 | ドランクドラゴン | 16勝3敗(勝率0.842) |
No.12 | $10 | 13勝3敗(勝率0.812) |
No.13 | 田上よしえ | 14勝4敗(勝率0.777) |
No.14 | ラーメンズ | 13勝4敗(勝率0.764) |
No.15 | 博多華丸・大吉 | 13勝4敗(勝率0.764) |
No.16 | スピードワゴン | 15勝5敗(勝率0.750) |
No.17 | はなわ | 15勝5敗(勝率0.750) |
第7回チャンピオン大会ファイナルにて認定
ナンバー | 名前 | 戦績 |
---|---|---|
No.18 | タカアンドトシ | 15勝0敗(勝率1.000) |
No.19 | キャン×キャン | 14勝4敗(勝率0.777) |
No.20 | ユリオカ超特Q | 20勝6敗(勝率0.769、20勝達成) |
No.21 | 飛石連休 | 15勝5敗(勝率0.750) |
第8回チャンピオン大会ファイナルにて認定
ナンバー | 名前 | 戦績 |
---|---|---|
No.22 | 号泣 | 20勝12敗(勝率0.625、20勝達成) |
No.23 | 三拍子 | 14勝3敗(勝率0.823) |
No.24 | 磁石 | 12勝4敗(勝率0.750) |
No.25 | カンカラ | 14勝4敗(勝率0.777) |
第9回チャンピオン大会ファイナルにて認定
ナンバー | 名前 | 戦績 |
---|---|---|
No.26 | ハマカーン | 15勝2敗(勝率0.882) |
No.27 | トータルテンボス | 12勝3敗(勝率0.800) |
No.28 | 佐久間一行 | 12勝3敗(勝率0.800) |
第10回チャンピオン大会ファイナルにて認定(放送で紹介はなし)
ナンバー | 名前 | 戦績 |
---|---|---|
No.29 | 流れ星 | 16勝0敗(勝率1.000) |
No.30 | 超新塾 | 16勝1敗(勝率0.941) |
No.31 | タイムマシーン3号 | 17勝1敗(勝率0.944) |
No.32 | パンクブーブー | 14勝2敗(勝率0.875) |
No.33 | 東京03 | 16勝3敗(勝率0.842) |
No.34 | U字工事 | 12勝3敗(勝率0.800) |
No.35 | オジンオズボーン | 16勝5敗(勝率0.762) |
2008年度のゴールドバトラー
ナンバー | 名前 | 戦績 |
---|---|---|
No.36 | 我が家 | 14勝2敗(勝率0.875) |
No.37 | ハイキングウォーキング | 13勝3敗(勝率0.812) |
No.38 | エレファントジョン | 12勝3敗(勝率0.800) |
No.39 | プラスマイナス | 12勝3敗(勝率0.800) |
No.40 | Bコース | 13勝4敗(勝率0.764) |
No.41 | ラバーガール | 13勝4敗(勝率0.764) |
2009年度のゴールドバトラー
ナンバー | 名前 | 戦績 |
---|---|---|
No.42 | イワイガワ | 14勝1敗(勝率0.933) |
No.43 | THE GEESE | 13勝4敗(勝率0.764) |
No.44 | 上々軍団 | 12勝4敗(勝率0.750) |
備考
- プラチナバトラーとゴールドバトラー両方の称号を持っているのは、アンジャッシュ、アンタッチャブル、タカアンドトシ、トータルテンボスの4組である。
- 以下の2組は条件を満たしたが、ゴールドバトラーではない。
- ゴールドバトラー認定後に解散した例(号泣、ホーム・チーム、Bコース)、敗戦でオンエア率が下がった事により条件を満たさなくなった例(田上よしえ、飛石連休、オジンオズボーン)もあるが、それによる称号の剥奪などは過去一度も行なわれていない。そのためゴールドバトラー認定条件は、あくまで「認定時点でその条件をクリアしているか」のみが基準になっているものと思われる。
- ゴールドバトラーの称号を持っている中で、博多華丸・大吉のみチャンピオン大会出場を果たしていない。
特別番組
夏冬特番
夏・冬休みにスペシャルが放送される。芸人がグループの枠を取り払って出演する合同コントがメインで、審査はない。常連組のお祭り的要素が強い。 冬は年により変わり、2003年はハリガネロック(当時のチャンピオン)がMCとなり、過去の映像を放送する蔵出しSP、2004年はチャンピオン大会の再放送に、冒頭1分間アンジャッシュ(上と同じ)の解説を加えて放送。隔週となり回数の少なかった2005年は、爆笑編・熱唱編を3夜連続で同時に放送する「冬の陣」を放送した。
成人の日スペシャル
2006年1月9日には成人の日スペシャルとして、20時 - 21時58分(20時45分 - 21時15分はニュースのため中断)の2時間特別番組として放送され、番組史上初のゴールデンタイム進出となった。従来から成人の日にはNHKホールを会場にNHK青年の主張全国コンクール→青春メッセージ(~2004年)→ライブジャム(2005年のみ)といった生放送番組を編成してきたが、それらの定例特番の廃止(当時の橋本元一NHK会長の意向によるもの)に伴う代替企画として、2005年度は「爆笑オンエアバトル・成人の日スペシャル」が放送された。司会は塚原愛アナウンサー。
第1部は、オンエアバトル卒業生5組(テツandトモ、ますだおかだ、長井秀和、陣内智則、アンジャッシュ)と、7代目チャンピオンのタカアンドトシが登場(出演順)。それぞれ、初期のネタやチャンピオン大会で披露したネタなどを再現した。
第2部では、将来有望な若手芸人12組(タイムマシーン3号、トータルテンボス、流れ星、イワイガワ、ハレルヤ、三拍子、火災報知器、ななめ45°、ハマカーン、超新塾、NON STYLE、パンクブーブー)がそれぞれ他のコンビとユニットを編成し合同コントに挑戦。2部のみタカアンドトシが司会で参加した。
視聴率は第1部が6.1%、第2部が4.1%(関東地区)。
プラチナ&ゴールドバトラースペシャル
2006年8月15日に1時間特番として放送。
司会は塚原アナと伊藤アナが務め、放送時点でのプラチナバトラーとゴールドバトラーを紹介し、常連だった頃を振り返ってのインタビューと、出場時のネタがダイジェストで構成され、アンジャッシュ、アンタッチャブルやタカアンドトシとのトークも行われた。
この放送ではゴールドバトラーの認定条件が説明されたが、認定後に条件から外れた田上よしえと飛石連休もゴールドバトラーとして紹介されていた。編成の都合で遅れ放送となった山形放送局での放送では卍マークの入った衣装にモザイクが入れられていた。
オンエアバトルデラックス タカアンドトシの言葉か!
2007年8月17日に22時 - 22時58分の1時間特番として放送された。司会はタイトル通りタカアンドトシが努め、主に常連として出演している若手芸人(トータルテンボス、U字工事、NON STYLE、三拍子、東京03、THE GEESE、ハイキングウォーキング、イワイガワ、ハマカーン、パンクブーブー、ザ・たっち)が出演した。
内容はタカアンドトシの漫才でおなじみのテーマに沿って「○○か!」を使用した1分前後の漫才を披露する「挑戦!○○か!漫才」、言葉をテーマにしたコント、流行語の別な意味を考える「挑戦!オモシロ辞書」、写真や映像にセリフを付ける(磯山さやかが司会・判定を行った)「ビジュアル大喜利」の他に、ゲスト加賀美幸子との対談や萩原流行による朗読も行われた。
オンエアバトルデラックス タカアンドトシの正月か!
2008年1月3日23:40 - 24:27に放送された正月特別番組。司会はタカアンドトシ、東原亜希。常連として出演している若手芸人(イワイガワ、狩野英孝、THE GEESE、ザ・たっち、弾丸ジャッキー、東京03、トータルテンボス、ハイキングウォーキング、ハマカーン、パンクブーブー、U字工事、ラバーガール)が出演した。 内容は前回と同様の『ビジュアル大喜利』の他、前回の趣旨に正月要素をプラスした『爆笑!ボケかるた』、『獅子舞DE古今東西』、ネタに関するフリートークとネタ披露に加え、弾丸ジャッキーが出初め式の練習に参加した模様も放送された。
爆笑オンエアバトル ヒーローたちの伝説ネタSP
2008年12月30日深夜に放送。司会はトータルテンボス。番組10周年を記念し、過去にオーバー500を獲得したネタを放送した。ネタは、事前に視聴者からのリクエストを募集し選ばれている。
番組テーマ曲
『オンエアバトル』の番組オリジナルテーマ曲はボブ佐久間作曲の物を使用していたが、2003年10月よりエンディングの敗者コメント部分にタオルズの「君に幸あれ」が起用される事になった。以降、2007年度までのオープニング・エンディングテーマ曲を『熱唱オンエアバトル』の出場経験バンドが担当していた。詳しくは以下の通り。
期間 | オープニング(歌手) | エンディング(歌手) | 備考 |
---|---|---|---|
1999年3月 - 2002年3月 | 番組オリジナルテンプレート:要出典 | 番組オリジナルテンプレート:要出典 | |
2002年4月 - 2004年3月 | 「Mission Impossible Theme」 『ミッションインポッシブル』挿入歌 | ||
2003年10月 - 2005年3月 | 「君に幸あれ」 タオルズ |
2004年4月~『オンエアバトル』 (爆笑編・熱唱編)の全体で使用。 | |
2004年4月 - 9月 | 番組オリジナル (1999~2001年度とは別曲)テンプレート:要出典 | ||
2004年10月 - 2005年3月 | 「猫の詩」 キャットフラメンコダンサーズ | ||
2005年4月 - 9月 | 「Let's Dancing」 スマイルレンジャー |
「僕のヒーロー」 ヤドカリ |
ここから爆笑・熱唱で別楽曲となる。 OPの「Let's Dancing」は1年間通して使用。 EDは楽曲が異なるがヤドカリが1年間担当した。 |
2005年10月 - 2006年3月 | 「いい顔」 ヤドカリ | ||
2006年4月 - 2007年3月 | 「Spybreak!」 『マトリックス』挿入歌[注 2] |
「もっともっと」 三叉路 |
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2007年4月 - 2008年3月 | 「ライザーシロガネ」 『幻星神ジャスティライザー』挿入歌 |
「一生分の一日」 ヤドカリ | |
2008年4月 | 番組オリジナルテンプレート:要出典 | 「人にやさしく」 THE BLUE HEARTS | |
2008年5月 - 2009年3月 | 「C U When U Get There」 COOLIO | ||
2009年4月 - | 番組オリジナルテンプレート:要出典 | 番組オリジナルテンプレート:要出典 |
主な出場芸人
10回以上出演しており、オンエア経験があり、解散していない芸人。チャンピオン(プラチナバトラー)とゴールドバトラーは除く。コンビ名(芸名)は最後に出演時のもの。
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
放送日時
- いずれも総合テレビでの放送でJST。暦日を基準とする。つまり、午前0時以降に放送される場合は、前日の深夜に放送されていることになる。
- 1999年度 日曜日 0:25 - 0:54(初回のみ15分拡大)
- 2000年度 日曜日 0:20 - 0:49
- 2001年度 土曜日 23:55 - 24:24
- 2002年度 土曜日 23:50 - 24:19
- 2003年度 土曜日 0:15 - 0:44
- 2004年度 隔週日曜日 0:10 - 0:39(『熱唱オンエアバトル』と交互に放送)
- 2005年度 日曜日 0:10 - 0:39
- 2006年度 土曜日 0:00 - 0:29
- 2007年度 土曜日 0:10 - 0:39(『中国鉄道大紀行・秋編 日めくり版』放送期間中は10分繰り下げ)
- 2008年度 金曜日 0:40 - 1:09
- 2009年度 第4土曜日 0:10 - 1:09(その次の週、即ち翌月の第1土曜 0:55-1:25に爆笑トライアウトが放送されるのでオンバトシリーズが実質2週連続放送される格好になる)
また、不定期にBS2→BSプレミアムで深夜に再放送されることがある。
公式映像作品
それぞれ1組の芸人のネタを10本前後収録した公式映像作品が、2010年現在までに23本リリースされている。出だしの芸人の名前が表示されるところは内容を明確化するためネタに即したタイトルに差し替えられている。また2メディアともそれぞれ特典映像が追加されている。
- 2004年まではVHS、DVDの2メディアで発売されていたが、2005年以降はDVDのみの発売となった。
名前 | リリース日 | 規格番号: |
---|---|---|
ますだおかだ | 2001年4月18日 | VHS:PCVE-11361 DVD:PCBE-50084 |
ラーメンズ | 2001年5月16日 | VHS:PCVE-11367 DVD:PCBE-50088 |
アンジャッシュ | 2001年6月20日 | VHS:PCVE-11368 DVD:PCBE-50089 |
ホーム・チーム | 2003年3月19日 | VHS:PCVE-11919 DVD:PCBE-50450 |
アメリカザリガニ | 2003年3月19日 | VHS:PCVE-11920 DVD:PCBE-50451 |
テツandトモ | 2003年4月23日 | VHS:PCVE-11981 DVD:PCBE-50526 |
ダンディ坂野 | 2003年5月20日 | VHS:PCVE-12067 DVD:PCBE-50595 |
ドランクドラゴン | 2003年9月18日 | VHS:PCVE-12116 DVD:PCBE-50650 |
おぎやはぎ | 2003年10月16日 | VHS:PCVE-12170 DVD:PCBE-50699 |
アンタッチャブル | 2004年4月21日 | VHS:PCVE-12286 DVD:PCBE-50902 |
パペットマペット | 2004年5月19日 | VHS:PCVE-12314 DVD:PCBE-50935 |
長井秀和 | 2004年5月27日 | VHS:PCVE-12326 DVD:PCBE-50976 |
エレキコミック | 2005年1月19日 | DVD:PCBE-51299 |
江戸むらさき | 2005年2月16日 | DVD:PCBE-51347 |
スピードワゴン | 2005年3月16日 | DVD:PCBE-51371 |
タカアンドトシ | 2009年3月31日 | DVD:YRBN-90056 |
NON STYLE | 2009年3月31日 | DVD:YRBN-90057 |
トータルテンボス | 2009年12月2日 | DVD:YRBN-90080 |
パンクブーブー | 2010年3月24日 | DVD:YRBN-90099 |
超新塾 | 2010年3月24日 | DVD:ANSB-5871 |
東京03 | 2010年3月24日 | DVD:ANSB-5873 |
キングオブコメディ | 2010年3月24日 | DVD:ANSB-5874 |
我が家 | 2010年6月23日 | DVD:ANSB-5872 |
番組の評価
本番組に高い評価を示している有名人は多い。立川談志は、第1回、2回チャンピオン大会にて特別審査員を担当したことがあり、その際に「これほど若手にチャンスがある番組はこれしかない、素晴らしい番組だ!」と語っている。談志は2002年5月25日放送回の後番組として放送されたオンエアバトルの特別番組にて、当時常連だったアンジャッシュ、テツandトモ、ハリガネロックと対談を行ったこともある。また爆笑問題の太田光は『爆笑問題のススメ』(日本テレビ系列)のコラムのコーナーにおいて当番組を取り上げ、『お笑いブームに深く関わり、その存在は大きい』と解説した。1999年12月18日に放送したオンエアバトルの特別番組では、ハイヒール、春風亭小朝、渡辺正行がそれぞれ高評価のコメントを寄せている。
萩本欽一も若手のネタを見て勉強するという事で、この番組を見ている。従って、ある番組で島田秀平が手相鑑定ゲストとして登場した際、島田が元々コンビ芸人であった事を知っており、島田も萩本が自分を知っている事に驚いた。
また当番組のファンであることを公言している有名人も多い。松山千春は、「NHKの深夜にやっている若手が出る番組が好き」と番組でコメントしている[8]。堀内健(ネプチューン)はネタなどで「何キロバトルかな?」とよく言う。彼もオンバト視聴者であり、番組を高く評価している[9]。 KAT-TUNの田中聖と中丸雄一もオンバトファンで、ザ少年倶楽部2にて田中と中丸が「爆笑オンエアバトルに出るぞ!に挑戦」をコーナーでやっていた(2003年12月3日)。
その一方で、松本人志(ダウンタウン)は当番組の審査方法に否定的な意見を述べており、「『素人が判定する』という意味で嫌いな番組」と語っている[10]。
出場芸人の中には、番組に強い思い入れを持っている者もいる。小沢一敬(スピードワゴン)や斉藤優(パラシュート部隊)は、初オンエアを獲得した際に感激のあまり泣いたことがある。また、番組を卒業した芸人の一人である増田英彦(ますだおかだ)は、自身のブログの2009年3月29日付の日記において「この番組がなければ今のますだおかだはなかったと思う。本当に感謝してるし愛着も今なおある。その後抜かされた連勝記録を今からでも抜きに行きたいくらいに…」とコメントしている。
M-1グランプリとオンエアバトルチャンピオン大会の両方で優勝経験のある井上裕介(NON STYLE)は、それぞれの審査の傾向を比較し「自論ですが『オンバト』は「一番面白い芸人」というよりも「一番共感できる芸人」が優勝できるような気がします。『オンバト』は客席に100人いたら99人に好かれないといけないんですけど、『M-1』は100人の内10人しか笑っていなくてもその10人の評価が凄ければいい、みたいな空気はあります」と語っており、相方の石田明も「『オンバト』はアクがない方が有利かも知れない。『M-1』は逆にアクがないとダメ」と語っている[11]。
元テレビプロデューサー横澤彪は第11回チャンピオン大会ファイナルが行われた後、自身のコラム『横澤彪のチャンネルGメン69』にて、「既に使命を終えた番組だと思う」と評している[12]。
備考
- 初期にはステージ後方にONAIR!の文字を象った電飾セットがあった。
- 時々ナレーションやテロップなどのミスがある。
- 2008年4月17日放送分でハマカーンがスタッフの手違いでネタ中に終了の効果音を鳴らしてしまい、審査の対象に入らなかったというトラブルがあった。それについてNHKは公式ホームページ上で謝罪の言葉を載せた(なお、この結果はノーカウントとして戦歴には加算されないことになった)。
- 番組初期の1999年には、ブッチャーブラザーズ、笑組など、ベテラン勢が若手に混じって出場。2000年には落語家も出場したが[注 3]、いずれも2001年度を最後に途絶えている。また、番組が開始された1999年はボキャブラブームの末期とも重なり、その流れから「キャブラー」と呼ばれた芸人[注 4]や、吉本印天然素材のメンバーの一部(バッファロー吾郎、FUJIWARA、へびいちご)も出場している。
注釈
- ↑ NHK「トップランナー」2009年4月17日放送回(ゲスト・チュートリアル)において、チュートリアルが「爆笑オンエアバトル」2004年5月1日放送回で披露し、結果オフエアとなったネタ「バーベキュー」の一部を放送したことがある。同様に『スタジオパークからこんにちは』2011年10月24日放送回(ゲスト・オードリー)が旧コンビ名ナイスミドルとして2002年3月2日放送回に初挑戦した際のオフエアネタの一部や、同年12月10日放送回(ゲスト・ケンドーコバヤシ)が当時結成していたモストデンジャラスコンビのオフエアネタの一部を放送した事もある。そのため不定期ながらもNHK系列の他番組でオフエアネタを見られる時がある。
- ↑ サラリーマンNEOの「企業戦士社内スタントマン」で使用されるものと同じである。
- ↑ 出演経験があるのは五明楼玉の輔、春風亭栄助、林家彦いち、立川談生、三遊亭新潟、柳家喬太郎、立川笑志の7人。このうち林家彦いちだけがオンエアを果たしている。余談だが、それらと同時期に講談師として唯一神田北陽が出場したが、結果は8位敗退だった。
- ↑ 上述に記載されている他に出演経験があるのはサービスパンダ、底ぬけAIR-LINE、ダーンス4、チュチュチュファミリー、ノンキーズ、X-GUN、ピーピングトム、MANZAI-C、野性爆弾、U-turn等。海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)も出場を予定していたが、スケジュールの都合でキャンセルしたため出場はしていない。代わりに出たのがフォークダンスDE成子坂だった。
脚注
関連項目
外部リンク
- 爆笑オンエアバトル公式サイト(NHKオンライン)
- サポーターズスクエア(非公式データベースサイト)
- ↑ 1.0 1.1 「テンプレート:Wayback」 - 読売新聞(2006年1月4日)
- ↑ 「NHKの人気お笑い番組「オンエアバトル」がリニューアル」ナリナリドットコム、2005年3月29日
- ↑ 審査員登録者に送られた2010年3月から9月の収録予定による。
- ↑ この順番は後番組の「オンバト+」にも引き継がれている。
- ↑ 出場する10組のネタを全て放送していた。また毎週1組の芸人(出場した10組とは別)がナビゲーター役を務めた。
- ↑ 2002年4月 - 2004年3月の毎月第3月曜日のコーナー。「オンバト」本編でオフエアとなった芸人のネタをダイジェストで放送するというコーナーで、進行役は前年度のチャンピオンが務めた。またこのうち2003年9月15日放送回では、「オンバト」本編2003年6月13日放送分の、461KBで史上最高得点のオフエアとなったスピードワゴンのネタがノーカットで流されていた。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 2006年4月22日放送回『メレンゲの気持ち』にて発言した。
- ↑ 2004年10月『笑いの金メダル』にてネタを披露。
- ↑ 「松本人志の放送室」2008年6月7日
- ↑ 『日経エンタテインメント!』2009年3月号、日経BP社
- ↑ 【横澤彪のチャンネルGメン69】使命を終えた某お笑い番組 エネルギーなく「ご苦労さまでした」