三谷幸喜
テンプレート:日本の脚本家 三谷 幸喜(みたに こうき、1961年7月8日 - )は、日本の劇作家、脚本家、演出家、俳優、映画監督である。シス・カンパニー所属。
経歴
東京都世田谷区出身。世田谷学園高等学校を経て、日本大学藝術学部演劇学科卒業。
「幸喜」という名前は、当時の大関で後に横綱となった大相撲力士の大鵬幸喜にあやかったもの。少年時代には、『とんねるず』の木梨憲武と同じサッカークラブに所属していた。
1980年代
大学在学中の1983年、劇団 「東京サンシャインボーイズ」を結成。初期には「一橋壮太朗」の芸名で自ら役者も務めていた。この時期には、テレビ朝日の深夜番組『ウソップランド』で視聴者からの映像作品を募集する「チャレンジビデオコーナー」へ自ら制作した作品を投稿し、それが採用されて放送されたこともあった。
演劇学科の3年後輩の太田光は、「三谷さんは学生の頃から、すごい人気者だった。日本大学のヒーローだった。自分は教授とケンカしたりして演劇を諦めたから、今でも三谷さんにはコンプレックスがある」と、2006年に自らの番組『スタメン』に三谷がゲストで出演した際に語ったが、三谷は後に著書で「番組内では黙っていたが、太田の認識ほどの人気はとてもじゃないが無かった」と書いている。
劇団と並行して放送作家としても活動し、『アイ・アイゲーム』、『欽ドン!』、『お笑いマンガ道場』などの番組構成に携わる。テレビアニメ『サザエさん』の脚本を4本、手がけたこともあるが、3本目に執筆した「タラちゃん成長期」の、タラちゃんが筋肉増強剤を使ってオリンピックに出る夢をみるというストーリーがプロデューサーの逆鱗に触れて降板させられたことを、月刊『ドラマ』の特集で語っている。
1989年から、フジテレビの深夜枠のドラマ『やっぱり猫が好き』の脚本を多くの回で担当し、翌年の同枠の『子供、ほしいね』[1]のほとんどの回を担当したことからテレビドラマの世界でも注目を集めるようになる。
1990年代
1993年に『振り返れば奴がいる』で連続テレビドラマの脚本家としてデビューする。しかし、プロデューサーの石原隆は三谷が喜劇専門であったことを知らなかったため、依頼された内容はシリアスな医療ものだった。結果、脚本の喜劇調の部分は制作スタッフに書き換えられ、三谷の意図からは外れた作品になってしまったが、この作品の成功により、翌1994年には田村正和主演の倒叙ミステリードラマ『古畑任三郎』の脚本を手がけることになる。番組は好評を得、気弱な刑事の今泉慎太郎を演じた東京サンシャインボーイズの劇団員、西村雅彦も一躍有名になった。その後も『王様のレストラン』、『竜馬におまかせ!』、『総理と呼ばないで』、『今夜、宇宙の片隅で』などの連続ドラマを手がけた。
並行して東京サンシャインボーイズの人気も高まり、「チケットが取れない劇団」と呼ばれようになる。1991年には代表作『12人の優しい日本人』が中原俊監督によって映画化され、高い評価を得た。劇団からは相島一之と梶原善が舞台と同役で出演している。しかし、三谷が劇団として活動していくことに行き詰まりを感じたため、1994年に『東京サンシャインボーイズの罠』の倉敷市芸文館での公演を最後に、劇団は「30年間の充電期間」に入った。
1993年には、パルコによるプロデュース公演に参加し、伊原剛志と松下由樹による二人芝居『ダア!ダア!ダア!』の作、演出を手がけた。翌年には三谷の発案により唐沢寿明を起用したサスペンス・スリラー『出口なし!』を作、演出し、その後も現在に至るまで、パルコのプロデュースから多くのヒット作を生み出している。
パルコのプロデュース公演では、歌舞伎俳優の松本幸四郎一家による演劇集団「シアターナインス」の企画による『バイ・マイセルフ』、『マトリョーシカ』の二作の脚本も担当した。松本幸四郎は、1995年のテレビドラマ『王様のレストラン』の主演でもあり、三谷にとっては大河ドラマ『黄金の日日』や舞台『ラ・マンチャの男』などで昔から強い印象を残している俳優だった。[2]
1994年にNHK-FMにラジオドラマ『笑の大学』を書き下ろし、1996年には二人芝居として舞台化する。舞台版は読売演劇大賞の最優秀賞を受賞するなど高い評価を得て、その後も1998年に再演されたほか、ロシア語、英語などに翻訳されて海外でも上演され、2004年には映画化された。
1995年、『やっぱり猫が好き』に出演していた小林聡美と結婚[3]。
1997年には初の映画監督作品として『ラヂオの時間』を発表する。『振り返れば奴がいる』の脚本がしばしば現場で書き換えられてしまった経験を元にした舞台『ラヂオの時間』を映画化した作品で、高い評価と多くの映画賞を獲得した。
2000年代
2000年に上演した初のオリジナル・ミュージカル『オケピ!』は、「演劇界の芥川賞」とも呼ばれる岸田國士戯曲賞を受賞した。2001年には自宅を新築した際の体験を元にした、映画監督としての第2作『みんなのいえ』がヒットし、前作『ラヂオの時間』と同様にイギリスやドイツなどでも上映会が催された。2002年は劇団員だった伊藤俊人の急逝という不幸に見舞われる。また、舞台『You Are The Top 〜今宵の君〜』の主演の鹿賀丈史が初日直前に急病で降板するというトラブルも起こるが、急遽、代役として参加した浅野和之の努力により、初日を5日延期して開幕させることができた。同年、念願のシットコム『HR』で、脚本と共に総合演出も手がけた。
2004年には長年の夢であったNHK大河ドラマで『新選組!』の脚本を担当する。坂本龍馬と近藤勇を昔からの友人とするなどの大胆な設定や、若手俳優の起用は賛否両論を呼んだものの、大きな話題となった。2006年には、大河ドラマ史上初の続編となる『新選組!! 土方歳三 最期の一日』が正月スペシャルとして放送されたが、この年の正月はフジテレビで『古畑任三郎 ファイナル』も三夜連続で編成されており、その初回『今、甦る死』と『新選組!!』は1月3日に重なって放送されることになった。結果、視聴率は『古畑任三郎』の21.5%に対し、『新選組!!』は9.8%と振るわず、フジテレビ側は「調整が間に合わなかった」と謝罪している。
2004年、初の一人芝居『なにわバタフライ』を戸田恵子の出演で上演する。2005年4月からは清水ミチコとの対談形式のラジオ番組『MAKING SENSE』の放送がJ-WAVEで始まる。同年11月から2006年1月にかけては、パルコのプロデュース公演として『12人の優しい日本人』が久々に上演された。この作品が東京サンシャインボーイズ以外の出演者で上演されるのは初めてのことだった。この舞台に出演した山寺宏一が大阪での公演中、テレビ東京でのレギュラー番組『おはスタ』を休まざるを得なかったため、1月10日から12日の間、三谷がその代役として「コーキー」の名で司会を務めた。
2006年1月には監督第3作となる映画『THE 有頂天ホテル』が公開され、興行収入60億円の大ヒットを記録した。同年のNHK大河ドラマ『功名が辻』では、脚本の大石静に請われ、信長に翻弄される将軍足利義昭役で出演した。3月にはパルコ劇場で上演された『決闘!高田馬場』で、初めて歌舞伎の作・演出に挑戦する。
2007年は芸術座の後継劇場となる「シアタークリエ」のこけら落し公演『恐れを知らぬ川上音二郎一座』の作・演出を担当した。
2008年には4本目の監督作品となる映画『ザ・マジックアワー』が公開され、またも大きなヒットとなった。同作の宣伝のため、6月2日放送の『おはスタ』に再び「コーキー」として出演している。
2009年には、かつて幾度も公演を行った新宿の小劇場THEATER/TOPSの閉館公演として、東京サンシャインボーイズが15年ぶりに再結成し、『returns』を上演した。相島一之の呼びかけに応じて三谷が新作を書き下ろし、短い準備期間ながら元劇団員のほとんどが参加し、三谷も「一橋壮太朗」として出演した。終演後には戸田恵子の声で「これより15年間の休憩に入ります」とアナウンスが流された。
同年、『新選組!』以来、5年ぶりになるテレビシリーズ『連続人形活劇 新・三銃士』で、初めてNHKの連続人形劇の脚本を手がけた。11月には、ニューヨークのオフ・ブロードウェイでミュージカル『TALK LIKE SINGING』で海外進出を果たす。日本のオリジナル作品がオフ・ブロードウェイで初演されるのは初めてのことだった。
2010年代
50歳を迎える2011年は「三谷幸喜大感謝祭」と題して、新作劇を4作と、映画、テレビドラマをそれぞれ1作ずつ発表し、例年にもまして活発な年となった。同年5月23日、小林聡美と離婚したことを連名のファックスで報告した[4]。同年12月20日、第46回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。
2012年はチェーホフの『桜の園』での初めての自作以外の演出、初の文楽作品『其礼成心中』の作、演出と新しい挑戦が続いた。6月には「三谷幸喜大感謝祭」で発表予定だった小説『清須会議』を上梓し、翌年に自らの監督作品として映画化することを発表した。
2013年には、『コンフィダント・絆』『国民の映画』に続く海外芸術家シリーズの3作目として、ウラディミール・ホロヴィッツとそのピアノ調律師のフランツ・モアを描いた舞台『ホロヴィッツとの対話』を作・演出した。同作はモア役の渡辺謙の12年振りの舞台復帰作としても注目された。
続いて上演された流刑後のナポレオンを描いた新作舞台『おのれナポレオン』は、劇作家・演出家・俳優の野田秀樹を主演に迎えた。これは、東京芸術劇場の芸術監督で『新選組!』に勝海舟役で出演した野田から持ち込まれた企画である。公演期間の終盤に天海祐希が心筋梗塞で倒れ、宮沢りえが急遽代役に迎えられるというハプニングが生じ、立ち見席を求めてマスコミ関係者他百人あまりが殺到したことでも大きな話題となった。
同年7月31日、19歳年下の一般女性と再婚。愛犬を亡くし、落ち込んでいた三谷を励ましてくれたことが付き合いのきっかけだという。同年11月には6本目の監督作品となる映画『清須会議』が公開された。
2014年1月1日付で、堤真一や高橋克実らが所属する芸能事務所「シス・カンパニー」所属となった。[5]
2014年5月12日に2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』の脚本を務めることが発表された。[6]。
人物
- 仕事
- 締め切り間近まで台本が仕上がらない遅筆が有名。舞台『巌流島』では、台本の遅延によって公演初日が大幅にずれ込むことになり、佐々木小次郎役の陣内孝則が降板している。この時に三谷は「今後、同様なことを起こしたら筆を折る」と宣言している。
- 仕事が行き詰まると、ティッシュを大量に箱から出したり、ベッドと壁の間に挟まる等の小さな奇行に走る。これは三谷が実体験を元にして脚本・主演を務めた『世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・春 〜人気番組競演編〜』の一話「台詞の神様」でも描かれている。戸田恵子によれば、執筆作業が佳境に入ると、髪や髭がボサボサになってヨレヨレの姿になるという。
- 撮影現場で脚本が勝手に書き換えられた経験などから、テレビドラマの演出家には不信感を持った時期があるようで、かつてはドラマディレクターに対する辛辣な発言もあり、エッセイの中で日本テレビの細野英延、フジテレビの杉田成道に対して不快感を顕わにしたこともあった。しかし共同テレビの河野圭太には「テレビで最も信頼している演出家」であるとの賛辞とともに全幅の信頼を寄せており、星護(共同テレビ)、鈴木雅之(フジテレビ)などにも一定の信頼は置いているようである。
- 性格
- 神経質な性格で、インターネットは自作に否定的な意見を目にし、創作力を減退させるという理由からほとんど見ない。ただし、テレビ出演時や対談などでは、自分の神経質さを誇張して笑わせるという手法を使うことが多い。
- 気難しい一面を現す例に、なかなか他人を家に入れない事がある。ココリコの田中直樹にフィギュアのコレクションを見せると約束しながら、自宅を訪れた田中を玄関の外で応対し、中には招き入れなかった。元妻・小林聡美の父親が、小林の外出中に訪ねてきたときも自宅に入れなかったほどである。
- 好きな女性
- 中森明菜、観月ありさ、平野レミの大ファンである。中森は『古畑任三郎』第1話の犯人役に起用されているほか、その後の回でも『同情すべき犯人』として好意的に何度も言及されている。
- 映画マニア
- 子供の頃からテレビで放送される洋画に親しみ、洋画を中心とした大の映画マニアである。和田誠との映画についての対談集『それはまた別の話』、[7]『これもまた別の話』を映画専門誌『キネマ旬報』に連載し、『これもまた別の話』では1998年度のキネマ旬報読者賞を受賞している。和田ファンでもある三谷は、和田のタッチにそっくりの「似顔絵」を描くことができ、連載をまとめた単行本の表紙では、映画俳優たちの似顔絵を和田と共作している。
- 『大脱走』のような、グループで何かを計画して実現させる映画が特に好きで、そうした作品はテレビドラマの『スパイ大作戦』のように題名に「作戦」が付くものが多いことから、「作戦もの好き」を称している。[8]
- テレビ狂
- 子供の頃からテレビ狂であり、三度の飯よりテレビが大好きだったという。実家には当時使っていたテレビが今も残っているらしい。多くのテレビ番組に詳しく、海外ドラマ、特に『刑事コロンボ』には精通している。他にも『ドラえもん』、『パーマン』、『おそ松くん』などのテレビアニメや『ポンキッキーズ』、『おはスタ』[9]などの児童向け番組にも詳しい。彼が手がけたテレビドラマにも、これらの番組に使われたセリフや内容がたびたび登場する。
- また、フジテレビ『夜のヒットスタジオ』を初期の頃から見続けた「夜ヒットフリーク」であり、[10]映画『ラヂオの時間』で井上順が演じた役の設定は『夜のヒットスタジオ』での井上のキャラクターに基づくものであるとも言われている。
- 朝日放送『探偵!ナイトスクープ』のファンでもあり、発売されたDVDは全巻そろえ、2008年の映画『ザ・マジックアワー』公開前の宣伝活動では、「依頼者」として出演した。[11]
- 『新八犬伝』や『人形劇 三国志』などNHKの連続人形劇の大ファンで、子供の頃からそのフィギュアを集めて人形劇の映像を作って遊んでいた。NHKから人形劇の脚本の依頼があったときも、スケジュールは埋まっていたが、他の誰にもやらせたくないという思いから引き受け、2009年の『連続人形活劇 新・三銃士』で子供の頃からの夢だった人形劇を手がけた。
- 歴史マニア
- 歴史マニアでもあり、幕末や明治時代を舞台にした作品も多い。中学生の時には、同級生が歴史の教科書の江藤新平の写真に似ていると思うと、彼に写真と同じような着物を着せて写真を撮り、以来、友達をモデルに幕末の志士のコスプレ写真をとり続けたというエピソードがある。NHKの大河ドラマは1970年代からよく見ており、横山光輝のマンガ『水滸伝』、『三国志』のファンでもある。
- 中学生時代には郷土クラブにも所属し「お墓研究班」班長として烏山の寺町の墓の数を数えていた。
- 家族
- 猫3匹(アメリカンショートヘアーの「おとっつあん」、オシキャットの「オシマンベ」、捨て猫だった「ホイ」)、犬2匹(プチブラバンソンの「チコ」と「ハーポ」)。ペットたちはエッセイにもよく登場する。
- その他
- NHK『英語でしゃべらナイト』出演時に、英語はしゃべることも聞き取ることもほとんど出来ないと語っている。
- 趣味は映画のDVD収集で、販売店では必ずタイトルの50音順に見ていくというこだわりがあり、特典と吹き替えがあるものを好む。仕事が趣味の延長線であるため、他の趣味はなく休みもほとんど取らない。
- コメディ作家でありながら、落語は苦手であるという。日本の映画やドラマなどのリアルではない会話の元凶になっているとの見解を述べたことがある。テンプレート:要出典
- 身体的特徴
- 身長174.8cm。
- 手の甲がやや毛深いと指摘されている。松本幸四郎は、三谷の第一印象について毛深い手を挙げており、同様に毛深かった菊田一夫の姿が脳裏をよぎったと語っている[12]。後年、幸四郎は三谷との初めての出会いを振り返り「菊田一夫が再来したような気持ちになりました。ある種の才能を持った人が、いま目の前にいると感じました」[13]と述懐している。
作品の特徴
- 作風
- 作品は基本的に喜劇であり、ウィットやユーモアに富んだ演出によるハートウォーミングな人間賛歌が多く、露骨な社会風刺やグロテスクな描写、きわどいセリフなどは少ない。
- 「集団が力を合わせて困難を乗り越える」、「切羽詰まった事情により、本来の自分とは違う何者かを演じる」という枠組みを持った物語が多い。
- 恋愛物は「自分の恋愛観がバレるのがイヤ」ということで苦手としている。
- 実在の有名な人物を題材にした作品が増えている傾向にあるが、理由として、「既に一般的に流布したイメージのある人物ならば、人物紹介に時間を割かずに話を早く先に進められるので、より深く描くことができる。」という主旨の発言をしている。[14]
- アメリカの劇作家ニール・サイモン から大きな影響を受けており、劇団名もサイモンの代表作『サンシャイン・ボーイズ』に由来している。
- 映画監督のビリー・ワイルダーを敬愛しており、ワイルダーの最晩年(94歳時点)にインタビューする仕事が来た時は驚喜して臨んだ。[15]
- 脚本家を目指したのは 早坂暁の『天下御免』、『天下堂々』に感動し、知人よりそれらのシナリオを入手し、こういうものを書きたいと思ったのがきっかけで、いつかはああいう(『天下御免』、『天下堂々』のような)ものを書きたいと語っている。また市川森一作品の、ドラマ『黄金の日日』、『淋しいのはお前だけじゃない』、『親戚たち』などにも影響を受け、それぞれの作品の出演者である松本幸四郎、西田敏行、役所広司を自作にも起用している。
- 当て書き
- 自分が関与できない形で作品が上演されることを嫌っており、学校の演劇部や、自身が演出・脚本の改訂に参加できない団体に対しては上演許可を出さない。大きな理由は、全ての台本をそれぞれの役を演じる役者への「当て書き」(先に役者を決めてから、その役者をイメージしながら台本を書くこと)として執筆していることによる[16][17]。このため、再演に当たって役者の交替が生じる場合は、自身が演出するか否かに関わらず、新しい役者のイメージに合わせて台本を改訂する。
- たとえば『笑の大学』は、もともと三宅裕司と坂東八十助 (5代目)に当てて書かれたラジオドラマであるが、後に西村雅彦と近藤芳正の出演で舞台化された際や、役所広司と稲垣吾郎の出演で映画化された際には、そのたびごとに脚本自体を一から書き直している。[18]
- 俳優
- 西村雅彦、小林隆など、東京サンシャインボーイズの劇団員を頻繁に起用している。また、松本幸四郎、役所広司など、自身が過去に感銘を受けた作品に出演していた俳優に出演を依頼することも多い。唐沢寿明、鈴木京香[19]など、すでに一定のキャリアを持ちながら、三谷作品に繰りかえし起用され、新しい魅力を引き出された俳優もいる。三谷の作品がきっかけで脚光を浴びる俳優も少なくない。
- 気に入った俳優を自身の作品に何度も起用する傾向が顕著に見られる。
- 三谷が監督を務めた映画には、エンディングのキャストのクレジットで、最後(いわゆるトメ)に表示されるような大物俳優が多く出演している。そのためか、監督1作目の『ラヂオの時間』と3作目の『THE 有頂天ホテル』のエンドクレジットでは、キャスト名の表示される順番が「五十音順」に、4作目の『ザ・マジックアワー』と5作目の『ステキな金縛り』では、「登場順」になっている。[20]
作品一覧
テレビドラマ
タイトル | 主な出演者 |
---|---|
超少女!はるひワンダー愛(1986年、フジテレビ) | 松本伊代、新藤栄作、斉藤晴彦、左とん平 |
やっぱり猫が好き 第1シリーズ(1988年 - 1990年、フジテレビ) | 小林聡美、もたいまさこ、室井滋 |
東京ストーリーズ『大災難の街 東京』(1989年、フジテレビ) | 益岡徹、螢雪次朗 |
やっぱり猫が好き 第2シリーズ(フジテレビ、1990年 - 1991年) | 小林聡美、もたいまさこ、室井滋 |
子供、ほしいね(1990年、フジテレビ) | 工藤夕貴、大高洋夫、三谷幸喜 |
女ねずみ小僧 いけないことだぞ!大江戸マラソンばくち地獄(1990年、フジテレビ) | 大地真央、伊武雅刀、京本政樹、野々村真、森口瑶子、白竜、北村総一朗 |
世にも奇妙な物語『息子帰る』(1991年、フジテレビ) | 布施博、渡辺満里奈、長塚京三、安岡力也 |
天国から北へ3キロ(1991年、フジテレビ) | 大地真央、中井貴一、益岡徹、森口瑶子、岸部シロー、小松方正、西田健、北村総一朗 |
君たちがいて僕がいる(1992年、フジテレビ) | 渡辺謙、石黒賢、荻野目慶子、佐藤B作、森口瑶子、塩見三省 |
君たちがいて僕がいるII(1992年、フジテレビ) | 渡辺謙、石黒賢、河原崎長一郎、小高恵美、森口瑶子、小野みゆき |
総務課長戦場を行く!(1992年〈1994年放送〉、フジテレビ) | 沢田研二、梨本謙次郎、前田吟、萬田久子、阿部寛、中野英雄、伊藤俊人 |
振り返れば奴がいる(1993年、フジテレビ) | 織田裕二、石黒賢、千堂あきほ、松下由樹、鹿賀丈史、佐藤B作、中村あずさ、相原勇、西村雅彦、梶原善、伊藤俊人、小林隆、甲本雅裕 |
ビートたけしのつくり方『大家族主義/堀切家の人々』(1993年、フジテレビ) | 田中邦衛、星由里子、ビートたけし、高林由紀子、石丸謙二郎、小林聡美、諸星和己、中江有里、ルー大柴、鷲尾真知子、玉置浩二、西田健、石橋蓮司、塩見三省、室田日出男 |
警部補・古畑任三郎 第1シリーズ(1994年、フジテレビ) | 田村正和、西村雅彦、小林隆(ゲスト・中森明菜、堺正章、古手川祐子、笑福亭鶴瓶、五代目坂東八十助、木の実ナナ、小林稔侍、鹿賀丈史、石黒賢、小堺一機、桃井かおり、菅原文太) |
女ねずみ小僧 狙われたからくり城・史上最悪のダイハード(1994年、フジテレビ) | 大地真央、伊武雅刀、中条きよし、森口瑶子、岸部シロー、阿南健治、小林隆、大高洋夫 |
警部補・古畑任三郎スペシャル(1995年、フジテレビ) | 田村正和、陣内孝則、水野真紀、西村雅彦、田口浩正 |
王様のレストラン(1995年、フジテレビ) | 九代目松本幸四郎、筒井道隆、山口智子、鈴木京香、西村雅彦、小野武彦、梶原善、伊藤俊人、白井晃、田口浩正、杉本隆吾 |
古畑任三郎 第2シリーズ(1996年、フジテレビ) | 田村正和、西村雅彦、小林隆(ゲスト・明石家さんま、沢口靖子、草刈正雄、木村拓哉、加藤治子、唐沢寿明、二代目澤村藤十郎、山城新伍、風間杜夫、鈴木保奈美) |
今泉慎太郎(1996年、フジテレビ) | 西村雅彦、伊藤俊人、白井晃、小林隆 |
スペシャル古畑任三郎(1996年、フジテレビ) | 田村正和、山口智子、西村雅彦 |
竜馬におまかせ!(1996年、日本テレビ) | 浜田雅功、反町隆史、緒川たまき、別所哲也、西村雅彦、伊東四朗、内藤剛志、梶原善、相島一之、小林隆、とよた真帆、寺脇康文 |
3番テーブルの客(1996年 - 1997年、フジテレビ) | |
総理と呼ばないで(1997年、フジテレビ) | 田村正和、鈴木保奈美、筒井道隆、鶴田真由、西村雅彦、佐藤藍子、藤村俊二、小松政夫、松金よね子、戸田恵子、仲本工事、篠井英介、小林勝也、小林隆 |
今夜、宇宙の片隅で(1998年、フジテレビ) | 西村雅彦、飯島直子、石橋貴明、梅野泰靖 |
古畑任三郎 VS SMAP(1999年、フジテレビ) | 田村正和、中居正広、木村拓哉、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾、西村雅彦、石井正則、戸田恵子、小林隆 |
古畑任三郎 黒岩博士の恐怖(1999年、フジテレビ) | 田村正和、緒形拳、西村雅彦、石井正則、小林隆、八嶋智人 |
古畑任三郎 第3シリーズ(1999年、フジテレビ) | 田村正和、西村雅彦、石井正則、小林隆、八嶋智人(ゲスト・七代目市川染五郎、真田広之、松村達雄、大地真央、津川雅彦、市村正親、田中美佐子、福山雅治、玉置浩二、江口洋介) |
合い言葉は勇気(2000年、フジテレビ) | 役所広司、鈴木京香、香取慎吾、津川雅彦、寺尾聰、國村隼、田中邦衛、金田明夫、山寺宏一、梶原善、キムラ緑子、池田成志、麿赤児、八嶋智人、温水洋一、杉浦直樹 |
HR(2002年 - 2003年、フジテレビ) | 香取慎吾、今井朋彦、酒井美紀、篠原涼子、小野武彦、中村獅童、白井晃、戸田恵子、國村隼、浅野和之、生瀬勝久 |
川、いつか海へ 第2・4話(2003年、NHK) | 渡辺謙、小林聡美、西田敏行、香川照之、観月ありさ、筒井道隆、江守徹、笹野高史、高橋克実 |
古畑任三郎 すべて閣下の仕業(2004年、フジテレビ) | 田村正和、松本幸四郎、津川雅彦、三田和代、八嶋智人、及川光博 |
新選組!(2004年、NHK大河ドラマ) | 香取慎吾、山本耕史、藤原竜也、オダギリジョー、中村勘太郎、山本太郎、堺雅人、山口智充、小林隆、八嶋智人、優香、江口洋介、佐藤浩市、中村獅童、田畑智子、沢口靖子、田中邦衛、野際陽子、野田秀樹、石坂浩二、伊東四朗、筒井道隆、小野武彦、小日向文世、吹石一恵、戸田恵子、松金よね子、佐藤B作、鈴木京香、石黒賢、白井晃、はしのえみ、生瀬勝久、谷原章介、伊原剛志、照英、甲本雅裕、相島一之、大倉孝二、今井朋彦 |
新選組!! 土方歳三 最期の一日(2006年、NHK) | 山本耕史、六代目片岡愛之助、吹越満、小橋賢児、照英、佐藤B作、熊面鯉、鳥羽潤、山崎樹範、池松壮亮、南野陽子 |
古畑任三郎FINAL(2006年、フジテレビ) | 田村正和、藤原竜也、石坂浩二、イチロー、松嶋菜々子、西村雅彦、石井正則、小林隆、今井朋彦、小日向文世、松金よね子 |
古畑中学生(2008年、フジテレビ) | 田村正和、山田涼介、タモト清嵐、原田泰造、甲本雅裕、福田麻由子、小林隆、浅野和之 |
わが家の歴史(2010年、フジテレビ) | 柴咲コウ、佐藤浩市、松本潤、佐藤隆太、堀北真希、榮倉奈々、長澤まさみ、大泉洋、天海祐希、役所広司、富司純子、西田敏行 |
short cut(2011年、WOWOW) | 中井貴一、鈴木京香、梶原善 |
ステキな隠し撮り〜完全無欠のコンシェルジュ〜(2011年、フジテレビ) | 深津絵里、西田敏行、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、草彅剛、中井貴一 |
大空港2013(2013年、WOWOW) | 竹内結子、生瀬勝久、戸田恵梨香、オダギリジョー、香川照之、池松壮亮、梶原善、青木さやか、石橋杏奈、綾田俊樹、甲本雅裕、神野三鈴 |
映画(監督作品)
タイトル | 主な出演者 |
---|---|
ラヂオの時間(1997年、原作と脚本と監督) | 唐沢寿明、鈴木京香、西村雅彦、戸田恵子、井上順、小野武彦、並樹史朗、近藤芳正、モロ師岡、梶原善、奥貫薫、田口浩正、布施明、藤村俊二、梅野泰靖、渡辺謙 |
みんなのいえ(2001年、脚本と監督) | 唐沢寿明、田中邦衛、八木亜希子、田中直樹、野際陽子、白井晃、伊原剛志、八名信夫、榎木兵衛、吉村実子、山寺宏一、清水ミチコ、布施明 |
THE 有頂天ホテル(2006年、脚本と監督) | 役所広司、松たか子、香取慎吾、佐藤浩市、篠原涼子、麻生久美子、近藤芳正、戸田恵子、津川雅彦、生瀬勝久、原田美枝子、伊東四朗、西田敏行 |
ザ・マジックアワー(2008年、脚本と監督) | 佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、西田敏行、綾瀬はるか、小日向文世、寺島進、戸田恵子、伊吹吾郎、浅野和之、市村萬次郎、柳澤愼一、香川照之 |
ステキな金縛り(2011年、脚本と監督) | 深津絵里、西田敏行、阿部寛、中井貴一、小林隆、KAN、竹内結子、山本耕史、浅野忠信、市村正親、草彅剛、木下隆行、小日向文世、山本亘、戸田恵子、浅野和之、生瀬勝久 |
清須会議(2013年、原作と脚本と監督) | 役所広司、大泉洋、小日向文世、阿南健治、浅野和之、佐藤浩市、浅野忠信、寺島進、でんでん、松山ケンイチ、中谷美紀、篠井英介、中村勘九郎、妻夫木聡、坂東巳之助、伊勢谷友介、鈴木京香、剛力彩芽、染谷将太、西田敏行、天海祐希、瀬戸カトリーヌ、近藤芳正、戸田恵子、梶原善 |
映画(その他参加作品)
タイトル | 監督 | 主な出演者 |
---|---|---|
12人の優しい日本人(1991年、原作・脚本) | 中原俊 | 塩見三省、相島一之、上田耕一、二瓶鮫一、中村まり子、大河内浩、梶原善、山下容莉枝、村松克己、林美智子、豊川悦司、加藤善博 |
マルタイの女(1997年、企画協力) | 伊丹十三 | 宮本信子、西村雅彦、津川雅彦 |
世にも奇妙な物語 映画の特別編(2000年、ストーリーテラー部分の脚本) | 鈴木雅之 | タモリ、山本耕史、佐藤隆太、正名僕蔵、谷津勲 |
竜馬の妻とその夫と愛人(2002年、原作・脚本) | 市川準 | 木梨憲武、鈴木京香、江口洋介、中井貴一、トータス松本、小林聡美、橋爪功 |
笑の大学(2004年、原作・脚本) | 星護 | 役所広司、稲垣吾郎 |
舞台
タイトル | 主な出演者 |
---|---|
12人の優しい日本人(1990年) | 小原雅人、相島一之、阿南健治、小林隆、梶原善、斉藤清子、西村雅彦、宮地雅子、野仲イサオ、伊藤俊人、甲本雅裕、山本亘 |
深沢版狸御殿(1990年、博品館劇場) | 深沢敦、片桐はいり、篠崎はるく ほか |
ショウ・マスト・ゴー・オン(1991年) | 西村雅彦、伊藤俊人、高橋理恵子、近藤芳正、相島一之、野仲イサオ、阿南健治、梶原善、甲本雅裕、小林隆、佐藤B作 |
にくいあんちくしょう(1991年、東京ヴォードヴィルショー、原作:滝大作) | 花王おさむ、佐渡稔、市川勇、山口良一、たかはし等、山本ふじこ、大森ヒロシ、まいど豊、石井愃一、あめくみちこ、佐藤B作 |
Vamp Show(1992年、全労済ホールスペース・ゼロ) | 池田成志、古田新太、京晋佑、まつおあきら、西村雅彦、一橋壮太朗(三谷幸喜)、藤井かほり |
その場しのぎの男たち(1992年、東京ヴォードヴィルショー) | 佐渡稔、伊東四朗、坂本あきら、石井愃一、あめくみちこ、佐藤B作 |
ダア!ダア!ダア!(1993年、パルコ劇場) | 伊原剛志、松下由樹 |
音楽劇 サザエさん(1994年、天王洲アイル・アートスフィア) | 榊原郁恵、久本雅美、小宮孝泰、梨本謙次郎、宮地雅子、辻沢杏子、小鹿番、亀井光代、新井康弘 |
出口なし!(1994年、パルコ劇場) | 唐沢寿明、益岡徹、森口瑶子、宮本信子 |
君となら(1995年、パルコ劇場) | 斉藤由貴、佐藤慶、角野卓造、益岡徹、高林由紀子、伊藤俊人、宮地雅子 |
イメルダ(1995年、パルテノン多摩小ホールほか) | コント赤信号、小林勝也、仁藤優子ほか |
音楽劇 サザエさん(再演/1995年、天王洲アイル・アートスフィア) | 熊谷真実/東ちづる(Wキャスト)、島田珠代、高杢禎彦、伊藤麻衣子、小鹿番、南風洋子ほか |
巌流島(1996年、パルコ劇場) | 役所広司、益岡徹、鈴木京香、小野武彦、小林隆、宮地雅子 |
笑の大学(1996年、パルコ劇場) | 西村雅彦、近藤芳正 |
アパッチ砦の攻防(1996年、東京ヴォードヴィルショー) | 佐藤B作、伊東四朗、あめくみちこ、佐渡稔、石井愃一、まいど豊、小林美江 |
バイ・マイセルフ(1997年、パルコ) | 松本幸四郎、市川染五郎 |
君となら(1997年、パルコ劇場) | 斉藤由貴、佐藤慶、角野卓造、小倉久寛、高林由紀子、伊藤俊人、宮地雅子 |
アパッチ砦の攻防 決定版(再演/1998年、東京ヴォードヴィルショー) | 佐藤B作、伊東四朗、松金よね子、あめくみちこ、佐渡稔、石井愃一、まいど豊、小林美江 |
温水夫妻(1999年、パルコ劇場) | 唐沢寿明、角野卓造、戸田恵子、梶原善 |
マトリョーシカ(1999年、パルコ劇場) | 松本幸四郎、市川染五郎、松本紀保 |
オケピ!(2000年、パルコ劇場) | 真田広之、松たか子、戸田恵子、川平慈英、伊原剛志、小日向文世、白井晃、宮地雅子、小林隆、北川潤、菊池均也、山本耕史、布施明 |
竜馬の妻とその夫と愛人(2000年、東京ヴォードヴィルショー) | 佐藤B作、あめくみちこ、平田満、佐渡稔 |
Vamp Show(再演/2001年、パルコ劇場) | 堺雅人、佐々木蔵之介、橋本潤、河原雅彦、伊藤俊人、手塚とおる、松尾れい子 |
バッド・ニュース☆グッド・タイミング(2001年、パルコ劇場) | 伊東四朗、角野卓造、沢口靖子、生瀬勝久、久野綾希子、八嶋智人、伊藤正之 |
彦馬がゆく(再演/2002年、パルコ劇場) | 筒井道隆、酒井美紀、伊原剛志、松金よね子、小日向文世、松重豊、梶原善、阿南健治、温水洋一、瀬戸カトリーヌ |
You Are The Top/今宵の君(2002年、世田谷パブリックシアター) | 市村正親、浅野和之、戸田恵子 |
オケピ!(再演/2003年、青山劇場) | 白井晃、天海祐希、戸田恵子、川平慈英、小日向文世、寺脇康文、小林隆、相島一之、温水洋一、小橋賢児、瀬戸カトリーヌ、岡田誠、布施明 |
なにわバタフライ(2004年、パルコ劇場) | 戸田恵子 |
12人の優しい日本人(再演/2005年、パルコ劇場) | 浅野和之、石田ゆり子、伊藤正之、江口洋介、小日向文世、鈴木砂羽、筒井道隆、生瀬勝久、温水洋一、堀内敬子、堀部圭亮、山寺宏一 |
決闘!高田馬場(2006年、パルコ歌舞伎) | 市川染五郎、市川亀治郎、中村勘太郎、市村萬次郎、市川高麗蔵 |
エキストラ(2006年、東京ヴォードヴィルショー) | 佐藤B作、角野卓造、伊東四朗、はしのえみ、あめくみちこ、石井愃一、市川勇、佐渡稔、中本修、山口良一、瀬戸陽一朗、まいど豊 |
コンフィダント・絆(2007年、パルコ劇場) | 中井貴一、寺脇康文、相島一之、生瀬勝久、堀内敬子 |
社長放浪記(2007年、本多劇場) | 伊東四朗、佐藤B作、三宅裕司、藤澤恵麻、中村メイコ、山口良一 |
恐れを知らぬ川上音二郎一座(2007年、シアタークリエこけら落し公演) | ユースケ・サンタマリア、常盤貴子、堺正章、堺雅人、浅野和之、今井朋彦、堀内敬子、阿南健治、戸田恵子、小林隆、瀬戸カトリーヌ、新納慎也 |
グッドナイト スリイプタイト(2008年、パルコ劇場) | 中井貴一、戸田恵子 |
returns(2009年、THEATER/TOPS) | 相島一之、西村雅彦、宮地雅子、小林隆、阿南健治、甲本雅裕、斉藤清子、小原雅人、梶原善、福島三郎、一橋壮太朗、野仲イサオ、近藤芳正、西田薫、谷川清美、吉田羊、戸田恵子(声のみ)、山寺宏一(声のみ)、伊藤俊人(声のみ) |
TALK LIKE SINGING(2009-10年、オフ・ブロードウェイスカーボールセンター(米/ニューヨーク))、赤坂ACTシアター | 香取慎吾、堀内敬子、新納慎也、川平慈英 |
なにわバタフライ N.V(2010年、シアタートラム) | 戸田恵子 |
ろくでなし啄木(2011年、東京芸術劇場ほか) | 藤原竜也、中村勘太郎、吹石一恵 |
国民の映画(2011年、パルコ劇場ほか) | 小日向文世、段田安則、白井晃、石田ゆり子、シルビア・グラブ、新妻聖子、今井朋彦、小林隆、平岳大、吉田羊、小林勝也、風間杜夫 |
ベッジ・パードン(2011年、世田谷パブリックシアター) | 野村萬斎、深津絵里、大泉洋、浦井健治、浅野和之 |
90ミニッツ(2011年、パルコ劇場ほか) | 西村雅彦、近藤芳正 |
なにわバタフライ N.V(再演/2012年、パルコ劇場ほか) | 戸田恵子 |
其礼成心中(2012年、パルコ劇場) | 竹本千歳大夫、豊竹呂勢大夫、鶴澤清介、吉田一輔ほか |
ホロヴィッツとの対話(2013年、パルコ劇場ほか) | 渡辺謙、和久井映見、段田安則、高泉淳子 |
おのれナポレオン(2013年、東京芸術劇場) | 野田秀樹、天海祐希、山本耕史、浅利陽介、今井朋彦、内野聖陽、宮沢りえ(天海祐希の代役として最後の4ステージのみ出演) |
其礼成心中(再演/2013年、パルコ劇場) | 竹本千歳大夫、豊竹呂勢大夫、鶴澤清介、吉田一輔ほか |
国民の映画(再演/2014年、パルコ劇場ほか) | 小日向文世、段田安則、渡辺徹、吉田羊、シルビア・グラブ、新妻聖子、今井朋彦、小林隆、平岳大、秋元才加、小林勝也、風間杜夫 |
酒と涙とジキルとハイド(2014年、東京芸術劇場ほか) | 六代目片岡愛之助、優香、藤井隆、迫田孝也 |
其礼成心中(再々演/2014年、京都劇場) | 竹本千歳大夫、豊竹呂勢大夫、鶴澤清介、吉田一輔ほか |
君となら(再々演/2014年、パルコ劇場ほか) | 竹内結子、草刈正雄、イモトアヤコ、長野里美、長谷川朝晴、木津誠之、小林勝也 |
舞台(上演台本・演出)
タイトル | 主な出演者 |
---|---|
桜の園(2012年、パルコ劇場ほか、作:アントン・チェーホフ) | 浅丘ルリ子、市川しんぺー、神野三鈴、大和田美帆、藤井隆、青木さやか、瀬戸カトリーヌ、高木渉、迫田孝也、阿南健治、藤木孝、江幡高志 |
ドレッサー(2013年、世田谷パブリックシアター、作:ロナルド・ハーウッド) | 橋爪功、大泉洋、秋山菜津子、平岩紙、梶原善、銀粉蝶、浅野和之 |
ロスト・イン・ヨンカーズ(2013年、パルコ劇場ほか、作:ニール・サイモン) | 中谷美紀、松岡昌宏、小林隆、浅利陽介、入江甚儀、長野里美、草笛光子 |
声(2013年、スパイラルホール、作:ジャン・コクトー) | 鈴木京香 |
抜目のない未亡人(2014年、新国立劇場)、作:カルロ・ゴルドーニ) | 大竹しのぶ、岡本健一、木村佳乃、中川晃教、高橋克実、八嶋智人、峯村リエ、遠山俊也、春海四方、浅野和之、小野武彦、段田安則 |
アニメ
- サザエさん(1985年、フジテレビ)
- 「ワカメの大変身」
- 「波平つり指南」
- 「妹思い、兄思い」
- 「タラちゃん成長期」
人形劇
- 連続人形活劇 新・三銃士(2009年-2010年、NHK) - 脚色・声の出演
- シャーロック ホームズ(2014年、NHK) - 脚本
漫才台本
コント
- とんねるずのみなさんのおかげです(フジテレビ)
著作
シナリオ・戯曲
小説
- 経費ではおちない戦争(宙出版、1991年9月)
- 古畑任三郎殺人事件ファイル(フジテレビ出版、1994年6月) 『古畑任三郎』1、2 扶桑社文庫
- 大根性(イラスト:薮野てんや)(集英社、1995年10月)
- 俺はその夜多くのことを学んだ(幻冬舎、1998年9月)
- 清須会議(幻冬舎、2012年6月)
漫画原作
- 天国から北へ3キロ(漫画:藤本あきほ)(講談社、1997年8月)
エッセイ
- オンリー・ミー 私だけを (メディアファクトリー、1993年11月)のち幻冬舎文庫
- Now and then三谷幸喜 三谷幸喜自身による全作品解説+51の質問 (角川書店、1997年4月)文庫化の際に『仕事、三谷幸喜の』へ改題
- 三谷幸喜のありふれた生活 (朝日新聞社、2002年2月)
- 三谷幸喜のありふれた生活2 怒濤の厄年 (朝日新聞社、2003年4月)
- 三谷幸喜のありふれた生活3 大河な日日 (朝日新聞社、2004年7月)
- 三谷幸喜のありふれた生活4 冷や汗の向こう側 (朝日新聞社、2005年12月)
- 三谷幸喜のありふれた生活5 有頂天時代 (朝日新聞社、2006年9月)
- 三谷幸喜のありふれた生活6 役者気取り (朝日新聞社、2008年3月)
- 三谷幸喜のありふれた生活7 ザ・マジックイヤー (朝日新聞出版、2009年3月)
- 三谷幸喜のありふれた生活8 復活の日 (朝日新聞出版、2009年12月)
- 三谷幸喜のありふれた生活9 さらば友よ (朝日新聞出版、2011年4月)
- 三谷幸喜のありふれた生活10 それでも地球は回ってる (朝日新聞出版、2012年9月)
- 三谷幸喜のありふれた生活11 新たなる希望 (朝日新聞出版、2013年8月)
(『ありふれた生活』シリーズは朝日新聞に連載中のエッセイをまとめたもの)
- 監督だもの 三谷幸喜の映画監督日記 (マガジンハウス、2011年10月)
対談
(以上2点は和田誠との対談集)
- むかつく二人(幻冬舎、2007年1月)
- いらつく二人(幻冬舎、2008年3月)
- かみつく二人(幻冬舎、2009年6月)
- たてつく二人(幻冬舎、2011年3月)
(以上4点は清水ミチコとの共著。ラジオ番組「DoCoMo MAKING SENSE」の放送分を加筆・再構成したもの)
関連本・研究本
- みたにのまど 映画「みんなのいえ」三谷幸喜の撮影日誌(ぴあ 2001年7月)
- 別冊宝島 三谷幸喜の全仕事 面白さのツボ!(宝島社、2004年1月)
- NHK大河ドラマ・ストーリー 新選組! 前・後編(NHK出版、2003-04年)
作詞
- No Problem(作曲:服部隆之、映画『ラヂオの時間』エンディング・テーマ、1997年)
- 「新選組!」メイン・テーマ(作曲:服部隆之、大河ドラマ『新選組!』テーマ、2004年)
- のっこのわがままブギ(作曲:宇崎竜童、2007年)
- 一人じゃない(作曲・歌:平井堅、『連続人形活劇 新・三銃士』エンディング・テーマ、2009年10月)
- ONCE IN A BLUE MOON(作曲:荻野清子、映画『ステキな金縛り』主題歌、2011年)
その他
- デキゴトロジーvol.10 -ホントだからたまんねぇ!の巻-(週刊朝日風俗リサーチ特別局編著、新潮社 1993年7月25日発刊)
- 『私のデキゴトロジー』というコーナー内に寄稿。
作品間のリンク
作品間には三谷の遊び心とも取れるリンクが張り巡らされており、そこから別の作品のその後がわかる場合もある。
世界観のリンク
- バリトン・ホテル
- 初出は『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』。『古畑任三郎』にも舞台として登場。『THE 有頂天ホテル』や『古畑任三郎』の「間違われた男」でも言及されている。
- 居酒屋大自然
- 舞台『12人の優しい日本人』や『ショウ・マスト・ゴー・オン』、『returns』、テレビドラマ『やっぱり猫が好き』、『王様のレストラン』に登場。テレビドラマ版『ショウ・マスト・ゴー・オン』では、ラストに居酒屋大自然で打ち上げをするシーンが登場する。
- ベル・エキップ
- 『王様のレストラン』の舞台となったレストラン。『古畑任三郎』第2シリーズ中の作品「VS 南大門昌男(山城新伍)」、「VS 二葉鳳翆(山口智子)」にはこの店から花が贈られているシーンがある。
- ゴースト・キャッスル
- 『やっぱり猫が好き』で次女レイ子(室井滋)が住んでいたアパート。『古畑任三郎』第2シリーズ中の作品「VS 南大門昌男(山城新伍)」では南大門が経営する店の名前で登場する。
- レッド・シューズ
- 『君となら』で「小磯国太郎と赤い靴のママが浮気関係になった」として登場。『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』で岩田エントツのセリフに「昔、仕事で行った博多のバー」として登場。その後『ザ・マジックアワー』において「クラブ・赤い靴」として登場。
登場人物のリンク
- サチコ
- 『やっぱり猫が好き』に登場する猫。『子供、ほしいね』にも登場する。『ザ・マジックアワー』には名前のみ登場。
- 中川淳一
- 『振り返れば奴がいる』の登場人物。『古畑任三郎』にも登場。
- 中浦たか子
- 『古畑任三郎』の登場人物。『ラヂオの時間』にも登場。
- 堀ノ内修司&千本のっこ&古川清十郎
- 『ラヂオの時間』の登場人物。『みんなのいえ』にも登場。
- 飯島直介&飯島民子
- 『みんなのいえ』の登場人物。『THE 有頂天ホテル』にも登場。
- 丹下二郎
- 『THE 有頂天ホテル』の登場人物。『オケピ!』に双子の兄が登場。
- 原田禄郎
- 『王様のレストラン』の登場人物。『古畑任三郎』にも名前のみ登場。
- 只野憲二
- 『THE 有頂天ホテル』の登場人物。『ザ・マジックアワー』にも登場。
- ヨーコ
- 『THE 有頂天ホテル』の登場人物。『ステキな金縛り』にも登場。
- 村田大樹
- 『ザ・マジックアワー』の登場人物。『ステキな金縛り』にも登場。
- 更科六兵衛
- 『ステキな金縛り』の登場人物。『清須会議』にも登場。
赤い洗面器の男
「赤い洗面器を頭の上に乗せた男」の小咄。これまでに複数の作品で登場人物によってこの話が語られているが、最後のオチを口にしようとした途端、必ず何かしら邪魔が入って話が途切れてしまい、結末は謎のままである。詳細については「赤い洗面器の男」を参照。
セルフパロディ
- やっぱり猫が死ぬ
- 『やっぱり猫が好き』のセルフパロディ。『古畑任三郎』の「ゲームの達人」に登場する花見の著書。
- ふりかえればハゲがいる
- 『振り返れば奴がいる』のセルフパロディ。
- 陪審員2号のセリフ
- 『12人の優しい日本人』でのセリフ。『ラヂオの時間』のセルフパロディ。
出演者のリンク
同じ演出家や脚本家の作品で出演者が共通するのは珍しくないが、三谷作品の場合、違うキャラクターを演じていても、セリフなどに他作品での役と繋げたセルフパロディを込めることがある。以下、そういったセルフパロディがあるもののみ記載する。役名も同じ場合は、上記の登場人物のリンクを参照。
- 佐藤浩市
- 三谷作品の常連の一人。『THE 有頂天ホテル』には『新選組!』でも見られた相島一之との絡みがある。『新選組!』では相島は、佐藤が演じた芹沢鴨の腹心である新見錦の役だったが、『THE有頂天ホテル』では、相島が佐藤に馴れ馴れしく接するシーンになっている。また、舞台となるホテル・アヴァンティのレストランのお薦め料理が「鴨料理」と聞いて、嫌な顔をする。
- 『世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・春 ~人気番組競演編~』の一話「台詞の神様」でも主演の三谷幸喜の台本の中の登場人物の一人として登場している。
- 香取慎吾
- 三谷作品の常連の一人。『THE 有頂天ホテル』では『合い言葉は勇気』での役と近いキャラクターを演じている。『ザ・マジックアワー』でもその後の「彼」の姿が見られる。
- 西村雅彦
- 三谷作品の常連の一人。『古畑任三郎』の『今泉慎太郎』では、『王様のレストラン』のセルフパロディが見られる。
- 八嶋智人
- 三谷作品の常連の一人。『新選組!』で演じた武田観柳斎が、新選組からの離脱を図る一派の説得に向かう際、近藤勇に「何とかしましょう!」と言うが、これは八嶋が『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』で演じていたホテルのウエイターの決め台詞でもあった。
- 大西洋
- 上の人物と比べると、常連というほどではないが、『ステキな金縛り』と『清須会議』で羽柴姓のキャラクターを演じている。
出演作品
テレビ番組
- 鍵師3(1995年、フジテレビ) - 車の鍵を無くした男 役
- たほいや(フジテレビ)
- 大河ドラマ『功名が辻』(2006年、NHK) - 足利義昭 役
- 連続人形活劇 新・三銃士(2009年、NHK) - オレイリー 役(声の出演)
- 世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・春 〜人気番組競演編〜『台詞の神様』(2010年、フジテレビ) - 主演・三谷幸喜(本人) 役
- サザエさん2(2010年、フジテレビ) - 伊佐坂難物 役
- ステキな隠し撮り〜 完全無欠のコンシェルジュ〜(2011年、フジテレビ) - 映画監督 役
- 女信長(2013年、フジテレビ) - 今川義元 役
映画
- 真夜中まで(1999年、監督:和田誠)
- 犬神家の一族(2006年、監督:市川崑) - 那須ホテル主人 役
- 西遊記(2007年) - 国王 役
- ミーアキャット(2009年) - 日本語吹き替え版ナレーター
CM
- JAL 日本航空(相武紗季と共演。三谷本人はあまり飛行機が好きではないらしい)
- 富士通FMV(木村拓哉と共演)
- ネスレ日本「ネスカフェ・ゴールドブレンド」(唐沢寿明と共演)
- 東京海上日動あんしん生命保険「あんしん生命」セエメエ始まる篇 あんしんセエメエ役
- Panasonic「エコナビ」
- 日本中央競馬会「WIN5」
その他
- 朗読劇 LOVE LETTERS(2008年は八木亜希子と、2012年は神野三鈴と共演) - アンディ 役
- DVD 私という他人(2013年 声の出演)
主なレギュラー番組・連載
ラジオ
- MAKING SENSE(2005年 - 2014年3月、J-WAVE、月 - 金23:45 - 24:00) - 清水ミチコと共演。
エッセイ
- 三谷幸喜のありふれた生活(2000年 - 連載中、朝日新聞)
受賞歴
※年の記載は賞の対象年。
- 第46回(1991年度)毎日映画コンクール 脚本賞(『12人の優しい日本人』)
- 第27回(1992年度)紀伊國屋演劇賞 団体賞(東京サンシャインボーイズに対して)
- 第71回(1997年度)キネマ旬報ベストテン 脚本賞(『ラヂオの時間』)
- 第21回(1997年度)日本アカデミー賞 最優秀脚本賞(『ラヂオの時間』)
- 第52回(1997年度)毎日映画コンクール 脚本賞(『ラヂオの時間』)
- 第3回(1999年度)鶴屋南北戯曲賞(『マトリョーシカ』)
- 第45回(2000年度)岸田國士戯曲賞(『オケピ!』)
- 第1回(2004年度)喜劇人大賞 大賞
- 第1回(2007年)日藝賞
- 第7回(2007年度)朝日舞台芸術賞 秋元松代賞(『コンフィダント・絆』、『恐れを知らぬ川上音二郎一座』)
- 第58回(2007年度)芸術選奨 (『コンフィダント・絆』)
- GQ Men of the Year 2009
- 第46回(2011年度) 紀伊國屋演劇賞個人賞(『ろくでなし啄木』、『国民の映画』、『ベッジ・パードン』)
- 第37回(2011年度) 菊田一夫演劇賞 大賞(『国民の映画』、『ベッジ・パードン』、『90ミニッツ』)
- 第33回(2012年度) 松尾芸能賞大賞
- 第37回日本アカデミー賞 優秀監督賞(『清須会議』)[21]
脚注
外部リンク
- シス・カンパニー 三谷幸喜オフィシャルサイト
- わが家の歴史。を観ると決めた。 - 糸井重里との対談(ほぼ日刊イトイ新聞)
- 駄目な僕 - 糸井重里との対談(ほぼ日刊イトイ新聞)
- パルコプロデュース・三谷幸喜作品 オフィシャルサイト
- 映画「マジックアワー」サイト内 三谷ブログ
- テンプレート:Twitter ※映画のプロモーション時期のみ期間限定で使用されるアカウント。
- ↑ 工藤夕貴が演じる主人公の兄役で三谷自身も出演した。
- ↑ 幸四郎が『王様のレストラン』の出演を決めたのは、その長女で三谷作品のファンでもある松本紀保の勧めによるものらしい。
- ↑ 「このドラマが小林聡美と結婚するきっかけとなった」とよく言われるが、あくまで出会ったきっかけに過ぎず、交際に発展したのはもっと後のことらしい。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「dramatopics187554
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ ドラマ『王様のレストラン』のエンディングでも使われたこの題名は、ビリー・ワイルダー監督の映画『あなただけ今晩は』に登場する、酒場のマスターの決まり文句「That's another story」の直訳。
- ↑ 「作戦もの」について語ったインタビューが、小森収のインタビュー集『はじめて話すけど…』に収録されている。
- ↑ 自身脚本の舞台出演中だった山寺宏一の司会代行を務めた事がある。詳細は当項目参照。
- ↑ 「スカイパーフェクTV!」の月間広報誌でのインタビューで言及している
- ↑ 『大脱走』の「脱走用のトンネルを掘って出た土をうまく捨てる装置」を再現してもらうよう依頼したが、実際に使用してみるとうまく動作しなかった。
- ↑ 沢美也子「松本幸四郎『王様のレストラン』主演――エンターテインメント界の歴代の天才が三谷の姿に重なった」「別冊宝島」936号、宝島社、2004年1月13日、23頁。
- ↑ 沢美也子「松本幸四郎『王様のレストラン』主演――エンターテインメント界の歴代の天才が三谷の姿に重なった」「別冊宝島」936号、宝島社、2004年1月13日、24頁
- ↑ NHK-BS2『ミッドナイトステージ館 演劇はいま』2010年3月13日放送回、山口宏子との対談より。
- ↑ 2001年1月3日放送 フジテレビ『三谷幸喜からビリー・ワイルダーへ』。
- ↑ 同じ脚本を異なる演出と役者で制作することを前提に企画されたテレビドラマ『3番テーブルの客』は例外
- ↑ 人形劇『新・三銃士』も主要キャラクターに関してはデザインの段階から積極的に関わり、三谷のイメージするキャラクターに近づけた上で作り上げられた人形を使用しているので、“ 当て書き ”作品と言える。
- ↑ ロシアで公演されているロシア語版に関してはその範囲外である。
- ↑ 三谷幸喜のありふれた生活681、朝日新聞夕刊、2013年12月12日。鈴木に関して三谷は「僕の信頼する女優さんの一人」と語っている。
- ↑ クレジットの「五十音順」は三谷作品に限らず、過去にもオールスターキャストの映画などで多く用いられた手法である。これは、昔から役者が自分の名前の表記順にこだわっていたことを示すものでもある。
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