東ちづる
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テンプレート:BLP unsourced テンプレート:ActorActress 東 ちづる(あずま ちづる、本名:堀川 智鶴、1960年6月5日 - )は、日本の女優、タレント。広島県因島市(現・尾道市)出身。ホリプロ系列の「パオ」に所属。かつては松竹芸能に所属していた。広島県立因島高等学校卒業(ポルノグラフィティは後輩)。関西外国語大学短期大学部卒業。血液型はAB型、身長160cm。スリーサイズはB83 W60 H86。愛称はちづるちゃん、ちぃちゃん、ちづちゃん。
目次
来歴・人物・エピソード
- 高校では漫画研究会に所属。短大を卒業後、一時期はソニーグループのソニー企業株式会社(ソニービル運営、イベントプロモーション、ショールーム運営等)の社員として勤務。「大阪の支社に凄い美人がいる」と系列会社や取引先の間で評判となり、主に新商品の発表会といった得意先や一般消費者を相手にする時の説明をするコンパニオン的な業務を担当。パンフレットに水着写真を掲載されたこともあるという。その美貌の反面、社内の備品を壊すなど話題の絶えない社員だったらしい。
- 25歳の頃、芸能界で本格的に活動をするため退職。その後、バラエティ番組のアシスタントなどを経て、1987年テレビ朝日『金子信雄の楽しい夕食』で初代アシスタントを務めた。酒が入った金子のセクハラまがいの言動にも、笑顔を絶やさず上手くあしらう機転の良さや明るいキャラクターが話題となり、知名度をあげていった。
- 「痴漢に遭ってもやり返すだろうNo.1の女性」とも言われ、気の強さと上昇志向の激しさでも有名だった。
- かつては「お嫁さんにしたい女性有名人No.1」にも選ばれた。2003年に堀川恭資と結婚した。
- アダルトチルドレンでありうつ状態であったことを告白。それら自らの体験を綴った本を出版した。さらに戦争で傷ついた子ども達のリハビリを行なう「ドイツ国際平和村」(Friedensdorf International)を支援し、数々のボランティア活動(あしなが育英会など)にも参加している。
- 腕相撲で一般女性に負けたことが無いといい、男性ともそれなりに競えると自負している。
- 「女優No.1の酒豪」とも噂され、まず潰れることはない。高嶋政宏がナンパしようと彼女に何杯も勧め、飲ませたが、同じペースで飲んでいるうちに自身が逆に潰れてしまったらしい[1]。
- 因島の高校生が白血病となり、その妹から骨髄バンクを支援してほしいと頼まれた。骨髄バンク啓発のポスターのモデルになる。他にもボランティアでシンポジウムで講演を行っている(本人もドナー登録もしている)
- その縁で、全国骨髄バンク推進連絡協議会会長の大谷貴子とも親交がある。骨髄バンクや白血病に関するドラマ・映画の多くに出演している。
- 名字は東と書いて「あずま」と読むが、ちづるの家族以外の親族は東と書いて「ひがし」と読み、「あずま」と名乗っているのはちづるの家族だけである。理由は、ちづるの母が頭文字が「あ」で何事にも1番最初だからという考えから。実際、東の故郷の広島県は「ひがし」姓が多い。戸籍には読み仮名が記載されないため違う読み方を名乗っても別段問題はない。
- 貧乳を嘆いていた時期があり、「よせてあげるブラ」を着用していたことがある。ある日、電車のつり革を持っていて振り返った時にブラがずれてホックが外れてしまったことがあったという。
- 広島県出身ということもあり、広島東洋カープのファンである。
- LGBTや自閉症などの社会的マイノリティーを支援する運動に参画し、それらの啓発を目的としたイベントを企画・運営する一般社団法人「Get in touch」の理事長に就任している。[2]
出演作品
テレビドラマ
NHK
- 毛利元就(1997年) - 綾の方
- 天うらら(1998年) - 後藤諒子
- あすか(1999 - 2000年) - 寺島菊江
- はんなり菊太郎(2002 - 2007年) - 多佳
- わかば(2004 - 2005年) - 王繁美
日本テレビ
- 長七郎江戸日記(1990 - 1991年) - おなつ
- 結婚しないかもしれない症候群(1991年) - 三井笑子
- ドラマシティ'93(読売テレビ製作)「さまよえる脳髄」(1993年)
- 愛、ときどき嘘(1998年) - 中島葉子
- 警視庁鑑識班2004(2004年) - 楠田十和子
TBS
- 愛してるよ!先生(1990年) - 本間美弥
- デザートはあなた(1993年) - 友永ユイ
- 再婚トランプ(1998年) - 朋美
- 水戸黄門(2010年) - 蔦吉
- 悪女について(2012年) - 沢山道代
- 月曜ゴールデン
フジテレビ
- マルサ!!東京国税局査察部(2003年) - 和勢紗智子
- 金曜エンタテイメント
- 「ざけんなヨ!!8・専業主婦でナゼ悪い!」(1995年) - 北沢陽子 役
- 「児童虐待調査官 百瀬なつきの事件ファイル」(2000年) - 入江美和子 役
- 「えなりかずきの少年探偵・事件でござる3・伊豆極上グルメ殺人紀行」(2003年) - 砂原美潮
- 「ココリコミラクルタイプドラマスペシャル」(2005年)
- 山村美紗サスペンス 京都女優シリーズ
- 京都夜の祇園姉妹殺人事件(1999年1月22日) - 立花秋子 役
- 京都・呪いの十二単衣殺人事件(2000年2月4日) - 麻生夕子 役
- 京都怪奇伝説殺人事件(2001年6月15日) - 麻生夕子 役
- 妖しの清少納言殺人事件(2002年6月7日) - 麻生夕子 役
- 流れ橋殺人事件(2003年3月28日) - 麻生夕子 役
- 大奥殺人事件(2003年8月15日) - 麻生夕子 役
- 新選組殺人事件(2004年7月16日) - 麻生夕子 役
テレビ朝日
- さすらい刑事旅情編(1989 - 1990年) - 酒井和代
- 裏刑事-URADEKA-(1992年)
- 愛は正義(2001年)
- おみやさん(2003年) - 蓮見祐子
- 新・京都迷宮案内(2003年) - 木内順子
- スカイハイ2(2004年) - 南條理恵
- 銭形平次(2004 - 2005年) - 銭形静(お静)
- 松本清張 けものみち(2006年) - 如月初音
- 時効警察(2006年) - 笠松ひろみ
- 太閤記〜天下を獲った男・秀吉(2006年) - まつ
- 7人の女弁護士(2007年) ‐ 矢島律子
- 生徒諸君!(2007年) - 堀江信子
- さくら署の女たち(2007年) - 堀切ナツ検事
- 女帝(2007年) - 江川弘美
- 7人の女弁護士(2008年) - 宮田静香弁護士
- コールセンターの恋人(2009年) - 目黒百合子医師
- 椿山課長の七日間(2009年) - 市川静子
- やまない雨はない(2010年) - 有坂慶子
- 崖っぷちのエリー(2010年) - 真山佳江
- 外科医 須磨久善(2010年) - 前田美智子
- 捜査地図の女(2012年) - 宗方史子
- 松本清張没後20年・ドラマスペシャル 熱い空気(2012年) - 平田牧子
- 刑事110キロ(2013年) - 三田村薫
- 家政婦は見た!(2014年) - 平田牧子
- 火曜ミステリー劇場
- 「一億二千万円をネコババした女たち」(1990年)
- 「Dr.クマひげ〜新宿駅ウラ診療所〜」(1990年)
- 土曜ワイド劇場
- 「白樺湖逆転殺人」(1992年) - 戸谷緑
- 「温泉若おかみの殺人推理」(1996年 - ) - 中川美奈(若女将)
- 「法医学教室の事件ファイル」(2003年) - 佐伯茜
- 「瀬戸内しまなみ殺人海流」(2008年2月)
- 「タクシードライバーの推理日誌」(2009年) - 吉岡波子
テレビ東京
- 女と愛とミステリー夏樹静子サスペンス「死刑台のロープウェイ」(2001年7月) - 不ニ木律子
- お江戸吉原事件帖(2007年) - おれん(連雀)
- 三十万人からの奇跡〜二度目のハッピーバースディ〜(2008年) - 三沢冴子
- ラスト・ドクター〜監察医アキタの検死報告〜(2014年) - 菊野
- 水曜ミステリー9
- 「ブランド刑事 予備鑑定捜査員 桐原真実」(2006年 - ) - 桐原真実
- 「刑事・ガサ姫〜特命・家宅捜索班〜」(2013年) - 安城美津子
WOWOW
映画
舞台
- ヴァギナ・モノローグス(2006年)
バラエティ・教養番組
- エキサイティング競馬(1986年 - 1991年) - 司会
- 象印クイズ ヒントでピント(1987年10月 - 1991年9月) - 解答者
- 金子信雄の楽しい夕食(1987年 - 1992年) - アシスタント(初代)
- これが世紀の珍実験(1989年2月 - 3月)
- THE WEEK(1989年4月 - 1991年9月)
- ゲーム数字でQ(1991年 - 1993年) - 司会
- ビートたけしのお笑いウルトラクイズ(1992年) - アシスタント(第9回のみ)
- TVチャンピオン(1992年 - 1995年) - 司会
- ビートたけしのTVタックル(1992年 - 1998年) - 司会
- NHK歌謡コンサート(1993年 - 1995年) - 司会
- 東京でみられないTV キレイすてき(1994年 - 1995年、中京テレビ) - 司会
- クイズ庭付き一戸建て(1994年 - 1995年、テレビ朝日) - 司会
- 追跡・大震災 負けへんで!!(1995年)
- ものまね王座決定戦(1996年 - 1998年) - 司会
- BS真夜中の王国(1996年 - 1998年) - 司会
- この人このまち(1998年 - 1999年、NHK-BS) - 司会
- 世界ウルルン滞在記(1999年 - 2008年) - リポーター(「ドイツ国際平和村」シリーズ担当)
- 奇跡の扉 TVのチカラ(2003年 - 2007年) - 司会
- そうだったのか!池上彰の学べるニュース(2010年 - )パネラー
- にっぽん菜発見 そうだ、自然に帰ろう(2003年 - 2010年) - リポーター(ローテーション制)
- サタデースクランブル(2006年 - 2009年) - コメンテーター
- スーパーモーニング(2009年 - 2011年) - コメンテーター
- スパモク!! ザ・運命カウンセラー(2010年) - 司会
- 新感覚ゲーム クエスタ(2010年 - 2011年) - 解答者(不定期)
- 情報満載ライブショー モーニングバード!(2011年4月 - 2012年9月) - コメンテーター(水曜日)
- 朝だ!生です旅サラダ(2010年6月、朝日放送)- リポーター
- ピースTV(2012年5月 - 、広島テレビ/BS日テレ) - ナビゲーター
- ワイド!スクランブル(2013年4月 - ) - コメンテーター(木曜日)
- HOPE for tomorrow〜希望をくれた「あの人」に感謝を伝える3分間〜(2014年1月 - 、テレビ東京) - ナビゲーター
ラジオ
- グッドモーニングジャパン(2001年 - 2007年)
- Dream Heart - JFN系列8局ネット(2011年4月 - )
CM
- シノブフーズ
- クリナップ(1989年 - 1991年)
- 神栄石野証券(1990年)
- トヨタ自動車 カローラ(1993年)
- 政府広報 骨髄バンク(2000年)
- 大正製薬 リアップレディ(2005年 - 2006年)
- 花王 リリーフ(2010年)
- 永谷園 「広東風かに玉」(2010年)「わさび茶づけ」「煮込みラーメン」「麻婆春雨」「チャプチェ 韓国風春雨炒め」(2011年)「お茶づけ海苔60周年[3]」「おうちで韓国ごはん」「1杯でしじみ70個分のちから」(2012年) 「おとなのふりかけミニ」「蒸し鍋ラーメン」(2013年)
- 法律事務所ホームワン(2011年)
- 万田発酵
著書
- わたしたちを忘れないで ドイツ平和村より(ブックマン社、2000年7月、ISBN 4893084097)
- ビビってたまるか(双葉社、2001年4月、ISBN 457571187X)
- マリアンナとパルーシャ(主婦と生活社、2001年6月、ISBN 4391125145)
- 〈私〉はなぜカウンセリングを受けたのか 「いい人、やめた!」 母と娘の挑戦(マガジンハウス、2002年11月、ISBN 4838712855) - 長谷川博一との共著
脚注・出典
- ↑ 「BX VOL2」2006年11月8日より。
- ↑ http://getintouch.or.jp/archives/category/about
- ↑ お茶づけ海苔60周年スペシャルCM。テンプレート:Cite web