尾道市
テンプレート:Infobox 尾道市(おのみちし)は、広島県の南東部、山陽地方のほぼ中南部に位置する市。
目次
概要
岡山市と広島市のほぼ中間に位置しており、この付近は両地域の「緩衝地帯」となっている。瀬戸内海(対岸の向島との間はその狭さから尾道水道と呼ばれる)に面し、古くから海運による物流の集散地として繁栄していた。明治時代には山陽鉄道が開通し鉄道と海運の接点ともなり、広島県東部(備後地方)で最大の都市となるが、昭和40年代初頭には福山市(工業都市化で急速に発展し旧城下町で平地に恵まれた)に中心地の座を明け渡した。ただし、現在も備後都市圏の有力都市のひとつとなっている。 1999年5月のしまなみ海道開通によって四国の今治市と陸路で結ばれ、物流面での利便性が高まり、建設中の高速道路中国横断自動車道(尾道松江線)が開通すると「瀬戸内の十字路」として更なる利便性の向上が見込まれている。
「坂の街」「文学の街」「映画の街」として全国的に有名である。文学では林芙美子、志賀直哉などが居を構え、尾道を舞台とした作品を発表した。映画では小津安二郎監督の「東京物語」が尾道で撮影され、大林宣彦監督の「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」は『尾道三部作』として、若い世代にこの町を有名にした。
2000年代以降にはアニメの舞台にもよく使われ、アニメファンから、鷲宮神社、木崎湖、豊郷小学校旧校舎、城端と共に"五大聖地"と呼ばれるようになった[1]。
山間地域から沿岸地域、多くの島により、地域性豊かな農産物が多く栽培されている。わけぎ、いちじく、レモン、ネーブルオレンジは全国一の生産量を誇り、もも、ぶどう(デラウェア)、八朔、デコポン、みかん、串柿、すいか、葉たばこ、きぬさやえんどうなどの生産は県内1位である。[2]
地理
市内中心部は概ね東西の国道2号、南北の国道184号及び長江通りと栗原本通りに沿って形成されている。尾道駅東側は国道2号線に平行して古くからの商店などが立ち並んでいる。この地域は北側の山と南側の海に挟まれているため、平地が少なく山肌に住宅や寺が密集している。このため、道路も狭隘で傾斜するものが多く、「坂の街」と言われる所以となっている。このような独特の景観から映画のロケ地として多く使われた。尾道駅の西側も平地は少なく山手まで住宅が密集しているが高層マンションもあり、山頂を切り崩してバイパスに直結したニュータウンが整備されるなど、いわゆる尾道的な景観からは外れている。新尾道駅北方の峠を超えると徐々に山あいに田園風景の広がる農村地帯に入り、海に近い市内中心部とは大きく趣が異なる。
市内東部は干拓により造られた平地で福山市・三原市とほぼ等距離の位置にあり、福山と三原を結ぶ国道2号線バイパスを通って山陽自動車道やしまなみ海道とのアクセスがよいことから、沿岸には卸売・工業団地、倉庫が多く立地している。東尾道駅周辺には分譲マンション、賃貸アパートや戸建住宅、郊外型量販店等や都市公園などが立地している。都市化が進み隣接する福山市松永地区とは連続的な街並みを形成しており、市内中心部とは街並みの雰囲気が大きく異なっている。
向島地区の中心部は北岸、すなわち尾道中心部と尾道水道を挟んだ対岸にあり、本土側の中心部とともに「尾道」を演出している。平地の多くは塩田に由来しており、造船所や工場団地、港湾施設、住宅などが密集しており、本土とフェリーが頻繁に連絡している。南岸は高見山など山の斜面が海にまで達してるため平地は少なく都市化も進んでいない。尾道市で海水浴場があるのも島の南岸である。
市東部は旧福山藩領の沼隈郡であったため東側の松永湾を挟んだ対岸の沼隈半島とも古くから結びつきが強く尾道市の飛び地(浦崎町)が存在している。
- 周辺海域
- 尾道水道 … 尾道 - 向島間
- 松永湾 … 尾道市東部沖
- 御幸瀬戸 … 向島 - 岩子島間
- 戸崎瀬戸 … 向島 - 浦崎半島間(松永湾南口)
- 布刈瀬戸 … 向島 - 因島間
- 長崎瀬戸 … 因島 - 生名島(愛媛県上島町)間
- 主要河川
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- 水利
- 主要山林
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- 島嶼
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人口
歴史
江戸時代、現在の市域の北西部(旧御調郡)が安芸広島藩領、東部(旧沼隈郡)が備後福山藩領であった。領地の境に建てられた備後福山藩の「番所」や、方角を示す石碑等が現存している(尾道ふくしむら付近・防地峠)。
- 1898年(明治31年)4月1日 - 御調郡尾道町が広島県下2番目に市制施行し、尾道市が誕生。
- 1937年(昭和12年)4月1日 - 御調郡栗原町、吉和村を合併。
- 1939年(昭和14年)7月1日 - 沼隈郡山波村を合併。
- 1945年(昭和20年)7月27日 - 日立造船向島工場が空襲にあう。
- 1951年(昭和26年)4月1日 - 御調郡深田村大字久山田を合併。
- 1954年(昭和29年)3月1日 - 御調郡美ノ郷村、木ノ庄村、原田村を合併。
- 1955年(昭和30年)2月1日 - 沼隈郡高須村、西村を合併。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 沼隈郡百島村を合併。
- 1955年(昭和30年)7月15日 - 尾道市高須町・西藤町の一部を松永市(現福山市)に分離。
- 1957年(昭和32年)1月1日 - 沼隈郡浦崎村を合併。
- 1968年(昭和43年)3月3日 - 尾道大橋開通。
- 1970年(昭和45年)4月1日 - 御調郡向東町を合併。
- 1988年(昭和63年)3月13日 - 山陽新幹線新尾道駅開業。
- 1993年(平成5年)10月26日 - 山陽自動車道福山西IC - 河内IC間開通。尾道IC供用開始。
- 1999年(平成11年)5月1日 - しまなみ海道(西瀬戸尾道IC - 今治IC間)全通。
- 2005年(平成17年)3月28日 - 御調郡御調町、向島町を編入。
- 2006年(平成18年)1月10日 - 因島市、豊田郡瀬戸田町を編入。
行政
市長
現職市長は平谷祐宏である。2007年04月に第32代目尾道市市長となった。 2011年04月に第33代目尾道市市長選にて再選。 [3][4][5]
代(通算) | 氏名 | 就任年月 | ||
---|---|---|---|---|
歴代の尾道市長 | ||||
初代 | 杉山新十郎 | 1898年08月 | ||
二代 | 杉山新十郎 | 1904年08月 | ||
三代 | 西村益三 | 1905年10月 | ||
四代 | 西村益三 | 1911年10月 | ||
五代 | 向田幸蔵 | 1916年07月 | ||
六代 | 向井団次 | 1919年08月 | ||
七代 | 向井団次 | 1924年01月 | ||
八代 | 松田協輔 | 1927年06月 | ||
九代 | 奥山源三郎 | 1932年03月 | ||
十代 | 奥山源三郎 | 1935年12月 | ||
十一代 | 斎藤勧治 | 1937年01月 | ||
十二代 | 土屋寛 | 1940年03月 | ||
十三代 | 中山幾太郎 | 1942年05月 | ||
十四代 | 橋本龍一 | 1942年09月 | ||
十五代 | 田坂寧邦 | 1945年06月 | ||
十六代 | 石原善三郎 | 1945年12月 | ||
十七代 | 石原善三郎 | 1947年04月 | ||
十八代 | 天野彦三 | 1951年04月 | ||
十九代 | 天野彦三 | 1955年05月 | ||
二十代 | 青山俊三 | 1959年05月 | ||
二十一代 | 松谷勝 | 1963年04月 | ||
二十二代 | 松谷勝 | 1967年04月 | ||
二十三代 | 石原善三郎 | 1971年04月 | ||
二十四代 | 佐藤勲 | 1975年04月 | ||
二十五代 | 博田東平 | 1979年04月 | ||
二十六代 | 博田東平 | 1983年04月 | ||
二十七代 | 博田東平 | 1987年04月 | ||
二十八代 | 博田東平 | 1991年04月 | ||
二十九代 | 亀田良一 | 1995年04月 | ||
三十代 | 亀田良一 | 1999年04月 | ||
三十一代 | 亀田良一 | 2003年04月 | ||
三十二代 | 平谷祐宏 | 2007年04月 | ||
三十三代 | 平谷祐宏 | 2011年04月 |
行政機関
- 尾道市役所
- 広島県警
- 尾道市消防局
- 尾道市・三原市消防指令センター
- 尾道消防署(北分署・御調分署・向島分署)
- 尾道西消防署(2008年4月1日より西分署より昇格)
- 因島消防署(因北出張所・瀬戸田分署)
官公庁・公的機関
国の機関
- 防衛省
- 自衛隊広島地方協力本部尾道出張所
- 国土交通省
- 第六管区海上保安本部尾道海上保安部
- 中国運輸局尾道海事事務所
- 中国運輸局因島海事事務所
- 県の機関
- 東部県税事務所尾道分室
- 東部厚生環境事務所東部保健所
- 東部農林水産事務所尾道農林事業所
- 民間の機関
- 本州四国連絡高速道路株式会社第3管理局
- 中国電力尾道営業所
- 日本郵便尾道郵便局等
立法
尾道市議会
- 定数:32名
- 任期:2011年(平成23年)5月1日 - 2015年(平成27年)4月30日
- 議長:藤本友行 (新風クラブ、6期)
- 副議長:新田賢慈 (尾道クラブ、3期)
会派名 | 議席数 | 議員名(◎は代表者) |
---|---|---|
新和会 | 5 | ◎内海龍吉、山根信行、宮地寛行、吉田尚徳、松谷成人 |
市民連合 | 5 | ◎城間和行、村上弘二、山戸重治、檀上正光、三木郁子 |
新風クラブ | 5 | ◎新田隆雄、田頭敬康、藤本友行、金山吉隆、杉原孝一郎 |
誠友会 | 4 | ◎佐藤志行、吉和宏、髙本訓司、柿本和彦 |
日本共産党 | 3 | ◎寺本真一、魚谷悟、岡野長寿 |
公明党 | 3 | ◎福原謙二、加納康平、荒川京子 |
Withおのみちの声 | 3 | ◎宇根本茂、前田孝人、二宮仁 |
尾道クラブ | 3 | ◎飯田照男、新田賢慈、村上泰通 |
無所属 | 1 | 巻幡伸一 |
※2014年6月24日、第3回定例会において議員定数を「29」とする改正案が可決された[6]。次の選挙から適用されることとなる。
姉妹・友好都市
- 国内
- 海外都市
観光
尾道地区は戦火を免れたため、西の小京都と呼ばれるほど多くの大小の寺が今もなお点在している。島嶼部は海や植物等の自然に関するレジャー施設が点在する。
名所・レジャースポット
- 神社仏閣
- 古寺めぐり … 市内の寺院を散策するための道。石畳で舗装されている。
- 千光寺 … 市街と尾道水道・向島が一望できる。千光寺公園から徒歩10分。
- 光明寺 … 横綱・陣幕久五郎ゆかりの寺。
- 天寧寺 … 三重塔(創建時は五重塔。江戸期に改築)は国の重要文化財。
- 浄土寺 … 足利尊氏ゆかりの寺。国宝が多い。
- 西郷寺 … 時宗最古式の本堂として、山門と共に国の重要文化財に指定されている。
- 西国寺 … 尾道最大規模。鎌倉時代以来の堂塔が居並ぶ。金堂、三重塔が国の重要文化財。
- 金剛院
- 御袖天満宮 … 菅原道真ゆかりの宮。
- 耕三寺 … 西の日光と謳われる程の荘厳な寺。瀬戸田地区(生口島)。
- 向上寺 … 三重塔は国宝に指定されている。(瀬戸田町)
- 艮神社 … 尾道最古の神社。真上を千光寺山ロープウェイが通る。
- 持光寺
- 海福寺
- 浄泉寺
- 正授院
- 慈観寺
- 妙宣寺
- 大山寺
- 久保八幡神社
- 公園・庭園
- 千光寺公園 … 桜の名所。麓から市営の千光寺山ロープウェイが通じている。
- 千光寺山グリーンランド(廃園)
- 広島県立びんご運動公園 … 県立の総合運動公園。
- 尾道しまなみ球場 … びんご運動公園内にある野球場。プロ野球の試合も開催される。
- 御調ソフトボール球場
- 御調グラウンド・ゴルフ場
- みつぎグリーンランド
- 向島洋らんセンター
- 尾道市因島フラワーセンター
- シトラスパーク … 世界中の柑橘類を扱ったテーマパーク
- 因島大橋記念公園…広々とした芝生と、野外ステージがあり子供達の広場もありかつ釣り場・大浜海水浴場・大浜埼灯台も同敷地内といってよく家族連れに最適。因島大浜町。駐車場無料。
- 美術館・資料館
- 尾道市立美術館
- なかた美術館
- おのみち文学の館
- 圓鍔勝三彫刻美術館(圓鍔記念館より改称)
- おのみち歴史博物館
- おのみち映画資料館
- 因島水軍城 … 村上水軍資料館。全国唯一の水軍城。因島中庄町。
- 平山郁夫美術館
- 本因坊秀策囲碁記念館:本因坊道策と共に、二大碁聖と呼ばれる秀策の、父母に送った手紙や署名入りの碁盤など、数多くの遺品が保存されている。因島外浦町。
- 展望台
- 千光寺山展望台 千光寺公園内。
- 浄土寺山(瑠璃山)展望台
- 尾道城 … お城を模した展望台。現在は閉鎖中。
- 高見山 … 電波塔が多数建てられている。瀬戸内海の島々の眺望が出来る。
- 白滝山と五百羅漢…因島重井町
- 因島公園…四国連山、無数に点在する島々の眺めはすばらしい。因島土生町
- 大浜埼灯台
- 史跡
- 備後福山藩番所跡 … 福山藩の番所建物と方角・安芸広島藩との境界を示す石碑等が現存。街道を見下ろす往時のまま残っている番所跡は全国的に希少である(尾道ふくしむら付近・防地峠)。
- 海物園跡 … 塩田を経営して、隆盛をきわめた富島家が、島崎一円を庭園とした跡。広島藩内では「西の縮景園、東の海物園」と謳われた程であるが、現在はただの沼となっている。
- 温泉
- 尾道ふれあいの里
- 原田ゆうじん温泉
- 養老温泉
- 海水浴
- 干汐海水浴場
- 立花海水浴場
- 岩子島海水浴場
- 大浜海水浴場(しまなみビーチ)
- 瀬戸田サンセットビーチ
- その他名所
- 文学のこみち … 千光寺山登山道に尾道に縁のある文学人の句碑を配置して称されている。
- しまなみ海道 … 尾道より四国今治まで通ずる道路。
- 因島水軍スカイライン
- しまなみ交流館
- 鼻の地蔵さん…岬の突端の岩に彫られた地蔵尊の傍の小石を持ち帰れば子授け・安産・厄除など、女性の願いが叶うといわれている。地蔵鼻ともいう。因島三庄町
祭事・行事
- 尾道みなと祭(4月下旬) … 平山霊神社(尾道住吉神社)の例祭
- おのみち住吉花火まつり(7月最終週の土曜日) … 尾道住吉神社の祭礼
- 因島水軍まつり(8月頃) … 因島を支配していた村上水軍にちなんで行われるイベント
- 尾道灯りまつり(10月上旬) … かつて港町だった尾道に船が入る時に目印としていた常夜灯を再現したものや、寺まで続く常夜灯の様子を現代に再現したもの。
- ベッチャー祭り(11月1日 - 3日) … 吉備津彦神社(一宮神社)の祭礼
- 御調町夏祭り、秋祭り(8月下旬、10月頃)…毎年、芸能人・原口あきまさ、ホリなど、有名人が来る祭り。
年によって変動あるが、主に、尾道ふれあいの里、御調中央小学校でやる。
名産品・名物
- 尾道ラーメン … 小魚で出汁をとったしょうゆ味のスープと背油が特徴。1990年代にマスメディアなどに取り上げられ「名物」となった。
- 尾道帆布…機帆船時代から尾道で生産されている帆布を用いたバッグ等を製造している。
- でべら 小型のカレイまたはヒラメを天日干しにしたもの。
- 備後表(畳)
- 鯨羊羹 鯨の「おばいけ」を模した棹菓子。
- 蒲鉾
- 味付ちりめん
- ドビン 観光ガイド犬。
- 柿 旧御調町菅野地域の有名品。旧御調町のカントリーサインには串柿のイラストが描かれている。
経済・産業
テンプレート:独自研究 旧来より北前船が寄港するなど港町・商都として栄え、戦前までは広島市に匹敵する程の経済力を持っていたと言われて、りそな銀行、三井物産など、多数の銀行の本店や企業の支店なども存在していた。また水運に恵まれている立地から古くから尾道・向島・因島に造船所が存在し商都のみならず工業都市の一面も持っており、特に因島は造船景気で栄えていた。しかし、近年は造船業の斜陽化により衰退の一途を辿りつつも新たに「瀬戸内の十字路」として交通条件の良さを利用し、工業団地の造成により他産業の誘致を進めている。
経済
- 商店街(市内中心部商業地区)
- 一番街商店街
- 土堂中商店街
- 本町センター商店街
- 中央商店街
- 尾道通り商店街(旧:金座街)
- 久保本町商店街
- 主な商業施設
- フジグラン尾道
- イオン尾道店(旧・尾道サティ)
- 尾道福屋
- ゆめマート尾道店
- ハローズ東尾道店・因島店
- 天満屋ハピータウン向島店
- 万惣尾道店
- ユアーズ兼吉店・向東店・因島店
- フレスタ向島店
- エブリイ尾道新浜店・向島店
- 金融機関
- 都市銀行
- 地方銀行
- 第二地方銀行
- 信用金庫・信用組合
- 特殊法人
- 証券会社
- 保険会社
産業
現在の主な産業としては下記のものが挙げられる。
- 主な工場・事業所
- 尾道造船尾道造船所(本社は神戸市)
- ジャパン マリンユナイテッド艦船事業本部因島工場(旧ユニバーサル造船因島事業所)
- 日立造船因島工場
- 日立造船向島工場
- JFE商事造船加工
- 日東電工尾道事業所
- 横浜ゴム尾道工場
- プレス工業尾道工場
- LIXIL尾道工場(旧・INAX尾道工場)
- ユニオンプレート工場
- コカ・コーラウエストジャパン尾道営業所
- 読売新聞尾道印刷工場
- シノブフーズ(シノブデリカ)尾道工場
- アステム尾道営業所
- 成和産業物流センター
- 日本生活協同組合連合会 尾道流通センター
- 神明中四国工場
マスメディア
尾道市内に事業所があるものを記載する。
- テレビ局
- ラジオ局
- 新聞社
その他
運輸・交通
鉄道・索道
- 参考
- 新尾道駅は市街地から離れ、関西方面から新幹線で尾道駅周辺の市中心部にアクセスする場合、「のぞみ」や「ひかりレールスター」などが停車する福山駅で在来線に乗り換えて尾道駅に向かうルートが本数も多く、また所要時間も短い。
- 1964年(昭和39年)までは、尾道駅より石畦駅まで、1957年(昭和32年)までは更に御調郡御調町(2005年に尾道市に編入)の市(いち)駅までを結ぶ尾道鉄道(現在の中国バスの前身)と呼ばれる私鉄も運行されていた。
バス
- 市内バス
- 高速バス
停留所は主なものを示す。
- キララエクスプレス 中国バス・本四バス開発・伊予鉄道・瀬戸内しまなみリーディング
- (瀬戸田BS・瀬戸田PAからは因島・向島・新尾道駅・福山方面も相互利用可能、他は県内クローズドア)
- (瀬戸田BS・瀬戸田PAからは因島・向島・福山方面も相互利用可能、他は県内クローズドア)
- しまなみサイクルエクスプレス おのみちバス
- 尾道駅前 - 新尾道駅 - 栗原小学校北 - 向東BS - 向島BS - 因島大橋 - 瀬戸田BS - 瀬戸田PA - 今治駅 - 今治桟橋
- (瀬戸田BS・瀬戸田PAからは因島・向島・尾道駅方面も相互利用可能、他は県内クローズドア)
- クロスウェイエクスプレス 中国バス・おのみちバス・一畑バス
自治体バス
道路
- 山陽自動車道 : 尾道JCT - 尾道IC
- 尾道自動車道 : 尾道JCT - 尾道北IC
- 西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道) : 西瀬戸尾道IC - 尾道大橋出入口 - 向東BS - 向島IC/TB - 大浜PA - 因島北IC - 重井BS - 因島南IC - 生口島北IC - 瀬戸田BS - 生口島南IC - 瀬戸田PA/瀬戸田PABS
- 主要道路
- 主要橋梁
- クロスロードみつぎ(国道184号・国道486号)
海運
- 旅客・貨物港湾
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- 漁港
- 第2種漁港
- 吉和漁港(よしわ - )
- 第1種漁港
- 串浜漁港(くしはま - )
- 海老漁港(えび - )
- 泊漁港(とまり -)
- 西浦漁港(にしうら - )
- 鏡浦漁港(かがみうら - )
- 大町漁港(おおまち - )
- 干汐漁港(ひしお - )
- 立花漁港(たちばな - )
- 航路
因島は愛媛県上島町地域の交通の中心であり、この地域からの定期船は主に因島に航行している。
- 駅前渡船(向島運航)・福本渡船・尾道渡船・桑田渡し(宮本汽船)
- 尾道 - 向島
- 備後商船
- 尾道 - 戸崎 - 歌 - 満越 - 福田 - 常石(フェリー・快速船)
- 歌戸運航(尾道市出資の第三セクター)
- 歌桟橋(向東町) - 戸崎(浦崎町)
- 瀬戸内クルージング
- 尾道 - 因島 - 生口島(瀬戸田)(快速船)
- 瀬戸田運航
- 尾道 - 生口島(瀬戸田) - 因島
- 芸予汽船
- 因島 - 今治(快速船)
- 土生商船
- 因島 - 三原(フェリー・快速船)
- 三光汽船
- 因島 - 生口島(フェリー)
- 因島 - 生口島 - 岩城島(フェリー)
- 長江フェリー、岩城汽船、因島海運
- 因島 - 岩城島(フェリー)
- 弓削汽船
- 因島 - 弓削(フェリー)
- 家老渡フェリー汽船
- 因島 - 弓削(フェリー)
- 上島町魚島総合支所
- 因島 - 弓削島 - 魚島(快速船)
- 尾道市因島総合支所
- 因島 - 細島(フェリー)
施設
医療・福祉
- 尾道市立市民病院
- 公立みつぎ総合病院
- 尾道市民病院附属瀬戸田診療所 (2009年4月 県立瀬戸田病院から移管)
- 尾道総合病院(農協病院) 2011年5月に平原台地区へ移転。
- 因島医師会病院
- 尾道総合福祉センター
- 尾道ふくしむら
文化・スポーツ施設
(観光の節も参照)
- ホール
- 尾道市公会堂
- しまなみ交流館
- 尾道市瀬戸田市民会館ベル・カントホール
- 因島市民会館
- むかいしま文化ホール
- 図書館
- 尾道市立中央図書館
- 尾道市立みつぎ子ども図書館「すくすく」
- 尾道市立因島図書館(芸予文化情報センター)
- 尾道市立瀬戸田図書館
- 尾道市立向島子ども図書館「わくわく」
- 尾道市立大学付属図書館
- スポーツ・公園
- 広島県立びんご運動公園
- 因島フラワーセンター
- 尾道市立千光寺体育館
- 御調町ソフトボール球場
- 長者原スポーツセンター
- 向島運動公園
- 因島運動公園
- 瀬戸田町B&G海洋センター
- 境ガ浜マリーナ(元々は総合リゾート施設マリンパーク境ガ浜)
- 映画館
- 美術館、博物館、資料館
教育
小学校
- 市立
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中学校
- 市立
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- 私立
高等学校
- 県立
- 市立
- 尾道南高等学校(定時制)
- 私立
大学
専門学校
その他の教育機関
- 広島県立尾道特別支援学校
- 広島県立尾道特別支援学校しまなみ分校
尾道の方言
尾道で話されている方言は備後弁である。また、備後弁の中でも更に分類が有り、尾道弁が主として話されている。しかし、広域合併により新たに市域に入った島嶼部では尾道弁とは若干違う方言が使われ、また市東部(旧沼隈郡域)では若干福山弁に近い方言となっている。もっとも地元民が判別つく程度であり、総じて大差はない。
尾道を舞台(モデル)とした作品
林芙美子や志賀直哉をはじめとする文学者や、「尾道三部作」・「新尾道三部作」の映画監督・大林宣彦に代表されるように尾道を舞台とした文芸作品は多く存在する。そのため尾道は「文学の街」とも称され、林芙美子の旧宅がある他、志賀直哉、歌人の中村憲吉もこの町に住んだことがあり、尾道を題材に扱った作品が多く出版されている。これら文学人の句碑を千光寺山登山道に配置し、「文学のこみち」と称している。 近年では、アニメ作品も尾道を舞台としたり、バラエティ番組やCMなどでもよく登場する。また因島は囲碁の町として有名であり、公園にも石製の碁盤がある。
文学作品
- 放浪記(林芙美子)
- 暗夜行路(志賀直哉)
- 悪名(今東光)
- 内海の輪(松本清張)
- 尾道渡船場かいわい(森岡久元)
- 尾道物語 純情篇(森岡久元)
- 尾道物語 幻想篇(森岡久元)
- 尾道物語 旅愁篇(森岡久元)
- 十八歳の旅日記 尾道物語 姉妹篇(森岡久元)
映画作品
- 「東京物語」(1953年、小津安二郎監督)
- 「悲しみは女だけに」(1958年、新藤兼人監督)
- 「裸の島」(1960年、新藤兼人監督)
- 「悪名」シリーズ(1961年 - 1969年・1974年・2001年、田中徳三、森一生、安田公義、マキノ雅弘、増村保造、和泉聖治監督)
- 「憎いあンちくしょう」(1962年、蔵原惟繕監督)
- 「故郷」(1972年、山田洋次監督)
- 「男たちの大和/YAMATO」(2005年、佐藤純彌監督)(戦艦大和ロケセット・向島)
大林宣彦監督作品
- 「転校生」(尾道三部作、1982年)
- 「時をかける少女」(尾道三部作、1983年)
- 「さびしんぼう」(尾道三部作、1985年)
- 「ふたり」(新・尾道三部作、1991年)
- 「あした」(新・尾道三部作、1995年)
- 「あの、夏の日」(新・尾道三部作、1999年)
- 「彼のオートバイ、彼女の島」(1986年4月)岩子島にてロケ。2005年に合併して尾道市へ。
- 「野ゆき山ゆき海べゆき」(1986年10月)
- 「日本殉情伝 おかしなふたり ものくるほしきひとびとの群」(1988年)
- 「マヌケ先生」(2001年)
テレビドラマ
漫画・アニメ
- 漫画
- 「ぱられる」(小林俊彦作、マガジンSPECIAL、2000年~2002年、全4巻)
- 「ぱすてる」(小林俊彦作、週刊少年マガジン・2002年~2003年、マガジンSPECIAL・2003年~連載中)
- アニメ
広告
(テレビコマーシャル)
- アサヒビール 本生(江口洋介・2006年)
- ライフカード 「カードの切り方が人生だシリーズ マドンナ編」(オダギリジョー・2006年)
- トヨタ自動車 トヨタ・ラクティス「自由とラーメンとラクティス」編(佐藤隆太・2006年)
- サントリー ザ・プレミアム・モルツ 「お歳暮旅情篇」(矢沢永吉・2006年)
- 東和薬品 「歌でつながる」編(黒柳徹子・2007年)
- ソフトバンクモバイル 予想外な家族・白戸家「旅する父」編(2008年)
- 三井生命保険 「電車を降りて」編、「朝の町」編、「最初の春」編 (戸田菜穂・2008年)
- 第一生命 「幸せの道 おとうと」篇 2010年
- ソニー デジタルカメラ「α NEX-C3」「尾道 猫と二人旅」篇 (北川景子・2011年)
名誉市民
- 圓鍔勝三(彫刻家)
- 小林和作(西洋画家)
- 平山角左衛門(尾道町奉行) … 住吉浜を造り、尾道の港勢発展の礎を築いた。
- 三木半左衛門(呉服商・両替問屋) … 共楽園(現:千光寺公園)を開き、市に寄付。
- 山口玄洞(実業家) … 明徳商業学校(現:尾道南高)を創設。また尾道市上水道建設に多大な寄与。
- (旧因島市名誉市民)
- (旧瀬戸田町名誉町民)
尾道市出身の有名人
(五十音順)
学術・文化・芸術
- 石堂淑朗(脚本家)
- 大林宣彦(映画監督)
- かわぐちかいじ(漫画家・旧向東町)
- 坂本昭悟(漫画家)
- 高橋源一郎(小説家)
- 高橋玄洋(小説家・脚本家)
- 寺西重郎(経済学者・旧因島市)
- 灰村キヨタカ(イラストレーター)
- 東川篤哉(小説家)
- 平山郁夫(日本画家・旧瀬戸田町)
- 藤原弘達(政治学者・政治評論家)
- 光原百合(ミステリー作家)
- 湊かなえ(小説家・旧因島市)
- 宮地政司(天文学者・旧因島市)
- 村上正泰(評論家・旧因島市)
- 森岡久元(作家)
- 八木國之(法学者)
- 八木秀次(法学者)
- 行友李風(劇作家)
- 八束澄子 - (小説家・旧因島市)
- 木曽功(元国連教育科学文化機関(ユネスコ)日本政府代表部特命全権大使、第2次安倍内閣内閣官房参与)
芸能・マスコミ
- 東ちづる(女優・旧因島市)
- 古島拓大(フロントライン (お笑いコンビ))
- 田窪一世(俳優・旧因島市)
- 速水けんたろう(だんご3兄弟)
- 青山高治(RCC中国放送アナウンサー)
- 石田好伸(RSK山陽放送アナウンサー・旧因島市)
- 須山浩継(フリーライター)
- 西山喜久恵(本名:渡辺喜久恵)(アナウンサー・フジテレビアナウンス室主任)
- 山本モナ(元フリーアナウンサー)
- 三浦紘朗(元ラジオ関西アナウンサー)
- 細谷佳正(声優)
音楽
棋士
スポーツ
- 瀬戸錦年光(元力士)
- 谷原秀人(ゴルファー)
- 土生翔平(野球選手・広島東洋カープ外野手)
- 備前喜夫(旧姓・大田垣)(元野球選手・元広島東洋カープ投手)
- 吉田万里子(女子プロレスラー・旧向島町)
- 山本英志(競艇選手)
- 村上恭和(日本生命卓球部監督、卓球女子ナショナルチーム監督・向東町)
- 大前力也 (元プロキックボクサー・栗原町)
- 男色ディーノ(プロレスラー・瀬戸田町、生口島)
政治
その他
- 麻生文雄(総本山醍醐寺座主、三宝院門跡、種智院大学学長、大本山西国寺住職)・旧因島市)
- 市邨芳樹(広島県立尾道商業、名古屋経済大学市邨高校、名古屋経済大学高蔵高校創立者)
- 今川憲英(建築構造家)
- 木川眞(ヤマトホールディングス社長 兼 ヤマト運輸会長・旧向島町)
- 小林海暢(真言宗泉涌寺派管長、泉涌寺長老、尾道・浄土寺住職)
- 塩見孝也(革命家・元赤軍派議長)
- 寺西正司(実業家・旧因島市)
- 久保田権四郎(久保田鉄工所(現クボタ)創業者・旧因島市)
- 小田原大造(クボタ元社長、第17代大阪商工会議所会頭、万国博大阪誘致委員会会長・向東町)
- 三浦惺(第6代日本電信電話(NTT)代表取締役社長・向東町)
- 吉原貞敏(東京鐵鋼創業者、馬主・旧向島町)
尾道にゆかりのある有名人
- 青山祐子(日本放送協会アナウンサー):父方の実家が尾道であり、父が尾道市東京事務所所長を務める。
- 金森達(イラストレイター):両親の郷里広島県因島に疎開し、尾道中学校に通い因島高校卒業まで過ごす。
- 上山英一郎(金鳥創業者)向島に所縁が深い、和歌山県出身。
その他
- 明治期の県制度の再編期において、広島城は廃藩置県以来広島県庁舎として使用されていたが、ここに鎮台を設置することになり移転を余儀なくされた。その後県庁舎は仮設庁舎で場所を転々としていた事から広島県の県庁を尾道に置き「御調県」と改称する計画が有った。しかし、県庁舎の場所が広島市内で落ち着いた為、計画は撤回された。
- 福山市と伴に備後都市圏を所管するため一部の県庁所在地よりも国の出先機関が多い。
- 人口は市内ほぼ全域で減少しているが、市内東部の東尾道地区においては隣接する福山市に近くベッドタウン化している事や、市内では数少ない平地のため今後ともマンションや商店が増加傾向にある。
- 2006年5月まで一般公開されていた、向島の日立造船内に作られた映画『男たちの大和/YAMATO』撮影用の実物大の「戦艦大和」のセットが人気を集めていた。なおこのセットは解体後、その一部や小道具類が呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)に寄贈された。
- 当初の予定では1888年に当時の栗原村から、三軒家町を分村し東御所、西御所とともに編入させ市制施行をする予定であったが、栗原村から反対され計画は白紙になった。
- 2010年4月、因島南部にある田熊、土生、三庄中学校を統廃合して尾道市立因島南中学校が旧因島高校跡地に開校した。因島市との合併後は、土生幼稚園と統合地区の小学校を含めた、公立では非常に珍しい幼小中一貫校である「因南学園」(仮称)を設置する方針もあった。なお、因島北部にある因北中学校は、これが正式名称であり、「因島北中学校」の略称ではない。
- 尾道市民のうち島嶼部に住んでいる市民の割合は約43.2%である(2010年12月28日時点。住民基本台帳より)。
電話
市外局番は因島・瀬戸田地域が0845(20 - 39)、その他が0848(20 - 89)となっている。なお、0848(20 - 89)、084(900 - 909、930、933 - 939)は同一区域扱いとなる。旧市外局番が08487だった御調地域は2005年1月、旧市外局番が08452だった因島・瀬戸田地域は2005年2月に変更。
- 0848(20 - 89)・084(900 - 909、930、933 - 939)エリア
- 0845(20 - 39)エリア
- 尾道市(因島・瀬戸田地域)
郵便
尾道市内の郵便物の集配は、以下の郵便局が行っている。
- 尾道郵便局:722-00xx、722-85xx、722-86xx、722-87xx、722-02xx
- 三原郵便局(三原市):723-00xx、723-85xx、723-86xx、723-87xx、729-03xx、729-22xx、723-01xx、729-04xx、722-15xx
- 御調郵便局:722-03xx
- 因島郵便局:722-23xx、722-22xx、722-21xx
- 瀬戸田郵便局:722-24xx
- 宇津戸郵便局(世羅町):722-04xx
- 松永郵便局(福山市):729-01xx、729-02xx、720-05xx
脚注
- ↑ ASCII.jp:アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー
- ↑ 「尾道市産業部 農林水産課 おのみち自慢 ~おいしいものは尾道にある~」
- ↑ お知らせ - 統計おのみち 平成22年(2010年)版 18.行政・選挙 | 尾道市
- ↑ 18.行政・選挙 1表~5表 (Excel形式:172KB)
- ↑ お知らせ - プロフィール | 尾道市
- ↑ お知らせ - 第3回定例会の状況 | 尾道市
外部リンク
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