クボタ
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株式会社クボタ(テンプレート:Lang-en-short)は、大阪府大阪市浪速区に本社を置く産業機械(農業機械[1]、建設機械等)、建築材料、鉄管、産業用ディーゼルエンジンのメーカーである。
かつてはコンピュータ(スーパーコンピュータ、ワークステーション)やエレクトロニクス機器、プレハブ住宅事業も手掛けていたことがあったが、撤退した。このうちプレハブ住宅は三洋電機に譲渡し、「三洋ホームズ」に改称した。
目次
スローガン
2010年(平成22年)2月の創業120周年を記念して、グループ共通の新スローガン「For Earth,For Life」が制定された。
過去のスローガンは「国づくりから米づくりまで」、「ゆたかな人間環境づくり」、「技術でこたえる確かな未来」(以上旧久保田鉄工時代のもの)、「ヒューマニティテクノロジー:Hu-Tech」、「美しい日本をつくろう」、「LOVE THE EARTH MORE:もっと地球を愛したい」、「水と土と空と、地球のために。」、「社会の底力。」などであった。
事務所所在地
沿革
- 1890年2月 - 久保田権四郎が鋳物メーカー「大出鋳造所」として創業。
- 1897年 - 「大出鋳造所」を「久保田鉄工所」に改称。
- 1953年 - 「久保田鉄工株式会社」に社名変更。
- 1957年 - 住宅建材の製造販売を開始。
- 1960年 - 国産初の畑作用乗用トラクター「T15」を開発・商品化。1962年には水田用乗用トラクター「L15R」も開発・商品化される。
- 1971年 - 世界最小[2]の水冷・直列2気筒によるディーゼルエンジンを搭載し、更に業界初の4輪駆動を用いた[3]小型乗用トラクター「ブルトラ」シリーズを発売。発売直後、瞬く間に同社のベストセラー商品となる。
- 1990年 - 創業100周年に伴い「株式会社クボタ」に社名変更。同時にブランドロゴ(CI)を刷新。
- 1997年 - 農耕用乗用トラクターとしてハーフトラクター[4]「パワクロ」を30年ほど前に設定していた井関農機に引き続き商品化。以後、同社の最小クラス - 最大クラスのトラクターに幅広く設定される。
- 2008年 - 108PSのディーゼルエンジンを搭載し、業界トップクラスの超高速刈りを実現した自脱形最強コンバイン「エアロスター ダイナマックス」シリーズを発表。
諸問題
主要製品
- 農業機械
- 建設機械
- 建築材料
- 鉄管
- 産業用ディーゼルエンジン
- 発電溶接機 - 他社に多くのディーゼルエンジンを供給している。自社製品の発電溶接機にも自社開発エンジンを搭載している数少ないメーカーである。
- 自動販売機
マスコットキャラクター
マスコットキャラクターは「元氣村の仲間たち」でCMでも放送されている。
- 元氣くん
- ひまわりちゃん
- オレンジ
- ウエール
- カール
- 豊作おじいさん
- 豊お父さん
- あさひお母さん
現在のマスコットキャラクターはスッピー君。
ネットワーク
- 支社:全国6ヶ所(北海道・東北・中部・中国・四国・九州)
- 支店:1ヶ所(横浜)
- 営業所・出張所:全国4ヶ所(和歌山・熊本・沖縄・山口)
製造拠点
- 阪神工場(尼崎市)
- 京葉工場(船橋市・市川市)
- 堺製造所(堺市堺区)
- 堺臨海工場(堺市西区)
- 滋賀工場(湖南市)
- 恩加島事業センター(大阪市大正区)
- 宇都宮工場(宇都宮市)
- 筑波工場(つくばみらい市)
- 枚方製造所(枚方市)
- 竜ケ崎工場(龍ケ崎市)
- 久宝寺事業センター(八尾市)
グループ会社
- 株式会社クボタ教育センター(尼崎市)
- 株式会社クボタクレジット(大阪市浪速区)
- 株式会社クボタ計装(船橋市)
- 株式会社クボタ経理センター(大阪市浪速区)
- 株式会社クボタ建機ジャパン(尼崎市)
- 株式会社クボタ工建(大阪市浪速区)
- 株式会社クボタスタッフ(大阪市浪速区)
- 株式会社クボタパイプテック(尼崎市)
- 株式会社クボテック(東京都中央区)
- 株式会社ケーピーエス(福岡市博多区)
- クボタ化水株式会社(東京都港区)
- 株式会社鳥羽テクノメタル(伊勢市)
- 株式会社管総研(尼崎市)
- クボタアグリサービス株式会社(大阪市浪速区)http://www.kubota-agri-service.co.jp/
- クボタエイトサービス株式会社(大阪市浪速区)http://www.kes.co.jp/
- クボタエンジンジャパン株式会社(大阪市浪速区)
- クボタ環境サービス株式会社(東京都台東区)
- クボタ機械サービス株式会社(堺市堺区)
- クボタ機械設計株式会社(堺市堺区)
- クボタ機工株式会社(枚方市)
- クボタ空調株式会社(東京都中央区)
- クボタコンプス株式会社(尼崎市)
- クボタ浄化槽システム株式会社(大阪市浪速区)
- クボタシーアイ株式会社(大阪市浪速区)
- クボタシステム開発株式会社(大阪市浪速区)
- クボタ精機株式会社(堺市美原区)
- クボタ総合保険サービス株式会社(大阪市浪速区)
- クボタベンディングサービス株式会社(龍ケ崎市)
- クボタマシナリートレーディング株式会社(大阪市浪速区)
- ケイミュー株式会社(大阪市中央区)
- クボタメンブレン株式会社(八尾市)
- クボタワークス株式会社(大阪市浪速区)
- ケービーエスクボタ株式会社(大阪市浪速区)
- 札幌大成機工株式会社(札幌市白石区)
- 日本プラスチック工業株式会社(小牧市)
- フモト産業株式会社(大阪市浪速区)
- 平和管財株式会社(東京都中央区)
- クボタサンベジファーム株式会社(南河内郡河南町)
- 株式会社クボタライフ九州(熊本市西区)
CMキャラクター(過去のCMキャラクターを含む)
- 橋幸夫(トラクター「ブルトラ」シリーズ、トラクター「L」シリーズ、コンバイン「NX」シリーズ)
- アンディ・フグ(トラクター「キングウェル」シリーズ)
- 谷亮子(コンバイン「エアロスター」シリーズ、クボタ農業機械 全国試乗キャンペーンほか)
- 室伏広治(コンバイン「エアロスター」「エアロスター ダイナマックス」シリーズ、クボタ農業機械 全国試乗キャンペーンほか)他
この他、企業イメージキャラクターとして、日比野克彦、安田成美、利根川進などを起用したこともあった。
2010年(平成22年)3月からは、農業機械部門の新キャラクターとして、前述したマペット人形による「元氣村の仲間たち」が登場した。 架空の「元氣村」にて、トラクターの「オレンジ」、田植機の「ウエール」、コンバインの「カール」などが登場し、村の人々と共に農業を元気にする、と言う設定である。
スポンサー番組(過去の番組も含む)
現在
- 世界の村で発見!こんなところに日本人(ABCテレビ制作・テレビ朝日系)-2014年4月11日放送分より提供。30秒の企業CMを放映。
- 開運!なんでも鑑定団(チューリップテレビ)
- 永島敏行の農業バンザイ! すごいぞ秋田の農業(秋田テレビ) - 系列会社の秋田クボタと共同で提供。
- 農業一口メモ(山形放送) - 系列会社の南東北クボタと共同で提供。
- テレビ朝日などの系列外他局には日曜深夜などにスポット枠でCMを送出している。
過去
- 産経新聞ニュース(文化放送・ニッポン放送・ラジオ大阪) - ラジオ大阪土曜正午のニュースの元スポンサーだった。現在は降板してノンスポンサーに。
- 野生の王国(MBS) - 日本教育テレビ(現・テレビ朝日)(1975年3月末まで)~東京放送(現・TBSテレビ)(1975年4月より)系列で放送。1977年頃まで住友グループと共同で提供していた(番組の前半・後半でスポンサーを交代)。
- 太陽にほえろ!→土曜スーパースペシャル→大追跡(日本テレビ)
- 刑事貴族→はだかの刑事(日本テレビ)
- およねのコケコッコー → 浩一のコケコッコー → 浩一のがまだせ!熊本(熊本放送) - 系列会社の中九州クボタと共同で提供。
- 徹子の部屋(テレビ朝日)
- ザ・スーパーサンデー(テレビ朝日)
- FNNニュースレポート23:00(フジテレビ) - 系列局の差し替え版も含む。
- ウィークエンドスペシャル 松任谷由実のオールナイトニッポン(ニッポン放送)
- サンデープロジェクト(テレビ朝日・ABC) - アスベスト問題以降、提供クレジットを外して農業機械関連CMを中心に流していたが、2006年9月10日放送分で企業CMが復活した。以後、農業機械CMと不定期で交互に放送されていたが、2007年3月25日放送分を最後に降板。
- 圭修のうしみつ天国(中京テレビ)
- スーパーJチャンネル(テレビ朝日) - テレビ朝日のみのスポンサー(土曜日)。2007年3月でスポンサーから降板。
- 快傑熟女!心配ご無用(TBS)
- みのもんたの朝ズバッ!(TBS) - 曜日により提供。
- ザ!世界仰天ニュース(日本テレビ) - 2007年4月4日の「ドラマスペシャル」より提供開始。2009年3月末で降板し、同年4月より『ザ!鉄腕!DASH!!』へ移動。
- ザ!鉄腕!DASH!!(日本テレビ) - 2012年3月末で降板し、同年4月以降より『シューイチ』へ移動。
- 旅の香り(テレビ朝日)
- 感涙!時空タイムス(テレビ大阪)
- 毎日放送制作金曜21時台時代劇枠(腸捻転時代。狼・無頼控→幡随院長兵衛お待ちなせえ→もってのほか)
- 冒険JAPAN! 関ジャニ∞MAP(ABC) - 放送開始からの3ヶ月間。
- EXILE魂(MBS・TBS共同制作) - 2012年4月から、30秒の企業CMを放映。終了後、『Mr.サンデー』へ移動。
- シューイチ(日本テレビ) - 2012年4月から、30秒の企業CMを放映。2013年4月より『シルシルミシルさんデー』へ移動。
- Mr.サンデー(フジテレビ・関西テレビ共同制作) - 2012年10月から2013年9月まで、30秒の企業CMを放映。
- シルシルミシルさんデー(テレビ朝日)- 2013年4月から、30秒の企業CMを放映していたが、2014年3月30日「くりぃむクイズ・ミラクル9スペシャル」を持って降板。番組は引き続き継続中。提供枠は「世界の村で発見!こんなところに日本人」に移動。
- クボタ民謡お国めぐり(秋田テレビ) - 東北6県ブロックネットで1973年2月から約39年間放送されていた唯一の一社提供番組。60秒の企業CMと農機具のCMを放映。なお、秋田県の担当販売店は、当社グループ会社ではなく、ネッツトヨタ秋田を運営する石井グループ傘下の秋田クボタが担当している。
提供番組の移り変わり
- 日本テレビ系:「太陽にほえろ!」から長らく筆頭複数社の提供番組が続いていたが、かつて1987年ごろに「全日本プロレス中継」を土曜夜7時で放送していた時期に30秒別枠で提供していたときがあった。「はだかの刑事」終了以降は30秒に縮小されてシューイチまで番組提供を継続してきたが、2013年4月改編で「シューイチ」の時間枠拡大などを理由に提供を降板、1977年頃~続いてきた番組提供が一旦途切れて現在に至る。
- テレビ朝日系:腸ねん転解消前のネット局毎日放送制作の「野生の王国」(放送当時弊社は住友グループと共同提供していた。)と金曜21時枠時代劇のスポンサーだったが、1975年3月31日の腸ねん転解消後以降は1枠は「13時ショー」→「徹子の部屋」の前半枠複数社提供、もう1枠は朝日放送制作の「土曜の朝に」の筆頭複数社提供社の1社として流れていたが、その後の提供番組は色々と変わっていった。時期により「サンデープロジェクト」の前半枠複数社提供の1社だったり、「ザ・スーパーサンデー」からしばらく数年間日曜19時からの2時間ワイド番組のスポンサーだったりしていたが、2000年代に入りアスベスト問題で提クレ自粛という悲惨な時期もあった。2007年3月末で「サンデープロジェクト」を途中降板、一旦テレビ朝日系で番組提供が「旅の香り」や日曜深夜のスポット扱いなどになるが、2013年4月に「シルシルミシルさんデー」で提供番組復帰し、現在に至る(過去に大阪開催時代の「全日本大学女子駅伝」の複数社提供1社として提供した年が度々あった)。
- TBS系:かつて「JNNニュースデスク」やいくつかの複数社提供番組が存在していたが、次第に提供番組が減らされていき年によっては北海道放送(HBC)制作のスキージャンプ大会→全国ネット特番だけ提供していた。しかし、2000年代に入り平日朝ワイドの複数社提供→MBS・TBS共同制作の日曜22時台複数社提供などで綱を渡りながら番組提供していた。しかし、2012年10月改編で再び平日朝ワイドの複数社提供へ戻されて現在に至る。
- テレビ東京系:「独占!スポーツTODAY」の頃から何かしらの提供番組が続いているが、テレビ大阪の開局以降はテレビ大阪の開局記念特番の筆頭複数社の1社として提供されている。それが縁で「感涙!時空タイムス」のスポンサーにもなったが、同番組終了後は時折特番提供などでテレビ東京系で登場しており現在に至る。
- フジテレビ系:芙蓉グループの1企業でもあり、「FNNニュースレポート23:00,23:30」の複数社提供1社でもあったので、1970年代~1990年代は提供番組が多かったが、「感動!エクスプレス!!」の不定期単発特番終了後以降「Mr.サンデー」の複数社提供1社になるまでは関西テレビ制作の全国ネット特番しか提供できなかった時期もあった。過去に1月3日の午前中に全国ネットで放送されていた正月特番「日本放送演芸大賞」の複数社提供1社としてスポンサーをしていた時もあった。(関西テレビが制作に関わっていた年~1987年まで)2012年10月関西テレビ放送との共同制作の「Mr.サンデー」に途中から提供開始して現在に至る(2013年9月末で降板)。
- その他地方局:「クボタ民謡お国めぐり」をネットしていた放送局が多かった。
脚注
- ↑ 農業機械メーカーとしては2009年(平成21年)現在、最大手のメーカーである。
- ↑ 1971年当時。
- ↑ ただし、従来の2輪駆動も設定。
- ↑ 前輪・ホイール式 / 後輪・クローラー式、いわゆるセミクローラー式(ヤンマーはハーフクローラー(ちなみに当初はヰセキからのOEM、のちに自主開発の「エコトラデルタ」シリーズに移行)、ヰセキはセミクロ、三菱はハフクロ(ヤンマー同様、ヰセキからのOEM))とも呼ばれる。
- ↑ 現在の本社阪神事務所、兵庫県尼崎市。
- ↑ 偽装請負:問題対策「雇用形態変更は違法」 外国人労働者ら、クボタを提訴--大阪 毎日新聞 2008年9月30日
- ↑ クボタ:継続雇用訴訟中の原告労働者 慰労金対象外に 毎日新聞 2009年2月7日
- ↑ 石綿肺:職場の従事者以外で初の確認 クボタに救済金請求 毎日新聞 2010年1月7日
- ↑ 石綿肺発症を初確認 クボタ旧神崎工場周辺の住民 産経新聞 2010年1月7日
関連項目
- 建材
- 鉄管
- 建設機械
- 農業機械
- クボタスピアーズ
- クボタ・GH系エンジン
- エクサムメガ - フランスのマイクロカーメーカーで、同社のディーゼルエンジンを搭載したマイクロカーを製造販売している。
- KGT(ケイ・ジー・ティー、旧クボタグラフィックテクノロジー)- 現在は会社分割によりサイバネットシステム子会社(富士ソフト孫会社)。
- サンヨーホームズ(旧クボタハウス)- クボタ発祥である住宅事業の元子会社。本来は京阪神におけるプレハブ住宅の事業展開が主体、のち三洋電機が子会社化。現在は三洋電機からも離れている。
- 本田技研工業 - トラクターを販売していた頃トラクターを共同開発したり(「マイティ130D」)、16馬力から32馬力までの機種をOEM供給していた。
- 日立建機ティエラ - トラクターを販売していた頃、OEM供給していた。