生名島

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テンプレート:Pathnav テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox 生名島(いきなじま)は、愛媛県上島町離島で、因島と指呼の間に位置する。

行政

経済・産業

  • 地場産業は、農業、漁業(クルマエビ養殖)がある。広島県因島に通勤可能であり、通勤者も多い。かつては日立造船の寮もあった。

交通

島の東岸に立石港があり、因島からフェリーでわずかに3分と渡し舟の感覚で行き来できる。(実際に、地元の人はフェリーを「渡し」と呼んでいる。)

生名島は旧日立造船の企業城下町として栄えてきた。生名島の島の東岸に位置し、因島の土生港(広島県尾道市)に向かい合っている立石港は因島への直結ルートとして重要な役割を果たしてきた。同港からは、土生航路に加え、弓削・尾道航路、三原航路も就航しており、通勤通学時には、乗降客・乗降車等でかなりな混雑がみられる。

2011年2月6日に上島架橋の生名橋が開通し、弓削島佐島と陸路で結ばれた。

名所・名産

  • 名所
    • サウンド波間田(はかんだ)
    • 立石山、展望台
    • 蛙石(ガール石)
    • 蛙石荘 - 宿泊施設
    • いきなスポレク公園
    • 生名サーキット -島民が独力で開設したサーキット場
    • 三秀園、同庭園
    • 高松城跡
    • 厳島遺跡
    • 正福寺、いぼ地蔵
    • 生名八幡神社
  • 名産

地域おこし

島民が一体となって「いきな島一周マラソン」などのスポーツに取り組んでおり、スポーツ合宿の誘致にも取り組んでいる。

  • いきなスポレク公園
1988年の旧・生名村時代の基本構想に基づき、魅力ある「スポーツ合宿村」づくりをテーマに、スポーツ合宿をメインに、社員研修、レクリエーション、イベント、健康づくりなど、島全体を多目的に利用できる一種の総合運動公園として、1989年から1996年にかけて計画整備された。小学生から一般同好者・愛好者など、多くの人たちが利用できる施設としている。
スポーツ合宿付は、定住人口の大幅な増加を望めない状況を踏まえ、豊かな自然環境を活かし、交流人口の増加による村の活性化をねらった施策である。
黒土(阿蘇山火山灰)の野球場、温水プール、卓球場、サウナ等を備えた総合運動施設。島内外から合宿地として利用されている。2009年5月17日には野球場で四国・九州アイランドリーグ愛媛マンダリンパイレーツが主催する公式戦(相手は香川オリーブガイナーズ)が初めて開催された。以後も毎年、愛媛の公式戦が1試合日程に組まれている(2011年は雨天のため中止)。
  • サウンド波間田(サウンドはかんだ)
先の「スポーツ合宿村」構想を積極的に展開することによって、島外から多くのスポーツ選手、愛好家、関係者が多数訪れることが予想される。その受け皿の1つとして旧・生名村にて整備された中核施設の1つで、野外ステージ、展望台、遊歩道、多目的広場を中心に構成されている。1989年度から整備に着手、1994年に完成した。海岸に近く、海浜地の整備などの自然環境を生かした施設があり、島民のいこいの場として、また、手近なキャンプ場として幅広く利用されている。
  • サーキット場
1988年に商工会の青年部のメンバーの発案により造成された。

出身者

槍投げアテネ北京五輪に連続出場、2009年世界陸上第3位。2012年のロンドンオリンピックでは日本選手団主将。