でんでん

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テンプレート:Otheruseslist テンプレート:ActorActress でんでん1950年1月23日 - )は、日本俳優、元・お笑い芸人である。本名、緒方 義博(おがた よしひろ)。福岡県筑紫野市生まれ、中間市育ち。アルファエージェンシー所属。

来歴

高校卒業後、19歳の時渥美清に憧れて弟子入り志願のため上京するが本人には会えず断念[1]丸井に就職し4年ほどサラリーマンとして働くも、退社して劇団ひまわりに入団しエキストラとして3か月ほど活動[1]1980年、30歳の時に素人として『お笑いスター誕生!!』へ出演し8週勝ち抜き、金賞を獲得したのを機に芸能界デビュー。

お笑い芸人時代はスタンダップ・コメディ調の芸風で知られ、「ようみんなぁー、ハッピーかい?」「どうだい? 美しいだろぉー?」「今日はみんなにオイラのすばらしい歌を聞かせてやるぜ。」などの決め台詞でピン芸人として活動した。

1981年森田芳光監督の映画の・ようなもの』で俳優に転身し、以降多数の映画やテレビドラマに脇役として出演。

1995年にはラサール石井小宮孝泰らと「星屑の会」を結成。『星屑の町』シリーズや『ある晴れた日の自衛隊』シリーズなど水谷龍二作・演出の舞台に出演。

園子温監督の映画『冷たい熱帯魚』(2010年)で、表では笑顔を見せながら裏では連続殺人鬼という二面性を持った熱帯魚店経営者を演じ、芸歴31年にして初の受賞となった第36回報知映画賞を皮切りに[2]第35回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など国内の助演男優賞を次々と受賞し、高い評価を得た。

人物

  • 芸名の由来は「でんでん太鼓のように芸能界を打ち鳴らし、でんでん虫のように芸能界の一国一城の主になれ」という意味が込められている[2]。また、本人は2013年放送のラジオ番組で「マージャンをしている時の様子が殻に閉じこもった感じで、「でんでん虫」のような「緒方でんでん」と呼ばれたのが元で「でんでん」になった。」と語っている[3][4]
  • 村上ショージとは長年の友人である。
  • 『冷たい熱帯魚』の熱演で遅まきながら大ブレイクしたが、役者デビュー作『の・ようなもの』は、かなりのプレッシャーであった。関根勤小堺一機による長寿ラジオ番組「コサキン」では、ネタとして本作の撮影現場でのでんでんの様子を紹介されていた。その様子とは、でんでんが本番前に関根や小堺に向かって「役者っていうのは気構えなんだよ!」などといった講釈を散々述べた後、いざ本番が始まると、肝心のでんでんは緊張しまくりで唇が震えて、台詞を相当トチりNGの連発だったという。

受賞

おもな出演

テレビドラマ

NHK

日本テレビ系

TBS系

フジテレビ系

テレビ朝日系

テレビ東京系

WOWOW

その他

Webドラマ

映画

舞台

  • 『渾身愛』(1989年)
  • 『流水橋』(1992年)
  • 『星屑の町』シリーズ(1994年~2008年)
  • 『ある晴れた日の自衛隊』シリーズ(1994年 - 1999年)

CM

脚注

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外部リンク

テンプレート:キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞 テンプレート:日本アカデミー賞最優秀助演男優賞

テンプレート:毎日映画コンクール男優助演賞
  1. 1.0 1.1 2012年5月22日放送『森田一義アワー 笑っていいとも!テレフォンショッキング出演時に本人談。
  2. 2.0 2.1 テンプレート:Cite web
  3. ラジオ深夜便』2013年5月19日放送、NHKラジオ第1放送
  4. 明日への言葉、でんでん(俳優)素の自分で演じる、2013年6月29日閲覧。
  5. 日本アカデミー賞公式サイトテンプレート:Cite news