五星戦隊ダイレンジャー
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スーパー戦隊シリーズ | ||
第16作 | 恐竜戦隊 ジュウレンジャー |
1992年2月 - 1993年2月 |
第17作 | 五星戦隊 ダイレンジャー |
1993年2月 - 1994年2月 |
第18作 | 忍者戦隊 カクレンジャー |
1994年2月 - 1995年2月 |
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『五星戦隊ダイレンジャー』(ごせいせんたいダイレンジャー)は、1993年(平成5年)2月19日から1994年(平成6年)2月11日までテレビ朝日系列で毎週金曜17:30 - 17:55(JST)に全50話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第17作目に当たるが、放映当時は『バトルフィーバーJ』から数えて第15作記念として扱われた。
目次
概要
当時の格闘ゲームの人気を受けて制作された[1]本作品では、ファンタジー色の強かった前作『恐竜戦隊ジュウレンジャー』との差別化を図るべく、キャラクターから世界観、そして音楽に至るまでオリエンタルな要素で統一された作品となっているテンプレート:Sfn。
『ダイレンジャー』の名前の由来は、その語感と前述のオリエンタルな要素などから「中国の地名『大連』が由来」と言われることもあるが、スタッフによると実際は単純に「“大”レンジャー」が由来とのことである[2]。また、企画段階では「中華戦隊チャイナマン」というネーミング案が考えられており、ダイゴ役の能見達也も「最初の名前はチャイナマンでしたからね」と言及している[3]が、2012年に発表されたネットムービー『ネット版 スーパーヒーロー大変』の作中ではこの「チャイナマン」の名称を「ネットの噂」と否定しており、同時に当時の仮タイトルが「ダイケンジャー(大拳者)」であったとも紹介されている。この点については2013年に制作された『非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛』でチャイナマンを使用し、公式サイトで何十とあった仮タイトルの一つで情報流出を防ぐためのダミータイトル的に記載した資料もあるとしている[4]。
商業的にはバンダイの出荷としては前作『恐竜戦隊ジュウレンジャー』を越す売上げ93億円を達成。しかし大量の余剰流通在庫も発生しており、玩具業界では前作の方が好評である[5]。また玩具以外の関連商品も好調で、本作品の市場規模はジュウレンジャー対比で125%[6]の137億円[7]になった。
特徴
放映当時、本作品がシリーズ15周年記念と位置付けられていたことから、本作品ではこれまでの作品で踏襲されてきたいくつかのパターンを意図的に破る試みがなされている。テンマレンジャー・将児 役の羽村英の回想からも、主演の5人が今までと違うものを演じるという気概を持って挑戦していたということが窺える。
- 設定面
- 本作品では「5人全員が主役である」というスタンスが特に重要視されており、それを強調するための様々な策が講じられた。
- その最たるものが「明確なリーダーが設定されていない」という点であり、同時に本作品におけるレッド(リュウレンジャー/亮)の扱いも、それまでのシリーズのような「絶対的なリーダー」からは外れたものとなっている。実際「生身で気力などの潜在能力が一番高いのが、レッド(リュウレンジャー/亮)ではなくピンク(ホウオウレンジャー/リン)」と位置付けられるなど、設定面でもこうした傾向が反映されている。
- また上記のスタンスに則る形で、その回の中心キャラクターが各々の名乗りの後に締めとなる決め口上をリードしたり、アイキャッチ映像も従来のように全員が集合したものではなく、メンバー(キバレンジャーも含む)を1人ずつ映したものが用意され、各話の中心キャラクターのものが使用される(該当者が複数いる場合はAパートとBパートで別の映像を使用)などといったスタイルが採られており、同様のスタイルを採用した後続の作品の先鞭を付ける形となった。
- 演出面
- 本作品では主人公達が使う拳法も実際の中国拳法を採り入れたものとなっており[2]、既存の作品との差別化が図られている。メンバーの5人も拳法の達人と設定されており、アクションのみならず名乗りポーズもまた各々自分の使う拳法を取り入れたものとなっている。リュウレンジャー役の和田圭市とジン役の広瀬匠によるアクションシーンなど、変身前を演じる役者も体を張った激しい演技を行うことがあった。
- この他、パイロット(1 - 2話)の演出を行った小林義明が企画からタッチしており、作品の随所に宇宙刑事シリーズなどでみられたシュールで不条理な演出や設定がみられた。
- 作劇面
- 作劇面では前述のスタンスを強調する形で、中盤から後半にかけて各メンバーごとに因縁のあるキャラクターを設定し、それに併せてメンバーごとにメインとなる脚本家を置いてサブストーリーを進行させている。
- また、2話完結の前後編になっている話が多く、巨大ロボ戦がない回やメンバー全員が変身しない回が存在するのを始めとして、「善悪を超越した超巨大獣・大神龍の登場に端を発したダイレンジャーとゴーマの一時的な休戦」「物語終盤にダイレンジャーの司令官の道士・嘉挧がとある理由からダイレンジャーと決別するという展開」「大団円にならない最終回」など、これまでのシリーズ作品では見られなかった要素がいくつも投入されている。
シリーズ内の位置付け
前述のように放映当時は15周年記念として扱われた本作品であるが、これは石ノ森章太郎原作の『秘密戦隊ゴレンジャー』と『ジャッカー電撃隊』をシリーズから除外して展開されていたことに起因する。この頃から「スーパー戦隊シリーズ」の定義はややあいまいになり、これ以降『未来戦隊タイムレンジャー』にて『ゴレンジャー』『ジャッカー』を公式にスーパー戦隊シリーズの作品として含めるまでの間、この2作品の扱いは揺らいだままとなった。
また同時期には、『ゴレンジャー』と『ジャッカー』の2作品を包含した「超世紀全戦隊」と呼ばれる新たな名称が登場し、当時上梓された講談社のゴレンジャーから扱ったムックなどで使われた。この名称は次作『忍者戦隊カクレンジャー』より東映オフィシャルとなったが、結果的に定着することなく終わっている。これについてはスーパー戦隊シリーズも参照。
備考
この年から、メインスポンサーに従来のバンダイと後楽園ゆうえんちに加え、講談社が加わるが、夏の間は一時期CMが放映されなかった。同社は1998年までスポンサーとして参加している。
あらすじ
今から8000年前の紀元前6000年頃、中国南部にダオス帝国(ダオス文明)が誕生した。そこは、サイキックパワーの能力(妖力)を使うゴーマ族と気功術の能力(気力)を使うダイ族が、後の人類の祖先となる特殊な能力を持たないシュラ族を支配していた。だがある日、ゴーマ族は、帝国を自分たちの支配下に置こうとダイ族に攻撃を仕掛けてきた。平和を愛するダイ族は戦いを決意し、その日から長い戦いが始まった。長く6000年近い戦いの末、ゴーマ族とダイ族は表舞台から姿を消し、戦いは終わった。
しかし現代にゴーマ族が復活し、暗黒の世界を作りあげようとしていた。その時、「天に輝く五つ星」が現れた。彼らは気力や拳法を使う若者で、ダイ族の生き残りである道士・嘉挧(どうし・かく)の導きにより、転身(変身)する。
登場人物
五星戦隊ダイレンジャー
ダイ族の血縁者である現代人によって構成されている。前作『ジュウレンジャー』同様、ダイレンジャーの7人には苗字が設定されておらず、名前の前にあるのも彼らの守護星である。
亀夫はシリーズ初の7人目の戦士設定だが、等身大時にはスーツをまとった戦いに参加せず、巨大戦でダイムゲンとなった時に戦闘に加わる。
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- スーツカラーはレッド、変身後は4.5秒/100m、ジャンプ力は30m、パンチ力は7.5t/平方cm、キック力は8.5t/平方cmとなる。
- 赤いダイレンジャー、23歳。世界一の餃子を作ることを目指し、横浜・中華街の中華料理店「山海閣」で働くコック見習い。5歳年下の妹・洋子がいる。
- 紐男爵に襲われたところを龍星王に救われ、道士・嘉挧に強引にダイレンジャーにスカウトされる。第8話で、ダイ族を裏切ってゴーマ側に付いた鉄面臂 張遼の息子であることが判明した。
- 明確にダイレンジャーのリーダーと言う訳ではないが、熱血さと真面目さのバランスが取れており、他の4人からは新入りにも拘わらず、リーダー格として厚い信頼を得ている。
- 得意拳法はパンチ技が主体となっている赤龍拳(基になっている拳法は龍拳)。二刀流と炎と雷を操る技を使う。
- 50年後、一番遅れてダイレンジャーの同窓会に着いたが、その向かう途中に新紐男爵を目撃し、ゴーマが復活したと仲間に伝え、孫達が受け継いだダイレンジャーと復活したゴーマの戦いを見て、嘉挧の「永遠に戦い続ける」の意味を悟った。尚、同窓会ではスーツを着用。
- 最終回に登場した孫はメガネを着用しており、雰囲気も熱血漢な祖父とは逆に温厚な人物だった。
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- スーツカラーはグリーン、変身後は4.4秒/100m、ジャンプ力は30m、パンチ力は6.0t/平方cm、キック力は8.5t/平方cmとなる。
- 緑のダイレンジャー、24歳。優しく表情豊かで冷静なペットショップの店員。釣りが趣味であり、暇さえあればよく釣り堀に出かけている。子供や少女には温和な態度で接し、そういった絡みの話もある。
- 孔雀明王の化身・クジャクと共鳴するだけの気力を持っていたことから道士・嘉挧にスカウトされる。チーム内では参謀格でサブリーダー的存在。動物に対し、赤ちゃん言葉で話すこともある(第9話)。クジャクと恋仲になっていったが、彼女を喪ってしまう。
- 相手の攻撃をかわして反撃する獅子拳(基になっている拳法は南拳)が得意。剣道の経験者だが棒術も使い、相手に痛みを伴う幻覚を見せる技も使う。
- ゴーマとの戦いの後、クジャクへの恋心を昇華したらしく、別の女性と結ばれて、孫ももうけた。50年後の同窓会には着物姿で出席したが、寄る年波には勝てず、気力も錆ついて出なくなっていた。
- 最終回に登場した孫はオールバックでGジャンと言う厳つい格好で、転身に際しては中心にいるなどリーダー格のようである。
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- スーツカラーはブルー、変身後は4.0秒/100m、ジャンプ力は22m、パンチ力は5.8t/平方cm、キック力は9.7t/平方cmとなる。
- 青いダイレンジャー、19歳。世界チャンピオンを夢見る駆け出しボクサー。母子家庭で育つ。ヤンキー風の外見に特攻服を持っているなど元暴走族[注 1]らしいが、ボクシングと出会って更生した。
- 一本気な性格でかつお人よしで、よく敵の罠に落ちるものの、その一本気な性格が後にゴーマ3ちゃんズと心を通わせ、改心させる機会を生んだ。涙もろい一面もあり、道士・嘉挧が息絶えた時は人目も憚らず号泣していた(第48話)。第25話でプールへ遊びに行った際、かなづちということが語られており、プールでも浮輪をつけていた。
- ボクサーとしての腕前はまだまだだが、むしろ5人中最強であるキック力を生かし、キック技を主体とする。天馬拳(基になった拳法は太極拳釋名)にボクシングで得た俊敏な動きを混ぜ、重力を操る技を使って戦う。
- 50年後、ジャージ姿で同窓会に出席。老年にも関わらず無理矢理気力を出そうとしてぎっくり腰になったり、ボクシングで世界チャンピオンになれなかった(知曰く「世界チャンピオンのなり損ない」)ことが語られた。
- 最終回に登場した孫は若き日の祖父同様に不良気質の若者だった。
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- スーツカラーはイエロー、変身後は3.8秒/100m、ジャンプ力は20m、パンチ力は6.0t/平方cm、キック力は9.0t/平方cmとなる。
- 黄色のダイレンジャー、20歳。天才的な腕前を持つ美容師。スポーツカーに乗るキザな気取り屋で、常におしゃれなスーツで決めている。味方だけでなく敵に対しても敬語で話すことが多い。一人称は「僕」だがたまに「ミー」になる事もあり、これは最終回で登場した彼の孫も踏襲している。好物は豆腐[注 2]。
- 家出同然で上京してきた時にお世話になったおばあちゃんのラーメン屋台を手伝ったりするなど、キザな一方で実は優しい男である。しかしその姿を見た亀夫に「僕のイメージが崩れる」と口止めするなど、照れ屋な一面もある。
- 攻防一体を旨とする麒麟拳(基になった拳法は酔拳)、時間を操る技を使う。
- 50年後の同窓会では、金ピカのケバケバしい(将児談)背広で出席。
- 最終回に登場した孫は祖父同様にキザな伊達男だった。
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- スーツカラーはピンク、変身後は5.2秒/100m、ジャンプ力は15m、パンチ力は4.3t/平方cm、キック力は7.2t/平方cmとなる。
- 桃色のダイレンジャー、18歳。中国から日本の大学に来た留学生。ほとんど触れられていないが貧乳。第33話ではゴーマの策略でアイドルデビューした。道士・嘉挧の姪であり、時に彼を「おじさま」と呼ぶ[注 3]。第6話でダイ族の血を引いていることが判明する。
- 真面目で優しい性格であり、強引に部屋に上がりこんできたコウを当初は拒絶していたが、後に考えを改めて彼と同居するようになる。その後は将児に「まるで母親」と言われるほど面倒を見ている。5人の中で最も気力が強く、中盤までは彼女のみ転身前でも気力を使うことが出来た。第1話では眼鏡をかけており(厳密に言えば最終回に登場した孫も)、ストーリー序盤は中国語も少々使っていたものの、次第に使わなくなり、最終回ではナレーションの一部も担当。
- 身軽な動きで相手を翻弄する鳳凰拳、嵐を巻き起こす気力技を使う。
- 50年後の同窓会に向かう直前までワープロを打っており、文章内容はゴーマとの戦いの記録を纏めたような内容であった。
- 最終回に登場した孫は、落ち着いた性格の祖母とは違い、幼さを見せる性格だった。50年後もコウと同居としていた。
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- 第17話から登場。スーツカラーはホワイト。 白虎真剣の力で大人の体格(17話で肩幅、腕、胸板など肉体が盛り上がる変身プロセスが描写されるが、顔や声は子供のままである)を持つキバレンジャーに変身する。
- 白いダイレンジャー、9歳(第44話で10歳)。誕生日は12月24日だが、本人はこのことを知らなかった。幼い頃にダイ族出身の母と生き別れになり、叔父夫婦に育てられた小学生。その後リンと同居するようになる。
- スケボーが得意。性格はいたって腕白で、遊び気分で変身したり、リンの胸を触ったり、気力で通りがかった女子高生にスカートめくりをしたりとませている。その一方で、時折母親と離れて暮らしているが故の寂しさを見せる事もあった。
- 当初はキバレンジャーの正体は秘密になっており、第29話までは声で正体がばれないように変身後は白虎真剣がコウの代わりに喋っていた。この時点で彼の正体を知っていたのは道士・嘉翔だけだった。第21話のみ、亮を除く4人と一緒に名乗ったことがある。他の4人の名乗りが終わってから現れ、ここでも白虎真剣による名乗り。正体がバレた後では一度も名乗っていないため、本人の声で名乗ったことがない。名乗りの言い回しは「吼新星・キバレンジャー」。
- 父親がゴーマ族の者であり、両者の混血によって将来ゴーマの血が目覚めて凶暴化することを母によって見抜かれ、右腕に虎の焼印を施され10歳まで力を封印されていた。12月24日の誕生日までに母親と再会し母の指輪と白虎真剣の力で再び封印を施さなければ、完全にゴーマの人間となってしまう。その前兆として誕生日前から精神面のゴーマ化が見られ、キバレンジャーの姿でダイレンジャーの前に現れ破壊活動を行う事もあった。また阿古丸とは初登場の時から因縁の相手として度々衝突するが、終盤になってコウと阿古丸は双子の兄弟という関係が明らかにされた(ただしコウ自身は最後まで知らないままだった)。
- あらゆる音を操る能力を持ち、衝撃波を主な武器とする。
- 50年後、会社の重役になっており、重役会議に出席するため、同窓会には参加しなかった。彼にも孫がいるのかは不明。50年後もリンと同居していた。
- 亀夫(かめお) / 超気伝獣ダイムゲン
- 第22話から登場。ダイレンジャー7人目の戦士でもある絵本作家を目指していた青年で、名古屋弁で喋る。知の隠れた優しさを知ってからは彼を慕うようになる。
- ある出来事がきっかけでダイレンジャーに関わるようになるが、実は争いを嫌う超気伝獣ダイムゲンが、人(シュラ族)の姿へと変化し転生を繰り返した姿だった。人間の姿になって暮らし、自分が超気伝獣であることをすっかり忘れてしまった。
- 自身の天宝来来の玉と同化することで本来の姿になる。超気伝獣として再び覚醒する前兆として、自分の正体に気付かないまま天宝来来の玉に触れ、不完全に変身して小さなカメ(アカミミガメ)の姿に戻ってしまうこともあったが、自身の正体に気付いた後は波乱の前兆を感じ取るとカメの姿になるようになった。なお、カメやダイムゲンの姿でも普通に会話が可能。第47話で知に散髪されてる際に小さなカメになったものの、次の回では人間時の姿で幻影として現れ、知を元気づけた。
- 第37話で地球に飛来した超巨大龍が、何故か大神龍という名前だと知っていた。50年後の動向は描かれず、同窓会にも出席しなかった。
ダイ族の協力者
ダイ族はダオス帝国を形成する3つの部族の1つであり、大自然の力「気力」を使うことができる。
ダイレンジャー以外で、彼らが普段どのように暮らしているかなどの描写は少ない。気伝獣と呼ばれる生命体の精製方法を秘伝として会得している。ゴーマ族も含め、一部の登場人物の名称は『三国志』の登場人物から採られている。
以下、ダオス帝国滅亡の時代を経験している純粋なダイ族を挙げる。
- 道士・嘉挧(どうし かく)
- ゴーマ族の復活に備え、気力の強い5人の若者をダイレンジャーとしてスカウトした人物であり、自身も気力の達人(もともとゴーマの者だったので妖力も使える)でありその力量は転身した5人が束になっても敵わないほど。
- リンのおじでもあり彼女からは「おじさま」と呼ばれている(だが、リンは「道士」と呼ぶこともある)。メンバーを、優しく、時には厳しく指導するがその一方で間の抜けた一面も見せる。普段は東京駅の地下にある空間で生活、座禅を組むことでゴーマの様子を感知することができる。
- ゴーマ族にも一目置かれている存在だがそれには深い理由があった。実はゴーマの参謀長で世界征服に反対する穏健派に属していたが、強硬派と対立し離反していた。
- シャダムに奪われた白虎真剣の奪還と2度目の休戦協定(第44話)を兼ねた交渉の見返りにダイレンジャー解散という公約を果たすため、5人のオーラチェンジャーとコウのキバチェンジャー、ダイレンジャー6人と亀夫の天宝来来の玉を没収した上でゴーマに身を投じるが、シャダムとの皇位継承を賭けた戦いの最中、自らの力を強化するために設けた気力の塔と妖力の塔を破壊されたことで力を失い敗北。自力で転身能力を取り戻し、ゴーマ宮に乗り込んできたダイレンジャーに看取られながら死亡した(第45話 - 第48話)。
- 最終回では幻影の状態でダイレンジャーとシャダムの前に現れ、直ちに戦闘を中止するよう警告しつつ、「戦いは終わらない」ことを告げた。また、ダイレンジャー解散直後に亮は嘉挧の幻影を見つつ、50年後にその言葉の意味を理解する。
- 名前の由来は『三国志』に登場する策士・賈詡。
- 老道士・虞翻(ろうどうし ぐほん)
- 第13話から登場。リンの祖母の弟で(リンには「おじいちゃん」と呼ばれているが、正確には大叔父)、道士・嘉挧が「先生」と呼ぶ存在である。
- 拳法の達人だが戦いに直接参加することは無い。首をカクカクさせる癖がある天才的な発明家(本人は「趣味」と言っている)で、オーラチェンジャーやダイレンジャーの基本武器や大輪剣・気力バズーカも全て彼の発明品。また亀夫の正体がダイムゲンだと看破するなど洞察力にも長けている。
- 小喬という20歳の婚約者がおり、歌舞伎小僧に捕らわれた彼女の救出と白虎真剣を新戦士に託す目的で日本にやって来た。
- 嘉挧の裏切りとダイレンジャー解散時の動向は不明。
- 名前の由来は三国志に登場する呉の重臣・虞翻。
- 白虎真剣
- 虞翻が中国から持ってきた不思議な剣。キバレンジャーの証たる剣である。武器としての詳細は後述を参照。
- 自分の意思を持っており、べらんめえ口調で喋り、短気な性格。コウの相棒であり、軍師とお目付け役も担っている。キバレンジャーが登場した当初は正体は秘密にされており、転身後で他のダイレンジャーがいる場合はこの白虎真剣が喋っていた。通称:白虎。
- クジャク
- 第9話から登場。孔雀明王の化身。宿敵でもあったガラの罠により鏡化粧師の体内に6000年間閉じこめられていた。孔雀に姿を変える能力を持ち、戦闘時には武器である2本の短剣と孔雀に姿を変え(演じているのは女性であるが、孔雀の形状では雄の姿になっている。)、炎を纏って相手に突進する技「気伝孔雀扇」を使う。
- 現世に蘇った当初はゴーマへの復讐心に満ちていたが、後に大五の愛で本来の優しさを取り戻した。しかし、現代社会の汚れた環境が次第に彼女の命を蝕んでいったため、それを癒すただ一つの方法である聖なる孔雀の涙を捜し求めるが、ようやく見つけ出した孔雀の涙は人類の免疫力をも奪ってしまうという副作用を持っていた。そこでクジャクは自己犠牲のような形で孔雀の涙を使ってガラの顔の傷を治し、自らは命尽きて天上界に昇っていった。なお、大五は彼女のシンボルともいえる一枚の孔雀の羽根を手に入れ、それを昇天後も大事に持ち続けていた。
- ガラとは幼馴染の間柄で、彼女が負った顔の傷を治すために孔雀明王の元へ修行に行ったが、皮肉にもそれが両者の間に溝を生む結果となってしまった。第47話で再び羽根を通じて、大五に接しかけ、第48話でも幻影姿で大五を励ますが、第49話では天上界で共に暮らしている本当のガラと現れ、泥人形のガラが崩れた後、大吾とリンに別れと共に、戦いを早く終わらせなければ地球は巨大な力(大神龍)に滅ぼされると告げて去っていく。
- コウの母
- ゴーマ族の夫との間に双子の兄弟を儲けており、その内の弟がコウである。ゴーマでは双子は忌み嫌われる存在であるため、出産と同時に弟のコウを連れて失踪したが、その際兄を連れて行けなかったことを悔やんでおり、後に再会してからも負い目から母と名乗れずにいた。気力により自らの姿を映し出して相手とコンタクト出来る。阿古丸によって捕らえられていた。
- コウの血の危険性に気付き、4歳の時に虎の焼印を腕に押し、ゴーマの血を封印。従兄弟夫婦にコウを預け姿を晦ました。終盤にシャダムとは夫婦である関係が明かされ、キバレンジャーがコウであることを知っていた道士・嘉挧でさえその存在を知らなかった。
- 阿古丸と最期を遂げた後も、第48話で幻影で現れ、コウの母親代わりのリンを励ました。
ゴーマ族
6000年の時を経てよみがえったダオス帝国を形成する3つの部族の1つ。「妖力」を使うことができる。世界支配を目論む強硬派と、それに反対する穏健派の他、ガラや張遼のようにダイ族からゴーマ族に寝返った者もいる。
強硬派と穏健派の対立を経た後、実権を握った強硬派が世界支配に乗り出したが、ダイ族の反抗によってダオス帝国滅亡と共に衰退。現代では中国奥地の森林の上空に浮かぶゴーマ宮を本拠地とし、次々と怪人を送り込む。また当初シャダムたち3幹部は三つの球体状をした空中要塞を拠点としており、その内の1つはゴーマ十五世が自身の第3の目を変化させたものだった。復活の際には「ニードロブードロ」なる復活を祝う儀式を行う。6000年前からすでにコピー機を発明・使用しているなど、高度な文明を持つ。
民族全体の指針はゴーマ皇帝と政治機関たる元老院が決定しており、シャダム中佐たち軍部はその統制下に組み込まれている。また皇族の血を引く者が皇位継承権を持ち、継承者が二人以上いればその者同士で対決し、勝者が次期皇帝となれる。即位の際には「大地動転の玉」が皇帝の証として受け継がれるが、正式な即位は前皇帝が引退してからでなければならない。
最終話でダイレンジャーの突入と大神龍の襲来によってゴーマ宮が崩壊するが、ゴーマ族自体は完全に根絶やしにされてはおらず、50年後に再び復活を果たした。この時、過去のダイレンジャーたちの子孫である5人の若者が新たなダイレンジャーとなり、ゴーマとの戦いが世代を超えて再開される所で物語は終わっている。
- ゴーマ十五世
- 第20話より登場。6000年前からゴーマ族を統括する立場にある「ゴーマ」とも呼称される、ゴーマの支配者。ゴーマ皇帝の証である大地動転の玉を持っている。額に第3の目を持ち、それにより世界の全てを見ることができる。
- 性格は些か子供っぽく奇行が目立ち、政治には全く興味を示さない。一方で勘が鋭い一面を見せることもある。なお、ゴーマの幹部達が彼と対面する際には、素顔を見せることは禁止され、仮面で顔を隠すことが義務付けられている模様。
- 実は6000年前の戦いで既に死んでおり、現在の姿はシャダムが泥人形に魂を吹き込んだものである。最後はその事実をシャダムに告げられ自分の正体に驚愕、死の間際に居合わせた亮・知・将児に助けを求めながら、泥人形に戻って崩れ去った。
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- 日本侵攻を任務とするゴーマ強硬派の3幹部のリーダー格である冷酷な男。鉄仮面を着けた強化形体と、皇位継承の戦いで見せた赤を基調とした甲冑を纏った姿を持ち、大剣と光の刃、口から繰り出す光線での攻撃を得意とする。
- 皇帝の血を引いていることから皇位継承権を持っており、そのプライドの高さも手伝ってゴーマの支配権を虎視眈々と狙っている。また阿古丸の父親でもあるが、生まれてすぐ養子に出したため、親子としての情は全くなく、逆に忌々しく思っており、最終的には致命傷を負わせた。また、母を亡くして悲しみに打ちひしがれているコウを馬鹿にしたような目で見つめ、道士・嘉挧に「何も感じないのか」と問われて「何も感じない」と言い返した。そんな非情極まりない男だが、星獅子によって自分の幻を見せつけられた際は唖然とした一幕もある。
- 実はガラ・ザイドス・ゴーマ十五世は6000年前に死亡しており、現代に現れたのはシャダムが作った泥人形達であった。十五世に忠誠を尽くすと見せかけ、正統な皇位継承の儀を受けた上でゴーマ皇帝の証である「大地動転の玉」を奪い自分がゴーマの支配権を握ろうと画策していた。
- そして終盤、道士・嘉挧との皇位継承の戦いに勝利したことで野心を露にし、十五世を泥人形へと戻して抹殺、自らゴーマ十六世を襲名する。しかし大地動転の玉を失ったことで元の姿へと戻ってしまい、それでもなお、支配者の座に拘ってしがみつこうとするが、道士・嘉挧の仇打ちを果たすべく一人ゴーマ宮に残った亮と対決。取っ組み合いの末自分が持ち出したナイフで逆に亮に刺されたことにより、ガラ達と同様に泥人形へと戻ってしまう。シャダムも自分まで泥人形だったことを全く知らなかったようで、最後は亮に助けを求めながら崩れ去った。その際、残った残骸の目玉が意味ありげに光っていたものの、彼を作ったのが何者であるのかは最後まで明かされることはなかった。
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- 3幹部の一人。金色の仮面を着けた強化形体を持ち、ビーム鞭と光線を放つサーベル、手からの光弾が武器。巨大化爆弾が複数入ったトランクを持ち歩き、そこからゴーマ怪人を召喚できる。また、そのトランクの内側には遠くの様子を映す事ができる。
- 高慢で非常にプライドが高いが、クジャクへの復讐に拘っているため、シャダムやザイドスと違って野心はあまりない。元々はダイ族でクジャクの幼なじみだったが、ある事故の際クジャクを庇って自らの顔に傷を負う。その後、クジャクはガラの傷を治すために孔雀明王の元へ修行に行ったが、ガラに黙って突然姿を消した為に、ガラはクジャクに見捨てられたと誤解、頬の傷を消してもらえるならと自らゴーマへ魂を売った。
- 正体はシャダムによって作られた偽者であり、シシレンジャーとホウオウレンジャー相手に敗れた後、とうの昔に天上界でクジャクと和解していた本物のガラ[注 4]によって術を解かれ、大五とリンに「たとえ泥人形であっても私はお前たちを永遠に憎む」と呪詛の言葉を言い放ちながら泥人形に戻り崩れ去った。
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- 3幹部の一人。頭巾を取った頭部に火山を持っており、口からの鬼火や頭部からの溶岩弾での攻撃を得意としている他、他の2人と同様に鉄仮面を着けた強化形体も有する。他の2人より階級は下ながら戦闘力はほぼ互角であり、また重甲気殿大圧殺を受けながらも体がペラペラになった状態で一度は生き延びるなど、異常なまでのタフさを備える。普段所持している麻袋から、放り出すようにゴーマ怪人を召喚することもあった。
- パワー系の武闘派故に些か思慮に欠ける面があり、巨大化する際に爆弾の本体と蓋を間違えるなどやや間抜けな部分がある。しかし、ゴーマ3ちゃんズを捨て駒に使おうとしたり、自らの手駒として魔拳士ジンの誕生を画策するなど、非情さはシャダム・ガラと同様で卑怯な一面も持つ(現に弱った魔拳士ジンに対し、多数のコットポトロをけしかけている)。自らの出世を気にかけており、基本的にはシャダムのために働かんとするが、時折スタンドプレーも目立つ。
- シャダムが皇位継承の決闘に臨む際その外援として働くが、巨大戦で再び重甲気殿大圧殺を受け等身大に戻ってしまう。それでもなお戦おうとするがついに力尽き、最後まで自分の出世を気にかけつつ泥人形に戻って崩れ去った。
- 阿古丸(あこまる)
- 第17話から登場。ゴーマ十五世のお気に入りで、吹き戻し型の特殊な吹き矢と口から吐く火炎が武器。
- シャダムの息子であるが両親の愛を受けずに育ったため、非常に捻くれた性格に育った。その出自から密かにシャダムたち3幹部の失脚を目論んでおり、コウに対しても異常なまでの敵意を向ける。彼をキバレンジャーだと見破り、捕らえていたコウの母をダシにコウをゴーマに引きずり込もうとしたり、コウの体内に流れていたゴーマの血が活性化しつつあるところにつけ込み、完全なゴーマの戦士にした姿を母親に見せつけ絶望させることに拘った。1度だけコウをゴーマに引きずり込むために女子小学生に変装したことがある。
- 誕生したウォンタイガーの攻撃による落石に巻き込まれ一度は絶命するも、ゴーマ十五世の手によって霊界(地獄)から復活を遂げる。その時に連れてきたイカヅチが大神龍襲来の引き金となったことでシャダムに責任を問われ、さらに捕らえていたコウの母も救出されて、ゴーマから追放されてしまう。最後は、洞窟でコウの妖力を封じる儀式を終えた直後落石に巻き込まれつつあった自分の母親=コウの母親の元に行き、そこで初めて安らぎを得つつ運命を共にした。
- 田豊将軍(でんぽう しょうぐん)
- 第17話から登場。ゴーマ十五世を補佐する元老院の重要人物で、阿古丸の後見人。シャダムと指揮権を争うも、結果的に敗れ前線から退いた。第48話で、ゴーマ十五世が泥人形であることを見てしまったためにシャダムに殺害されたうえ、反逆者の汚名まで着せられた。
- 名前の由来は『三国志』に登場する策士・田豊。
- テンプレート:Visible anchor
- ゴーマの破壊活動の尖兵となる、ゴーマ族の精鋭たち。拳法の使い手が多く、ゴーマ族が何らかの事情によって怪人体・人間体双方の姿を使い分けている。ただし、その姿は「長渕剛の『巡恋歌'92』を歌いながらヨーヨーをする眼鏡の少年」など、いかにも怪しい人であることが多い。義足を取り付けている鳥カゴ風来坊や、腕を負傷したメディア魔術師のように怪人体での外傷なども人間体に反映される。
- 携帯している巨大化爆弾を爆発させることで巨大化が可能(劇中では、ダイレンジャーに阻止されて爆弾を投げられなかった者や、爆弾を投げる前に必殺技を受けて敗北した者もいる)。また、口紅歌姫を除く全てのゴーマ怪人は、必ず1つ目か、3つ以上の目を持っている。また、体に漢字や数字、アルファベットが描かれた者が多い。名前の法則性は持たず、「(モチーフとなる物)+(職業名もしくは身分)」という形式になっている。
- 元老院のメンバーであるノコギリ大僧正(大僧正リジュ)のように、シャダムら3幹部より上位の怪人もいる。また、幹部直属の部下でない限り、シャダムたち幹部とも対等の口を聞くのも特徴的。50年後に登場した新・紐男爵のように同族も存在している。ゴーマの力の源は憎しみとされるが、全員が卑劣な怪人かというと必ずしもそうではなく、リンと恋に落ちたメディア魔術師のように純粋な気持ちを持っていた者や、また子竜中尉のように道士・嘉挧に賛同して地球征服に反対していた穏健派の者たちも僅かだが存在する。
主なゴーマ怪人
- 大僧正リジュ
- 第7話・第8話に登場。でゴーマ十五世の側近で元老院の実力者。「〜ぞよ」が口癖。人間体では口から妖力波を放つ。ノコギリ大僧正がその正体であり、怪人体では2本のノコギリを武器とする。
- 失敗続きのシャダムたちに見切りを付け、直属の部下で弟子でもある張遼をけしかけたが、結果的に張遼に裏切られることとなる。気力ボンバーを破るほどの強さで、裏切った張遼に致命傷を与え、最後は怪人体となり巨大化するが、初の合体を果たした大連王に敗北した。
- 名前の由来は三国志に登場する李儒。
- ゴーマ3ちゃんズ
- 第15話から登場。ゴーマ3バカや3バカトリオとも呼ばれる落ちこぼれ3人組。「燃える3つ星!! 有名無実3怪人、ゴーマ3ちゃんズ!!」という名乗りの口上を持つ。
- ザイドスにより「3人一組ならなんとかなるだろう」という事でチームを組まされ、自分たちをバカにしたゴーマの連中を見返すために真っ向勝負では勝ち目のないダイレンジャーに対し、スポーツで勝負を挑むが、やはり負け続け、遂にはコットポトロにも見捨てられる。
- 当初はリュウレンジャーを標的にしていたが、やがてテンマレンジャーにライバル心を燃やすようになる。勝負を挑む中で次第にテンマレンジャーとの間に友情が芽生え、正々堂々と彼に勝つことを誓うが、バイクレースを利用したザイドスの罠から将児を守って爆弾の爆発に巻き込まれ、全員生死不明となる。しかし一命は取り留めており、後に将児に「ゴーマとは縁を切る」と連絡し、寄せ書き入りの旗を送り、第47話と48話にも幻影姿で現れて将児を応援した。
- 前述の通り登場時期は2クール目を過ぎた頃であるが、マイケル原腸が本作品で最初に手掛けた墓石社長を含め、デザイン自体はごく初期のうちに描かれているテンプレート:Sfn。
- 神風大将
- モチーフはバイク。名乗りの口上は「風を切り裂く赤い弾丸! 爆走星・神風大将!」で英語混じりの口調で喋る。(バイクの姿にも関わらず)メンバーでは一番足が遅く、そのことを気にしている。愛車はバイク「風神号(ふうじんごう)」。
- 墓石社長
- モチーフは(洋風の)墓石。関西弁で喋り「手と手の皺を合わせて拝め! 御供養星・墓石社長!」が名乗りの口上。墓標型のハンマーや巨大な頭部での頭突き、頭部を展開して出てくるライターからの火炎放射が武器。また、頭部にはライター以外にもモニターテレビやおみくじ自動販売機が仕込まれている。
- 電話先生
- モチーフは赤電話で、女性怪人。口癖は「〜ざます」で「全国どこでもフリーでスパイ! 電電星・電話先生!」が名乗りの口上。あらゆる電話機が置いてある場所をスパイでき、頭部の電話機で自在に電話を掛けられる。この他にも、腕から受話器を飛ばして相手を縛り、ボタンを押すことで電流を流す「受話器攻撃」を使う他、受話器から水や粉を放射する。
- 地獄の三人官女
- 第17話 - 第22話に登場。阿古丸の侍女として付き従う、指輪官女(長女)・ネックレス官女(次女)・イヤリング官女(三女)の三姉妹。
- 雅やかな所作ながら、3人とも戦闘力は高い。姉妹仲は良く、妹が死んだ時は姉たちは嘆き悲しんで復讐を誓い、最後に残った指輪官女は妹達の亡霊を率いて戦った。
- ゴーマ四天王
- 第28話 - 第31話に登場。東方天・南方天・西方天・北方天の4人から成るゴーマ族のエリート集団。通常の怪人とは異なり全員が合体することで怪人になる特徴を持つ。普段は托鉢僧の姿をとっているが、被っている三度傘の下には角を持つ異形の素顔がある。
- 初登場時は、ジンやクジャクなどダイレンジャーと因縁のある者の幻影を見せ、魔界に引き込んだ。ダイレンジャーと戦い牙大王に敗れたがすぐに復活した。
- 単体でも強力な妖術を駆使しダイレンジャーを苦戦させるが、「四天合体」により、4つの顔とより強大な力を持つ合体四天王となる。最期は重甲気殿大圧殺によって敗れ去った。
- 合体四天王はオレンジ色にリペイントされ、次作『忍者戦隊カクレンジャー』にて妖怪のゴロツキとして登場している。
- 餓狼鬼(がろうき)
- 第39話に登場。ザイドスの手によってジンに寄生したザイドスにのみ忠実な怪物で、骸骨のような姿をしている。
- 寄生した相手の体を乗っ取る能力を持ち、その相手との分離も可能。また、腕から放つ光の刃と鎌(劇中未使用)が武器である。弱点は胸部中央で、ここを攻撃されてジンから分離し、最期はスーパー気力バズーカで敗れる。
- イカヅチ(いかづち)
- 第42話 - 第44話に登場。阿古丸が霊界(地獄)から蘇った際に一緒に連れて来た怪物で、青い蟹を思わせる姿をしている。
- 両手のカギ爪・目からのビーム・妖力波などを武器とする。阿古丸の忠実な下僕で、彼の悲しみに同調して涙を流す。阿古丸との妖力合身によってパワーアップするが、彼の制御が外れると暴走する。巨大化爆弾を使わず、自力で巨大化が可能。最期は重甲気殿大圧殺で敗れる。
- 子竜中尉(しりゅう ちゅうい)
- 第45話・第46話に登場。ゴーマ族の穏健派の1人で、特に強大な力を持つ男。鎧武者のような形態に変化し、三又槍と剣を使い他のゴーマ怪人と同様巨大化爆弾で巨大化する。
- ゴーマ側についた道士・嘉挧の補佐として、気力の塔・妖力の塔の設置を行ったが、その際に成り行きで警官隊に危害を加えたためダイレンジャーと一戦交えて敗れ、道士・嘉挧の腕の中で息絶えた。
- 名前の由来は『三国志』に登場する武将・趙雲。
戦闘員
- テンプレート:Visible anchor
- ゴーマ怪人の命令で戦う戦闘兵。ゴーマ怪人とは対照的に目の無い唇だけの顔と、タキシードのような服が特徴。人間に変身する能力も持つ。戦闘では細身の剣で戦う個体と棒状の武器を使用する個体がおり、自転車の集団やローラースケートといった奇抜な攻撃で襲ってくることもある。言葉を話せる個体もおり第2話では檜山修之が声を担当した。
- サボテン将軍配下のコットポトロは軍服を着ており、浪人姿のコットポトロもいる。終盤では、皇帝親衛隊と思しき赤服のコットポトロや、和服を着て烏帽子を被ったコットポトロが登場した。
ゴーマ族の関係者
- 鉄面臂 張遼
- 第7話・第8話に登場。大僧正リジュが送り込んだダイレンジャー打倒の刺客で、気力と妖力を同時に使いこなす黒い甲冑を身に纏った仮面の武人。ダイレンジャーを軽く退け、道士・嘉挧を圧倒するほどの恐るべき実力の持ち主。
- その正体は6000年前のダイ族の中心戦力であった五人の戦士(先代のダイレンジャー)のリーダーにして死んだと思われていた亮の父親であった。気力を極めたダイ族有数の実力者であったが、慢心し力に溺れ真の力を探求する余りに更なる力を渇望し、ゴーマの妖力を会得するために6000年前の戦いでダイ族を裏切り忠誠と愛を捨てた覚悟の証として仲間を手にかけ、その後大僧正リジュの弟子となりゴーマに身を投じていた。しかし心では愛を捨て切れず、亮の母親と結婚していた。
- 紆余曲折の末、リジュを裏切りダイ族への帰還を果たすが自らも致命傷を負ってしまう。今際の際に亮達に気伝獣の秘密を伝え、嘗ての罪をあの世にいる仲間達に許されあの世へと旅立った。
- 名前の由来は『三国志』に登場する武将・張遼。
- 的場陣(まとば じん)/魔拳士ジン
- 第26話から登場。殺人拳である闇空手「豹牙流邪心拳」の使い手で、世界最強の拳士たるべく名のある拳法家を倒していた道場破り。左手は義手となっている。髑髏が描かれたコインを持ち、それを宙に弾いて受け取るまでに相手を瞬殺する。元々は人間であったが、その強さに目を付けたザイドスが黒水晶の力を与えたことにより魔拳士となった。「魔装降臨(ましょうこうりん)」の発声で魔拳士の姿へと変身する。
- 得意技は相手に倒れる隙を与えないほどの高速連撃豹牙流奥義・邪神風拳(ひょうがりゅうおうぎ・じゃしんふうけん)。魔拳士となってからは蜘蛛型の痣を生じる正拳突きで相手に恐怖を与え続けて絶命させる魔道妖拳・蜘蛛の舞(まどうようけん・くものまい)も会得し、また左手からはエネルギーの球を放つこともあった。
- プライドが高く、また慇懃無礼な態度が目立つ。かつては優しい一面も持ち合わせていたようだが、修行中に崖から転落しそうになった際、師匠に助けを求めるも「このままでは2人とも海に落ちる」と左手に刃物を突き立てられて海に落とされたことがあり、この一件以来人としてよりも拳士としてあることに異常に執着し、非情になりきるために恋人・亜紀を手にかけた。亮とはお互いをライバルと認め、1度は完膚なきまでに叩きのめすも、2度目の勝負では技を見切られ敗北。魔拳士となった後も度々拳を交えるが、一方で唯一同じ拳士として自分と向かい合ってくれた彼に対し、最後の最後でわずかながら心を開いている。
- 他の誰ともつるむことを良しとせず、ザイドスから魔拳士の力を与えられた後も彼の下に仕えるのを拒んだ結果、ザイドスからも命を狙われることになった。餓狼鬼が倒された後ザイドスにたった1人で反旗を翻し、ザイドスとコットポトロ隊の一斉射撃によって壮絶な最期を遂げる[8]。しかし、亮は彼の死に気が付く事はなかった。
- だが死亡したにも関わらず、第47話では嘉挧がゴーマに入ったことでダイレンジャーが解散させられ、落ち込んでいた亮の前に突然現れ、「嘉挧が居ない位でどうした!」と叱咤激励し、翌話でも幻影姿で戦う意志を取り戻した亮を励ましていた。
大神龍(だいじんりゅう)
- 全長:500m(昇龍)、全高:345m(龍神) / 重量:50万t / 飛行速度:マッハ30(大気圏内)、光速(宇宙空間)
第37話から登場。宇宙の秩序を守るために大宇宙が生み出した超宇宙生命体。争う者は正義も悪も関係無く、全てを無にするまで破壊の限りを尽くす。亀夫曰く「恐怖の大王」で、宇宙を駆ける昇龍形態から、2本足で大地に降り立つ龍神形態へ変形する。未知の金属メガトロニウムで覆われた全身はどんな攻撃でも傷一つ付かず、口から放つプラズマ衝撃波は半径10kmを一瞬で焦土と化し、設定以上に巨大に見えるその姿は地球からも月に映るシルエットで確認できるほどで、巨体から発せられる想像を絶する力には事実上太刀打ちできず、物語後半に於いてダイレンジャー、人類、ゴーマを脅かす存在となった。
激化するダイレンジャーとゴーマの戦いを宇宙に飛び火させないために地球へ飛来。両者と地球に容赦なく攻撃を加え、ゴーマ宮にも被害が及び、このためにダイレンジャーとゴーマは一時休戦を強いられ、両者が戦いを止めたのを確認すると宇宙へと去っていく。しかし、その後もコウの運命を左右する戦いの時に再び飛来し、破壊行為のみならず催眠術で人々を操りビル上から飛び降りさせようとした。ダイレンジャーとゴーマの最終決戦の際に3度目の飛来を果たし、ゴーマ宮を完全に破壊した後地球を去ったが、後の詳細は不明[注 8]。
スーパー戦隊の戦力や味方ではなく、脅威ではあっても完全な敵ではないものの、番組終盤に玩具化されている[注 9]。
元々は、龍星王のように人型ロボットに武人変形する案や龍星王のパワーアップバージョンとして企画されていた。[9]
ダイレンジャーの装備・戦力
変身アイテム
- オーラチェンジャー
- ダイレンジャーの初期メンバー5人が両腕に装備している変身ブレスで、右腕用のオーラギャザーと左腕用のオーラスプレッダーで構成されている。オーラスプレッダーは通信機能も備えている。「気力転身! オーラチェンジャー」の発声と共に、オーラギャザーを変形させて銀色の円形パーツの付いたキーを展開し、垂直に立てたオーラスプレッダーに差し込んで、オーラギャザーで集中・凝縮した気力をオーラスプレッダーでスパークさせて放出すると、空中の金属イオンが固定化されてダイレンスーツが形成、転身する。発声については「気力転身」とされる他、初変身など一部話数では1人ずつ「気」「力」「転」「身」「了」と発声し、続けて亮が「オーラチェンジャー」と発声することもあった。
- 尚、オーラチェンジャーとキバチェンジャーはその構造上、転身するモーションの中で両手のパーツを上手く合体させるのはかなり難しいものとなっている(玩具も同様)[注 10]。
- キバチェンジャー
- キバレンジャー専用の変身ブレスで、キーホルダー型のキバエンブレムと左腕に装備しているブレス型のキバスプレッダーで構成されている。「気力転身! キバチェンジャー」の発声と共に右手に持ったキバエンブレムを胸にかざしたキバスプレッダーに挿して、転身する。
共通装備
- ダイレンスーツ
- 拳法着をイメージしたダイレンジャーの強化スーツ。スーツ本体はダイファイバー製、ヘルメットはダイメタル製でそれぞれの気伝獣の頭部がモチーフである。ミサイルや機関銃などの衝撃を吸収でき、気力のエネルギーで装着者の体力を常人の8~10倍に増加させる機能を持つが、装着者の気力が弱くなると防御力が低下してしまう。
- スパークした気力には装着者に対応したカラーがあり、各戦士のスーツのカラーリングはこれが影響している。
- スターソード
- 基本武器。左腰のホルスターにさしている長剣。気力により超振動する刃は、分厚い鉄鋼製の楯も貫く。ダイバスターの銃身となる。気伝獣を召喚する際には、天宝来来の玉のエネルギーを伝えるためのアンテナとしても用いられる。
- スターカッター
- 基本武器。右腰のホルスターにさしている短剣。スターソードと同様の性能を持ち、ダイバスターの銃座となる。
- ダイバスター
- スターソードとスターカッターを合体させた銃。レーザーを放っているようにも見えるが、ダイレンジャーの気力を弾丸に変えて発射する構造。そのため撃ちすぎると使用者が弱ってしまう。厚さ5mの城壁を貫き、100人の人間を20m先へ弾き飛ばす威力。気伝獣に乗り込むための光のロープを放つこともできる。
- ダイレンロッド
- 基本武器の棍。先端にヤイバーと呼ばれる拡張アタッチメントをつなぐこともできる。ヤイバーの種類は5人それぞれ異なり、ヤイバーを装着したダイレンロッドはさらに個人武器に変化する。
- 赤龍双龍剣(せきりゅうそうりゅうけん)
- ダイレンロッドが変化したリュウレンジャーの個人武器となる中国風の諸刃剣。二本装備。山すら砕くという伝説の剣・破山剣に匹敵する切れ味。使用回数は少ない。
- 獅子棍棒(ししこんぼう)
- ダイレンロッドが変化したシシレンジャーの個人武器となる棍。突きの一撃で鉄柱を曲げ、高速回転させて攻撃を防ぐことも可能。ダイレンロッドよりも軽い。使用回数は少ない。
- 天馬両節棍(てんまぬんちゃく)
- ダイレンロッドが変形したテンマレンジャーの個人武器となるヌンチャク。二本装備。使用回数は少ない。
- 麒麟九節鞭(きりんくせつべん)
- ダイレンロッドが変化したキリンレンジャーの個人武器となる、九つのパーツからなる鞭状の武器。ひとなぎで壁に大穴を開ける。使用回数は少ない。
- 槍鳳凰(やりほうおう)
- ダイレンロッドが変化したホウオウレンジャーの個人武器となる中国風の槍。厚さ15cmの鉄板も貫く。高速回転させて突風を起こせる。使用回数は少ない。
- 天宝来来の玉
- 気伝獣のパワーを宿した宝珠。気伝獣の召喚やスーパー気力バズーカの弾丸に使用する。光線を発射することも可能。
- 大輪剣
- 老道士・虞翻が開発した円形剣。直接斬りつけたり、ブーメランのように投擲して使用する。ヤイバーを取り付けることもできる。虞翻は包丁としても使っていた。
ヤイバー
- 戟(げき)
- リュウレンジャーのヤイバー。大振りの青龍刀の形。鉄の鎧も切り裂く。
- 叉(さ)
- シシレンジャーのヤイバー。二又に分かれた部位で敵の攻撃を受け止め、さらに攻撃に転じる。200kgの巨漢を放り投げることができる。
- 鉋(ほう)
- テンマレンジャーのヤイバー。分厚い壁を一撃で削り取る。
- 矛(ぼう)
- キリンレンジャーのヤイバー。鋭く尖った刃の一突きで、鋼鉄製の瓦50枚を貫く。
- 錐(すい)
- ホウオウレンジャーのヤイバー。一撃で巨岩を粉砕する。劇場版でヤイバーのみを投げ、人間体の再生口紅歌姫の歌声を停止した。
個人技
リュウレンジャー
- 炎上破
- 掌から炎を放つ。
- 天火星・稲妻炎上破
- 気力による超高熱火炎と落雷で敵を攻撃し、交差させたスターソードとスターカッターからの超高熱火炎で敵を更に攻撃する。
- 天火星・稲妻火炎破
- 稲妻炎上破の強化版。
- 気功弾
- 気力を光弾に変えて投げつける。
- 気力アタック
- 4人のダイレンロッドを踏み台にしてジャンプし、敵に必殺キックを決める。
- 気力遠隔斬り
- 精神を集中させ、気力で離れたところから剣を操って敵を攻撃する。
- 天火星秘技・流星閃光
- 激しい特訓の末に覚えた秘技で、超高速で無数の突きを一点に打ち込む。あらゆる衝撃を吸収する壷道人に対し、衝撃を吸収される前に次の打撃を連続で打ち込むことで吸収する間を与えずに倒した。
- 天火星・稲妻シュート
- ゴーマ3ちゃんズとのサッカーで見せた技。右足に気力を集中してボールを蹴る必殺シュート。
- 天火星・稲妻斬り
- ゴーマ3ちゃんズとの野球試合で見せた技。神風大将の魔球・ブーメランボールを打ち返した。
シシレンジャー
- 天幻星・ロッドアロー
- 霧の中にある気をロッドに集めて投げつける。
- 天幻星・霧隠れ
- 手先から霧を吹き出した後に放つ幻影攻撃。本編で使用された幻影は、幻戦闘機と幻戦車(敵を砲撃)、幻総武線と幻山手線(敵を轢く)、幻ドア(開くと爆発)、幻ゴール(ゴーマ3ちゃんズとのサッカーで使用)、幻クジャク(クジャクが自転車で轢く)、幻鍵道化師(劇場版で再生鍵道化師に使用。鍵道化師がスクーターで突撃する)
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』第47話でゴーカイグリーンが豪快チェンジしたシシレンジャーは、幻新幹線(東北新幹線E5系「はやぶさ」)を使用。
- 獅子拳・無明無心
- 心を無にして敵の攻撃をことごとくかわす技。サクラ子爵の攻撃をかわした。
- ダイレンロッド孔雀斬り
- ダイレンロッドとスターソードに気力を集中して、敵を切り裂く。サクラ子爵に使用。
- 天幻星・二刀斬り
- スターソードとスターカッターによる二刀流剣技。ハニワ腹話術師に使用。
- 天幻星・ゴーストランナー
- ゴーマ3ちゃんズとの野球試合で見せた技。自分の幻をたくさん作り出して敵を撹乱する。
テンマレンジャー
- 天重星・重力逆転破
- 重力を操って相手を宙に浮かせたり、逆に押しつぶしたりする。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』第47話でゴーカイブルーが豪快チェンジしたテンマレンジャーは周りの岩を動かして攻撃した。
- 天重星・最大重力破
- 重力逆転破の強化版。劇中では亮の天火星・稲妻火炎破との連携攻撃で鳥カゴ風来坊を攻撃している。
- 天重星・回転蹴り
- 目にも止まらぬ速さで回転蹴りを放ち、敵を攻撃する連続キック。
- 天馬回転蹴り
- 将児が得意とするきりもみ回転キック。3回連続で決める「天馬スーパー回転蹴り」、回転数をさらに高めて1秒間に10発のキックを浴びせる「天馬高速回転蹴り」もある。
- リニア拳・中央新幹線
- 磁石神父によって体に磁力を帯びた際、それを逆に利用して決めた技。体に帯びた磁力を強力な反発力として利用し、超高速で敵に突撃する。
- ダンク返し
- 劇場版で再生ガマグチ法師が投げつけるガマダンクを、ダイレンロッドで打ち返した。
キリンレンジャー
- 天時星・ロッドアロー
- ヤイバーを付けたダイレンロッドに気を集中させて投げつける。
- 天時星・時間返し
- 時間を止めたり、やられる前まで時間を巻き戻して先に反撃したりする知の気力技。戻せるのは10 - 20秒程度。技の特性上、劇中で使用されたのは劇場版を含め3回のみに留まった。
- 麒麟爆弾パンチ
- 他の4人が組んだダイレンロッドを踏み台にしてジャンプし、強烈な麒麟正拳突きを放つ。コピー女帝を撃退。
- 急性二日酔い頭痛拳
- 麒麟ひょうたんの中に入っている気力酒を敵に飲ませて悪酔いさせてから攻撃し、とどめとして気力を集中して巨大化させた両腕でパンチを放つ「天時星・頭痛正拳突き」を決める技。ひょうたん自体を投げて攻撃することも可能。豆腐仙人に使用。
- 頭突き落とし
- ジャンプして、急降下で決める必殺頭突き。鏡化粧師の巨大な鏡を割った。
- 天時星・スロー映像
- ゴーマ3ちゃんズとの野球試合で見せた技。ゴーグルが黄色く光り、素早く動く物をスローで見る。
ホウオウレンジャー
- 天風星・一文字竜巻
- 複数の竜巻を巻き起こす。転身前でも使える。
- 大輪剣旋風斬り
- 大輪剣を高速回転させて何度も斬りつける。歌舞伎小僧に使用。
- 一文字プレス
- ジャンプして敵の頭上に落下し、そのまま体を押しつぶす。
キバレンジャー専用装備
- 白虎真剣(びゃっこしんけん)
- 老道士・虞翻が中国より持ってきた、キバレンジャーの証たる、心を持った喋る剣。変身後は左腰のホルダーにさして携行する。切れ味はスターソードに匹敵。気力で空も飛べる。
- キバテクター
- キバレンジャーの体を覆う気伝剛金製のプロテクター(アーマー)。キバレンジャーはもともと少ない気力をほとんど攻撃力に向けているためにスーツの防御力が弱く、それを補っている。胸のメダル部分で大自然から気力を採り入れる働きも持っている。
- 吼新星・乱れ山彦
- あらゆる音を増幅・反響させて放つ破壊音波。ハードロックの音楽で苦しめる「やまびこバンド」(イヤリング官女との戦いに使用)や銃声で苦しめる「やまびこ警官隊」(シャダムとの戦いに使用)等がある。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』でゴーカイシルバーが豪快チェンジしたキバレンジャーは、第33話では剣が風を斬る音を増幅しての斬撃として放ち、第47話では「やまびこ掘削音」を使用した。
- 牙突進
- 敵のスキをつき、踊りかかっていく。相手を胸元に引き入れて
- 白虎一閃
- 白虎真剣の動きとキバレンジャーの動きを合わせ、猛スピードで敵に近づいて斬りつける。
- 吼新星・やまびこヒット
- ゴーマ3ちゃんズとの野球試合で見せた技。バントに見せかけて相手を油断させ、「カキーン!」という音の気力で特大ヒットにする。リュウレンジャーの代打に立ったときに使用した。
合体技・必殺技
- 気力ボンバー
- 初期の必殺技。5人で気功弾を一斉に放ち、それが1つに収束して敵を攻撃する。全員のダイレンロッドで敵を閉じ込めてから放つこともある。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』第5話では、リュウレンジャー以外のダイレンジャーに豪快チェンジしたゴーカイレッド以外の4人で放った。
- 大輪剣・気力シュート
- 中期の必殺技。5人が大輪剣に気力を込め、一斉に飛ばす。単体で使用することもある。
- スーパー気力バズーカ
- 後期の必殺武器である、龍の顔を形取った必殺バズーカ。虞翻が日本に持ち込んで開発した。使用するためにはダイレンジャーの持つ天宝来来の玉・スターソード・全員分のスターカッターを本体にセットする必要がある。ホウオウレンジャーが天宝来来の玉をセット→シシレンジャーが天宝来来の玉を装填→テンマレンジャーがセーフティロックの解除→キリンレンジャーがスターソードをセット→リュウレンジャーが射手を担当し、彼の「スーパー気力バズーカ」の掛け声の後、全員の「ファイヤー」の掛け声と共に発射する。初使用時は未完成だった為に、気力バズーカと呼ばれる不完全なものだったが、それでも強力な威力を見せた。その後、キバレンジャーと亀夫の2人の天宝来来の玉のパワーが注がれたことで、スーパー気力バズーカとして完全な形となった。厚さ10mの城壁を粉砕する。スーパー戦隊シリーズにおいて、このようなバズーカ砲はレッドが中央で支えるのが基本であるが、レッド(リュウレンジャー)はバズーカ左前の位置で膝をつきバズーカを肩にかつぎ、中央に位置しているのはブルー(テンマレンジャー)という、現在のところシリーズにおけるバズーカ砲の唯一の例外である。第31話で知に付けられた呪いの面を破壊するためにも用いられ、その際にはホウオウレンジャーがスターソードのセットを行った。
- 鏡閃光返し
- 5人が鏡を持ち、鏡化粧師の鏡妖力破を打ち返した。
活動拠点・メカニック
- ダイレンジャー本部
- 自然のエネルギーである『気』が日本で最も集まる場所といわれている東京駅の地下にある、嘉挧の居にしてダイレンジャーが集う場所。修行用設備があり、ダイレンジャーはここで鍛錬や禅を組んで気力を高める。遠方のゴーマ宮へ一足飛びに向かうことが出来る秘密の通路もある。
- 第45話で嘉挧はダイレンジャーに何も知らせず本部を閉鎖してしまった。
- 最終回では50年後のダイレンジャー同窓会の会場として使用された。
- キバーマシン
- 初期メンバー5人それぞれに配備されたバイク。どんな悪路でも最高速度300km/hで走破し、20mの高さまでジャンプ可能。気功弾を発射する銃口を装備。転身前にも使用する他、普通のバイクに変化することも可能。各々の名称は色名+キバー(リュウレンジャーの場合はレッドキバー)となる。エンディングには毎回登場するが、劇中での使用回数は少ない。ダイレンジャー本部が閉鎖された際、このマシンのみが残されており、第48話で嘉挧の元に向かう際に使用。
気伝獣・気伝武人
従来のスーパー戦隊作品での合体メカに相当する心を持った生命体。「気伝招来!」の合図と「天宝来来の玉」と呼ばれる水晶球の力で召喚され、操縦には膨大な気力が必要とされる。
その生誕には、風水の見地に基づき、地水火風あるいは宇宙などの気の流れが貯まる場所に、気力の持ち主が気力を発し、天宝来来の玉を力の集まるポイントに投げ込むことによって誕生する。
キバレンジャーのキバテクターと同じ気伝合金製のボディだが、生命体であるため、いわゆる基地での修理を必要とせず、自己回復が可能。呼び出されるまで、どこで何をしているかはほとんど描写されていない。
操縦席を備えており、ダイレンジャー各員が水晶球に手を当てることで操縦される。スーパー戦隊シリーズの巨大メカでは初めてシートがない巨大メカで立ったまま操縦が行われる。
- 龍星王
- 全長:82m(龍)、全高:34.5m(気伝武人) / 重量:102t / 飛行速度:マッハ3
- 第1話から登場する、リュウレンジャーの気伝獣。火や雷を操り、口から高熱の「大火炎」を吹く。「武人変化!」の合図で龍型から人型の「気伝武人」に変形でき、他シリーズの合体ロボのように初期メンバー5人が乗って戦うこともできるため、スーパー戦隊シリーズの分離状態の戦力で最も活躍した回数が多い。
- 第2話で初めて変形した気伝武人には飛龍棍という武器があり、飛龍棍を回転させて敵に突っ込み(飛龍棍大風車)、一気に斬る大風車斬りが必殺技。 キック技も得意で、龍星キック、飛龍棍を軸にした回転蹴りの龍星風車蹴り、素早い飛び蹴りを連発する龍星蹴りを放つ。連続チョップ技の龍星手刀も使用。リュウレンジャーの動きをトレースすることも可能。気伝獣時のウォンタイガーに騎乗して戦うこともある。大連王の顔・胴体・腕を構成する。人型のデザインは孫悟空がモチーフ。5人が天宝来来の玉を手にするまでは道士・嘉挧が遠隔で気力を送っていたが、その際にかかる負担は大きいものがあった。残り4体の気伝獣が復活した後、嘉挧の力を必要とせずとも動けるようになった。
- 玩具商品としても「DX龍星王」として、他の気伝獣達よりいち早く販売され、後に「DX五星合体大連王」としてセット発売される。
- 星獅子
- 全長:21m / 重量:47t / 最高速度:マッハ0.87
- 第6話から登場する、シシレンジャーの気伝獣。幻覚を見せる技「大蜃気楼」を使うが、使用したのは第6話のみ(劇中では幻シャダムが敵を攻撃)。大連王の胸・頭部・腕部分の鎧、牙大王の肩と背中のアーマー、天空気殿の前部となる。
- 星天馬
- 全長:24.5m / 重量:52t / 最高速度:マッハ0.9
- 星獅子と同じく第6話から登場、テンマレンジャーの気伝獣。重力を自在に操る技「大重力」を使うが、第6話のみ。大連王・牙大王の右足、天空気殿の右横部となる。
- 星麒麟
- 全長:24.5m / 重量:52t / 最高速度:マッハ0.95
- 前二体同様第6話初登場のキリンレンジャーの気伝獣。時間を自由に操る技「大時間」を使うが、劇中未使用。第6話では気力を口からエネルギー弾として放った。大連王・牙大王の左足、天空気殿の左横部となる。
- 星鳳凰
- 全長:24m / 翼長:30m / 重量:35t / 最高速度:マッハ4
- 第5話(リンが見たイメージとして)から登場する、ホウオウレンジャーの気伝獣。竜巻技「大旋風」を使うが、使用したのは第6話のみ(旋風を起こして敵を攻撃する。また、この技だけナレーションによる解説が行われている)。大連王の腰部、牙大王の飛翔剣、天空気殿の後部となる。
- ウォンタイガー(王大牙)
- 全長:48m(白虎)、全高:46.5m(気伝武人) / 重量:150t / 最高速度:185km/h
- 第22話から登場する、キバレンジャーの気伝獣。龍星王同様に「武人変化!」の合図で気伝武人への変形能力を持ち、ダイレンジャー5人が乗ることも可能。「大咆吼」という衝撃波攻撃を使う。気伝武人・龍星王を乗せて闘う戦い方もある。キバレンジャーが消息を経っている間の第40話ではキバレンジャーによる召喚無しで参戦し、重甲気殿に合体した。
- 気伝武人形態では変形前の尻尾に当たる片刃剣「黄金剣」を武器とする他、曜日(日月火水木金土)にちなんだ7種類の技・虎の子大秘術 を使うことができる。劇中で使用された技は「火」にちなんだ「火炎玉」のみであるが、他にも「日」で強力な光、「月」でカッタービーム、「水」で強烈な水流、「木」で木霊のショックウェーブ、「金」で物質を産み出して攻撃、「土」で吼えて地震と地割れを起こす、といった設定が各種書籍[10]にて紹介されている。牙大王の頭部およびボディとなり、合体時には後頭部が展開してウォンタイガーの顔を覆う。
- ダイムゲン
- 全長:110m(玄武)、全高:95m(超気伝武人) / 重量:1500t / 最高速度:80km/h
- 第31話から登場した「超気伝獣」。亀夫の正体だが、気伝獣の中では設定で最も古くかつ、最後に登場した。超金属のボディはどんな攻撃をもはね返し、龍星王を庇って大神龍の超巨体に踏みつけられた際にも、息も絶え絶えになりながらもボディには傷一つ付かなかったほどの硬度を有するが、ひっくり返ると起き上がれないと弱点もある。「超武人変化!」の合図で人型の「超気伝武人」に変形でき、その際は各気伝武人を体内に格納し、気力を補給して修復することもできる。超気伝獣形態は側面に備えつけられた大気力キャノン、超気伝武人形態は指先のムゲン砲が武器。第43話ではコウの母を自身の体内に保護するも、将児からツッコミを入れられた。
巨大武人
- 大連王
- 全高:54m / 重量:288t / 出力:2500万馬力
- 5人の天宝来来の玉に亮の父と先代のダイ族の戦士の魂の気力が加わったことで誕生した巨大武人。機械のロボではなく生命体に該当する。龍星王・星獅子・星天馬・星麒麟・星鳳凰の気伝獣5体が「五星合体!」の合図と共にコアとなる龍星王を覆うような形で合体。中国の武人を思わせる風貌が特徴。コクピットは胸部の円形部分にあり、合体時にメンバー全員が集結。腰の鞘に収めた片刃剣の・大王剣に、飛龍棍に星鳳凰の尻尾を合体させた長槍・ダイジャベリンを武器とする。大王剣は敵に奪われたり、掴まれたりしても「大放電」で剣から電撃を放つことで振りほどける。剣から竜巻を放つ「大連王・一文字竜巻」、霧を放出してから幻山手線で攻撃する「大連王・幻霧隠れ」、ダイジャベリンから突風を放って周囲の岩を飛ばす「大連王・大旋風」も使える。必殺技は気力を集中した大王剣による斬撃技で水墨画をバックにした「大王剣・疾風怒濤」。
- 本作品以前より使用されてきた「合体、○○!」に代わり、「○○戦隊」(本作品では「五星」)の「○○」と「合体」(本作品では「五星合体」)を組み合わせた合体コードが使用された初の第1号ロボであるが、初登場及び初合体が第8話とスーパー戦隊シリーズ史上最も遅い。
- 設定では動かすのにダイレンジャー全員の多くの気力を必要とする為に、5人の気力消耗も激しく、短時間しか動かせない弱点を持つものの、その短時間の間に圧倒的なパワーを発揮して敵を倒す事で欠点をカバーしていた。
- 天空気殿
- 全長:31m / 全幅:30m / 重量:186t / 最高速度:マッハ1.4
- 星獅子・星天馬・星麒麟・星鳳凰の気伝獣4体が「四星合体」した飛行形態。龍星王を乗せて空を飛ぶ。必殺技は龍星王が天空気殿から飛び降りながら大風車斬りを決める「天空大風車」。
- 玩具では、前作ジュウレンジャーの大獣神と同様にばら売りが行われ、「DX五星合体大連王」の分割商品の「DX天空気殿」として、発売された[注 11]。
- 牙大王
- 全高:63m / 重量:336t / 出力:2200万馬力
- ウォンタイガー・星獅子・星天馬・星麒麟・星鳳凰がの合図と共にコアとなるウォンタイガーを覆うような形で新星合体した巨大武人。キバレンジャーも戦闘に参加しているときに使われ、主に龍星王とタッグを組む形で戦った。レッドの代わりに6人目のメカがコアパーツになる点は前作『ジュウレンジャー』の剛龍神をほぼ踏襲しているが、大連王で苦戦しているときに使用されるといった使われ方はしていない。また、剛龍神が初期メンバーのみでも操縦していたのに対し、牙大王はリュウレンジャー以外の初期メンバーとキバレンジャーが操縦し、キバレンジャーがセンターの席を担当する。気力では大連王を上回るが、パワーなどは劣る。武器は星鳳凰が変形し、右腕に装着した飛翔剣。技は飛翔剣を用いた「飛翔剣打ち」や左手に気力を集中させて正拳突きを放つ「大気力パンチ」を使用。必殺技は胸部から発した気力で星鳳凰を射出し、火の鳥へと変えながら敵を撃ち貫く「飛翔剣・木端微塵」。ちなみに「牙大王」は、王大牙の逆さ読みである。
- 重甲気殿
- 全高:62.5m / 重量:1788t
- 「七星合体!(重甲気殿!と入る場合あり)」の合図で超気伝獣・ダイムゲンが気伝獣形態のウォンタイガーを甲羅に格納し、その上に天空気殿が合体(と言うよりもただ乗っただけ)、気伝武人・龍星王が騎乗した要塞のような合体形態。龍星王のコックピットを6人で使用する。全気伝獣の気力をまとめ、無限に近いパワーを引き出すことができる。飛龍棍をプロペラにして空高く飛翔した後、その重量を生かして1000メートルの高さから落下して敵を押しつぶす「重甲気殿・大圧殺」という単純明快にして豪快な必殺技を使う。
- その際には龍星王の持つ飛龍棍がプロペラの役割を果たして、この超重量を空の上へと運ぶ。ザイドスはこの技を2度も受けており、1度目はペシャンコになったまま「おぼえてろよ」と退散、2度目は泥人形になってしまうほどのダメージを被った。
キャスト
当初は土屋圭輔がリュウレンジャー/亮 役、和田圭市がキリンレンジャー/知 役の予定であり、実際に2人が逆の衣装を着ている映像・写真も存在する。この内映像については、2003年に発売されたDVD「スーパー戦隊THE MOVIE」VOL.4の映像特典の中に収録されている。テンプレート:要出典範囲
また、シシレンジャー/大五 役には当時劇団東京ヴォードヴィルショーに在籍し、後にテレビや演劇ユニット『地球ゴージャス』などでも演技派として活躍する能見達也が、キバレンジャー/コウ 役には当時小学生だった酒井寿を起用。ダイレンジャーのキャストも「戦士が小学生」ということに驚いたという。
この他、道士・嘉挧 役に名バイプレーヤー・中康治(現:中康次)が、そして、ゴーマ3幹部のリーダー・シャダム中佐 役には当時舞台俳優として活躍し、現在は声優としても活躍する西凛太朗が脇を固めた。ナレーションの宮田浩徳は放映当初32歳で、戦隊ナレーション担当者としては小野田英一らと並んで最年少である。
その他過去の戦隊シリーズ、特に『超獣戦隊ライブマン』と『鳥人戦隊ジェットマン』の出演者によって演じられたキャラクターが多いのも特徴である。
変身後の戦士を演じるスーツアクターはリュウレンジャー役にこれまで3年連続でブラック戦士のアクターを担当していた大藤直樹、シシレンジャー役には光戦隊マスクマン以来6年ぶりのレギュラーとなった喜多川務を起用し、広田一成直伝の中国拳法を度々披露した。紅一点のホウオウレンジャー役には村上利恵を起用し、男性アクター顔負けのキレのあるアクションを披露した。
レギュラー・準レギュラー
- 天火星・亮 / リュウレンジャー(声):和田圭市
- 天幻星・大五 / シシレンジャー(声):能見達也
- 天重星・将児 / テンマレンジャー(声):羽村英
- 天時星・知 / キリンレンジャー(声):土屋圭輔
- 天風星・リン / ホウオウレンジャー(声):高橋夏樹
- 吼新星・コウ / キバレンジャー(声):酒井寿
- 道士・嘉挧:中康治
- 老道士・虞翻:桑原たけし
- クジャク:森下雅子
- コウの母:三輝みきこ
- 亀夫 / 超気伝獣ダイムゲン(声):今川杉作(第22話 - 第29話)、成瀬富久(第29話 - 最終回)[注 12]
- シャダム中佐:西凛太朗
- ガラ中佐:天祭揚子
- ザイドス少佐:田村円
- 田豊将軍:上田忠好
- 阿古丸:柴田翔平
- ゴーマ十五世:幸田宗丸
- 的場陣 / 魔拳士ジン:広瀬匠
声の出演
ゲスト
- かおり:清水里佳(第3・4話)
- 正夫:内大輔(第3・4話)
- シェフ:今井耐介(第4・26話)
- 天野恵:白鳥智恵子(第5・6話)
- 洋子:浅野美奈子(第7・15話)
- 幼い亮:田中悠斗(第7・8話)
- 亮の母:三宅ゆみか(第7・8話)
- 若い女:山田洋子、志小田綾子(第9話)
- 若い男:鈴木道行(第9話)
- 水城なつみ:吉沢瞳(第11話)
- 母親:浅野富士子(第11話)
- ゆかり:大網亜矢子(第11話)
- 新聞配達:林博之(第11話)
- 町子:鹿島かんな(第12話)
- 町子の父:巻島康一(第12話)
- 町子の母:山下裕子(第12話)
- 主婦:山口るい子、佐治香奈子(第12話)
- 銀行強盗:高橋利道(第13話)
- 警備員:澤田祥二(第13話)
- 巡査:千田義正(第13話)
- 作業員:森山貴文(第13話)
- ソバ屋:藤本孝太郎(第13話)
- ヤジ馬:高比良政勝(第13話)
- 小喬:宮瀬亜希(第14話)
- アナウンサー:鮭川享代(第14話)
- ボクサー:高岩成二(第14話)
- 空手家:野中博之(第14話)
- 剣道家:清水剛(第14話)
- おばあさん:山本緑(第15話)
- ユキ:百地千寿(第16話)
- おじさん:木村修(第18話)
- おばさん:八百原寿子(第18話)
- 柊香澄:藤田美紀(第19・20話)
- 担任の先生:久野明孝(第19話)
- 亜季:沢杉知春(第26・27話)
- 亜季の父:大谷朗(第26・27話)
- 巌流寺:清水照夫(第26話)
- 郷田祐介:五野上力(第26話)
- 男:菊地康二(第26話)
- 運転手:田中正太郎(第26話)
- 陳老師:岩城力也(第27話)
- おばあちゃん:緑八千代(第28話)
- 女の子:米田里美(第32話)、植松佳菜美(第34話)
- ミチル:高橋八千代(第34話)
- 父親:窪園純一(第34話)
- 日舞の家元:山崎之也(第35話)
- 首動師範:城春樹(第35話)
- 幼いクジャク:岩下恭子(第36話)
- 幼いガラ:三浦由貴子(第36話)
- 若者:福田佳弘(第36話)
- レポーター:鮭川亨代(第36話)
- アナウンサー:田中正太郎(第38話)
- 亮のバイト先・ギョウザ店店長:岩本宗規(第39話)
- 子供たち:宮野翔太、植田真介(第44話)
- 侍従長:千田義正(第47話)
スーツアクター
- リュウレンジャー[11]:大藤直樹
- シシレンジャー[12]:喜多川務
- テンマレンジャー[13]:蜂須賀昭二
- キリンレンジャー[14]:石垣広文
- ホウオウレンジャー[15][16]:村上利恵
- 電話先生[17]、コットポトロ[18]:中川素州
スタッフ
演出面では約10年ぶりに小林義明が戦隊シリーズを手がけた。またその小林と坂本太郎・小笠原猛・東條昭平といったベテランに加え、前作にて監督デビューを果たした当時27歳の渡辺勝也が数々の重要エピソードを任されている。
また各ライターによって話が振り割けられたのは本作品が戦隊シリーズ史上初にして今のところ最後の試みとなっている。杉村升はメインストーリーの大きな流れを作り上げた。藤井邦夫が「クジャク編」・荒川稔久が「ゴーマ3ちゃんズ編」[注 14]・井上敏樹が「魔拳士ジン編」と分担して物語を執筆しており、高久進のみ単発話3本を執筆している。
キャラクターデザインは前作にて敵幹部のデザインを手がけた篠原保に加え、新たに漫画家・イラストレーターのマイケル原腸を加えた2人体制で進められた。ゴーマ幹部並びに怪人のデザインにはメイン監督だった小林の意向が大きく取り入れられておりテンプレート:Sfn、全体的に「シュールな怖さ」「下半身タイツを基本としたスリムな出で立ち」といった要素で統一されたゴーマ怪人のコンセプトにも大きく影響を与えている。
音楽担当には当時既に仮面ライダーシリーズを始め、複数の東映作品で実績のあった川村栄二が起用された。川村はこの年劇場用作品『仮面ライダーZO』の音楽も平行して手がけている。また本作品のサブタイトルは全てプロデューサーの白倉伸一郎が考案[注 15]。エンディング曲とロボットソングの作詞も白倉が担当している[19]。
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん、テレビランド
- プロデューサー:梶淳(テレビ朝日)、鈴木武幸・白倉伸一郎(東映)
- 脚本:杉村升、荒川稔久、藤井邦夫、高久進、井上敏樹
- 音楽:川村栄二
- アクション監督:竹田道弘(ジャパン・アクション・クラブ)
- 監督:小林義明、坂本太郎、小笠原猛、東條昭平、渡辺勝也
- 撮影:いのくままさお、松村文雄
- 照明:斎藤久、竹田勝美
- 美術:山下宏
- キャラクターデザイン:篠原保、マイケル原腸、阿部統テンプレート:Sfn、河野成浩
- 造型:前沢範
- イラスト:野口竜
- 録音:石川孝
- 編集:山口一喜、伊吹勝雄、成島一城
- 記録:吉田由香、高山秀子、安藤豊子、安倍伸子、栗原節子
- 選曲:宮葉勝行
- 効果:大泉音映
- 中国語指導:翁偉斌
- 操演:船越幹雄
- 美粧:サン·メイク
- 衣裳:東京衣裳
- 装飾:装美社
- 装置:東映美術センター、紀和美建
- 計測:黒須健雄
- 助監督:渡辺勝也、竹本昇、田﨑竜太、中沢祥次郎
- 進行主任:鳥山佳克、後藤田伸幸
- 制作デスク:岩永恭一郎
- 制作担当:藤田佳紀
- 企画協力:企画者104
- 資料:河野成浩
- 造型製作:レインボー造型企画
- 視覚効果:映画工房(沖満、長部恭平)
- 現像:東映化学
- カースタント:タケシレーシング
- 車輌協力:AUTOZAM
- オートバイ協力:スズキ株式会社
- ビデオ合成:東通ecgシステム(鈴木康夫、佐藤祐宏、佐野恵一、逸見淳)
- 撮影協力:アサヒコーポレーション、ワールドビジネスガーデン、川崎球場、後楽園ゆうえんち、高崎金属工業
- 特撮研究所
- 特撮監督:佛田洋
- 制作:テレビ朝日、東映、東映エージエンシー
音楽
- 主題歌
- オープニングテーマ「五星戦隊ダイレンジャー」
- 作詞:八手三郎 / 作曲:大野克夫 / 編曲:山本健司 / 歌:NEW JACK拓郎
- メロディーラインは、東映側プロデューサー・鈴木武幸の「中国らしく、中国らしくなく」という作曲要望に対する作曲担当の大野克夫のアンサーだったという。これを受けて、山本のアレンジもエレキベースの上に中国風・和風の打楽器を乗せるといった工夫がされている。
- シリーズのOP曲としては初めての八手三郎名義の曲である。
- 第15話からはOP映像の中にその回のワンシーンが3回挿入される。
- なお本作品からOP映像にCG合成が使用されるようになった他、各メンバー紹介映像でも(当時イメージの)中国らしく、メンバー全員が自転車に乗って走るシーンとなった。
- エンディングテーマ「俺たち無敵さ!! ダイレンジャー」
- 作詞:八手三郎 / 作曲:大野克夫 / 編曲:山本健司 / 歌:NEW JACK拓郎
- こちらもまた「中国らしく、中国らしくなく」作られた曲で、エレキベースの上に中国風の音要素を加えている。
- ED映像は、メンバーがバイクでV字型に並んで走っている。最初だけ東京駅が映るが、それ以外のバイクシーンは幕張新都心地区での撮影である(特に幕張メッセ駐車場近くの豊砂交差点付近が多用されている)。
- 本作品より、エンディング恒例の敵レギュラーの映像がなくなったが、20年後の『獣電戦隊キョウリュウジャー』にて復活している。
- 最終回のエンディングでは「五星戦隊ダイレンジャー」(歌詞は2番、インストゥルメンタルも少し)を使用した。
- 挿入歌
- 「愛のソルジャー」
- 作詞・作曲・編曲・歌:つのごうじ
- 第17話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 『光戦隊マスクマン』の同名のエンディング曲とは別曲。
- 「美しい花のように」
- 作詞・作曲・編曲・歌:つのごうじ
- 「一気に集中!」
- 作詞・作曲:小杉保夫 / 編曲:望月誠人 / 歌:Funky Y.K.
- 「ゴマゴマゴーマ」
- 作詞・作曲・編曲:つのごうじ / 歌:つのごうじ、ピタゴラス
- 「風の戦士」(第17話、第33話)
- 作詞:白峰美津子 / 作曲:樫原伸彦 / 編曲:吉田明彦 / 歌:石田よう子
- 「火を吹けダイバスター」(第44話)
- 作詞:そのべかずのり / 作曲:樫原伸彦 / 編曲:吉田明彦 / 歌:樫原伸彦
- 第17、18話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「龍星王 ~大連王のテーマ~」
- 作詞:八手三郎 / 作曲:小杉保夫 / 編曲:吉田明彦 / 歌:Funky Y.K.
- 「誓い」
- 作詞:そのべかずのり / 作曲:小杉保夫 / 編曲:望月誠人 / 歌:Funky Y.K.
- 『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の同名の挿入歌とは別曲。
- 小学館刊行の「てれびくん」付録『五星戦隊ダイレンジャー・バトルCD 気力ディスク』収録ドラマでは和田圭市、酒井寿ら主演俳優6名が同曲を1コーラスだけ歌ったものが収録されている。 また、音楽集には未収録の同曲メロオケ(インストルメンタルバージョン)もBGMとして使用されている。
- 「ウォンタイガーの歌」
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲・歌:樫原伸彦
放映リスト
- 1993年12月31日は大晦日特番のため休止。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1993年 2月19日 |
1 | 転身だァァッ | 杉村升 | 小林義明 | |
2月26日 | 2 | 気力だァァッ!! | |||
3月5日 | 3 | 魂ちょうだい! |
|
坂本太郎 | |
3月12日 | 4 | 俺たち甘いぜ!! | |||
3月26日 | 5 | あっタマきたッ |
|
荒川稔久 | 小笠原猛 |
4月2日 | 6 | 風よブッちぎれ | |||
4月9日 | 7 | 裏切り者ォッ! | 杉村升 | 渡辺勝也 | |
4月16日 | 8 | おやじぃぃッ!! | |||
4月23日 | 9 | うぬぼれるなッ |
|
藤井邦夫 | 坂本太郎 |
4月30日 | 10 | あァ復讐の女神 |
| ||
5月7日 | 11 | 磁石でガウス! |
|
荒川稔久 | 小笠原猛 |
5月14日 | 12 | 豆腐で酔ったァ[注 16] |
|
高久進 | |
5月21日 | 13 | カッ カブキ小僧 |
|
杉村升 | 東條昭平 |
5月28日 | 14 | イヨッ 結婚ぢゃ |
| ||
6月4日 | 15 | 3バカサッカー |
|
荒川稔久 | 坂本太郎 |
6月11日 | 16 | ゴロゴロ子供石 |
|
藤井邦夫 | |
6月18日 | 17 | 出ました新戦士(ニューヒーロー) | 杉村升 | 渡辺勝也 | |
6月25日 | 18 | (秘)(ひみつ)の白虎ちゃん | |||
7月2日 | 19 | ドキドキ美少女 |
|
荒川稔久 | 小笠原猛 |
7月9日 | 20 | 初公開ゴーマ宮 | |||
7月16日 | 21 | 気伝獣様ご誕生 |
|
杉村升 | 東條昭平 |
7月23日 | 22 | 虎の子大秘術!! | |||
7月30日 | 23 | 純愛まっしぐら |
|
藤井邦夫 | 坂本太郎 |
8月6日 | 24 | 3バカ超野球! |
|
荒川稔久 | |
8月13日 | 25 | ぞろぞろ裏戦隊 | 高久進 | 小笠原猛 | |
8月20日 | 26 | 嫌な嫌な嫌な奴 |
|
井上敏樹 | 渡辺勝也 |
8月27日 | 27 | 最終拳だだだッ | |||
9月3日 | 28 | 総登場だぎゃ!! | 杉村升 | 小笠原猛 | |
9月10日 | 29 | 母子涙の(秘)(まるひ)裏話 |
|
東條昭平 | |
9月17日 | 30 | 必殺早口仕事人 |
| ||
9月24日 | 31 | また出た新戦士(ニューヒーロー) |
| ||
10月1日 | 32 | 黄金キックの鬼 |
|
小林義明 | |
10月8日 | 33 | アイドル初体験 |
|
荒川稔久 | 渡辺勝也 |
10月15日 | 34 | トゲトゲ少女狩 |
|
高久進 | 小林義明 |
10月22日 | 35 | 新奥義クモの舞 |
|
井上敏樹 | 渡辺勝也 |
10月29日 | 36 | 恨み節6千年… |
|
藤井邦夫 | 坂本太郎 |
11月5日 | 37 | 必見!! でけェ奴 |
|
杉村升 | 東條昭平 |
11月12日 | 38 | えーッ!! 停戦!? | |||
11月19日 | 39 | 魔拳 落日に散る |
|
井上敏樹 | 小笠原猛 |
11月26日 | 40 | さらば! 3バカ |
|
荒川稔久 | 東條昭平 |
12月3日 | 41 | クジャク大昇天 |
|
藤井邦夫 | 坂本太郎 |
12月10日 | 42 | 母ちゃん一直線 |
|
杉村升 | 小笠原猛 |
12月17日 | 43 | 激白 禁断の過去 | 渡辺勝也 | ||
12月24日 | 44 | 感動!! 君も泣け | |||
1994年 1月7日 |
45 | 本気(マジ)で解散!! |
|
坂本太郎 | |
1月14日 | 46 | 英雄(ヒーロー)まるはだか | |||
1月21日 | 47 | すっげェ〜真実 |
|
荒川稔久 | 小笠原猛 |
1月28日 | 48 | 壮絶!! 道士死す |
| ||
2月4日 | 49 | 最終決戦だァッ |
|
杉村升 | 東條昭平 |
2月11日 | 50 | 行くぞォォッ |
|
劇場版
- 五星戦隊ダイレンジャー(1993年4月17日公開)
- 監督:東條昭平 脚本:杉村升
- 登場怪人:トランプ公爵(演:石井愃一)、紐男爵、ガマグチ法師、鍵道化師、口紅歌姫、オジャル大王
- 1990年代に入ってから初めて製作された戦隊シリーズの劇場版であり、この年からスタートした東映スーパーヒーローフェアの一編として上映された。
- 大連王が登場しているため、劇中の時系列では第8話以降に位置付けられるが、制作上は第5話・第6話(小笠原監督組)と第7話・第8話(渡辺監督組)の間に撮影されている。
- 予告編の一部の映像では、土屋圭輔が亮、和田圭市が知を演じている。
放映ネット局
対象地域 | 放送局 | 備考 |
---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | キーステーション |
北海道 | 北海道テレビ | |
青森県 | 青森朝日放送 | |
岩手県 | IBC岩手放送 | 他系列局 |
宮城県 | 東日本放送 | |
秋田県 | 秋田朝日放送 | |
山形県 | 山形放送 | 放送期間:93年2月 - 3月/クロスネット局 |
山形テレビ | 放送期間:93年4月 - 94年2月 | |
福島県 | 福島放送 | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | |
富山県 | 北日本放送 | 他系列局 |
石川県 | 北陸朝日放送 | |
福井県 | 福井テレビ | 他系列局 |
山梨県 | 山梨放送 | 他系列局 |
長野県 | 長野朝日放送 | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | 93年10月に「静岡けんみんテレビ[注 17]」より改称 |
中京広域圏 | 名古屋テレビ | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | |
鳥取・島根県 | 山陰中央テレビ | 他系列局 |
広島県 | 広島ホームテレビ | |
山口県 | テレビ山口 | 放送期間:93年2月 - 9月/他系列局 |
山口朝日放送 | 放送期間:93年10月 - 94年2月 | |
徳島県 | 四国放送 | 他系列局 |
香川・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |
愛媛県 | 愛媛放送 | 他系列局・現 テレビ愛媛 |
高知県 | テレビ高知 | 他系列局 |
福岡県 | 九州朝日放送 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | |
熊本県 | 熊本朝日放送 | |
大分県 | 大分放送 | 放送期間:93年2月 - 9月/他系列局 |
大分朝日放送 | 放送期間:93年10月 - 94年2月 | |
宮崎県 | 宮崎放送 | 他系列局 |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | |
沖縄県 | 琉球放送 | 他系列局 遅れネットで火曜日夕方4:00-4:30帯に放送 |
未放送地域:佐賀県 |
映像ソフト化
- ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は1994年4月から1995年3月にかけて全12巻が東映ビデオよりリリースされている。
- 劇場版がビデオ(VHS、セル・レンタル共通)や、2003年7月21日発売の「スーパー戦隊 THE MOVIE BOX」及び、2004年7月21日発売の「スーパー戦隊 THE MOVIE VOl.4」、「スーパー戦隊 THE MOVIE Blu-ray BOX 1976-1995」(2011年6月21日発売)に収録されている。
- TVシリーズを再編集したHEROクラブのビデオが3巻リリースされている。
- DVDは2009年11月21日 - 2010年3月21日にかけて東映ビデオより発売。全5巻の各2枚組で各巻10話収録。
CS放送・ネット配信
2014年6月現在までに、以下の専門局・動画配信サービスにて放送・配信が行われた。
- CS放送
- ファミリー劇場:2003年4月 - 2004年3月、2004年7月 - 10月
- 東映チャンネル:2008年11月 - 2009年4月(「スーパー戦隊ワールド」枠)、2011年4月から9月(「アンコールアワー」枠)
- ネット配信
- 東映特撮YouTube:2013年1月 - 2013年7月(週2話)
- 東映特撮ニコニコおふぃしゃる(ニコニコ動画):2014年3月 - (週1話)
- バンダイチャンネル:2013年4月 - (有料配信[注 18])
後楽園ゆうえんちでの展開
ヒーローショー
全5公演が行なわれた[20]。
- 1.五星戦隊ダイレンジャー 後楽園遊園地に現る!(1993年3月6日 - 4月18日)
- 2.五星戦隊ダイレンジャー ゴーマを倒せ!大連王!(1993年4月24日 - 6月27日)
- 3.五星戦隊ダイレンジャー 集結せよ!無敵パワーの戦士たち(1993年7月3日 - 9月26日)
- 4.五星戦隊ダイレンジャー 決戦!6000年戦争(1993年10月2日 - 11月28日)
- 5.スーパーヒーロー大集合(1993年12月10日 - 1994年2月27日)
前年の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のブライ公演の成功を受けて、変身前の役者が登場する公演が行なわれた。
キャスト(ヒーローショー)
5人は4の期間中の第一、第三土曜に出演。それ以外に1の最終日、4の最終日、5の期間中の1月2日に揃って飛び入り参加をしている。
- コウ(4):酒井寿(最終日のみの飛び入り参加で、正規の出演はしていない)
- リュウレンジャー:高岩成二(1 - 4)、大藤直樹(5)、今井靖彦(2の終盤ごろ、怪我をした高岩の代役として)
- シシレンジャー:秋山智彦 竹内康博
- キリンレンジャー:渡辺実(1 - 2)、山口照雄(3 -)、大林勝(5)
- テンマレンジャー:山口照雄(1 - 2)、中川清人(3 -)
- ホウオウレンジャー:中川清人(1 - 2)、神尾直子(3 - 5)
- シャダム:岡本美登
- ガラ:天祭揚子
- ザイドス:日下秀昭、清家利一
- 張遼(2):日下秀昭
- ジャンパーソン(3):福沢博文
- コピーリュウレンジャー(4):福沢博文
- 阿古丸(3、4):田辺智恵
- ティラノレンジャー(5):前田浩
- ドラゴンレンジャー(5):福沢博文
- 仮面ライダーBLACK RX(5):岡元次郎
- グリフォーザー(5):日下秀昭
- シンド(1):新堀和男
- バット(1):竹田道弘
- 幻カンフー隊A(4、5):新堀和男
- 幻カンフー隊B(4、5):竹田道弘
- 声:喜多保至、益田哲夫
- 司会:なりた洋
シリーズ内の他作品への登場
各作品における詳細はそれぞれの項目を参照。
- スーパー戦隊ワールド
- 1994年公開の3D映画で、ダイレンジャーの5人および大連王が登場。
- スーパー戦隊大集合
- 『未来戦隊タイムレンジャー』第51話として放送された特別総集編。タイムレンジャー5人がタイムジェットで本作品の世界を見に来たという設定で、本作品の映像が流用されている。
- 『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』
- 『百獣戦隊ガオレンジャー』のスーパー戦隊Vシネマ作品で、リュウレンジャーと気伝獣龍星王が登場している。
- 海賊戦隊ゴーカイジャー
- 関連する映画も含め、複数のキャラクターが同作品にて登場。
- TVシリーズ本編:リュウレンジャー/亮(33話)、テンマレンジャー/将児およびキリンレンジャー/知(51話)
- ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦:リュウレンジャー/亮および大連王
- 海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船:コットボトロ
- 特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE:気伝武人龍星王
- 非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛
- 第2話と第3話にてキバレンジャーが、第3話にてリュウレンジャーがそれぞれ登場。
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク
- 五星戦隊ダイレンジャー(スーパー戦隊ネット内の紹介記事)
- DVD 五星戦隊ダイレンジャー特集(東映ビデオ内にあるサイト)
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ 2.0 2.1 テンプレート:Harvnb
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ 第39話。
- ↑ 『スーパー戦隊アートコレクション』
- ↑ 勁文社『ケイブンシャの大百科549 五星戦隊ダイレンジャー大百科』(1993年)他。
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ 「喜多川務インタビュー」、『東映ヒーローMAX』第39号、辰巳出版、2011年。
- ↑ テンプレート:Cite web
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- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ ショー概要及びキャスト出典 同人誌『この世に無敵の五つ星 総集編』発行:楽園の使者 1995年12月30日発行テンプレート:出典無効
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