宇宙刑事シリーズ
テンプレート:Pathnav テンプレート:出典の明記 宇宙刑事シリーズ(うちゅうけいじシリーズ)は、東映制作の特撮テレビドラマ『宇宙刑事ギャバン』、『宇宙刑事シャリバン』、『宇宙刑事シャイダー』の三作品の総称である。別名宇宙刑事三部作とも言われている。後に続くメタルヒーローシリーズの基礎を作ったシリーズ。
目次
概要
導入
スーパー戦隊シリーズの立ち上げに携わったスタッフの手により新たなシリーズが作られた。それが本シリーズである。
「生身のアクション、捨て身のスタント」、「FRPにメッキを施したコンバットスーツ」、「レーザーブレード」、「異次元空間でのバトル」、「スーツが転送され一瞬で変身、ナレーションによる変身プロセスの説明」など当時斬新で画期的なものであった。以降の特撮作品に多大な影響を残した。東映特撮作品のなかでは仮面ライダーシリーズ・スーパー戦隊シリーズに次ぐ人気シリーズとされる。放送時間は全作毎週金曜19:30‐20:00に放送された
特徴
「宇宙刑事」の特徴としては、光る目をもったゴーグル調のマスク、前述のメッキを施した胸の電光板が特徴的なコンバットスーツ、変身時にアイテムを使用せず変身コードを叫ぶことにより瞬時に変身するといった所の他、当時としては異例の多彩なメカの登場、女性のパートナー、パトロール時に必ずジムニーに乗っているという点があげられる。 映像面では東通ecgシステムのビデオ合成の手法を用いたことにより多彩で斬新な映像作りに成功している。この手法は90年代初期までの東映特撮作品に使用されることとなる。
「宇宙刑事」という語は、1996年にバンダイにより商標として登録(商標登録番号第3202665号)されている。このことにより「ライダー」、「戦隊」と同様にブランド名としても確立している。
なお、続編ではないがスタッフやフォーマットが共通する『巨獣特捜ジャスピオン』『時空戦士スピルバン』もシリーズに準ずる作品とされることがある。
キャスティング
『ギャバン』『シャリバン』では主役に、『シャイダー』ではヒロインに「JAC」所属の俳優を起用しており、本格的なアクションが展開された。『ジャスピオン』『スピルバン』でも主役にJAC出身の俳優が起用されている。
テレビシリーズ、スペシャル番組
- 宇宙刑事ギャバン
- 1982年(昭和57年)3月5日 - 1983年(昭和58年)2月25日 テレビ朝日系にて放送、全44話。主演:大葉健二
- 宇宙刑事シャリバン
- 1983年(昭和58年)3月4日 - 1984年(昭和59年)2月24日テレビ朝日系にて放送、全51話。主演:渡洋史
- 宇宙刑事シャイダー
- 1984年(昭和59年)3月2日 - 1985年(昭和60年)3月1日テレビ朝日系にて放送、全48話。主演:円谷浩
- 3人の宇宙刑事 ギャバン シャリバン シャイダー大集合!!
- 1985年(昭和60年)3月8日テレビ朝日系にて放送。
- ※現在ではシャイダーの第49話としてカウントされている。
- 1983-1985年(昭和58-60年)テレビ朝日
- 関東地区は夕方17時半でギャバン、シャリバンは度々再放送されていた。シャイダーとジャスピオンは早朝の5時45分~6時15分。以降のメタルシリーズの再放送は無し。
- 夕方の東映特撮の再放送枠が85年前半で終了。続いて「西部警察」再々放送から1時間枠になる。
放映ネット局
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劇場版・Vシネマ作品
TVシリーズ3作品終了時点で劇場版作品は「シャイダー」のみであったが、宇宙刑事シリーズ30周年記念作品として「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」が2012年1月21日に公開され「ギャバン」の劇場版登場が実現し、同年10月20日に公開された「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」において、「シャリバン」も劇場版に登場したが、「シャリバン」単独での劇場版作品は、現時点では作られていない。
2014年には『ギャバン THE MOVIE』に登場した二代目シャリバン・二代目シャイダーを主人公にしたVシネマ2作品がリリース予定。
- 劇場版作品
※ゲスト出演作品も含む。
- 宇宙刑事シャイダー
- 1984年(昭和59年)7月14日公開。
- 宇宙刑事シャイダー 追跡!しぎしぎ誘拐団
- 1984年(昭和59年)12月22日公開。
- 海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
- 2012年(平成24年)1月21日公開。
- 宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
- 2012年(平成24年)10月20日公開。
- 仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z
- 2013年(平成25年)4月27日公開。
- Vシネマ作品
- 宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION(Vシネマ作品)
- 2014年(平成26年)10月10日発売。
- 宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION(Vシネマ作品)
- 2014年(平成26年)11月7日発売。
再商品化
CDは「復活!栄光の東映ヒーローVol.1」をはじめとしてBGM集などが発売されており、2002年12月に生誕20周年記念として「ギャバン」が2006年10月には「シャリバン」、「シャイダー」のオリジナルサウンドトラックがリリースされBGMの完全収録が実現している。3作品は番組放送時に発売されたBGM集が2004年に再発売されている。なお「シャイダー」終了後に発売された「宇宙刑事グラフィティ 総集編」は、同作品のオリジナルサウンドトラックにて収録しているが、現時点での単独の発売はない。
DVDは各項目記述のとおり、2002年10月~2003年4月にテレビシリーズ全作リリースされている。各第1巻の初回生産分には特典として全巻収納ボックスが付属していた。また、2007年12月には全作品のDVDレンタルが開始されている。なお、3作品のDVDについてはAパートとBパートが一致していない。DVDのチャプターメニューでは主題歌と予告以外、変身シーンや重要な展開といったものになっている。AパートとBパートが一致していないのは『爆竜戦隊アバレンジャー』や昭和の仮面ライダーシリーズなども同様。
2009年1月16日に『宇宙刑事 1stエピソードDVD 蒸着!赤射!焼結!』というDVDが、ローソンにて先行限定発売された。この商品は3作品の第1話を収録する他、PPV方式による厳選された傑作選全13話を収録。その他、宇宙刑事シャイダーのDVD(全5巻)に収録されずDVD化の機会がなかったシャイダーの劇場版2作は、同年12月に発売の「東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX」のDVDに初収録された。
現在でも人気が高い3作品だが、近年には装着変身などのハイターゲット向けのフィギュアと関連グッズ、戦隊・仮面ライダー・メタルヒーローと競演するカードゲーム「レンジャーズストライク」と「スーパーヒーロー戦線 スクランブルデュエル」(1999年 - 2000年発売)が発売されている他、ゲーム『スーパーヒーロー作戦』などにも登場している。シリーズのゲーム化となる『宇宙刑事魂』も発売された(2006年5月25日)。
雑誌連載
コミカライズ
幼年向け雑誌における連載漫画の作画者
※なおシャリバンの連載はなし。
関連項目
- 特撮テレビ番組一覧
- テレビ朝日番組一覧
- バンダイ(番組スポンサーおよび関連商品を発売)
- アサツー ディ・ケイ
- 西新宿(ロケ場所として登場する)
- スズキ (企業)(車輌・オートバイ協力)
- ジムニー(歴代主演3名の専用車輌)
- マツダ (車輌協力)
- サバンナ・RX-7(シャイダーでのアニーの専用車輌)
- 串田アキラ(シリーズ3作の主題歌をすべて担当)
- 渡辺宙明(シリーズ3作の劇伴音楽をすべて担当)
- 上原正三(シリーズ3作のメインライター、シャイダーでは全脚本を執筆)
- コスモポリス ギャリバン(宇宙刑事シリーズをオマージュして制作されたアーケードおよびファミリーコンピュータゲーム)
- 学園特捜ヒカルオン(宇宙刑事シリーズをオマージュして制作されたOVA)