テレビ熊本

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox テンプレート:日本のテレビ局 株式会社テレビ熊本(テレビくまもと、TV-Kumamoto Co., Ltd.) は、熊本県放送対象地域としてテレビジョン放送をする特定地上基幹放送事業者である。

放送局概要

略称はTKU。一般的な表記はひらがなで「テレビくまもと」としている。コールサインはJOZH-DTV1968年10月に設立し、翌1969年4月1日に開局した。

テレビネットワークはフジテレビFNNFNS系列であるが、くまもと県民テレビ(KKT)開局まではNNN系列、熊本朝日放送(KAB)開局まではANN系列にも加盟していた。

局キャラクターとして、局名(社名)にちなみ「てれくまくん」を採用している。

西日本新聞産経新聞などと親密で、また朝日新聞読売新聞毎日新聞も出資している。

なお、設立発起人の一人で同局のオーナーでもある河津龍介も発行済み株式を1割強保有する大株主として名を連ねている。

2012年1月からのキャッチコピーは「水の国くまもと 応援プロジェクト進行中。TKU」

沿革

  • 1968年昭和43年)10月 - 設立。
  • 1969年(昭和44年)4月1日 - 熊本県内2番目のテレビ局として開局。
  • 1982年昭和57年)12月 - 本社の増築棟竣工。(運用は翌年4月から。)
  • 1989年平成元年)4月1日 - 開局20周年を迎える。CI導入に伴い「TKU」ロゴを現行の物(2代目)に変更、呼称「テレビくまもと」の使用開始。
  • 2006年(平成18年)5月1日 - デジタルマスターへ更新(NEC製)。
  • 2006年(平成18年)11月1日 - 地上デジタル放送試験放送開始。
  • 2006年(平成18年)12月1日 - 地上デジタル放送本放送開始。
  • 2009年(平成21年)1月1日 - 地上デジタル放送でウォーターマークの表示を開始(ただし、ワンセグでは非表示)。
  • 2009年(平成21年)4月1日 - 開局40周年を迎える。この年、開局40年記念として、地球環境をテーマにしたキャッチコピー「明日(アース)のために、できること。」が1年間使用された。
  • 2011年(平成23年)7月24日 - 地上アナログ放送終了。

ネットワークの移り変わり

主な送信所

ファイル:FNNID.png
フジテレビ系列のリモコンキーID地図

リモコンキーID - 8

  • 熊本:42ch 1kW JOZH-DTV 送信機はNEC
※アナログ時代とは異なり、熊本放送の施設を間借りし県内全民放テレビ局とエフエム熊本(FMラジオ)と共に施設を共同使用している。
  • 人吉:19ch 10W
  • 水俣:27ch 100W
  • 天草牛深:27ch 0.3W
  • 阿蘇:42ch 1W
  • 阿蘇北:19ch 0.3W
  • 南阿蘇:23ch 3W
  • 肥後小国:18ch 1W
  • 清和:35ch 1W
  • 蘇陽:43ch 1W
  • 矢部:20ch 1W
  • 三加和:42ch 0.3W
  • 砥用:38ch 1W
  • 菊水:35ch 0.1W
  • 三角:33ch 0.3W
  • 湯浦:42ch 0.3W
  • 芦北:42ch 0.3W
  • 立田山:27ch 0.3W
  • 波野:42ch 1W
  • 熊本託麻:18ch 0.3W
  • 玉名:42ch 1W
  • 玉東:42ch 0.3W
  • 牛深魚貫:32ch 0.1W
  • 新和:27ch 0.3W
  • 崎津:28ch 0.1W
  • 河浦:14ch 0.3W
  • 水上:30ch 0.1W
  • 鹿北:31ch 0.3W
  • 本渡北:37ch 0.3W
  • 本渡:48ch 0.3W
  • 倉岳:42ch 1W
  • 栖本:18ch 0.1W
  • 有明上津浦:43ch 0.1W
  • 御所浦:14ch 0.1W
  • 泉:19ch 0.1W
  • 小川海東:39ch 0.1W
  • 松島教良木:43ch 0.1W

アナログ放送

2011年7月24日停波時点

ファイル:TKU Soyo Analog TV Repeater 2009.JPG
蘇陽中継局(アナログ)

アナログ中継局の内小国中継局南阿蘇中継局のみVHF波で送信している。

  • 熊本(親局):34ch 10kW JOZH-TV 金峰山 送信機は東芝
  • 水俣:38ch 500W
  • 小国[1]:8ch
  • 南阿蘇:4ch
  • 人吉:42ch

ケーブルテレビ再送信局

長崎県ケーブルテレビジョン島原(カボチャテレビ)では、テレビ熊本のアナログテレビの再送信を行ってきたが、2011年7月24日のアナログ放送終了をもって同社での再送信も終了した。これでテレビ熊本は、熊本県の民放4局の中で唯一、県外のケーブルテレビ局による再送信が実施されていないことになる。

主な番組

テンプレート:Main

アナウンサー

男性

女性

過去に在籍していたアナウンサー

男性

女性

自社主催イベント

関連施設

オープニング・クロージング

※開局時のOP/EDは不明。
  • 1982年頃までのOP/EDは、子供たちが朝焼け(夕焼け)をしばらく眺めた後→君が代演奏と日章旗掲揚が流れる→社屋の空撮映像
  • 同時期のEDには熊本城のズームダウン→日章旗掲揚(君が代演奏)→有明海、阿蘇山、熊本市街地などの映像をリレーで写したのち、日章旗のズームアップ→テレビ熊本社屋(この時画面中央から右下に「JOZH-TVテレビ熊本」(当時のロゴ)が青文字で入る)→パラボラから再び日章旗掲揚を写すというパターンもあった。
  • 1983年頃~1989年頃 - 先代の映像の2代目、BGMは「くまもとが好き。だから…TKU」(OPは女性ボーカル、EDはインスト)
  • 1989年頃 - 開局20周年記念。スターダストレビューの「New Day Begin~愛は風にのって~」をBGMとして日の出→日章旗→金峰山_(熊本県)送信所から熊本市街地方面の空撮→熊本県各地の映像を流していた。オープニング・クロージング同一映像。
  • 1990年頃~1997年4月頃 - OPは映像はスターダストレビューの時と同じだが[2]BGMが女性ボーカルの曲に変わり、「くまもとが好き。だから…TKU」というキャッチコピーで終わる。EDもOPとBGMは同一であるが、映像ロケ地は鈴鹿サーキット。TKUの広告がなされたホンダ4代目シビックレーシングカー(ちなみにゼッケンは親局chの34ではなく39だった)が走る姿を映していた。
  • 1997年5月 - 1997年世界男子ハンドボール選手権が熊本で開催された事に合わせ、OP・EDともに選手権PRを兼ねたものに変更された。
  • 1997年6月1998年9月30日- OP・ED共にTKUジュニアゴルフスクール[3]。のレッスン光景。BGMは1990年~1997年4月までのバージョンに戻る。
  • 1998年10月1日2006年10月31日 - 開局30周年記念。いずれも局のイメージソング(サーカス)をBGMとして調整室の映像を流していた。最後に「ドラマちっくTKU」と歌っているが、局のキャッチフレーズが2003年「LOVE LIFE」2004年「ば。が生まれるテレビ」などと変更されていく中でも歌詞が変更される事はなかった。オープニング・クロージング同一映像。
  • 2006年11月1日~2013年末 - 地上デジタル放送サービス放送開始に併せて変更。最初のナレーションは異なるが(オープニング「おはようございます。今日もテレビ熊本の番組をお楽しみください」、クロージング「今日もテレビ熊本の番組をご覧いただきありがとうございました」)、映像は同一である。前半はTKU本社と熊本の四季の映像を、後半では調整室の映像(前作に似ている)や熊本の四季やイベント(山鹿灯籠まつり火振り神事)の映像、TKU本社を映している。また映像の始めと終わりに画面右下に表示される字幕はデジタルとアナログで異なる。アナログは「JOZH-TV テレビ熊本」、デジタルは「JOZH-DTV テレビくまもとデジタルテレビジョン」と表示される。
  • 現行 - 最初のナレーションは異なるが(オープニング「おはようございます。今日もテレビ熊本の番組をお楽しみください」、クロージング「今日もテレビ熊本の番組をご覧いただきありがとうございました」)、映像は同一である。てれくまくんがTKU本社正面玄関の前であいさつの後、阿蘇の白川水源かたらんね米の田植え、熊本城のライトアップ、最後にTKU本社を映している。

また、2008年7月24日からは、アナログ放送のみオープニング・クロージング映像の途中に、アナログ放送終了に関する告知をロールテロップで流し、さらにオープニング後とクロージング前に地上アナログ放送終了告知画面(30秒、アナウンス付き)を放送している(地上デジタル放送ではこの間、日本民間放送連盟地デジカのCMが流れる)。なお告知画面は紺色に光が当たった静止画を使用している。また目立つように電話番号は赤色で表記している。

特色

  • テレビ熊本は、テレビ放送やイベントを通じて地域文化の向上と産業・経済の発展に寄与し、県民に親しまれるテレビ局を目指している。
  • マーケティングリサーチによるTKUのイメージは、「面白い・楽しい・明るい・若々しい・親しみやすい」といった点で高い評価を得ている。
  • ローカル制作番組強化の一つとして、1993年から熊本県出身の偉人を発掘・顕彰して後世に伝えようと大型ドキュメンタリードラマ「郷土の偉人シリーズ」を制作、毎年11月3日文化の日)前後に合わせてFNS九州各局で放送している。また、2013年4月から月~金曜日に朝の情報番組「英太郎のかたらんね」をスタートさせるなど、自社制作番組の強化やニュース番組の充実に取り組んでいる。
  • コンサートやスポーツイベントの主催事業も県内の局の中で群を抜き、多彩に展開している。 
  • 2004年に熊本の放送局で初めて国際標準規格ISO 14001を取得している。
  • 本社所在地は1991年に編入によって熊本市になるまで飽託郡北部町であり、全国的にも珍しい郡部に社屋を持つ放送局であった[4]

補足

熊本県内の放送局

関連人物

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:Navbox

テンプレート:Tv-kyushuoki
  1. アナログ放送ではNHKを除いて旧国名の「肥後」を中継局名に加えていなかった。
  2. ただし、最初のテロップが差し替えているほか、ラストの社屋の空撮も差し替えている。
  3. 坂田信弘主催の『坂田ジュニアゴルフ塾』熊本校。
  4. 同様の事例はNHK沖縄放送局(島尻郡豊見城村)でもあるが、こちらは合併ではなく、移転(那覇市おもろまち)による。なお、豊見城村は、その後、市に昇格している。
  5. 2011年4月、熊本県内にウインズ八代が開設されたが、現在もNHKマイルカップ以外のGIレース開催日のみ放送される。
  6. 時折『競馬大王』時代からのBSフジオリジナルバージョンで放送されたこともあった。
  7. TKU以外にもクロスネットのため放送できなかった局はテレビ宮崎(現在もANNに加盟)・テレビ大分(現在はANNに非加盟で、昼のニュースはFNNのものを放送している。以上はANNニュースライナーのネット局)・鹿児島テレビテレビ長崎(両局共現在は単独FNN系列、当時はNNN昼のニュースをネット)と、いずれも九州のFNN加盟局である。
  8. 2004年のFNS27時間テレビ出演時岡村先生にいじられクローズアップされる。