準キー局

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テンプレート:複数の問題 準キー局(じゅんキーきょく)とは、放送局ネットワークにおいてキー局に準ずる立場に在る放送局(ローカル局)である。

日本に於ける準キー局

日本民間放送のうち、地上放送を行う放送局(短波放送を除く)は、それぞれの局同士がネットワークを組み、複数の地域をカバーしている(全国をカバーするネットワークは存在しない)。このうち、現状は東京親局とする放送局(在京放送局)がキー局となっているが、大阪を親局とする放送局(在阪放送局)がこれに準ずる立場にあるとされている。また、中京広域圏をエリアとする名古屋地区の放送局(在名放送局)もこれに相当するものとされるが、実質上県域放送のテレビ愛知と全国ネット番組の制作が極めて少ない名古屋テレビ(メーテレ)は除外されることが多い。

なお、NHK放送法昭和25年法律第132号)の規定により、あまねく全国において受信できるように措置をしなければならないとされている為、ネットワークを組む必要がない。

日本に於ける準キー局の役割

準キー局はプライムタイムなどで全国ネットの番組制作枠を持っており、制作する放送番組の数は在京キー局の次に多い。また、ローカルセールス枠では自主制作番組に差し替えるケースが他のローカル局より多く見られる。なお、現在では準キー局が制作する全国ネットの番組は現在では大半を東京支社が制作しており、特にスタジオ収録・放送が行われる番組については2010年3月に『SUPER SURPRISE』木曜日(読売テレビ制作)が終了して以降、プライムタイムに放送される全ての番組が東京都内のスタジオで収録されている。

1990年代頃まではプライムタイムやそれ以外でも東京以外の本社が制作する全国ネットの番組も少なくなかったが、2000年代後半頃からでは準キー局が制作する全国ネットの番組枠を在京キー局に返上するケースも少なくない。また1990年代頃からは在京キー局と準キー局が共同制作する番組も少なからずある。

日本の準キー局の一覧

中波放送

中波放送のネットワークは原則として在京キー局からの一方通行となっており、準キー局は存在しない。在阪放送局も基本的には他の系列局と同様にキー局に対して放送素材の送り出しなどを行う存在であるが、毎日放送朝日放送JRNNRNに対して発局として番組を送り出すことがある。これはネットワーク形成前からこの2局やCBCラジオRKB毎日放送北海道放送などの有力地方局が在京のTBSラジオ文化放送ニッポン放送等と同様に番組販売の形で各地方局と番組交流を行ってきた実績があるからである。

ニュースネットワークの場合、JRNは毎日放送(MBSラジオ)が、NRNは大阪放送(ラジオ大阪)がそれぞれ担当している。

なお、JRNの大阪での拠点はTBSテレビ関西支社であり、そこから毎日放送と朝日放送に分岐する形でネットワークが形成されている(TBSテレビがJRNのキー局であるTBSラジオ&コミュニケーションズの業務を代行している)。

超短波放送

JFLMegaNetは主に企画ネット番組での加盟局の相互提携がある程度なので、キー局、準キー局の概念が存在しない。

テレビジョン放送

一般的には、在阪広域局の4局を指す(総務省の発表資料にも明記されている)。

一方、毎日放送プロデューサー竹田青滋は『毎日放送は(キー局であるTBSテレビに)枠を借りて放送している』『「準キー局」と言うものはなく、キー局かローカル局かしかなくて、毎日放送は完全にローカル局』『数字が取れないなら(TBSテレビから)枠を返してほしいと言われても仕方ない』とデジタルハリウッド大学での講演で語っている[1]

海外に於ける準キー局

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脚注

  1. 厳しい環境でこそ作品作りが面白い、竹田靑滋プロデューサーのアニメ戦略 - GIGAZINE 2012年2月4日閲覧。

関連項目

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