恐竜戦隊ジュウレンジャー
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スーパー戦隊シリーズ | ||
第15作 | 鳥人戦隊 ジェットマン |
1991年2月 - 1992年2月 |
第16作 | 恐竜戦隊 ジュウレンジャー |
1992年2月 - 1993年2月 |
第17作 | 五星戦隊 ダイレンジャー |
1993年2月 - 1994年2月 |
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『恐竜戦隊ジュウレンジャー』(きょうりゅうせんたいジュウレンジャー)は、1992年(平成4年)2月21日から1993年(平成5年)2月12日までテレビ朝日系列で毎週金曜17:30 - 17:55(JST)に全50話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第16作目に当たる。
目次
概要
古代人類の戦士「ジュウレンジャー」と、人類滅亡を企む魔女バンドーラの一味の戦いを描いた本作品では、太古の動物であることから流行とは無関係であり、同時に大きく強い存在が子供たちの憧れであるという理由から、恐竜がモチーフとして選択されているテンプレート:Sfn。また当時マイケル・クライトン原作の小説『ジュラシック・パーク』のベストセラーや、スティーヴン・スピルバーグが監督を務める同作品の映画版の制作が発表されたことも、このメインテーマの選定に影響を与えている[1]。
「恐竜戦隊」と題されているが、哺乳類であるサーベルタイガーやマンモス、翼竜であるプテラノドンなど、恐竜以外の生物のモチーフが多く、厳密な意味で恐竜に属するのはティラノザウルスとトリケラトプスだけである。これは5体すべてを恐竜にすることで、デザインラインが似通うのを避けた結果であるテンプレート:Sfn。初期設定での5体のモチーフには、ティラノサウルス(赤)、トリケラトプス(緑)、プテラノドン(青)、ブラキオサウルス(黒)、ステゴサウルス(黄)が設定されていた[2]。しかしモチーフとなった実際の生物にかかわらず、本作品では守護獣を「1億7千万年前の人類が各部族の象徴としていた恐竜」として設定している。
それまで「-マン」表記が主流だった本シリーズであるが、本作品では『ゴレンジャー』や『ターボレンジャー』と同じく「-レンジャー」表記が導入され、これ以降「-レンジャー」表記の戦隊が多くなった。タイトルロゴにも特徴があり、“ジュウレンジャー”の下に“獣連者”と漢字で書かれているが、これは名称から10人戦隊と誤解されることを防ぐための工夫であるテンプレート:Sfnテンプレート:Refnest。
小学館より発刊されている雑誌『てれびくん』では、本作品よりスーパー戦隊のテレホンサービスが開始されている。2000年代初頭までは同テレホンサービスの脚本を荒川稔久が手がけていた(荒川が脚本として不参加の作品も含む)。
ファンタジー性とゲーム性
本作品ではファンタジー性やRPGテイストが強く意識されている[3]テンプレート:Sfn。
これは本作品で戦隊初参加となった杉村升の意向である。野心的な挑戦を重ねた前作『鳥人戦隊ジェットマン』を見ていた杉村は、「RPGとファンタジー性を恐竜の世界に取り入れたい。それが自分の挑戦だ」と主張した。『MOTHER』ファンだった杉村は、当時まだ一般に普及し切っていなかったコンピュータゲームがいずれ大きな文化となることを見越して、その先取りを志向したのである。『ジェットマン』が開拓した大人向け路線から一転して子供向けに戻ったことには反発もあったが、杉村は譲らなかった[4]。
本作品の世界がゲーム的なファンタジーであるため、悪役であるバンドーラ一味も死なないことは決まっていた。その一方でブライは短命という悲劇性を背負う人物として設定されているが、これは『ドラゴンクエスト』に見られる「息子が父を越える」というテーマを「弟が兄を越える」と読み換えて構成したものであり、また、バンドーラの死んだ息子カイと対比を成している[4]。
ファンタジー性の顕著な例として、従来作の「巨大ロボット」に当たるキャラクターには「守護獣」という人知を超えた存在との設定がなされている[3]。ジュウレンジャーを導き助力し、時に試練を与えるという守護獣の存在は、ストーリー面でも添え物以上の活躍を見せた。巨大ロボの存在がドラマパートから乖離しがちであることは『ジェットマン』のころからスタッフ間で懸念されており、メカという設定を廃したのはドラマが続いているという感覚を表現するためである[4]。
「6人目の戦士」のレギュラー化
本作品では、「6人目の戦士」をスーパー戦隊シリーズとしては初めてレギュラーキャラとするアイディアが導入されている。このアイディアは視聴率の好調に伴う実験的な試みとして採り入れられたものであり、企画当初は例年通り5人で1年間完走する予定であった[2]。
結果的に人気を獲得した「6人目の戦士」のレギュラー化であるが、一方でこの要素はスーパー戦隊を象徴する「5人でひとつ」というフォーマットを崩すものでもあるため、ドラゴンレンジャーを登場させる準備は東映の社内でも密かに進められていたという[2]。また「6人目の戦士」の存在がある種の反則的なアイディアとも考えられていたことから、当初は以降の作品には踏襲しない方向で検討されていたが、予想以上にドラゴンレンジャーに人気が集まったことを受け、翌年以降も「6人目の戦士」の登場がシリーズのスタンダードなパターンとして踏襲・定着していく形となったテンプレート:Sfn。
評価
以上の本格的なファンタジー世界の構築、6人目の戦士のレギュラー化、海外版の制作開始など、本作品は様々な面でシリーズのエポックとなった重要な作品である。マニアからの支持は低かったものの、当時の幼児層から高い支持を集めることとなった[3]テンプレート:Sfn。
玩具売上は90億円強[5]という数字を残しており、合体ロボットの売上がスーパー戦隊シリーズでトップの売上を記録。またなりきり玩具、特に獣奏剣は人気商品となり、品切れ状態が続くなど、近年の特撮雑誌などで語り草になるほどの大ヒットとなった[6]。
日本国外からの評価も高く、アメリカでは本作品をベースにローカライズを施した作品『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』が放送され[7]、本作品でバンドーラ役を演じた曽我町子も、同作品にリタ役として出演した[8]。
あらすじ
かつて地上は恐竜と、恐竜から進化した人間、妖精族が共に暮らしていた。しかし1億7千万年前、恐竜部族の長の一人が悪魔と契約し人類滅亡を画策。五大部族たちは守護獣と共に悪魔とそれに魂を売った魔女バンドーラと戦う。悪魔を撃退し、惑星ネメシスへバンドーラとその手下たちを封印することに成功したものの世界は大氷河に覆い尽くされ、恐竜は絶滅してしまう。
恐竜族は長い時間の間に消え、妖精族は新たに進化した人間に溶け込み暮らしていたが、ネメシスに飛来したスペースシャトルの乗組員たちのミスでバンドーラが復活し、再び地球を狙う。しかし、長い眠りについていた古代人類の戦士たちもまた、彼らと戦うために不思議仙人バーザによって目覚めた。
6人目の戦士ドラゴンレンジャーの登場や、守護獣の真の姿である究極大獣神の復活を経て、物語は地上に残された最後の恐竜の卵を巡る神と悪魔との決戦に向かっていく。
登場人物
恐竜戦隊ジュウレンジャー
古代恐竜人類の中で最も栄えた5大部族の戦士たち。王族と騎士で構成されているが、上下関係は存在しない。
バンドーラの復活により1億年に及ぶ眠りから目覚め、恐竜の卵を巡る攻防戦を繰り広げた。バンドーラ一味を封印した後は空へと去っていったが、その行先は語られていない。
変身後の名乗りではシリーズ中初めて本名まで名乗るパターン(例:「ティラノレンジャー、ゲキ!」)が使用されており、のちに同様のパターンを採り入れた戦隊の先鞭をつける形となった。
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- スーツカラーはレッド。24歳。ヤマト族プリンス。正義の戦士。変身後のジャンプ力は40m、走力は3.6秒/100m。
- 優れた剣術と真っ直ぐな性格の持ち主であり、正義に燃える熱血漢のリーダー。神である守護獣を慕ってはいるが、一方で理不尽な命令に対しては反論すると同時に自分の正義も訴える等、芯の強さも見せる。「ゲキ」という名前はそれを意する「激」から来ている。当初はドーラスフィンクスに自分の弱点を謎々にして出させたり、ドーラゴブリンを騙して靴を逆に履かせたりと知恵を駆使していたが、後半になるにつれて猪突の勢いが出てきた。第28話で各々のアルバイトが描かれた際、自身はバンドーラ一味の出現に備えてアルバイトを行わなかった。
- 元々はヤマト王族の黒騎士の次男で、1歳の時に養子としてヤマト国王に引き取られたが、本人はその事実を兄であるブライの登場まで知らなかった。その養父母と10歳になる妹を1億7千万年前のバンドーラとの戦いで失っていることもあって、実の兄のブライを慕う気持ちは強い。ブライが敵となっていたころは兄への情ゆえに戦意が鈍って、チームの足を引っ張ってしまい、大獣神を倒される事態にまで発展してしまった。自らの甘さが招いた事態を痛感して、ブライを討つことを決意し、ブライとの一騎打ちを制するが「俺の命で、兄さんの復讐が終わるのなら構わない」とブライに自身の命を預け、その行動からブライを改心させ、和解を果たした。ブライの寿命を知ったことでさらに苦悩し、そこをバンドーラにつけこまれ、またもやチームワークを乱してしまうが、「俺の幸せは、悪を倒し。自分の手で兄さんを救い、ともに暮らすことだ」と新たに決意する。結局はブライを喪ってしまうが、悲しみを乗り越えると共に兄の遺志と力を受け継ぎ、戦士として大きく成長した。
- 2014年の映画『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ』には、桐生ダンテツもその名を知る伝説の戦士として登場する。『ジュウレンジャー』最終話で空に去った後の20年間の動向は語られておらず、疑問に思った演者の望月祏多が監督に尋ねたところ「諸国を漫遊していた」と言われたという[9]。
- アームドティラノレンジャー
- ティラノレンジャーがドラゴンレンジャーの装備であるドラゴンアーマーとレンジャーアームレット、そして獣奏剣を装備した姿。龍撃剣と獣奏剣の二刀を駆使して戦う。
- ドーラアンタイオス戦とドーラユニコーン戦で変身した。
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- スーツカラーはブラック。27歳。シャーマ族ナイト。知恵の戦士。変身後のジャンプ力は38m、走力は4.2秒/100m。
- ブライを除くメンバーの中では最年長のサブリーダー。メンバーで唯一古代文字を読める。感情をあまり表に出さない冷静な青年だが、クールというよりもむしろ自然や子どもを愛する穏やかで心優しい面が目立つ。経験豊富で状況判断にも優れ、バンドーラからも「ジュウレンジャーを影で支えてるのはゴウシ」と評価されており、ブライ絡みになると冷静さを失うゲキを諌めることもある。第28話で描かれたアルバイトは交通整理。
- 幼いころに両親を亡くしており、姉のオトメに育てられたが、1億7千万年前のバンドーラとの戦いの際に目の前で失ってしまったため、仲の良い兄弟を見るとそのことを思い出す。
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- スーツカラーはブルー。19歳。エトフ族ナイト。勇気の戦士。「冗談じゃねえよ!」が口癖。変身後のジャンプ力は38m、走力は3.8秒/100m。
- 陽気なお調子者で、ムードメーカー的な一面も持つ。若干短気でつっけんどんな面があり、第2話では年下のボーイとメイに危機感の欠如を叱られるなど、戦士としては未熟な部分もある。しかし、自身の軽率な行動で仲間が危機に陥ったときには深く反省するなど、根は素直で困っている人を放っておけないお人好し。第28話で描かれたアルバイトはラーメン屋の皿洗い、接客、配達。
- メンバーの中では一番早く現代に順応しており、漫画を読んで大笑いしたり(第2話)、原宿でナンパをしたり(第5話)、パソコン欲しさにバイトも真っ先に行なった(第28話)。
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- スーツカラーはイエロー。15歳。ダイム族ナイト。希望の戦士。変身後のジャンプ力は34.5m、走力は3.2秒/100m。
- 元気かつ律儀で、最年少ながらダンより戦士としての意識は高い面も見せる。第35話では6人に分身するタイガー分身の術を使うなど、我流で忍術まがいの動きを身に着けており、変身前でも身軽な動きを見せる(演じた橋本は体操経験者で、OP映像でも両手にダガーを持ったまま後方宙返りを披露している)。第28話で描かれたアルバイトは宅配便の運転手。
- ハンバーガーが大好物(第8・25話)。料理が苦手で、チンジャオロースを作った際にはメンバーに酷評されてしまった。また、「見ると目が回る」というほどニンジンが嫌いで、子どもを助けるために無理して食べたこともあったが、最終的には気絶したので克服はできていない(第8話)。
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- スーツカラーはピンク。17歳。リシヤ族プリンセス。愛の戦士。変身後のジャンプ力は30m、走力は5.2秒/100m。
- 花を愛する可憐な少女で、子ども好き。常にメンバーを気遣い、リーダーのゲキを盛り立てることも忘れないまとめ役だが、少し生真面目すぎるところがたまにキズ。一人になっても戦い続ける頑張り屋な面もある。第28話で描かれたアルバイトはファーストフード店のレジ係。
- ファッションにもこだわりがあるらしく、ストーリーに連続性のある場合を除き、毎回違う髪形で登場していた。第23話からはキュロットスカートがホットパンツになっているなど、一人だけ服装を変えている。変装の名人でもあり、ラミィと変装合戦を繰り広げたこともある。
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- スーツカラーはグリーン。31歳。ゲキの実の兄であり、ヤマト族黒騎士の息子だが、王族の支流にあたるため劇中ではプリンスを名乗っている。力の戦士。変身後のジャンプ力は50m、走力は2.8秒/100m。両手先にエネルギーを集中して青い破壊弾を放つ技を使える。アクセントは「ブライ」となることが多い。
- 第17話より登場。初期メンバー同様、1億7千万年前から復活した戦士[注 1]。純粋かつ喜怒哀楽の激しい性格。8歳の時にヤマト王の養子となった弟・ゲキと生別し、父は野心の末にヤマト王に反逆して殺されている。後に国を脱出して妖精の森に住み着き、ヤマト王への憎悪と父の遺言に従い「王になる」という野心とプライドを心の支えにして特訓に励む日々を送った。成長するにつれ父の非は理解するようになるが、同時にやり場のない憤りを感じており、ヤマト王の死後はその矛先をヤマト王の養子となっていた弟・ゲキへと向けるようになっていった。
- そのような経緯もあって最初は敵として登場し、バンドーラと結託してジュウレンジャーを追い詰めたが、内心ではバンドーラをも出し抜いて自らが地球の支配者となることを画策していた。その後、第21話でバンドーラの暗殺を決起するが失敗、さらにバンドーラパレスからも追いやられてしまう。しかし、その先で命の精霊クロトに導かれて時の停止した部屋に辿りつき、そこで獣奏剣とドラゴンシーザーを与えられる。新たな力を得たことで、今度は一人でジュウレンジャーとバンドーラ一味を倒し地球の支配を企むが、その末にゲキと一対一の対決を経て和解し、第22話で正式にジュウレンジャーの一員となる。
- 実は永い眠りの間に、氷河期に起こった天変地異による落盤事故で肉体と命を失っており、クロトの力によって時間限定の命を与えられていたことを後に知らされる。そのため、普段は寿命の減らない時の停止した部屋でたった一人孤独に過ごすことを余儀なくされ、味方になってからも5人の危機の間しか彼らと過ごすことができないというジレンマに陥ってしまう[注 2]。当初はこのことをゲキたちに隠していたが、第31話でクロトによって彼らにも知らされた[注 3]。
- しかし、第34話ではバンドーラに長時間外の世界に留まるように仕向けられ、さらに第41話で獣奏剣の発するエネルギーによって部屋の所在を突きとめられ破壊されてしまい、その残された時間もみるみるうちに減っていってしまう。その後、第42話で寿命を迎え(クロト曰く「使命」)、最期はゲキにドラゴンアーマーとレンジャーアームレット、獣奏剣を託して消滅した。
- ジュウレンジャーと対立していたころは地球の支配を企む野心家だったが、それは父を失った怒りと悲しみの裏返しであり、かつて妖精の森で暮らしていたころは良太たちとも仲が良く、改心後には弟への思いやりを見せたり、子どもたちを守るために残り少ない自らの時間を省みずに奔走する姿が多く見られるなど、本来は優しい人物であることが伺える。
- 第49話では獣奏剣の導きにより思念体として登場し、守護獣たちがバンドーラの魔法界に閉じ込められていることをゲキたちに教え、守護獣たちを救出するために魔法界の扉を出現させた。
- 第20話ではバンドーラの力によって、生身のまま巨大化している。
支援者
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- 古代人類の白魔道士。バンドーラとの戦いの中で魔力の大半を封じられてしまったが、耳を巨大化させて聴覚を増す等ある程度は使用可能。最終回で呪文を思い出した。普段はさくらマンションの管理人(その地下に基地の神殿がある)として暮らしている。いささかあわて者。戦隊シリーズ初の古代人司令官。
- ジュウレンジャーの復活後、5人を養うために神殿にある僅かな財宝を少しずつ換金して生計を立てていた(メイの発言によれば、小遣い制で1人あたり1日100円)[10]。当初は使命優先のため、5人に対してアルバイトを禁止していたが、のちに人生経験の一環として認めた[10]。
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- 第8・17・18話に登場。森に住む妖精で、バーザとは古くからの友人。ゴルフの要領で光弾を敵にぶつける戦い方をする。ひねくれているが本当は優しい性格。
- 孫に良太という名を付け、人間のように育てていた。その良太がブライを目覚めさせてしまう。
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- 中盤より登場。命の泉を守り、時を司る女神で、肌も装束も真っ白の少女の姿も持つ。
- 大獣神の願いによって、眠っていた間に死んでしまったブライに新しい命を与え、時の止まった部屋でブライを保護する。またブライに獣奏剣を与えたのも彼女である。度々ブライの身を案じていたが、彼の死後はその姿を消した。
バンドーラ一味
バンドーラ一味というのは便宜上つけられた名前であり、正式な組織名はない[注 4]。かなりアットホームな雰囲気の集団で、せいぜい些細な揉めごとが起こる程度であり、ゲスト怪人を含めて仲間割れや裏切り、下克上といった内紛劇は起きていない。
幹部の地位も絶対的なものではなく、グリフォーザーを制止したドーラスフィンクスなどのように、ドーラモンスターが幹部に対して対等な口を利くこともある。最後は大獣神によって全員壷に入れられた上、宇宙の果て(正確には土星近辺)に追放され、主要幹部は誰も死んでいない。
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- 古代人類の一つであるダル族の女王だったが、息子・カイを溺愛しすぎたが故にカイが恐竜の卵を割って遊ぶ悪戯をした末に自業自得の死を遂げたことを知らず、「カイは恐竜に殺された」として恐竜を憎むようになり、大サタンに魂を売って史上最大の魔女となった。人類を滅ぼし、地球を石ころだけの無の星にしようとしたが守護獣によって惑星ネメシスに封印された。
- 宇宙飛行士がそれとは知らず誤って封印を解いたために現代に復活。月に宮殿・バンドーラパレスを築き、再び地球へ攻撃を開始した。月の荒れ果てた大地が気に入っている。破壊と混沌を好む一方、自然の美しさや子どもの笑顔を何より嫌い、子どもを狙った作戦も多い。しかし、子どもを狙うのは子どもが嫌いと言うよりは息子のカイを失った反動によるものが大きいらしく、最終話で部下のグリフォーザーとラミイとの間に生まれた赤ん坊を嬉しそうに抱いていた。
- やたらとノリが良く、感情の起伏が激しい。部下からは畏怖されているものの、同時によく慕われており、嬉しいことがあると部下と歌ったり、踊ったりする。
- 時には大獣神のことを「木偶の坊」と罵ったり、ブライの寿命を知り動揺するゲキ(第32話)や、ブライを失い悲しみに沈むドラゴンシーザーの心の隙を狙う(第43話)など卑怯な作戦を取ることもある。
- ドーラモンスターが倒されると手にした杖ドーラセプターを地球に投げ、「大地に眠る悪霊たちよ。○○に、はぁっ!力を、与えよー!」と叫んで再生・巨大化させる。ドーラモンスター以外でも、対象の生死を問わず巨大化させることが可能で、人間の少年や妖精ドンドンに地底獣ゴダ、さらにはドラゴンレンジャーまで巨大化させたこともある。ちなみに巨大化には永続性はなくドーラスフィンクスのように自力で等身大に戻ることも可能。また、バンドーラが空腹などで不調の際には巨大化が行われないこともあった。
- この他にも口から吐く強力な吐息や火炎、杖からの破壊光線、物体を縮小する術や対象を他の物体に変える術、金縛りや巨大化など様々な魔法を使う。地上に姿を現す際には空飛ぶ自転車に乗って移動を行うこともある。
- 最終決戦では恐竜の卵を体内で保護しているキングブラキオンを誘惑するために捨て駒のドーラタロスを用意し、キングブラキオンを砂地獄に沈めることに成功する。だが、カイの二度目の死に涙を流してしまったために魔力を失い、部下たちとともに大獣神によって再び壺に封印された。しかし、いつか魔力を取り戻し、再び地球に戻ってくる旨の発言をしている。
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- バンドーラに仕える吸血コウモリ。早口でおしゃべりなせっかち者で、ゴマすりが得意。一人称は「俺」。
- 種族は吸血鬼の流れをくむ吸血コウモリだが血を吸ったことが無く、一度は少女の血を吸おうと試みたことがあるが、ジュウレンジャーによって失敗に終わった。出世して翼を貰おうと思っている。
- ブックバックとよく共に行動し、ドーラモンスターを共同製作したこともある。人間に化けることもできる。
- 第26話では自身が作った毒薬でダンとメイをチンピラにした。また、地上に姿を現す際には空飛ぶ自転車に乗ったこともあった。戦闘では素早い身のこなしを生かして攻撃を行う。
- 好物はゆで卵で、恐竜の卵を目にしたブックバックが恐竜の卵を目玉焼きにしようと意見した際に突っ込んでいたほど。
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- バンドーラに仕える小鬼。ブックラッパーという目くらまし銃を持つが、のろまで呑気なうえに戦闘力は低い。一人称は「僕ちゃん」。
- トットパットとよく共に行動しており、彼と同様人間に化けることができる。出世して頭を良くしてもらいたいらしい。
- バッグには色々なガラクタや計算機、マッチに爆弾、空を飛ぶ乗り物として使える雲が入っている。
- 食いしん坊であり、目玉焼きが好物。
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- 黄金の鎧と巨大な翼を持つ、グリフォンの血を引く戦士。
- 実質的な戦闘要員であり、ジュウレンジャーと互角以上に渡り合うほどの剣の使い手。
- 武器はグリフォカリバーIV世という剣で、炎を発射することが可能。両目からは火球を発射し、翼は飛行しない時には折り畳む。バンドーラの魔力によって巨大化することもある。
- 武人肌な印象だが、暇な時には居眠りをしてドーラモンスターが誕生する際の爆発音にびっくりしたり、ドーラエンドスのクシャミ菌の巻き添えを食ってクシャミに悩まされるなど、人間臭く憎めない一面もある。
- 当初は喋れなかったが、恐竜の卵を奪った功績を認められてバンドーラに喋れるようにしてもらった。だが、その第一声がラミイに対しての「戦に女は不要だ。女は家に帰って洗濯でもしていろ」という言葉であることをバンドーラに告げ口されてしまい、「女をバカにしたら承知しないよ!」とバンドーラに怒られてしまったこともある。一人称は「拙者」。
- 最終回にてラミイとの間に一児を授かる。
- 『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ』では、姿がよく似たネオグリフォーザーというキャラクターが登場する。
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- 種族はレプラカーンで、老人のような外見をしている。粘土を捏ねてドーラモンスターやゴーレム兵の元となる人形を作り出す。
- 気難しくいつもプリプリ怒っているが、腕は確か。作品にこだわりを持っており、造形を気に入らずに彼がネンドーラに入れなかったドーラモンスターを、その能力に目を付けたバンドーラの命令で渋々誕生させるといった描写が見られる。第25話では人間の芸術作品も褒めていた。
- 粘土細工以外も作れるらしく、最終回ではラミィとグリフォーザーの子供のためにゆりかごを作ると意気込んでいた。
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- 第19話から登場する幹部で、グリフォーザーと共にジュウレンジャーと戦う戦闘要員である。秘密捜査官も務め、恐竜の卵を追っていたサソリ女。グリフォーザーの妻で、夫婦のコンビネーションは抜群。大型のラミイブーメランを武器としている。
- 他のメンバーとは別に恐竜の卵を追っていたため、彼女のことはバンドーラとグリフォーザー以外は知らず、バンドーラ一味では唯一、過去の戦いにおいて守護獣による封印を免れた。
- バンドーラの魔力によって巨大化する際には、モンスター形態であるラミイスコーピオンに変身し、ブーメランと後頭部の触手を駆使して戦う。サソリに変身したり、巨大な岩に変身して転がって攻撃することもある。劇中では未使用だが、マスクを所持している。
- 最終話で封印の壺に封印され、グリフォーザーとの間に子供が生まれる。
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- ラミイの怪人形態。主に巨大化した時にこの姿になるが、実際にこの形態を披露した回は少ない。
大サタン一派
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- 第30話より登場。かつてバンドーラに魔力を与えた悪の根源であり、人類を一瞬で滅ぼすほどの力を持つ大悪魔。バンドーラが黒魔術最大の魔法を用い、悪魔の塔の周囲2キロ以内にすむ13人の10歳の子どもの家にラミイやゴーレム兵が髑髏と蛇が描かれた凧状のカードを貼り付けて生け贄に選ぶことで、地獄から呼び出した。生首だけの姿であり、言葉は喋らないが、背筋も凍る無気味な笑い声と咆哮を発する。敵に対しては頭部から電撃を放って攻撃する。口から吐く息は毒気となって人間を苦しめる一方で、ゾンビフランケをサタンフランケに変えたようにドーラモンスターを強化することも可能である。
- その昔、究極大獣神に敗れて地獄に逃げ込んでいたが、前述のバンドーラの儀式によって再び地上に呼び出される。一度は復活した究極大獣神によって宇宙の彼方に飛ばされるが、終盤でカイとともに再登場し、ジュウレンジャーと人類を窮地に追い込む。だが、最後は究極大獣神によってドーラタロスと共にグランバニッシャーで爆発四散にされ、完全に息の根を止められた。
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- 第47話から登場。バンドーラの実の息子でダル族の王子。バンドーラを「ママ」と呼び、念力を使う。1億7000万年前に恐竜の卵を壊して遊んでいたところを怒った恐竜に追いかけられ、逃げる途上で足を踏み外して崖から転落し、自業自得の形で命を落とす。カイが恐竜に追われた事情を知らないバンドーラは、息子の死がきっかけで恐竜へ恨みを抱くようになり、大サタンと契約して魔女となった。
- その後カイは大サタンの力で現代に復活。大サタンの忠実な下僕となっているため、再会を喜ぶ実母バンドーラに対しても冷淡な態度を取る。ドーラタロスを操縦する際はパイロットスーツを着用。ジュウレンジャーを窮地に追い込んだが、彼らの尽力によって復活した究極大獣神によってドーラタロスを破壊された際に重傷を負い、バンドーラパレスに帰還するもバンドーラの腕の中で息絶えた。
ジュウレンジャーの装備・戦力
共通装備
- 守護獣メダル
- ダイノバックラーにはめ込まれているメダルでダイノメダルとも呼ばれている。各人ごとにメダルのマークが異なり、初期メンバーのものは各守護獣のモチーフが描かれており、ドラゴンレンジャーのものは獣奏剣にも用いられている三つ又の槍のようなマークが描かれている。守護獣メダルには、握り締めることで負傷したり病に侵された人間の治癒力を上げることができる力や、守護獣の力を結集して仲間を異次元世界から脱出させるダイノパワーを持つが、守護獣メダルを外している間は変身不能になる。ドラゴンレンジャーのものは、ブライの死に伴い消滅してしまった。
- 強化スーツ
- ジュウレンジャーがダイノバックラーを起動させて装着する強化服。ヘルメットはそれぞれの守護獣の頭部がモチーフであり、胸や手袋、ブーツには市松模様のようなデザインが施されている。ヘルメットがジュウメタル製、スーツ本体はそれを繊維化したジュウメタルファイバーでできている。2000度の高熱やマイナス180度の低温にも耐えられる。
- また、ドラゴンレンジャーのものは体力増幅装置が初期の5人と比べて著しく強化されており、素手で戦車1台を投げ飛ばして破壊できるほどである。手袋とブーツには金色のリングが付いており、ヘルメットの額に埋まっている赤い石は、ダイノクリスタルと同じ材質でできている。ここに獣奏剣の音色を共鳴させて、ドラゴンシーザーに変形合体命令を送る。
初期メンバーの装備品
- ダイノバックラー
- ジュウレンジャーの変身用アイテム。普段はベルトにバックルとして取り付けられており、変身後も引き続きベルトのバックルとして180度回転した状態(メダルを収めた部分が露出する向き)で残る。変身に際しては胸の前に突き出したダイノバックラーを「ダイノバックラー」の発声とともに上下反転させることでバックラーの中にはめ込まれている守護獣メダルが輝き変身する。ボーイとメイがベルトから外し右手に装着してゴーレム兵と戦うナックルガードとしての使い方もある(第3話)
- レンジャースティック
- 左腰のホルスターで携行している短棒型の万能武器。初期メンバー全員が持っている。ガイアトロンエネルギーで駆動し、銃タイプのレンジャーガン、剣タイプのレンジャーソードに変形する。レンジャーガンから発射されるプラズマ状エネルギーは1m四方の鋼鉄を溶かす威力があり、レンジャーソードは刀身に送ったエネルギーを超振動エネルギーに変換して分厚い鉄板を切り裂く程の切れ味を発揮すると同時に、先端から電撃を放つことも可能。ドラゴンレンジャーも初登場回でプテラレンジャーのものを奪って使用しているため、ある程度の心得はあるようである。
- バベルアタック
- やぐらを組み、5人のレンジャースティック(キョウリュウジャーVSゴーバスターズではレンジャーソード形態で使用)を合体させて放つ強力な光線。ドーラナイト戦とドーラミラージュ戦で使用。ドーラナイト戦では初使用にも関わらず通用しておらず『キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』でもネオグリフォーザーに耐えられていた。
- サンダースリンガー
- 第29話でゲキとブライがキングブラキオンと戦う試練を乗り越えて手に入れた、光の矢を放つスリング型のレーザー銃。5人用しかないため、ドラゴンレンジャーは入手直後のみ使用。第38話でメイ以外の4人が幼態のドーラシルキスに繭に閉じ込められて脱出する際に使用して以降登場していない。
- レンジャースリンガー
- レンジャーガンとサンダースリンガーを合体させた強力なレーザー銃。劇中の使用は5人同時発射のみ。
- 必殺技はレンジャースリンガーを5人が同時に発射する「レンジャースリンガー・ファイナルショット」。威力は通常の25倍で、必殺技に相当する威力がある。その威力は第29話で強力な巨大ドーラフランケにダメージを与え、第33話でドーラレイガーを倒した。劇中での使用はその2回のみ。
- ダイノクリスタル
- 守護獣を変形合体させる5本の円錐状クリスタルで、初期メンバーのパーソナルカラーに対応した彩色である。山の中に隠されていた。守護獣のコクピット内の操縦パネルに挿し込むと、変形合体が行われ、合体完了後は操縦桿になる。第7話以降はメンバーの各メダルから出現する。
伝説の武器
数億年もの間、絶望の大陸に隠されていた初期メンバーの専用装備。それぞれにガイアトロンの吸収板が内蔵されており、地球がある限りそのエネルギーは尽きることがなく、決して切れ味が落ちない。封印時に持っていた古代の武器が破損したために入手の必要が発生、冒険の末に武器そのものに呼びかけることによって入手した。
- 龍撃剣
- ゲキの個人武器であるソードがティラノレンジャーの力で変化した豪華な鍔のついた諸刃剣。ガイアトロンとゲキの生体エネルギーを掛け合わせると、戦車を一振りで真っ二つにする威力を発揮する。空中で敵をすれ違いざまに切り裂く「ティラノスラッシュ」という技がある。アームドティラノレンジャーの状態では、獣奏剣との二刀流で「ドラゴンティラノスラッシュ」という技を放つ。
- モスブレイカー
- ゴウシの個人武器であるアックスがマンモスレンジャーの力で変化した大岩も打ち砕く巨大な斧。敵を切り裂く「マンモスブレイク」という技がある。柄の部分を砲身とするビームバズーカ砲にもなり[注 5]、その威力は厚さ1mのコンクリートの壁を打ち破る。
- トリケランス
- ダンの個人武器であるランスがトリケラレンジャーの力で変化した三つ又の槍。分厚い鋼板も突き破る。伸縮自在なうえに、2本を接続させ双槍にすることができる。回転させて突風を起こせる。敵を突き刺す「トリケラスラスト」という技を持つ。
- サーベルダガー
- ボーイの個人武器であるダガーがタイガーレンジャーの力で変化した虎の牙をイメージした短剣。2本装備。刃の両側に可動式の爪が付いており、これで敵の武器を受け止め防御に使うこともできる。投げて使用することも多い。
- プテラアロー
- メイの個人武器であるアローがプテラレンジャーの力で変化した弓矢。リシヤ族の伝説の英雄リシアンテウスの力を受け継いでいる。100m先の標的を貫く。エネルギーを込めた光の矢を放つこともある。
- ハウリングキャノン
- 初期メンバーの伝説の武器を合体させた必殺バズーカ砲。マンモスレンジャーが空中に放り投げたバズーカ形態のモスブレイカーを核に、プテラレンジャーが転送させたプテラアローが横向きに合体。そのプテラアローにトリケラレンジャーが転送させたトリケランスとタイガーレンジャーが転送させたサーベルダガーが合体し、龍撃剣を手にしたティラノレンジャーがジャンプして龍撃剣を直接上部に合体させて完成。完成したハウリングキャノンはティラノレンジャーが手にし、地上に着地後、ティラノレンジャーを中心にフォーメーションをとり、5人のガイアトロンエネルギーを一つにしたエネルギー光線を発射する。
- 設定上、プテラアロー・トリケランス・龍撃剣を合体させたスーパーソードアローとモスブレイカー・サーベルダガーを合体させたツインホーンキャノンという形態にすることも可能である。
ドラゴンレンジャー専用装備
- ドラゴンバックラー
- ドラゴンレンジャー専用のダイノバックラー。金色のカラーリングが施されている。変身する際の発声は初期メンバー5人同様に「ダイノバックラー」ティラノレンジャーがアームドに変身する際はメダルはティラノのままでドラゴンバックラーに変化する。
- 玩具は全ての守護獣メダルをセットにして販売された。
- 獣奏剣
- クロトがブライに授けたドラゴンレンジャーの個人武器である短剣。左腰のホルダーにさして携行する。刃の部分からはビームを発射し、笛として吹けば守護獣ドラゴンシーザーを操ることができる。念じることで時の止まった部屋と下界を行き来することもできる。ブライ亡き後はゲキが受け継ぎ、ドラゴンシーザーの召喚や指示、龍撃剣との二刀流に使用された。
- ドラゴンアーマー&レンジャーアームレット
- ドラゴンレンジャーの胸に装着された金色のボディアーマーと、両二の腕に装備されたアームブレスレット。本来、ジュウレンジャーの中の選ばれた勇者が継承する予定だったが、眠りに就く前のブライが神殿から盗み出していた。タロンメタル製で、装着した者のパワーと防御力を増大させる。獣奏剣を吹いて気を集中すれば、バリアーを張ることも可能。
- 第29話では一時的にゲキが使用。ブライの死後は獣奏剣ともども正式にゲキに受け継がれた。なお、「ドラゴンアーマー」・「レンジャーアームレット」という名前は作中一度も呼ばれていない。
- 魔剣ヘルフリード
- バンドーラが復讐鬼だったころのブライに授けた地獄最大の魔剣。野望を燃やした強力な執念を持つ者だけが手に出来る危険な剣。ブライが正しい心に目覚めるとともに土になって消滅した。
メカニック
これら3台のマシンは、タンク部にあるエネルギー炉・ガイアトロンコンバーターで駆動する。これは超太古の技術で現代人類だけでなく古代人類にも原理は解明できないと言われている。また、3台ともメンバーの変身前でも常用された。
- ロードザウラー1
- ティラノレンジャー専用のバイク。最高速度は320km/h。3連バルカン砲を装備。
- サイドザウラー2
- マンモスレンジャーとタイガーレンジャーの乗るサイドカー。運転は主にマンモスレンジャーが行う。最高速度は280km/h。出力は600馬力。大型キャノン砲を装備。
- サイドザウラー3
- トリケラレンジャーとプテラレンジャーの乗るサイドカー。運転は主にトリケラレンジャーが行う。最高速度は300km/h。マシンガンを装備。
守護獣
従来のスーパー戦隊シリーズの作品とは異なり、本作品ではメカではなく「神」として設定されている。戦隊側に使役されるのではなく崇められる対象であり、明確な意思と行動理念をもってジュウレンジャーに力を貸している。そのため、時に戦士を窘めることがあれば、搭乗を拒否するといった独断行動を行う。
彼ら「神」は恐竜を守る立場であり、恐竜とともに生きる生命を守護する役目を持つ。故に人間もまた守る立場にある。究極大獣神が本来の姿であるが、古代人類の登場するはるか古の時代において、地獄から現われた悪魔・大サタンとの戦いを勝利した際に傷を負い、7つの分身に分かれた後は、守護獣として古代人類を守っていた。
神の存在は守護する恐竜の存在と同調しており、地球から全ての恐竜が絶滅した場合、役目を終えた神はこの世からいなくなる。バンドーラによる恐竜絶滅によってほぼ全ての恐竜が息絶えたが、キングブラキオンの体内にて雄と雌一対の卵が安置されたために消滅が免れた。この卵がのちに戦いの鍵となる。
CG技術のない当時の撮影関係により、戦闘時に全ての守護獣が単体で活動することはない。そのため、体当たりなどの接近戦は着ぐるみの関係でティラノザウルスとドラゴンシーザーの役割である。また、作中で見られるメインの守護獣5体の行進は、背景をローラー回転させつつ遠方に着ぐるみのティラノザウルスの足踏み、他4体がカメラ至近距離に設置されたミニチュアを揺らすという、遠近法を活かした組み合わせで撮影された。
- ティラノザウルス
- 全長:45m / 全高:27m / 重量:96t / 走行速度:120km/h
- ティラノサウルスの姿をした、ヤマト族の守護獣。第2話より登場。大地を割って出現する。尻尾を振り回したり、尻尾を地面に叩き透けて上空に飛び上がって攻撃するカンガルーキック的な攻撃を得意とする。口から放つ衝撃波「ティラノソニック」が必殺技で、ドーラタイタン・ドーラエンドス・ドーラトトイスを倒した。ドーラタロスに対しても使用したが、カイの念力によってはじき返され自身に受けてしまった。
- 大獣神の顔と胸部になる。ダイノタンカー時はコアユニットを形成。
- 当時考えられていたティラノサウルスの姿(ゴジラ型)に準じてデザインされている。『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ』ではCGで登場している。
- ジュウマンモス
- 全長:24.7m / 全高:15m / 重量:108t / 走行速度:120km/h
- マンモスの姿をした、シャーマ族の守護獣。第3話より登場。氷山から出現する。鼻から放つ冷凍光線「モスブリザード」が武器。
- 大獣神と剛龍神の腕・背中となり、頭部は大獣神のマンモスシールドになる。ダイノタンカー時は獣戦車キャノンを形成。
- トリケラトプス
- 全長:37.3m / 全高:11m / 重量:141t / 走行速度:140km/h
- トリケラトプスの姿をした、エトフ族の守護獣。第3話より登場。砂漠から出現する。尻尾のトリケラカノンが武器で、その威力は一発で高層ビルを破壊してしまうほど。また角を鎖にして敵を動けなくさせることもできる。脚部はキャタピラ。
- 大獣神と剛龍神の左足となる。ダイノタンカー時は左車両を形成。
- サーベルタイガー
- 全長:37.3m / 全高:13.3m / 重量:141t / 走行速度:150km/h
- サーベルタイガーの姿をした、ダイム族の守護獣。第3話より登場。森林から出現する。尻尾のサーベルガンが武器で、その威力は一瞬で東京タワーを蒸発してしまうほど。また接近戦も得意で脚力を生かしたジャンプで敵にすれ違いざまに体当たりをしたこともある。
- 大獣神と剛龍神の右足となる。ダイノタンカー時は右車両を形成。
- プテラノドン
- 全長:21m / 全幅:25.5m / 重量:84t / 飛行速度:マッハ2.5
- プテラノドンの姿をした、リシヤ族の守護獣。第3話より登場。火山から出現する。翼のプテラビームが武器。超高感度レーダーも搭載。
- 大獣神の胸となる。ダイノタンカー時は上部レーダーユニットを形成。剛龍神が戦闘する際には、ティラノザウルスとともに遠隔操作で剛龍神の援護を行う。
- ドラゴンシーザー
- 全長:62m / 全高:38m / 重量:170t / 走行速度:140km/h
- ヤマト族のもう1体の守護獣。第21話より登場。単体で巨大化したドーラモンスターと戦うだけの能力を持つ。通常は獣奏剣の演奏に乗って水中から現れるが、何度か呼ばれてもいないのに登場し、行動していたことがある。かなり凶暴な性格で、獣奏剣がないと操ることができない。しかし、寂しがりな面もあるようで、ブライの死後、彼を恋しがる場面もあった[11]。また、子供にかっこいいポーズを取ってとねだられたときには照れていた。獣奏剣は必ずしもドラゴンレンジャーが吹く必要はなく、ブライの死後はティラノレンジャーが獣奏剣を吹いて操っている。ドラゴンレンジャーが敵だったころは大獣神やティラノザウルスと闘った。
- 基本的にはブライやゲキが獣奏剣を使って遠隔操作しているが、他の5体の守護獣と同型のコクピットも用意されており、1度だけブライが乗り込んで戦ったことがある[12]。
- 武器は指から放つ超高熱光弾「ドラゴンハーレー」とドリル型尻尾の「スピニングシーザー」。胸部のブレストラーにエネルギーを集中して「ペンタゴンバリアー」を発生させる。単体で巨大化したドーラモンスターを倒した描写は無いが、巨大化したグリフォ-ザとラミイスコーピオンを相手に2対1という戦況ながら軽々と圧倒している。
- 剛龍神の顔・胸部となり、ブレストラーとスピニングシーザーはドラゴンアントラーを形成。獣帝大獣神と究極大獣神への合体の際にはヘッドギア・肩アーマーとなり、究極大獣神時はブレストラートはキングブラキオンの胸部に装備され、ドラゴンアントラーはキングブラキオンの尻尾となる。
- 単独では人型にならない初の2号ロボテンプレート:Sfn。ドラゴンと名がつくが怪獣のようなフォルムをしている。
- 獣騎神キングブラキオン
- 全長:116m / 全高:62m / 重量:510t / 走行速度:150km/h
- ブラキオサウルスの姿をした、守護獣の使徒。3号ロボ(あるいは要塞ロボ)に相当する。日頃は沼地に生息している。
- 長い首を利用し、ビルなどの高い場所でも救助活動が可能[13]。
- 体内に保温室を持っており、恐竜の卵を守り抜いた。尻尾が変形した大砲であるテイルキャノンと口から吐く火炎弾のガイアトロンエネルギー弾が武器。首から吸引ビームを発射可能。
- 究極大獣神の下半身となる。究極大獣神の状態でもジュウレンジャーと会話が可能である。
- 初登場の際は、サンダースリンガーを手に入れるための試練にやってきたゲキとブライを襲った。終盤にて、バンドーラの魔力により恐竜の卵を抱えたままで砂地獄に沈められた。その後、大獣神とドラゴンシーザーと共にバンドーラの魔法界に幽閉されてしまうが、ジュウレンジャーに救出された。
- 有事の際には超獣戦車キングタンカーに変形して大獣神や剛龍神を乗せることができる。おもちゃの箱には、獣帝大獣神のほかに、ティラノザウルス、ドラゴンシーザー、大獣神、剛龍神を乗せた写真が載せられているが、本編では、獣帝大獣神の他に乗せたのは、第45話における大獣神が1度きりである。
- 獣戦車ダイノタンカー
- 全長:52.8m / 全高:24m / 重量:570t / 走行速度:300km/h
- ティラノザウルスを始めとする5体の守護獣が「合体、ダイノミッション」の掛け声で合体した巨大戦車。武器は2門の「獣戦車キャノン」と合体した5体の守護獣の目からビームを放つ「獣戦車ストーム」。敵を倒すほどの威力はないため、合体後はすぐに大獣神になることが多い。大獣神から戻ったり、上半身だけを大獣神にすることも可能で、第6話ではこれを利用したトリッキーな戦いを見せた。
巨大神
- 大獣神
- 全高:41.7m / 重量:570t / 出力:2000万馬力
- ダイノタンカーが「発動、大獣神」の掛け声で変形し完成する巨大神。自らの意思を持つため、ジュウレンジャーが操縦しなくても戦うことができる。恐竜人類の神であり、様々な奇跡的現象を起こすことができる(5体分離状態でも同様に見せている)。
- 頭部の角から「大獣神ビーム」、目から「破壊光線」と「吸引ビーム」、背中の砲身から光線を放つ。ジュウマンモスの顔部であるマンモスシールドという盾を持つ。最大の武器は空から落ちてくるかのように現れる剣「恐竜剣ゴッドホーン」。
- 必殺技はゴッドホーンの刀身から雷光を発生させた状態でジュウレンジャーと大獣神が同じ掛け声で放つ「超伝説・雷光斬り」。右手一本で高く掲げ斜めに切り下ろすのが基本パターンだが、たまに右下から斜めに切り上げることもある。終盤では強化したドーラモンスターや大サタンなど全く通じないことも多く、大サタンに至っては剣自体を消し飛ばされてしまった。
- ガイアトロンエネルギーを力の源としており、バンドーラの日食を利用した作戦で巨大化したドラゴンレンジャー・グリフォーザー・ラミイスコーピオンの総攻撃を受けて地の底に落下してしまったが、マグマ内で傷を癒したことで復活を果たした。宿敵の大サタンとの戦いは、太古の戦いにおいては勝利したものの究極大獣神を維持できないほどの傷を負い、復活した大サタンの力で誕生したサタンフランケの泡でドラゴンシーザーと共に溶かされそうになったり(第31話)、最終決戦では大サタンの支援を受けたドーラタロスに左腕を切断されてしまう(第48話)など苦戦は免れなかった。最終決戦ではドラゴンシーザーと共にドーラタロスと大サタンに敗北した後、バンドーラの魔法界に幽閉されてしまうが、ジュウレンジャーに救出された。バンドーラが魔力を失った後、バンドーラ一味を再び壺に封印した。
- 初登場では、人間に化けたドーラスフィンクスを相手になぞなぞ対決に走るという一風変わったデビュー戦を行った。
- コックピットの配置は、ダイノタンカーが変形を行っている際と大獣神を操縦する際とでゲキ以外異なっている。なお、奥にはドラゴンレンジャーが座る席が存在するが、第42話以降は空席。6人全員揃って搭乗したのは究極大獣神が初登場した第31話のみ。
- 合体は、守護獣を呼ぶ都合からジュウレンジャー5人が揃う必要があるが、中盤以降では合体した状態で登場することもあった。また、操縦は5人揃わなくても可能[12]。
- 剛龍神
- 全高:43m / 重量:560t
- ドラゴンシーザーを中心に、ジュウマンモス、トリケラトプス、サーベルタイガーが「合体、ドラゴンミッション」の掛け声で合体して完成する巨大神。
- 大獣神がパワー主体なのに対し、剛龍神はスピード主体の戦闘を得意とする。基本的にレギュラー5人が大獣神に引き続き操縦する。主にドラゴンレンジャーの支援を得られる場合や大獣神では敵わない相手と闘う場合、ティラノレンジャーやプテラレンジャーが何らかの理由で巨大戦に参加できない場合に登場する。マンモスレンジャー・トリケラレンジャー・タイガーレンジャーの3人さえいれば操縦可能のようだが、第29話では無人の状態で動いていた。剛龍神は大獣神と違い、ダイノタンカーのような形状を経ることなく4体の守護獣が直接合体する。背中に大砲を背負っておらず、また、マンモスシールドを持ったことはない。さらに、剛龍神はジュウレンジャーと会話した描写はない。
- ドラゴンシーザーの尻尾と胸のペンタゴンが合体した槍「剛龍槍ドラゴンアントラー」が主な武器で、回転させることで「アントラーバリヤー」を発生させる。必殺技は高速回転させてエネルギーを集中させたドラゴンアントラーで敵を貫く「超爆裂龍神突き」。角は命中した対象を溶かすブーメラン「ヒートホーン」になるが、ドーラフランケやドーラタロスには通じず、あっさり跳ね返されてしまった。
- 初登場時はブライとドラゴンシーザーがジュウレンジャーの一員になったことを祝しての合体であり、戦闘を行うことはなかった。翌話の初陣では、グリフォーザー・ラミィスコーピオン・ドーラピクシーの3体を相手にティラノザウルスとタッグを組んで戦った。その際も、グリフォーザー・ラミィスコーピオンの2体を相手に互角以上に戦った。
- 獣帝大獣神
- 全高:58.2m / 重量:740t / 出力:5000万馬力
- 大獣神とドラゴンシーザーが「獣帝合体」して完成する巨大神。
- 肩からのミサイル「ショルダーブラスト」(劇中未使用)、胸と肩から放つ熱光線「カイザーバースト」などの技を持つ。必殺技は全エネルギーを胸に集めて放つ「エンパイアアタック[注 6]」で、超伝説雷光斬りの2.5倍の破壊力を誇る。
- 大獣神の肩の上に変形させたドラゴンシーザーを乗せた形状をしている。単独で登場したのは僅かに3回のみで、その内1回は砂に飲み込まれるキングブラキオンを助けようとしてバンドーラの攻撃を受けている。そのこともあり登場してすぐ究極大獣神に合体することが多かった。第38話の戦いではほぼ動かないまま敵を倒している。
- 玩具ではドリル部とブレストラーに分割したドラゴンアントラーを左右の肩に装着することもできるが、素の状態でもスーツが非常に重く、これ以上パーツを増やせなかったため劇中への登場は見送られたテンプレート:Sfn。
- 究極大獣神
- 全長:110m / 全高:81m / 重量:1250t
- 獣帝大獣神とキングブラキオンが「究極合体」して完成する巨大神。大サタンに正面から立ち向かえる唯一の存在である。獣帝大獣神がキングブラキオンに騎乗し、余ったドラゴンアントラーのパーツがキングブラキオンと合体することで完成する。大獣神本来の姿であるが、かつての大サタンとの戦いで傷ついたため、当初はこの姿を維持できなくなっていた。
- 搭乗時、ドラゴンレンジャーは基本的にティラノレンジャーの後ろに立っているが、第42話ではマンモスレンジャーとトリケラレンジャーが不在だったこともあり、ドラゴンレンジャーが操縦席に座った状態で操縦された。
- 究極の名に恥じず、作中では無敗である。必殺技は全身の火器を一斉に射撃する「グランバニッシャー」。大サタン・ドーラ金角・ドーラガンサク・ドーラアンタイオス・ドーラタロスにこの技でとどめを刺した。48話でドーラタロスに乗った子供たちを救出するために頭部を破壊しないようにするなど、手加減も可能である。
バンドーラ一味の戦力
- テンプレート:Visible anchor
- プリプリカンが作った粘土の人形をネンドーラに入れることによって誕生するモンスター。西洋の妖怪や神話上の怪物をモチーフにしたものが多いが、忍者や騎士など、怪物以外のものをモチーフにしているものもいる。
- 一度倒されても、バンドーラがドーラセプターをバンドーラパレスから投げ、大地に眠る悪霊の力を与えることによって再生・巨大化する(ドーラタイタンなどのように最初から巨大な者や、ドーラスフィンクス等のように自力で巨大化が可能な者もいる)。中盤からはドキータ粘土によって作られるようになり、大幅にパワーアップした。
- ドーラタロス
- プリプリカン一世一代の傑作と称する最後のドーラモンスター。白くシャープなボディが特徴のロボット然とした姿を持ち、他のドーラモンスターと違って意思は無く、頭部にある操縦席でコントロールされる。
- 武器は角の先端から発射するサタンビームや胸部から撃つ多連装ミサイルのサタンミサイル、他にも腕とチェーンで繋がれたロケットパンチ、頭部からの電撃、肩からの破壊光線など多岐に渡っており、さらにカイ自身の念動力により敵の動きを止めたり、あるいは攻撃を跳ね返したりできるなど攻防とも隙がない。強化後は3本に増えた角からより広範囲に広がるエネルギー波、そして大獣神の左腕やドラゴンシーザーの尾をも切り裂く両腕のサーベルを武器とする。
- 大獣神を始めとする全守護獣を魔法界に封印するという作戦のために生み出され、大サタンが蘇らせたカイと操った人間の子供4人を操縦者兼人質としてジュウレンジャーに挑戦。人質効果もあって、大獣神&ドラゴンシーザー、剛龍神&ティラノザウルス、2対1の状況でも圧倒。究極大獣神のグランバニッシャーを受けて頭部だけを残して破壊されたものの、それもキングブラキオンを砂地獄に飲み込ませて封じ込めるバンドーラたちの作戦の布石にしか過ぎなかった。
- 復活後はカイ1人が操縦し、大サタンの援護もあって大獣神とドラゴンシーザーを圧倒した末に魔法界に封印。ジュウレンジャーの手で守護獣が魔法界から解き放たれた後は再度大獣神、そして剛龍神との交戦するも、究極大獣神のグランバニッシャーを浴びて大サタンもろとも粉砕された。
- それまでのファンタジー路線とは一線を画したSFロボットタイプのドーラモンスターであるが、これは「着ぐるみロボットの可能性を考えたい」という制作陣の考えのもと生み出されたもので、デザイン担当の篠原が提出したデザイン案の中には、実際に使われたヘビーメタルやモーターヘッドを髣髴とさせる永野護リスペクトなデザインの他、スコープドッグ的なラインの案もあったという[14]。
- テンプレート:Visible anchor
- 粘土製の人形から作り出される戦闘員。粘土の像をネンドーラに入れて誕生させるところはドーラモンスターと同じだが、粘土の棒を型に入れて3体ずつ人形を作るという工法によって大量生産される。戦闘では腕を様々な形状に変化させて戦う。
- 中盤において、ドキータ粘土を使って目が赤くなり性能を向上させた強化型が登場するようになった。強化型は倒されても分裂して増殖するため、レンジャースリンガーでのみ倒すことができたが、第29話以降のゴーレム兵には分裂・増殖の特性はなくなっていた。
- また、作戦などに応じて忍者など様々な姿をしたゴーレム兵が登場したり、ゴーレム兵同士で「ゴロゴロゴロ」と話す場面もある。
設定・用語
- 地下神殿
- バーザが管理人を務めるさくらマンションの、地下2000mのオーロラがきらめく空間にある湖に浮かぶ神殿。ジュウレンジャー5人が1億7千万年間眠っていたが、バンドーラ復活とともにバーザの手で目覚め、その後はここが彼らの拠点となった。神殿内には中心部の復活の泉をはじめ、五大守護獣を祭る祭壇や、数多くの本が保管されている書庫、各戦士が眠っていた5つの扉と大鏡、武器庫がある。地上からの神殿へ入る手段はマンションのエレベーターのみで、エレベーターに乗って6・5・1、小ボタンの順にボタンを押すと赤いランプが点滅し、扉左のカバーを開けて中のボタンを押すとエレベーターが急降下して神殿に向かうという複雑な方法である。
- ジュウメタル
- 原始元素ジュウトロニウムにアルミニウム、クロム、チタンなどを化合させた超硬質軽量合金。ダイヤの約4倍の硬さを持ち、ジュウレンジャーのヘルメットやバックル、武器、ビークルといった装備のほとんどに採用されている。なお、ジュウトロニウムは地球の最深部にしか存在しないため、現代人類は発見していない。
- ガイアトロンエネルギー
- 地球自身が持つ神秘のエネルギー。地球のマグマに大量に含まれているといわれている。ジュウレンジャーの装備などのエネルギー源であり、守護獣はこれにさらに太陽光線を融合させたエネルギーを活動源としている。
- 時の停止した部屋
- ブライがクロトに案内された異空間の部屋。階段付きの出入口と数本の柱、白い無数の蝋燭が並んでいるテーブルがあるだけの部屋で、入口付近に、ブライの寿命を示す緑色の蝋燭が置いてある。獣奏剣のエネルギーで外との行き来ができ、ブライはこの部屋にいる間は寿命が減ることがない。
- 第41話でバンドーラに所在をつきとめられ破壊されてしまった。
- バンドーラパレス
- バンドーラ一味が本拠地としているトロフィー型の宮殿。地球の建物が無数に1箇所へ終結し、その中から奪い取った高層ビルの上部に建設された。 宇宙船としての役割も持っており、ジュウレンジャーの復活後は月面に移る。内部にネンドーラが、ベランダには地球の様子を覗ける望遠鏡・ドーラスコープが置かれている。
- 最終話でバンドーラ達が再び壷の中に封印された後、そのまま跡形もなく消滅した。
- ネンドーラ
- ドーラモンスターやゴーレム兵を焼いて生産する魔法の焼き釜。プリプリカンが粘土を捏ねて作り上げた粘土人形を入れることにより、モンスターやゴーレム兵が生まれる。
キャスト
戦隊側メンバーでは、ボーイ役は『世界忍者戦ジライヤ』で山地学役を演じ、メンバー最年少で体操が得意な橋本巧、メイ役に当時アイドルとして活躍していた千葉麗子が起用された。このころから、撮影真っ只中の役者のインタビューも増え始め、さらにそこでの彼女の起用により、特撮=芸能界への登竜門というイメージが一般に広まっていくこととなった。ゲキ役とダン役には前作『ジェットマン』にゲスト出演した望月祐多、藤原秀樹を起用。
ブライ役には『電撃戦隊チェンジマン』でチェンジペガサス/大空勇馬役を演じ、当時劇団東京ヴォードヴィルショーで活躍していた和泉史郎が抜擢された。和泉の人気は非常に高く、2001年ごろから顕著になるイケメンヒーローブームの萌芽とも言え、ブライの延命を願う手紙がテレビ局にも寄せられている[4]。また、後楽園ゆうえんち野外劇場(当時)のスーパー戦隊ショーに和泉が登場したときの好評ぶりが、以後のシリーズ作品で変身前を演じる俳優が公演に加わるきっかけとなった[15]。なお少年時代のブライは当時子役だった酒井寿が演じたが、彼は翌年の『五星戦隊ダイレンジャー』にも出演している。
長官的な役割のバーザ役には名脇役俳優の多々良純を起用、多々良は『正義のシンボル コンドールマン』や『宇宙刑事ギャバン』といった単体ヒーロー物では御馴染みの顔だったが、スーパー戦隊シリーズでは最初で最後のレギュラー出演となった。
敵役である魔女バンドーラ役には、レギュラー出演としては『太陽戦隊サンバルカン』(へドリアン女王役)以来の戦隊シリーズ再登場となる曽我町子を起用。自他共に認める当たり役である「魔女」役ということもあり、曽我は序盤の段階から存在感を見せつけ、高い人気を獲得。『パワーレンジャー』の製作サイドからも評価され[16]、一部コスチュームデザインを変更した上で「魔女リタ」として登場するという快挙も成し遂げている[注 7]。このような経緯もあり、同じく曽我が演じたへドリアン女王と同様、戦隊シリーズ史上でも特筆に値する敵役となっている。
ナレーターには初期の戦隊でもナレーションを多数手がけたダイナマン以来9年振り大平透が登板し、オープニングナレーションをはじめとした重厚でシリアスな語り口で作品を引き締めた。
変身後の戦士を演じるスーツアクターにはティラノレンジャー役には新堀和男の弟子である前田浩を起用している。また、ドラゴンレンジャーのスーツアクターはクレジット表記されていない。追加戦士のスーツアクターがクレジット表記されるのは、次作『五星戦隊ダイレンジャー』からとなる。
レギュラー・準レギュラー
- ゲキ / ティラノレンジャー(声):望月祐多
- ゴウシ / マンモスレンジャー(声):高安青寿
- ダン / トリケラレンジャー(声):藤原秀樹
- ボーイ / タイガーレンジャー(声):橋本巧
- メイ / プテラレンジャー(声):千葉麗子
- ブライ / ドラゴンレンジャー(声):和泉史郎
- 不思議仙人バーザ:多々良純
- 妖精ノーム:岩城力也
- 命の精霊クロト / 聡の友達:酒井麻由美
- 少年時代のブライ:酒井寿
- 黒騎士:高橋利道
- 魔女バンドーラ:曽我町子
- ラミイ / ラミイスコーピオン(声):河合亜美
- 大サタン:浦野眞彦
- カイ:高橋一生
声の出演
- 守護獣ティラノザウルス、大獣神、剛龍神:丸山詠二
- 守護獣サーベルタイガー:寺杣昌紀
- グリフォーザー:千田義正[17](初代)、徳丸完
- トットパット:篠田薫
- ブックバック:渡部猛
- プリプリカン:大山豊
- 強化ゴーレム兵:岸野一彦
- 大サタン:加藤精三(31、46)
- ナレーション:大平透
ゲスト
- 吉村悟:斉藤亮太(1、2)
- 西田由美子:宮島育美(1、2)
- アナウンサーA:阿部渡(1、2)(2話はアナウンサーと表記)
- 宇宙飛行士:田中正太郎(1)、川上敦史(1)
- テレビアナ:中川正義(1)
- 子供A:加藤衛(1)
- 田村軍事評論家:森富士夫(2)
- 八代内宇宙生物学者:茂木和範(2)
- 宏:鎌手宣行(3、4)
- 宏のお母さん:姉崎公美(3、4)
- 男の子A:吉田晃介(5)、藤田大助(33)
- 男の子B:上村真司(5)
- 徹:荻野純一(7)
- 美知子:浅倉知佐(7)
- 美知子のお母さん:有本操(7)
- 母親たち:内山奈緒美、大森輝子(7)
- 守:鹿島大樹(8)
- 守の父:青柳文太郎(8)
- 守の母:前池千鶴(8)
- ユーロ皇子:佐々木一成(9、10)
- 恵美子:百地千寿(9、10)
- 恵美子の母:押切優子(9)
- クロックル:桑原たけし(9、10)
- デイジー:高山千草(9、10)
- 長老たち:佐川二郎、泉福之助(9)
- アペロA:野村利之(10)
- 卓也:田鍋圭助(11)
- 史郎:中村勇一(11)
- 達史:藤田大助(11)
- ゆかり:別府沙織(11)
- まり子:市川さき(11)
- えり:仙台エリ(11)
- ミチ:藤田美紀(12)
- ミチのパパ:伊庭隆(12)
- 若い女たち:高橋和恵、志田邦子(12)
- 景子:伊藤有希(13)
- 淳:高橋覚(13)
- 景子の母:谷口真紀(13)
- 医師:木村修(13)
- 利夫:わたなべしんすけ(14)
- 利夫の母:松本じゅん(14)
- 先生:新富重夫(14)
- アナウンサー:中川正義(14)
- 坂本律子:吉田めぐみ(15)
- 坂本茂:松田真弥(15)
- ゴウシの姉オトメ:栗原未妃(15)
- 幼いゴウシ:押部麗央(15)
- 幼いオトメ:小林佑子(15)
- イサム:村野忠正(16)
- ピエロ:岸端浩也(16)
- 良太:上村裕樹(17、18)
- ヤマト国王:岡本美登(18)
- ヤマト国王妃:三宅ゆみか(18)
- 和男:守屋秀太郎(19)
- 雄二:車宗光(19)
- 吉田次郎:小松宙貴(23)
- 里子:滝本有美(23)
- ワタル:北代隼人(24)
- ワタルの母:奥山眞佐子(24)
- 医者:山崎之也(24)
- 津村大作:伊牟田哲哉(25)
- 津村ミチル:中島由貴(25)
- 津村:新城彰(25)
- 医師:茂木和範(25)
- 司会者:小竹林早雲(25)
- マサル:赤山裕樹(27)
- サユリ:伊藤愛(27)
- 伸一:浅野健太(28、29)
- 伸一の父:牛山茂(28、29)
- 少女:佐藤京子、岩田綾子(30)
- 母親:池端美希子、川島芳美(30)
- 少年:水岡武之、松木一真(30)
- 女子高生:山下眞季(32)
- OL:大内陽子(32)
- 女研究員:山口夏海(32)
- サオリ:仲原聖月(33)
- ユウコ:岩下恭子(33)
- サニー:富沢麻矢(33)
- レイニー:富沢真衣(33)
- 理恵:菊地瑞穂(34)
- 亀田ちさと:冨田千晴、冨田晃代(35)
- ちさとの父・亀田:森富士夫(35)
- タダシ:嶺岸和城(36)
- タダシの母:三瓶奈奈(36)
- 徹:広田雅宣(37)
- 秀彦:堀内雄一郎(37)
- 綾子:菊地ユミ(37)
- 平田一平:平尾淳(39)
- ハンター:横溝貴之、古成幸一、曽根修身(39)
- 松井耕太:佐藤充(40~42)
- 耕太の母:舞小雪(42)
- 女神:外薗まゆみ(42)
- 巡査:森山貴文(43)
- 山崎さやか:水嶋もも(44)
- 早坂香:松原理恵(44)
- 西沢:荒井幸三(44)
- 光一:山浦広幸(45)
- 光一の父:久保忠郎(45)
- 光一の母:藍田みちる(45)
- 運転手:野村和也(45)
- 佐倉操:緑八千代(46)
- 聡:手島佑弥(47 - 50)
- 聡の友達:菊地隼人、三上雅士、青出来隼人(47 - 50)
- 聡の母:二階堂美由紀(47 - 50)
スーツアクター
- ティラノレンジャー[18]:前田浩
- マンモスレンジャー[19]:大藤直樹
- トリケラレンジャー[20]:蜂須賀昭二
- タイガーレンジャー[21]:石垣広文
- プテラレンジャー[22]:中川清人
- ドラゴンレンジャー[23]:高岩成二
- ドラゴンレンジャー[24]:竹内康博
- プリプリカン[25]:飯干隆子
スタッフ
メインライターはそれまでメタルヒーローシリーズでメインライターを務めていた杉村升が担当。RPG要素をふんだんに織り交ぜたシナリオでシリーズに新風を吹き込ませた。この他高久進や、杉村の弟子に当たる荒木憲一などが脇を固めた。前作のメインライターだった井上敏樹は1本だけ単発話を執筆している。また演出陣には『科学戦隊ダイナマン』以来およそ9年振りのパイロット監督となったメインの東條昭平の他、長年メタルヒーローシリーズに関わり戦隊シリーズの演出は初となる小笠原猛がサブとして支えた。また当時26歳だった渡辺勝也は本作品が監督としての公式デビューとなった。
オープニングテーマは『高速戦隊ターボレンジャー』に出演し、同作品の主題歌を歌唱した佐藤健太が担当した。「6人目の戦士」は佐藤ではないかという噂もあったが[26]、ドラマには出演していない。キャラクターデザインは、篠原保がレギュラー出演のキャラクターを、前作より続投の野口竜が主なドーラモンスターをそれぞれ担当している。
音楽面では1年のブランクを経て吉田明彦が三たび劇伴を担当、格調高いファンタスティックな楽曲で作品を盛り上げた。また同じく吉田が手掛けた『ターボレンジャー』『ファイブマン』の2作品からも、サスペンス曲やブリッジを中心に楽曲がいくつか流用されている[27]。
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん、テレビランド
- プロデューサー:宇都宮恭三、梶淳(テレビ朝日)、鈴木武幸、白倉伸一郎(東映)
- 脚本:杉村升、荒木憲一、高久進、荒川稔久、井上敏樹、鷺山京子
- 音楽:吉田明彦
- アクション監督:新堀和男(ジャパン・アクション・クラブ)[注 8]
- 監督:東條昭平、小笠原猛、坂本太郎、渡辺勝也、雨宮慶太
- 撮影:いのくままさお
- 照明:斎藤久
- 美術:山下宏
- キャラクターデザイン:野口竜(ドーラモンスター)、篠原保[注 9]、河野成浩
- 造型:前沢範
- 録音:石川孝
- 編集:成島一城
- 記録:吉田由香、高山秀子
- 選曲:宮葉勝行
- 効果:大泉音映
- 計測:黒須健雄
- 操演:船越幹雄
- 美粧:サン・メイク
- 衣裳:東京衣裳
- 装飾:装美社
- 装置:東映美術センター、紀和美建
- 助監督:渡辺勝也、竹本昇、諸田敏、小山賢司
- 進行主任:奈良場稔、後藤田伸幸、小林智裕、野口賢一
- 制作デスク:岩永恭一郎
- 制作担当:藤田佳紀
- 企画協力:企画者104
- 資料:河野成浩
- 造型製作:レインボー造型企画
- 視覚効果:映画工房(沖満、長部恭平)
- 現像:東映化学
- カースタント:タケシレーシング
- 車輌協力:AUTOZAM
- オートバイ協力:スズキ株式会社
- ビデオ合成:東通ecgシステム(前岡良徹、鈴木康夫、佐藤祐宏、大野英樹)
- 撮影協力:東京ドーム、後楽園ゆうえんち、那須高原・りんどう湖ファミリー牧場
- 特撮研究所
- 特撮監督:佛田洋
- 制作:テレビ朝日、東映、東映エージエンシー
音楽
- 主題歌
- オープニングテーマ「恐竜戦隊ジュウレンジャー」
- 作詞:つのごうじ、そのべかずのり / 作曲:つのごうじ / 編曲:山本健司 / 歌:佐藤健太
- エンディングテーマ「冒険してラッパピーヤ!」
- 作詞・作曲:つのごうじ / 編曲:山本健司 / 歌:ピタゴラス
- 挿入歌
- 「Dolla! 〜魔女バンドーラのテーマ〜」
- 作詞:冬杜花代子 / 作曲・編曲:KAZZ TOYAMA / 歌:曽我町子
- 「希望の剣」(第40話)
- 作詞:青木久美子 / 作曲:浅見博之 / 編曲:KAZZ TOYAMA / 歌:平石豊茂美
- 「大獣神のうた」(第14話)
- 作詞:八手三郎(白倉伸一郎[28]) / 作曲:小杉保夫 / 編曲:KAZZ TOYAMA / 歌:Ju-project
- 「ティラノレンジャー・「赤き勇姿」」
- 作詞:そのべかずのり / 作曲:吉実明宏 / 編曲:石川恵樹 / 歌:平石豊茂美
- 「夢見る乙女の力こぶ」(第44話)
- 作詞:青木久美子 / 作曲:吉実明宏 / 編曲:石川恵樹 / 歌:斉藤小百合
- アイドル・早坂香が歌う劇中歌として使用された。
- 「しっぽ Piki Piki」(第11話)
- 作詞:冬杜花代子 / 作曲:前田克樹 / 編曲:石川恵樹 / 歌:佐藤健太
- 「ポップアップナイト」(第35話)
- 作詞:杉村升 / 作曲:池毅 / 編曲:石川恵樹 / 歌:いけたけし
- 「ドラゴンシーザーのうた」(第43話)
- 作詞:八手三郎(白倉伸一郎[28]) / 作曲:小杉保夫 / 編曲:石川恵樹 / 歌:Funky Y.K.
- 第43話では、インストゥルメンタル版と併用された。
- 「怪力熊男」(第26話)
- 作詞:デーモン小暮 / 作曲:Sgt.ルーク篁III世 / 編曲:聖飢魔II /歌:聖飢魔II
- 第26話に、間奏部分のBGMが使用された。
放映リスト
- 1993年1月1日は休止。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 | DVD収録 |
---|---|---|---|---|---|---|
1992年 2月21日 |
1 | 誕生 |
|
杉村升 | 東條昭平 | VOL.1 DISC.1 |
2月28日 | 2 | 復活 | ||||
3月6日 | 3 | 戦え絶望の大地 |
|
小笠原猛 | ||
3月13日 | 4 | 甦れ伝説の武器 | ||||
3月20日 | 5 | 怖〜いナゾナゾ | 坂本太郎 | |||
3月27日 | 6 | 立て!!大獣神 | VOL.1 DISC.2 | |||
4月3日 | 7 | みえる、みえる |
|
杉村升 荒木憲一 |
東條昭平 | |
4月10日 | 8 | 恐怖! 瞬間喰い | 杉村升 | |||
4月17日 | 9 | 走れタマゴ王子 | 小笠原猛 | |||
4月24日 | 10 | 猿はもうイヤ! |
| |||
5月1日 | 11 | ご主人さま! | 杉村升 荒木憲一 |
渡辺勝也 | VOL.2 DISC.3 | |
5月8日 | 12 | パパは吸血鬼!? | 高久進 | |||
5月22日 | 13 | 射て! 黄金の矢 |
|
荒川稔久 | 東條昭平 | |
5月29日 | 14 | 小さくなァれ! |
|
杉村升 | ||
6月5日 | 15 | 破れ! 暗黒超剣 | 坂本太郎 | |||
6月12日 | 16 | クシャミ大作戦 |
|
高久進 | VOL.2 DISC.4 | |
6月19日 | 17 | 六人目の英雄(ヒーロー)! |
|
杉村升 | 東條昭平 | |
6月26日 | 18 | 憎しみの兄弟剣 |
| |||
7月3日 | 19 | 女戦士サソリ! |
|
小笠原猛 | ||
7月10日 | 20 | 大獣神最期の日 | ||||
7月17日 | 21 | 守護獣大あばれ |
|
東條昭平 | VOL.3 DISC.5 | |
7月24日 | 22 | 合体! 剛龍神 | ||||
7月31日 | 23 | 好きすき超魔球 | 坂本太郎 | |||
8月7日 | 24 | カメでまんねん |
|
荒川稔久 | ||
8月14日 | 25 | 悪魔のすむ公園 |
|
高久進 | 雨宮慶太 | |
8月21日 | 26 | カキ氷にご用心 |
|
井上敏樹 | VOL.3 DISC.6 | |
8月28日 | 27 | メイを食べたい |
|
鷺山京子 | 東條昭平 | |
9月4日 | 28 | 大改造!粘土獣 | 杉村升 | |||
9月11日 | 29 | 謎!?襲う獣騎神 |
| |||
9月18日 | 30 | サタンが来る!! |
|
小笠原猛 | ||
9月25日 | 31 | 復活!究極の神 |
|
VOL.4 DISC.7 | ||
10月2日 | 32 | ゲキよ涙を斬れ | 荒川稔久 | 渡辺勝也 | ||
10月9日 | 33 | 教えて!勇気玉 |
|
鷺山京子 | ||
10月16日 | 34 | ブライ生きて! |
|
杉村升 | 坂本太郎 | |
10月23日 | 35 | 忍者戦士ボーイ | 高久進 | |||
10月30日 | 36 | くだけ!死の鏡 |
|
杉村升 | 東條昭平 | VOL.4 DISC.8 |
11月6日 | 37 | 恐竜が生まれる | 小笠原猛 | |||
11月13日 | 38 | メイ姫七変化!! |
|
荒川稔久 | 東條昭平 | |
11月20日 | 39 | 地底獣の涙… |
|
高久進 | 小笠原猛 | |
11月27日 | 40 | ブライ死の出発(たびだち) | 杉村升 | 東條昭平 | ||
12月4日 | 41 | 燃えよブライ! | VOL.5 DISC.9 | |||
12月11日 | 42 | ブライ死す… | ||||
12月18日 | 43 | 甦れ! 獣奏剣 |
|
荒川稔久 | 坂本太郎 | |
12月25日 | 44 | 女剣士!日本一 |
| |||
1993年 1月8日 |
45 | バカヤロー少年 |
|
高久進 | 小笠原猛 | |
1月15日 | 46 | 参上! 凶悪戦隊 | 荒川稔久 | VOL.5 DISC.10 | ||
1月22日 | 47 | 突入!!最終決戦 |
|
杉村升 | 渡辺勝也 | |
1月29日 | 48 | 闇からの息子 | ||||
2月5日 | 49 | 神が負けた!! |
|
東條昭平 | ||
2月12日 | 50 | 恐竜万歳!! |
放映ネット局
対象地域 | 放送局 | 備考 |
---|---|---|
関東広域圏 | ANB(現:EX) テレビ朝日 | キーステーション |
北海道 | HTB 北海道テレビ | |
青森県 | ABA 青森朝日放送 | |
岩手県 | IBC 岩手放送(現:IBC岩手放送) | TBS系列局 |
宮城県 | KHB 東日本放送 | |
秋田県 | ABS 秋田放送 | 放送期間:92年2月 - 9月/NTV系列局 |
AAB 秋田朝日放送 | 放送期間:92年10月 - 93年2月 | |
山形県 | YBC 山形放送 | NTV系列とEX系列のクロスネット局 |
福島県 | KFB 福島放送 | |
新潟県 | NT21(現:UX) 新潟テレビ21 | |
富山県 | KNB 北日本放送 | NTV系列局 |
石川県 | HAB 北陸朝日放送 | |
福井県 | FTB 福井テレビ | フジテレビ系列局 |
山梨県 | YBS 山梨放送 | NTV系列局 |
長野県 | ABN(現・abn) 長野朝日放送 | |
静岡県 | SKT 静岡けんみんテレビ(現:SATV静岡朝日テレビ) | |
中京広域圏 | NBN 名古屋テレビ(現:メ〜テレ) | |
近畿広域圏 | ABC 朝日放送 | |
鳥取県・島根県 | TSK 山陰中央テレビ | フジテレビ系列局 |
広島県 | HOME 広島ホームテレビ | |
山口県 | TYS(現:tys) テレビ山口 | TBS系列局 |
徳島県 | JRT 四国放送 | NTV系列局 |
香川県・岡山県 | KSB 瀬戸内海放送 | |
愛媛県 | EBC 愛媛放送(現:テレビ愛媛) | フジテレビ系列局 |
高知県 | KUTV テレビ高知 | TBS系列局 |
福岡県 | KBC 九州朝日放送 | |
長崎県 | ncc 長崎文化放送 | |
熊本県 | KAB 熊本朝日放送 | |
大分県 | OBS 大分放送 | TBS系列局 |
宮崎県 | MRT 宮崎放送 | TBS系列局 |
鹿児島県 | KKB 鹿児島放送 | |
沖縄県 | RBC 琉球放送 | TBS系列局 |
関連商品
映像ソフト化
いずれも発売元は東映ビデオ。
- ビデオ
- TVシリーズ本編のVHS(全11巻[注 10]、セル・レンタル共通)が1993年4月から1994年2月にかけてリリースされたほか、TVシリーズを再編集した「HEROクラブ」も全3巻が1992年6月から1993年2月にかけてリリースされた。
- このうち前者の収録音声については、第9話までは過去のシリーズ作品と同様にフィルムに記録された光学サウンドトラック音声が、第10話以降には現存するシネテープによる磁気音声がそれぞれ使用されている。
- LD
- TVシリーズ本編のLD(全2巻、各巻4話収録)が1993年11月25日から1994年1月25日にかけてリリースされた。
- DVD
- TVシリーズ本編のDVD(全5巻、各巻10話収録)が2010年9月21日から2011年1月21日にかけてリリースされた。5巻のDisc10には15秒バージョンの全話予告集に加え、次番組『五星戦隊ダイレンジャー』の新番組予告が収録されている。
オリジナルビデオ
- 『恐竜戦隊ジュウレンジャー ダイノビデオ』
- 小学館の幼年誌『てれびくん』『マミイ』『ベビーブック』『めばえ』『よいこ』『幼稚園』『学習幼稚園』『テレビといっしょ』の8誌連動企画で、読者にプレゼントされた新撮映像を含むオリジナルビデオ。
- 「ドリーム族プリンス」を自称する、ぬいぐるみのような姿の不思議な恐竜・ダイノくんによってテレビの中から呼び出されたゲキたち5人が、ジュウレンジャーの秘密を紹介するという内容であるテンプレート:Sfn。
- プレゼントの応募総数は10万本近くと東映側の予想を大幅に上回り、この反応の大きさが、オリジナルビデオで新作を供給する「スーパー戦隊OVシリーズ」制作のきっかけとなったテンプレート:Sfn。
書籍
- 『愛蔵版 恐竜戦隊ジュウレンジャー スーパー戦隊超全集 てれびくんデラックス』
- 『小学館のテレビ絵本 ジュウレンジャーシリーズ』(全11巻)
- めざめよ!ジュウレンジャー
- しゅつげき!ティラノザウルス
- かんせい!ダイジュウジン
- ぜんぶき・メカだいずかん
- ひっさつわざでたたかうぞ!
- ドラゴンレンジャーとうじょう!
- たんじょう!ゴウリュウジン!
- さいきょうがったいキュウキョクダイジュウジン
- うて!しんぶきサンダースリンガー
- きょうだいパワーでたたかうぞ!!
- さようならドラゴンレンジャー!!
- 『カラーワイド ジュウレンジャーシリーズ』(小学館)
- 新ダイノ伝記1
- 新ダイノ伝記2
- 恐竜図鑑
- おあそびブック
- 『てれびくん増刊 ジュウレンジャー超特集』
- 『ポケットえほん ジュウレンジャーシリーズ』(小学館)
- ティラノレンジャー
- マンモスレンジャー
- トリケラレンジャー
- タイガーレンジャー
- プテラレンジャー
- ドラゴンレンジャー
- 『シール知育絵本』(全2巻)(小学館)
- 恐竜パワー大ばくはつ!
- ドラゴンレンジャー登場!
- 『講談社のテレビ絵本 ジュウレンジャーシリーズ』
テーブルトークRPG
- 『恐竜戦隊ジュウレンジャーRPG大百科』
- ケイブンシャの大百科シリーズ第501巻として発売された、児童向けのテーブルトークRPG。
ゲーム
- 『恐竜戦隊ジュウレンジャー』
- 前作『鳥人戦隊ジェットマン』に引き続き、ファミリーコンピュータのソフトとして1992年11月6日に発売。発売元はエンジェル。開発元はアークシステムワークス
- 全5ステージのアクションゲームで、最初のステージからタイガーレンジャー、プテラレンジャー、トリケラレンジャー、マンモスレンジャー、ティラノレンジャーの順に操作し、各ステージの最後では敵組織の幹部と戦う。しかし、ドラゴンレンジャーは応援のみの脇役で、ステージでの操作はない。
- ミニゲームも3種類用意されている。
- タイトル画面とエンディングにはそれぞれ本作品の主題歌が流用されている。
スーパーロボット超合金
- 『スーパーロボット超合金 大獣神』
- 2012年9月21日発売。
S.H.Figuarts
- 『S.H.Figuarts ドラゴンレンジャー』
- 2013年6月22日発売。獣奏剣、魔剣ヘルフリードが付属。
- 『S.H.Figuarts ティラノレンジャー』
- 2013年7月13日発売。レンジャーガン、レンジャースリンガー、龍撃剣が付属。
- 『S.H.Figuarts プテラレンジャー』
- 魂ウェブ商店限定。2013年10月発送。レンジャースティック、レンジャースリンガー、プテラアローが付属。
- 『S.H.Figuarts アームドティラノレンジャー』
- 魂ウェブ商店限定。2013年11月発送。龍撃剣、獣奏剣、レンジャースティックが付属。
- 『S.H.Figuarts マンモスレンジャー』
- 魂ウェブ商店限定。2014年2月発送予定。レンジャースティック、レンジャースリンガー、モスブレイカー、ハウリングキャノンパーツが付属。
- 『S.H.Figuarts トリケラレンジャー』
- 魂ウェブ商店限定。2014年05月予定。レンジャースティック、レンジャースリンガー、トリケランス、トリケランス合体形態、ハウリングキャノンパーツが付属。
- 『S.H.Figuarts タイガーレンジャー』
- 魂ウェブ商店限定。2014年06月予定。レンジャースティック、レンジャースリンガー、サーベルダガー、ハウリングキャノンパーツが付属。
CS放送・ネット配信
2014年6月現在までに、以下の専門局・動画配信サービスにて放送・配信が行われた。
- CS放送
- ファミリー劇場:2006年8月 - 2007年8月、2009年6月 - 2010年1月
- 東映チャンネル:2008年5月 - 11月(「スーパー戦隊ワールド」枠)、2010年10月 - 2011年4月(「アンコールアワー」枠)
- ネット配信
- 東映特撮YouTube:2012年7月 - 2013年1月(週2話)
- 東映特撮ニコニコおふぃしゃる(ニコニコ動画):2013年3月 - 2014年2月(週1話)
- 東映特撮BB:2014年1月 - 2月(1月期の月間ピックアップとして『爆竜戦隊アバレンジャー』とともに全話配信)
シリーズ内の他作品への登場
- スーパー戦隊ワールド
- 1994年公開の3D映画で、ジュウレンジャーの初期メンバー5人および大獣神、ゴーレムが登場。
- スーパー戦隊大集合
- 『未来戦隊タイムレンジャー』第51話として放送された特別総集編。タイムレンジャー5人がタイムジェットで本作品の世界を見に来たという設定で、本作品の映像が流用されている。
- 『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』
- 『百獣戦隊ガオレンジャー』のスーパー戦隊Vシネマ作品で、ティラノレンジャーとティラノザウルスが登場。
- 海賊戦隊ゴーカイジャー
- 関連する映画も含め、複数のキャラクターが同作品にて登場。
- TVシリーズ本編:ドラゴンレンジャー(第18話)、ゴウシ(50話および最終回)
- ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦、特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE:ジュウレンジャー全員(199ヒーローのみ)、大獣神[注 11](2作品とも)
- 海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船:ゴーレム兵
- 非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛
- 第5話にてティラノレンジャーとドラゴンレンジャーが登場。また、1期でも直接の出演はないが登場人物の1人が第7話と第8話でメイのコスプレを披露したことがある。
- 『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ』
- 『獣電戦隊キョウリュウジャー』の映画作品で、ジュウレンジャーの初期メンバー5人[注 12]、ティラノザウルス / 大獣神、ゴーレムが登場。
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク
- 恐竜戦隊ジュウレンジャー(スーパー戦隊ネット内の紹介記事)
- DVD 恐竜戦隊ジュウレンジャー特集(東映ビデオ内にあるサイト)
- ↑ 講談社『超世紀全戦隊大全集』150頁、鈴木プロデューサー・インタビュー。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 テンプレート:Harvnb
- ↑ 3.0 3.1 3.2 テンプレート:Cite book
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 切通理作「仮面の世界 梶淳の巻【前編】」、『東映ヒーローMAX』VOLUME 49、辰巳書店〈タツミムック〉、2014年6月、pp.74 - 75
- ↑ 日経産業新聞1993年4月26日
- ↑ トイジャーナル2004年2月号
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite journal
- ↑ 『HYPER HOBBY』2014年2月号、徳間書店、p.18
- ↑ 10.0 10.1 第28話「大改造!粘土獣」より。
- ↑ 第43話「甦れ!獣奏剣」より。
- ↑ 12.0 12.1 第42話「ブライ死す…」より。 引用エラー: 無効な
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- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ 『スーパー戦隊の常識 ド派手に行くぜ!レジェンド戦隊編』2102年4月、p.161。ISBN 978-4-575-30413-8
- ↑ テンプレート:Harvnb
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ O.S FACTORY -前田浩 プロフィール-(インターネット・アーカイブ内)
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ DVD「恐竜戦隊ジュウレンジャー VOL.4」封入特典ブックレット
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite journal
- ↑ 『特命戦隊ゴーバスターズ キャラクターブック MISSION START』、東京ニュース通信社、2012年
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 引用エラー: 無効な
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