高速戦隊ターボレンジャー
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スーパー戦隊シリーズ | ||
第12作 | 超獣戦隊 ライブマン |
1988年2月 - 1989年2月 |
第13作 | 高速戦隊 ターボレンジャー |
1989年2月 - 1990年2月 |
第14作 | 地球戦隊 ファイブマン |
1990年3月 - 1991年2月 |
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『高速戦隊ターボレンジャー』(こうそくせんたいターボレンジャー)は、1989年(平成元年)2月25日から1990年(平成2年)2月23日までテレビ朝日系列で全51話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマシリーズ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第13作目に当たる。
放送時間は1989年9月30日放送分(第31話)まで毎週土曜18:00 - 18:25であったが、同年10月6日放送分(第32話)より毎週金曜17:30 - 17:55(いずれもJST)へと変更された。シリーズでは平成に入って初めての作品、かつ土曜18時台の時間帯(関東)にて放送された最後の作品である。
目次
概要
スーパー戦隊シリーズで初めて高校生だけで構成された戦隊である[1]本作品は青春をメインテーマとし[1]、「若さ」や「さわやかさ」をより前面に押し出す作品作りが志向された[2]。高校生を主人公に据えている都合上、学園ドラマ的な要素も内包されているテンプレート:Sfnものの、一方でメインターゲットである幼年層への配慮から、スタッフサイドとしては「学園シーンを極力減らす」という意向もあったという[2]。
モチーフには当時のミニ四駆ブームを反映して「自動車」が採用され[3]、同時に「妖精」という神秘性のある要素も取り入れられている[1]。この自動車というモチーフがメインの購買層に受け入れられたこともあり、1号ロボであるターボロボの玩具は、単品での販売数の歴代最多記録を打ち立てたテンプレート:Sfn。また1号もしくは2号ロボのいずれかのみを収納する従来の巨大母艦に代わり、本作品ではそのどちらとも組み合わせられる「超巨大ロボット基地」というコンセプトが新たに打ち出されたテンプレート:Sfn。
当時、『○○マン』のタイトルが主流だったスーパー戦隊シリーズだが、原点回帰の意を込めて『秘密戦隊ゴレンジャー』以来久々に『○○レンジャー』が採用された[4]。当初、タイトルは『カーレンジャー』の予定だったが没案となり、7年後の1996年に『激走戦隊カーレンジャー』に採用された。
東映プロデューサーの鈴木武幸は本作品のサウンドトラックのライナーノートへの寄稿の中で、前作『ライブマン』ではストーリーを難解にしすぎたという反省があった旨を述べており、本作品を企画する際は単純明快に正義と悪の図式を描きたかったという。しかしストーリー中盤からは、第三勢力として人間と暴魔の混血児である流れ暴魔ヤミマルが登場し、三つ巴の争いがストーリーの中心に持ち込まれるなど一筋縄ではいかないシリーズ構成となっている。暴魔百族の幹部がほぼ全滅した後は、ヤミマルと新たに登場した流れ暴魔キリカの二人との因縁がストーリーのメインとなる。また、敵の暴魔百族が人間の環境破壊によって現代に復活したという設定のため、ストーリーの序盤では環境問題をテーマにした作品もいくつかみられた。
第1話「10大戦隊集合 頼むぞ!ターボレンジャー」
本作品の第1話では、当時スーパー戦隊シリーズの第1作として数えられていた『バトルフィーバーJ』から、前作『超獣戦隊ライブマン』までの過去10作品のヒーロー53人全員が勢揃いし、それと同時に本作品のお披露目と、歴代の10大戦隊から本作品へのバトンタッチが行われるという特別編となっている。内容は『バトルフィーバー』から『ライブマン』までの10大戦隊の活躍を本編の映像を交えてふり返る総集編となっており、オープニングも10大戦隊の戦闘シーンを中心に構成されるなど、通常のフォーマットとは異なるものとなっている。この回で使用された10大戦隊のスーツ・マスクは過去に使用されたものがそのまま用いられており、またアクションを担当したジャパン・アクション・クラブのメンバーは撮影に当たり、それぞれの役柄のビデオを視聴し名乗りのポーズなどを覚えたという[2]。
第1話での特別編は、シリーズ第10作の節目となる前作『ライブマン』第4話で予定されていた企画が、天候に恵まれず撮影が遅れたことで実現しなかったため、本作品へと流れたものである。そのため、本作品では第2話が実質のストーリーの始まりとなっており、第1話の放送直後には第2話の予告が実質的な新番組予告として放送された。また前述のカウントを踏まえる形で、作中ではピンクターボが『バトルフィーバー』を「初代スーパー戦隊」として紹介している。この回は傑作選としてリリースされたビデオには収録されていないが、東映チャンネルでの放送時やDVDリリース時には本放送と同様に第1話として放送・収録されている。
放送時間帯の変更
1989年秋の番組改編に伴い、前出の通りスーパー戦隊シリーズの放送時間帯が同年10月より従来の土曜夕方から金曜夕方に変更された。近畿広域圏の朝日放送では土曜夜の『部長刑事』シリーズ放送の関係でそれ以前から金曜17時台後半より先行ネットしていたため、テレビ朝日の放送枠変更に伴い同時ネットとなった。
テンプレート:要出典範囲しかし時間帯の変更を主な視聴層である幼年層が認識できなかったこともあり、視聴率は変更前に比べて一時的に低下。関係者の一部からはシリーズ存続の是非を問う声も上がったというテンプレート:Sfn。テンプレート:要出典範囲
あらすじ
今からさかのぼること2万年前、世界は人と妖精と暴魔が存在していた。そして暴魔百族と人間との戦いがあった。人間は妖精と協力して暴魔に勝利、妖精たちの守護獣である聖獣ラキアによって暴魔は封じられる。
しかし、二万年の間に人間は妖精の存在を忘れ、妖精も度重なる自然破壊によって滅んでいった。そして、守護獣ラキアの力が弱ったことで暴魔の封印が解かれてしまう。暴魔は人間に対する積年の恨みを晴らすため、侵略を開始した。
妖精族最後の生き残りであるシーロンは、無公害エンジンを発明するなど卓越した頭脳を持つ太宰博士とともに暴魔との戦いの準備を進め、妖精を見ることができる、東京都立武蔵野学園高校の3年A組の5人の生徒に地球の未来を託すこととした。
シーロンにターボブレスを与えられた5人は強化服を纏い、「ターボレンジャー」として「若さ」を武器に戦う。
登場人物
高速戦隊ターボレンジャー
スーパー戦隊シリーズでは唯一、ヒーローの単独での名乗りのポーズが存在せず、名乗りは必ず5人一緒に行われている。このような背景から、後年の『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』において歴代レッドの名乗りシーンが挿入されるに当たり、レッドターボのみ新撮の映像と本作品の力がレッドターボに変身する際のバンク音声を使った単独ポーズが登場している。
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- ターボレンジャーのリーダー。個人武器はGTソード。
- 誰にも負けぬ強い正義感や行動力を持つ、生まれながらのリーダータイプである。典型的な熱血型だが、冷静な判断をもつ頭脳派の側面も持つ。
- 都立武蔵野学園高校の3年A組の生徒(下記の4人も同じ学校、クラスに所属する)。野球部に所属しており、キャプテンを務める。「エースピッチャーにして4番」という絶対的な存在。球の威力は凄まじく、捕手を後方へ吹っ飛ばすほどである(第14話)。将来はプロ野球選手を夢見ている。
- ターボレンジャーになる前はクラス担任兼野球部顧問の山口曰く「勉強も野球もできる良い子」であったが、その後テストの点数が芳しくなかったことから山口に部活動を禁止されてしまったこともある(第4話)。
- お人好しの面があり、その側面は時に敵対関係にある暴魔百族にも及ぶ。戦いではなく話し合いによって解決を試みることも多い。かっとび暴魔ズルテンの願いを聞き入れ、仲間の言葉も振り切り彼を助けたこともある。その際ズルテンは力に対し本当に優しい奴なんだなと述べている(第34話)。
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- ターボレンジャーのサブリーダーで力持ちのパワーファイターな人情家で努力家。突進戦にも対応。個人武器はTハンマー。
- 耐久力が高く、屈強な肉体を持ち、走ることをこよなく愛する。はるなに引けを取らない頭脳面でも秀でる。普段は落ち着いた性格だが、ときには熱血タイプの力以上の熱さを見せる。
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- ターボレンジャーのムードメーカー。個人武器はJガン。
- 水泳部に所属し、競泳と高飛び込みを得意としている。その実力は高校生にしてインストラクターの資格も持つほどで、戦闘でも水中戦が得意。甘いマスクで女子生徒の人気は高い。
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- ターボレンジャーの野生児的存在。体操部に所属し、戦闘でもアクロバティックな動きで敵を翻弄する。体操のことが頭から離れず、戦闘時につい技の採点をしてしまう場面も。個人武器はBボーガン。
- 普段は明るくふるまっているが、3年前に最愛の弟である俊二を交通事故で亡くすという辛い過去(第19話)も持つ。
- 10年前に海岸でいじめられていた「さよちゃん」という少女を助けたことがあり、彼女が初恋の相手でもあったが、実は彼女は月影小夜子こと流れ暴魔キリカであり、武蔵野学園で再会した時はお互いそのことに気付かなかったが、後にそのことに気づいたキリカは「忌まわしい過去」と切り捨てている。
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- ターボレンジャーの紅一点。個人武器はWステッキ。
- 生徒会長を務める学校一の秀才[5]。所属するバトン部でも花形のような存在である。他の4人を仕切ることもあって一見すると強気な性格であるが、非常に繊細で優しい心の持ち主。演劇の経験もあり、暴魔や4人すら騙したほどの高い演技力(第20話)を持つ。他の4人同様暴魔に敢然と立ち向かう一方で、カエルや幽霊は苦手のようである(第15話、第23話)。第21話では暴魔獣・スモウボーマにレッド達と同様、廻しを着用させられたこともあった。
協力者
- 太宰博士(だざい はかせ)
- 妖精の存在を知る科学者。妖精と交流し暴魔の侵攻を予見、これに対抗するために自らの資産を投じ、シーロンと協力してターボレンジャーのアイテムやマシン各種を開発し、ターボレンジャーを結成した。温厚な性格。医師免許も持つのか、負傷したメンバーを治療することもある。パンを食べながら楽しそうに自転車に乗るという少しひょうきんな一面も見られた。
- 山口 美佐(やまぐち みさ)
- 都立武蔵野学園高校の女教師。ターボレンジャーのメンバー5人の所属する3年A組の担任を務めており、教科は数学を担当。力が所属する野球部の顧問も務める。
- ターボレンジャーと暴魔との戦いに何かと巻き込まれやすい。第17話では子供の姿にされたことがある。第21話では巨大スモウボウマ戦の呼出と行司との二役を勤めた。
- 太宰博士のことは当初、5人を振り回す迷惑な人だと思っていたが、いつの間にか相思相愛とも思える関係に。妹にカンフーなどの格闘技が得意な美香がいる。
- メンバー5人がターボレンジャーであることなどは全く知らなかったが、何かをしているらしいことには途中で気がつき、卒業式に出てほしいとの一念から最終回でターボビルダーにたどり着く。そしてターボレンジャーを叱咤激励。ネオラゴーンに敗れたヤミマルにも呼び掛けた。
- すべての戦いが終わった後、メンバー5人や太宰博士とともにシーロンを見送った。
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- 妖精族最後の生き残り。普段はドールハウスに住んでいる。身長は18センチ[6]。メンバーの5人のみが彼女を肉眼で見ることができるが、それは5人が子供のころに受けた妖精の光の影響である。
- 太宰博士や山口先生などの普通の人間でも博士の作った装置「妖精グラス」をかけると見える。力を使い果たすと背中の羽が取れてなくなり、人間大の大きさになる。取れた羽はチョウのように飛行させることができ、他者の背中に貼り付けてその人物を妖精大に縮小させ、その人物が洗脳された状態では意識を失った状態にさせる。また、力を取り戻せば羽を自らの背中に戻すことができる。
- すべての戦いが終わった後、ラキアの元へ去って行った。
- オープニングの左眼のアップは彼女のもの。初期は「妖精シローン」と誤って表記されていた。
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- 2万年前に暴魔百族を封印した聖獣。
- 環境汚染により、封印する力が弱まり、暴魔の復活を許してしまう。その後、太宰博士とターボレンジャーおよび妖精シーロンに暴魔百族打倒を託し、自ら命と引き換えに星座となりターボレンジャーたちを見守っている。
- また、彼の崇高な精神は妖精だけでなく暴魔たちにも少なからず影響を与えており、彼に感化されて味方になった暴魔も少数ながら存在しており、アラクレボーマ、スモウボーマ等が具体例である。
暴魔百族(ぼうまひゃくぞく)
暴力と魔力を尊び、世界支配を目論む悪魔の種族。2万年前に人間と妖精に敗れ、本拠地の暴魔城ごと封印されていたが、環境の悪化によって妖精のパワーが衰えたため、現代に蘇った。戦車にも変形する戦闘機ガーゾックとガラバーと呼ばれるバギーを戦力とする。それまでの組織とは異なり、幹部全員が暴魔再生巨大化光線を使用可能。中盤において、失敗続きに怒るラゴーンによって幹部が次々死地に追いやられ、第30話でほぼ組織としては崩壊している。
暴魔百族のデザインコンセプトは、企画書で謳われていた「和風の敵」という発想をキャラクターデザイナーの篠原保が「妖怪」っぽい解釈や「日本の土着的なもの」というアプローチで落とし込んでいったものとなっており[7]、特に序盤の暴魔獣にはそういった和風のテイストを取り入れたものが散見されている。またごく初期の段階では和風だけでなく「古代」という要素にも注目したデザインが志向されており[8]、実際にレーダやジンバなど一部のキャラクターのデザインにそれが反映されている。
- テンプレート:Visible anchor(ぼうまたいてい-)
- 暴魔百族を束ねる暴魔城の支配者で、またの名を「暴魔神(ぼうましん)」。暴魔再生巨大化光線は触手から放つ。威圧と暴力で暴魔たちを支配する典型的な暴君で、彼に従わない暴魔も多数存在する。
- 物語後半、ヤミマルの策略で暴魔城にてレッドターボと戦いGTクラッシュで敗れるが戦闘形態となり巨大化。ターボロボを圧倒するが、スーパーターボビルダーに倒される。だが、完全には死んでおらず、ワタリドリボーマことオヤクシャボーマの派遣を皮切りに異形の姿で異空間からターボレンジャーと流れ暴魔の戦いに干渉する。
- ネオラゴーン
- 一度敗れた暴魔大帝ラゴーンが力を蓄え、新たに復活した姿。武器は口や手に持つ杖からの光線。また両肩からは隠し腕が飛び出る。
- 第46話で暴魔城を流れ暴魔から奪還、ズルテンとウーラー兵を再び配下に納める。その後108匹の暴魔獣を閉じ込めている大封印の存在を知り、封印を解こうとする一方で、暴魔城に侵入したターボレンジャーと最終決戦、恐るべき攻撃とパワーで苦しめるが、ターボビルダーにやって来た山口先生の励ましで闘志を取り戻したレッドターボのGTクラッシュで深手を追う。最後の手段とばかりに脱出。巨大化して自ら大封印を解こうとするも、スーパーターボロボのスーパーミラージュビームに敗れる。死ぬ間際に暴魔城の向きをターボビルダーに変えると、炎の竜となって消滅した。一方の暴魔城もスーパーターボビルダーに破壊され、失敗に終わった。
- テンプレート:Visible anchor(ぼうまはかせ-)
- 暴魔のナンバー2。暴魔百族の頭脳的存在で、ジンバの前身も知っていた。
- 様々な妖術を使う。武器は魔笛透視杖で、その音色はターボレンジャーをも苦しめる効果がある。暴魔再生巨大化光線も、この魔笛透視杖を奏でることで空中に現れたアンモナイトのような幻影から放つ形となっている。彼自身もアンモナイトの化身である。
- 第30話で異空間を生み出し様々な幻影を放ってレッドターボを苦しめるもGTクラッシュで倒される。その際、自らの復活を仄めかしつつ消滅したが、結局復活はしなかった。
- 初期のオープニングでは「暴魔博士レーダー」と誤って表記されていた。
- テンプレート:Visible anchor(ひめぼうま-)
- 残酷な性格の女幹部で、蛇の化身。普段は女性の顔をしているが、戦闘時には蛇の顔に変わる。武器は魔変毒蛇鞭。暴魔再生巨大化光線は口から吐き出す蛇状のエネルギー体から放つ(口から直接蛇状の再生エネルギーを吐き出して巨大化させるパターンもある)。
- 「戦士は星のように孤独だ」が信条。理由は不明だが、家庭の暖かさや肉親の愛情を激しく嫌悪する。ただ全く冷酷というわけではなく、自分の代わりに戦ったジンバの死は悼んでいた。
- 第2話からの登場。最後の戦い(第29話)ではクロコボーマを生み出し、ラガーファイター完成の時間稼ぎのために現れたターボトラックをガーゾックで急襲するが逆に撃墜され重傷を負ったまま戦闘に突入する。クロコボーマと共にブラックターボに挑むが敗北。クロコボーマを巨大化させ倒れた。
- テンプレート:Visible anchor(くらやみぼうま-)
- 鎧武者の風貌をした幹部。ヤミマルが登場するまでは、力とライバル関係にあった。
- 武器は2本の暗闇魔神剣で、手に持たずに念動力で操ることも可能。また、倒されたと見せかけて鎧だけを残して脱出する変わり身の術のような技を使う。
- 元は愛する姫のために強大な敵と戦った人間の男だったが、死闘の果てに傷ついた姿を見た姫に嘲笑された挙句に捨てられたことで恨みと絶望に苛まれながら死亡、その死体から出た恨みの鬼火がジンバとなった。それ故、男女の愛を憎んでいる。ズルテン以外の幹部では、第21話で一度だけコミカルな描写があった[注釈 1]。
- 第28話で一時的に変身能力を失ったターボレンジャーを追い詰めるも、復活した5人に圧倒され呆気なく倒されるが、直後にヤミマルによって巨大化。そのままヤミマルに操られ、ターボロボを倒す。だが突如出現したターボビルダーによって完全に倒された。暴魔再生巨大化光線は口から吐き出すジンバの頭の形をしたエネルギー体から放つ。
- テンプレート:Visible anchor
- 他の3人より格下の幹部(他の幹部たちと異なり、暴魔獣からも敬語を使われていない)。お調子者で強いものに従う主義。ラゴーンが倒された時は蔑んでいたヤミマルに媚び、ラゴーンが復活した時はあっさりヤミマルを裏切った。「~ってんだ」が口癖。
- へそから目くらましに使えるズルテンヘソ油や煙幕を出し、車形態のかっとびズルテンに変身する。この形態でジャーミンに乗ってもらうことが楽しみ。また、シゴキボーマのシゴキムチで打たれることで彼の放つおならは人間を眠らせる作用があり、ヤミマルに利用されたことがある。武器はスリングショット型のズルパッチンとズルッポ吹き矢。暴魔再生巨大化光線はズルッポ吹き矢を発射するホラ貝から放つ。戦闘ではターボレンジャーに叩きのめされたり、追い詰められるといった描写が目立つ。ヤミマルはレーダたちの最期しか見ていないにも関わらず「みんないなくなった」と言っており、戦力外と見ていたことが窺える。ただ、ターボレンジャー側は「あれで中々強い」と評している。
- 初期から登場した幹部で唯一最終回まで生き残ったが、冒頭部でターボビルダーに戦闘機ごと撃墜されるという呆気ない最期を遂げた。
- テンプレート:Visible anchor(ぼうまじゅう)
- 暴魔の戦士たち。妖怪を彷彿させるフォルムをしており、総じて名前の後半部に「ボーマ」が付く。大多数が人語を話すが、超魔神ボーマなどのように人語を話さない者もいる。各地に封印されている者が多く、人語を放す者は復活時に「大復活、暴魔獣・○○ボーマ(暴魔獣の名前)!!」と叫ぶ。
- 主題歌の歌詞にも書いてあるが、正義の心に目覚める者も少なくない。ヤシノミボーマやスズナリボーマのように同族が多数いる者や、ジャーミンの分身であるクロコボーマや怨霊から誕生したアギトボーマのような者もいる。倒されても幹部が放つ暴魔再生巨大化光線を浴びることで再生・巨大化するが、ジャシンボーマやジゴクエボーマなどのように、倒されていない状態もしくは残骸から自力で巨大化する者や、超魔神ボーマのように最初から巨大な者もいる。
- テンプレート:Visible anchor
- 最下級の暴魔。幹部や暴魔獣が「湧け! ウーラー」と呼ぶことで召喚される。ウーラーボーマを族長としており、ウーとラーという隊長に率いられている。武器は邪骨剣。
- ウーとラーは骨ピッケルを武器としている。当初は普通に言葉を発していたが、中盤からは全く喋らなくなる。ラーはガラバーでレッドターボと対決したこともあった。通常のウーラーとの違いは、武器と体色(通常のウーラーは黒いが、ウーとラーは赤い)。
- 大封印
- 108匹の暴魔獣が封印されているという最大の封印。
- 暴魔百族はこれを復活させ、一気に地球を制圧せんと画策。その場所は暴魔百族・流れ暴魔・ターボレンジャーにも知られていなかったが、ネオラゴーンの持つ「封印球」で内部と通じることができるため、まず封印破りの名人である暴魔獣フーインボーマを大復活させ、ヤミマルとキリカの命を生贄にして復活させようとする。しかし、ターボレンジャーの活躍で封印球は破壊され、巨大再生したフーインボーマも特攻したドラグラスと共倒れに終わる。だがフーインボーマが自分の命が宿った杖を送り込む事で封印は弱まり、更にその場所がターボビルダーの真下という事が判明する(理由は後述)、その後ネオラゴーンが巨大化して大封印を解こうとするも破れ、最後は暴魔城をビルダーにぶつけて解こうとするも、暴魔城はスーパーターボビルダービームで撃破され、1匹も甦ることなく完全消滅した。
- なお、暴魔獣以外にもラゴーンやズルテンメタルタイプの姿も見られる。
流れ暴魔(ながれぼうま)
人間と暴魔の間に生を受けた混血の者。人でも暴魔でもないことから両種族からも迫害の対象にある[注釈 2]。故に少数であり、同族である流れ暴魔と出会う確率は限りなく低いらしい。
- テンプレート:Visible anchor
- 「さすらい転校生・流星光」として、武蔵野学園に転校してきた流れ暴魔。力をライバル視している。
- 2万年間、人間と暴魔双方から蔑まれてきた過去を持ち、どちらも滅ぼし、流れ暴魔だけの世界を創ろうという野心を持つ。ラゴーンが復活するまで、暴魔を実質的に支配する。
- 流星剣、流星銃、ヤミ手裏剣などの多彩な武器を持つ。暴魔再生巨大化光線は、初めは口笛とともに肩に現れるヤミクモから放っていたが、強化後は兜の角と額から放つようになった。第32話以降は自身が封印を解いた暴魔蝙蝠ドラグラスに騎乗する。
- ラストにかけてキリカが改心し、ヤミクモ・ドラグラスが次々と倒され、仲間を全て失っても野心を捨てず、最終回で暴魔城に乗り込むがネオラゴーンに敗れる。ネオラゴーン消滅後、暴魔城がターボビルダーに襲い掛かると、ターボレンジャーたちや太宰博士、シーロン・山口先生の呼びかけにも「もはや生きる価値の無い男」と耳を貸さず暴魔城を道連れに死のうとするが、レッドの「月影さんを一人にする気か!?」という叫びにたじろぎ、そのキリカから出された赤い糸によってキリカに救われる。そして小夜子とともに人として生きる道を見つけ、卒業式の日にターボレンジャーに別れを告げて旅立って行った。
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- 力達のクラスメートで、自身の素性を知らないまま18年間人間として生きてきた。力に好意を抱いていたこともある(力の方でも2年前に怪我をした子供に率先して献血した彼女の姿を見て以来、好感を持っていた)。しかし、18歳の誕生日にヤミマルによって流れ暴魔として覚醒し、以後ヤミマルと行動をともにする。
- 武器はスカーレットビームを放つ月光剣とリング状大型手裏剣。暴魔再生巨大化光線はリング状大型手裏剣から放つ。
- ヤミマルとは小指と小指が赤い糸で結ばれており、その糸を使ってラゴーンとレッドターボを結界の中に閉じ込め闘わせたこともある。終盤において、自らの出生の秘密を知り、ヤミマルより一足早く改心した。
- 当初はもっと扱いが小さくなる予定だったらしいが、森下がキリカの役者として抜擢されたため、メインキャラになったという。また、キリカのコスチュームの初期案には、ヤミマルの初期コスチュームに準じたデザインのものもあった。
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- 第47、48話に登場。ターボレンジャーとの闘いの果てに力を失ったヤミマルとキリカを助けた「流れ暴魔」。
- 2万年前に美しい人間の娘に救われ、その娘と子供をもうけた暴魔獣キメンボーマの話を2人とターボレンジャーにする。最期はヤミマルたちに戦いをやめさせようとするが、逆に崖から突き落とされ、駆けつけた力たちに自らの正体(キメンボーマ)を明かし、流れ暴魔は平和を愛する種族だと説き、さらに2万年大切に持っていたロケット(ある女性の写真が収められている)を彼らに託して死亡した。なお、キリカはロケットの女性とキメンボーマの娘で、娘がこの事実を知ってショックを受けるとまずいと考えたため、キメンボーマはこの事実を死の間際までふせていた。
ターボレンジャーの装備・戦力
共通装備
- ターボブレス
- ターボレンジャーの5人が両腕に装備している変身兼通信用ブレス。右腕用は通信機能を備えており、左腕用は変身システムを起動させる鍵となる。「ターボレンジャー!」(単体の場合は自分のコードネーム)のかけ声とともに両手を前に突き出し、すかさず胸の前まで戻して、左腕側のターボブレスのスイッチを起動し、それにより右腕側の変身システムが起動。ターボマシン型のエネルギーを浴びてスーツが装着される。
- 妖精の光を浴びた人間なら誰でも変身可能で、妖精の光を浴びた経験のあるクラスメイトの健一が、洋平のターボブレスを盗んでブルーターボに変身したことがある。
- 2話、3話、劇場版では左腕のターボブレスを逆向きに装着している(OP映像は最初から正しい向きで装着している)。
- 強化スーツ
- ターボブレスを起動させて装着する強化スーツ。エネルギーが無くなると全身が白くなる。
- ターボレーザー
- 右腰のホルスターで携行する標準装備の銃。発射される楕円状の光線は厚さ2cmの鉄板に0.3秒で穴を開ける威力。5丁のターボレーザーを一斉に撃って空中に光球を作り、それを暴魔獣にぶつけるターボレーザー・プラズマシュートが初期の必殺技だった。
- 剣(ターボレーザーソード)がカセットに収納されており、ターボレーザーと分離して使用することもできる(剣に変形する銃との記述があるが、誤りである)。
- ターボレーザー・プラズマシュート
- 序盤で使用された必殺技。上空の一点に向かってターボレーザーを放ち、エネルギー球を作り出した後「プラズマシュート」の合図でそのエネルギー球を暴魔獣にたたきつける。ターボレーザーの10倍の威力を持つ。暴魔獣を倒すと、振り返りながら「ビクトリー!」の発声とともにVサインを出す。後に流れ暴魔ヤミマルにエネルギー球を一刀両断され破られる。
ターボカセット
5人それぞれの個人武器。折りたたんでターボレーザーに合体させることでレーザーの攻撃力を高めることが可能。
- GTソード
- レッド専用の剣。頑丈で分厚い壁をも切り裂ける切れ味を持つ。刀身にエネルギーを込めて敵を斬り裂くGTクラッシュという必殺技があり、この必殺技で倒された暴魔獣はかなりの数に上る[注釈 3]。ターボレーザーソードとの二刀流で放つバージョンもある。
- Tハンマー
- 斧に似たブラック専用の槌。暴魔の武器・邪骨斧の30倍のパワーを持ち、15分で大型戦車を鉄屑にする威力がある。また、グリップからビームを放つことも可能。十字に振るうハンマーブレイク、ジャンプして敵の脳天を叩き割るハンマー唐竹割りという必殺技がある。
- Jガン
- ブルー専用の光線銃。一度に多数の弾丸を発砲可能で、得意技はJガン乱れ射ち。ターボレーザーと合体させた形態はJマシンガンと呼ばれる。
- Bボーガン
- イエロー専用のボーガン式の弓矢。高い貫通力と99.9%の命中率を誇る。バック転してからジャンプしてBボーガンを放つジャンピングボーガンという技がある。
- Wステッキ
- ピンク専用のステッキ。直接殴りつけるステッキクラッカー、ブーメランのように投げつけるステッキブーメランという技がある。
合体技
- Vターボバズーカ
- プラズマシュートがヤミマルに破られたことから作られたバズーカ砲。ターボアタッカーのVターボエンジンがバズーカ本体にセット。レッドの「VターボエンジンON」を合図にバズーカを起動。ピンクがスコープを覗いた後、レッド以外のメンバーが「レディー」の掛け声を行い、レッドが「マックス」の掛け声を行う。レッドが標的をロックオンした後、レッドの「ゴー」の発声と共に発射する。
- Zバズーカ
- Vターボバズーカの試作品。ヤミマルを退けるために未完成のまま俊介と洋平が持ち出して使用したが、1発撃っただけでエネルギー炉が爆発寸前の状態になり、1時間以内に安全な場所に運ばなくてはならなくなった。太宰博士の話では「半径500m以内を吹き飛ばすほどの爆発」とのことだったが、実際の爆発は半径50mも無かった。
- コンビネーションアタック
- 5人による連続攻撃。バリエーションは様々だが、最初にブラックとブルーがイエローとピンクに弾かれる勢いで敵に飛び込んでパンチし、次にイエローとピンクがレッドを踏み台にしてのジャンプから飛び蹴りを放ち、最後にレッドがGTソードまたはターボレーザーソードで斬りつけるというパターンが多用された。
- トリプルアタック
- レッド、ブルー、イエローによる連続攻撃。レッドがブルーとイエローを足場にしてジャンプ、敵をGTソードで攻撃する。次にブルーとイエローがレッドを足場にしてジャンプ、JガンとBボーガンで同時攻撃を仕掛ける。
基地・メカニック
- ターボビルダー
- 全高:52.9m(基地)、68.5m(ロボ) / 全幅:54.5m / 重量:3468t
- 作品後半におけるターボレンジャーの基地。太宰博士の研究室がジンバに攻撃されたことで新たに起動した超巨大要塞。スーパー戦隊史上初の基地ロボである。太宰博士とシーロンはここで暮らしている。
- 移動はできない(地中から地上への移動は辛うじて可能)がその場での回転は出来る。シーロンにも操縦は可能。「ビルドアップ・ターボビルダー!」の合図で人型超巨大要塞ロボに変形。必殺技は全身の火砲を一斉発射するビルダーストームと胸からT字型のビームを発射するターボビルダービーム。ターボビルダーの登場に伴い、5台のターボマシンがそれまで使っていた、岩山の秘密トンネルから引っ越してきた。
- そもそも移動できないのには理由があった。108匹の暴魔獣を封印する「大封印」の開放を阻止する目的で、大封印の真上に建造されている。太宰博士はターボビルダー建造場所として古文書に記された「重いものを置くべき場所」を選んだが、それこそが大封印である。ターボビルダー自体はかなりの重量となっているが、最終決戦にあたり108匹の暴魔獣が暴れ出した際には幾度と無く揺れに見舞われた。そしてネオラゴーンによる暴魔城の特攻の危機に見舞われ、文字通り「最後の砦」として最終決戦に挑む事となる。
- ターボアタッカー
- レッド専用バギー。最高時速400km/h。武器はアタッカーバルカンとアタッカーマグナム。エンディングの出だしではテーマ曲「ジグザグ青春ロード」のタイトル通り、レッドがこれに乗って砂地をジグザグ走行している。動力機のVターボエンジンは、中期以降の必殺武器・Vターボバズーカのエネルギー供給源となる(バズーカ使用時、本体とエンジンがドッキングするシーンが見られる)。
- マッハターボ
- 5人のスーパーバイク。最高時速360km/h。
- ラガーファイター
- 全長:43.3m / 重量:320t / 最高飛行速度:マッハ2 / 出力:300万hp/t
- ターボビルダーとともに中盤より登場した巨大戦闘機。ターボロボと時を同じくして建造していたが、諸事情で完成が遅れていた。DX玩具では「ターボラガージェット」という名称が使用されている。
- 武器は機体下部に装備された四連装レーザー砲・ファイタービーム。コクピット内部はターボロボと同一。
ターボマシン
大のカーマニアである太宰博士がシーロンと共同で開発した自動車型巨大マシン。劇中で言及されていないが、動力は妖精界の力と技術を得たエコエンジンと思われる。
- ターボGT
- 全長:21.4m / 重量:97t / 最高速度:マッハ1.2 / 出力:50000hp/t
- レッドターボが搭乗する巨大クーペ。武器はGTレーザー。車輪を折り畳んで飛行も可能。ターボロボの顔、胸になる。DX玩具では「レッドターボマシン」という名称が使用されている。
- ターボトラック
- 全長:25.3m / 重量:139.7t / 最高速度:980km/h
- ブラックターボが搭乗する巨大トラック。武器はミサイルを発射するトラックカノン。ターボロボの腕、腹、大腿部、ターボシールドになる。29話で合体できない状態というトラブルを抱えながら、囮として使用した。DX玩具では「ブラックターボマシン」という名称が使用されている。
- ターボジープ
- 全長:12.2m / 重量:38.7t / 最高速度:850km/h
- ブルーターボが搭乗する巨大ジープ。武器はパワーウィンチ。暴魔を封印するラキアの釘を発射したこともある。ターボロボの左足になる。DX玩具では「ブルーターボマシン」という名称が使用されている。
- ターボバギー
- 全長:13.5m / 重量:35.1t / 最高速度:830km/h
- イエローターボが搭乗する巨大バギー。武器はバギーバルカン(本編未使用)とコクピット両サイドから発射するミサイル。ターボロボの右足になる。DX玩具では「イエローターボマシン」という名称が使用されている。
- ターボワゴン
- 全長:18m / 重量:77.5t / 最高速度:620km/h
- ピンクターボが搭乗する巨大ワゴン車。武器はワゴンミサイル。ターボロボの脛(すね)になる。ターボマシンの中ではなぜかエンディングの際、唯一登場しない。DX玩具では「ピンクターボマシン」という名称が使用されている。
巨大ロボ
- ターボロボ
- 全高:46m / 重量:388t / 最高走行速度:490km/h / 最高飛行速度:マッハ1 / 出力:320万hp/t
- 太宰博士が開発した無公害エンジンを搭載する5台のターボマシンが「合体シフト・ターボロボ!」から「チャージアップ・ターボロボ!」の合図で合体する地上用の巨大ロボ。ローラースケートのように滑走したり、飛行することも可能。逆手に持った高速剣を使用し敵を斬り裂くターボクラッシュが必殺技(高速剣は5人全員がコクピットに搭乗していなければ使えない)。ターボクラッシュには高速剣を構えて突っ込み、すれ違い様に斬るパターンと斜めに2回斬りつけるパターンがある。2丁の光線銃、ターボカノンで敵を倒したことも多い。また、盾のターボシールドも装備している。空中回転しながらパンチを決めるターボパンチが得意技である。機体には精霊が宿っておりテンプレート:要出典、会話は出来ないが、多少の行動なら自らの意思ですることが出来る。第21話では廻しを身につけて、上手投げでスモウボーマを倒した(この時にメインパイロットはブラック)。
- ターボラガー
- 全高:41.5m / 重量:320t / 最高飛行速度:900km/h / 最高走行速度:380km/h / 出力:300万hp/t
- ラガーファイターが「変形シフト・ターボラガー!」から「セットアップ・ターボラガー!」の合図で変形した巨大ロボ。
- 武器は両肩のビッグラガーガンとラグビーボール型のバトルボール(ただし当時発売された玩具にバトルボールは付属していない)。必殺技は超高速回転キックのスクリューラガーキック。
- ターボロボと同じく精霊が宿っているため、自らの意思による行動が可能で、最終回では暴魔城から放り出されたターボレンジャーを救った。
- スーパーターボロボ
- 全高:51.2m / 重量:708t / 出力:600万hp/t
- ターボロボとターボラガーが「スーパーシフト・スーパーターボロボ!」から「完成!スーパーターボロボ」の合図で合体した超巨大ロボ。シリーズ初の6体合体ロボである。
- ターボロボの足にターボラガーの足が合体し、ターボロボの胴体前部にターボラガーの胴体が伸長して覆い被さり、ターボラガーの脛部が腕として合体。頭部はターボラガーのものに追加パーツを付加した形となっているが、超巨大ロボの頭部が「2号ロボ」をベースとする例は後の作品においても稀である。
- 必殺技は両腕と胴体で三角形を描きビームを放射するスーパーミラージュビーム。着ぐるみの大きさが規格外だったためか、ロボの肘にあたる部分にスーツアクターの肩が入り、腕を動かしていた。また、このロボが歩いたシーンはほとんどない(ターボビルダーとの合体の際にスライド移動したことはある)。さらに、一度だけ技が通用しなかったことはあるものの、ロボ自体は一度も倒されたことがなく、ダメージを受けたこともない。最後の敵であるネオラゴーンですら手も足も出ないままに、一撃で撃破した。
- スーパーターボビルダー
- ターボビルダーにスーパーターボロボを格納した最強形態。シリーズ初の7体合体ロボである。
- 合体コードは「合体!スーパーターボビルダー」。胸の部分にスーパーターボロボの顔が見える。必殺技はターボビルダービームとスーパーミラージュビームを同時発射するスーパーターボビルダービーム。
暴魔百族・流れ暴魔の戦力
- 暴魔城
- 暴魔百族の本拠地で、異空間を飛行している。最終決戦でスーパーターボビルダーに破壊された。
- ガーゾック
- 暴魔百族の戦闘機で、戦車にも変形できる。
- ガラバー
- 暴魔百族のバギー。レーサーボーマ専用のガラバーも存在する。
- 暴魔蝙蝠ドラグラス
- ドラゴンのような姿をした流れ暴魔の守り神で、ヤミマルが騎乗する。胴体に装備したガトリング砲が武器。
- 第50話でヤミマルを守るためにフーインボーマに体当たりして爆死。
キャスト
レッドターボ・炎力を演じ、主題歌も担当した佐藤健太によれば、戦隊メンバーが全員高校3年生と設定されたために実際の役者陣も皆若く、そのせいか初めはまとまりがいまいちだった。それとは対照的に、ヒーローを演じるスーツアクターの5人は全員前作からの続投ということもあり、レッド役のベテラン新堀和男をリーダーとしてまとまりがよいという状況だった。そのため、戦隊のリーダー・レッド役である佐藤は、新堀から「皆をまとめるべくリーダーシップを取れ」と発破をかけられたという。
レギュラー・準レギュラー
- 炎力 / レッドターボ(声):佐藤健太
- 山形大地 / ブラックターボ(声):我那覇文章
- 浜洋平 / ブルーターボ(声):朝倉圭矢
- 日野俊介 / イエローターボ(声):片桐順一郎
- 森川はるな / ピンクターボ(声):木之原賀子
- 太宰博士:岡本富士太
- 山口美佐:高見恭子
- 妖精シーロン:大村真有美
- 暴魔博士レーダ:石橋雅史
- 姫暴魔ジャーミン:岸加奈子
- 流星光 / 流れ暴魔ヤミマル:田中良典
- 月影小夜子 / 流れ暴魔キリカ:森下雅子
声の出演
ゲスト
- ヒロシ:黒田勇樹(第6話)
- 由紀:金剛寺美樹(第7話)
- 沢松リサ:濱島夏子(第8話)
- 榊原由美:内田さゆり[注釈 4](第9話)
- 坂田大介:飯塚洋介(第10話)
- マサヤの母:吉佐美聖子(第11話)
- 山口美佐(少女体):中野美穂(第17話)
- 日野俊二:天間信紘(第19話)
- ハナコ:中川彩(第23話)
- 小犬の人間体:下島裕司(第25話)
- 女子バレー部員の一人:萩野志保子(第31話)
- 女生徒:篠原涼子[注釈 5](第33話)
- 桑田:入沢宏彰(第33話)
- ゆかり:東城美帆(第35話)
- 刑事:きくち英一(第35話)
- 少女時代の小夜子:勝田志麻(第36話)
- 山口美加:早瀬恵子[注釈 6](第37話)
- 地獄絵に閉じ込められた男性:五十嵐明(第38話)
- 地獄絵に閉じ込められた女性:羽村千秋(第38話)
- トシオ:土倉有貴(第40話)
- トシオの母:長門美由樹(第40話)
- 山田健一 / ブルーターボ(声):小林英俊(第43話)
スーツアクター
スタッフ
大半のスタッフは前作から続投しているが、同時期に放映されていた『仮面ライダーBLACK RX』の終了に伴い、同作品のメイン監督だった蓑輪雅夫が後半より参加。蓑輪は以降、『鳥人戦隊ジェットマン』までの3作品にわたって中心的監督として携わった。また現在は監督を務めている竹本昇は本作品の第6・7話より助監督として演出部に参加している。脚本面でも、サブライターとして当時アニメ作品を中心に手がけていた渡辺麻実が新たに加わっている。またスーパー戦隊シリーズの草創期より、長きに亘り特撮監督として関わってきた矢島信男が本作品限りで勇退、後継を佛田洋に託している[注釈 7]。
キャラクターデザインは当初雨宮慶太率いる有限会社クラウドにオファーが出されていた[7]が、既に『BLACK RX』と『機動刑事ジバン』の二作品に並行して携わっていた雨宮の「俺も二番組までだろう」という意向や、企画者104側からの要望などもあり[7]、当時クラウド所属で『超人機メタルダー』『世界忍者戦ジライヤ』などメタルヒーローシリーズにもサブデザイナーとして参加していた篠原保が単独でデザイナーに抜擢されている。ラフスケッチの段階で雨宮や[8]、当時クラウドに出入りしていた吉田瑞穂のアイディアを取り入れたものテンプレート:Sfnも一部存在するものの、シリーズ初参加にして敵側の全てのデザインワークを篠原が担当することとなった。
- プロデューサー:宇都宮恭三(テレビ朝日)、鈴木武幸(東映)
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん、テレビランド
- 脚本:曽田博久、藤井邦夫、井上敏樹、渡辺麻実、(構成)鈴木武幸、小林芳弘
- 音楽:吉田明彦
- アクション監督:竹田道弘(ジャパンアクションクラブ)
- 監督:長石多可男、東條昭平、新井清、蓑輪雅夫
- 撮影:いのくままさお
- 照明:斉藤久、高橋道夫
- 美術:山下宏
- キャラクターデザイン:篠原保
- 造型:前沢範
- 録音:石川孝
- 効果:大泉音映
- 選曲:村田好次
- 編集:成島一城、山口一喜
- 製作担当:山本康郎
- イラスト:赤坂徹朗、サトージュン、野口竜、薄永俊之
- 進行主任:奈良場稔、室橋忠
- 計測:黒須健雄
- 記録:石川和枝、大塚祐子、栗原節子、深沢いづみ、高山秀子、森みどり、内藤美子、安倍伸子
- 助監督:諸田敏、武田秀雄、渡辺勝也、竹本昇
- 製作デスク:岩永恭一郎
- 装置:東映美術センター、紀和美建
- 操演:船越幹雄
- 美粧:サン・メイク
- 衣裳:東京衣裳
- 装飾:装美社
- 企画協力:企画者104
- キャラクター製作:レインボー造型企画
- 合成:チャンネル16
- 現像:東映化学
- 車輌協力:MAZDA
- オートバイ協力:SUZUKI
- ビデオ合成:東通ecgシステム(前岡良徹、近藤弘志、柳田正憲、鈴木康夫)
- 撮影協力:久喜総合文化会館、川口市立グリーンセンター、大王製紙、伊予三島市、光が丘ライフステーションIMA、後楽園、行川アイランド、埼玉県吉見町、長野県南牧村
- (株)特撮研究所
- 特撮監督:矢島信男
- 制作:テレビ朝日、東映、東映エージエンシー
音楽
主題歌
主題歌は、本作品のレッド役である佐藤健太が歌唱。佐藤はオーディションの際に自分で主題歌を歌いたいと希望したそうである[12]。出演者がレギュラー使用されるオープニング主題歌を歌ったのは2013年現在、前作『ライブマン』と本作品のみである。
佐藤は『ライブマン』での嶋大輔と違い本職の歌手ではないが、後に自らは出演しなかった『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の主題歌も歌っており、特撮関連のライブなどには歌手として出演している。ライブ『スーパー戦隊“魂”2004』(2004年)・『スーパー戦隊“魂”II』(2006年)の際は、実際に撮影で使用した衣装と本作品の変身アイテムだったターボブレスを着用し、炎力として登場するというファンサービスも行った。
最終回のEDは、「最終回のエンディングに合っている気がした」という佐藤の意見を最終回を担当した蓑輪雅夫監督が取り入れて、本来の「ジグザグ青春ロード」ではなく挿入歌の「DANCEときめく心」が使用された。
- オープニングテーマ「高速戦隊ターボレンジャー」
- 作詞:松本一起 / 作曲:井上ヨシマサ / 編曲:米光亮 / 歌:佐藤健太
- エンディングテーマ
- 「ジグザグ青春ロード」(第2話 - 50話。第1話はエンディングなし)
- 作詞:松本一起 / 作曲:井上ヨシマサ / 編曲:米光亮 / 歌:佐藤健太
- 「DANCEときめく心」(最終話)
- 作詞:松本一起 / 作曲:井上ヨシマサ / 編曲:米光亮 / 歌:佐藤健太
- 第28話では挿入歌として使用された。
挿入歌
- 「心よ しなやかに舞え!」(第41話)
- 作詞:松本一起 / 作曲:小杉保夫 / 編曲:米光亮 / 歌:佐藤健太、こおろぎ'73
- 『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』では、「技の戦士」(イエローターボから)を紹介する際の挿入歌として使用されている。
- 「妖精物語(フェアリーテイル)」(第42話)
- 作詞:白峰美津子 / 作曲:小坂明子 / 編曲:松下一也 / 歌:帯川鏡子
- 「ウーラーの恨み」(第11話)
- 作詞:園部和範 / 作曲:古田喜昭 / 編曲:松下一也 / 歌:こおろぎ'73
- 「キューティーターボレディ」(第20・25話)
- 作詞:只野菜摘 / 作曲:井上ヨシマサ / 編曲:米光亮 / 歌:HANNAH
- 「ターボ・ビクトリー」
- 作詞:松本一起 / 作曲:池毅 / 編曲:吉田明彦 / 歌:佐藤健太、こおろぎ'73、SHINES
- 「勇気は満タン! ターボレンジャー」(第40話)
- 作詞:園部和範 / 作曲:井上ヨシマサ / 編曲:米光亮 / 歌:佐藤健太、SHINES
- 「明日にアクセル! ターボロボ」(第10・11・13・25・30・34話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲:小杉保夫 / 編曲:吉田明彦 / 歌:茅弘二
- 「タックル! ターボラガー」(第29・33・35・39・44・45話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲:小杉保夫 / 編曲:牧野三朗 / 歌:石原慎一
放映リスト
当初は2月18日放送開始予定だったが、昭和天皇崩御のニュースに伴い一週間繰り下げで2月25日放送開始となった。1989年9月16日と12月29日は放送休止。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1989年 2月25日 |
1 | 10大戦隊集合 頼むぞ! ターボレンジャー | (特別編) | - | 東條昭平 |
3月4日 | 2 | 君達は妖精を見たか! |
|
曽田博久 | 長石多可男 |
3月11日 | 3 | 暴魔城! 二万年の呪い |
| ||
3月18日 | 4 | ゴロゴロ人間ダンゴ! |
|
東條昭平 | |
3月25日 | 5 | 脱出だ! サムライの町 |
| ||
4月1日 | 6 | ヌルルッ! 暴魔ゾンビ |
|
新井清 | |
4月8日 | 7 | 恋人を食べる暴魔獣! |
|
藤井邦夫 | |
4月15日 | 8 | 空飛ぶジャーミンの家 |
|
曽田博久 | 長石多可男 |
4月22日 | 9 | 憧れは悪魔のフルート |
|
藤井邦夫 | |
4月29日 | 10 | 鬼を呼ぶ五月人形 |
|
東條昭平 | |
5月6日 | 11 | 爆発! ウーラー街道! |
|
曽田博久 | |
5月13日 | 12 | 星になった暴魔獣 |
|
藤井邦夫 | 新井清 |
5月20日 | 13 | 魔女をワナにかけろ! |
| ||
5月27日 | 14 | 参上! さすらい転校生 |
|
曽田博久 | 長石多可男 |
6月3日 | 15 | ヤミマル! 必殺の照準 |
| ||
6月10日 | 16 | 射てVターボバズーカ |
|
東條昭平 | |
6月17日 | 17 | 子供になった先生 |
|
藤井邦夫 | |
6月24日 | 18 | 5分間の変身 |
|
曽田博久 | 長石多可男 |
7月1日 | 19 | 激突! 魔兄弟 |
|
井上敏樹 | |
7月8日 | 20 | 暴魔族はるな |
|
東條昭平 | |
7月15日 | 21 | ドスコイ勝負 |
|
曽田博久 | |
7月22日 | 22 | 青春ロード! |
|
長石多可男 | |
7月29日 | 23 | 幽霊いっぱい |
|
藤井邦夫 | |
8月5日 | 24 | 怖い! 夏の海 |
|
曽田博久 | 新井清 |
8月12日 | 25 | 戦う小犬 |
| ||
8月19日 | 26 | 力! 絶体絶命 |
|
井上敏樹 | 東條昭平 |
8月26日 | 27 | 少女暴魔リン | 渡辺麻実 | ||
9月2日 | 28 | ロボ合体不能 |
|
曽田博久 | 長石多可男 |
9月9日 | 29 | 急げ新型ロボ |
| ||
9月23日 | 30 | レーダの最後 |
|
東條昭平 | |
9月30日 | 31 | 女戦士キリカ | |||
10月6日 | 32 | 悪魔の大怪鳥! |
|
長石多可男 | |
10月13日 | 33 | 奪え! 洋平の顔 |
| ||
10月20日 | 34 | ズルテンの裏技 |
|
東條昭平 | |
10月27日 | 35 | 愛を呼ぶ魔神剣 |
|
井上敏樹 | |
11月3日 | 36 | 運命の想い出… |
|
藤井邦夫 | 長石多可男 |
11月10日 | 37 | カンフー謎少女 |
|
曽田博久 | |
11月17日 | 38 | 人を喰う地獄絵 |
|
渡辺麻実 | 蓑輪雅夫 |
11月24日 | 39 | ラゴーンの最後 |
|
曽田博久 | |
12月1日 | 40 | 歩け! 四国の子 |
|
東條昭平 | |
12月8日 | 41 | スターは俺だ! |
| ||
12月15日 | 42 | コワイ誕生日! |
|
藤井邦夫 | 長石多可男 |
12月22日 | 43 | 6人目の戦士! |
|
井上敏樹 | |
1990年 1月5日 |
44 | 流れ暴魔伝説 |
|
渡辺麻実 | 蓑輪雅夫 |
1月12日 | 45 | 超マジック少年 |
|
曽田博久 | |
1月19日 | 46 | ラゴーンの逆襲 |
|
長石多可男 | |
1月26日 | 47 | SOS変身不能[注釈 8] |
| ||
2月2日 | 48 | 流れ暴魔の秘密 |
| ||
2月9日 | 49 | 美しきキリカ |
|
蓑輪雅夫 | |
2月16日 | 50 | 恐るべき大封印 |
| ||
2月23日 | 51 | 青春の卒業式 |
|
劇場版
- 高速戦隊ターボレンジャー(1989年3月18日公開)
- 監督:長石多可男 脚本:曽田博久
- 登場怪人:ジャシンボーマ(声:依田英助)、ジャシンボーマJr(声:広森信吾)
- 東映まんがまつりの一編として上映された。
放映ネット局
- 関東広域圏:テレビ朝日
- 北海道:北海道テレビ
- 青森県:青森放送
- 岩手県:岩手放送(現:IBC岩手放送)
- 宮城県:東日本放送
- 秋田県:秋田放送
- 山形県:山形放送
- 福島県:福島放送
- 新潟県:新潟テレビ21
- 富山県:北日本放送
- 福井県:福井テレビ
- 山梨県:山梨放送
- 長野県:テレビ信州
- 静岡県:静岡けんみんテレビ(現:静岡朝日テレビ)
- 中京広域圏:名古屋テレビ(現:メ〜テレ)
- 近畿広域圏:朝日放送
- 鳥取県・島根県:日本海テレビ(1989年2月 - 9月)
- 広島県:広島ホームテレビ
- 山口県:テレビ山口
- 徳島県:四国放送
- 香川県・岡山県:瀬戸内海放送
- 愛媛県:テレビ愛媛
- 高知県:テレビ高知
- 福岡県:九州朝日放送
- 佐賀県:未放送
- 長崎県:長崎放送
- 熊本県:テレビ熊本(1989年2月 - 9月)
- →熊本朝日放送(1989年10月 - 1990年2月)
- 大分県:大分放送
- 宮崎県:宮崎放送
- 鹿児島県:鹿児島放送(ただし奄美地方は第4話から放送開始)[注釈 10]
- 沖縄県:琉球放送
映像ソフト化
- ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は傑作選として、1993年11月から1994年3月に6巻・30話分を収録したものが東映ビデオよりリリースされている。最終巻の最後の作品紹介には次作『ファイブマン』ではなく、『五星戦隊ダイレンジャー』の予告が収録されている。
- 初の全話収録となるDVDが2012年5月21日から同年9月21日にかけて東映ビデオよりリリースされた。これに伴いスーパー戦隊シリーズ全作品が、DVDでリリース完了となった。
- 劇場版はビデオ(VHS、セル・レンタル共通)や、2003年7月21日発売の『スーパー戦隊 THE MOVIE BOX』及び、2004年7月21日発売の『スーパー戦隊 THE MOVIE VOl.3』、「スーパー戦隊 THE MOVIE Blu-ray BOX 1976-1995」(2011年6月21日発売)に収録されている。
- テレビシリーズを再編集したHEROクラブのビデオが2巻リリースされている。
- 本作品の39話を再編集したHEROクラブのビデオ『戦隊スーパーバトルファイル』 がリリースされている。他に前作『ライブマン』の第44話と、次作『ファイブマン』の第3話の再編集版も収録されている。
CS放送
- 2006年12月から2007年5月まで、東映チャンネルの「スーパー戦隊ワールド」枠にてニューマスター版の放送が行われた。
- 2009年5月から11月まで、同局の「アンコールアワー」枠にて放送が行われた。
コミカライズ
細井雄二作画でテレビランドに連載、単行本は大都社Stコミックスの超獣戦隊ライブマンに併録。
シリーズ内の他作品への登場
- スーパー戦隊大集合
- 『未来戦隊タイムレンジャー』第51話として放送された特別総集編。タイムレンジャー5人がタイムジェットで本作品の世界を見に来たという設定で、本作品の映像が流用されている。
- 百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊
- 『百獣戦隊ガオレンジャー』のスーパー戦隊Vシネマ作品で、ターボGTとレッドターボが登場している。
- 海賊戦隊ゴーカイジャー
- 劇場作品『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にて力とターボロボが、『海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』にてウーラー兵が登場している。詳細は各項目を参照。
関連項目
- バンダイミュージアム - かつて松戸にあった同施設の戦隊展示コーナーにて、10周年達成を記念し製作されたスタッフジャンパー[注釈 11]が2005年頃より展示されていた。
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク
- 高速戦隊ターボレンジャー(スーパー戦隊ネット内の紹介記事)
- ↑ 1.0 1.1 1.2 テンプレート:Harvnb
- ↑ 2.0 2.1 2.2 テンプレート:Harvnb
- ↑ 『特撮ザテレビジョン「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」公式読本』66頁。
- ↑ 「高速戦隊ターボレンジャー スペシャル座談会」『東映ヒーローMAX』Vol.20、辰巳出版、2007年3月、p.61
- ↑ 『30大スーパー戦隊超全集』小学館、2007年3月、182頁。ISBN 978-4-09-105112-7
- ↑ 『30大スーパー戦隊超全集』小学館、2007年3月、183頁。ISBN 978-4-09-105112-7
- ↑ 7.0 7.1 7.2 テンプレート:Harvnb
- ↑ 8.0 8.1 テンプレート:Harvnb
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 11.0 11.1 テンプレート:Cite book
- ↑ 第155回ゲーム大会「佐藤健太さん」(Internet Archiveのキャッシュ)
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