激走戦隊カーレンジャー
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スーパー戦隊シリーズ | ||
第19作 | 超力戦隊 オーレンジャー |
1995年3月 - 1996年2月 |
第20作 | 激走戦隊 カーレンジャー |
1996年3月 - 1997年2月 |
第21作 | 電磁戦隊 メガレンジャー |
1997年2月 - 1998年2月 |
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『激走戦隊カーレンジャー』(げきそうせんたいカーレンジャー)は、1996年(平成8年)3月1日から1997年(平成9年)2月7日までテレビ朝日系列で毎週金曜17:30 - 17:55(JST)に全48話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第20作目に当たる。
目次
概要
本作品では「全て車をモチーフに作る」ことを前提として企画が立ち上げられておりテンプレート:Sfn、特に放映当時一大ブームとなっていたレクリエーショナル・ビークル(RV)や、第二次ブームの最中であったミニ四駆などの要素が多く取り入れられている。また、キャラクターや技のネーミング、サブタイトルなどにも自動車や交通関係の語句が多く取り入れられている。
それまでのシリーズには必ず登場していた戦隊メンバーのバイクに相当するものとして、本作品では個人用の移動手段としてカート「スピーダーマシン」、中盤からはスポーツカー「ペガサスサンダー」とバギー「ドラゴンクルーザー」が登場している。このうち後者は、企画段階で物語後半に登場させる予定のあった巨大ロボを、「全て車のロボットでは視聴者の混乱を招くのではないか」という意見もあって見送った代わりに出された案であり、これに伴い巨大ロボの数が多かった前作に比べ、本作品での巨大ロボの総数は4体に留まっているテンプレート:Sfn。またそれまで何らかの形で取り入れられてきた、スーパー合体などを始めとするロボ同士のギミックも一旦排されている。一方で合体前のビークルがロボ形態にも変形するVRVロボや、後年の作品に多く見られる「マルチ合体」の走りである浪速ロボスペシャルなどといった画期的な試みも行われている。
作風
不条理なギャグやスーパー戦隊シリーズのセルフパロディが盛り込まれたシュールな物語が展開される[1]。なお、ギャグが目立つ一方でシリアスな話もあり、これらのバランスは絶妙なものとなっているテンプレート:Sfn。このような従来とは異なるコミカルな味付けの作風には、本作品が『秘密戦隊ゴレンジャー』から数えて20作目であることから、同作品にオマージュを捧げる意味合いも込められていたという[2]。
オープニングのタイトルコールおよび本編での名乗りの際の言い回しも特徴的であり、「カ〜〜〜レンジャー!」と「カ」と「レ」の間を極端に伸ばして「レ」にアクセントを置く言い回しを行うというユーモラスなもの[注 1]となっている。この演出は当初の予定にはなく、第1話の試写を見たスタッフが「(普通の名乗りでは)クセがなく印象に残らない」と判断して、台詞の再録を行った結果誕生したものであるテンプレート:Sfn。
また、本作品では主人公の5人を「鍛え抜かれた戦闘のプロ」や「生まれもっての特別な戦士」ではない等身大のヒーローとして描いており、会社員である5人の給料についての会話など、作中の随所においてこうした要素がちりばめられている[注 2]。さらに1990年代以降の戦隊シリーズとしては珍しく、一部の例外を除きヒーローの正体が敵に知られていない設定となっており、ヒーローの変身後の姿が本当の姿と思われている描写もなされている。
技術面
第6話から、同時期に放映されていた『ビーファイターカブト』と共に送出マスターがポジフィルム・シネテープの組み合わせから「ファイン・ネガ・ビデオシステム」によるD2-VTRに変更された[注 3]。それと同時にOP・ED・予告のみ、シリーズ初のステレオ放送となった[注 4]。また、この作品から新たにデジタル合成が導入され、第32話ではその技術をふんだんに活かし、巨大ロボボディ上での等身大アクションシーンが描かれている。
テロップの書体にはゴナの斜体が利用されている。
評価
路線変更の影響もあってか、前作程ではないものの苦戦が続いていたが、一方で物語が進むにつれて従来の人気を回復するに至っている[2]。また売上面においては『オーレンジャー』よりは下がったが、総売上118億円[3]、内玩具売上64億円[4]を記録した。
備考
戦隊シリーズのヒーローショーが上演されている後楽園ゆうえんちでは、前年まで行われていた新旧戦隊ヒーローの競演に代わり、素顔の俳優達が登場して行われる最終公演がこの年から行われるようになった。
7月12日放送の第20話「試乗最高の名車!!」で戦隊シリーズ通算1000回目の放送を達成した。これにより、スーパー戦隊シリーズは長寿番組の仲間入りを果たした。
2010年5月から10月まで、東映チャンネルの「スーパー戦隊ワールド」枠にて放送が行われた。
2013年7月1日より、Youtubeの「東映特撮 YouTube Official」にて配信が行われている。
あらすじ
宇宙中を暴れ周り、狙った星を超豪華花火にして爆破してしまう宇宙暴走族ボーゾックが地球からはるか遠く離れたハザード星に襲来し、滅ぼしてしまった。
脱出に成功したハザード星人の少年・ダップは母親が死の直前に語った「星座伝説」の戦士「カーレンジャー」がいるという惑星「地球」に向かい、ボーゾック打倒を誓う。一方、ボーゾックもまた、次なる暴走の舞台を惑星チーキュ(=地球)に定め、手始めにニッポンポン(=日本)を襲うことに。
ダップが辿り着いたのは小さな自動車会社「ペガサス」。彼はここで働く5人の若者に素質を見出し、自身の力「クルマジックパワー」をはじめ、あの手この手を使ってカーレンジャーに変身させていく。最初は乗り気でなかったものの、ボーゾックの本格的侵攻を目撃した5人はカーレンジャーとしてボーゾック退治の決意を固める。そこまでは良かったのだが…?
主な登場人物
激走戦隊カーレンジャー
5人の苗字の頭文字をそれぞれ合わせると「じどうしゃ」となるテンプレート:Sfn。
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- カーレンジャーのリーダーで23歳(1973年10月10日生まれ)。
- 自動車会社ペガサスのテストドライバーだが、ペガサスは町工場レベルの規模なので、実態は代行運転等の雑用係。サボり・居眠りの常習犯。左利き。毎月の給料は税込みで19万3千円。
- ノリがよくて能天気ではあるが、やるときはやる男で、リーダーの自覚も強い。その性格が良い方向へ暴走した結果、敵に奪われ操られていたRVロボに単身乗り込んで奪還してしまった程である。元はレーサー志望で、ドライビングテクニックはメンバー中一番。車に対する思い入れや愛着も人一倍強い。
- ゾンネットにレッドレーサーとしての姿を惚れられたが、彼が変身した姿であることは知られておらず、ゾンネットをはじめとするボーゾック幹部からは正体が発覚するまで「サル顔の一般市民」と認識されていた。
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- カーレンジャーの参謀格。ペガサスのカーデザイナー。最年少の17歳で、途中18歳になる(1978年5月12日生まれ)。
- その才能は大手メーカーからも引き抜きの手が伸びるほどで、給料は5人の中で一番高い21万円。いつも図面を引いているが、天馬社長の意向により、実際の車としては作ることは出来ていない。
- 口調は穏やかであり、誰に対しても必要以上と思える丁寧な言葉遣いをし、語尾には「でございます」を付けるのが口癖であるが、この話し方は幼少の頃からすでに始まっていた模様。但し、LLオネネに付けられた鉢巻きで性格が変化した際や、宇宙生物ビーガーを狙うCCパッチョーネに対して怒りを露にした時など、タメ口で話す場面もあった。温厚で女性が苦手な超純情青年で、綺麗な女性に話しかけられるとうろたえてしまう(菜摘や洋子と知り合った直後も、その性格のため慣れるまでかなり苦労したとのこと)。
- 幼い頃、捨てられた動物を助けられなかったことがトラウマになっており、それ故にかわいそうな生き物を放っておけない一面もある。
- 状況によっては眼鏡をかけることがある(第1話など)。
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- カーレンジャーのサブリーダー。ペガサスの営業担当で、給料は5人の中で一番安い17万8千円。チーム最年長の24歳(1972年3月2日生まれ)。
- ひょうきんな三枚目でそそっかしい性格からかなり失敗が多く、時にはカーレンジャーに関することで大きなミスを犯してしまう事さえあるため、年上の威厳は皆無に近い。そんな人柄ゆえか、第24話で恭介と対立して自ら「新リーダー」を名乗った際、誰も付いて来ないという(ボーゾック発生時に集合をかけるも無視される等)事態まで起きた。一方で自分の失敗の責任は自分で取ろうとするなど、責任感は強い。パワーとスピードに優れている。
- 大阪出身であり、話し方はバリバリの関西弁。毎年神社に優勝祈願するほど熱狂的な阪神タイガースのファンでもある[注 5]。また自宅には大量のタイガースグッズがある。
- 幼少時代のトラウマから雷が大の苦手。鰻を釣った時に雷に打たれた為だが、14話で電気鰻を食べて克服した。同期入社の恭介とは漫才コンビ状態。
- レッドレーサーに惚れたゾンネットのことを敵と承知しつつ「結構いい女や」と言ったり、カーレンジャーファンとして接近してきたラジエッタに大喜びするだけでなく、シグエ相手でもデレデレするなど、かなり女好きな一面もある。
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- 負けん気の強い19歳(1977年2月23日生まれ)で、ペガサスのメカニック担当者。
- スパナ片手にどんなメカでも直したりばらしたりする腕前を持ち、安全ピンだけでアクセルチェンジャーを修理したことも。恭介と直樹に仕事が回ってこないため、実質的に社内の仕事はほぼ彼女がこなしている状態であり、周りからの信頼も厚い。給料は20万2千円。
- 姉御肌で直樹のことを非常に可愛がっており、また、子どもっぽい洋子にアドバイスを行うこともある。メンバーの中では一番の常識人であり、実が新リーダーを名乗った時には、直樹と洋子は実ではなくて彼女についたということもあったが、直樹を無理矢理弟にしようとするなど、時折見せる暴走の度合いは他のメンバーにも引けを取らない。
- 女性らしさも洋子以上で、ゾンネットがレッドレーサーに送ってきたラブレターを読み、それが敵の策略などではなく本音であることを感じ取り、恭介に「ヘタに断ってはいけない」と忠告もしている。また、第44話では、幼い頃に修理好きの近所のおじいさんと親しくなって、おじいさんからスパナを貰ったことがメカニックの道へと進ませたことが語られ、そのスパナ(宇宙伝説ではどんな修理もこなせるスパナ)がMMシューリスキーに奪われた時に落ち込んで戦えなくなってしまったこともあった。
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- 19歳(1977年12月8日生まれ)。ペガサスの経理担当者。
- 自動車会社に勤務しているとは思えないほどメカが苦手。給料は本人曰く、20万とちょっと。
- 仕事柄お金には厳しく、修理経費などで菜摘とやりあったりもしているが、自身の性格は乙女チックで甘えん坊で、しかも怒らせると怖い。極度の方向音痴でもある。食いしん坊でスイーツ好きな面があるものの、自身の体重を極度に気にしているようで、「数値」を操るPPラッパーは、彼女の体重計をも操ったと誤解された末に倒されている。ちなみに実際はスタイルが良くビキニ姿を2種類披露した事もある(11話、25話)。
周囲の人々
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- ハザード星人の少年。故郷のハザード星をボーゾックに花火にされて滅ぼされた。母の死ぬ間際の言葉を頼りにクルマジックパワーを習得、星座伝説を元に地球に降り立ち、ペガサスの5人を半ば無理矢理カーレンジャーにした張本人。
- 「クルクルクルマジック」と唱えると魔法が使える他、高速移動が可能。複数のワンパー程度なら素手で倒し、ゼルモダと交戦しても倒される演技をする余地を残すなど、単体でもそれなりに戦える。
- 本作品における指揮官的存在だが、年齢が年齢だけに基本的に子供っぽい。語尾に「だっぷ」を付けるのが口癖だが序盤はあまり付けていない。また、本作品に登場する宇宙人は皆地球の事を「チーキュ」と発音するのに対し、ハザード星人の彼と父親(VRVマスター)だけはちゃんと「地球」と呼んでいる。だが、決して日本語が堪能というわけではなく、シグナルマンの身勝手な行動に激怒する恭介を「みぃみぃみぃ」と宥めていた(菜摘に指摘され、「まぁまぁまぁ」と言い直した)。普段は、ペガサスの工場裏にクルマジックパワーで作った亜空間秘密基地に潜んでいる。
- ハザード星人の習性上、冬季には冬眠しなければ生きて行けない。しかし地球の環境の時期が合わなかったのか、ダップは冬眠ではなく夏眠してしまった。当初はカーレンジャーになることに乗り気でなかった5人には、その後にも戦士としての気構えが不十分なことからしばしば手を焼かされ、第37話では連戦連勝で気が緩んでいた5人を諫めたり、ビデオ『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』ではオーレッドをさらわれる醜態をさらした5人に激怒し、特訓を課した三浦参謀長には「どうぞビシビシ扱いてやって下さい」とまで言っているが、様々な経験と戦いを通じ、5人とは強い信頼と友情で結ばれていく。
- 最終決戦後には再会した父と共にビクトレーラーで宇宙へ旅立ったが、ビデオ『電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー』では父を置いて、再び地球に戻って5人と再会した。
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- 第12話より登場。ポリス星からやってきた宇宙の警察官。実際の名はシグナルマン・ポリス・コバーン。ボーゾックを逮捕するため、妻子を残し地球に単身赴任してきた。一人称は「本官」で、地球を「チーキュ」と発音しレッドレーサーに突っ込まれたが最後まで変わらなかった。
- 本作品における6人目の戦士に相当し、人間体を持たない戦士でもある[注 6]。人間体を持たない追加戦士は『忍者戦隊カクレンジャー』のニンジャマン以来2人目となるが、シリーズで唯一巨大化せずロボに搭乗し、変形能力を一切持たない(2012年現在)。
- 武器は、通信機・電磁警棒・銃に変形する万能ツール「シグナイザー」。愛車はポリスピーダーというバイク。
- 頑固者かつ融通が利かない性格で、その点では宇宙でもかなり有名。さらに交通ルールに異様に(ガイナモいわく宇宙一)うるさい交通安全体質で(ただし空は管轄外らしい)、宇宙でもルール(特にスピード違反)を守らない者に対してはたとえカーレンジャーであっても容赦しないため、ボーゾックの追跡が遅れてしまうことやそのまま見失ってしまうことすらある。「本官の許可なく」が口癖。
- 移動式の交番「コバーンベース」で活動しているが、裏通りの橋の上や資材置き場脇の歩道など、人通りのない辺鄙な場所にばかり設置する上、本人はそのような場所に人があまり通らないことを自覚していないので、「誰も通らない…」とよく嘆いている。さらには以前取調べをしたリッチハイカーの顔を覚えていなかったというやや記憶力に乏しい面もある。
- 融通が利かない面が目立つが、『宇宙お笑い君こそスター誕生』に出て4週間勝ち抜いたというくだけた一面もある。歌も上手であり、『カーレンジャーVSオーレンジャー』ではそれを活かして事件を解決したこともある。
- また、非常に目立ちたがりでもあり、彼抜きでロボ戦が始まると、大抵「本官の許可無く勝手に戦うんじゃない!」などと言って、サイレンダーで割り込んでくるというハタ迷惑なことをしでかし、ひどい時には彼の乱入によってそれまで優勢だったカーレンジャーが敵に反撃されて追い込まれてしまうこともあった。
- 職務には忠実だが、前述した数々の行動からして警察官としてはお世辞にも優秀とはいえず、ゆえに結構な歳ながら出世できない、実質的に左遷状態の交通巡査であり、第35話ではエグゾスの策謀に嵌り5色の排気ガスを吸ってカーレンジャーを憎むよう洗脳され[注 7]、一時ボーゾックと手を組んだり(翌36話で元に戻る)、第38話でPPチープリの若返りパックによって幼児化してしまった事でサイレンダーをまともに操縦できない状態にも関わらず、無理矢理乱入してきたりと、カーレンジャーの足を引っ張ってしまう事も少なくない為、カーレンジャーからはしばしば邪魔者扱いされる事もあり、一度ダップから「(シグナルマンは)当てにできない」と散々な評価をされた事もある[注 8]。
- しかし、妻・シグエ、息子・シグタロウを愛する家庭的な心優しい父親であり、息子と同じくらいの年頃の市太郎には息子の面影を見ており、市太郎とはとても仲が良い。
- 変身前のカーレンジャーの面々ともよく会っているが、彼もまたボーゾックと同様に終盤までカーレンジャーの正体が地球人であることを知らなかった[注 9]。ボーゾック解散後には地球での任を終了し、ポリス星に帰還して警部補になるため、試験勉強を始めた。
- 天馬 市太郎(てんま いちたろう)
- 総一郎の息子。工場によく遊びに来るため、5人とは仲が良い。シグナルマンとも仲が良く、時々コバーンベースで留守番したり一緒に「勤務」することも。
- 第46話でクルマジックパワーの封印によりカーレンジャーの変身が解ける瞬間を目撃し、結果的に彼らの正体を知った唯一の民間人となった。ませた性格で、女の子に関しては恭介よりも積極的。だが時には5人を励ましたりもしていた。
- グラッチに地球の食べ物を教えたことが、ボーゾックが芋羊羹を食べると巨大化することを知るきっかけとなった。
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- 14歳。ファンベル星出身の第2王女。カーレンジャーに憧れ、はるばる地球までやって来たゾンネットの妹。名の由来は車のラジエーターから。やはり地球を「チーキュ」と呼ぶ。
- カーレンジャー6人目の「ホワイトレーサー」を名乗るも、本当は「ティラミス・コンニャク・ミルフィーユ」の呪文を唱えて発動する魔法であらゆる姿に変身できるだけのただのファン。しかし6人目を名乗るだけあってそれなりの強さも備えており、カーレンジャーの窮地を救う活躍も見せた。キャッチフレーズは「夢見る交通安全、激走少女ホワイトレーサー!」。
- 持っているステッキは変身前は傘に変化させることができ、そこから光の粒子を出して攻撃を行う。変身後の得意技は、時間内に彼女のなぞなぞに答えられないと爆発する爆弾を敵に投げつける「ホワイトなぞなぞ爆弾」。因みに、変身を解除する呪文は「ミレッタ・ハレッタ・ラジエッタ」。
- 2度目の登場以降は演じていた濱松の体調不良により女優が交代しているが、その事も作中でネタにされており、グリーンレーサーの「何かちょっと見ん間に雰囲気変わったんちゃうか?」の一言で片付けられてしまった。頑張り屋な一面もあり、2度目の登場ではラジエッカーをリモコン操作でロボに変形して戦えるよう改造し、3度目には更にそれを巨大化して戦えるように改造していた。
- 戦いが終わり、ゾンネットがファンベル星に帰ってきてからは、彼女に見合いをすすめているが、その相手はどれも豚鼻や馬面の宇宙人ばかりを選ぶなど少々異性を選ぶセンスが悪い。
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- ダップが冬眠中に登場した、黒いマスクとスーツを纏った謎の男。
- 性格はクールで飄々としており、何を考えているのかよく分からない。地球においては、“パチンコをした後にところてんを食べて、(髪の毛もないのに)床屋さんに行く”という生活をしており、パチンコの景品は大抵ドロップに変わる。やたらと格好のつけた臭い台詞(例:「この星の夕日は眩し過ぎるぜ」)を吐き、その台詞の最中も含め、手の甲を向けたVサインをする癖がある。
- 正体はダップの父親で、訳の分からない宇宙美学を追求するあまり、ブラリと旅に出ては長く家を空ける習性のある、気まぐれな風来坊だった。そのため妻(ダップの母親)にも、ほとんど諦められていたらしい。
- ある時、久しぶりに旅から帰ってみると既にハザード星はボーゾックに花火にされ消滅してしまったことを知り、失意のうちにあてもなく宇宙をさまようようになり、その後自称「敵か?味方か?宇宙の一匹狼」を名乗るようになる。そんな中、息子・ダップの生存とカーレンジャーの噂を耳にし、ダップの冬眠(夏眠)に伴うカーレンジャーのピンチを予期。急遽VRVシステムを完成させ地球に飛来、予想通りピンチに陥っていた彼らにVRVシステムを授けた。この時、ペガサスの地下に基地も作っていた。マスクとスーツを纏っていたのも、こういった経緯からダップに対して負い目があり、ダップを支えていたいものの顔を合わせ辛いという気持ちから名乗らず、ダップでなければ正体を見抜けないような行動を取るだけにしていた。
- コーヒー牛乳が大好物(コーヒー牛乳のフタを武器として使う“シュラシュシュシュ”なる遊びをダップに教えていた事も)で、放浪時代は朝から晩まで浴びるように飲んでいたため、ハザード星人であるにも拘らず冬眠しない体質になってしまった。
- 第33話でのダップの回想シーンでヘルメットを外した姿が初登場(息子であるダップ似)し、第42話でダップもその正体に気付いた。最終決戦後には、ダップと共に宇宙へと旅立ち、ヘルメットとスーツも脱いでいた。ヘルメットよりも頭のほうが明らかに大きいが、どうやってかぶっているのかは不明。声を担当した小林清志のキャスティングはプロデューサーの高寺成紀によるものとされる[5]。
- 天馬 総一郎(てんま そういちろう)
- 株式会社ペガサスの社長。市太郎の父親。
- 恭介に言わせれば皆をこき使う存在とのことだが、5人を旅行に連れて行くなど、基本的にフレンドリーな性格。また、カーレンジャーのサインを貰って喜んだり、自分の会社の地下に基地を作られても気付かないなど、かなりのおとぼけキャラでもある。恭介たちの「夢の車」を作ることを約束して彼らを社員として雇うが、夢の車は模型として作っただけであった(しかし、この模型がレンジャービークルへの変化を果たした)。
- 第28話を最後に出演しなくなる。
- 天馬 良江(てんま よしえ)
- 市太郎の母親であり、総一郎の妻。当初は総一郎同様かなりとぼけたキャラクターだったが、グラッチが巨大化した際に気を失ったりなど、ボーゾックに振り回されたことから異星人に対しては神経質になっており、市太郎がボーゾックにさらわれた際には、「一緒にいたせいだ」と激しくシグナルマンを叱責した。
- 総一郎、市太郎以上に出演回数は少なく、夫婦ともども第28話を最後に出演しなくなる。
- 芋長(いもちょう)主人
- 宇宙人を巨大化させる芋羊羹を唯一売っている和菓子屋「芋長」の店主[注 10]。
- グラッチに最初に芋羊羹を売った際は500円をもらい去って行くまでは普通の客と思っており、ニコニコしていたが、帰っていくグラッチの後ろ姿を見てようやくその姿の異常性に気が付き「変なのが芋羊羹買って行った〜」と腰を抜かしてしまった。結局慣れたのか、それ以降は普通に売っている[注 11]。自分の作った芋羊羹でボーゾックが巨大化するという事実は一切知らず、ボーゾックも彼に対する扱いはそれなりに丁重。
- 芋羊羹には並々ならぬこだわりをもっており、自宅の床の間に飾ってある掛け軸には「芋羊羹」と書いてある。その一方で「本当はケーキ屋になりたかった」と話している。ちなみに芋羊羹一個の値段は100円。
- 第38話で芋羊羹を作るばかりの生活に嫌気が差して一度芋羊羹作りからの引退を宣言するが、「芋羊羹が作られなくなると巨大化できなくなる」と慌てたボーゾックによってエグゾスの若返りパックで、無理矢理若返させられてしまい、その際若い時はかなりの美形であったことが判明する(その時本人は満更でもなかったのか「イモタク」と名乗ったり、年甲斐もなく洋子とデートするなど少々調子に乗っていた)。その一件が解決した後は再びやる気を取り戻し、彼の作る芋羊羹もさらに味がよくなったらしい。
- 芋羊羹は『電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー』にも登場している。
- シグエ
- シグナルマンの妻。頭の3方に信号が付いている。夫と同じく警察官であり、交通ルールには非常にうるさい。
- シグナルマンの回想場面で初登場した時には頭部以外は通常の衣服だったが、後に再登場した時にはシグナルマン同様の青いボディになっている(シグタロウも同様)。
- シグタロウ
- シグナルマンの息子。腕白だが単身赴任中の父・シグナルマンが大好き。
- 第35話では、エグゾスの洗脳ガスで喘息にかかったものと思いこまされた。第38話でシグナルマンがPPチープリによって幼児化した時には、シグタロウのスーツにシグナルマンの頭が替えられたものになった。
宇宙暴走族ボーゾック
宇宙各地の荒くれ者が、ガイナモを中心に集まって結成された宇宙暴走族。健康と馬鹿が取り柄らしく、平和な星を面白半分で襲い、花火のように爆発させ滅ぼすことを楽しみにしている。人工惑星・バリバリアンを根城とし、多種多彩な巨大装甲車「バリッカー」で地球を暴走する。暴走族なのに何故か月給制。
ダップの故郷ハザード星を滅ぼした後、今度は地球を花火にしようと企み(第1話放送前の予告CMでは「次にヤキを入れてやるのは、あの星チーキュだ!!」とガイナモが叫んでいた)襲来するも、元々頭の良くない集団ということもあり、カーレンジャーの活躍によって失敗続き。作戦では真面目にやることもあるが、オイキムチやスイカの調達や弁当の買出しなど下らないことで仲間を派遣することもある。上司や部下といった概念がなく、ガイナモやゼルモダたちの指示には従うものの、荒くれ者は基本的に彼らを呼び捨てにし、タメ口で話す。「ヘルスボーゾック」「デビルボーゾック」などと改名してみたり(結局ネタ切れを理由にガイナモが独断でやめてしまい、元のまま落ち着く)、スランプに陥ったりなど、一向に成果は上がらない。挙句の果てに連戦連敗とそのマヌケぶりから、中盤以降は「ボーゾック、ボロ負け記録更新」「宇宙一弱い暴走族」などとスポーツ新聞に大々的に書かれるなど、カーレンジャー以外の地球人たちからも半ばバカにされるようになってしまう。
ボーゾックたち宇宙人の発音では地球は「チーキュ」、日本は「ニッポンポン」となる(しかし、韓国は普通に「韓国」と呼んでいた)。なお、地球に住む人間は「一般市民」、その中でも子供は「子供さん」と呼んでいる。多種多様な異星人により構成された組織で、地球人がいないことからカーレンジャーの姿を素顔と思っており、終盤まで地球の一般市民が変身した装備の姿だとは夢にも思っておらず(その事実を知るのは、大抵その回限りで倒されてしまう荒くれ者たちなので、幹部たちは長らくその事実を知らなかった)、事実を知ってショックを受ける者まで出る始末であった。幹部の名前のほとんどは自動車部品のもじりとなっている。
実は暴走皇帝エグゾスに影で操られていたが、終盤でエグゾスに見限られたことで決別し、カーレンジャーと共闘することになった。エグゾスを打倒後、組織を解散し、所属メンバーは散り散りとなってそれぞれの生活を送っている。
巨大化アイテムは芋羊羹であり、それもペガサスの近所の和菓子屋「芋長」製の物に限られ、略奪行為もせずちゃんとお金を払って買っている。荒くれ者(宇宙ゴキブリや宇宙バチも含む)が芋長の芋羊羹を食べると、顔を紅潮させ口から煙を吹き出して巨大化する。基本的にはカーレンジャーに追い詰められた際の奥の手として芋羊羹を食べる(大抵は「芋長の芋羊羹だ!」と懐から取り出して食べる)が、GGゴキちゃんのように作戦の一環として芋羊羹を食べることもある。コンビニ(余談であるが、劇中ではファミリーマート)で売られている物では、逆に手の平サイズまで縮小してしまう。この芋羊羹をフィーチャーしたエピソードが作られた他、結末においての重大な伏線となるなど、単なる巨大化アイテムの域を越えた存在となっている。
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- ボーゾックの総長。
- 親分肌かつ俺様的な性格で、当初は悪役らしく暴れていたのだが、中盤からはその頭の悪さだけがクローズアップされ、完全なギャグキャラクターとなっていった。根は誠実らしく、地球ではハザード星で行ったような略奪行為は行わず、芋長の芋羊羹をグラッチに“買い”に行かせたり、地球へ来た際にはすれ違った一般市民に「こんにちは」と律儀に挨拶している。また、かなりのケチで、猛暑の中クーラーを売りつけるリッチハイカー教授に「電気代がかかってしょうがねぇ(つまり、電気代を払っている)」と発言したり、チーキュの回転寿司でも「安いもんばっか食っちゃった」とボヤいている。ゾンネットにベタ惚れしているが、全く相手にされておらず、いいようにパシリにされている。肩から破壊光線を放ち、頭部は胴体とチューブで繋がれた状態で分離可能。他にも対象を凍結・破壊したり、乗り物を兵器に変化できるという能力を持つが、総長という立場からか基本的には前線に出ることはなく、作戦の遂行や戦闘はゼルモダや荒くれ者たちが行う。
- 前述の通りゾンネットには普段からこき使われ、地球人たちからは新聞で「総長ガイナモの作戦 全部大外れ!」と名指しで笑い者にされて自信を喪失し、「土星でおでん屋でもするか」とため息混じりに零したり、リッチハイカー教授にボーゾックを乗っ取られてしまった際にゾンネットとの結婚資金のために密かに貯めていた定期預金をリッチハイカー教授に勝手に下ろされ、「熱い友情で結ばれていた」はずの部下にあっさり金で裏切られ、パチンコ屋でバイトするハメになるなど不幸体質で苦労人(だが本人はゾンネットと一緒にパチンコ屋でのバイト生活を満喫していた)。また、かなりの気まぐれ屋でありボーゾックのチーム名を改名して気分を晴らそうとしたと思えば、わずか2回変えただけで「もういいのが思いつかなくなっちゃった」という理由だけで勝手にやめてしまい、その時はさすがのゼルモダ達も呆れるあまり、拍子抜けしていた。
- とはいえ、ノリシロン-ファイナルを使ったロボ戦では合体前を狙うという戦術を見せ、ゼルモダに「あったまいい」と言わしめ、敗れたものの体面を保った。
- 「トゥ」「ティ」などが発音できず、ノリシロン-12(トゥエルブ)を「ツエルブ」と言ったり、PPチープリを紹介する際「ボーゾック一のメーキャップアーチスト」と呼んでいた。
- 第47話で一度はカーレンジャーを倒すが、それにより用済みとなってエグゾスにバリバリアンを勝手にゴミ捨て場にされた挙句、それらのゴミもろとも焼き捨てられそうになったことを怒り、今までの所業をあっさり謝罪して、「昨日の敵は今日の友」とカーレンジャーと手を組んだ。最終決戦では命を賭けてでも戦うカーレンジャーに心打たれ、地球に進攻したエグゾス・スーパーストロングに芋羊羹を食べて巨大化して挑む勇敢さを見せようとしたが、芋羊羹が腐っていたため腹を壊して失敗に終わり、赤っ恥をかいてしまう。しかしそれがきっかけで、腐った芋羊羹をエグゾス・スーパーストロングに食べさせることで弱体化させるという奇策を思いつき、それを実行してカーレンジャーの勝利に繋げた。
- ボーゾック解散後は焼肉店に就職。その後独立して焼き肉と仕出し料理の店「キッチンがいなも」を開店させたことが『電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー』で明かされている。
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- ボーゾックのアイドル。その正体はファンベル星の第一王女で、お姫様暮らしが嫌で家出し、ボーゾックに転がり込んだ。
- 可愛いけれどもワガママな家出不良少女。ガイナモに惚れられているが、本人はそれを利用して彼を顎でこき使う。ゾンネットから本来の姿に戻る際には、「ラビオリ・キシメン・リングイネ」の呪文を唱える。ときめきを感じると胸から「きゅん」と描かれたハート形のクッションが飛び出すという奇妙な能力も持つ。専用車ゾンネッカーに乗りながら金だらいを敵の頭上目掛けて落とす「金だらい地獄落とし」が必殺技。
- レッドレーサーに一目惚れするが、「住む世界が違う」と恭介を通じて(当時はレッドレーサーの正体を知らず、恭介のことはサル顔の一般市民としか認識していなかった)ふられてしまう。以降はふてくされた態度をとりつつも、内心では想いを抱き続けていた。後にその正体が恭介自身だと知り、憧れの人がサル顔の一般市民であったことにかなりのショックを受けたが、EEムスビノフから自分を救おうと必死で戦う恭介の姿に心が動き、晴れて敵味方の立場を超えて相思相愛の仲となる。
- ラジエッタから故郷の星が「大宇宙ハイウェイ計画」の被害に遭っていることを聞かされ、ボーゾックを脱退。一度はファンベル星に帰るも、カーレンジャーとボーゾックの仲介のために地球へと戻り、ガイナモに、「エグゾスがカーレンジャー、ボーゾックの共通の敵」と教えた。
- ボーゾック解散後はファンベル星で毎日見合いをさせられているが、恭介のことを想い続けている。
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- ボーゾックのNo.2で戦闘隊長。ガイナモとはマイナー暴走族時代から共に艱難辛苦を乗り越えた仲であるが、金で裏切るなど割と現金な一面もある。まれにカーレンジャーを倒すための作戦を立案することもある。
- 得意技は「ぱちき」と「ランニングヘッドバッド」で、トランプを重ね合わせたデザインの剣を武器としている。VRVマスターに扮してダップを完全に騙すなど意外にも変装が得意。旗色が悪くなると「撤収!」の掛け声と共にさっさと逃げてしまう。
- 戦闘員を詰めた壺に乗り浮遊して登場することが多い。また、この壷は10円玉が大量に詰まっている。バイクに乗る時は、服の背中部分の飾りが頭を覆ってヘルメットになる。
- 初期は冷酷かつ残虐な一面が強調され、執拗にダップの命を狙っていたが、最終的には無意味にギャル語を使ったり、真面目な顔でトンチンカンなこと[注 12]を言うなど、ガイナモに劣らぬ頭の悪さや茶目っ気を見せるようになった。幼少時代に雷を馬鹿にして火傷をしたトラウマから雷が大の苦手だったが、第14話でバキバキ伝説に挑み、突破したことで克服した。これはエレキンタが与えた試練で、褒美に電気バイク「バキバキルガー」を1台もらったが、エレキンタの死と共にバキバキルガーを失ってしまった。
- 実は小学校レベルの勉強も苦労するほどの知的レベルであり(LLオネネに「ボーゾックの原点は何だ」と聞かれたときに「減点は6点で免停だ」と答えたり、エグゾスと初めて対峙した際、「支配者」の意味が分からず、グラッチの「歯医者さんみたいなもんだろ」という説明に納得していた)、そのためボーゾック解散後は、グラッチと共に義務教育をやり直すために小学校に入学した。
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- ボーゾックの発明家だが、機能よりも趣味とノリでデザインばかり重視するため、発明するものはほとんど役に立たない。さらにガイナモの逆鱗にビビり、市太郎を「子供さん」と呼び「怖がらないの?」と尋ねると泣きだした(実際はウソ泣き)だけで慌てふためく臆病な性格。
- 食べることが大好きで、芋長の芋羊羹による巨大化作用を偶然にも発見(特に解明したわけではないのがこの作品らしい)。芋羊羹を買いに行くのは大体彼の役目で、毎回ちゃんと代金500円を払っている。
- 念力で相手を転ばせることができるが、戦闘能力自体はあまり高くなく、劇中ではMMモグーの巨大化に失敗した際、天馬親子から反撃を食らって逃げた場面もある。服の顔の辺りとへその辺りにそれぞれ窓が付いており、開くことが可能(本人曰くへそは30年間ずっと掃除していないらしく、強烈な臭いを放つ。その臭いは巨大化したMMモグーまで届くほど)。リッチリッチハイカー教授が奪ったRVロボをボーゾック乾電池で悪の尖兵としたことも。
- 番組後半は暴走皇帝エグゾスの出現と、彼からの雑誌による武器供与により印象が薄いが、ノリシロンの組み立てにも立ち会った。しかし、腕の割りピンを付け忘れるという失敗をし、エグゾスから電撃でお仕置きを受ける。更には最終局面で新しい芋羊羹を買い忘れており、期限切れの腐った芋羊羹をガイナモに食べさせ恥をかかせるなどうっかり者である。
- 前述した「支配者」の意味のわからないゼルモダに発した問題発言からも察せられる通り、彼もまたゼルモダ同様、無知無学であったため、ボーゾック解散後は、ゼルモダと共に小学校に入学した。
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- 第16話から登場。ボーゾックの悪事を成功させるべく、ガイナモが呼び寄せた犯罪コンサルタント。「教授」と名乗るが何を専攻しているかは触れられていない。自己紹介の時には「リーッチハイカー教授/リッチリーッチハイカー教授」と妙なイントネーションで名乗り、ガイナモや実もそのように呼んでいた。笑い声は「リーチッチッチ!」。
- インテリ系な性格でプライドが高いが、本性は短気でサディストなエロオヤジ。武器は伸縮自在の電磁鞭。安い料金で依頼を引き受けることを売り文句としている割に、実際に請求している給料はやたらと高い(初回のコンサルタント料は1800万円だった)が、ガイナモによってかなりまけさせられていた様子。人間の姿(声を担当した田中信夫本人が演じている)に変身することができる。ちなみに電話番号は「868-315」であり、「ワルハサイコー」(悪は最高)の捩りとなっている。
- 「ボーゾックとしては割りと高い給料で雇っている」ことから遅々として地球を花火にできないことをガイナモやゼルモダに指摘されており、その場しのぎについたウソで荒くれ者を派遣することもあった。
- 後にボーゾック祭りにおいて、手違いで全宇宙の邪悪エネルギーを一人で浴びてしまい、顔の色が金に変わってパワーアップ。リッチリッチハイカーと名乗り、ガイナモとゾンネットを追放、その他の構成員を買収し2代目総長としてボーゾックを牛耳った。自分の手持ち資金に加え、ガイナモがゾンネットとの結婚資金として貯めていた秘密定期預金を勝手に下ろし、強力な怪獣メカ「ブレーキング」を製作した。この「ブレーキング」でRVロボを打ち破り奪い去ったが、VRVマシンの出現により一度は撤退に追い込まれる。その後、ブレーキングを改造して再度挑むも、VRVロボのビクトリーツイスターによって敗北し、ブレーキングの爆発に巻き込まれ死亡。
- 彼の死は何故かテレビのニュースで報道され(しかもその際アナウンサーからは改名後の「リッチリッチハイカー」と呼ばれていた)、焼き肉店でそれを観たガイナモとゾンネットはすぐさまボーゾックへと戻った。
- なお、元々はデザイナーが自分が担当すると誤解してVRVマスターとしてデザインしたキャラクター。
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- 元々はボーゾック基地の内にいた宇宙ゴキブリだったが、グラッチに芋長の芋羊羹を食べさせられ(ガイナモ達と同じサイズに)巨大化。グラッチのように時間経過で元の大きさに戻ることはなく、芋羊羹を食べてさらに巨大化したこともある。
- 15話ではグラッチの発明品である「パワフルダンサー製造機」によって「GGゴキちゃん」となった事も。その後も準レギュラーとして最終回まで登場した。「ゴキ!」や「ゴキー!」といった言葉しか話せない。
- 実は養殖ゴキブリで、第41話では口に装備したグラッチ特製の「エネルギー吸い取り唇」から相手のエネルギーを吸収できる「IIゴキちゃん」となったこともある。
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- ボーゾックのカラフルな下級戦闘員。赤・青・緑・白の4種類がおり、白のワンパーは落ちこぼれ的存在で、常に1人しかいないが人間の姿に変身する能力を持つ。敵なのにも関わらず、EDではカーレンジャーのレースを観戦・応援している。カラフルな戦闘員は激走戦隊カーレンジャーに登場するワンパーのみである(2013年現在)。
- 元は蛸らしく、普段は「NO FUTURE NO WAY」と書かれた蛸壺に入っており、倒されると蛸の姿になってしまうことも。また、たまに日干ししないとカビ臭くなってしまう。
- ゼルモダやボーゾックの荒くれ者の号令で一気に飛び出し、口から吐く墨やビーム砲にもなる剣を武器にして戦う。ちなみに壺からは大抵一気に飛び出すため、ゼルモダはよく足を踏まれるらしい。返事は基本的に「チース」。
- ボーゾックの荒くれ者
- ボーゾックの構成員達で、名前の最初にアルファベット2文字(ほとんどが当て字になっている)が並ぶ。それぞれ「ボーゾック一の○○」といった肩書き(一部例外あり)を持ち、名前の一部が口癖となっている者が多い。大半の荒くれ者は倒されたときの断末魔も名前である。「ボーゾック一のキムチ好き」や「ボーゾック一の植木職人」など、暴走族らしからぬ肩書きを持つ者がほとんどである。基本的にはガイナモやゼルモダの命令で出動するが、LLオネネやXXミレーノなどは個人的な理由でチーキュに向かった。
- 宇宙ゴロツキ
- バリバリアンの基地内にたむろする宇宙人。猫や鳥、蛙など様々な動物の姿を持つ者が多い。普段バリバリアンからはあまり出ることはないが、一部のゴロツキはSSパマーンと共にゾクレンジャーとして登場している。ガイナモやゼルモダたちには基本従順であるが、時々彼らのバカさを呆れたり、からかったりすることもある。中盤では連戦連敗の影響で、何人かの離反者が出たことも。ゴロツキの中でカーレンジャーに唯一倒されたのはJJジェットンであり、生き残ったゴロツキたちはボーゾック解散後、劇団を発足させた。
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- SSパマーンをリーダーとする5人組のゴロツキ集団。カーレンジャーと同じ5色のメンバー、5人で使用するゾクレンジャーボール、5人で発射するゾクレンバズーカ、戦闘BGMに主題歌のセルフパロディ(暴走戦隊ゾクレンジャー)が流れるなど、随所にネタが盛り込まれている。
- 「悪の戦隊」を自称しているが、実際にやっている悪事といえば、花を銃撃する、子供に意地悪を働く、人の家の窓ガラスを割る、洗濯物を汚すといった、お世辞にも凶悪とは呼べないせこい悪事ばかりである。その割にカーレンジャーとの戦いでは研究と対策を重ねた戦法で彼らを圧倒する活躍を見せ、ラジエッタの加勢なしには勝てない強敵であった。
- また、SSパマーンは、巨大戦では剣を使って過去のスーパー戦隊の巨大ロボの必殺技のパロディと思われる技を繰り出そうとする(しかも背後のエフェクトもどこかで見たようなものが続々と出てくる)が、全ての技をパロディとして一つの技にしようとした結果、「大銀河電撃科学暗黒剣・稲妻電撃プラズマサイバーオーロラ遠心重力スーパーサンダー…(以下不詳)」という、とんでもなく長い技名になってしまい、技の名前を叫んでいるうちに、「技の名前が長いんだよ!」とレッドレーサーにツッコまれながら「RVソード・激走斬り」で倒されてしまった(技名が途中で不詳となっているのはそのため)。
- 『轟轟戦隊ボウケンジャー』の「全戦隊大全集」では、悪の戦隊として紹介された。
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- 終盤から本格的に登場した黒幕で、ハザード星の正義の星座伝説と対を成す悪の星座伝説の力を持つ。ボーゾックに属しておらず、宇宙暴走族でもないが、彼もまた地球を「チーキュ」と呼ぶ。宇宙の悪人達向けの『宇宙ランド』なる雑誌を発行している(毎月一回発行で価格は500円。12月号の付録は組み立て式ロボットノリシロンだった)など庶民派な一面を持つ。5つの車型星座を全て飲み込んでしまうなど計り知れないスケールを見せ、その大きさは地球やバリバリアンが掌に乗るほどで、歴代のスーパー戦隊の中では敵味方問わず最大級の巨体を持つ。
- 全宇宙に君臨する悪の支配者を名乗るが、その実はスピード違反は当たり前、交通事故も起こし放題の「恐怖の大宇宙ハイウェイ」を建設することを目論む宇宙の地上げ屋。本来ボーゾックとは無関係だったが、ハイウェイの建設予定地にハザード星や地球等の惑星が点々と存在していることを邪魔に思い、自分の手を汚さずにそれらの惑星を始末しようという考えからボーゾックを唆して操っていた。一方のボーゾックはエグゾスを「ボーゾックのファンで、色々物をくれる気前の良いおっさん」程度の認識しか持っていなかった。事実エグゾス考案の作戦はエグゾスが資金や必要な材料を提供し、ボーゾックに行わせている。
- 「占い師スゾグエ」を名乗り、ガイナモに「『ハ』で始まる星を滅ぼすと良いことがあるでしょう」という年賀状を送って、ハザード星を滅ぼさせるよう仕向けた。同様に地球も消滅させようとしたのだが、ボーゾックがうまい具合に地球に向かったためそのまま静観していた。しかしいつまで経っても地球が無くならない上、彼らがスランプに陥ってしまったことに業を煮やし、遂にボーゾックの前に姿を見せ、雑誌の付録・ノリシロンシリーズを与えたりとあれこれ手を出すようになる。しかし命令は絶対で、作戦が失敗すると左手からの電撃でボーゾックを罰する。作戦のレベルはボーゾックよりもはるかに高く、シグナルマンを洗脳した際(当時はまだカーレンジャーもボーゾックもエグゾスの存在を知らなかった)は、ダップに「ボーゾックの作戦にしては偏差値が高すぎる」と評された。
- 最終決戦では車型星座を吸収することでクルマジックパワーを封印することに成功し、ボーゾックも用済みとして見限るが、それによりカーレンジャーとボーゾックが結束してしまい、カーレンジャーが操縦するバリバリアンの特攻を受けてクルマジックパワーを奪還されてしまう。直後に全宇宙の邪悪のエネルギーを集めてエグゾス・スーパーストロングとなって復活。この形態では右腕が変質した刃や、口から吐き出す破壊光線、両手にエネルギーを集めて放つ光弾、再生能力などを用いて戦う。VRVロボを破壊し、RVロボも戦闘不能にし、圧倒的な戦闘力でカーレンジャーを絶体絶命の危機に追い詰めた。そして、とどめを刺そうとした次の瞬間、一瞬の隙を突かれてガイナモに腐った芋羊羹を食べさせられ、腹を壊して一気にパワーダウンし、元のエグゾスの姿から更に人間サイズへと縮小されてしまう。そしてカーレンジャーとの等身大での戦いの末、オートパニッシャー一斉射撃とカーレンジャー・クルマジックアタックを受けて敗北し、宇宙に吹き飛ばされた後に消滅。同時に「大宇宙ハイウェイ計画」も消滅する形で潰えた。
- デザインベースは通常時はツタンカーメン、スーパーストロングではラジアルタイヤと高速道路。
カーレンジャーの装備・技
共通装備
- アクセルチェンジャー
- カーレンジャーに変身するためのアイテム。左腕に装備されている通信機としても使用可能なブレスレットのアクセルブレスとエンジンキー型のアクセルキー(5人ともそれぞれ異なるキーホルダーを付けている)からなる。右手にもったアクセルキーを掲げ、「激走!」と叫び、左手にはめたアクセルブレスに差し込んでエンジンを掛ける時と同様のようにして「アクセルチェンジャー!」と叫んで変身する。
- クルマジックスーツ
- ハザード星の特殊繊維・プラネリオンでできている、カーレンジャーの強化スーツ。通常は微粒子状態になってアクセルブレス内に圧縮収納されている。軽量でしなやかだが鋼鉄よりも強い。マスク部は特殊合金ステラメタルで作られており、5人の夢の車と車型星座が同じ形だったことから、夢の車=レンジャービークルのフロントバンパーを模したマスクとなった。
- なお地球人やボーゾックたちはおろか、多くの宇宙人達はカーレンジャーを宇宙人だと思っており、マスクは顔、スーツは服と考えている。
- オートブラスター
- 右腰のホルスターに入っている光線銃。トリガーを引くと100m離れた場所から厚さ10cmの鉄板に穴を開ける光線を放つ。「シフトアップ!」と叫んで後部を引っ張ると前部が展開し、イオン吸収タービンが露出して強化型のオートパニッシャーに変形。命中精度は落ちるものの、吸収した空気中のイオンによってオートブラスターの20倍もの威力がある光線を撃てる。
- バイブレード
- バックルに入っている剣。柄部分に超小型クルマジックエンジンが内蔵されており、柄の下部のグリップを引っ張ると破壊力がアップするフルパワーモードになる。
- カーナビック
- 第21話でAAアバンバの透明化に対抗する為に菜摘、洋子、ダップが開発したカーナビ型万能アイテム。2つ配備された。
- ナビックコム
- カーナビ形態。捜索やエネルギーメーター、自動操縦の機能を備える。ペガサスサンダー、ドラゴンクルーザー、各巨大マシン・巨大ロボに搭乗している際にも用いられる。主にイエローレーサーが使用。
- ナビックショット
- 銃形態。姿を消した敵でも追尾して命中することが出来、障害物に対しては、曲折して避けることも出来る。オートパニッシャーと合体させると百発百中のナビックブラスターになり、オートパニッシャーの3倍の威力を発揮する。
フォーミュラーウェポン
- フェンダーソード
- フォーミュラーマシンのフェンダー部分が変形したステラメタル製の特殊な剣。どんなに硬いものでも一刀両断する。フェンダーソードとバイブレードの二刀流で体当たりして敵を切り裂くツインソード・ツインカムクラッシュという技がある。
- マフラーガン
- フォーミュラーマシンのマフラーが変形した2丁の大型銃。2700度の超高温ヒート火弾を撃ち出す。
- エンジンキャノン
- フォーミュラーマシンのエンジン部分が変形したバズーカ砲。破壊力抜群の強力なエネルギー弾を、マッハ1の速さで発射する。命中率は、百発百中。
- サイドナックル
- フォーミュラーマシンのサイドバンパーが変形したナックルガード。巨大な岩も打ち砕くほどにパンチ力を倍増させ、電撃を流して敵を痺れさせる。これを使用した「ナックルボンバー」という技もある。
- バンパーボウ
- フォーミュラーマシンのバンパー部が変形したアーチェリー。二つの発射口からライトニングアローを発射する。
ギガフォーミュラー
フォーミュラーマシン型の武器。組み替えるとフォーミュラーノバに変形する他、分解すれば個人武器フォーミュラーウェポンになる。なお、マニュアルは日本語。
- フォーミュラーマシン
- ギガフォーミュラーの車両形態。移動の際に用いられる。
- フォーミュラーノバ
- ギガフォーミュラーを組み換えた必殺バズーカ砲。ドラゴンクルーザーに装備可能。
ギガブースター
後半の主力武器であるフォーミュラーマシン型武器。営業である実を除く4人とダップの手で開発されており、飛行形態と必殺バズーカ砲に変形できる。ドラゴンクルーザーに装備可能。完成した直後に、開発に立ち会っていなかった実によって間違って宅配便で送り出されてしまい、それを慌てて追いかけるというハプニングも発生している。
- ブースターマシン
- ギガブースターの車両形態。
- ブースタージェット
- ギガブースターの飛行形態。通常はこの形態でドラゴンクルーザーに装備されている。
- ブースターキャノン
- ギガブースターが変形した後期の必殺バズーカ砲。フォーミュラーノバの5倍の破壊力を持つ。レッドレーサーの「キャノンモード」を合図に変形。全員の「イグニッション」の発声でタービンが回転し、ビームを発射する。
個人技
- ドライビングアタック
- レッドレーサーの技。体をきりもみ回転させて敵に突撃する。
- ピストンブロー
- レッドレーサーの技。きりもみ回転で勢いを付け、アッパーカットを食らわす。
- ヘアピンキック
- ブルーレーサーの技。高速回転しながらキックする。ジャンプしながらより高速で何度も蹴るハイパーヘアピンキック、宙返りしながら敵を蹴り上げるバック転ヘアピンキックという応用技もある。
- ハッシングフラッシュ
- ブルーレーサーの技。頭部のライトから放つ閃光。ドラゴンクルーザーのライトと同時に放つこともある。
- 激走カーウォッシャー
- ブルーレーサーの技。水と木の葉で、相手の身体についた毒物を一瞬で洗い落とす。
- ピットインダイブ
- グリーンレーサーの技。地面にうつ伏せになり、ワンパー達の足をすくうようにして地面を泳ぐように突進する。
- グリーンレーサー浪花蹴り
- グリーンレーサーの技。空中できりもみ回転しながら両足でキックする。「なにわげり」ではなく「なにわけり」と呼称する。
- スクランブルチョップ
- グリーンレーサーの技。ジャンプで敵に突撃して決めるダブルチョップ。
- チェッカーチョップ
- イエローレーサーの技。高速回転チョップで敵の弱点を攻撃する。
- 激走メカニックばらし
- イエローレーサーの技。スパナ一本で、猛スピードで走る敵マシンを一瞬のうちに分解する。
- ホイルスピンキック
- ピンクレーサーの技。空中前転しながら敵を蹴り上げる。
- ホイルスピンシールド
- ピンクレーサーの技。空中で高速前転して敵の攻撃を跳ね返す。
- ピンク爆弾パンチ
- ピンクレーサーの技。怒りを込めた強烈なアッパー。
- ピンクジャイアントスウィング
- ピンクレーサーの技。敵の足を掴んで振り回して遠くへ投げる。
- ピンクフライングアタック
- ピンクレーサーの技。しなやかに飛び、敵に素早くクロスチョップを放つ。
- バイブレードおかえしワイパー
- ピンクレーサーの技。バイブレードをワイパーのように高速で左右に振り、毒ガス等を跳ね返す。
- ピンクヒッププレス
- ピンクレーサーの技。全体重をかけ、お尻で敵を押しつぶす。
必殺技
- カーレンジャー・クルマジックアタック
- 5人が突進しながら光と化して一つに固まり、体当たりする。最終回で使用。
シグナルマンの専用装備
- シグナイザー
- シグナルマンが携帯している宇宙警察官警察手帳。通常のIDモードから、放電可能な警棒のポリスバトンモードや、拳銃のガンモードに変形する。IDモードには1000時間分の録音機能がある。ガンモードでは超高熱ヒートビーム、ショック波のスマッシュビーム、超冷凍弾のコールドビームといった三種類のエネルギー弾を発射可能。先端にチョークを付けて地面に線を引くことも可能。
- シグナルホイッスル
- シグナルマンが専用メカのポリスピーダーやサイレンダーを呼ぶ際に使用する笛。
スピーダーマシン
- 全長:2.3m(全車共通) / 重量:60kg(全車共通)
カーレンジャー各人専用の車両で、レンジャービークルのコクピットにもなる。
- レッドスピーダー1
- レッド用カート。最高速度は350km/h。スピーダーガンを装備。
- ブルースピーダー2
- ブルー用カート。最高速度は5機の中では最大の450km/h。武器は無し。
- グリーンスピーダー3
- グリーン用カート。最高速度は350km/h。スピーダーミサイルを装備。
- イエロースピーダー4
- イエロー用カート。最高速度は350km/h。スピーダーカッターを装備。
- ピンクスピーダー5
- ピンク用カート。最高速度は350km/h。スピーダーレーダーを装備。
野生の車
隕石に閉じこめられていた意思を持った自動車形機械生命体であり、誰も乗りこなすことのできなかった銀河に伝わる伝説の車(ボーゾックも乗りこなすことが出来なかった)。宇宙空間では自在に走れるが、ドラゴンクルーザーは大気圏内では飛べない。
第20話でボーゾック一の発掘野郎・WWワリッチョの手で封印を解かれて地球へ降り立ち、捕獲しようとするワリッチョとカーレンジャーとの戦いの中でカーレンジャーに力を貸すようになった。名前は2台とも、伝説に因んでカーレンジャーのメンバーが名づけた物である。車自体が意志を持った生命体故に、カーレンジャーの味方となった後には、仲間として認めており、第44話で落ち込んだイエローレーサーをドラゴンクルーザーが傷つきながらも動いて激励したことがある。
海外メーカーの車両をベースとしている都合上、2台とも左ハンドルとなっている。
- ペガサスサンダー
- 全長:5.3m(通常時)、6.015m(スカイモード) / 重量:1820kg / 最高走行速度:600km/h / 最高飛行速度:マッハ1.2
- スポーツカータイプの赤い車で、その走りは天馬のように優雅だという。スカイモードに変形することができる。レッドレーサーとピンクレーサーが搭乗し、運転はレッドレーサーが行う。
- 屋根にビーム砲・ペガサスレーザーを装備。飛行時に全砲門からビームを一斉射撃する「ペガサスファイナルバーニング」という必殺技を持つ。ベース車は4代目シボレー・カマロ。
- 第37話ではレッドレーサーとピンクレーサーが買い物に使用した。また、第43話ではレッドレーサーとダップが乗り、ダップのクルマジックパワーで作った雪を降らせた。
- ドラゴンクルーザー
- 全長:4.16m / 重量:1770kg / 最高速度:550km/h
- ジープタイプの青い車で、その走りは竜のように力強いという。ブルーレーサー、グリーンレーサー、イエローレーサーが搭乗し、ブルーレーサーが運転を担当。
- 車体前部にウインチ・ドラゴンクローを装備。フォーミュラーノバやブースタージェットを装備することもできる。ベース車はクライスラーの初代ジープ・ラングラー。 車体上部の砲門から「ボンバー・ノバ」を放つ。
- 第26話ではグリーンレーサー[注 13]が運転し、第44話ではイエローレーサーが修理・運転した。
シグナルマンのマシン
- ポリスピーダー
- 全長:2m / 重量:160kg / 最高速度:500km/h
- シグナルマンの白バイ。宇宙空間も飛べる。前部のエンブレムとオレンジ色のライトからレーザー光線を発射する。シグナルホイッスルで召喚する。第28話でシグナルマンがポリス星に帰還する際、カーレンジャーがカーナビックを取り付けて自動操縦モードにしたこともある。
- コバーンベース
- シグナルマンが常駐している移動交番。大抵は人通りのない所に置かれ、シグナルマンは独り寂しそうに勤務している。 シグナルマンがポリス星に帰っている間は放置されており、埃を被っていた。
- シグエのミニパト
- シグエが第44話で地球のシグナルマンを訪ねる時に、シグタロウを連れて乗ってきたミニパトカー。カラーリングはサイレンダーのそれを模している。
- 同話でカーレンジャーと共にボーゾックを追跡して活躍はしたものの、敵の攻撃によって故障し、動けなくなってしまう。
レンジャービークル(RVマシン)
カーレンジャー5人の「夢の車の模型」をカーレンジャーとダップが力を合わせて具現化させた巨大なRV。カーレンジャーがスピーダーマシンごと搭乗する[注 14]。合体してRVロボとなる。クルマジックパワーで動くため、排気ガスは出さない。全て四輪駆動である。
- レッドビークル
- 全長:22m / 全幅:10.6m / 全高:8.5m / 重量:900t / 最高速度:マッハ1.5
- レッド用クーペ型四駆。RVロボの頭と胸になる。ライトからペガサスレーザーを放つ。走行中にRVロボの顔を出して喋らせる(「注意一秒、怪我一生」と発言)事も可能。巨大な車であるためか、タイヤのインチ数は400。
- ブルービークル
- 全長:26.5m / 全幅:17.8m / 全高:18.2m / 重量:2500t / 最高速度:800km/h
- ブルー用ピックアップ型四駆。RVロボの腹と大腿部になる。 上のライトからレグルスフラッシュと、前のライトからはレグルスビームを放ち、レグルスフラッシュは合体時にはプラグネードスパークに強化される。タイヤの数値は前輪が800、後輪が1000。
- グリーンビークル
- 全長:25.8m / 全幅:12.8m / 全高:14.8m / 重量:1500t / 最高速度:840km/h
- グリーン用ミニバン型四駆。RVロボの右足になる。ライトから敵のマシンを狂わせる機能を持つショックビームとプレアデスウェーブを放つ。タイヤ数値は800。
- イエロービークル
- 全長:25.8m / 全幅:12.6m / 全高:14.8m / 重量:1500t / 最高速度:840km/h
- イエロー用SUV型四駆。RVロボの左足になる。ライトから故障した味方のマシンを修復する効果を持つミラーシャワーを放つ。タイヤ数値はグリーンと同じ800。
- ピンクビークル
- 全長:23m / 全幅:12.8m / 全高:6.9m / 重量:1100t / 最高速度:889km/h
- ピンク用ステーションワゴン型四駆。RVロボの両腕になる。ライトからシリウスビームというレーザー探査光を放ち、敵を見つけたり、弱点を見つけ出す。両腕になる都合上分離して敵の攻撃を回避することができる(5話で披露)。また、普通の車と同じようにエアーバッグも付いている。タイヤ数値は600。
ビクトリーレンジャービークル(VRVマシン)
第30話でVRVマスターがカーレンジャーに与えた巨大な「働く車」。VRVマスター曰く「絶対に勝つことを約束されたマシン」であり、レンジャービークル以上の戦闘能力を持つ。合体してVRVロボとなるが、それぞれが単独でロボットのVRVファイターに変形することもできる。VRVロボに合体する際は操縦席に備えられた「青いスイッチ」を押して「必勝合体」を合図とし、VRVファイターに変形する際は「赤いスイッチ」を押して「ファイターチェンジ」を合図とする。合体時に大量のクルマジックパワーを消費するため、クルマジックパワーが少ない場合には単体で闘う。
第45話では、ファイヤーファイターを欠いた4ファイター(ラジェッカーロボも加勢したが)で、 ビクトリーツイスター・ファイターバージョンを決めた。
- Vファイヤー
- 全長:26m(消防車形態)/ 全幅:14m(消防車形態)、20.5m(ファイター形態)/ 全高:12m(消防車形態)、31m(ファイター形態) / 重量:2300t / 最高速度:800km/h / 出力:400万hp/t
- レッド用消防車。リキッドディスチャージャーから岩をも砕く強力放水をする。変形後は消防士型のファイヤーファイターになる。消火器を使った放水の他、全身に炎を纏ったファイヤーファイターアタックを必殺技とする(劇中未使用)。VRVロボの頭と胸になる。
- Vポリス
- 全長:30m(パトカー形態)/ 全幅:15m(パトカー形態)、18m(ファイター形態)/ 全高:11m(パトカー形態)、33m(ファイター形態) / 重量:2400t / 最高速度:マッハ1.5 / 出力:350万hp/t
- ブルー用パトロールカー。全マシン中最速を誇り、ポリスサイレンソニックを装備し、体当たり攻撃のVポリスアタックを用いる。空中戦に対応。変形後は警察官型のポリスファイターになる。得意技はボリスキック。VRVロボの腹と大腿部になる。
- Vダンプ
- 全長:26m(ダンプカー形態)/ 全幅:16m(ダンプカー形態)、17m(ファイター形態)/ 全高:13.5m(ダンプカー形態)、31m(ファイター形態) / 重量:2500t / 最高速度:700km/h / 出力:500万hp/t
- グリーン用ダンプカー。荷台から大量の鉄球を転がして敵を転ばせる。変形後は工事員型(アメリカンヘルメット装備)のダンプファイターになる。全ファイター中最高のパワーを誇り、パンチを主体としている。VRVロボの右足になる。
- Vドーザー
- 全長:29m(ブルドーザー形態)/ 全幅:17m(ブルドーザー形態)、21m(ファイター形態)/ 全高:15m(ブルドーザー形態)、30.5m(ファイター形態) / 重量:2500t / 最高速度:750km/h / 出力:450万hp/t
- イエロー用ブルドーザー。前部のバケットは倒壊するビルも受け止める。変形後は工事員(安全ヘルメット装備)型のドーザーファイターになる。ダンプファイター同様にパワーに優れるが、パンチ主体のダンプファイターに対して、ドーザーファイターはキックを主体としている。VRVロボの左足になる。
- Vレスキュー
- 全長:22m(救急車形態)/ 全幅:15m(救急車形態)、20m(ファイター形態) / 全高:12m(救急車形態)、31m(ファイター形態) / 重量:1550t / 最高速度:750km/h / 出力:300万hp/t
- ピンク用救急車。上部から注射器形ミサイルを発射する。変形後は救命士型のレスキューファイターになる。戦闘能力では他のファイターに劣るものの、器用さに優れることから爆弾解除や避難誘導に適している。VRVロボの両腕になる。
巨大ロボ
- RVロボ
- 全高:55m / 全幅:30.8m / 重量:7500t / 出力:2000万hp/t
- 第5話より登場した、5機のレンジャービークルが「激走合体」した巨大ロボ。合体後「バトルモード、チェンジアップ」の合図で立ち上がり、「エンジン快調! RVロボ」の合図で戦闘開始。合体を終えた直後に「RV」の文字が出るのが特徴。スピード面では「アクセル全開」の掛け声と共に高速滑走を行うこともできる。カーレンジャーのロボは、クルマジックパワーを持つ者しか操縦できず、遠隔操縦では6割程度の出力で動ける。
- 武器は右拳から湧き上がった蒸気から出現する剣のRVソード、盾のラジアルシールド。胸のハイパワーランプからはプラグネードスパークを放つ。格闘技として、右足から繰り出す跳び蹴りの「RVロボ浪速蹴り(読み方は「なにわげり」ではなく「なにわけり」)」、左足キックの「イエロービークル回転キック」、右パンチの「ピンクビークルパンチ」がある。
- 必殺技はRVソードを手にした状態で高速走行を行い、そのまま回転して切り裂く「RVソード激走斬り」。これの強化版として、激走斬りのモーションで相手の懐に飛び込み、RVソードで刺し貫く「RVソード激走斬り・ハイパークラッシャー」がある。また、この他にも「回転スイカ割り」という縦斬りも使用された。VRVロボのVバズーカを使用したこともある。
- シリーズ前半ではほぼ無敗を誇っていたが、ブレーキングとの戦いで敗北を喫してからはOOバットンに両手足を破壊されたり、マリンザブーンにエネルギー切れに追い込まれたりと苦戦も多くなった。VRVロボの登場以降は主役ロボの座を譲ったが、VRVロボが使用不能となった時の第40話、第42話と43話[注 15]に最終決戦で使用された。
- ブレーキング戦でボーゾックに奪われてしまい、クルマジックパワーを持たないボーゾックが操縦できるように巨大なバッテリー(ボーゾック乾電池)を取り付けられた状態でZZギューリとワンパー4人が操縦し、VRVロボと戦うが、レッドレーサーの奮闘で奪還に成功した。なお、ZZギューリが操縦した理由は戦闘ではなく韓国にキムチを買いに行くためである。
- エグゾス・スーパーストロングとの戦いで大破するものの、戦い終えた後のパーティーでは修復されていた。
- 『電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー』では、VRVロボがVRVマスターの元に戻った為か(息子のダップは地球に戻ってきたが)、RVロボが用いられた。
- VRVロボ
- 全高:60m / 全幅:45m / 重量:11250t / 出力:3000万hp/t
- 第31話より登場。5機のRVマシン(もしくは5体のVRVファイター)が「必勝合体」した巨大ロボ。合体後「エンジン絶好調! VRVロボ」の合図で戦闘開始。 VRVマスター曰く「必ず勝つことを約束されたロボット」で、合体時には胸部Vファイアー部のコクピットにカーレンジャーが集結する。
- RVロボ以上の戦闘能力を持ち、パワー主体の戦闘を展開。2丁のVガンと放水ノズルを装備。必殺技は、ビクトレーラーより送られる2本の巨大なバズーカ砲VバルカンとVバズーカによる砲撃「ビクトリーツイスター」。どちらかだけの転送も可能。RVロボとの連携技として、VRVロボのビクトリーツイスターをRVロボがRVソード激走斬りで弾いて特定の場所以外に命中させる「RVソードツイスターカッター」がある。
- また、両手両足をRVロボと換装することが出来、実際にDX玩具でも再現可能となっている。エグゾス・スーパーストロングとの最終決戦ではエグゾスの圧倒的な攻撃の前に、必殺技が通用せず、最後の力を振り絞って自爆したが、最終決戦の後に復元され再登場した。合体前の姿が人型と乗り物型両方に変形するロボはシリーズ唯一である。
- ビクトレーラー
- 全長:120m(トレーラー形態) / 全高:20m(トレーラー形態)、66m(バトルモード) / 全幅:53m(トレーラー形態)、54m(バトルモード) / 重量:50000t / 最高速度:300km/h
- VRVマシンを運ぶ超巨大トレーラー。バトルモードであるロボットタイプに変形するが、戦闘用ではなく、ロボのパーツとなるマシンを運ぶ母艦。先頭車の後に連結された車輌二台が続き、それぞれがコンテナ車であり、先頭車にVファイヤー、2号車にVレスキューとVダンプ、3号車にVポリスとVドーザーを格納して出撃。
- 東京ドームの地下から発進する。3号車上部に据え付けられ、ロボット時には両腕になるVバルカン(右側)とVバズーカ(左側)がVRVロボの必殺武器になる。これはVRVロボ以外が使用する事も可能で、RVロボがVバズーカを使用したり、前述のレッド以外のVRVファイターが4体で持って使用した。
- バズーカの先端にクローのようなパーツがあり、DX玩具でもクローモードに出来る。またVRVマシンの代わりにレンジャービークルを搭載する事も可能だが、どちらの機能も番組中では結局使われなかった。
- 天下の浪速ロボスペシャル
- 第40話で1度だけ登場した合体形態。RVロボの両手足(グリーン・イエロー・ピンクビークル)とVRVロボの胴体(Vファイヤー・ポリス)が破壊されて行動不能に陥った際、グリーンレーサーの機転で無傷だったRVロボの胴体(レッド・ブルービークル)とVRVロボの両手足(Vダンプ・ドーザー・レスキュー)を緊急処置として合体させたもので[注 16]、グリーンが勝手に命名し、他のメンバーからは「勝手に名前決めるなぁ!」と総ツッコミを受けた。また、センターにはレッドでは無く、グリーンが座っている。RVロボのように合体完了時に横に浪速の文字(ただしRVロボと文字色が異なる)が出る。
- 名前はふざけているものの、RVソードとビクトリーツイスターの両方が使用可能で、必殺技はビクトリーツイスター浪速ロボバージョンというプラグネードスパークとビクトリーツイスターの同時発射による一撃で、VRVロボの技を上回る威力のものとなっている。
- 『轟轟戦隊ボウケンジャー』の「30戦隊大全集 スペシャルファイル』では「マルチ合体」のバリエーションとして紹介された。マルチ合体は『百獣戦隊ガオレンジャー』以降の戦隊シリーズで定番となる要素であり、その先駆けともなった。
- サイレンダー
- 全長:28m(パトカーモード) / 全高:10m(パトカーモード)、40m(ロボ形態) / 全幅:17.5m(パトカーモード)、22.5m(ロボ形態) / 重量:2500t / 出力:1800万hp/t
- シグナルマンの巨大パトカー。シグナルホイッスルにより召喚される。ポリス星の警察官は全員このタイプのパトカーを持っているらしい。
- 乗り込んだシグナルマンの「正義の交通ルールを守りましょう!」という台詞と共に、長いトンネルに突入し、そのトンネル内で「スタンドアップ!サイレンダー」の合図と共にロボットに変形する。変形後、シグナルマンの「無駄な抵抗はやめろ!」という警告と共に戦闘開始。ゴーグル部はバイザーになっている。シグナルマンが悪になったときは彼同様信号の色が、黒一色になった。
- 胸の信号からビームのシグナルフラッシュを発射する他、両手から出すナイフサイレンダガー、巨大な手錠・サイレンワッパーを発射する銃ワッパガン、盾のサイレンシールドと多彩な武器を持つ。必殺技は右手の機関砲による一斉掃射「サイレンバルカン」。終盤では、墜落寸前のバリバリアンの突入を阻止しようとし、地球激突による落下の衝撃は和らげたが、出力限界でオーバーヒートし、そのまま倒れてしまった。最終決戦には参加していないが、戦いの後に登場している。
- ラジエッカーロボ
- 宇宙も走行できるラジエッタの愛車ラジエッカーが変形したロボで、変形コードは「チェンジ!ラジエッカーロボモード」。ネコのようなファンシー系。人は乗り込まず、遠隔操作で動く。外見に反して異常に強いが、地球では1分しか稼動できない欠点もある。当初は等身大ロボだったが、その後の改良で「ゴー!ラジエッカー・ジャイアントモード」の掛け声と共に巨大化も可能になった。
ボーゾックの戦力
- バリバリアン
- ボーゾックの本拠地である、高速道路で覆われた人工惑星型宇宙基地。内部には酒場がある。
- 最終決戦でカーレンジャーがこれに乗り込み、エグゾスに特攻を仕掛けて地球に墜落、大破した。
暴走車
ボーゾックの構成員が使用する車両で、飛行も可能。様々な種類がある。
- バリランダー
- サイを模した形状の暴走車。角部分からビームを撃つ。
- バリアクバー
- アンコウを模した形状の暴走車。元々はYYゴンザ専用の暴走車だった。
- ゾンネッカー
- ゾンネットの専用暴走車。
- ゼリッカー
- ZZゼリ専用の暴走車。
- エグゾスター
- バリランダーとバリアクバーが故障中、エグゾスがボーゾックにレンタカーとして貸し出した'97年型ニューモデルの暴走車。エンジンから放つ破壊光弾が武器。
- MMシューリスキーが搭乗し、菜摘から伝説のスパナを奪った彼によって改造される。改造後は装備に後部の排気口から猛烈な勢いで排気ガスを噴出する「猛烈排気ガス」と後部のバズーカ砲、後部から放つ回転ノコギリや後部のミサイル砲が加わった。驚異的な力でペガサスサンダーとドラゴンクルーザーに大ダメージを与え、カーレンジャーを圧倒するが、ドラゴンクルーザーを修理して駆けつけたイエローレーサーのナビックブラスターで破壊された。
バリッカー
ボーゾックの構成員(第25話ではゾクレンジャー)が使用する巨大車両で、こちらも様々な種類がある。
- ブヒバリッカー
- ブタを模した形状のバリッカー。
その他
- ワンパッパー
- ワンパーが使用するバイク。
- ドンパッパー
- BBドンパ専用のバイク。
- 暴走消防車
- ガイナモの手によって変貌した消防車。車体前方からのビームと梯子が武器。カーレンジャー5人のオートパニッシャーの一斉射撃を受けて倒された。
- 流星号
- ボーゾックレディースを指揮するLLオネネ専用の暴走自転車。
- バキバキルガー+
- エレキンタの専用バイクで、電流を放つ。エレキンタが巨大化した際、電流を放つ棍棒となり、彼が倒されると共に破壊された。
- バキバキルガー-
- バキバキ伝説を制覇したゼルモダのバイクをエレキンタが強化した物で、こちらも電流を放つ。エレキンタが巨大化した際、電流を放つ棍棒となり、彼が倒されると共に破壊された。
巨大ロボ
- ブレーキング
- リッチリッチハイカー教授が自身の手持ち資金とガイナモの秘密定期預金を使って製造した怪獣ロボットで、教授が自ら操縦する。
- 自動操縦も可能で、ブースターキャノンをも物ともしない防御力を持つ。武器は口や目からのビームと敵を絡め取って電流を放つ尻尾。
- 初戦でRVロボを倒してバリバリアンへ持って行くが、VRVマシンには太刀打ちできず、最後はガスタンクの爆発に巻き込まれてバリバリアンまで吹っ飛ばされる。その後、強化改造されて改造ブレーキングとなる。改造後の武器は頭部に装備したブーメラン「キングスラッガー」と目からのビーム、胸部の砲台から発射する砲弾と打撃技に使う尻尾。最後はVRVファイターに追い詰められ、VRVロボのビクトリーツイスターによってリッチリッチハイカー教授もろとも倒された。
- ノリシロン-12(ノリシロントゥエルブ)
- エグゾスが毎月一回宇宙中の悪に配っている雑誌『宇宙ランド』12月号の付録である巨大な組み立て式ロボットで、グラッチが組み立てた。製造法はペーパークラフトそのもの。
- ゼルモダが搭乗し、内蔵された加速装置により驚異的なスピードを誇る。斧と胸部のビーム砲、角からの電撃が武器で、必殺技は斧で敵を叩き切る「ノリシロン暴走切り」。
- 初戦でサイレンダーをワッパガンでグルグル巻きにしたあげく、連戦連勝で気が緩んだカーレンジャーが操縦するVRVロボを、あと一歩の所まで追い詰めるが、グラッチが右腕の割りピンを付け忘れたために右腕が取れてしまい撤退。その後、右腕を修理してPPチープリの作戦の援護に駆けつけるが、巨大化したPPチープリの若返りパックを顔に浴び、組み立て前の状態に戻った後、何故か爆発してしまった。
- なお『てれびくん』などの子供向けTV雑誌の記事テンプレート:いつによると、第40話の巨大OOバットンとも結託する予定だったという。
- スカイギギューン
- エグゾスがボーゾックに授けた「陸・海・空の覇者」と呼ばれる三体のロボットの一体で、鳥型。コクピットにゾンネッカーが合体し、ゾンネットが操縦する。
- 武器は目からの破壊光線と口からの破壊光弾で、飛行能力を持つ。ゾンネッカーが合体した状態でコクピットの赤いボタンを押すと、ダップを騙すための偽の新聞がばら撒かれる。
- エグゾスによる自動操縦が可能で、自動操縦状態でVRVロボと戦い、マリンザブーンがダップを連れ去るための時間稼ぎをした後、撤退。その後、ランドズズーンに遠隔操縦されて再参戦。クルマジックパワーが戻ったRVロボが装備したVバズーカで倒された。
- マリンザブーン
- 「陸・海・空の覇者」の一体で、サメ型。コクピットにバリアクバーが合体し、グラッチが操縦する。
- 武器は左腕のドリルと右腕から発射する魚雷、ブーメランとして使う頭部のヒレと右手に持った錨で、水中活動が可能。ダップをバリバリアンに連れ去った。その後、再び地球に襲来。VRVロボをエネルギー切れ寸前に追い込むが、サイレンダーの乱入により逃がしてしまう。RVロボが参戦するも、これもエネルギー切れ寸前に追い込む。だが、残ったエネルギーを使ったRVロボの攻撃でグラッチと暴走車が吹き飛ばされ機能停止。その後、ランドズズーンに遠隔操縦されて再参戦。クルマジックパワーが戻ったVRVロボのVバルカンで倒された。
- ランドズズーン
- 「陸・海・空の覇者」の一体で、ライオン型。コクピットにバリランダーが合体し、ガイナモが操縦する。
- 武器は両腕の鉤爪。顔の側面からコントロール装置を出し、スカイギギューンとマリンザブーンのコクピットに取り付けて遠隔操縦する。胸部からの光線で相手を引き寄せ、胸部に磔にする。これでダップを捕らえ、クルマジックパワーを悪の力・アクマジックパワーに変換する機能で他の2体と共にパワーアップする。3体でアクマジックパワーを溜めて放つ合体技・必殺ビームを使う。
- カーレンジャーの必死の説得により、ダップがカーレンジャーとの友情を回復させたことでアクマジックパワーが暴走。クルマジックパワーが戻ったRVロボとVRVロボの連携技・RVソードツイスターカッターを受けて敗北。ダップも爆発寸前に脱出し、助かった。
- ノリシロン-最終(ノリシロンファイナル)
- エグゾスがボーゾックに与えたノリシロン-12の強化型で、ガイナモ・ゼルモダ・グラッチの3人が操縦する。斧と口から放つ強風「ファイナルタイフーン」、強力なドロップキック・「ファイナルキック」、目から放つ衝撃波「ファイナルフラッシュ」、二丁のランチャーから放つ破壊光線「ファイナルツイスター」が武器。
- VRVロボと激戦を繰り広げ、ファイナルツイスターが当たる寸前にVRVファイターに分離され、翻弄される。VRVロボに再合体した直後の隙を狙うが、空中からのビクトリーツイスターで倒された。
- バリンガーZ
- 劇中には未登場のまま終わった、終盤頃に登場予定だったボーゾックの巨大ロボット。
- 名前やデザインも『マジンガーZ』にそっくりで、放映時の雑誌等で登場が予告されていた。ガイナモを演じた大竹宏によれば、ノリにのった大竹が「ジャンジャジャーン」と『マジンガーZ』のキャラクター・ボスのセリフをアドリブで披露したと撮影の打ち上げパーティでの挨拶で語ったため、バリンガーZのことを知らされていなかった東映幹部に存在がばれてしまい、永井豪とダイナミック企画からクレームが来るのではないかとの懸念が生じ、急遽撮りなおしとなったという[6]。
- その後、コクピットのセットはノリシロン-最終に流用された。
- ノリシロン増刊
- 『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』に登場した宇宙ランド増刊号の付録である巨大ロボット。詳細はこちらを参照。
設定
- 車型星座
- ハザード星に伝わるクルマジックパワーの源となる星座で、それぞれ赤、青、緑、黄、桃の5色のカラーでかつ、レンジャービークルの形状をしており、地球でペガサスの社員だった5人が考えていたそれぞれの夢の車のデザインに一致していた。
- ここからクルマジックパワーを貰い受けることによってハザード星人はクルマジックパワーを発揮できる他、カーレンジャーに変身と戦う能力を与え、レンジャービークルとVRVマシンといった巨大メカ類にも力を吹き込むことができる。
- 1997年1月24日(第46話の放映日)に、星座を酔わせる酒の星座によって、星座を護る力が弱った時、エグゾスに吸い込まれ、クルマジックパワーを失ってしまったが、最終決戦時、バリバリアンの特攻によって星座は解放され、クルマジックパワーは取り戻された。
- ハザード星
- ダップとVRVマスターの故郷の星。
- クルマジックパワーによって平和な文明を築き、宇宙を守る5つの車型星座によって守護されていたが、占い師スゾグエ(エグゾス)の運勢口車にのせられたボーゾックによって、ダップは母と同胞達だけでなく、母星までも花火にされて失ってしまう。
- ボーゾック探知機
- カーレンジャー基地にある赤色灯で、ボーゾックを感知すると点滅し、ダップが即座に「ボーゾック発生だっぷ!!」とカーレンジャーに指示する。
- 悪巧みや邪悪な心にも反応し、第40話でのダップの弁によると、「改心したボーゾックには反応しない筈」であり、その言葉通り同話のOOバットンのウソが後に判明した。
- ポリス星
- シグナルマンの故郷である土星に似た輪のある惑星で、宇宙の治安を守る宇宙警察の本拠地。ここの警察官達は宇宙交通ルールを持って宇宙暴走族に対処していた。第35話では星の周囲に悪性の排気ガスが蒔かれ、これを吸ったポリス星の住人は喘息に陥って(作中では「喉が痛くなるよう洗脳された」とされている)運動会が中止されてしまった他、カーレンジャーに濡れ衣を着せたエグゾスの讒言による噂を真に受けたシグナルマンを狂暴化させ、悪に染まらせた。後にカーレンジャーによって特効薬として大量のサイダー(ゲップにより体内から排気ガスを排出させる)を送られたことで、排気ガス事件は解決した。
- ファンベル星
- ゾンネットとラジエッタの故郷の星。ゾンネットは元々はこの星の王女バニティミラーだったが、婚約者を捜して強引に跡を継がせようとする両親に嫌気がさし、自分に合ったいい男を捜す意味でボーゾックに入った。名の由来は「ファンベルト」から。
- 第45話ではこの星もエグゾスの宇宙征服の暴威に巻き込まれてしまい、星が荒らされていることがラジエッタの弁で語られ、ゾンネットは妹の説得から、星を救うためにボーゾックを離脱して母星に戻る。
- ビクトリードッグ
- VRVマスターが東京ドームの地下にクルマジックパワーを持って建造したVRVマシンの基地。VRVマシンの格納と整備を行える他、後にレンジャービークルもここで整備を受けるようになった。
- DXロボ類と絡ませる基地玩具も発売されている。
- 宇宙スポーツ
- 宇宙中で配布されるスポーツ新聞で、ボーゾックも購読している。略称「宙スポ」。
- 地球のその手の新聞と同じく、大仰な記述や、胡散臭い触れ込みが多く、ダップからも「ガセネタが多い」とあまり信用されていない。[注 17]
- また、ボーゾックはこれ以外にも地球のスポーツ新聞も取っており、そちらはカーレンジャーの活躍や、ボーゾックのマヌケぶりをバカにするような記事が書かれている。
- 少年ダッシュ
- ボーゾックが読んでいる漫画雑誌。
- 暴辞典
- ボーゾックの百科事典で、様々な暴走用語などが記述されている。
- 宇宙ランド
- エグゾスが発刊し、宇宙中の悪人達に配布している悪の宇宙雑誌で、付録にはノリシロン12などの悪の装備がある。徳間書店の『テレビランド』のパロディ[注 18]
キャスト
戦隊メンバーでは最年長は大阪弁を話す上杉実役の福田佳弘であり、福田も実際に大阪出身である。最年少の土門直樹役には当時現役高校生の増島愛浩。増島と八神洋子役の来栖あつこは本作品がデビュー作となった。陣内恭介役の岸祐二は本作品以降もシリーズ作品に様々な役で出演している。志乃原菜摘役の本橋由香もこの作品で名前を知られるようになった。
年間を通してナレーターが存在しない本作品では、複数話完結編や次回予告の際には、役者自らの声で説明が行われる。また、次回予告の終わりには毎回交通標語がその回の予告担当者によって読み上げられる。
ボーゾックのヒロインであるゾンネットには元AV女優である七瀬理香(旧名・水谷リカ)が起用されたが、このキャスティング傾向について東映のチーフプロデューサーを務めた髙寺成紀は、自身が少年時代に見た『恐竜100万年』や『バーバレラ』など、セックスシンボルと呼ばれた女性を起用したSF作品の影響を受けた、と当時の取材で述べている[7]。敵組織の幹部クラスにいわゆるセクシー系の女優を起用する傾向は、髙寺が携わった後続の戦隊作品においても踏襲されることとなる。
声優面では、ボーゾック側のレギュラーである総長ガイナモの声には悪役のボスやガキ大将の役柄を得意とする大竹宏を、また副長ゼルモダと発明家グラッチの声にはギャグキャラの役柄が多い津久井教生と長嶝高士を起用。また加藤精三、飯塚昭三、渡部猛、関智一、肝付兼太などゲスト出演の面々も含め、前作同様若手やベテランを多く織り交ぜたキャスティングとなっている。
レギュラー・準レギュラー
- 陣内恭介 / レッドレーサー(声):岸祐二
- 土門直樹 / ブルーレーサー(声):増島愛浩
- 上杉実 / グリーンレーサー(声):福田佳弘
- 志乃原菜摘 / イエローレーサー(声):本橋由香
- 八神洋子 / ピンクレーサー(声):来栖あつこ
- 天馬市太郎:寺岡龍治
- ラジエッタ・ファンベルト:濱松恵(第25話)→須藤実咲(第34話 - )
- 天馬総一郎:エド山口
- 天馬良江:岩崎良美
- 芋長主人:南州太郎
- 八百勝主人:高月忠
- 美女ゾンネット(バニティーミラー・ファンベルト):七瀬理香
声の出演
- ダップ:まるたまり
- シグナルマン:大塚芳忠
- VRVマスター:小林清志
- シグエ:長沢美樹
- シグタロウ:沢田雄希→池上央将
- 総長ガイナモ:大竹宏
- 副長ゼルモダ:津久井教生
- 発明家グラッチ:長嶝高士
- リッチハイカー教授 / リッチリッチハイカー教授:田中信夫
- 宇宙ゴキブリ・ゴキちゃん:桜井敏治
- 暴走皇帝エグゾス / エグゾス・スーパーストロング:小林修
ゲスト
- スカウトマン:岸博之 (7)
- バスの運転手:岡本美登 (11)
- スカウトマン:高原智秀 (11)
- 恵美:大塚露那 (18、30)
- 恵美の父:栗原敏 (18)
- 少女時代の菜摘:瀬長奈津美 (18、44)
- 織姫:奥野忍 (20)
- 彦星:入江真行 (20)
- 音頭を歌うお姉さん:朝川ひろこ (23)
- カレン・ド・アレン王女:広橋佳以 (23)
- おばあさん:山本緑 (26)
- 焼肉屋店主:泉福之助 (32)
- お天気お姉さん:若杉麻里亜 (33)
- 弁当屋:木村修 (35)
- 芋長の奥さん:喜多道枝 (38)
- イモタク:滝智行 (38)
- 少年時代の直樹:飯塚恭平 (39)
- 直樹の母:松尾晶代 (39)
- 修理工のお爺ちゃん:林孝一 (44)
スーツアクター
- レッドレーサー[8]、総長ガイナモ[9]:横山一敏
- ブルーレーサー[10]:竹内康博
- グリーンレーサー[11]:大藤直樹
- イエローレーサー[12]:大林勝
- ピンクレーサー[13]:中川素州
- ダップ[9]:田邊智恵
- シグナルマン・ポリス・コバーン[14]:O-BITOH
- VRVマスター[15]:森山貴文
- 副長ゼルモダ[14]、暴走皇帝エグゾス[14]、ノリシロン-12[14]:福沢博文
- 発明家グラッチ[9]:森美昭
- 宇宙ゴキブリ・ゴキちゃん[10]、リッチハイカー教授 / リッチリッチハイカー教授[10]、ボーゾック怪人[10]:伊藤慎
- シグエ[16]:飯干隆子
スタッフ
前作から営業に専念した鈴木武幸に替わり、本作品からは当時若手の髙寺成紀がメインプロデューサーに就任。これにより、脚本や監督などの編成は意図的に前作『オーレンジャー』とは違う人員で固められることが多くなった。
脚本面では、戦隊初参加となる浦沢義雄がメインライターを務めることになり、戦隊シリーズで浦沢がメインライターを担当した作品はこれが唯一である。他の脚本担当には、荒川稔久や本作品を最後に東映ヒーローから離れた曽田博久が名を連ねている。
演出面では、パイロット作品を東映作品最後の担当となった小林義明が演出し、3話以降は浦沢との付き合いの長い坂本太郎を始め、渡辺勝也、田﨑竜太の3人が中心となりローテーションを組んだ。特に渡辺は最多となる17作品を演出。シグナルマン登場編、2度に亘る新ロボ登場編、地方ロケ編、そして最終話に至るまで本シリーズの要となる作品を全て手掛けている。またその後の戦隊シリーズの演出陣の主力となった竹本昇も、本作品の第44話にて監督デビューを果たしている。
劇中音楽は本作品が東映作品初登板であり、その後も平成仮面ライダーシリーズなど東映特撮に多数携わることの多い佐橋俊彦が担当。
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん、テレビランド(最終回直前に休刊)
- プロデューサー:梶淳、岩本太郎、太田賢司(テレビ朝日)、髙寺成紀(東映)、矢田晃一(東映エージエンシー)
- 脚本:浦沢義雄、曽田博久、荒川稔久
- 監督:小林義明、坂本太郎、渡辺勝也、田﨑竜太、松井昇、竹本昇
- 音楽:佐橋俊彦
- 撮影:いのくままさお
- 照明:竹田勝三、吉岡伝吉、高橋道夫
- 美術:山下宏
- 録音:石川孝
- 編集:伊吹勝雄、成島一城
- 計測:黒須健雄
- 操演:船越幹雄
- 記録:安倍伸子
- 選曲:宮葉勝行
- 音響効果:大泉音映
- 装飾:高谷昌毅、塩満義幸(装美社)
- 装置:東映美術センター、福居勉(紀和美建)
- 美粧:若村和代(サン・メイク)
- 衣裳:笠井智恵子(東京衣裳新社)
- 企画協力:企画者104
- キャラクターデザイン:野崎明、阿部統、下条美治
- 資料担当:葛西おと
- 視覚効果:沖満(映画工房→日本映像クリエイティブ)
- デジタル合成:大谷喜朋
- CG:東映アニメーション研究所
- 造型:レインボー造型企画、前沢範
- 技術協力:東通
- 現像:東映化学 ファイン・ネガ・ビデオシステム
- 広報:奥村彰浩、鈴木かおり(テレビ朝日)
- 撮影協力:新東京テクノ、三貴プリパレーション
- カースタント:タケシレーシング
- 車両協力:スズキ株式会社、BMW
- ミニチュア:アルファ企画、東陽モデル、ミューロン
- イラスト:野口竜、薄永俊之、スタジオメルファン、ARZスタジオ
- 助監督:田﨑竜太、竹本昇、中沢祥次郎、深作健太
- 進行主任:小迫進、谷口正洋
- 制作デスク:岩永恭一郎
- 制作担当:藤田佳紀
- アクション監督:山岡淳二、新堀和男、J・ムラカミ(ジャパンアクションクラブ)
- 特撮研究所
- 特撮監督:佛田洋
- 制作:テレビ朝日[注 19]、東映、東映エージエンシー
音楽
本作品より木村英俊に代って本地大輔ディレクターが戦隊シリーズを担当するのに伴い、音楽展開においてもそれまでとは大きな変化が見られるようになった。その最たるものが、主題歌を含めた合計32曲もの歌曲と、それらほぼ全て(4曲はシングル未発売)の先行シングルカット化である。これに伴い主題歌もOPとEDが別売仕様となり、各カップリングには挿入歌が収録されるようになった。
また、それまで「ヒット曲集」としてリリースされていた前出の歌曲のアルバムも「ソングコレクション」に、「音楽集」は「ミュージックコレクション」へと改題され、それぞれ3枚がリリースされた。これらの他にも、純然たる企画ものとして「激走戦隊カーレンジャー★Merry Xmas!From Carranger ソングコレクション」が発売されている。ここではシングル発売された「Merry Xmas! from カーレンジャー」の他、佐橋俊彦編曲による「ジングルベル・フルアクセルヴァージョン」が事実上の新曲であり、他に日本コロムビア学芸部製作のクリスマスソング用カラオケを流用したものが8曲収録された。歌唱は全て岸祐二ら出演者達によるもので、スーパーアクションサウンドのように恭介達の掛け合いセリフも収録されている(実が子供の頃の思い出を語る際に「仮面ライダーV3の変身ベルトが…」と発言する等、かなりテンションの高いやり取りが聴ける)。同様の企画CDはセーラームーンでも行われた。
コロちゃんパックではレギュラーメンバーがラジオのDJ形式で曲紹介やミニドラマを展開する『げきそうドキドキ放送局』が製作され、こちらも3タイトルに渡ってリリースされている。
上述の通り、本作品の主題歌・イメージソングの数は、バージョン違いを含め30曲以上にもおよぶ。これはシリーズ史上最多で、2000年代に入ってもまだ記録継続中である。また、本作品に参加した歌手・作詞家・作曲家は、スタッフである八手三郎、荒川稔久[注 20]と速水けんたろう[注 21]、山野さと子[注 22]、奥慶一[注 23]以外は全員シリーズの楽曲制作初参加である。
- 主題歌
- オープニングテーマ「激走戦隊カーレンジャー」(第1 - 13話)
- 作詞:森雪之丞 / 作曲・編曲:小路隆 / 歌:高山成孝
- 「激走戦隊カーレンジャー 〜フルアクセルヴァージョン〜」(第14 - 48話)
- 作詞:森雪之丞 / 作曲:小路隆 / 編曲:奥慶一 / 歌:高山成孝
- 本編の作風とは異なり、ギャグ面はほとんどない純粋なヒーローソングである。シリーズの主題歌としては珍しく、原曲は2番のサビで終わる(フルアクセルヴァージョンは2番の後にハーフあり)。また原曲は最終回EDとしても使用された。
- ヴァージョン違いではあるものの、放送途中でレギュラー使用されるOP曲が変更されるのは本作品が初である[注 24]。この変更に関してプロデューサーの髙寺は、「シンセの軽快さに、生ブラスの豪快さやゴージャスさもプラスした方がいい」との思いから変更したと語っている[17]。また、本作品から『タイムレンジャー』まではOP曲の英語バージョンも製作された。
- 余談だがフルアクセルヴァージョンが使われるようになってからのOPでは、「役者陣によるタイトルコールが行われた直後に番組のタイトルロゴが表示される」という、シリーズでも珍しい手法が採られている。
- エンディングテーマ「天国サンバ」
- 作詞:森雪之丞 / 作曲・編曲:小路隆 / 歌:高山成孝
- OPとは異なり、本作品の特徴であるギャグ面がふんだんに取り込まれた楽曲で、歌詞は完全に敵サイドからのものとなっている。作中ではグラッチと小さくなったMMモグーが口ずさんでいた。
- 映像も敵サイドが中心で、カーレンジャーは変身後の姿のみ登場。主演俳優陣が顔出しで出演しない最後のEDとなっている(2012年現在)。
- 挿入歌
- テンプレート:節stub
- 下記の他、第2話で総一郎が「自動車ショー歌」を、恭介が「カローラIIに乗って」を口ずさむシーンが存在し、第31話では「You're my sunshine」が挿入歌として使用された。
- 「くる! クルマジックパワー!」(第21話)
- 作詞:荒川稔久 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:速水けんたろう
- 第21話ではインストゥルメンタル版と併用して、第26・32話ではインストゥルメンタル版のみが使用された。
- 「青春サーキット」(第11・18・44話)
- 作詞:洲崎千恵子 / 作曲・編曲:出口雅生 / 歌:朝川ひろこ
- 『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』では、歴代の女戦士(ファイブマンのファイブピンク以降)を紹介する際の挿入歌として使用されている。
- 「心のままに」
- 作詞:洲崎千恵子 / 作曲:出口雅生 / 編曲:亀山耕一郎 / 歌:渕上祥人
- 劇中使用は無かったが、歌詞が最終回の台詞に引用された。
- 「激走合体!! RVロボ」(第6・7・9・12・40話)
- 作詞:森雪之丞 / 作曲・編曲:小路隆 / 歌:高山成孝
- 第5・10・11・18・23・24・25話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「俺達はカーレンジャー」(第8・19話)
- 作詞:森雪之丞 / 作曲・編曲:小路隆 / 歌:高山成孝
- 第9話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「白バイ野郎シグナルマン」(第12・13・17・22話)
- 作詞:小泉卓 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:高尾直樹
- 第12・13話ではインストゥルメンタル版と併用して、第27・28・44話ではインストゥルメンタル版のみが使用された。
- 「CATCH THE WIND」(第18話)
- 作詞:妹尾研祐 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:前田達也
- 第46話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「ダップのうたダップ!」(第29話)
- 作詞:まるたまり / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:ダップ(まるたまり)
- 秘密基地内でダップが歌っていた。
- 「ペガサスサンダー GO! GO! GO!」(第20話)
- 作詞:渡辺勝也 / 作曲・編曲:三宅一徳 / 歌:坂井紀雄
- 第20話ではインストゥルメンタル版と併用して、第21・36話ではインストゥルメンタル版のみが使用された。
- ソングコレクション用に、台詞部分をカットし2番サビの歌詞をドラゴンクルーザーのものとした「type B」が存在する。
- 「カーレンジャー音頭」(第23話)
- 作詞:小泉卓 / 作曲・編曲:見里朝生 / 歌:朝川ひろこ
- 「カーレンジャー輝く」(第39話)
- 作詞:中沢祥次郎 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:高尾直樹
- 「うたおう! 交通安全 〜カーレンジャーになれるんジャー〜」
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:見里朝生 / 歌:山野さと子、森の木児童合唱団
- 「だから戦うカーレンジャー」(第32・47話)
- 作詞:荒川稔久 / 作曲・編曲:三宅一徳 / 歌:渕上祥人
- 第42話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「夢見るゾンネット」(第15・21・29話)
- 作詞:浦沢義雄 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:ゾンネット(七瀬理香)
- 第21話ではバリバリアンで、第29話ではカラオケボックスでゾンネットが歌っていた。
- 「激走体操カーレンジャー」(第33話)
- 作詞:サイトウシゲツグ / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:速水けんたろう、森の木児童合唱団
- 第43話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「SHOOT! カーレンジャー」(第26話)
- 作詞:小泉卓 / 作曲・編曲:奥慶一 / 歌:坂井紀雄
- 第26話ではインストゥルメンタル版と併用して、第43話ではインストゥルメンタル版のみが使用された。
- 「絶対勝利だ! VRV」(第31・33・34・36・43話・VSオーレンジャー)
- 作詞:小泉卓 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:坂井紀雄
- 第31・36・43話ではインストゥルメンタル版と併用して使用され、第29話ではインストゥルメンタル版のみが使用された。
- 「かぞえてバトルだ! カーレンジャー!!」(第31話)
- 作詞:只野太陽 / 作曲・編曲:一ノ瀬響 / 歌:高山成孝
- 作詞の「只野 太陽」は、徳間書店『テレビランド』副編集長(当時)の治郎丸慎也のペンネーム[18]。
- 第39話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「くもり空の夜だから」(第32話)
- 作詞:洲崎千恵子 / 作曲・編曲:出口雅生 / 歌:陣内恭介(岸祐二)
- 第32話では恭介がペガサスで歌っていた。第45話ではインストゥルメンタル版が使用された。
- 「夢見るらぶらぶラジエッタ」(第34話)
- 作詞:荒川稔久 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:ラジエッタ(須藤実咲)
- 「RED ZONE バトルはBIN! BIN! BIN!」(第46話)
- 作詞:或部諧(阿部活) / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:高尾直樹
- 作詞の「或部 諧」は、小学館『てれびくん』カーレンコール担当(当時)の阿部活のペンネーム[18]。
- 「どこまでも、いつまでも」
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:出口雅生 / 歌:渕上祥人
- 「暴走戦隊ゾクレンジャー」(第25話)
- 作詞:荒川稔久 / 作曲・編曲:小路隆 / 歌:高山成孝
- ゾクレンジャー登場時、戦闘BGMとして流れたオープニングテーマのセルフパロディ(替え歌)。歌詞の内容は原曲と反対で、悪への勧めや悪の心情を歌う内容となっている。
- CDのブックレットなど多くの媒体で作詞者が「宮場勝行」とされているが、これはコロムビア側の手違いであり、実際には番組のメインライターを務めた荒川稔久が作詞を担当している[19]。なお、選曲担当・作曲家の宮葉勝行とは無関係である。
- 「ビクトレーラー 巨大なるマシン」
- 作詞:東映テレビプロ文芸室 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:VRVマイスタージンガー
- 第30・31・35・43話およびVSオーレンジャーではカラオケ版が使用された。
- 「げきそうマシン大集合!!」
- 作詞:田神悠[注 25] / 作曲・編曲:一ノ瀬響 / 歌:坂田おさむ、森の木児童合唱団
- 「Merry Xmas! from カーレンジャー」(第43話)
- 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:カーレンジャー(岸祐二、増島愛浩、福田佳弘、本橋由香、来栖あつこ、まるたまり)
- インストゥルメンタル版と併用して使用された。
ドラマ入りコロちゃんパック
本作品では3種のドラマ入りカセットが発売された。これ以前にあったスーパーアクションサウンドシリーズに比べ、戦いを描くシーンはほとんど無く、あくまでドキドキ放送局という番組進行の形になっている。以下にタイトルと概要を紹介する(挿入曲は割愛)。
- COTZ971「激走戦隊カーレンジャー〜げきそうドキドキ放送局」各コーナー冒頭にはカーレンジャー標語が紹介される。
- sideA
- 〔おしゃべり (1)〕恭介の「げきそうドキドキ放送局!!」…選曲担当のダップはいきなり前作の曲をかけてしまう
- 〔おしゃべり (2)〕直樹の「なんでもナンバー1!」…直樹の独断で決めた結果に恭介は不満を漏らす
- 〔おしゃべり (3)〕実の「発見!ごっつうまい店!!」…芋丁へ現地取材に向かうとグラッチと遭遇となりカーレンジャー出動
- 〔おしゃべり (4)〕もうすぐB面 …芋丁に向かうところでA面終了
- sideB
- 〔おしゃべり (5)〕菜摘の「知ってトクする交通ルール」…クイズ形式だがシグナルマンが登場して彼のペースに
- 〔おしゃべり (6)〕洋子の「よいこ電話相談室」…電話の相手は聞き覚えのある声であった
- 〔おしゃべり (7)〕5人そろって出動「激走!アクセルチェンジャー!!」…番組の締めに入ろうとするとボーゾック発生で出動
- sideA
- COTZ980「激走戦隊カーレンジャー〜げきそうドキドキ放送局2」コーナーのラストによっては「歌え!カーレンジャーの歌」という題名でカーレンジャーのメンバーがOPやEDの替え歌を披露する。
- sideA
- 〔おしゃべり1〕恭介の「マジでげきそうドキドキ放送局!!」…寝坊した恭介達はダップの電話でスタジオへ急ぎ、放送開始
- 〔おしゃべり2〕洋子の「1分間クッキング!」…まるで上手くいかない洋子の料理
- 〔おしゃべり3〕直樹の「美しい日本語講座」…直樹がダップに正しい日本語を教えるが、最終的には直樹がおかしくなってしまう
- 〔おしゃべり4〕VRVマスター登場で、もうすぐB面 …最後の最後までギャグが盛り込まれている
- sideB
- 〔おしゃべり5〕菜摘の「激走カーナビック占い」…VRVマスターの正体を探るべく、菜摘がインタビュー
- 〔おしゃべり6〕実の「激走むかしばなし」…『カーレンたろう』なる昔話を披露するが、しどろもどろに…
- 〔おしゃべり7〕出動!VRVマシン!!…ボーゾックが出現し、VRVマシンで戦いを挑む
- 〔おしゃべり8〕おはようダップで、じゃあまたね!…この時点で第3弾クリスマス編の予告を告げている
- sideA
- COTZ984「激走戦隊カーレンジャー〜げきそうドキドキクリスマス!!」:12月24日クリスマスイブにおける恭介達のドラマである。挿入曲もクリスマスアルバムに準じている。
- sideA
- 〔おしゃべり (1)〕クリスマスだよ!カーレンジャー」…ペガサスでパーティの準備を開始する五人とダップ
- 〔おしゃべり (2)〕わくわくパーティー準備中…ダップの勘違いなどありつつ
- 〔おしゃべり (3)〕いきなりサンタのプレゼント!?…サンタクロースからプレゼントが届くが、それは配送代行依頼であった
- 〔おしゃべり (4)〕出動!カーレンジャーサンタ!! …変身して配達に向かうカーレンジャーサンタ
- sideB
- 〔おしゃべり (5)〕ぬき足さし足大さわぎ…子供たちに気付かれないようプレゼントを届ける
- 〔おしゃべり (6)〕いい子じゃない子はもらえない!…げきそうドキドキシリーズ初の対グラッチバトルシーン。最大の聴きどころといえる掛け合いが炸裂する
- 〔おしゃべり (7)〕ホントのサンタのプレゼント…:ボーゾック撃退となり、楽しくパーティ開始。サンタからのご褒美は1本のカセットテープであった
- sideA
放映リスト
- ほぼ全てのサブタイトルに交通用語や自動車に関連する言葉が含まれている。
- 12月6日に放送予定であった第41話は、当日に土石流災害が発生したことに伴い、『ステーションEYE』(ANNのネットニュース)が急遽17時30分開始となったために関東地区および同時ネット局では放送休止。関東地区では翌週の17時05分-17時30分の枠で第41話を放送した(他地域については各局のローカル枠を使用して第41話を放送)。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1996年 3月1日 |
1 | 戦う交通安全 | 浦沢義雄 | 小林義明 | |
3月8日 | 2 | 踊る騒音公害 |
| ||
3月15日 | 3 | 正義の初心者印(マーク) |
|
坂本太郎 | |
3月22日 | 4 | 巨大化に赤信号 |
| ||
3月29日 | 5 | この先激走合体 |
|
渡辺勝也 | |
4月5日 | 6 | 私達…一方通行 |
| ||
4月12日 | 7 | 青(ブルー)は進入禁止?! |
|
田﨑竜太 | |
4月19日 | 8 | 変身腕輪(ブレス)不携帯 | |||
4月26日 | 9 | 星(スター)へのUターン | 坂本太郎 | ||
5月3日 | 10 | 大逆転!! 自転車教習 |
|
曽田博久 | |
5月10日 | 11 | 怒りの重量オーバー |
|
荒川稔久 | 渡辺勝也 |
5月17日 | 12 | 宇宙から来た信号野郎 |
|
浦沢義雄 | |
5月24日 | 13 | 出動!! 自慢の緊急車両 |
| ||
5月31日 | 14 | 雷地獄へフルアクセル |
|
曽田博久 | 田﨑竜太 |
6月7日 | 15 | 悪まで仮免恋愛中! |
|
荒川稔久 | |
6月14日 | 16 | ワル知恵合流注意 |
|
浦沢義雄 | 坂本太郎 |
6月21日 | 17 | 押し着せ正面衝突! |
| ||
6月28日 | 18 | うそつきハート整備中 |
|
曽田博久 | 渡辺勝也 |
7月5日 | 19 | 恋のあて逃げ娘! |
|
荒川稔久 | |
7月12日 | 20 | 試乗最高の名車!! |
|
浦沢義雄 | 田﨑竜太 |
7月19日 | 21 | カーナビを超えたカーナビ |
| ||
7月26日 | 22 | 悲劇の交通ルール体質 |
|
坂本太郎 | |
8月2日 | 23 | 王女様にオーバーヒート! |
|
荒川稔久 | |
8月9日 | 24 | 急発進?! ニューリーダー |
|
浦沢義雄 | 渡辺勝也 |
8月16日 | 25 | ナゾナゾ割り込み娘! | 荒川稔久 | ||
8月23日 | 26 | ノンストップ宅配武器 |
|
田﨑竜太 | |
8月30日 | 27 | 単身赴任の分岐点… |
|
浦沢義雄 | |
9月6日 | 28 | さらば信号野郎!! |
|
坂本太郎 | |
9月13日 | 29 | 予期せぬ大怪獣事故!! |
| ||
9月20日 | 30 | 衝撃のデビュー! はたらく車!! | 渡辺勝也 | ||
9月27日 | 31 | フルモデルチェンジだ! VRVロボ |
| ||
10月4日 | 32 | RVロボ大逆走! |
| ||
10月11日 | 33 | おめざめ! 激走ダップ |
|
荒川稔久 | 松井昇 |
10月18日 | 34 | 恋の世話焼き割り込み娘 |
| ||
10月25日 | 35 | 裏切りの信号野郎 |
|
浦沢義雄 | 坂本太郎 |
11月1日 | 36 | 怪しい排ガス一掃作戦 |
| ||
11月8日 | 37 | 恐怖の大宇宙ハイウェイ計画 |
|
田﨑竜太 | |
11月15日 | 38 | バックオーライ!? イモヨーカン人生 |
|
曽田博久 | |
11月22日 | 39 | 道路好き好き!! 宇宙ペット | 渡辺勝也 | ||
11月29日 | 40 | 浪速ともあれスクランブル交差ロボ!? |
|
荒川稔久 | |
12月6日 | 41 | 暴走皇帝戦慄の燃料チェック |
|
田﨑竜太 | |
12月13日 | 42 | 全車エンスト! 巨大ロボ絶体絶命!! |
| ||
12月20日 | 43 | メリークルマジッククリスマス!! |
| ||
1997年 1月10日 |
44 | 不屈のチキチキ激走チェイス! |
|
曽田博久 | 竹本昇 |
1月17日 | 45 | ホントの恋の出発点 |
|
荒川稔久 | |
1月24日 | 46 | 突然失効!? 変身パワー |
|
浦沢義雄 | 渡辺勝也 |
1月31日 | 47 | 当って砕けろ!? 決死の宇宙ドライブ | - | ||
2月7日 | 48 | いつまでも交通安全!! |
|
放映ネット局
対象地域 | 放送局 | 備考 |
---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | キーステーション |
北海道 | 北海道テレビ | |
青森県 | 青森朝日放送 | |
岩手県 | 岩手朝日テレビ | 放送期間:96年10月 - 97年2月/時差ネット[注 27] |
宮城県 | 東日本放送 | |
秋田県 | 秋田朝日放送 | |
山形県 | 山形テレビ | |
福島県 | 福島放送 | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | 時差ネット |
富山県 | 北日本放送 | 他系列局 |
石川県 | 北陸朝日放送 | |
福井県 | 福井テレビ | 他系列局 |
山梨県 | 山梨放送 | 他系列局 |
長野県 | 長野朝日放送 | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | |
中京広域圏 | 名古屋テレビ | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | |
鳥取・島根県 | 山陰中央テレビ | 他系列局 |
広島県 | 広島ホームテレビ | |
山口県 | 山口朝日放送 | 時差ネット |
徳島県 | 四国放送 | 他系列局 |
香川・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | |
高知県 | テレビ高知 | 他系列局 |
福岡県 | 九州朝日放送 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | |
熊本県 | 熊本朝日放送 | |
大分県 | 大分朝日放送 | |
宮崎県 | 宮崎放送 | 他系列局 |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | |
沖縄県 | 琉球朝日放送 | |
未放送地域:佐賀県 |
映像ソフト化
- ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は1997年4月~1998年2月にかけて全11巻が東映ビデオよりリリースされている。
- テレビシリーズを再編集したHEROクラブのビデオが4巻リリースされている。
- 2007年7月21日から10月21日にかけてDVDが東映ビデオより発売された。全4巻の各2枚組で各巻12話収録。
DVDの表紙デザインはテレビ絵本雑誌のような絵柄になっている。デザイン担当は放送当時のメインスポンサーの講談社ではなく、小学館のてれびくん編集部である。
オリジナルビデオ
漫画版
『てれびくん』で上山道郎による漫画版が2度掲載された。内容は第1話をベースにしたもの(1996年3月号)と、シグナルマン登場の回をモチーフにしたもの(1996年6月号)である。上山は本作品以外に『忍者戦隊カクレンジャー』、『オーレンジャー』、『メガレンジャー』の漫画版も担当しているが、本作品が「一番描いていて楽しかった」と振り返っている[20]。
2011年には『海賊戦隊ゴーカイジャー』における元レッドレーサー・陣内恭介と6人目の戦士の登場を記念し、上山のブログとPixivでこれらに修正を加えたものが掲載された。
ゲーム作品
シリーズ内の他作品への登場
各作品における詳細はそれぞれの項目を参照。
- スーパー戦隊大集合 - 『未来戦隊タイムレンジャー』第51話として放送された特別総集編。タイムレンジャー5人がタイムジェットで本作品の世界を見に来たという設定で、本作品の映像が流用されている。
- 『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』 - 『百獣戦隊ガオレンジャー』のスーパー戦隊Vシネマ作品で、レッドレーサーとVファイヤーが登場。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』 - TVシリーズ本編第14話に恭介が、同最終回および劇場作品『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』にシグナルマンが、同作品にRVロボが、『海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』にワンパーがそれぞれ登場。
脚注
注釈
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
- 激走戦隊カーレンジャー(東映公式)
- 激走戦隊カーレンジャー(スーパー戦隊ネット内の紹介記事)
- DVD 激走戦隊カーレンジャー特集(東映ビデオ内にあるサイト)
- ↑ 『特撮ザテレビジョン「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」公式読本』63頁。
- ↑ 2.0 2.1 テンプレート:Harvnb
- ↑ 『アニメ・ビジネスが変わる―アニメとキャラクター・ビジネスの真実』 日経BP社、1999年
- ↑ トイジャーナル2001年1月号
- ↑ 『超合金魂』(徳間書店 1997年)から。
- ↑ 『不滅のスーパーロボット大全』(二見書房)掲載の「大竹宏インタビュー」より。
- ↑ 竹書房刊 『スーパーヒロイン大全』
- ↑ 朝日ソノラマ「宇宙船」1996年春号
- ↑ 9.0 9.1 9.2 激走戦隊カーレンジャーミュージックコレクション ブックレット
- ↑ 10.0 10.1 10.2 10.3 テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 14.0 14.1 14.2 14.3 テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ Twitter / 大魔神カノン公式アカウント
- ↑ 18.0 18.1 テンプレート:Cite web
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