沢村一樹

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テンプレート:存命人物の出典明記 テンプレート:ActorActress 沢村 一樹(さわむら いっき、1967年7月10日 - )は、日本俳優タレント

鹿児島県出身。研音所属。身長184cm。鹿児島県立松陽高等学校卒業。

人物

略歴

少年時代に父親が家を出て後に離婚、父親が作った借金返済のために母が夜遅くまで働いて、沢村と沢村より4歳年下の妹を育て上げた[1]。20歳で上京してファッションモデルとして活躍。その後、1996年に日本テレビ系“しんドラ”『松田のドラマ』(内村光良監督)で俳優デビュー。

俳優デビューの同年、連続ドラマ初出演作『続・星の金貨』での矢上俊明役で知名度を獲得して以後、『ショムニ』での神谷真太郎役などの幅広い役柄をこなす演技派として活躍している。

2000年9月からTBS系の2時間サスペンス『浅見光彦シリーズ』で前任者の辰巳琢郎から引き継いで主演しており、シリーズは2012年時点で辰巳を抜いて17作浅見光彦を演じた。また同シリーズは2009年10月期に水曜劇場で連続ドラマ化され、この作品が沢村初めての連続ドラマ主演作となった。そして2012年放送の31作目を以て浅見光彦役を降板。2013年からは俳優の速水もこみちが光彦役を引き継ぐことになる。また、沢村は光彦役をやる以前に第11作目で犯人役を演じている。

俳優活動にとどまらず、下ネタ発言を売りのひとつとしたバラエティー番組への出演も多い。『行列の出来る法律相談所』で島田紳助が名付けたニックネーム「エロ男爵」や『サラリーマンNEO』で沢村が演じるキャラクター名「セクスィー部長」で呼ばれることもある。

既婚者であり、夫人との間に3人の男児がいる[2]

エピソード

  • 小学校の卒業文集に、将来の夢は「大スターになり女の子にもてもてのところを(当時の担任の)先生に見せつけること」と書き残している[1]
  • 実父は沢村が上京する前の19歳の時に亡くなり、その前年、高校を卒業する直前に「あんたの世話にはならない」と実父に啖呵を切っていた沢村は、葬儀にも顔を出さなかったが、現在は「恨む時期は通り過ぎて『ありがとう』という気持ちの方が強い」といい、実際2008年には沢村が父の納骨を行ったという。実母は鹿児島で健在とのこと[1]
  • ブルース・リーの大ファンとして知られ、「闘拳シーンの音声を聞けばどの作品のものか分かる」と豪語するほど。リーを知ったのは、友達の兄の部屋に壁一面飾ってあった、リーのポスターの存在からという。フジテレビ系『未来教授サワムラ』(2008年2月放映)では、広東語を流暢に話す物まねを交えてカンフー映画の魅力を語った。
  • 初めての映画体験は『東映まんがまつり』、一人でも映画館に見に行った。[3]
  • 中学校、高等学校在学時は、バレーボール部に所属、高校卒業時には実業団から誘いを受けるほどだった[1]
  • 上京する際、「自分の金で帰れるようになるまで帰らない」と心に決め、所持金18万円で上京、結局次に鹿児島に帰るまで6年を要した[1]
  • 安野モヨコ原作のテレビドラマ『働きマン』で、働木満(はたらき みつる)名義で演歌調のエンディング曲『働きマン音頭』を歌っている。
  • 玉子と蟹が好きで、蟹玉は好きだが、蟹玉丼は嫌い。丼ものはたれや汁が白米にかかっているのが嫌なので嫌いだと言う[4]
  • ホンマでっか!?TV』出演の際に「横断歩道の白黒の境に土踏まずを置きたくなる」「なにもないはずのところに、物体から延長した直線が見える」と発言してネットで話題となった。同番組の専門家には、独創的で内にこもる芸術家に多いアーティスティックな脳だと診断された。 [5]

下ネタに関するエピソード

  • 鹿児島市立中郡小学校在学時から、下ネタ話で男子児童の間では大人気を得ながら女子児童には眉をひそめられる存在だったといい、6年生時の授業で「愛の神エロス」について習った際、即その「エロス」があだ名になったほどだった[1]
  • 沢村の下ネタ発言に対しては、黒木メイサが「初対面だけど下ネタ発言はいい加減に止めてもらえますか」と激怒したり、『DOCTORS〜最強の名医〜』の製作会見では沢村が「下ネタ封印をしようとしたが比嘉愛未さんが美しいので出来ませんでした」などと発言、比嘉からは「目標は沢村の話(下ネタ)をしっかり聞くことです」と言われた。同様に滝沢沙織からも「沢村のセクハラトークは撮影現場で十分ある。私も一緒にお風呂に入ろうと言われたけど、最後まで最後まで(沢村と)一緒にお風呂には入りません!」と言われた[6]
  • 沢村本人の話では「役作りの為に頼むから下ネタを封印して欲しい」とスタッフに言われたが、「僕から下ネタを無くしたら話すことがなくなった」「暇なときは女性スタッフに下ネタばかり話してた」などと語っている(なおこのセクハラ発言は、菅野美穂に「沢村さんだから許される話だけど一般人だったらセクハラで訴えられますよ」と言われている)[7][8]
  • 同じ事務所の竹野内豊の話では「沢村の下ネタは挨拶代わりみたいなもの」で「一般の女性ファンにも電話番号を聞いていた」「飲みに行った際に沢村が突然トイレに行って、全身タイツに着替えて踊りながら戻ってきた沢村の姿を見て、沢村の行動に仰天した」という[9]

主な出演作品

連続ドラマ

単発ドラマ

浅見光彦シリーズ(TBS)

  • 11「蜃気楼」(1998年10月26日)高津雅志役
  • 14「後鳥羽伝説殺人事件」(2000年9月4日)浅見光彦役(以下同)
  • 15「志摩半島殺人事件」(2001年3月19日)
  • 16「坊ちゃん殺人事件」(2001年9月24日)
  • 17「鬼首殺人事件」(2002年9月23日)
  • 18「華の下にて」(2004年1月5日)
  • 19「長崎殺人事件」(2004年4月12日)
  • 20「崇徳伝説殺人事件」(2005年3月14日)
  • 21「平家伝説殺人事件」(2005年12月26日)
  • 22「佐用姫伝説殺人事件」(2006年9月25日)
  • 23「藍色回廊殺人事件」(2007年3月26日)
  • 24「漂泊の楽人」(2007年10月15日)
  • 25「姫島殺人事件」(2008年4月7日)
  • 26「津和野殺人事件」(2008年9月29日)
  • 27「斎王の葬列」 (2009年9月7日)
  • 28「高千穂伝説殺人事件」(2009年10月5日)
  • 29「菊池伝説殺人事件」 (2011年2月7日)
  • 30「化生の海」(2011年9月19日)
  • 31「箸墓幻想」(2012年9月3日)

その他の番組

監督作品

映画

舞台

声の出演

CM

CD

  • 『働きマン音頭』(2007年11月28日)
    • 日本テレビドラマ『働きマン』エンディング曲。働木満(はたらき まん)名義。

ゲーム

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:研音グループ
  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 わたしが子どもだったころNHK BShi 2009年7月22日放送分
  2. 沢村一樹に第3子となる三男が誕生
  3. 日刊スポーツ 2008年6月15日、18頁。
  4. 1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ系) 2011年1月12日放映分にて
  5. INLIFE 男の履歴書 沢村一樹
  6. [1]/ 「やっぱり無理!?沢村一樹 比嘉愛未に「会った途端に初日で挫折しました」 スポーツニッポン2011年10月24日
  7. キイナ〜不可能犯罪捜査官〜の製作会見や特典DVDや行列のできる法律相談所等でのゲスト出演での証言
  8. 菅野美穂、"8倍速"での役作りも無駄に? - 『キイナ~不可能犯罪捜査官~』
  9. [2]