山川豊

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テンプレート:Infobox Musician 山川 豊(やまかわ ゆたか、1958年10月15日 - )は、日本の演歌歌手。1981年に「函館本線」にてデビュー。同年の新人賞を受賞した。鳥羽一郎の実弟(鳥羽のデビューは後である)。

経緯

父は漁師、母は海女という漁業一家に生まれた。1981年に「函館本線」にてデビュー。同年デビューの近藤真彦などと新人賞争いを繰り広げ多数の新人賞を受賞。1986年にはNHK紅白歌合戦に初出場を果たす。現在まで11回の出場を果たしている。

ディスコグラフィ

シングル

  1. 函館本線(1981年2月5日 作詞:たきのえいじ/作曲:駒田良昭/編曲:前田俊明
  2. 放浪ごころ(1982年3月1日 作詞:やしろよう/作曲:伊藤雪彦/編曲:竜崎孝路
  3. 酒ごころ(作詞:水木れいじ/作曲:浜圭介/編曲:竜崎孝路 1982年9月1日)
  4. 死なず花(作詞:川内康範/作曲:五木ひろし/編曲:高田弘 1983年5月21日)
  5. はぐれ雲(作詞:やしろよう/作曲:伊藤雪彦/編曲:竜崎孝路 1984年4月21日)
  6. 流氷子守唄(作詞:池田充男/作曲:曽根幸明/編曲:丸山雅仁 1984年11月21日)
  7. ときめきワルツ(作詞:川内康範/作曲:遠藤実/編曲:只野通泰 1986年2月21日)
  8. 愛待草より(作詞:川内康範/作曲:遠藤実/編曲:斉藤恒夫 1987年5月1日)
  9. 港酒場(作詞:たきのえいじ/作曲・編曲:小町昭 1987年11月5日)
  10. こころ花(作詞:里村龍一/作曲:聖川湧/編曲:前田俊明 1988年6月25日)
  11. 北斗星(作詞:やしろよう/作曲:浜圭介/編曲:馬飼野俊一 1989年8月2日)
  12. しぐれ川(作詞:吉田旺/作曲:徳久広司/編曲:前田俊明 1990年4月6日)
  13. 夜桜(作詞:吉田旺/作曲:徳久広司/編曲:前田俊明 1992年2月19日)
  14. きずな(作詞:里村龍一/作曲:弦哲也/編曲:馬場良 1993年3月31日)
  15. 途中下車(作詞・作曲:吉幾三/編曲:野村豊 1994年3月16日)
  16. 面影本線(作詞:里村龍一/作曲:四方章人/編曲:前田俊明 1995年2月17日)
  17. 酒は男の子守唄(作詞:秋浩二/作曲:伊藤雪彦/編曲:伊戸のりお 1996年2月21日)
  18. 酒場のろくでなし(作詞:秋浩二/作曲:伊藤雪彦/編曲:伊戸のりお 1997年3月26日)
  19. アメリカ橋(作詞:山口洋子/作曲:平尾昌晃/編曲:矢野立美 1998年2月18日)
  20. 男のららばい(作詞:たきのえいじ/作曲:鈴木淳/編曲:前田俊明 1998年8月7日)
  21. 雪舞橋(作詞:山口洋子/作曲:平尾昌晃/編曲:矢野立美 2000年1月13日)
  22. 逢えてよかった(作詞:山口洋子/作曲:平尾昌晃/編曲:矢野立美 2000年9月13日)
  23. 泣かないで(作詞:たきのえいじ/作曲:浜圭介/編曲:矢野立美 2001年5月16日)
  24. わかれ雪(作詞:高橋直人/作曲:あらい玉英/編曲:佐伯亮 2002年1月17日)
  25. 港のブルース(作詞:たきのえいじ/作曲:弦哲也/編曲:前田俊明 2003年1月1日)
  26. 哀愁の街に霧が降る(作詞:佐伯孝夫/作曲:吉田正/編曲:竜崎孝路 2004年7月28日) 山田真二のカバー曲。
  27. 海峡本線(作詞:麻こよみ/作曲:徳久広司/編曲:南郷達也 2005年2月2日)
  28. 友情-とも-(作詞・作曲:吉幾三/編曲:伊戸のりお 2005年10月13日)
  29. ニューヨーク物語り(作詞・作曲:つんく/編曲:湯浅公一竹上良成 2007年1月31日)
  30. 霧雨のシアトル(作詞:阿木燿子/作曲:平尾昌晃/編曲:矢野立美 2009年6月24日)
  31. 我が娘へ/喜びの日に(作詞・作曲:吉幾三/編曲:伊戸のりお 2010年9月8日)
  32. ナイアガラ・フォールズ(作詞:阿木燿子/作曲:堀内孝雄/編曲:川村栄二 2012年1月11日)

主なテレビ出演

NHK紅白歌合戦出場歴

年度/放送回 曲目 出演順 対戦相手 備考
1986年(昭和61年)/第37回 1 ときめきワルツ 07/20 テレサ・テン
1992年(平成4年)/第43回 2 夜桜 03/28 香西かおり
1993年(平成5年)/第44回 3 流氷子守歌 03/26 香西かおり(2)
1994年(平成6年)/第45回 4 途中下車 16/25 香西かおり(3)
1997年(平成9年)/第48回 5 酒場のろくでなし 05/25 Every Little Thing
1998年(平成10年)/第49回 6 アメリカ橋 05/25 西田ひかる
1999年(平成11年)/第50回 7 アメリカ橋(2回目) 07/25 香西かおり(4)
2000年(平成12年)/第51回 8 逢えてよかった 04/25 中村美律子
2001年(平成13年)/第52回 9 泣かないで 03/27 原田悠里
2003年(平成15年)/第54回 10 函館本線 05/27 水森かおり
2005年(平成17年)/第56回 11 海の匂いのお母さん 11/29 平原綾香

ドラマ

紀行番組

  • 童謡の魅力に出会う旅〜山川・氷川・水森・田川・岩佐・はやぶさが行く(BSジャパン、2014年2月8日)

受賞歴

1981年

1987年

  • 古賀政男記念音楽大賞
  • 日本有線大賞協会選奨
  • 日本歌謡大賞放送音楽賞

1990年

1991年

  • 藤田まさと賞
  • メガロポリス歌謡祭 男性部門入賞
  • 横浜音楽祭 音楽祭賞
  • 日本歌謡大賞放送 音楽賞

1998年

2007年

  • 日本作詩大賞 優秀作品賞

テレビ出演時のエピソード

  • クイズ!ヘキサゴンII』では、珍解答を連発している。また、稀に問題を聞き逃すこともあり「何?」「もういっぺん問題読んで」と言う。ファミリーメンバーとして有名な香田晋と共に出演した際の紹介では「毎回、ハジけてくれます」という言われぶりであった。
  • クイズ$ミリオネア』(2006年12月7日放送)でも、つまらない昔話でお茶を濁した挙句、早々とライフラインを使用後、10問目の日本史問題、大坂夏の陣で、豊臣氏を滅ぼした武将を、徳川家康を選択しないで上杉謙信を選んで終了する「不勉強」ぶりを披露して撃沈した
  • ネプリーグ』(2012年9月10日放送)でも、不正解を連発しまわりの人達(特に水森かおり)から突っ込まれていた。

備考

  • 当初、山川 豊という芸名でのデビューは予定されていなかった。同じ事務所で先輩である橋幸夫マネージャー「山川 豊」が、デビュー直前に階段から落ちて転落死したため、亡くなったマネージャーを哀悼する形で、そのまま芸名として名乗ってデビューすることになり、今日に至る。
  • 1981年、兄の鳥羽一郎が日本歌謡大賞に山川がノミネートされているのをテレビで見てたまらず会場の日本武道館に直行。警備員の制止を振り切り(鳥羽はデビュー前だった)優秀放送音楽新人賞を受賞した山川を鳥羽が抱擁する一幕があった。
  • 野球にも造詣が深く、大の読売ジャイアンツファン。『ラジオ日本ジャイアンツナイター』には2度ゲスト出演(2007年8月22日、対中日[1]と、2010年9月21日、対横浜[2])を果たしている。
  • フジテレビのドラマ『アタシんちの男子』で玄関を開けるシーンにおいてこの名前がキーワードになっている。
  • 川嶋あいとの交流は兄:鳥羽一郎ほどはないものの、2010年、ラジオ番組川嶋あい On The Streetの放送300回を鳥羽一郎とともに祝うメッセージがこの番組の中で流された。
  • 矢沢永吉のファン[3]
  • 学生時代はボクシング部所属。プロボクサーライセンス・ボクシングC級トレーナー保持者。
  • ガス溶接技能者
  • 社交ダンスアマチュアメダルテスト・シルバー級

外部リンク

関連項目

脚注

  1. 解説は中畑清。実況は吉田填一郎
  2. 解説は鹿取義隆、実況は内藤博之
  3. 山川豊が裸で紅白観賞「永ちゃんに驚き」 - 日刊スポーツ

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