おにぎりあたためますか

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テンプレート:基礎情報 テレビ番組おにぎりあたためますか』は、2003年(平成15年)3月25日から北海道テレビ放送で放送されている深夜バラエティ番組

番組の名前は、北海道のコンビニでおにぎりを買うとレジで聞かれる「おにぎりは温めますか?」という言葉に由来している。通称は「おにぎり」や「おにあた」など。

放送内容

「視聴者参加型コンビニバラエティー」としてスタート。当初は北海道内のローソンで発売する期間限定商品を、視聴者からの要望をきっかけとして、出演陣が商品の詳細を試行錯誤しつつ決定し、発売してゆく過程を放送していた。

その後、商品開発のために食べ歩き企画[1]を行ったりしているうちに、いつしか番組は30分おきに数店舗をハシゴして全て完食するような「フードファイト系」の食べ歩きを主とするものへと変化していった[2]

現在では、北海道内だけではなく、日本全国、時に海外にまで足を運ぶ食べ歩きと腹ごなしのための様々なレクリエーション(通称レク)、道中の車内における三人のトーク、そして番組宣伝のために北海道の全市町村にポスターを貼って回る「オクラホマの北海道完全制覇の旅」[3]が番組の主たる構成要素となっている。

現在でも視聴率は10%前後と深夜ローカル番組としては高く推移している。

そもそもの発端は鈴井貴之監督の映画作品『銀のエンゼル』の企画段階でのローソンとの協議の中で構想が持ち上がり、番組がスタートした。この時期を前後してローソンとCREATIVE OFFICE CUEとの親交を深めるようになり、このためローソンが店舗で配布している『月刊ローソンチケット』ではCREATIVE OFFICE CUE関連グッズが漏らさず掲載されている。

HTBの自社制作深夜バラエティ番組では数少ない、HTB社外の制作会社が制作する番組であり、そのためか『水曜どうでしょう』など、他の番組でよく見られる、制作スタッフが前面に登場する機会はほとんどない。さらに番組公式ウェブサイトも、他のHTB自社(社員)制作深夜番組と比べて大変簡素なものとなっており、HTB公式の携帯サイトには、当番組の紹介ページすらない状態だった。後に、携帯サイトは2009年(平成21年)1月に開設、さらにパソコン・携帯に対応した訪問先リストを2009年(平成21年)4月から公開している。

番組開始以来、CMを除く番組全編が画面比率4:3のSD画質の放送であったが、2010年(平成22年)1月12日放送分(第341回)より16:9のハイビジョン制作での放送に移行した。

2013年(平成25年)4月9日放送分より字幕放送[4]を開始した。

全国制覇2周目の旅(北海道地区:2009年5月から)放送リスト

放送時期(北海道) 訪問先 放送週数 備考
2009年5月・6月 北海道(札幌) 6週
2009年6月・7月 宮城県 5週
2009年8月・9月 山形県 5週
2009年9月 山梨県 3週
2009年9月・10月 兵庫県 5週
2009年11月 大分県 4週
2009年12月 和歌山県 4週
2010年1月・2月 三重県 5週
2010年2月・3月 山口県 5週
2010年3月・4月 東京都 5週
2010年5月・6月 京都府 5週
2010年6月・7月 愛媛県 5週
2010年7月・8月 埼玉県 5週
2010年8月・9月 静岡県 5週
2010年9月・10月 愛知県 4週
2010年10月・11月 台湾 6週
2010年11月・12月・2011年1月 千葉県 6週
2011年1月・2月 佐賀県 4週
2011年2月・3月・4月 北海道(札幌) 7週
2011年4月・5月 北海道(恵庭〜江別周辺) 6週
2011年5月・6月・7月 北海道(手稲〜旭川) 7週
2011年7月・8月 鳥取県 5週
2011年8月・9月 熊本県 6週
2011年10月・11月 石川県 5週
2011年11月・12月・2012年1月 香川県 6週
2012年1月・2月 北海道(札幌〜洞爺湖) 5週
2012年2月・3月・4月 群馬県 7週
2012年4月・5月 神奈川県 5週
2012年5月・6月 奈良県 4週
2012年6月・7月 長崎県 5週
2012年8月・9月 北海道(函館) 7週
2012年9月・10月 新潟県 5週 代行:河野真也
2012年10月・11月・12月 岐阜県 7週 代行:森崎博之
2012年12月・2013年1月 北海道(札幌・室蘭) 5週 代行:藤尾仁志
2013年1月・2月・3月 広島県 7週 代行:森崎博之
2013年3月・4月 北海道(札幌) 7週 代行:藤尾仁志
2013年5月・6月 宮崎県 6週 代行:河野真也
2013年6月・7月 富山県 5週 代行:河野真也
2013年8月・9月・10月 高知県 9週 代行:森崎博之
2013年10月・11月 北海道(小樽) 7週
2013年11月・12月・2014年1月 青森県 7週
2014年1月・2月・3月 大阪府 7週 代行:河野真也
2014年3月・4月 岡山県 6週
2014年4月・5月・6月 福井県 7週
2014年6月・7月 茨城県 5週
2014年7月・8月 福岡県 6週
2014年8月 北海道(札幌〜空知〜オロロンライン) 放送中

未制覇の都道府県 … 岩手県、秋田県、福島県、栃木県、長野県、島根県、徳島県、鹿児島県、沖縄県

放送局

スタート当初より長らく北海道ローカルであったが、現在では一部の地上波、CS放送テレ朝チャンネルでも視聴可能となっている。一部の放送局では、『水曜どうでしょう』新作放送のために放送を一時中断するケースがある。

放送対象地域 放送局 系列 放送日時 放送開始日 開始回 備考
北海道 北海道テレビ テレビ朝日系列 火曜 24:15 - 24:45
土曜 11:15 - 11:45(再放送[5]
制作局
岩手県 岩手朝日テレビ 木曜 25:40 - 26:10 [6] 2008年7月4日 第151回
秋田県 秋田朝日放送 火曜 24:50 - 25:20[7] 2007年10月19日 第211回
福島県 福島放送 月曜 25:20 - 25:55 2009年10月7日 第151回
群馬県 群馬テレビ JAITS 水曜 23:30 - 24:00 2012年7月25日 第151回
神奈川県 テレビ神奈川 木曜 21:00 - 21:30[8] 2013年4月18日[9] 第501回
長野県 長野朝日放送 テレビ朝日系列 木曜25:15 - 25:45[10] 2010年8月3日 第203回
新潟県 新潟テレビ21 金曜 25:25 - 25:55 2013年4月5日[9] 第501回
静岡県 静岡朝日テレビ 日曜 25:25 - 25:55 2009年4月3日 第151回
石川県 北陸朝日放送 水曜 25:35 - 25:55[11] 2008年10月11日 第151回
兵庫県 サンテレビ JAITS 月曜 20:54 - 21:24[12] 2008年10月2日 第273回
京都府 KBS京都 木曜 22:00 - 22:30[13] 2011年4月6日 第365回
広島県 広島ホームテレビ テレビ朝日系列 月曜 25:15 - 25:45[14] 2010年7月14日
山口県 山口朝日放送 水曜 25:15 - 25:45 2009年10月24日 第151回
香川県・岡山県 瀬戸内海放送 土曜25:15 - 25:45 2012年3月3日[15] 第156回
愛媛県 愛媛朝日テレビ 金曜 25:20 - 25:50[16] 2009年10月8日 第151回
高知県 テレビ高知 TBS系列 土曜 17:00 - 17:30 2008年10月4日[17] 第261回
熊本県 熊本朝日放送 テレビ朝日系列 土曜 25:55 - 26:25 2010年1月8日 第151回 2010年1月8日から2014年4月18日までは金曜 25:55 - 26:25[18]で放送
2014年5月3日から現行時間帯に移動。
鹿児島県 鹿児島放送 水曜 25:45 - 26:15 2009年1月28日 第151回
日本全域 テレ朝チャンネル CS放送 金曜 23:30 - 24:00
土曜 25:30 - 26:00[19]
2007年5月23日 第151回
アメリカ
カリフォルニア州
UTB KSCIデジタル
18.2チャンネル
ロサンゼルス近郊)
土曜 20:30 - 21:00 2009年4月
台湾 緯來日本台 ケーブルテレビ 土曜 18:00 - 19:00[20] 2008年10月31日
シンガポール Hello!Japan StarHub 月-金曜 19:30 - 20:00 ほか 2013年2月25日

過去のネット局

  • 九州朝日放送(2008年8月4日 - 2010年1月5日)
  • とちぎテレビ(2009年1月20日 - 2010年3月23日)
  • 新潟テレビ21(2010年8月24日から9月21日に「新潟・北長野の旅」を放送、2012年12月26日・27日に「全国制覇2周目の旅 新潟編」全5回を集中放送)
  • テレビ埼玉(2010年9月に特別編成で「全国制覇2週目の旅 埼玉編」全5回を放送)
  • テレビ神奈川(2011年1月に「全国制覇2週目の旅 三重編」、2011年12月から2012年1月にかけて「全国制覇2週目の旅 北海道編」、2012年12月3日から7日に「全国制覇2週目の旅 神奈川編」と24日から28日に「全国制覇2週目の旅 新潟編」を特別編成で放送)[21]上述のとおり2013年4月からレギュラーでの放送となっていた。2014年7月末で打ち切り。

ネット配信

2006年12月よりインプレスTVにて有料配信を開始。2008年9月の同サービス休止に伴い、同月より北海道テレビが運営する新サイト「HTB on Broadband “南平岸 ユメミル広場”」にて有料配信を行う[22]。2009年7月1日には、動画配信サイトVienaでもストリーミング方式による有料配信を開始、月額見放題制も導入されていた。その後、2009年9月末をもって「HTB on Broadband “南平岸 ユメミル広場”」は終了、動画配信サイトViena内の「HTB “南平岸 ユメミル広場”」も2009年11月27日でサービスを終了した。

2012年4月2日より「HTB 北海道 on デマンド」[1]で配信を開始。最新回も放送の10日後には視聴できるようになっている。

携帯電話向け配信

2013年2月20日よりビデオマーケットで携帯電話3キャリア(iモード/EZweb/Yahoo!ケータイ)とスマートフォン(Android/iOS)向けに配信を開始した[23]


オクラホマのコーナー

オクラホマのバイト日記

  • 放送開始から約1年間、オクラホマが実際にローソンでアルバイトを体験(アルバイトとしての給料がそのまま出演料となっていた)してもらい、バイト先での体験談を写真日記として公開する企画。バイト先は札幌市厚別区内に実在する店舗であることが後日公開された。また、番組の企画として大泉・戸次重幸もその店舗でアルバイトを行っている。
  • 企画終了後、オクラホマは「ローソンエージェント」に任命され、商品開発に参加することになった。ただし、ローソンエージェントとして登場したのは2回だけで、番組がグルメ紹介に比重を移す中で活躍の場を失い、半年以上も番組に出演しないという事態になった。
  • オクラホマの番組レギュラー昇格を掛けて、おにぎり班を笑わせる「オクラホマ爆笑ツアー」を行ったが、「お粗末な内容」であったため、最後のチャンスとして北海道完全制覇の旅がスタートした。

番組宣伝活動・北海道完全制覇の旅!!

  • 2005年3月29日開始。オクラホマが目的地を抽選(簡易型のガラポン)で選んで北海道内を巡り、全市町村に番組宣伝用のポスターを貼るために旅をしている。基本的にはローソンに貼っていくものの、ローソンがなければその街で最も宣伝効果の高い場所を探して貼ることになる。彼らの所持金は最初1万円で、この中から交通費・宿泊費・食事代などの必要経費を引いていく。そして不足したら各地のローソンでアルバイトをして稼ぐことになっている。オクラホマが頑張っているため、ご褒美としてルール改正が行なわれ、目的地に着くと10000円・1000円・100円のくじを引くことになった[24]。(途中から10000円札・1000円札・100円玉が入っている紙コップを選ぶものに代わっている。藤尾編のリニューアル後は)移動は大半がヒッチハイクで、宿泊も野宿か見知らぬ人の家に泊まることが大半である。当初208市町村であったが、合併によって179市町村となった。ルール改正により所持金が数万円単位になることもあれば数百円になることもある。次の目的地で1万円を引くことをアテにして豪遊し、結果100円を引いて一気に貧乏旅行となる事もままある(特に藤尾)。
  • 本編での発言から、他の出演者が旅を代行することがある。2007年2月には戸次重幸が、同年8月には佐藤麻美が、それぞれ河野に代わって旅をしている。戸次は河野が必死に貯めた資金を豪遊して全て使い果たし、河野はもとより出演者、スタッフ、視聴者からも激しく非難された。逆に佐藤は節約に徹し、引き継ぎ時よりも資金を増やすことに成功した。
  • 河野は移動中に帯広に結構滞在したり通過したりすることが比較的多く、それ故街に出てヒッチハイクをしていると地元民から「またあいつか!!」と指差しされたり車の中から地元民に手を振られたりする事があり、結構認知度は高い。
  • 2009年4月14日放送分にて、担当ディレクターの張田満が番組を卒業[25]し、新たに森島和宏が担当になることが発表された。
  • 2011年7月5日放送分の河野編にて、担当ディレクターの森島和宏が番組を卒業し、佐々木陽平が新たに担当になることが発表された。
  • 2012年7月25日放送分の藤尾編にて、担当ディレクターの佐々木陽平が番組を卒業し、東原伸吾が新たに担当になることが発表された。
  • 2013年9月17日放送分の藤尾編にて、担当ディレクターの東原伸吾が番組を卒業し、米山太が新たに担当になることが発表された。


特別企画7日間2500km過酷な旅オクラホマJAPANツアー2008DRIVELIVE

  • 7日間2500kmを走破する過酷な旅
  • 全国8会場にてお笑いライブを行い番組DVDを販売!
  • 目標は300枚→800枚(16箱)
  • このコーナーはスペシャルゲストも登場する
    • 仙台(1月29日) 48枚→50枚(ニードル2枚お買い上げ)
    • 東京(1月30日) 110枚
    • 名古屋(1月31日) 38枚→40枚(ロコモコボンゴ2枚お買い上げ)
    • 大阪(2月1日) 56枚
    • 広島(2月2日) 37枚→40枚(ボールボーイ、女性マネージャー3枚お買い上げ)
    • 高松(2月3日) 56枚→60枚(インティキマジシャンテルシタさん4枚お買い上げ)
    • 福岡(2月4日) 50枚
    • 札幌(2月10日) 68枚
    • 合計 474枚(9箱と24枚)
  • スペシャルゲスト

出演者

スタッフ

  • ゼネラルプロデューサー - 佐藤浩章
  • プロデューサー - 川村真智子(以前はアシスタントプロデューサー)
    • 初代、第3代プロデューサー - 林亮一
    • 第2代プロデューサー - 四宮康雅
    • 第4代プロデューサー - 斉木基
    • 第5代プロデューサー - 沼田博光
  • アシスタントプロデューサー - 大畑隼介
  • 企画構成 - 鈴井貴之
  • チーフディレクター - 田中光弘
  • 演出 - 平岡鉄也→高階信人→藤本大典
  • ディレクター - 田中光弘→森島和宏→佐々木陽平→東原伸吾→米山太
  • 制作進行 - 張田満(以前はアシスタントディレクター)→(不在)
  • 撮影 - 新宮英生 (SWITCH)
  • 音声 - 辻村謙太郎→小林圭
  • MIX - 江藤一也
  • ED - 宮内美保
  • MA - 本谷周一
  • 協力 - ローソン
  • 制作協力 - CREATIVE OFFICE CUE / SUNTANA
  • ナレーション - ふるさとたかし[26]

テーマ曲

オープニング

現行オープニング「wonder trip」 / smarttail

  1. Monkey Magic」 / ゴダイゴ
  2. 「考えすぎても始まんねぇ」 / 月光グリーン
  3. 「wonder trip」 / smarttail

エンディング

現行エンディングENDINGテーマ曲 - 「Dancefloor」/ サトウヨシアキ

  1. 「カーブの向こうに」 / 三角堂
  2. 「AFTER THE RAIN」 / THE UNCOLOURED
  3. 「SMILE」 / THE UNCOLOURED
  4. 「起きないあいつ」 / FAN TAN feat. The Uncoloured
  5. 「クローバー」 / smarttail
  6. 「フェンス」 / 伊禮麻乃
  7. 「モノローグ」 / raison d'etre
  8. 「MY PACE」 / SERVICE ACE
  9. 「ミンミン泣けよ」 / THE GOOD TERMS
  10. 「アストロノーツ」 / raison d'etre
  11. 「ユメミルチカラ」 / OILMAN
  12. 「自滅回路」 / raison d'etre
  13. ひまわり」 / 福原美穂
  14. 「I Can't Never Grow Up」 / SERVICE ACE
  15. 「Sugar Tune」 / REVOLVER AHOSTAR
  16. LET IT OUT」 / 福原美穂
  17. 「些細な季節」 / REVOLVER AHOSTAR
  18. 「インターネットローカルニュース」 / mondaysick
  19. 「雨の日」 / mondaysick
  20. 「風が止んだら」 / mondaysick
  21. 「Tell me what you want」 / Rihwa
  22. 「折れない十字架」 / mondaysick
  23. 「blink」 / REVOLVER AHOSTAR
  24. 「ハナレバナレ」 / LEF-T
  25. 「パノラマ」 / SNARE COVER
  26. 「もう一度笑って」/ サトウヨシアキ
  27. 「THE NEW ERA」/ NOISEMAKER
  28. 「線」/ ブレエメン

起きないあいつ

テンプレート:Infobox Single

この曲を作るきっかけとなったのが、釜山で行われた釜山国際映画祭で、映画『river』の出演者である大泉と戸次、監督で番組構成の鈴井が舞台挨拶に立った時、出演者がサイン攻めにあったことから韓国でもいけると思った大泉が「クリスマスまでにシゲと2人でハングル語で1つ曲を作りたい」と言ったことである(本人はホラを吹いたつもりだった思われる)。

番組プロデューサーが各方面と調整した結果、ソニー・ミュージックエンタテインメントのthe music councilからメジャーデビューすることが決定。作詞が大泉と戸次、作曲・編曲は当時番組エンディングテーマを歌っていたTHE UNCOLOUREDが担当することとなった。また、当初は日本語中国語(北京語)、韓国語の3ヶ国語をする予定であった。

THE UNCOLOUREDからデモ音源が届いてから1週間後に岩見沢のモーテルで作詞を行った。THE UNCOLOUREDのイメージは「卒業」であったが、作詞の2人が描いたコンセプトは「結婚式」であった。そして「起きないあいつ(仮)」が完成する。この時題名はまだ仮名であり、佐藤麻美が題名を考えることとなった。

そして2人のユニット名は当初佐藤麻美が考える予定であったが、「センセーショナルズ」や「イートパワー」などあまりにもセンスがなかったため公募した結果、中国語でおにぎりを表す握団(ファンタン)から「FANTAN」に決まった[27]。FANが大泉(FAN兄さん)、TANが戸次(TAN兄さん)である。曲の題名も結局「起きないあいつ」となった。

そして、レコーディング準備を行うこととなったが、デモ音源は短く歌詞が足りないことが判明。急遽歌詞を足すこととなった。レコーディングは戸次、大泉ともに6時間にも及び、深夜まで作業を行って完成した。ジャケット写真、プロモーションビデオの2人のヴィジュアルイメージは、大泉がレニー・クラヴィッツ、戸次はその対象形というものだった。そして両者とも全身白で固めた。

2004年6月23日にCDリリース。この日にFANTAN電波ジャックを決行。朝5時に集合し、HTB『朝情報 おはよう!遠藤商店』の生放送から『夢チカ18』、『大泉洋のサンサンサンデー』、『イチオシ!』、『R』と出演した。そしてオリコンの順位が発表され、オリコン初登場第7位を記録。そして、台湾のケーブルテレビ番組「北海道アワー(HTB制作)」のエンディングテーマとなった。

FANTANのイベントデビューは『CUE DREAM JAM-BOREE 2004』。初日では大泉が歌詞を間違えるという大ミスを犯す。大泉は上海国際映画祭に行ったため、単独で上海のCDショップでプロモーションを行う。

そして台湾デビューを迎え、台湾では外国人アーティストとしてデビュー、プロモーションを行った。CDショップでのプロモーションは20名であったが、当初の目標であったアジアデビューを達成した。

そして、これまでの活動の軌跡と「起きないあいつ」のアコースティックバージョンを収録したDVD「ありがとうFANTAN、さようならFANTAN」をリリースし、FANTANは活動を停止。今後の活動は不明である。

2人が所属するTEAM-NACSの番組ハナタレナックスにて森崎博之音尾琢真によるパロディユニット、「おむすび」が結成されたこともあった。ハナタレナックスの番組企画で「起きないあいつ」の替え歌「何していたい」のプロモーションビデオを全篇オーストラリアロケで制作。こちらは正式なリリースはされず番組のプレゼントとなった。

DVD

  • ありがとうFANTAN、さようならFANTAN(2005年1月19日発売)
  • 豚一家 関東の旅(2008年1月29日発売)
2003年から2007年にかけて全国を食べ歩いた本番組の放送を、時系列ではなく、「関東」という地域でくくって再構成したディレクターズカット版。予約特典は、佐藤麻美監修「おにぎりつつんでますかバンダナ」。
収録内容:東京レトロツアー、北関東の旅、麺食いの旅、埼玉癒しの旅、北関東制覇の旅、神奈川の旅、特典映像(大泉洋伝説・北海道編、オクラホマ北海道完全制覇の旅)
  • 愛知・静岡の旅(2012年9月25日発売)
  • 香川の旅(2013年2月26日発売)
  • 札幌の旅(2013年7月30日発売)
  • 長崎・佐賀の旅(2014年2月11日発売)
  • 京都・兵庫の旅(2014年7月22日発売)

Blu-ray

  • 愛知・静岡の旅(2012年9月25日発売)
  • 香川の旅(2013年2月26日発売)
  • 札幌の旅(2013年7月30日発売)
  • 長崎・佐賀の旅(2014年2月11日発売)
  • 京都・兵庫の旅(2014年7月22日発売)

関連書籍

  • おにぎりあたためますか 北海道ロードマップ(北海道テレビ放送)
2005年11月22日放送分までに訪れた北海道内の店舗107店を網羅している。
HTBオンラインショップ並びにHTBグッズ取扱店限定発売。
  • 豚一家のおにぎりあたためますかロードマップ 札幌〜旭川国道12号線編
上記のロードマップを作る前段階の企画として国道12号線をターゲットに取材を行う。
札幌から旭川の国道12号線沿いのローソンにおいて限定無料配布された。

関連グッズ

  • おともにぴったり おセット
佐藤麻美が監修した竹素材の箸。「おにぎり」にちなんで、断面が三角形になっているのが特徴。

その他

おにぎりあたためますかについて

北海道に限らず、おにぎりをあたためて食べる習慣がある地域として、九州・沖縄の各県が挙げられる(ただし、九州全県ではない)。その理由は定かではないが、ほとんどといって良いほど、九州・沖縄のコンビニでは「おにぎりあたためますか」と聞かれる。ただし、おにぎりの種類によって、あたためるか聞くもの、聞かないものがあるので、必ず聞かれるわけでもない。また、京都ロケ後に多くの葉書が届き、多くの地域で「おにぎりあたためますか」と聞かれることが判明した。[28]

番組ロゴについて

おにぎりの形をしたロゴの左下にある検収印の「001234」という数字は、鈴井貴之が考案したオ(0)オ(0)イ(1)ズ(2)ミ(3)ヨウ(4)の語呂合わせであるということが「夏の三重&滋賀の旅」の車内で語られた。オープニングのタイトルコールは大泉が英語っぽく言ったものであるということも同時に語られた。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプテンプレート:Reflist

外部リンク

  • そのため出演者三人をまとめてしばしば「食べる部」「豚一家」などと呼称されることがある。
  • スタート当初に比べて大泉、戸次のスケジュールがほとんど空かなくなってしまい、初期のように商品開発だけをするという時間を取れなくなったというのが大きな要因である。実際1回ロケをした次のロケが1ヵ月後ということはざらで、最大103日間ロケを行わなかったという記録もある(2009年(平成21年)3月31日放送分より)
  • 特別バージョンとして戸次重幸、佐藤麻美もチャレンジした
  • 字幕の色は大泉の声は黄色、戸次の声は水色、オクラホマと森崎の声は緑色、佐藤麻美アナの声は桃色、その他の声は白に編集をする。
  • 当初は他の番組の再放送や単発番組が組まれる場合もあるため、本番組の再放送は実質不定期に行われていたが、現在は毎週再放送を行っている。
  • 2014年3月までは金曜 25:20 - 25:50に放送。2014年4月から現在の時間帯へ移動。
  • ネット開始当初は4週月の場合は第3・4金曜に、5週月の場合は第1・4・5金曜に放送していた。2009年4月27日から月曜 24:45 - 25:15に放送枠を移動、毎週放送となる。火曜 25:15 - 25:45を経て2014年4月1日より現時間帯へ移動。
  • 2014年1月から3月までは木曜 25:00 - 25:30。
  • 9.0 9.1 レギュラー放送の開始日。過去に単発放送は行なっている(「#過去のネット局」参照)。
  • 以前は火曜 25:15 - 25:45。2013年4月4日から現在の放送時間に。
  • 当初の放送時間は毎週土曜日の10:15 - 10:45。2009年6月24日から『水曜どうでしょうClassic』の後番組として、水曜 25:20 - 25:50に変更。2013年4月3日から現在の放送時間に。
  • 当初の放送時間は木曜21:30 - 22:00。2012年4月から土曜22:30 - 23:00、10月から土曜22:00 - 22:30、2013年4月から水曜22:30 - 23:00に変更。2014年4月から現在の放送時間に。
  • 当初の放送時間は毎週水曜23:00 - 23:30(『水曜どうでしょうClassic』の後番組、2012年9月26日まで)。2012年10月7日 - 2013年7月7日までは毎週日曜22:00 - 22:30(7月7日は同時間帯に有頂天家族がスタートする為21:30 - 22:00に変更)。その後3ヶ月間休止していたが2013年10月3日より現在の放送時間で再開。
  • 当初の放送時間は毎週水曜25:15 - 25:45。2011年4月4日より現在の放送時間に。
  • 『水曜どうでしょうClassic』の後番組として放送。
  • 当初の放送時間は月曜日の24:20 - 24:50。その後、土曜日の15:55 - 16:30へ枠移動。2011年4月11日より月曜24:50 - 25:20へ移動。『水曜どうでしょう』とのコンプレックス形式で放送されていたが、2012年10月5日より現時間帯へ移動。
  • 2011年3月21日に一旦打ち切りとなるが、同年7月2日から放送を再開。
  • 朝まで生テレビ!』放送週は休止。
  • 以前は木曜 22:30 - 23:00と水曜 24:00 - 24:25に放送。2013年4月から現在の放送時間に。
  • 2回分放送。
  • 基本的には『sakusaku(の所謂「屋根の上」時代)』が年末年始に放送休止となる際の代替番組として放送されていた。
  • 著作権の都合上、BGMを差し替えている。また、九州朝日放送では期間途中からネット配信版を放送に使用し、2008年後半の放送分からは通常放送版を使用している。
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  • 藤尾が離島の礼文島で資金が底をつき、フェリー代捻出のためのアルバイトをさせてくれる場所が全く無く、企画続行不可能になりかけた事がありその事も影響していると思われる。
  • 卒業後、張田は当番組の制作も手がける札幌のテレビ制作会社 サンタナで「森崎博之のあぐり王国北海道」のディレクターを務めている
  • ゆるぅ~い日記 - ふるさとたかし公式ブログ
  • 漢字表記は誤りであり、正しくは「飯団(饭团)」である。
  • なお近年では「あたためておいしい」と最初から温めるのを前提としているコンビニおにぎりも登場している。