上富良野町
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上富良野町(かみふらのちょう)は、上川地方南部に位置する町。
町名の由来は、富良野川の上流にあたる事から。 焼肉の「豚サガリ」発祥の地。
目次
地理
上川地方南部に位置。西部は平野で畑などが広がり、国道237号、富良野線が南北に走り、人口も集中している。 東部は十勝岳を中心とする山岳地帯。眺望で有名な十勝岳温泉と、「北の国から」のロケで一躍有名になった吹上温泉を有する。 十勝岳は数十年周期で噴火を繰り返す活発な火山で、過去に被害が発生している。
- 山: 十勝岳(2,077m)、三段山(1,748m)、富良野岳(1,912m)、上富良野岳(1,893m)、上ホロカメットク山(1,920m)
- 河川: 富良野川
- 湖沼:
沿革
富良野地方で初めて開拓の手が入ったのが上富良野(当時の名称は富良野村)で、 その後他の地域が開拓された。
- 1897年 三重県から入植、富良野村が設置、歌志内村外一箇村戸長役場が歌志内(現歌志内市)におかれる
- 1899年 空知支庁から上川支庁(現・上川総合振興局)に移管、富良野村戸長役場を設置、空知郡富良野村
- 1903年 富良野村を分割、空知郡上富良野村となる。片方は下富良野村(現富良野市)となる
- 1906年 二級町村制
- 1917年 中富良野村(現中富良野町)を分村
- 1919年 一級町村制
- 1926年(大正15年)5月24日 十勝岳が大噴火を起こし、死者・不明者計144名を出す
- 1951年 町制施行、空知郡上富良野町
- 1955年 陸上自衛隊の演習場が設置される
- 1962年(昭和37年)6月29日 十勝岳大噴火、死者・不明者4名を出す
行政
経済
基幹産業は農業。 陸上自衛隊の駐屯地も置かれる。
立地企業
- カルビーポテト株式会社 上川事務所
- サッポロビール株式会社 上富良野ホップ園
農協
- ふらの農業協同組合(JAふらの)上富良野支所
郵便局
- 上富良野郵便局(集配局)
公共機関
警察
- 富良野警察署上富良野交番
消防
- 富良野広域連合消防本部
- 本部・上富良野消防署
広域行政
- 富良野広域連合(富良野市・中富良野町・南富良野町・占冠村で構成し、消防・学校給食共同調理場・公共串内牧場・環境衛生センターの運営を行なっている。平成20年9月1日設立)
姉妹都市・提携都市
地域
人口
教育
- 道立高等学校
- 中学校
- 上富良野、東中
- 小学校
- 上富良野、上富良野西、東中、江幌、清富
ただし清富小学校は平成17年12月28日に廃止が議決され、平成18年5月1日現在、児童数、教員数とも0となっている。
交通
空港
道路
鉄道
バス
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
文化財
- 東中尋常高等小学校御神影奉置所 - 上富良野町指定文化財(有形文化財)
- 憩の楡跡の碑 - 上富良野町指定文化財(記念物)
- 富原地区の地神及び山の神- 上富良野町指定文化財(記念物)
観光
2001年(平成13年)10月に「ふらののラベンダー」として環境省によりかおり風景100選に選定された。
- 十勝岳温泉(国民保養温泉地)
- 吹上温泉
- フラヌイ温泉
- フラワーランドかみふらの
- ファーム富田・ラベンダーイースト
- 日の出山公園ラベンダー園
- 深山峠(みやまとうげ)国道237号沿い
- トリックアート美術館
- 十勝岳アートビュー (大観覧車)
- 千望峠
- 土の博物館「土の館」(北海道遺産)
- かんのファーム
- 後藤純男美術館
出身の有名人
ゆかりの人物
外部リンク