様似町
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テンプレート:Infobox 様似町(さまにちょう)は、北海道の日高振興局管内にある町。
町名のサマニは、アイヌ語起源の地名であるが、語源については「サマムニ」または「サムンニ」(倒れ木)、エサマンペッ(カワウソの川)など諸説あり、はっきりしたことは分からない。
目次
地理
北海道南部、日高山脈の南部に位置する。町の南部では山脈が太平洋に迫り、特に冬島幌満間の日高耶馬渓(ひだかやばけい)は奇勝・険路で知られ、江戸時代にシャマニ山道が開削されている。
隣接している自治体
沿革
江戸時代(1600年ごろ)に砂金採取のために和人が多数移り住むようになった。
- 1802年 蝦夷奉公の管下となる(これが様似町の開基)
- 1880年(明治13年) 戸長役場が設置される。
- 1906年(明治39年) 様似郡様似村、鵜苫村、冬島村(ふゆしま)、幌満村(ほろまん)、岡田村、二七村(になな)、誓内村(ちかない)、平鵜村(ひらう)が合併、二級町村制、様似郡様似村
- 1941年(昭和16年) 当時の村内の地名が以下のように再編される。
- (大字)様似村 → 東様似、西様似に分割
- 二七 → 田代に改称
- 岡田、二七の各一部から新富が成立
- 誓内 → 旭、大泉に分割
- 平鵜 → 平宇に改称
- 1952年(昭和27年) 町制施行、様似町
- 1961年(昭和36年) 東様似が、西町、潮見台、港町、本町、会所町、栄町、大通、錦町、緑町、朝日丘の各町に再編
- 2002年(平成14年)8月26日 - 9月3日 第4回国際レルゾライト会議が開催される。日本国内では初開催
姉妹都市・提携都市
経済
基幹産業は漁業で、昆布などが獲れる。 この他に稲作、酪農、馬産などもおこなわれる。
立地企業
- 東邦オリビン工業株式会社 日高事業所
- 新日本電工株式会社 日高工場
- 幌満川第二発電所
農協・漁協
- ひだか東農業協同組合(JAひだか東)様似事業所
- 日高中央漁業協同組合様似支所
- えりも漁業協同組合冬島支所
郵便局
- 様似郵便局(集配局)
- 幌満郵便局
宅配便
公共機関
警察
- 浦河警察署様似駐在所
地域
人口
教育
- 高等学校
- 道立高等学校
- 中学校
- 様似中学校
- 小学校
- 鵜苫小学校
- 様似小学校
交通
鉄道
バス
タクシー
- 日交ハイヤー様似営業所
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
文化財
重要文化財(美術工芸品)
- 蝦夷三官寺等澍院関係資料(「澍」はさんずいに樹の旁) - 様似郷土館保管
重要無形民俗文化財
- アイヌ古式舞踊 - 様似民族文化保存会
天然記念物
- アポイ岳高山植物群落 - 特別天然記念物
- 幌満ゴヨウマツ自生地
町指定文化財
- 等澍院護摩堂
- 和助地蔵尊
- 弁財天像 - 等澍院蔵
- 薬師如来三尊仏像 - 等澍院蔵
- 聖観世音菩薩像 - 等澍院蔵
- 南無仏太子像 - 智教寺蔵
- 等澍院古文書 - 等澍院蔵
- 様似山道