大樹町
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大樹町(たいきちょう)は、北海道十勝総合振興局南部にある町である。
「宇宙のまちづくり」を標榜し、航空や宇宙分野での実験や飛行試験を積極的に誘致している。カントリーサインも滑走路を背景とした宇宙往還機らしきものとなっている。
町名の由来は、アイヌ語の「タイキ・ウシ」(蚤が多いところ)から[1]。
ミニバレー発祥の地。
目次
地理
十勝総合振興局の南部に位置。 西部は日高山脈に由来する山岳地帯、東部は平地で太平洋に接する。 沿岸部にはいくつかの沼が点在する。
- 山:ペテガリ岳 (1736m)、神威岳 (1600m)、ソエマツ岳 (1625m)、ピリカヌプリ (1631m)、中ノ岳 (1519m)
- 河川:歴舟川
- 湖沼:生花苗沼(生花湖・オイカマナイトー)、ホロカヤントー、キモントー
気候
太平洋に面しているものの、冬季は非常に寒冷で1月の平均気温は氷点下10度前後、連日氷点下20℃以下の冷え込みが続く。歴舟川ではしばしばダイヤモンドダストが見られる。厳冬期には短時間での気温の変動差が非常に大きい。
隣接している自治体
人口
歴史
- 1928年(昭和3年) 広尾郡広尾村(現広尾町)から分村、広尾郡大樹村
- 1930年(昭和5年) 国鉄広尾線延伸、大樹駅開業。
- 1949年(昭和24年) 広尾郡忠類村が分村
- 1951年(昭和26年) 町制施行、大樹町
- 1955年(昭和30年) 十勝郡大津村の一部を編入
- 1987年(昭和62年) 広尾線廃止。
経済
雪印乳業(現・雪印メグミルク)大樹工場が置かれている。なお、2000年の雪印集団食中毒事件はこの大樹工場で発生した。
農協・漁協
金融機関
- 帯広信用金庫大樹支店
郵便局
公共機関
警察
- 広尾警察署大樹駐在所
自衛隊
北海道の機関
独立行政法人
姉妹都市・提携都市
- 福島県相馬市 - 姉妹都市
- 銀河連邦 - 当時の宇宙科学研究所の研究施設があった市町による友好都市
教育
- 高等学校
- 北海道大樹高等学校(道立)
- 中学校
- 尾田、大樹
- 小学校
- 尾田、大樹、中島(2011年3月閉校)
交通
空港
鉄道
かつては広尾線が通っていたが、1987年(昭和62年)2月2日に廃止されている。町内には十勝東和駅、大樹駅、石坂駅が設置されていた。
バス
- 十勝バス
- 大樹町営バス
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
文化財
- 大樹遺跡出土の遺物(北海道指定有形文化財)(大樹町図書館蔵)
- 十勝ホロカヤントー竪穴群(北海道指定史跡)
観光
祭り
- 歴舟川清流鯉のぼり(4月最終日曜から5月5日)
- 歴舟川清流まつり(8月第1日曜日)
- 柏林公園まつり(9月第3日曜日)
- カムイコタン公園まつり(10月第1日曜日)