美深町
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テンプレート:Infobox 美深町(びふかちょう)は、北海道の上川地方北部に位置する町。
町名の由来はアイヌ語「ピウカ」(石の多い場所)の意。
目次
地理
町内を南北にかけて天塩川が流れ、国道40号、宗谷本線が走る。町面積のほとんどは森林。西の天塩山地、東の北見山地に囲まれる。特別豪雪地帯。
- 山: 函岳(1,124m)
- 河川: 天塩川
- 湖沼:
隣接している自治体
気候
内陸性の気候で寒暖の差が激しく、冬は日本屈指の酷寒地帯であり、1月の平均気温は-9.2℃である。1931年1月27日には、当時の委託観測所において、国内の最低気温となる-41.5℃を記録している[1]。
人口
沿革
- 1901年(明治34年) - 下名寄村を含む中川郡、増毛支庁(現留萌支庁)から上川支庁に移管、剣淵外3村戸長役場所属となる。
- 1906年(明治39年) - 上名寄外3村戸長役場(現名寄市)所属となる。
- 1907年(明治40年) - 上名寄外3村戸長役場から分離・独立し、下名寄外1村戸長役場を美深5線に設置。
- 1911年(明治44年)11月3日 - 現宗谷本線が恩根内駅まで延伸。
- 1915年(大正4年)4月1日 - 二級町村制施行、下名寄村。
- 1920年(大正9年)
- 1923年(大正12年)4月1日 - 一級町村制施行、美深町となる。
- 1964年(昭和39年)10月5日 - 国鉄美幸線開業。
- 1985年(昭和60年)9月17日 - 美幸線廃止。
経済
基幹産業は農業、酪農、林業。留萌支庁北部遠別町と並ぶ稲作の北限地。チョウザメが特産である。
金融機関
立地企業
- スバル北海道美深試験場
農協
- 北はるか農業協同組合(JA北はるか)
郵便局
- 美深郵便局(集配局)
- 恩根内郵便局
- 仁宇布簡易郵便局
公共機関
警察
姉妹都市・提携都市
国内
海外
教育
- 道立高等学校
- 中学校
- 美深
- 小学校
- 恩根内、美深
- 小中学校
- 仁宇布
交通
空港
道路
- 一般国道
- 都道府県道
- 道の駅
鉄道
かつては美深から美幸線が分岐していたが、現在は廃止されている。
バス
- 名士バス
- 美深ターミナル(仁宇布行き)
- 美深駅前(名寄・智恵文方面/美深温泉・恩根内方面)
※美深駅前バス停は国道40号線沿いに設置。美深駅より徒歩約5分。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
美深町文化財
- 天塩川名由来の地
- 富岡遺跡
- モンポナイ遺跡
- 楠遺跡
- 松山湿原
観光
国土庁「水の郷百選」認定。
- 森林公園びふかアイランド
- びふか松山湿原(日本最北の高層湿原)
- 旧国鉄美幸線
- 天塩山弘法寺(北海道三十三観音霊場28番札所)
- 冬季は町営スキー場が開設される
出身有名人
- 石崎隆之 - 騎手/地方競馬・船橋競馬場所属
- 千秋実 - 俳優、旧・恩根内村出身
- 十亀昭雄 - 政治学者
- 深瀬昌久 - 写真家
- 松浦周太郎 - 政治家
- 山本信夫 - 元根室支庁長
- 岩田公雄 - ytv特別解説委員 ※(北海道旭川市出身と表記も)
- 村山紀昭 - 哲学者
- 沢田石和樹 - NHK松山放送局アナウンサー
関連項目
脚注
外部リンク
- ↑ 日本の気象観測史上極値 ※気象庁監修『気象年鑑』2007年以前の版における順位表も参照のこと。