深川市
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テンプレート:Infobox 深川市(ふかがわし)は、北海道空知総合振興局管内にある中心都市。
目次
[非表示]地理
石狩平野の最北部に位置する都市。南部を除く三方を山に囲まれた地形。市中心部を東西に石狩川が流れ、その周辺に水田が広がる。また北部の山間部を雨竜川が南流してくるが、市域の平野部には殆ど入らないまま西へ抜ける。
空知総合振興局北部(北空知)における交通の要衝で、多くの鉄道・道路が集積する。
気候
気候は、やや内陸的な気候で寒暖の差が大きい。特別豪雪地帯。
- 最寒月平均気温(1月) -7.7℃、最暖月平均気温(8月) 20.6℃、年平均気温 6.4℃[1]
- 極値(1977年 - ) 最高気温 33.9℃(1989年〔平成元年〕8月6日)、最低気温 -29.7℃(1998年〔平成10年〕2月7日)[1]
- 最深積雪(1981年 - ):158センチ(1987年〔昭和62年〕3月7日)[1]
隣接している自治体
沿革
地名の由来は域内を流れる大鳳川(アイヌ語「オオホ・ナイ」)の意訳「深い・川」とする説がある。
- 1890年(明治23年) - 華族組合農場に指定。
- 1891年(明治24年) - 道路が開通。
- 1892年(明治25年) - 北海道庁令により現在の幌加内町の一部を含む雨竜川左岸一帯に雨竜郡深川村を設置。三条公爵、蜂須賀侯爵、菊亭侯爵による農場開拓と屯田兵入植を中心に市街地の形成と周辺開拓が進められる。
- 1898年(明治31年) - 空知太(現・滝川市)から旭川までの鉄道が開通。深川駅と納内駅の開業により駅前を中心に市街地が形成される。同時期に道路整備も進み、道道旭川深川線や道道深川雨竜線が開通するなど交通網の充実により人口も増加していった。
- 1901年(明治34年) - 陸軍が深川、剣淵、旭川等でハマダラカとマラリアの関係を調査。当時流行していた三日熱マラリアの感染源が水田のハマダラカであることを発見。この頃の深川村の戸数3,212戸、人口14,073名に対し年平均700名強の罹患者があった。以後、防除などの対策が進んだため土着のマラリア病原虫は駆逐されている。
- 1902年(明治35年) - 2級町村制施行、その5年後には1級町村制施行。
- 1910年(明治43年) - 日本海の留萌と結ぶ留萌線開業。これにより深川駅は石炭のほか海産物の流通拠点となる。
- 1918年(大正7年) - 深川町が誕生。小学校、病院、銀行、公的機関事務所の設置や、電話の開設・電灯架設などが進む。
- 1941年(昭和16年) - 幌加内を経由して道北の名寄を結ぶ深名線が全線開通。雨竜川域の鉱物や材木運搬などの貨物取り扱い増加。
- 1963年(昭和38年)5月1日 - 当時の深川町・一已村・納内村・音江村の4町村が合併。深川市となる。
- 1970年(昭和45年)4月1日 - 隣接する多度志町を編入。
- 1992年(平成4年) - 開基100年・市制施行30年を迎える。
- 2004年(平成16年) - いわゆる平成の大合併に向けて隣接する秩父別町、妹背牛町、北竜町、幌加内町との広域合併を目指すべく「北空知一市四町合併協議会」(法定協)を設けたが、合併推進は深川市のみで、残る4町が揃って合併を拒否したため、2005年(平成17年)1月に協議会は解散。
- 2006年(平成18年)12月 - 市内の公共工事をめぐる官製談合が発覚し、市長などが逮捕される。(深川官製談合事件)
- 2007年(平成19年)1月 - 前市長の逮捕辞職にともなう出直し市長選で、元衆議院議員の山下貴史が当選。
行政
財政
平成22年度決算による財政状況
- 住基人口 23,538人
- 標準財政規模 99億6,182万7千円
- 財政力指数 0.25 (類似団体平均0.43)~悪い
- 経常収支比率 80.3% (類似団体平均86.8%)~類似団体平均を下回り、財政の弾力性が高まっている
- 実質収支比率 3.7%(類似団体平均5.0%)
- 実質単年度収支 1億6,468万9千円~標準財政規模の1.7%の黒字額
- 地方債現在高 243億2,615万5千円(人口1人当たり103万3,484円)
- 普通会計歳入合計 172億9,556万5千円
- 地方税 22億1,419万9千円(構成比 12.8%)
- 地方交付税 76億815万7千円(構成比 44.0%)~歳入の50%近くを交付税に依存
- 地方債 13億5,240万7千円(構成比 7.8%)
- 普通会計歳出合計 168億4,739万6千円
- 人件費 21億6,485万3千円(構成比 12.8%)
- うち職員給 13億409万3千円(構成比 7.7%)
- 扶助費 20億5,538万3千円(構成比 12.2%)
- 公債費 27億4,203万1千円(構成比 16.3%)
- 人件費 21億6,485万3千円(構成比 12.8%)
基金の状況
- 1財政調整基金 4億3,930万2千円
- 2減債基金 4億7,174万5千円
- 3その他特定目的基金 2億6,787万2千円
- 合計 11億7,891万9千円(人口1人当たり5万86円)
定員管理の適正度(平成22年度)
- 人口1,000人当たり職員数 9.94人(類似団体平均9.53人)~平均的な職員数である:類似団体平均の1.0倍
- 一般職員225人 (うち技能系労務職5人)、教育公務員9人、消防職員0人、臨時職員0人 一般職員等合計 234人
- ラスパイレス指数 91.4 (道内市町村平均96.6)~財政健全化のため職員人件費削減にもやや取り組んでいる(北海道で17番目に低い。)
- 参考
- 一般職員等(234人)一人当たり給料月額 31万9,900円 (職員手当を含まない)
- 職員給(給料+手当)÷一般職員等(234人)=557万3千円~給料月額の17.4か月分
健全化判断比率・資金不足比率(平成23年度決算~確報値)
健全化判断比率
- 病院事業会計 32.6% ~ 経営健全化団体(H20決算~:ピーク時45.1%)となる
- (その他の公営企業会計は資金不足額がなく、比率が算定されず)
経済
産業
- 米作がほとんど。転作として、隣接する旭川市・幌加内町とともにソバの生産が盛んでソバの生産量は国内第2位となっている。また、胡瓜、メロン、長いもを含む園芸作もある。深川市周辺域は森林も大きく、林業もある。
農協
- きたそらち農業協同組合(JAきたそらち)
金融機関
主な立地企業
- 深川油脂工業株式会社
- 株式会社ホッコン
郵便
- 深川郵便局(集配局):納内地区を除く市内全域
- 納内郵便局(集配局):納内地区
- 更進郵便局
- 音江郵便局
- 多度志郵便局
宅配便
公共機関
警察
姉妹都市・提携都市
海外
地域
人口
教育
- 短期大学
- 高等学校
- 専修学校
- 小・中学校
- 深川小学校
- 一已小学校
- 北新小学校
- 納内小学校
- 音江小学校
- 多度志小学校
- 深川中学校
- 一已中学校
- 納内中学校
- 音江中学校
- 多度志中学校
医療
主な医療機関
- 東ヶ丘病院
- 深川市立病院 - 第二次救急医療機関指定
- 深川第一病院
- 北海道中央病院
- 吉本病院
住宅団地
- 道営住宅緑町中央団地
- 道営住宅であえーる北光
交通
鉄道
北海道旅客鉄道(JR北海道)
かつては深名線が通っていた(1995年廃止)。現在はバスに転換されている(後述)。
バス
- 空知中央バス(深川営業所を設置) - 市内および近郊路線
- 北海道中央バス - 札幌方面、留萌方面(高速るもい号)
- ジェイ・アール北海道バス(深川営業所を設置) - 幌加内方面(深名線)
- 道北バス・沿岸バス - 旭川方面、留萌方面(留萌旭川線)
タクシー
- 深川圏エリアの管轄
道路
高速道路
一般国道 テンプレート:Col-begin テンプレート:Col-break
都道府県道 テンプレート:Col-begin テンプレート:Col-break
道の駅
観光
文化財
史跡
市指定史跡
- 監的壕
- 先住民族の竪穴住居跡
- 音江法華駅逓所跡
- 屯田歩兵第1大隊本部跡 - 教円寺境内
- 深川市水稲発祥の地
その他
- メム神社本殿 - 市指定有形文化財、「芽生神社」
- 屯田兵屋 - 市指定有形文化財
- 旧鷲田農場事務所 - 市指定有形文化財
- 多度志獅子舞 - 深川市指定無形文化財、多度志獅子舞保存会、多度志神社
- 納内町猩々獅子舞 - 深川市指定無形文化財、納内町猩々獅子舞保存会、納内神社
- 猩々獅子五段くずし舞 - 深川市指定無形文化財、猩々獅子五段くずし舞保存会、大国神社
観光
- ウロコダンゴ
- 国見峠
- アートホール東洲館
- 向陽館(旧向陽小学校。画家高橋要の作品を展示、アトリエも併設)
- 深川市桜山公園(旧桜山遊園地・桜山レジャーランド)
- アグリ工房まあぶ(冷鉱泉、宿泊施設、コテージ等)
- イルムの丘・聖マーガレット教会(結婚式場)
- 深川夏まつり(石狩川河畔での花火大会が中心)
- 石狩山真言寺(北海道三十三観音霊場十三番札所)
- 遍照山丸山寺(北海道三十三観音霊場十四番札所)
その他
出身者
- 資延敏雄(高野山真言宗管長、総本山金剛峯寺座主、旭川・金峰寺住職)
- 五十嵐冬樹(騎手・ホッカイドウ競馬所属)
- 石黒達昌(作家・医師)
- 大西晴樹(現明治学院学院長、前明治学院大学学長)
- 小川東洲(書家)
- 荻原ゆかり(舞台女優・劇団希望舞台)
- 東原俊郎(太陽グループ社長)
- 木下博勝(医師・プロレスラージャガー横田の夫)
- 児島仁(元NTT社長)
- 谷内友美(声優・舞台女優)
- 塚田タカヤ(フォークシンガー)
- 二所ノ関親方(本名金剛正裕・大相撲年寄・元関脇金剛)
- 藤岡喜久男(歴史学者)
- 松島正幸(画家)
- 山田吾一(俳優・深川西高等学校 卒)
- 唯是震一(作曲家)
- dj honda(DJ・トラック・メイカー)
マスコミ
参考文献
- 都築甚之助、大町文興著『我邦ニ於ケル麻刺里亜蚊伝搬ノ証明』英蘭堂書店。1901年(明治34年)10月29日発行(2008年(平成20年)1月21日現在、国立国会図書館の『近代デジタルライブラリー』で閲覧可能)
脚注
関連項目
外部リンク
- 行政
- 観光