銀河万丈

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田中崇から転送)
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テンプレート:存命人物の出典明記 テンプレート:声優 銀河 万丈(ぎんが ばんじょう、1948年[1]11月12日 - )は、日本男性声優ナレーター青二プロダクション所属。本名・旧芸名は田中 崇(たなか たかし)。妻は同じく声優の高島雅羅テンプレート:VOICE Notice Hidden

特色

役柄では威厳ある悪役の声を担当することが多く、中でも「メタルギアソリッドシリーズ」のリキッド・スネーク、『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビ、『装甲騎兵ボトムズ』のロッチナ、『伝説巨神イデオン』のダミド・ペッチのような、あくの強い役柄を多くこなし、本人もそうした役柄を好む発言をしている。また、『タッチ』の原田正平のような無口な役はつまらなかったという[2]

30代前半に声優を本業として定めた当初から「悪役が出来る」事をセールスポイントにしており、その頃演じたギレン・ザビ役によって「自身の中に新しい自分を探していくことや演じる快感を覚えた」という[3]。一時期、PCエンジンのゲームで軒並みラストボスキャラクターの声を担当し、NECアベニュー多部田俊雄をして「ラスボスと言えば銀河万丈」と言わしめた。

死去した蟹江栄司笹岡繁蔵郷里大輔永井一郎が担当した持ち役の一部を引き継いでいる。

日本語吹き替え版では、マイケル・クラーク・ダンカンデルロイ・リンドー等、大柄の黒人の声を当てることが多い。玄田哲章と並んで、シルヴェスター・スタローンアーノルド・シュワルツェネッガーの両者の吹き替えを経験している数少ない人物。『刑事コロンボ』では、小池朝雄がコロンボを吹き替えた旧シリーズ45話の追加収録部分で、コロンボの声を吹き替えている。新シリーズでは、「復讐を抱いて眠れ」、「奪われた旋律」、「殺意のナイトクラブ」のWOWOW版で、コロンボを吹き替えている。いずれもブルーレイBOXに収録されている。

番組やCMのナレーターとしての活動も多い。

人物・逸話

山梨県立甲府南高等学校成蹊大学卒業。以前はテアトル・エコーに所属。趣味は謡曲(流派は喜多流)で、20代の頃から続けている。

デビュー後の数年間は本名「田中崇」で活動していたが、『戦闘メカ ザブングル』や『太陽の牙ダグラム』に出演していた1982年の誕生日より「銀河万丈」に改名。その子供向け番組の登場人物のような名前のため、当初は「もう洋画はやらないのか」と訊かれたという。この芸名は富野由悠季により名付けられたという説があるが、誤りであり「『無敵鋼人ダイターン3』の主人公・破嵐万丈と混合したんでしょうね」と、本人は否定している[4]

妻・高島雅羅は、『新スタートレック』で「ディアナ・トロイ」の吹替を担当。銀河は「ウォーフ」の吹替を担当しており、最終シーズンあたりでは恋人同士になっている。

FNS地球特捜隊ダイバスター』では毎週、博士を演じている銀河のサイン入りのアイテムをプレゼントするコーナーがある。その際、番組キャラクターのユリッペが、銀河のプライベートを暴露している。詳細は「FNS地球特捜隊ダイバスター#銀河万丈の私事」を参照。

2012年9月8日放送の『A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜』に事務所の後輩である神田朱未と共に出演した。この時、物腰の柔らかい、敬語を交えた紳士的かつ丁寧な話し方で番組に臨んでいる。事務所が同じ神田や浅野真澄は、「常にこういう話し方で接して下さる」と発言している。番組にちあきなおみの『黄昏のビギン』をリクエストしており、その希望が叶えられて実際にオンエアされた。アニメ・ゲーム・特撮・声優の4ジャンルに特化した番組としては、異例の選曲である。

出演作品

太字はメインキャラクター

テレビアニメ

1976年

1977年

1978年

1979年

1980年

1981年

1982年

1983年

1984年

1985年

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2000年

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2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

  • トリコ(バイダン)

2013年

2014年

OVA

1985年

1986年

1987年

1988年

1989年

1990年

1991年

1992年

1993年

1994年

1995年

1996年

1998年

1999年

2004年

2005年

2007年

2008年

2010年

2011年

2012年

劇場アニメ

1979年

1980年

1981年

1982年

1983年

1984年

  • プロ野球を10倍楽しく見る方法 PART2(カガワ)

1985年

1986年

1987年

1988年

1989年

1990年

1992年

1994年

  • 三国志 第三部・遥かなる大地(張任

1995年

1996年

1997年

2000年

2002年

2003年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2012年

吹き替え

俳優

マイケル・クラーク・ダンカン

デルロイ・リンドー

キース・デヴィッド

映画・ドラマ

アニメ

特撮

1980年

1986年

1989年

2003年

2004年

2005年

2006年

2010年

2011年

2012年

ゲーム

1989年

1990年

  • アベンジャー(ナレーション)
  • スーパーアルバトロス(浦野英造)
  • らんま1/2(PCエンジン版)(シャンプーの父)

1991年

1992年

1993年

1994年

  • サークIII(サーク・ソード)
  • 鉄拳(ジャック、プロトタイプ・ジャック、巌竜、三島平八)
  • ドラゴンナイトIII(PCエンジン版)(バーン)
  • プリンセス・ミネルバ(PCエンジン版)(ナレーション、ウィスラー国王)

1995年

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

  • 金色のコルダ3 AnotherSky feat.神南(東金源一[18]
  • クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ カスカベ映画スターズ!(アセ・ダク・ダーク)
  • 魁!!男塾 〜日本よ、これが男である!〜(J[19]
  • ヒーローバンク(銭念[20]
  • ファンタシースター ノヴァ(マグナス[21]

パチンコ・パチスロ

  • サミー:「北斗の拳」「北斗の拳SE(スペシャルエディション)」(パチスロ)(サウザー)

人形劇

ラジオ

CD

CM

テレビ番組

テレビドラマ

その他

脚注

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外部リンク

テンプレート:青二プロダクション
  1. 長らく生年は不詳とされ、様々な憶測を呼んでいたが、山梨日日新聞(平成20年10月7日付)『ときめきゾーン芸能』に於いて生年を1948年と発表した。
  2.  『大胆MAP』テンプレート:Fullでの発言より
  3. やまなし県政だより「ふれあい」特集号より
  4. 竹書房『機動戦士ガンダム ジオンSIDE』のインタビューによる
  5. テンプレート:Cite web
  6. テンプレート:Cite web
  7. テンプレート:Cite web
  8. テンプレート:Cite web
  9. テンプレート:Cite web
  10. テンプレート:Cite web
  11. テンプレート:Cite web
  12. テンプレート:Cite web
  13. テンプレート:Cite web
  14. 週刊ファミ通』2012年6月21日号。
  15. テンプレート:Cite web
  16. テンプレート:Cite web
  17. テンプレート:Cite web
  18. テンプレート:Cite journal
  19. テンプレート:Cite web
  20. テンプレート:Cite web
  21. テンプレート:Cite journal
  22. 南海放送「南海放送開局60周年記念・えひめモノクロシアター」