コナミ

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テンプレート:Infobox コナミ株式会社(KONAMI CORPORATION)は、アミューズメント機器ゲームソフトの製造、スポーツクラブの運営などを手掛けるコナミグループの純粋持株会社である。

概要

1969年3月21日に大阪府豊中市で創業、1973年3月19日に法人化された。ジュークボックスのレンタル・修理業を経てアーケードゲーム事業に参入した。

アーケードゲームのほかにMSXファミリーコンピュータプレイステーションなどのパソコン家庭用テレビゲーム機でジャンルを問わない多くの人気ゲーム作品を発表し、現在では関連子会社を通じてテレビゲームに留まらず、ソーシャルゲーム進出やカードゲームなどの玩具の製作・発売、スポーツクラブの運営も手掛けるなど、多角的に事業を展開している。1980年代、アーケードゲームから家庭用コンピューターゲームへ参入した老舗ゲームメーカーの中で、現在も独立を保っている数少ない存在である。

2006年3月31日にコナミ株式会社のデジタルエンタテインメント事業を、株式会社コナミデジタルエンタテインメントとして会社分割し、コナミ株式会社は純粋持株会社へ移行した。

沿革

グループブランドロゴ

2003年4月1日の創立30周年を機に新ブランドロゴマークを導入、現在の赤色をモチーフにしたロゴマークとなった。この赤色は「コナミレッド」と命名され、コナミグループの企業イメージカラーとなっている。

子会社の社名の変遷

2005年4月1日にコナミに吸収合併されたゲームソフト開発子会社は、2000年から2001年にかけて短期間での社名変更を繰り返している。

「コナミコンピュータエンタテインメント○○」(○○は地名)という社名から、これら開発子会社は「KCE○○」という略称で呼ばれていたが、2000年に「略称が幅広く親しまれているため」として、相次いでこれらの略称を正式な社名としている(登記上はカタカナの「ケイシーイー」)。ことKCE大阪(後にKCEスタジオと合併)は「大阪」すら省略し「KCEO」(ケイシーイーオー)の社名を名乗った。

しかし翌2001年、これら「KCE○○」は再びその社名を「コナミコンピュータエンタテインメント○○」に戻すことになる。理由は「コナミグループの拡大と発展のための、グループ企業としての立場の明確化」としている。またこの時は、略称も従来の「KCE○○」から、3レターコード(都市コード)を取り入れた「コナミ○○○」に変更し、また各社が使用していた独自のCIも廃止された。

コナミの知的財産戦略

コナミにおける著作権特許権商標権などの知的財産権の取得と行使は排他性が高く、ディズニー社サンライズTBSテレビ東京放送ホールディングス)と並んで強い執着がイメージされることが多い。

また著作権法特許法違反に該当すると判断した事案に対しては厳しい姿勢で臨んでいる。

知的財産の占有と自主管理

コナミの著作物に付随する権利は基本的に法務部により自主管理されており、一部の音楽ソフトを除いてJASRACなどの管理団体には委託していない。

1999年には野球ゲームプロ野球選手・球団名の実名を使用する権利を日本野球機構との契約により独占し、他社の野球ゲーム発売に際し、コナミを介してのサブライセンス供与を渋ったとして後に独占禁止法違反で公正取引委員会から警告を受けている[1]劇空間プロ野球を参照)。

2010年冬のコミックマーケット同人サークルDiverse System』が発行される予定だったCD『Dear,Mr.wac』『D16』に対し著作権侵害として販売差し止めを行った。それ以来BEMANI関連の同人CDが激減されている[2]

法人に対する主な訴訟

2005年には韓国のゲーム企業2社を相手に「実況パワフルプロ野球」のキャラクターデザインやインタフェースを盗用したとして訴訟を提起したが、2006年7月にソウル中央法院で敗訴。

また、2008年12月24日、『DJMAX』シリーズがBEMANIシリーズの特許権を侵害しているとする訴えをソウル中央地方裁判所に起こした[3]

それ以前にも、1999年6月ジャレコVJなどがBEMANIシリーズの特許権を侵害しているとして、東京地裁に製造、販売の差し止めを求める仮処分をし、大量に納入していたナムコに対しての撤去を求める仮処分を東京地裁に申請した上に、ナムコ直営店及びセガ直営店(一部のフランチャイズ店は免れたがテンプレート:要出典)との取引が暫く打ち切られていた[4]

また、1996年にも『ときめきメモリアル』の改変セーブデータを販売していたスペックコンピュータに対し、著作物の同一性保持権を侵害しているとして大阪地裁に損害賠償請求の訴えを起こし、2001年2月に勝訴している(ときめきメモリアルメモリーカード事件)。

事業領域

主な事業所

関連企業

日本国内のグループ会社

商号に「コナミ」を冠しないグループ企業も、コナミグループであることを明示するため原則としてコーポレートロゴに「a member of konami group」を付記している。

かつて存在した日本国内のグループ会社

コナミコンピュータエンタテインメントスタジオ
実況パワフルプロ野球」などが代表作。現KDE-Jパワプロプロダクションの母体。
コナミコンピュータエンタテインメント東京
ウイニングイレブン」「ときめきメモリアル」などが代表作。
コナミコンピュータエンタテインメントジャパン
メタルギアソリッド」「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」などが代表作。現KDE-J小島プロダクションの母体。
コナミコンピュータエンタテインメント名古屋
主にGB用ソフトを中心に開発していた。
モバイル21
携帯ゲーム機向けソフト開発のために設立された、任天堂との合弁会社
コナミモバイル&オンライン→コナミオンライン
携帯電話コンテンツ事業やe-AMUSEMENTを運営。現在はKDE-Jが運営。
コナミミュージックエンタテインメント→コナミメディアエンタテインメント
音楽・映像ソフトや出版物の発行・販売。現在はKDE-Jが発行・販売している。
コナミスポーツ(旧ピープル・現コナミスポーツ&ライフ)
現在のコナミスポーツ&ライフの法人格は当社のものである。
コナミスポーツライフ(旧ナプス・現コナミスポーツ&ライフ)
元々は旧ピープルの子会社で、買収時に旧ピープルからコナミに株式譲渡。その後コナミスポーツと合併しコナミスポーツ&ライフとなる。
コナミ出版
1980年代後半にゲーム攻略本や若者向け雑誌「Nan?Da」を刊行。現在KDE-Jは雑誌を発行していない。
コナミアミューズメントオペレーション
ゲームセンター「チルコポルト」を運営。現在は株式会社アムリードに営業譲渡され「アミュージアム」となっている。
コナミマーケティング
小売店やエンドユーザーと直接関わる、コナミグループの営業部門。2005年10月に物流・保守部門を分割してコナミロジスティクス&サービス(現・コナミマニュファクチャリング&サービス)を設立後コナミ本社に吸収合併、現在は各事業会社が直接営業を行う。
コナミスタイルドットコム
e-コマース事業。オンラインショップ「konamistyle」を運営。コナミマーケティングへの吸収合併やコナミ本社直営期を経て、現在はKDE-Jが運営。
メガサイバー
携帯電話コンテンツ事業を運営。2006年10月に完全子会社化、2007年4月にKDE-Jに吸収合併。
ハドソン
ゲームソフトメーカー。2001年より資本参加し、2005年に連結子会社化、2011年4月に完全子会社化。そして2012年3月にKDE-Jに吸収合併。
コンビウェルネス
健康関連機器メーカー。2006年にベビー用品専業メーカー・コンビより買収・完全子会社化し、コナミスポーツ&ライフの傘下に置く。2012年6月にコナミスポーツ&ライフに吸収合併。
デジタルゴルフ
ゴルフシミュレーターの開発など。2011年3月に完全子会社化。2014年1月にKDE-Jに吸収合併。

業務提携先

かつてグループ会社だった企業。

マルチメディアカンパニー販売委託先

旧コナミメディアエンタテインメントの販売委託先。

その他

主なゲーム・玩具・アニメ作品

コナミデジタルエンタテインメント又はコナミデジタルエンタテインメント発売の製品一覧を参照。

主な提供番組

テンプレート:節stub 現在

過去

脚注

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関連項目

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外部リンク

  • コナミ株式会社に対する警告等について - 公正取引委員会 2003年4月22日(2003年8月6日時点のアーカイブ
  • Diverse System C79新譜頒布中止→オリジナルCD作成まとめ Togetter
  • コナミが韓国製音楽ゲーム『DJMAX』シリーズを訴えるインサイド 2008年12月26日
  • コナミ対ナムコ・ジャレコ、特許めぐり「果てなき闘争」