やべっちFC〜日本サッカー応援宣言〜
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『やべっちF.C. 〜日本サッカー応援宣言〜』(やべっちエフ・シー にほんサッカーおうえんせんげん)は、テレビ朝日系列にて2002年4月7日から毎週日曜日24:10 - 24:45(JST)に生放送されているスポーツ番組(サッカー情報番組)。矢部浩之(ナインティナイン)の冠番組。
2006年3月までは23:30 - 24:00の30分番組だったが、同年4月から23:30 - 24:15の45分に拡大された。しかし、2010年4月4日以後は放送時間が23:55 - 24:30の35分に縮小され、2011年10月16日からは『日曜洋画劇場』の放送時間拡大に伴い、放送時間が15分繰り下げられることになった(後述)。
番組概要
Jリーグの試合ダイジェストや選手インタビュー、海外サッカー情報、そしてテレビ朝日が独占放映権を有するAFC(アジアサッカー連盟)公式戦(AFCアジアカップ、AFCチャンピオンズリーグなど)のダイジェストを放送する。テレビ朝日にとっては1993年4月から1996年9月まで放映された『Jリーグ A GOGO!!』以来、5年半ぶりの定期サッカー専門番組となった。
番組タイトルの「やべっち」は、番組のメインMCを務める矢部浩之(ナインティナイン)のあだ名から。矢部は高校でサッカー部に所属していた(岡村隆史は同部で矢部の1年先輩)ということもあり、番組内では司会だけでなくコーナー等で実際にボールを蹴る機会も多い。矢部は毎回番組ロゴの入ったジャージを着用、またロケーションの際には「YABECCHI」、背番号「10」の入った番組特製ユニフォームを着用する。
本番直前に番組内容のハイライトと矢部の短いコメントを添えた事前告知を放送。「I Will Survive 邦題”恋はサバイバル”(Party Mix)」 Big Fun をオープニング曲に使用。
矢部以外の出演者は、主にVTRのナレーションを担当する男性アシスタント1名、矢部とともにMCを務める女性アシスタント1名、試合解説担当のコメンテーターが1名という布陣をとっている。男性アシスタントは、番組開始以来テレビ朝日アナウンサーの角澤照治が務め、2008年に同じくアナウンサーの進藤潤耶に交代。女性アシスタントは最初の1年間のみタレントの中森友香が起用されたが、以降はテレビ朝日アナウンサーの前田有紀が務めており、彼女がことあるごとに矢部にいじられるのは番組の恒例行事になっている。また、進藤の番組参加と同時に「新女性MC」として、テレビ朝日アナウンサーの竹内由恵の加入が発表されているが、竹内の出演はVTRでの選手インタビューなどのみに限られ、スタジオでの放送に参加することは少ない[1]。コメンテーターは番組開始以来堀池巧が1人で担当していたが、2009年4月に、新解説者として前年に引退したばかりの名波浩がレギュラー入り。当初は1週ごとに堀池と名波が交代で出演したが、2010年3月をもって堀池が卒業、現在は名波が正式なレギュラー解説者となっている。
放送開始当初はMCがお笑い芸人である矢部浩之ということもあってバラエティ色の強い内容であったが、土曜・日曜開催であるJリーグのダイジェスト放送や、海外で活躍する日本人プレーヤーのリアルタイム速報、海外のリーグの最新ダイジェストを放送できる時間帯という強みと、2006年から45分番組となったことで海外情報をより多く取り扱うことから、TBSの老舗サッカー番組『スーパーサッカー』と並ぶ人気番組となった。その『スーパーサッカー』も『S☆1・スパサカ』にリニューアルした際に、他スポーツコーナーや報道ニュースも含めた30分番組に縮小しストレートニュース形式の内容となったことから、本番組と立場が逆転する格好となった。
2010年4月25日より、日曜23時台にドラマ枠『日曜ナイトドラマ』が新設される事になり、この番組は23時55分開始に繰り下げとなる事が発表された[2]。同時に、放送時間も10分短縮した。
また2010年7月4日放送からNTSC(アナログ)はレターボックス16:9での放送(それ以前は4:3コンバート)に移行した。
2011年10月16日からは『日曜洋画劇場』の放送時間拡大に伴い、放送時間が15分繰り下げられることになった。
2013年3月を以って前田がテレビ朝日を退社するのに伴い、2013年4月以降は竹内がメインMCを担当する[3]。またコメンテーターに前年で現役を引退した中山雅史[4]が参加する。
また、2013年10月6日放送分から2014年3月30日までは、新人アナウンサーの林美沙希(放送上の愛称は「みさきっち」)がレギュラーに加入(放送上は2014年4月6日の「なべっちFC」まで出演)。「こくっち」や選手へのインタビューなど、主にVTRで出演していた。2014年8月17日放送分からは、林の先輩アナウンサー・久冨慶子が、竹内と共に進行・取材を担当する。
出演者
期間 | メインキャスター | コメンテーター | 進行キャスター | ||
---|---|---|---|---|---|
2002.4.7 | 2003.3.30 | 矢部浩之 (ナインティナイン) |
堀池巧 | 角澤照治 | 中森友香 |
2003.4.6 | 2008.9.28 | 前田有紀 | |||
2008.10.5 | 2009.3.29 | 進藤潤耶 | 前田有紀 竹内由恵1 | ||
2009.4.5 | 2010.3.28 | 堀池巧2 名波浩2 | |||
2010.4.3 | 2013.3.31 | 名波浩 | |||
2013.4.7 | 2013.9.29 | 名波浩2 中山雅史2 |
竹内由恵 | ||
2013.10.6 | 2014.3.30 | 竹内由恵 林美沙希1 | |||
2014.4.6 | 2014.8.10 | 竹内由恵 | |||
2014.8.17 | 竹内由恵 久冨慶子 |
- 原則としてVTR出演のみ。但し正規女性MCが不在の際には代理MCを担当する場合もある。
- 隔週交代で出演。
コーナー
レギュラー企画
- やべっちピックアップマッチ
- 2008年のJリーグ開幕時からスタート。試合詳報の中に挿入される。週末のJ1リーグ(ない時はAFCチャンピオンズリーグ等)から特に注目される1試合にスポットをあて、スタジオでの実況を入れたダイジェスト形式で伝える。「なべっちF.C.」などの大型企画を行う週は、尺の都合で行われないこともある。
- 2013年4月から中山雅史が出演する日についてはこれ相当のコーナーとして「GON ALL」(ゴン・オール)というコーナーが行われる。ここでは中山が注目の試合を一つ取り上げ、その試合現場での取材とスタジオでの報告・解説を1人ですべてこなすというものである。タイトルコールには中山がジュビロ磐田時代に応援団からかけられた「中山隊長ゴン・ゴール!」の叫びが使われており、これがコーナータイトルの由来となっている。
- ハーイ!やべっち
- 「ここが巧!」と並ぶ本番組の名物コーナー。国内外のサッカー選手及びサッカー関係者が矢部にメッセージを送るエンディングコーナー。矢部はそのメッセージVTRに対しツッコミを入れて番組を締める。矢部曰く「このコーナーの出演料がこの番組で最も金かかってる部分」基本的に「ハーイ!やべっち」という第一声から始まるが、「やべっち」を「矢部さん」と言い換える人もいる(例:山本昌邦)。
- レギュラー放送新年1回目には日本サッカー協会・川淵三郎キャプテン(キャプテン=協会会長職を退いた2009年以降は出演せず)、年末最後の放送には「おかっちF.C.」と称して矢部の相方・岡村が登場するのが恒例。2012年10月7日放送分で放送500回を迎え、節目として川渕が出演した(もう1人はアーセン・ベンゲル)
- 2011年の年末1時間特番の時は、当番組を模した「THE MANZAI 2011」関連の番組「おかっちMC」の収録があったフジテレビジョンのスタジオに押しかけ、その収録場所でインタビューが行われた。
- 女性では、名波夫人や(矢部と結婚後の)青木裕子が出演したことがある。
- 矢部が個人的にファンであるアルバロ・レコバ(ウルグアイ代表)が登場した際は本当に嬉しそうにしていた。
- 出演する選手の中には、事前にやべっちの近況を調査している者もいるらしく、ルイス・フィーゴが出演した際にはひとみちゃん(当時の矢部の彼女)の事や相方である岡村(呼称も「おかっち」と呼んでいた)の事などを詮索され矢部本人は赤面していた。
- 矢部のリフティング技術は、出演する選手からも評判は高くシャビが「ハーイ!やべっち」に出演した際には模範リフティングを見せられた挙句危うく宿題とされる所であった。
- 2006年11月12日放送では、AFCユース選手権決勝のため番組史上初めて「ハーイ!やべっち」が中止になった。また2007年11月18日放送分も、イビチャ・オシム日本代表監督重体のニュースを受けて当コーナーが割愛された。
- 来シーズンのJ1昇格が決まったチームは、昇格決定試合のVTR終了後に「ハーイ!やべっち」をやっている。
- 栃木SCの応援番組「TOCHIGI FIGHTING!!SC一枚岩」(とちぎテレビ)では、様々なサッカー関係者が番組MCのU字工事に挨拶をする「ハーイ!U字工事」というパロディコーナーが放送されている。
- レギュラー放送新年1回目には日本サッカー協会・川淵三郎キャプテン(キャプテン=協会会長職を退いた2009年以降は出演せず)、年末最後の放送には「おかっちF.C.」と称して矢部の相方・岡村が登場するのが恒例。2012年10月7日放送分で放送500回を迎え、節目として川渕が出演した(もう1人はアーセン・ベンゲル)
不定期企画
- なべっちF.C.
- スタジオに選手をゲストに招き、鍋を囲みながらインタビューやゲームコーナーなどを展開する。ゲストと聞き手の矢部・前田はちゃんちゃんこを羽織るのがお約束となっている。選手の本音や裏話が聞きだせる屈指の人気企画であり、数週にわたって放送されることも多い。
- しりとリフティング
- 番組MCの矢部が、交互にリフティングをしながらしりとりをする「しりとリフティング」でプロ選手と対決する不定期企画。以下は過去の対戦相手と矢部から見た星取り表。2008年3月16日現在通算7勝9敗。
放送日 | 対戦相手 | 結果 |
---|---|---|
2003年4月27日 | 大久保嘉人 | ○ |
2003年5月15日 | 松井大輔 | ○ |
2003年7月6日 | 阿部勇樹 | ● |
2003年7月13日 | 森﨑和幸・森﨑浩司 | ● |
2003年10月26日 | 石川直宏 | ● |
2004年1月18日 | 鈴木啓太 | ● |
2004年8月8日 | 田中マルクス闘莉王 | ○ |
2005年4月24日 | 玉田圭司 | ○ |
2005年5月15日 | 大黒将志 | ● |
2006年10月16日 | 佐藤寿人 | ○ |
2006年11月5日 | 我那覇和樹・中村憲剛 | ● |
2007年3月11日 | 遠藤保仁・播戸竜二 | ● |
2007年4月29日 | 藤田俊哉・本田圭佑 | ○ |
2007年5月6日 | 中澤佑二 | ● |
2007年10月7日 | 水野晃樹・水本裕貴 | ● |
2008年3月16日 | 安田理大 | ○ |
- フリーキック対決
- 矢部と様々な選手が、フリーキックで勝負を行う企画。矢部のフリーキックの精度は非常に高く、どの選手と戦っても好勝負を展開する。中村俊輔は特番も含めて3度フリーキックで対決しており、1勝2敗。小野伸二とは1敗。遠藤保仁とはペナルティーキックで対決し、勝利を収めている。
- 矢部が蹴る際のゴールキーパーは対戦相手の選手自らが務めるのに対し、対戦相手が蹴る際のGKはシジマールが務める。この企画の中でシジマールが叫んだ「ゼッタイ負ケナーイ!」の台詞は彼のキャッチフレーズとなっている。
- 選手からの宿題
- 国内外の選手から出題されるリフティングテクニックに矢部が挑戦する企画。選手からの宿題は不定期で提示され、1年間練習を重ねた末に年末最後の1時間拡大放送で「宿題発表スペシャル」が行われる。過去の出題者に小野伸二、ロナウジーニョ、ジネディーヌ・ジダンら。矢部は宿題の多くを成功させているが、ジブリル・シセと乾貴士からの宿題は失敗(後2009年に乾の宿題は成功させた)している。
- ここがゴン
- 中山雅史がゲスト出演する際の恒例コーナー。中山が「ゴンと来た」プレーをピックアップして解説する。「ここが巧!」の中山版であるが、「クリスティアーノ・ロナウドがゴールを決めた後のセクシーなウインク」などのどうでもいいシーンか、自分のゴールをピックアップすることがほとんど。選手や解説者がゲスト出演することは他にもあるが、レギュラーコーナーを持っているのは中山くらいである。引退後も「魂のゴン解説」としてそのプレーの解説を行っている(名波が出演する場合は「名波のピンポイント解説」となっている)。
- デジっちが行く!
- 2010年から始まった、シーズン前のJ1キャンプ恒例企画。「デジっち」と命名された番組のデジタルビデオカメラを選手に貸し、取材禁止エリアを自由に撮影してもらう。2013年にはJリーグ公認となった。
- 2014年の放送では、選手が裸を見せるネタの多さについて名波浩が苦言を呈していた。
- おかっちFC
- 年末や正月などに行われる特別企画。その名の通り矢部の相方の岡村隆史が出演する。コーナー内容は具体的に決められておらず、岡村は楽屋突撃など好き勝手な行動をとる。なお、これが行われる際矢部は「こんなコーナーは存在しません」「あの人が勝手に言ってるだけです」「番組は降板しません」などと突っ込むのがお約束となっている。
- 年末スペシャルの時はその年の矢部や出演者いじり、正月スペシャルでは矢部のパートとは別の選手が出場したサッカーゲーム盤を使った対決などをしている。
過去の企画
- ここが巧!
- サッカー解説者・堀池巧が、国内外の試合中に行われた様々なプレーを独自の視点で解説。特に素晴らしいプレーには「巧」の評価を送る。視聴者だけでなく現役の選手達にも人気のコーナー。「巧」に選ばれるのは勝利したチームのプレーがほとんどで、引き分けもしくは負けたチームのプレーに贈られることはまれ。
- またJリーグのシーズン終了後には、シーズンを通して見事な活躍をした選手達を勝手に表彰する「やべっちF.C.アウォーズ」が行われ、受賞者には「巧」と書かれた記念プレートを番組から贈る。2006年10月からは、前の月の試合(5試合程度)を対象に見事な活躍をした選手達を勝手に表彰する「月間『巧』」のコーナーが新設。堀池が選手の元へ出向き、プレートと番組特製のネーム入りTシャツが贈られる。
- 番組開始以来の名物コーナーであったが、解説者が名波との交代制になって以降、行われることが少なくなったが、堀池の勇退後はこのコーナーも終了し、名波が担当するこれに相当するコーナーは2010年度はなかったが、2011年から「やべっちWOWプレイヤーズアワード」に事実上受け継がれている。
- ハーイ!すけっち
- 2008年から始まった「ハーイ!やべっち」の付随コーナー。前田が「ハーイ!やべっち」に登場する選手・人物の似顔絵を描いたうえで、コーナーの開始前にベレー帽をかぶってスタジオで似顔絵を発表。その似顔絵から、登場人物を矢部と視聴者に予想させる。当初は前田独自の画風を矢部が毎回いじっていたが、回を重ねるたびに前田の画力が向上。中盤からは、矢部に分からないように、あえて捻りを加えた絵を描くことが増えていた。前田の卒業を機に終了。
- フリーキック研究所
- 名フリーキッカーたちのフリーキックを、ハイスピードカメラをはじめとする多数のカメラで撮影、検証するコーナー。これまで、ドラガン・ストイコビッチや遠藤保仁などのFKを検証してきた。過去には、ストライカー研究所(高原直泰)、ゴールキーパー研究所(オリバー・カーン)なども行われていた。
- totoが巧!〜1分J雑学〜
- totoを運営する日本スポーツ振興センターが番組スポンサーに加わったことにより、2008年4月から同年シーズン終了まで放送された。次回の週末に行われるtoto対象のJリーグの試合のうち、堀池が特に注目しておきたい試合を1試合選んで見所を解説する。2009年より「totoっちF.C.」に引き継がれる。
- totoっちF.C.
- 2009年4月より「totoが巧」の後継コーナーとして開始。毎回様々なゲストがVTR出演し、独自の視点でスポーツ振興くじ(toto)を予想する……という触れ込みであるが、同コーナー開始以来、出演・予想しているのは「松木toto太郎」と称した松木安太郎ただ一人である。同年シーズン終了後スポーツ振興センターがスポンサーから降板したため終了
- 今週のストロング
- 竹内が新レギュラーになった2008年10月5日から12月まで放送された。タイトルはこの日から筆頭スポンサーとして加わったキリンビール「キリン酎ハイ氷結"ストロング"」にちなむ。竹内がその週の試合で印象に残ったプレーを自ら選んで解説する。「ここが巧!」の竹内バージョン。
- Tesouro de futebol 〜サッカーの宝〜
- サッカー史に残るクラブや選手たちの伝説的な名場面集。テーマ曲にはグレゴリアンのイマジンが使用されていた。
- やべっちWOWプレイヤーズアワード
- 2011年4月のリーグ再開直後から開始しこの年のシーズン終了まで行った。この年からJリーグオフィシャルスポンサー、かつ本番組のスポンサーとなった日本マクドナルドが、Jリーグの各試合で決勝点を挙げたプレーヤーを「WOWプレイヤー」として表彰していることにあやかった企画。週末に行なわれたJ1の試合から、最も印象に残った決勝点を厳選、それについて名波が解説を加える。「ここが巧!」の後継企画だが、ゴールに限らず優れたプレーをピックアップしていた「ここが巧!」と異なり、本家と同様に対象を「決勝点」に限定しており、それ以外のプレーは選ばれない。
- コカ・コーラロンドンチャレンジ
- 2012年3月より6月まで期間限定で、Jリーグと国際オリンピック委員会・日本オリンピック委員会スポンサーである日本コカ・コーラが番組筆頭スポンサーに就任(復帰)し、同社が協賛してJリーグの試合会場を中心に全国で展開するロンドンオリンピックを応援するためのキャラバンキャンペーン(4月以後展開)に連動した企画である。
- この番組ではキックターゲット形式のゲームにJリーガーや歴代の名選手が挑戦するコーナーを行う。キャラバンイベントではこのほかに、上位入賞者にロンドンの会場でのパフォーマンスが出来るダンスコンクールやサッカー以外のスポーツアトラクションを展開する企画を予定している。またこの企画と連動したコラボレーションCMが行われた。[5]
備考
- 出演者
- レギュラー放送開始前の2002年1月1日、坂下千里子、平畠啓史(DonDokoDon)と共に、『99 Yabetti F.C.』と題したパイロット版が1時間スペシャルで生放送された。そのあとの「2002 FIFAワールドカップ」の日本代表強化試合で副音声で放送された。
- レギュラー化後も毎年元日深夜に「やべっちFCお正月スペシャル」として、国内外の一流選手との共演による特別編が放送されている。(元日は天皇杯全日本サッカー選手権大会の決勝戦が行われるが、その結果については正月SPでは放送せず、レギュラー版の新年初回の放送で触れている。正月SPはスタジオ部分を含め全編録画での放送であるため。年度により全編オールロケーションの場合もある)
- 2003年にテレビ朝日に入社した前田は、入社6日目で本番組のレギュラーアシスタント就任という異例の大抜擢を受けた。スポーツ番組に出演する女性アナウンサーの場合、頻繁にレギュラー交代がされることが多いが、前田は10年にわたって本番組への出演を続けた。これだけの長期起用は同他局の中でも珍しい。
- かつて一度だけ、海外ロケ中だった矢部の代わりに同じくサッカー部出身の平畠が司会を行い、番組名も『ひらっちF.C.』として放送されたことがある。『ナインティナインのオールナイトニッポン』によると、矢部は今後も海外ロケ等の際に平畠に代役を務めてもらう形式にしたかったが、この時の視聴率が芳しくなく平畠はそれ以来番組には出演していない。
- 2006年ワールドカップドイツ大会の際には、日本代表がグループリーグで対戦したクロアチア代表を分析する「偵察要員」として、元クイズ王で現在クロアチア在住のスポーツライター・長束恭行が出演した。
- 解説の堀池巧がサッカー関連の取材や仕事の都合上出演出来ない場合、代行して松木安太郎やセルジオ越後が解説を務めたり、かつて角澤がサッカー関連やテレビ朝日のスポーツ中継での取材や仕事の都合上出演出来ない場合、代行して進藤が担当した。代わって担当している進藤も同様に代行アナ(田畑祐一、加藤泰平など)になる場合や1人少ない状況での出演の場合もある。また2013年4月以後のコメンテーターは基本は名波・中山で1週毎のダブルキャストとしているが、サッカー日本代表の遠征などによる解説出演で両名がスタジオ出演出来ない場合にはセルジオが登場したり、現役選手が特別ゲストとして参加する場合もある。
- ブルーカードプロジェクト
- 2005年年頭から実施されている企画。番組スポンサーで日本代表チームのユニフォームを提供するアディダスとのコラボレーションで、テレビ朝日社屋(六本木ヒルズ)のガラス張りの壁面に日本代表のユニフォームをモチーフにした巨大なオブジェー(ジャイアントジャージー)を設けて、そこに視聴者から寄せられた応援メッセージを貼り合せていく。すると、最初は白色だったオブジェーが日本代表のチームカラーである青色に染まっていくというもの。当初は表通りに面した部分だけ青く染めていく予定だったが、当初の予想を上回る応募が寄せられたため、内部アトリュームの部分(裏側)にもメッセージが貼られる様になった。
- 番組開始前のクロスプログラム
- 番組開始当初から前番組(2009年9月まで『素敵な宇宙船地球号』、2009年10月から2010年3月まで『地球号食堂〜エコめし宣言』、2010年4月以後『日曜ナイトドラマ』)終了後、生放送でクロスプログラム(次番組予告)が行われている。番組の簡単なヘッドラインと矢部の一言で構成。
- 2010年度からゴールデンタイムの番組では「(前番組)の後は…」と出演者が述べるが、この番組では「(ドラマの作品名)の後は…」というコメントは発していない。
- 放送体系
- 毎年第1・最終日曜日や4日間通しのゴルフ中継特番(全英オープンゴルフ・全英女子オープンゴルフ)、国政選挙時の報道特番などの際には放送休止となる。
- 全国高等学校野球選手権大会開催期間中は『熱闘甲子園』が放送される関係で通常より30分遅れとなる。
- スポンサードセールスについて
- 番組開始当初(30分番組時代)は、前半部が全国共通のネットセールス、後半は各局ごとのローカルセールスだったが、45分に拡大されてから2008年9月までは前半がローカルセールス、後半がネットセールスに変更された。
- 2008年10月改編以後はサッカー日本代表の協賛者でもあるキリンビールを筆頭スポンサーとした、全編ネットセールスになった。2008年12月まではキリンビールは全編通しだったが、2009年1月から30秒に縮小し、「各社扱い」の協賛企業は前後半で入れ替える。
- 2010年4月改編で大半はアクエリアス(コカ・コーラボトラーズ)筆頭複数協賛のネットセールスであるが、最後のパートだけローカルセールスになった。2012年4-6月についてもコカ・コーラ筆頭としていたが、これは前述の「コカ・コーラロンドンチャレンジ」協賛のためによるものだった。
- 2013年4月改編では複数スポンサーは変わりないが、前半部をモブキャストの1社スポンサーとした。(土曜日の「ポータル ANNニュース&スポーツ」のスポーツパート「ビバスポ」と連動する形での単独協賛 後半は「各社扱い」の30秒スポンサー数社提供)2013年10月からは再び前後半を統合し、モブキャストも各社扱いに降格された
- DVDと雑誌
- 2010年5月にKKベストセラーズより「ベストムックシリーズ・やべっちF.C.ワールドカップ完全読本」が発売される。これはワールドカップ南アフリカ大会の見所を紹介した番組監修書で、番組出演者と選手によるインタビューなども収録されている。この後2013年、2014年にも5月に「やべっちFCマガジン」が発行されている。
- 2010年6月2日にDVDソフト2冊を同時発売する。内容は「フリーキック研究所」の傑作選、矢部とJリーガーが激突したフリーキック、ペナルティーキック対決、「松井大輔のおしゃれシュート」など、この番組の特徴の一つである選手の技術解説を重視した内容になっている。
- 番組初の90分スペシャル
- 2011年7月24日放送は、放送10年目にして初めての90分スペシャルを放送。2011FIFA女子ワールドカップを優勝したばかりのサッカー日本女子代表(なでしこジャパン)が生出演するなどの構成である。[6]
- 矢部は放送2時間半前に『27時間テレビ』(フジテレビ系列)で100kmマラソンを完走したばかりで、着替えやシャワーを浴びる時間がなく、そのままの格好(コピアポ鉱山落盤事故のパロディをした岡村がプリントされたTシャツ姿)で出演した。また、万一の場合に備え、スタジオに看護師とベッドが用意されていた(が、実際には使用していない)。
- 相方の岡村も、番組終盤になでしこジャパンの選手とともに生出演した。しかし、同じく『27時間テレビ』で喋り続けたあとでの生出演だったので、声がかすれた状態での出演であった。
- その他
- J1の試合ダイジェストの際、土曜開催の試合と日曜開催の試合とで、左上に表示される字幕が微妙に違う。またダイジェストのナレーションの大半は角澤→進藤が担当しているが、日曜開催試合でなおかつ西日本のホームチーム主催の試合は角澤→進藤ではなく、事前収録済みの地元系列局(ABCなど)のアナウンサーの実況が使われる。それから、チーム名のコール(「○○バーサス××」)は原則ホームタウン名だが、重複する場合は愛称(例: ガンバ、F・マリノス)もしくは省略なし(例: FC東京)となる。2007年J1在籍の横浜FCはなぜか「横浜FC」ではなく「横浜」とコールされている。
- 放送開始当初はB'zが唄うテレビ朝日スポーツテーマ曲を使用していたが、2006 FIFAワールドカップを見据え、2005年1月からテレビ朝日サッカーテーマ曲のサラ・ブライトマン『A Question of Honour』が正式な番組テーマ曲に採用された。ブライトマンは過去2回「ハーイ!やべっち」に登場したことがある。
- 南アフリカワールドカップにおける日本代表チームを応援する企画として、銀座文明堂とのコラボレーション・カステラ「必勝やべっちF.C. かすていら」を発売した。
スタッフ
- ナレーション: 平井誠一
- 構成: なかじまはじめ
- 監修: 遠藤みちスケ
- TD: 石渡剛
- 美術デザイン: 森永牧子
- タイトル・CG: 横井勝
- メイク: 高柳尚子
- TK: 山内洋子
- 技術デスク: 上田大輔、二村強
- 編集: 平山大仁、溝江誠、増子雅裕、大澤佳祐、太田直人
- MA: 一色勇人
- 音効: 竹科俊至、大島亮、岩永嘉彦
- 編成: 谷口洋一(以前は、プロデューサー)、北村和之
- 宣伝: 小久保知之進
- WEB: 小鴨翔
- デスク: 内野和歌子
- AP: 望月靖久
- AD: 三輪芳裕、酒井洋介、吉井慶一
- ディレクター: 羽田野一也、中川雅史、今野英樹、岡村地郎、内堀超、清洲彰一、河本祐典、井上優子、加藤和樹、菅荘一郎、中野達朗、丹部雄介、松井拓未、櫻井健介
- チーフディレクター: 進藤憲人
- プロデューサー: 宮崎岳、菰田薩男(同スポーツ局)
- 技術協力: テイクシステムズ、TSP、SWISH JAPAN
- 制作協力: bunkakobo、ANN系列各社
- 過去のスタッフ
- 編成:榊原誠志
- 宣伝:吉原智美
- デスク:豊崎恵子
- チーフディレクター:加地倫三(同編成制作局制作1部)、加藤佳嗣
- プロジェクト統括: 畠山大(同編成制作局編成部長⇒経営戦略室次長⇒経営戦略局次長⇒経営戦略局長)
- プロデューサー: 板橋順二(同編成制作局制作1部⇒編成制作局編成部長⇒編成制作局制作2部長)
ネット局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送時間 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | テレビ朝日系列 | 日曜 24:10 - 24:45 |
北海道 | 北海道テレビ | ||
青森県 | 青森朝日放送 | ||
岩手県 | 岩手朝日テレビ | ||
宮城県 | 東日本放送 | ||
秋田県 | 秋田朝日放送 | ||
山形県 | 山形テレビ | ||
福島県 | 福島放送 | ||
新潟県 | 新潟テレビ21 | ||
長野県 | 長野朝日放送 | ||
静岡県 | 静岡朝日テレビ | ||
石川県 | 北陸朝日放送 | ||
中京広域圏 | メ〜テレ | ||
近畿広域圏 | 朝日放送 | ||
広島県 | 広島ホームテレビ | ||
山口県 | 山口朝日放送 | ||
香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送 | ||
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | ||
福岡県 | 九州朝日放送 | ||
長崎県 | 長崎文化放送 | ||
熊本県 | 熊本朝日放送 | ||
大分県 | 大分朝日放送 | ||
鹿児島県 | 鹿児島放送 | ||
沖縄県 | 琉球朝日放送 |
脚注
関連記事
- Jリーグ A GOGO!!
- 日本サッカー応援宣言
- おかっちM.C. THE MANZAI 応援宣言!(フジテレビで放送中の番組。こちらは同局で年末に放送されるTHE MANZAI 2011の応援番組となっている。)
外部リンク
テンプレート:矢部浩之- ↑ 2010年11月14日の放送では、矢部と前田がドイツ訪問で不在だったため、竹内がメインMCとして番組を進行した。
- ↑ まんたんウェブ:<テレビ朝日>日曜午後11時に「日曜ナイトドラマ」 「トリック」生んだ金曜日に続く新枠
- ↑ 前田有紀アナ、テレ朝退社…「やべっち」は竹内由恵アナにスポニチアネックス 2013年2月23日
- ↑ 2013年3月31日(4月1日未明)放送で自らがVTR出演し、コメンテーターとして参加することを発表
- ↑ また、ネオバラ木曜枠のバラエティ番組「アメトーーク」のヒッチハイク冒頭にて同時期に収録・放送されていた連動企画も実施。詳細は「アメトーーク」の企画を参照。
- ↑ 元々は23:30~24:25枠は「芸人演出 GPトシ」を予定していたが、なでしこジャパンが女子W杯優勝した為に変更。「芸人演出 GPトシ」は翌週の「日曜ナイトプレミア」枠に回した。