魔法少女ララベル
東映魔女っ子シリーズ | ||
前作[1] | 花の子ルンルン | 1979年2月 - 1980年2月 |
今作[1] | 魔法少女ララベル | 1980年2月 - 1981年2月 |
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魔法少女ララベル(まほうしょうじょ ララベル)は、藤原栄子原作の少女漫画で東映動画製作の魔法少女アニメである。1980年2月15日 - 1981年2月27日 にテレビ朝日系列にて放映。全49話。15年に渡って製作された東映魔女っ子シリーズの最終作。
目次
概要
従来の東映動画魔女少女アニメでは、日本を舞台としたものでも、比較的無国籍な要素を持っていたものが多いが、本作は日本の下町を舞台としており、より日本らしさを打ち出しているのが特徴。[2]ことわざや格言をストーリに織り込んで展開しているのもその一つで、殆どの回で作造おじいさんが取り上げたことわざや格言を語って話を締めくくっていた。これは前作「花の子ルンルン」での花言葉からの引き継ぎでもある。
本作はアニメオリジナル作品であり、藤原栄子はキャラクター原案としての参加である。小学館の学年別学習雑誌での連載漫画はいわゆる原作ではなく漫画版である。もともとは藤原のヒット作『うわさの姫子』をアニメ化したいと打診があったが、同作はシンエイ動画でアニメ企画が進行中だったため、藤原がキャラクターを担当する魔法ものになったというのが企画経緯である[3]。
番組タイトルや作品設定は脚本の辻真先によるもの。カネボウが「ベル」に関する名称を多数商標登録していたため、タイトルを決めるまでには苦労があったという[4]。諸般の事情により辻は第一話の脚本のみ担当し[4][5]、以降の話は曽田博久、城山昇、金春智子、安藤豊弘ら4名がローテーションを組み脚本を担当した。
後番組「ハロー!サンディベル」は、魔法少女物ではなくなった。これは、「昔と違い強くなった現代の女の子たちにとって、魔法があこがれの存在ではなくなった」との制作者サイドの判断によるものである。[2]
ストーリー
魔法の世界で修行に励んでいたララベルは、ある日魔法の道具が入った魔法のカバンを盗み出したビスカスを見かける。魔法のカバンを取り返そうとするが、ビスカスの使ったフラフープのような魔法の道具により、ともに人間の世界に落ちてしまう。二つあった魔法のカバンは、それぞれの手の中にあった。
魔法界の常識は通用せず、魔法界に帰ることもかなわず、行き場を失うララベルだったが、情に厚い親切な立花老夫婦に助けられ、立花家に居候することとなる。老夫婦の孫で、親元に戻ったテル子ことテコ、その親友のトコ(松宮トシコ)とも仲良くなり、人間界で様々な経験を積み、次第に人間界を好きになっていた。
一方のビスカスは、詐欺師まがいの男、落葉を仲間に引き入れ、盗み出した魔法道具も使って、人間界で小賢しい悪事を次々と働く。しかしどこか詰めが甘く、ララベルの活躍もあってそれらは失敗に終わる[6]。当然彼らへの世間からの風当たりは強くなり、ビスカスの人間嫌いはますますひどくなっていく。
ララベルが人間界にやってきて一年たち、この日を誕生日代わりに祝ってもらっていたその時に、ビスカスがララベルの持つ魔法のカバンを奪おうと画策する。ギャング映画に感化されたのではあるが、ビスカスは咲花町の裏世界のボスを目指し、カバンを奪いライバルに勝利しようとしたのだ。ララベルの「人間と仲良くしたら」との説得も聞かず、「どんなに仲良くなっても魔法使いは人間にはなれない」と毒づく。そして立花老夫婦を誘拐し、魔法のカバンを要求する始末。
立花老夫婦をだまし、首尾よくカバンを奪い取ったビスカス。作戦により魔法でコウモリの姿にかえた落葉のことなど忘れてしまう。元に戻れず困った落葉はララベルに助けを求め、ララベルは落葉に案内されて雪山の隠れ家を突き止めた。そして再びカバンを奪い返し、二人は魔法合戦を繰り広げる。やがて日も暮れ、お互いの魔法のカバンの中の魔法道具がすべて尽きてしまい「道具が尽きれば魔法は消える」とのメモを見つけ唖然とする。二人は魔法の使えない、ただの人間になってしまっていたのだ。
雪山で遭難しかかる二人。しかしコウモリの姿のままの落葉をはじめ、落葉から居場所を聞いた咲花町のみんなが一晩かけて探し出してくれた。皆と再会したところで、魔法のカバンやララベルの魔法のバトン、ビスカスのシルクハットが消え、魔法は完全に消える。
この一件ですっかり改心したビスカスは、元に戻った落葉とともに人間の修行をするために旅立った。ララベルもまた、普通の人間として友達らと暮らしていける喜びの中にいた。
主な登場人物およびキャスト
魔法使い
- 立花ララベル(たちばなララベル)
- 声 - 堀江美都子
- 主人公。駆け出しの魔法使い。好奇心旺盛で世話好き。ビスカスの人間界行きに巻き込まれ、下町情緒あふれる咲花町に「落っこちた」。魔法界での身長は15アンデルセン、体重380グリム、年齢1980ペロー[7]。(第1話)
- 人間界では当初小学4年生、8話で小学5年生に進級する。魔法が使える以外はごく普通の喜怒哀楽に富んだ女の子であり、魔法界にはなかった人間界での様々な出来事や人々の機微にふれ、少しずつ成長していく。
- お供にビラ(声 - 松島みのり)という、ちょっと太めの魔法界のオス猫を連れている。胸の星型のペンダントから魔法のバトンを取り出し、簡単な魔法を使う。呪文は「ベラルル ベラルル ベララルラ(ー)」だが「ベララルラー」と略すことが多い。エンディングに印象的なフレーズとして使われている。ピンク色のワンピースは、ウメおばあさんの手づくり。
- ビスカス高林(ビスカスたかばやし)
- 声 - 田中崇
- もう一人の魔法使い。一見サーカスの団長のような、シルクハットに燕尾服の出で立ちで、茄子の様な顔に、肥満体型の中年男性に見える。魔法界ではぱっとしない存在であり、人間界で一旗揚げて偉くなろうと魔法の道具を盗み出した。妨害が入りカバンは一つだけになったが、ともあれ人間界に「潜入」できた。
- しかしララベル同様、人間界の理をよく分かっていなかったために、相棒にした落葉のアドバイスもそこそこに、稚拙な計画を実行しては失敗する。ハイビスカスを刺したシルクハットをかざして簡単な魔法を使う。主な呪文は「ドロロンパッ!」。シーべという、スリムな魔法界のネコをお供に連れている。好物はナルト入りのラーメン。
人間たち
人間の名前には、植物に因んだ名が付けられているのが多い。
- 竹村テルコ(たけむらテルコ) / テコ
- 声 - つかせのりこ
- ララベルの親友。メガネ着用。立花作造の孫娘。両親が海外赴任中、立花家に預けられていた。2話でララベルの正体を知るが、秘密にしている。思いやりのある優しい少女だが、少々惚れっぽいところがある。
- 松宮トシコ(まつみやトシコ) / トコ
- 声 - 松島みのり
- テコの親友。僕っ娘。ララベルともすぐ親しくなる、さっぱりした性格。両親ともインテリなこともあって、魔法は信じていない。劇中ではかえで先生とのテニスの時しかスカートは履いていない。
- 立花作造(たちばなさくぞう)
- 声 - 八奈見乗児
- ララベルが最初に出会った人間の一人。頑固者だが情に厚く、咲花町の町内会長を引き受けているなど世話好き。ことわざなど含蓄に富んだ言葉をよく使う。主に着物で過ごしている。
- 立花ウメ(たちばなウメ)
- 声 - 宮崎恵子
- ララベルが最初に出会った人間の一人。作造おじいちゃんを支える良妻賢母。主に着物で過ごしているが、スポーツや洋裁もたしなむモダンな一面もある。
- 落葉積郎(おちばつもろう)
- 声 - 辻シゲル
- ビスカスの人間界での相棒。咲花町で屋台のラーメンを売っていたところに人間界にやってきたビスカスと出会い、その際ビスカスに壊された屋台を魔法で直すところをみて「マジシャン」と勘違いし、以降先生と呼びビスカスの悪だくみに協力する。魔法で老人や犬、コウモリなどに変身させられるなど扱いは散々である。そんなこともあり裏切りもしばしばあったが、心底悪人にはなれないお調子もの。最終話では自分のためではあるがビスカスを助ける手助けをした。トレードマークは後頭部の葉っぱで、悪知恵が閃くと現れ、失敗したりがっかりしたりすると落っこちる。
- 竹村花子(たけむらはなこ)
- 声 - 松島みのり
- テコの母親で作造とウメの娘。教育熱心な一方、ミーハーなところもあるごく一般的な主婦。
- 竹村竹男(たけむらたけお)
- 声 - 佐藤正治
- テコの父親。平均的なサラリーマンではあるが、転勤も多い様子。作品のスタート時も転勤から戻ってきて、立花家に預けていた娘を引き取っている。
- 由利つぼみ(ゆりつぼみ)
- 声 - 中谷ゆみ
- ララベルのクラスメイト。ララベルとは恋のライバルとなる人物。由利建設の社長の一人娘であり、自分のお金もちを鼻にかける、わがままな娘である。取り巻きが3人居る。
- 村木哲也という家庭教師がおり、「お兄さん」と慕っている。
- 蓮根杉太郎(はすねすぎたろう)
- 声 - 龍田直樹
- ララベルのクラスメイト。いがぐり頭のガキ大将。乱暴者だが根はやさしい。地域における柔道の有力選手でもある。
- 蓮根松太郎(はすねまつたろう)
- 声 - 雨森雅司
- 杉太郎の父親。
- 花園かえで(はなぞのかえで)
- 声 - 信沢三恵子
- ララベルの5年生時の新任クラス担任。美人でかつテニスやバイクも乗りこなすスポーツマン。しかしその行動があだとなり父母から抗議を受けた。
- 児童らとも気まずくなるが、心情を児童たちに伝え「性別に縛られず自分らしくしてほしい」と話すことで、児童らとのわだかまりを解くことになった。
- 椿森夫(つばきもりお)
- 声 - 塩沢兼人
- ララベルたちのあこがれの人。ハンググライダーを始め、テニス、カメラなど多彩な趣味を持つ。このためビスカスにアイドルスターにさせられそうになりちょっかいを出されたこともある。
- 48話で両親の待つオーストリアに旅立っていった。
- 椿幹夫(つばきみきお)
- 声 - 田中秀幸
- 森夫の兄。つぼみの父親が経営するテニスクラブの専属コーチ。花園先生の恋人で、大学時代のテニス部部長時代からの縁。ビスカスの横恋慕で花園先生に嫌われるよう魔法で仕向けられるも、ララベルの活躍でビスカスの悪事がばれて事なきを得る。
- 佐倉みのる(さくらみのる)
- 声 - 鈴木富子
- 作造の経営する「立花荘」の住人である幼稚園児の男の子。4話にてララベルとデートの約束をする。
- 佐倉めぐむ(さくらめぐむ)
- 声 - 川島千代子
- みのるの母親。職業は看護師で、彼女が勤める病院の院長になろうとビスカスは暗躍する。
- 了然和尚(りょうねんおしょう)
- 声 - 清川元夢
- 宝禅寺の住職でみのるの通う幼稚園の園長。ビスカスに、魔法で園児たちからの信用を失わせて、園長の座を取って代わろうと狙われる。
スタッフ
- 企画:山口康男(東映動画)、春日東(旭通信社)
- 製作担当:佐々木章
- 原作:藤原栄子
- 音楽:いずみたく
- チーフアニメーター:進藤満尾
- チーフデザイナー:伊藤英治
- チーフディレクター:設楽博
- テレビ朝日プロデューサー:碓氷夕焼
- 原画:大鹿日出明、松本清、高橋昇、福山映二、長谷川好春、敷島博英、星野エミ、鹿島恒保、田代和男、山川三太郎、兵頭敬、永木龍博、河村道信、金子康良、岡豊、山本みどり、アベ正己、鈴木英二、木幡公春、小野茂、武田政夫、富田邦、石黒めぐむ、木場田実、田辺由憲、西山里枝、平田かおる
- 背景:有川知子、沢田隆夫、小林祐子、小坂橋かよ子、丸森俊昭、脇威志、伊藤豊、襟立智子、下茂恵美子、ピーターパン、井出智子、軽部栄、佐貫利勝、北川道子、田中資幸、服部達也、須田栄子、中村名里、吉田智子、永島幸夫、横山幸博、池田祐二、宮下美栄子、佐々木真夫、大崎美由紀、陶山尚治、石垣好晴、加藤良恵、高田茂祝、宮前光春
- 特殊効果:大石秀徳、中島正之、白倉拓也、浜桂太郎、岡田良明、佐藤章二、河内正行、大野嘉代子
- 撮影:佐野禎史、佐藤隆郎、森田俊昭、菅谷英夫、岡芹利明
- 編集:祖田冨美夫
- 録音:今関種吉、蔵本貞司
- 効果:伊藤道広
- 選曲:宮下滋
- 記録:樋口裕子
- 製作進行:長谷川康雄、山口克己、寒竹清隆、伊藤文英、加藤雄治、小川武司、栗山美秀、矢野浩一、古沢由美、橋本ゆみ、関口孝治、橋本早苗
- 現像:東映化学
- 製作:テレビ朝日、旭通信社(現:ADK)、東映動画(現:東映アニメーション)
主題歌
- オープニングテーマ - ハローララベル
- エンディングテーマ - 魔法少女ララベル
- 作詞 - 伊藤アキラ / 作曲 - いずみたく / 編曲 - 親泊正昇 / 歌 - 堀江美都子、コロムビアゆりかご会
各話リスト
放送期間:1980年2月15日 - 1981年2月27日 毎週金曜日19時00分 - 19時30分、テレビ朝日系。全49話。+劇場公開作品1話
話数 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 作画監督 | 美術監督 | 今日の諺 (ことわざ・格言) |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 人間なんて大嫌い | 辻真先 | 設楽博 | 大鹿日出明 | 伊藤英治 | 急がば回れ! |
2 | 秘密の仲間がもうひとり | 曽田博久 | 古沢日出夫 | 松本清 | 山口俊和 | 雨降って地固まる! |
3 | 横断歩道は通せんぼ | 城山昇 | 寒竹清隆 | 木暮輝夫 | 後悔先に立たず! | |
4 | 年下の男の子とつきあえば | 金春智子 | 佐々木正広 | アベ正巳 | 伊藤岩光 | 子をもって知る親の恩 |
5 | 名乗り出た町会長候補 | 安藤豊弘 | 遠藤勇二 | 鹿島恒保 | 山口俊和 | 一筋の矢は折るべし十筋の矢は折れがたし |
6 | 転勤なんていや | 城山昇 | 山本寛巳 | 田代和男 | 伊藤英治 | 一石二鳥! |
7 | 大空をかける憧れの人 | 金春智子 | 長谷川康雄 | 進藤満尾 | 山口俊和 | 七転び八起き! |
8 | 美人先生は春風に乗って | 曽田博久 | 佐々木正広 | 大鹿日出朗 | 師弟は三世 | |
9 | ひとりぼっちの父母会 | 安藤豊弘 | 古沢日出夫 | 松本清 | 襟立智子 | 良薬は口に苦し忠言耳に逆らう |
10 | 誕生日と見えない贈り物 | 城山昇 | 遠藤勇二 | 永木龍博 | 伊藤英治 | 情けは人のためにならず |
11 | お守り袋にしまった秘密 | 金春智子 | 山吉康夫 | アベ正巳 | 山口俊和 | 三つ子の魂百まで |
12 | 仲人は小学五年生 | 曽田博久 | 山本寛巳 | 鹿島恒保 | 秦秀信 | 当たって砕けろ! |
13 | 再会の赤い靴 | 安藤豊弘 | 福島和美 | 田代和男 | 襟立智子 | 必要は知恵を生む |
14 | 交換日記の白いページ | 曽田博久 | 遠藤勇二 | 進藤満尾 | 山口俊和 | 瓢箪から駒が出る |
15 | ペットはいたずら子狸 | 城山昇 | 古沢日出夫 | 松本清 | 秦秀信 | 取らぬ狸の皮算用 |
16 | 嘘から生まれた美人 | 金春智子 | 設楽博 | 永木龍博 | 伊藤英治 | 身から出た錆 |
17 | 泣き笑いハイキング | 曽田博久 | 福島和美 | 大鹿日出朗 | 山口俊和 | 終わりよければすべてよし |
18 | あこがれのカギッコ入門 | 城山昇 | 山吉康夫 | 進藤満尾 | 隣の花は赤い | |
19 | 嫌われた園長先生 | 安藤豊弘 | 遠藤勇二 | 田中資幸 | 生兵法は大けがのもと | |
20 | 夫婦げんか大歓迎 | 金春智子 | 福島和美 | 鹿島恒保 | 有川知子 丸森俊昭 |
短気は未練のはじめ |
21 | ガードマンは賞金稼ぎ | 曽田博久 | 山本寛巳 | 進藤満尾 | 襟立智子 | 悪に強ければ善にも強し |
22 | 町内のハッスルお婆ちゃん | 城山昇 | 古沢日出夫 | 松本清 | 山口俊和 | 老木に花咲く |
23 | テニスに魔法はダメよ | 遠藤勇二 | 永木龍博 | 田中資幸 | メッキははげる | |
24 | ドッキリ写真コンテスト | 金春智子 | 長谷川康雄 | 大鹿日出朗 | 山口俊和 | 悪事身にかえる |
25 | 帰って来た神様 | 曽田博久 | 福島和美 | アベ正巳 | 伊藤英治 | 神は見通し |
26 | 絵からぬけ出た大ねずみ | 安藤豊弘 | 山本寛巳 | 鹿島恒保 | 伊藤英治 山口俊和 |
好きこそものの上手なれ |
27 | 大もて魔法のファッション | 曽田博久 | 古沢日出夫 | 松本清 | 山口俊和 | 親のひいき目 |
28 | 少女マンガ家売り込みます | 金春智子 | 遠藤勇二 | 大鹿日出朗 | 伊藤英治 | ひいきの引き倒し |
29 | いじめっ子なぜ泣くの | 安藤豊弘 | 古沢日出夫 | 進藤満尾 | 伊藤英治 山口俊和 |
いが栗も内から割れる |
30 | 転んで当てた海外旅行 | 曽田博久 | 長谷川康雄 | アベ正巳 | 山口俊和 | 禍福はあざなえる縄のごとし |
31 | 世界で一番の魔法使い | 安藤豊弘 | 設楽博 | 永木龍博 | 伊藤英治 | 禍い転じて福となす |
32 | ノックアウトは魔法のパンチ | 城山昇 | 古沢日出夫 | 松本清 | 山口俊和 | 上に上あり |
33 | 秘密放送局からこんばんわ | 曽田博久 | 生頼昭憲 | 鹿島恒保 | 伊藤英治 | 人には添うてみよ 馬には乗ってみよ |
34 | おとぎの国の侵入者 | 安藤豊弘 | 山本寛巳 | 進藤満尾 | 山口俊和 | 二度目の用心 |
35 | ビラの初恋 | 金春智子 | 遠藤勇二 | 大鹿日出朗 | 勇者はおそれず | |
36 | 花の豆記者特ダネ合戦 | 古沢日出夫 | 松本清 | 伊藤英治 | 住めば都 | |
37 | 住所のないペンフレンド | 城山昇 | 生頼昭憲 | アベ正巳 | 山口俊和 | 嘘から出た誠 |
38 | 先生の恋人はゴリラ | 曽田博久 | 山本寛巳 | 永木龍博 | 会うは別れのはじめ | |
39 | バッチリ当たる占い師 | 金春智子 | 遠藤勇二 | 鹿島恒保 | 伊藤英治 | 人を呪わば穴二つ |
40 | コートの女王にプロポーズ | 城山昇 | 生頼昭憲 | 進藤満尾 | 山口俊和 | 仇花に実はならぬ |
41 | スキー旅行のハプニング | 安藤豊弘 | 遠藤勇二 | 大鹿日出朗 | 悪銭身につかず | |
42 | お年玉のおとし穴 | 曽田博久 | 古沢日出夫 | 石黒めぐみ | 牧野光成 | 働かざるもの食うべからず |
43 | 禁じられた魔法 | 城山昇 | 山本寛巳 | 木場田実 | 浦田又治 山口俊和 |
柳に雪折れなし |
44 | 星の王女の涙 | 安藤豊弘 | 生頼昭憲 | 進藤満尾 | 牧野光成 | 縁の下の力持ち |
45 | アメリカから来た女の子 | 金春智子 | 遠藤勇二 | 永木龍博 | 山口俊和 | けがの功名 |
46 | ここ掘れ!野良犬オチバ君 | 城山昇 | 岡崎稔 | 端名貴勇 | 牧野光成 | 我が身をつねって人の痛さを知れ |
47 | 宇宙からのふしぎな使者 | 安藤豊弘 | 古沢日出夫 | アベ正巳 | 山口俊和 | 自業、自得 |
48 | さよならは愛のメロディー | 生頼昭憲 | 鹿島恒保 | 伊藤岩光 | 言わぬが花 | |
49 | 人間って大好き | 曽田博久 | 遠藤勇二 | 大鹿日出朗 | 山口俊和 | はじめが大事 |
劇場版 | 海が呼ぶ夏休み | 田中浩司 | 進藤満尾 | 伊藤英治 | 可愛い子には旅をさせよ |
放送休止理由
1980年04月25日:プロ野球中継 広島-巨人~広島市民球場(1900-2054、最大30分延長)
1980年05月09日:プロ野球中継 大洋-巨人~横浜スタジアム(1900-2054、最大30分延長)
1980年06月20日:プロ野球中継 大洋-巨人~横浜スタジアムの予定だったが雨天中止、雨傘番組の映画「おやゆび姫」(1900-2000)を放送
1980年08月08日:夏だ!一番・ドラえもん祭り!!(1900-2000)
1980年08月15日:終戦35周年特集「父よ、母よ、祖国よ…孤児たちの望郷」(1900-2051)
1981年01月02日:藤子不二雄スペシャル「お正月だよ!ドラえもん」(1830-1930)
関連商品
レコード
日本コロムビアより発売
- EPレコード
- ハローララベル/魔法少女ララベル
- SCS-4998(通常版): 1980年3月1日
- ZCS-4998(両面ピクチャーレコード版):1980年11月
- ハローララベル/魔法少女ララベル
- LPレコード
- 魔法少女ララベル 歌とお話し
- CS-7035:1980年7月 / CPY-763:1980年7月(同アルバムのCカセット版)。
- 主題歌や挿入歌の他、ララベルとビスカスの話が交互に収録されている。全10曲
- 魔法少女ララベル 歌とお話し
CD
日本コロムビアより発売。
- シングルCD
- 「TIME TRIP CD4」ハローララベル/魔法少女ララベル/ハロー!サンディベル/白い水仙
- CODC-8520:1990年6月1日
- 「TIME TRIP CD4」ハローララベル/魔法少女ララベル/ハロー!サンディベル/白い水仙
このほか、堀江美都子がリリースしているアルバムにも多数収録されている。
DVD
コロムビアミュージックエンタテインメントより発売
- 『魔法少女ララベル DVD-BOX 1』B000B7I3JW 2005年11月30日 第1話から第14話
- 『魔法少女ララベル DVD-BOX 2』B000CEK4ZA 2006年2月1日 第15話から第29話
- 『魔法少女ララベル DVD-BOX 3』B000E5LIRU 2006年3月29日 第30話から最終第49話
劇場版
- 魔法少女ララベル 海が呼ぶ夏休み
- 1980年7月12日、「東映まんがまつり」内で上映、
- 併映は『白雪姫』『ゲゲゲの鬼太郎(第2作)』『電子戦隊デンジマン』。
- 『花の子ルンルン こんにちわ桜の国』に次ぐ、「東映アニメーション魔女っ子アニメシリーズ」の劇場用新作第2弾。しかし『ルンルン』はテレビ版が終了した後の上映だったので、テレビ版が放送中に上映されたのは本作がシリーズ初。本作も『ルンルン』同様、映画用オープニングとエンディングはテレビ版のものを使用、『海が呼ぶ夏休み』もサブタイトル的扱いとなっている。
- 本作は番外編的な『ルンルン』とは異なり、テレビ版の同様のストーリー進行となる。だが海が舞台ということもあって、テレビ版では登場しなかったララベル・テコ・トコの水着姿が見られる。また『ルンルン』の後半が「魔女っ子の定番」の一つだった京都を後半に登場したのに対し、本作では同じく「魔女っ子の定番」の一つである「海の少年」を登場させている。
- 本作は海が舞台のため、レギュラー的キャラの内、咲花小学校の先生や生徒(花園先生、つぼみ、杉太郎ほか)、そして街の人たち(椿兄弟、みのる、和尚ほか)は全く登場しない。
- シナリオ段階では、ララベルが汽車の中でいきなり水着になったり、テコが珊瑚に服を破かれるなどといった、お色気シーンが用意されていた。
- 2005年11月30日にコロムビアミュージックエンターテインメントから発売されたDVD-BOX「魔法少女ララベル DVD-BOX 1」に、映像特典として収録されている。
- ストーリー
- ララベルが人間界に来て初の夏休み、ララベルはビラ・立花夫婦・テコ・トコと一緒に、テコの叔父夫婦の民宿「とびうお荘」にやって来た。だが迎えてくれたのは、息子(つまりテコの従兄弟)の良太(CV:山本圭子)。両親は知人の手術へ献血に行ったため、一人でとびうお荘を切り盛りしているのだ。しかも、最近とびうお荘は人気が無い。というのも、いつも意地悪ばかりしているビスカスと落葉が、「ジョーズホテル」というホテルを作って、客寄せをしていたからだ。そこでララベル達も負けじとサービス合戦を繰り広げる。
- しかし、思わぬことからテコに魔法でインチキをしたと勘違いされたララベルは、ビスカスとの戦いで魔法を使うことを躊躇い、彼の手に落ちた。自分のためにララベルが危うくなっていることに、責任を感じたテコは、自分がカナヅチであることも忘れ、海中の彼女に魔法バトンを渡した。魔力を取り戻し勇気百倍のララベルは、魔法でビスカスと落葉を懲らしめる。散々な目に合ったビスカスと落葉は、とびうお荘で労役をやらされる羽目になった。やがて良太の両親も帰って来た。ララベル達は海の夏休みを心行くまで楽しむのだった。
脚注
関連項目
外部リンク
- 魔法少女ララベル(東映アニメーション)
- 魔法少女ララベル - 東映アニメBBプレミアム
- あの声、あのキャラ、あの作品 堀江美都子と『魔法少女ララベル』(1) 2005年10月4日 WEBアニメスタイル
- ↑ 1.0 1.1 東映魔女っ子シリーズは書籍や商品展開によって作品の範囲が異なっており、公式サイトでも本作や前作が何作目に該当するかについての見解は特に示されていない。
- ↑ 2.0 2.1 『魔女っ子アニメ大全集』:東映動画篇 (株)BANDAI、1993年8月20日、112頁。ISBN 4-89189-505-5 引用エラー: 無効な
<ref>
タグ; name "BANDAI"が異なる内容で複数回定義されています - ↑ 大西祥平「『うわさの姫子』作者 藤原栄子先生ロング・インタビュー」『CONTINUE』Vol.30、2006年、p.126
- ↑ 4.0 4.1 辻真先『TVアニメ青春記』実業之日本社、1996年、148頁。ISBN 4408101974
- ↑ 辻真先『ぼくたちのアニメ史』岩波書店、2008年、92頁。ISBN 978-4005005871 一話だけ台本を書いたきりで、番組終了後の打ち上げパーティまで誘いが来ることはなかったとのこと。
- ↑ もっとも、第27話でララベルとビスカスがヘンリーというファッションデザイナーに勧められ、ファッションの売込み合戦をするも、ヘンリーはインチキデザイナーだと分かって、苦労が無駄になってしまうという、「ララベルまでビスカスのとばっちりを食わされる」話も、僅かながら存在する。
- ↑ 人間の単位だと身長150センチ、体重38キロ、年齢9歳となる。