YAIBA
テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『YAIBA』(ヤイバ)は青山剛昌による少年漫画作品。1988年から1993年まで週刊少年サンデーで連載されていた。1993年、第38回小学館漫画賞児童部門受賞。また、1993年には『剣勇伝説YAIBA』(けんゆうでんせつヤイバ)としてアニメ化されたほか、同名でゲーム化もされている。
単行本は全24巻のほかワイド版、文庫版、新装版が発売された。
なお、「YAIBA」のロゴは全作品で「Y∀IBA」と「A」が上下逆に表記されているが、文字による表記は小学館コミック -少年サンデー-の公式ウェブサイトで使われているように「YAIBA」となっており、本項でもそれに従う。
目次
概要
現代を舞台に、天下一のサムライを目指す少年・刃と剣の魔力で鬼になった鬼丸との戦いを描いたコメディタッチの格闘漫画。
宮本武蔵や佐々木小次郎や柳生十兵衛といった実在した剣豪をモデルとしたキャラクターや、カエル男やナマコ男など動物を擬人化したキャラクターが数多く登場するのが特徴。
登場人物
鉄刃一行
- 鉄刃(くろがね やいば)
- 声 - 高山みなみ
- 本作の主人公。
- サムライを目指し、父・鉄剣十郎と共にジャングルで修行していたが、ひょんな事から日本の峰家に転がり込む事に。
- 伝説のサムライにしか抜けないという魔剣・雷神剣を抜いたことをきっかけに、数多の冒険に挑み、鬼や月人、地底人や魔物といった数多くの敵と戦うこととなった。
- やんちゃでお調子者のうえ、助平で大喰らい。強い相手と手合わせすることが大好きで、終盤に鬼丸にぼろぼろになってまで何故戦おうとすると聞かれた時「おめえが強えからだよ」と発言した。
- さやかとは同い年だが、背はかなり小柄である。最終回では、身長が伸び、さやかより高くなっていた。
- 雷神が宿るため常人には扱えない雷神剣を修行の末に従えた後は、風神剣、覇王剣といった他の剣も使用している。
- 剣に関する才能やアイデアは豊富で、落雷の様にジグザクに斬る「かみなり斬り」、縦に回転して突っ込む「風車」などの技を生み出した他、鬼丸の技である「竜巻斬り」や「横一文字」を真似たこともある。
- 数多くの魔物を倒してきているが、これは魔剣の力も大きく、剣の腕だけで判断するなら一般人が出る剣道大会では圧勝したが、終盤の大会では沖田や十兵衛に苦戦するなど超人たちの中ではずば抜けて強いというわけではない。
- 実はスサノオの血を引いている。
- また、本来は鉄グループと言う超の付く大金持ちの跡取り息子だが、終盤までその事実を知らなかった。
- キャラのモデルは、『おれは鉄兵』の主人公の鉄兵[1]。
- 峰さやか(みね さやか)
- 声 - 三石琴乃
- 本作のヒロイン。
- ごく普通の女子中学生であったが、刃達と共に無理矢理冒険の旅に強行させられることになる。
- 時に毒を吐くこともあるが、芯は心優しいしっかり者な性格で一行のツッコミ役。
- 刃に好意を持っている様だが、なかなか素直になれない。
- 家が剣道道場であることから剣道を嗜んでいる。
- また、魔剣・水魔の太刀を使用することが可能。
- 物語中盤以降から、乙姫の血を引く龍の巫女であることが発覚し、その身を月の女帝・かぐやに狙われることとなる。
- 終盤に武蔵から、刃を包む鞘に例えられる。
- 宮本武蔵(みやもと むさし)
- 声 - 佐藤正治
- 江戸時代初期に実在した剣豪・宮本武蔵本人である。史実上の人物については当該項目を参照。
- 正保2年5月19日(1645年6月13日)に死んだとされていたが、作中では生きておりその年齢実に400歳。その間、「伝説のサムライ」のみが抜くことができるとされるも自身には引き抜けなかった雷神の剣を見守り続けてきた。剣が騒いだのを見て鬼の復活を悟り、現代においてそれを引き抜いた刃を師として導くこととなる。
- 暴走しがちな刃を諌め経験の足りない一行を導く優秀なブレーン。その老獪さが産み出す奇策は幾度も窮地を助け、解説役として最後まで刃と行動を共にする。一方で刃並に食い意地が張り、スケベでもある。山奥に住んでいたが、近隣の村に降りて頻繁に食べ物を盗むなどしていた模様。
- 六十戦無敗の腕はいまだ衰えずこの年齢にして信じられないほどの動きを見せるが、ここぞというところでぎっくり腰に襲われるのが玉に瑕。
- 刃の父・剣十郎とは面識があり、武蔵の所有していた名刀コテツを剣十郎が騙し取った模様。その時の縁で雷神剣の存在を知った剣十郎が後に刃にその在り処を教えることで、物語は動き出すこととなる。
- 実は織田信長御前試合第一回目の優勝者。しかし優勝したことで多くの藩や裏の勢力から恨みを買い追手を差し向けられるなど相当な苦労をしたため、二度と参加しなかった。
- 回想では八頭身の美形だったが現在では二頭身で昔の面影は無く、蘇ったライバル佐々木小次郎や弟子の柳生十兵衛が言われるまで武蔵だと気付かず、かつての剣術小町・さやかの祖母がその憧れを崩壊させるほどである。
- おつうという恋人がいたが、彼女は武蔵のように長生きはできず、死に別れたようだ。
- その異常なまでの長命の理由の一端に刃が関わっており、物干竿の魔力により過去に飛ばされた刃の語って聞かせた「ミニスカートのお姉ちゃん達がいっぱいいる未来」への憧れでその命を永らえさせたようであり、若い頃は今と違って外見だけでなく普段の言動もシリアスだったのだが、この頃からスケベだったことも判明した。また、この頃は酒に弱かった。
- カゲトラ
- 声 - 江川央生
- ジャングルで刃を食べようと飛び掛った虎。
- ことごとく失敗する内に刃と共に箱詰めにされて日本に護送され、以後は相方的存在となる。
- その名前はさやかから名付けられ、由来は戦国時代の武将、上杉謙信の初名である「長尾景虎」から。
- 野生で生活していた割には人馴れした温厚な性格。
- アニメ版では初登場時で既に刃の仲間となっており、カゲトラという名前も一話の時点で判明している。
- 庄之助(しょうのすけ)
- 声 - 堀川りょう
- ジャングルで刃と仲の良かったハゲタカ。ジャングルに残っていたが、刃を追って日本へ飛んで来た。
- カゲトラ同様、刃の相方的存在で、主に空中の移動手段として活躍。
- 刃一行(5~6人)を乗せたまま世界中をノンストップで翔け巡る。
- ゲロ田ゲロ左衛門(カエル男)
- 声 - 田中一成
- 鬼丸の部下、八鬼の1人目の刺客。
- 「雷神」と化して暴走する刃を武蔵らと協力して止めるが、結果的に刃に敗北。
- それがきっかけで鬼丸に見限られた事をヘビ男から告げられ、一行の仲間となる。
- カエルらしく語尾に「ゲロ」をつけ、伸びる舌などを駆使して戦う。
- 連載初期はそれこそカエルの目(横目)だったが、程なくしてマンガ目になる。
- 料理上手であり、また競馬で五千万円を難なく当てることが出来ることから、博打運も相当強い模様。
- 刃が鬼に取り付かれていた鬼丸を倒してからは、魔力がなくなったためか登場していない。
- 最終話ではかつてカエル男だったと思しきカエルが峰家の庭にいる様子が見られる。
- ナマコ男
- 声 - 柏倉つとむ
- 八鬼の一人。
- 伊豆出身でふるさとに帰ろうとして迷っていたところを刃たちに拾われ以後行動をともにするようになる。
- よく、さやかの肩の上にのっている。
- ほとんど戦闘の役にはたたないが、体の小ささを利用し、敵に気づかれずに行動したり、龍神の玉を取りに行く際に細い隙間に落とした「命の炎」を取りに行くという活躍を見せる。
- 語尾に「ズラ」をつける。
- 刃が鬼に取り付かれていた鬼丸を倒してからは、魔力がなくなったためか登場していないが、カエル男同様最終話でナマコ男だったと思わしきナマコの様子が見られる。
- 佐々木小次郎(ささき こじろう)
- 声 - 小杉十郎太
- 武蔵の永遠のライバル。
- 鬼丸の命でクモ男が魔法の薬で蘇らせた。そのためか目が赤くなっている。
- 始めは武蔵に復讐するために刃一行を追い回していたが、クモ男の偽の占いにより「刃を倒せば日本一のサムライになれる」と思い込み刃本人を付け狙うようになる。しかし、雷神剣を御した刃を手強いと見るや「あの剣さえ手に入れれば日本一のサムライになれる」として一行に潜り込む。その内、本人でも気づかない内に刃一行に取り込まれていった。
- やる時はやるハンサム侍だが、女性に弱い。
- どこまでも伸びる妖刀「物干し竿」は、武器としてのみならず、様々な場面で一行を助けた。
- ヤマタノオロチ編ののち武者修行に出ていたらしく、織田信長御前試合に出場する。十兵衛曰く「女子遊びを控え一心不乱に鍛錬を積重さね、その剣は修羅のごとく研ぎ澄まされ」ていたようだが、準々決勝にて鬼丸に敗北した。
- 最終回では役者として活躍している様子が見られる。本物の剣士であることから「若いのに殺陣の上手い役者」として重宝されており、また女の子にもモテるため本人も楽しんでいる。
- 柳生十兵衛光厳(やぎゅう じゅうべえみつよし)
- 声 - 土師孝也
- 鬼丸が実在の剣豪・柳生十兵衛の魂を狼に宿らせ復活させた、かつての武蔵の弟子。(なお、史実上では宮本武蔵と柳生十兵衛が師弟関係にあったという事実は存在しない)
- 初登場は龍神の玉編。鬼丸に復活させられ刃一行を討ち果たすという使命を与えられたことを忘れており、武者修行のつもりで放浪していたところを一行と遭遇。武蔵との邂逅を喜ぶも、武蔵のあまりの変貌にショックを受け腹を切ろうとする。(武蔵曰く「すぐ腹を斬りたがる奴」で、他にも切腹しようとしたことが何度かありその度に周りの人間を困らせる)
- しかしその鬼丸から与えられた使命は獣としての別人格・狼男「さすらいのウルフ」が覚えており、酒を飲んで覚醒したウルフは剣の腕前をそのままに極めて粗暴な性格となり一行を追い詰める。しかし十兵衛とは似ても似つかない、酒をこよなく愛するその性格が災いして封じ込められた。その後は酒を飲ませては危険だと一行に認識されながらも、ヤマタノオロチ編で飲み込まれるまで刃達の味方として尽力し続けた。
- 柳生新陰流の使い手にして、質実剛健を絵に描いたような侍。幼少時代に稽古中の事故で隻眼となるが、鍛錬の積み重ねで得た心眼に死角は無く、剣士としての実力は極めて高く描かれている。実際、先述のウルフ戦では一行は剣の腕で制することを諦めている。(のちに闇の玉の内部で風車を開発した刃が正面から破っているが)
- ヤマタノオロチ編ののち武者修行に出ていたらしく、織田信長御前試合準々決勝にて刃と対決、木刀で挑む刃に対し峰を返して正々堂々と闘った。柳生新陰流秘伝の奥義「無限の位」にて刃を追い詰めるが、逆に追い詰められた刃に「闘刃」を開眼させる結果となり、その闘刃に惑わされ敗北。最終回では、再び単身で修行の旅に出ている。
鬼丸一味(主要)
- 鬼丸猛(おにまる たけし)
- 声 - 堀川りょう
- 刃のライバル。人格や立場が変われど、同作品の最序盤から最終盤まで刃の敵として君臨し続けた。アニメでは一話目から登場し、空港で刃と対決している。
- さやかと同じ学校に通っていた。家族に姉と祖父がいる。
- 元来はやや傲慢で生真面目ながらもペットの鳩に深い愛情を注ぐなど決して悪人ではなく、校内の剣道部でもその高い実力を示していた。
- 初めは刃を軽く上回る実力者として刃を侮り、勝負を挑まれるも相手にしていなかったが、度重なる刃との衝突の末にそれまで抱いたことがなかった深い憎しみを刃に感じるようになる。
- そうして刃を倒す力を欲した結果、風神剣に宿る風神に呑まれ鬼になってしまう(本人は「のみこまれたのではない、風神を味方につけたのだ」と主張している)。その際頭部に2本の角が生えた。
- その後、魔王鬼丸を名乗り、日本、引いては世界征服を企み実行に移していく。
- 術を用いて下僕を生み出すことが可能で、八鬼軍や黒鬼などの部下がいる。
- 最初は自身を鬼へと変えた風神剣を用いていたが、かぐや編の終盤からはゲッコーから奪った魔王剣を使うようになる。
- 途中までは非情ながらもコミカルなところもあったが、魔王剣を手に入れた後はコミカルさは無くなり、残酷・残虐な魔王としての振る舞いが多くなる。
- また、それに合わせるように部下たちも(クモ男を除いて)シリアスなキャラクターのみになった。
- かぐや編では、いったんカーボン化されたが、復活後は刃に説得されてやむをえず手を組むこととなり、刃一行と共闘した。
- かぐや編までは日本の政治・経済を牛耳ることで世界征服の野望を果たそうとしていたようだが、ピラミッド編の辺りから「一旦世界を滅ぼすことでその後に自分の思うままの世界を作る」という思想に変化したらしく、非常に攻撃的で破壊的な策を用いるようになる。ヤマタノオロチ編がその最たるもので、ヤマタノオロチの封印を解き日本列島を国民ごと巨大な魔物に変え、世界に攻撃を仕掛けることとなる。
- ヤマタノオロチの上での刃と戦いの末に角を切り落とされて邪気が抜け、鬼であった間の記憶を失くして元の人間に戻る事ができた。
- その後刃を倒すために修行の旅に出て、刃の父である剣十郎に教えを乞う。彼の生活を真似る中で刃への憎しみを消し、心・技・体を兼ね備えた超人的な強さを手にし、織田信長御前試合の決勝戦で刃と相対する。
- 刃が御前試合準決勝で死を覚悟しながら開眼した闘刃を既に会得しており、「幻にすぎん」と一蹴し刃を追い詰める。しかしその闘刃をも一つにまとめあげるほどの精神力、そしてそれまでの戦いの中で培った身体と技、これら心・技・体を「兼ね備える」だけでなく「一つにまとめた」刃の最後の一太刀に渾身の一撃を破られ敗北。ボロボロの体になりながらも刃を崩れゆく本能寺から救い出し、倒れる。その後は剣道の道に復帰し、全国大会で三連覇を飾るも未だ刃を越えられていないと感じ精進を続けている。
- クモ男
- 声 - 坂口哲夫
- 刃への刺客の3人目で八鬼の一人。関西弁でしゃべる
- 刃一向が食いしん坊であることからたびたび食べ物で一行を釣って刃を倒そうとするが、騒音に弱いという弱点があり結局倒すことができず鬼丸から罰として鬼丸城から吊り下げられる。
- 以後はギャグキャラながらもレギュラーキャラクターとして定着、失敗を繰り返しながらも鬼丸から直接始末されることはなく秘書兼側近兼雑用係として物語終盤まで生き残る。
- 鬼丸の人使いの荒さなどに愚痴ることはありつつも鬼丸への忠誠心は本物で涙ぐましいまでの忠節を尽くすが特に報われることもなく、ヤマタノオロチ復活の際に飲み込まれていく。その後鬼丸が鬼の束縛から脱出した際に八鬼としての力も失われたらしく、最終話ではかつてクモ男だったと思しきクモが峰家の庭にいる様子が見られる。
八鬼編
- ヘビ男(ジュリアス・ズポポタマスIII世)
- 声 - 山口健、篠原恵美(人間変装時)
- 刃への刺客の2人目で、鬼丸から使わされた八鬼のうちの一人。
- 強力な蛇神の矛を装備しており刃を窮地に陥れると思いきや、刃があらたに見出した新必殺技”せんぷう剣”によって一刀両断され倒される。
- ヒトデ男
- 声 - 高木渉
- 八鬼の一人で熊本出身のオスのオオヒトデ。
- 実力的には八鬼ナンバー2らしい。
- ミポリンというメスのヒトデと結婚し、食堂を営んでいる。
- 息子の名前は「晃一」。熊本弁でしゃべる。
- カマキリ男
- 声 - 中尾みち雄
- 八鬼の一人で名古屋出身。
- ナマコ男・ヒトデ男と共に刃の元へ送りこまれてきたが、何度か作戦に失敗した後、故郷が寂しくなって各々の故郷へ戻る。
- 名古屋弁で話す。
- ナメクジ男(かたつむり男)
- 声 - 柏倉つとむ
- 八鬼の一人。
- ねばねばした体のため文字通り歯が立たなかったが、
- 塩を大量に購入し上空からせんぷう剣をつかって塩のパッケージを開きナメクジ男にかけたことで縮小してしまう。
- 殻をつけ「かたつむり男」として刃に再戦を挑んだが、やはり塩をかけられ小さくされてしまう。その後の行方は不明(翌週には完全に消えたため)。
- 自称は、ナメちゃん、デンちゃんなど。
- アニメでは語尾に「イェイ」とつけて話すことがある。
- バットマン(こうもり男、アニメ版ではバットガイ)
- 声 - 掛川裕彦
- 最強の呼び声が高い八鬼の中の一人。
- 英語混じりに話す。宮本武蔵を尊敬する。弱点は太陽の光。
- 刃に一度「せんぷう剣」で敗れたが、クモ男が最強バージョンとして復活させ刃の鬼丸城攻撃の際先鋒をかってでたが、「かみなり斬り」で一瞬にして敗れる。
- バットマンに血を吸われた人間は、なぜか狼男になってしまう。狼男にかまれるとその人間も狼男になる。
鬼丸四天王編
- やきとりくん
- 声 - 立木文彦
- 鬼丸城の地底湖の主の巨大なちょうちんアンコウ。
- 厳つい顔に似合わず爽やかな口調で話していたが、苦戦を強いられるにつれ、ガラの悪い関西弁で刃達を威嚇した。
- 水中ではかみなり斬りが通じなかったが、刃の作戦で地上におびき出され、かみなり斬りで倒された。
- カメレオン・ボナパルト
- 声 - 田中和実
- 鬼丸城の中にある神秘の森に住むカメレオン。
- 保護色で姿を隠し、刃たちに襲い掛かる。
- 化けることもでき、刃に化けて撹乱する戦法にでたが、さやかの出した計算問題に正解してしまい(本物の刃は計算が出来ない)、正体を見破られてしまう。
- アニメ版ではさやかにも化けたが、ナマコ男が「刃にキスをしろ」といったことで、正体がばれる(本物のさやかが刃にキスをするわけがなく、案の定2人のうち1人が跪いて刃にキスをしようとし、もう1人が刃の頬を滅茶苦茶に殴った)。武蔵には手の速さで見破られたらしい。「さやかのオテンバぶりを知らねー」カメレオンの失敗である。
- ドライドライ(アニメ版ではスーパーゴリラ)
- 声 - 玄田哲章
- ナマコ男並のサイズのチビゴリラ。
- 実は驚異的な怪力の持ち主で刃達を圧倒するが、小次郎の策(裏切り?)により倒されて元のゴリラに戻る。
- しかし、元に戻っても怪力はそのまま、巨大な体で暴れまわる。結局、カメレオンの森から持ち出したバナナを見てジャングルが恋しくなり、鬼丸城の壁を破って帰ってしまった。
- トータスヨーロッパ(アニメ版ではスパイダー・カメンバ)
- クモ男の操縦する巨大なカメ型ロボット。
- クモ男曰く500万馬力。さまざまな形態に変形する。
- プロペラを出して空を飛び、チビガメ爆弾を出動させ、甲羅から巨大な棘を出し、8本の足を出してスパイダーバージョン(クモ男曰くクモンガーZ)になったりと困らせた。
龍神の玉編
- 金棒博士(かなぼうはかせ)
- 声 - 江川央生
- 鬼丸のブレーンとして働く博士。名前のモデルは鬼に金棒。
- 元々は筑波シティで「金棒研究所」なる怪しい研究所を開いて独りで研究している学者だったが、刃との戦いで折れた風神剣を復活させられる頭脳の持ち主を探していた鬼丸の目に止まり、クモ男にスカウトされる。
- 兵器開発能力に優れ、浮遊鬼丸城の武装強化に貢献する。鬼丸とは、優秀なブレーンが欲しい鬼丸と金ヅルを求めていた金棒の利害が一致した関係である。
- 刃に粉砕された風神剣を再生させ、鬼丸砲やかぐやとの対戦の際には飛行型潜水艦や「風雷バズーカ」を作った。
- かぐや編のラストを最後に以降は登場しない。
- 三好清海入道(みよしせいかいにゅうどう)
- 声 - 稲葉実
- 真田十勇士の一人。
- 鬼丸がタコを媒介に魂を呼びこんだ。
- 琵琶湖に現れるが、刃のかみなり斬りによって敗れる。
- 死後の世界に安住していてか眠りを妨げられるのは厭だったようだ。
- 風魔小太郎(ふうま こたろう)
- 声 - 大塚芳忠
- 風魔忍群五代目頭領。
- 鬼丸がタカを媒介に魂を呼び込んだ。
- 風魔忍法を得意とするが刃に敗れる。
- 再び登場するが気軽に声を掛けた石田六右衛門(石川五右衛門)に裏切られ、倒される。
- なお、小太郎の名前の割には長身である事を刃に突っ込まれた際には自分も気にしているらしく、「気にしている事を!」と怒っていた。
- 天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)
- 声 - 関俊彦
- 「島原の乱」の首謀者。
- 鬼丸が狐を媒介に魂を呼び込んだ。
- 刃の変化の玉と化け合戦を繰り広げた。
- 石川五右衛門(石田六右衛門)(いしかわ ごえもん)
- 声 - 飯塚昭三
- 大泥棒。
- 鬼丸が熊を媒介に魂を呼び込んだ。
- 大阪鬼丸城の主。
- 武蔵から龍神の玉の地図を奪うが後に取り返された。
- その後、黒鬼を率いて刃を待ち受けるものの、手裏剣を利用しての火炎攻撃で倒される。
- ケロ吉
- 声 - 山口勝平
- 闇の玉の住人の河童。
- 闇の玉に吸い込まれた人間と死ぬまで遊んでいたが刃の持つ夢とそれを成し遂げるために闇の玉から脱出した刃たちを見て自分も夢を見つけようとして、闇の玉から出てきた。直後にクモ男につかまってしまい、鬼丸城で雑務をさせられていた。
- 龍神の玉を手に入れるために潜入した刃たちを富士の火口に行くための手助けをする。以降は登場しない。
- ケロ介
- 声 - 笹岡繁蔵
- 闇の玉の住人。巨大河童。
- 闇の滝を守っており、闇の玉から出るには彼を倒さねばならない。
- 闇の玉から出るために刃が編み出した新必殺技「風車」で皿を割られて敗北。その後、ケロ吉が出て行ってしまったためにさびしい想いをしていたようだが、
- 直後に闇の玉に吸い込まれた芭蕉がやってきたため仲良くしようと追い掛け回していた。以降は不明。
- 河童のくせに火を吐く。
- 武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)
- 声 - 郷里大輔
- 鬼丸が牛を媒介に魂を呼び込んだ。
- 義経の家来だっただけのことはあり、実力はかなりのものだが頭はかなり悪い。
- 刃特性の野球バット棍棒vs.刃新陰流風車での決戦を繰り広げた。
- 松尾芭蕉(まつお ばしょう)
- 声 - 青野武
- 江戸初期の俳聖にして、伊賀忍者。
- 鬼丸が猿を媒介に魂を呼び込んだ。
- 主である鬼丸でさえも倒そうとし天下をとるという野望を持っていたが、刃の作戦によって夢や野望を吸い取る闇の玉の中に吸い込まれる。
- 恐ろしい体力の持ち主で、相手を石に変える特殊な含み針を用い、ナマコ男以外の刃一味を石像にした。
- 龍神
- 声 - 石井康嗣
- もともとは平安時代、日本を制圧したかぐやの要求により龍神の玉を捜しに出かけた侍。
- なお、かぐやは3つの宝(火の衣、銀の樹、龍神の玉)のうち一つでも探してこれたら月に引き揚げると言っており、3人の侍がそれぞれの探索に出たが、帰ってこれたのは龍神の玉を捜した彼だけである。
- 龍神の玉の力でかぐやに匹敵する力を与えられ、これを退けた。
- 千年の後、刃に龍神の玉を授けることとなる。
- かぐやとの対戦の際には刃の後見者として多大な助言を与えた。
- その後、鬼丸がヤマタノオロチ復活を目論んだ際に復活し、窮地の刃を救ったが、自身は闇の鬼神ダークを道連れにこの世から消滅した。
かぐや編
普段は月に住んでいる住人達であり、鬼丸との戦いの最中刃が竜神の球を手に入れたことにより女王かぐやが目覚める。地球を支配しようと考えており、宇宙船や未知のカーボンがあることから、地球よりも遥かに高度な文明を持っている。他の生命体及び物体と合体することが出来、合体回数に制限はない。ただし、耳を斬られると二度と元に戻せることは出来ず、分離できない。武器はキネで戦う。
- かぐや
- 声 - 深見梨加
- 月の女帝であり、龍神の対になる存在。
- 地球からは見えない月の裏側に拠点を持つ。
- YAIBAの世界では、おとぎ話の「かぐや姫」はフェイクの物語となっており、真実は1000年前の平安時代、地球侵略を目論み日本へとやって来て、一時は中枢である都を占拠した傲慢で残酷な征服者。が、3つの宝を探し出すように要求したことが仇となり、初代龍神によって撃退された。
- その際、戯れに地球の女性(龍の巫女)に同化した状態で耳を斬られたため、巫女の身体に封じられて本来の力が出せない。
- 自身はこれを恥辱と考えており、普段はヘアバンドの付け耳を装着している。
- また、24時間ごとに若い地球人女性の精気(かぐや軍団は〈エキス〉と呼ぶ)を吸わなければ老衰で死んでしまうという弱点も抱えている。
- そのため、長らく眠っていたが、刃が二代目龍神となると彼女も目覚め、大群を引き連れ地球へと攻め込んできた。
- 龍の巫女の子孫であるさやかのエキスが、本来の姿となるための鍵。
- 人間の姿はバニーガールのようなコスチュームの美女だが、本来の姿は黒い体の巨大な怪物で、火力を抑えた状態で魔王半月剣以上の破壊力を出せるほど強大な力を持つ。
- しかし、かぐや自身は醜いこの体が気に入らず、容姿的には人間状態のほうを実は好んでいた。
- 正体を知っているのはツキガゲなど部下のなかでも限られたものだけであり、知らない者は何故人間に似ているのだと不思議に思っていた。
- 最終的には全ての部下と共に地球と合体し自然現象を全てを操り日本を沈めようとするが、刃が放った龍神剣の渾身の一撃から地球を守るために力を使ったことで地球に封印された。
- その後、地の民や鬼丸の行動で地球のバランスが崩れたことで息を吹き返した。
- さやかにとりつくが、鬼丸を倒して地球を守るため一時的に刃に協力。
- その後は人間の姿に戻り、月を地球のような緑の星にかえるという思いを胸に去っていった。
- 封印されていた龍の巫女から解放されたため、女の精気を吸う必要はなくなったようである。
- アニメではかぐや編で最終回を迎えたため、作品における実質的なラスボスとなった。
- ツキカゲ
- 声 - 中村大樹
- ゲッコーの兄。かぐやに仕える幹部の最高位である将軍に就いている。
- かぐやに絶対の忠誠を誓っており、彼女の危機の際に身を挺して庇っている。かぐやからも信頼されている。
- 戦闘の際はかぐやの扇を借り受け、彼女と同等の強力なビームを放つ。頭も切れ、刃たちの作戦を見抜いた。
- 一見若者のような風貌だが、1000年前の地球侵攻時から同行しており、軍団の中ではかぐやを除いて最年長である。
- ゲッコー
- 声 - 矢尾一樹
- ツキカゲの弟で色黒のウサギ。出来の良い兄と常に比較されてきたため、粗暴でひねくれた性格。
- 1000年前の地球侵攻時から同行しており、初代龍神と戦った経験がある。
- 刃を倒し、さやかを奪えば、日本を半分いただくとかぐやに要求した(かぐやはまるごとくれてやると言い返す)。
- 過去に事件を起こしてからは刑務所に入れられていたが、地球侵略の際にかぐやにより刺客として出される。
- 魔王剣の最初の所持者(後に鬼丸に奪われる)。当初片目は潰れていた(初代龍神によって潰された)が、魔王剣の力によって回復した。
- 原作では鬼丸に殴られて気絶させられ魔王剣を奪われた後、23巻に出てくるまでは消息不明(性格からして他の月星人のように同化したとは思えない)だったが、アニメでは最終回で兄と和解する。
- マンゲツ
- 声 - 中嶋聡彦
- かぐやに仕える幹部の一人。野心家で刃を倒し自分が将軍になろうとしていた。そのためツキカゲに対しても反抗的である。
- 東京の水攻めをかぐやに提案し実行。ロブスターやガスタンクと合体し、刃をぎりぎりまで追い詰めたが結局失敗する。
- 敗走後、かぐやに「失敗には死あるのみ」として処刑された。
- ミカヅキ
- 声 - 風間信彦
- かぐやに仕える幹部の一人。
- サメと合体したが、耳を斬られて分離不可能となった。
- シンゲツ
- 声 - 松丸卓也
- かぐやに仕える幹部の一人。
- 巨大イカと合体したが、耳を斬られて分離不可能となった。
- ハンゲツ
- 声 - 松尾銀三
- かぐやに仕える幹部の一人。
- 十兵衛に合体するが、酒を飲んで心がオオカミになった十兵衛のおかげで分離し、そのまま気絶して捕まった。
- 原作ではそれ以降は不明だが、アニメ版ではゲッコーにそれを咎められ、処刑される。
ピラミッド編
このストーリーはアニメ化はされなかったが、後にゲームボーイ版として一部アレンジされて収録されている。ただし、初期のゲームボーイだったため、かなり簡素なものになってしまっている。各階のソルジャーたちは地の民と鬼丸の合作であり、鬼丸の力も反映されている。
- エメラルド
- 突如、刃の前に表れた記憶喪失の謎の少女。
- 日本が沈むのを阻止するために刃たちをピラミッドに案内した。回復能力とバリアを張る力を持つ。
- その正体は地の民によって作られたソルジャーの一人で「防御の戦士」。同型の戦士と区別する特徴として、髪留めを付けている。
- 刃をおびき寄せるために記憶を消され、刃に味方をする人格を植えられていた。
- ピラミッド最上階でダイヤモンドによって刃の味方であった時の記憶を消されると共に本来の記憶を戻され、刃たちと敵対し他の同型の3人と合体して刃を襲った。
- 覇王剣で受けたダメージにより合体を解除された際、防御の戦士であるため他の3人より頑丈だったことで一人だけ生存。
- 刃の味方だった記憶と、本来の記憶がまぜこぜになり、再び刃を助けることになった。
- 最期は日本沈没装置のガードシステムから刃を庇って破壊された。
- ゲームボーイ版では始めは味方として攻略のアドバイザーだったが、敵である本性を表し、第7章の4体目のボスとして登場。原作とは異なり直接刃に倒された。
- 岩石戦士(がんせきソルジャー)
- 刃を襲った最初のソルジャー。
- 新技「十文字斬り」によって斬り裂かれ、最期は刃を巻き込んで自爆した。
- ゲームボーイ版では第1章のボスとして登場。
- スギ花粉戦士(すぎかふんソルジャー)
- ピラミッドの最初のフロアで戦ったソルジャー。
- スギ花粉を用いて強制的に花粉症にすることで刃の集中力を下げることに成功するが、水着をマスク代わりにした刃の十文字斬りにより倒された。
- ゲームボーイ版では第2章のボスとして登場。
- 雪だるま戦士(ソルジャー)
- ピラミッドの2番目のフロアで戦ったソルジャー。
- 数多くの小さな雪だるまを子分に従えている。刃の十文字斬りにより倒された。
- ゲームボーイ版では第3章のボスとして登場。
- 蟻戦士(ありソルジャー)
- ピラミッドの3番目のフロアにいたソルジャー。
- 体格に比した腕力と頑丈な体という能力はすごいものの、その名の通り数センチしかない小さなソルジャーのため、刃達からは相手にされなかった。
- なお、ゲームボーイ版では第4章のボスとして登場、刃と同じ背丈であった。
- 葡萄戦士(ぶどうソルジャー)
- ピラミッドの4番目のフロアで戦ったソルジャー。
- 武道の達人であり、果実のような重りを取り除くと身が軽くなり、速度が上がる。「巨峰弾」という気弾を放つことが出来る。
- 刃の咄嗟の機転により、ピラミッドの外にはじき出され、そのまま地上へ転落した。
- ゲームボーイ版では第5章のボスとして登場。
- キノコ戦士(きのこソルジャー)
- ピラミッドの5番目のフロアで戦ったソルジャー。
- 毒キノコを使い、さやか達を操った。鬼丸の力が強く反映されているため、雷神剣・風神剣を操る力を持っている。十文字斬りをくらい倒される。
- ゲームボーイ版では第6章のボスとして登場。
- ルビー
- ピラミッド最上階手前で刃を待ち受けた3人のソルジャーの一人、「力の戦士」。
- ショートヘアで、イヤリングをつけている。
- 指先一つで刃の斬撃を止め、弾き飛ばすほどの剛力を持つ。
- 自身ではエネルギー状の斧のような武器を生み出して使う。
- 刃の機転でサファイアと同士討ちにさせられたところを風神剣と雷神剣の攻撃を受けて倒される。その後同化して襲いかかるも覇王剣の攻撃で破壊された。
- ゲームボーイ版では第7章の1体目のボスとして登場。
- サファイア
- ピラミッド最上階手前で刃を待ち受けた3人のソルジャーの一人、「技の戦士」。
- 髪留めのゴムをつけている。
- 一目見ただけでその技をコピーすることが出来る能力を持つ。
- ルビーと同じくエネルギー状の武器を作り出すことができ、サファイアは武器の能力も真似できる。
- 雷神剣の真似武器を用いて刃との戦闘の際には「かみなり斬り」や「風車」や雷神剣の雷の波動を使って苦戦させた。
- ルビーと共に刃に倒され、同化した後に受けた攻撃が元で破壊された。
- ゲームボーイ版では第7章の2体目のボスとして登場。
- ダイヤモンド
- ピラミッド最上階手前で刃を待ち受けた3人のソルジャーの一人、「頭脳の戦士」。
- カチューシャをつけている。
- 鎌や棘状のエネルギー武器を使う。
- 状況把握や敵の身体状態の解析、攻撃の予測や見切りなど対処に優れることで力と技の2人に勝る戦闘力を持つ。
- 十文字斬りさえも攻撃予測により正面から受け止めて見せた。
- わざと雷神と風神を暴走させた刃の行動が予測できず苦戦したことで他の3人と同化して刃に挑むが、覇王剣によりルビー、サファイアと共に破壊される。
- ゲームボーイ版では第7章の3体目のボスとして登場。
- ジュエル
- 4人のアンドロイド(防御の戦士エメラルド、力の戦士ルビー、技の戦士サファイア、頭脳の戦士ダイヤモンド)が同化した、力と技、頭脳と防御を兼ね備えた最強の戦士。
- 4人の時とは異なり褐色の肌を持つ。
- 怪力、刃の十文字斬りのコピー、バリヤーなど様々な力を使い刃を圧倒するが、突如出現した覇王剣を手にした刃に片腕ごと斬り裂かれ爆発、元の4体に分離し木っ端微塵に破壊された。
- ゲームボーイ版では第7章の5体目のボスとして登場。
地底世界編
- ゴールド
- 地底世界で登場したソルジャー。
- 黒い肌に巨大な体躯を持つ、キュクロープスの様な一つ目の怪物。
- 大きな片刃剣で攻撃を仕掛けるが試作段階のまま投入したため頭脳は赤子程度であり、言葉も喋れない。
- ゴムのように全ての攻撃(打撃や斬撃)などを跳ね返す特殊な身体をしている。
- また、体を伸ばしたり、一つ目から念動力を出して相手の動きを奪うこともできる。
- 最期は鬼丸の持つ魔王剣の邪悪な力によって鬼と化して鬼丸の意志のままに操られ地底世界を葬ろうとするも刃に体を貫かれ破壊された。
- シルバー
- 地底世界でゴールドと共に登場したソルジャー。
- 見かけや能力はほぼゴールドと同じだが、目が弱点となっている。
- その分こちらのほうが頭脳は高いようである。目から恐ろしく強い電撃を出すことが出来、雷でさえ平気な刃を苦しめた。
- 口から取り出した棘鉄球を武器として使う。
- 最期は仲間割れを起こし、ゴールドに唐竹割りに斬られ、破壊された。
- ムカデソルジャー
- 地底世界で登場したソルジャー。多数の腕にそれぞれ剣を持つ。
- 覇王剣を手にした刃に瞬殺された。
- ボス
- 地底世界の長。
- 普段は滝のシールドの中にいる。
- 当初は地球を汚す地上人を憎み、滅ぼそうと刃達に敵対していたが、鬼丸に滅ぼされそうになった地底世界を救うために戦った刃たちの姿を見て、地上人への希望を持つ。
- 後のヤマタノオロチ戦の時には刃に助勢。
- ヤマタノオロチの攻撃から刃一行を守るとともに、瀕死の刃にヒーリングのような能力で回復を行い、覇王剣に纏わる伝説を語った。
ヤマタノオロチ編
- レイン
- 鬼丸の刺客で水の鬼神。
- 水魔の太刀の使い手で、水を自在に操る。
- 少女に変身して、刃に近づいた。
- 名前の由来は雨。
- バーナー
- 鬼丸の刺客で炎の鬼神。
- 炎魔の太刀の使い手で、火を自在に操る。
- また、強力な炎を放つ盾も持つ。
- 口が軽く、ヤマタノオロチの封印の事をペラペラ喋ってしまったためにダークにトドメを刺される。
- ダーク
- 鬼丸の刺客で闇の鬼神。
- 闇を自在に操り、ダークゾーンやデルタゾーンという技で刃達を苦しめた。
- 最後は龍神と共に自身もデルタゾーンに飲み込まれ消えた。
- プラズマ
- 鬼丸の刺客で光の鬼神。
- 光を自在に操り、小次郎に化けたり、蜃気楼を見せることが可能。
- 光の化身であるため気配を持たず、刃が呼んだ雷雲から稲光を吸収しパワーアップした。
- 最後は自爆しヤマタノオロチの最後の封印の守りを消し去った。
- ヤマタノオロチ
- 鬼丸が復活させた太古の伝説の魔物。八つの封印の剣で封印されていたが、鬼丸によって復活させられる。
- かつてスサノオにより大地に封印されたが、人間の邪気を吸いながら巨大化し、ユーラシア大陸と陸続きだった日本列島そのものがヤマタノオロチと化していた。
- 復活直後は日本列島の形の一つ首の竜だったが、途中で八つ首の本来の姿へと戻った。
- 覇王剣を持つ刃によって弱点である角を切られ再び大地に封印され、覇王剣が封印の礎となることで完全に封印された。
織田信長御前試合編
- 沖田総司(おきた そうし)
- 新撰組の天才剣士・沖田総司の6代目。
- 名刀菊一文字を持ち、初代沖田(新撰組の一番隊組長)の三段突きを上回る五段突き(眉間・喉・胸・両肩の5か所を突く)の他、じっちゃんと稽古していた時に偶然できたという「逆手に持った刀で地面を斬りつけ、地面に溜めた気を爆発させると共に相手を斬り上げる」技(本人が名を付けなかったため無名)も持つ。
- 準決勝で刃と戦ったが、刃の出す「闘刃」に翻弄され、本人の試合放棄により敗北。
- 天才的な実力を持つが、才能がありすぎて手ごたえを感じていなかったため、剣術に対し意欲を持てなかった。
- しかし刃との戦いを経て、考え方を変える事になる。
- 白銀グループの総資産の半分が賭けられた。
- 『名探偵コナン』にも同名の人物が登場。
- フレデリック・ルーサーⅢ世(黒き男爵)
- 一見正々堂々とした闘いを好むように装っているが、実際は「勝利こそ正義」という考えで戦う騎士。負けそうになると卑劣なだまし討ちをためらいなく行う。
- 愛馬の名はペガサス。
- サーベルを使う。
- ゴズマ
- 白銀グループの送り込んだ戦士。
- 幼少の頃から厳しい訓練を課せられた上、全身の筋肉に電極を埋め込み運動能力を向上させた「超強化人間」に改造されている。
- 更に痛覚が排除されているため、ダメージに構わず攻撃を行う。
- 必殺技は「ナイアガラクラッシャー」。
- 白銀グループの総資産の半分が賭けられた。
鉄家
- 鉄剣十郎(くろがね けんじゅうろう)
- 声 - 島田敏
- 刃の父。
- さやかの父・雷蔵の(自称)ライバルで剣の腕は凄いらしい。
- 刃と共に日本に帰国するが、生来の放浪癖により何処かへ行ってしまう。
- 一見、グズで不潔で女たらしで飲んだくれでいい加減な男だが、原作では不意に現れ、事態を打開するためのキーパーソンとして様々な助言を刃に与える。
- 織田信長御前試合では、刃のライバル・鬼丸の師として登場した。
- 実は鉄グループの総帥という超セレブだが、本人は奔放な生活を好んでいる様子。
- 鉄家がバラバラになった元凶でもある。
- アニメでは第1話の冒頭のシーンに登場するのみであるため、原作の登場シーンは他の人物に差し替えてあったりする。また、原作では刃が日本に行くことになったのは偶然が重なって一緒に行くことになったが、アニメでは修行を終えたため刃に日本に行くように進めており、剣十郎は日本には行っていない。OVAの「名探偵コナン コナンvsキッドvsヤイバ 宝刀争奪大決戦」では登場し、会ったばかりの毛利小五郎と酒を飲んで騒いでいた。
- 用心棒及び椿三十郎で三船敏郎が演じた三十郎が由来。
- 鉄諸羽(くろがね もろは)
- 刃の妹で、鉄グループの令嬢。
- 母に剣十郎が父の仇だと教えられたため、これを打ち倒そうと剣の腕に磨きをかけてきた。
- 剣の癖が刃と同じであり、そのことが刃に妹であることを気づかせる遠因となっている。
- 織田信長御前試合の際、刃たちと行動を共にした。
- 気が強く、刃に物事をずけずけいう。
- 初登場は作品末期であり、アニメには登場しない。
- 鉄美智子[1]
- 剣十郎の妻で、刃と諸羽の母親。
- 剣十郎が放浪に出てしまったため、諸羽を女手一つで育て鉄グループを切り盛りしてきた。
- 愛情の裏返しか、夫・剣十郎をその名を騙る偽者だと娘・諸羽に教えたため、事態に混乱を招いた。
- 御前試合の決着後、剣十郎に再会し、家族が揃う事となるが、その後も家に居付かない男2人に振り回されているようだ。
- 諸羽同様、登場は末期であるためにアニメ未登場。
- 作中では名前は出てこなかったが、後に週刊少年サンデー2013年33号の付録内で、旧姓でのフルネームが椿美智子であると判明。また、『名探偵コナン』28巻内で、服部平次の母親が準優勝した剣道大会で優勝したのが美智子であり、1カットのカメオ出演をしていることも明かされた[1]。
峰家
- 峰雷蔵(みね らいぞう)
- 声 - 石塚運昇、玄田哲章(OVA)
- さやかの父、剣道道場を営んでいる。
- 剣十郎がライバルと見なす。
- 峰静香(みね しずか)
- 声 - 寺瀬今日子
- さやかの母。
- さやかの祖母
- 声 - 鈴木れい子
- 薙刀を使う老女で雷蔵の母親。高齢だが気が強く言いたいことをはっきり言う性格。物知りでもあり、竜神の球の伝説を知っていた。アニメでは、雷神剣のことも知っていた。俗称がご隠居。
その他
- 須堂先生(すどうせんせい)
- 声 - 佐藤正治
- さやかと鬼丸の中学校の剣道師範。
- 大和撫子(やまと なでしこ)
- 6年前、ジャングルで猛獣に襲われたところを刃に助けられたのをきっかけに刃に恋をした少女。
- その時の「強くなれば(嫁に)もらう」という刃との約束を信じ、峰道場に道場破りとして現れ、さやかに勝負を挑むも、実は約束は刃の勘違いだったことが判明。結局勝負にも敗れ、傷心するが刃のことを諦めきれてはいないらしく「次はもっと強くなって帰って来る」と約束した。刃は、蕎麦屋の子供と思っていた。また、坊主といっていたことから、幼少期は男と思い込んでいた。
- 名前のとおり、女好きの武蔵と小次郎はおろか、女性に興味の無い十兵衛すら魅了したほどの美貌の持ち主。
- 神様
- 天界に暮らすこの世で一番偉い人物。
- 退屈なのが大嫌いで「銀河系のすべての星々をぶつけていざこざを起す」などととんでもない発言をする危険人物。
- 退屈しのぎにと全世界規模のレース、「万国チキチキグランプリ」を開催する。
- 本筋のストーリーには登場しない、あくまで番外的なキャラ。
- 天使
- サングラスを掛けた、キューピー頭のエンジェル。
- チキチキグランプリでは、アナウンサーを務め、スタート、ゴール地点では拳銃を鳴らしたり、インスタントカメラで写真を撮って、優勝者を決めたりした。
- 神様に比べれば、よっぽどマトモな感覚の持ち主。
- 青山剛昌(あおやま ごうしょう)
- この漫画の作者。
- 金目当てでチキチキグランプリに参加し、作者の特権を悪用した卑怯な手段(先頭を走っていたさやかを消しゴムで消し、その後、大分後ろにさやかを書き加えた)で優勝を狙うも、神様の怒りを買って天罰を喰らい、リタイヤした。
登場する剣
『YAIBA』にはその題名が示すとおり、様々な剣が登場する。
- 雷神剣
- 雷神の力が宿っている魔剣で、風神剣に相対する。
- 本来は鬼丸家の地下にあったが、風神により雷神の腕ごと斬り飛ばされた形で天狗岳に飛ばされていた。
- 刃はこの剣を制御しようと努力する過程で雷に対し耐性がつき、最終的には少々の電撃ではびくともしなくなった。
- 雷神の意識が宿っており、常人では意識を乗っ取られてしまう(刃ですら最初のうちは乗っ取られていた)。雷神の玉がはまっている間は刃しか触れず、往年の剣豪たるムサシが驚くほど「重い剣」。
- 風神剣と雷神剣と言う相反する力をぶつけ合わせ、スパークさせた合体技「風雷波」を放つ事もできるが、金棒博士によると生身の使い手では身体が耐えられず砕け散ってしまう恐れがある。同じ理屈で作られた「風雷バズーカ」も急造品とは言え、一発しか撃てなかった。
- 元々は風神剣と一つの剣「光の聖剣 覇王剣」だったが、二つに分けられていた。
- 二つの力を同時に使うことで力を共鳴し、ピラミッド編で風神と雷神を意図的に解放したのをきっかけに風神剣と合体した。
- 風神剣
- 風神の力が宿っている魔剣で、雷神剣に相対する。
- 鬼丸家に代々伝わっており、祖父にこの剣を教えられた鬼丸は、刃と異なり風神を抑え付けられず、力を欲したあまりに鬼の力に飲み込まれて鬼になってしまう。
- 四天王編で玉ありかみなり斬りの威力に耐えかね刀身が折れるも、金棒博士の技術により強化再生した。
- なお、力の源はあくまで“風神の玉”にあり、“雷神の玉”に変えると雷神剣と同じ力も使える。
- かぐや編以後、刃が所有。背中に雷神剣、腰に風神剣の二刀流で[十文字斬り]を編み出した。
- その後の動向は上記同様。
- 龍神剣
- 雷神剣もしくは風神剣が龍神の玉の力により変化したもの。
- 下記の7つの伝説の玉を手に入れた後、富士山でそれらと引き換えに試練の洞窟に入り、龍神の玉を入手する。当以外の6つの玉各々の数段上の力に加え、飛行やバリアなどの能力を持つ。かぐや封印後は消滅した(と言うより、先代の龍神の元に戻った)。
- 7つの伝説の玉及び力
- 水…水神の玉。水を操る。琵琶湖で発見。
- 金…金長狸の化け玉。変身できる。四国で発見。
- 火…赤龍の玉。使い手を炎で包み火球を打ち出す。阿蘇山で発見。
- 大…大仏の玉。大仏を動かす他、剣にはめると使い手ごと巨大化する。奈良で発見。
- 闇…大きな夢を持つ者を吸い込み、その夢を吸い尽くしてしまう。脱出するには出口の番人を倒しそこから進んだ先にある階段を上らなければならない。新潟で発見。
- 氷…吹雪を放ち敵を凍らせる。北海道で発見。
- 当…他の6つの玉と龍神の玉の在処を知っている、しゃべる玉(刃達は最後に入手したので、意味がある情報は龍神の玉に関してのみだった)。東北で発見。声 - 千葉繁
- 龍…龍神剣に変化する際、浮き出る[当]に替わる7つめの力。飛行、バリヤの効果を発揮する。
- 通常、黒字だが真の力開放時は淡い緑に白字で浮き出る。
- 先代龍神曰く、星をチリにするほどの力があるらしい。
- なお、先代龍神は剣を使わずに龍神の玉を使いこなしている。
- 7つの力を同時に発動することにより、真の『龍神の玉』の力を開放する。
- その際、刃(ヤイバ)のまわりに白い龍のオーラが出現。龍神剣から波動を放つと、龍の咆哮波の様に見える。
- 覇王剣
- 雷神剣と風神剣が合体して出来た光の聖剣。
- 二つの魔剣の本来の姿。最初、刃とさやかは「風雷剣」と呼んでいた。
- 二つの玉が埋め込まれた形になっており、柄に近いほうが風、鍔に付いているほうが雷になっており、風神剣と雷神剣の力の共鳴を利用した技、「風雷波」「十文字斬り」以上の力を一本で出せる。
- 地球上のあらゆるエネルギーを吸収して行使する力があり、その力を発揮すると「風」の文字の代わりに「天」の文字が浮き出てくる。
- その刀身は、覇王剣自身の強大な力を封印するための鞘の役割を持っている。
- 本来の力は『使い手の“闘気”を、光の刃に変える』こと(それまでに出していた波動は鞘から洩れる淡い光にすぎない)
- その切れ味は「魔王満月剣」をも真っ二つにし、壁に引っ掛けて落下防止すらも、ままならないほど。(刃曰く『切れ過ぎる!』)
- かつてスサノオが「ヤマタノオロチ」を封印するために天照大神から授かったもので、オロチ封印後の平和になった世には力が強大すぎるため、雷神剣と風神剣に分けられていた。二つの剣(とその持ち主)は対立する関係にあったが、オロチと比べれば「ましな部類」に納まるものと言う事らしい。
- 決戦後、完全にオロチを封印するため、刃の手でオロチが変じた大地(日本列島)に突き立てられ、地中深くに送られる。
- 魔王剣
- 月でかぐやによって作られた暗黒の魔剣。
- 光の聖剣である覇王剣とは光と影のような存在。
- 星すら破壊する力があり、かつて月は地球同様に美しい星だったが魔王剣によって死の星と化した。
- 悪の力を吸い込み力へと変える。
- 力を行使する際、柄の骸骨のようなものの口に、使う技に対応して月の満ち欠けのような光が浮かぶ。
- 三日月、半月、満月と三段階あり、満月までエネルギーを貯めると星一つを死の星に変えるほどの力を放つことが出来る。
- あまりに危険ゆえかぐやにより封鎖されていた宇宙船666エリアに封印されていたが、刃打倒に燃えるゲッコーの手により開放される。ゲッコーの敗北以降は鬼丸の手に渡る。
- 使い手によっては威力も異なり、鬼丸は三日月の力でゲッコーの半月剣以上の破壊力を、満月剣で星ごと粉々にするほどに使いこなしていた。
- 覇王剣のように『使い手の“悪の気”を黒い光の剣に変える』ことができる。鬼丸が限界以上の力を吸収させたことで現れた。
- 最後は、刃の覇王剣に鬼丸のツノと共に破壊された。
- 水魔の太刀
- 水の鬼神レインの持っていた魔剣。
- あらゆる物を貫通し、肉体のみを斬ることが出来る。
- また、水を生み出す力があり、強烈な水弾を放つことも出来る。
- レイン本人以外の存在でも使用可能であるが、威力は使い手に応じて決定される。
- レイン死亡後さやかが使用。
- 炎魔の太刀
- 炎の鬼神バーナーが持っていた魔剣。
- 具体的な能力は不明だが、バーナーが纏わせた炎に包まれた状態では、斬った物を金属すら伝わせて炎上させる他、炎を鞭のように操っていた。
- 剣十郎の木刀
- 刃の母から渡され、織田信長御前試合で刃が使った。
- 柄には父の名前「剣十郎」と書いている。
- 菊一文字
- 織田信長御前試合で六代目沖田総司が使用。
- 物干し竿
- 佐々木小次郎の愛刀。
- 「伸びろ物干し竿」と言うと刀身が伸びる妖刀。小次郎曰く、その伸びには限度がないらしい。また、折れても有効であり、何度でも再生できる。
- 柄紐は獅子の毛で編まれた物で物干し竿の妖気を封じている。柄紐を解くと時空に穴が空きタイムスリップしてしまう。
- 柄紐のほどけ具合で、どの時代へ穴が開いたか分かる。柄紐をほどくと過去へ繋がる穴が開き、結び直すとほどけた分と同じくらいの未来へと繋がる穴が開く。
- 基本的に小次郎の命令でなければ伸びない。
テレビアニメ
1993年4月9日から1994年4月1日までテレビ東京とテレビ北海道との共同制作としてテレビ東京系列で『剣勇伝説YAIBA』として放送された。放映枠はテレビ愛知を除き金曜18時30分から19時00分。テレビ愛知は1993年4月から9月は火曜19時00分から19時30分、同年10月から1994年4月は火曜19時30分から20時00分の枠で放送されたが特別番組による枠移動が頻繁に起きていた。全52話。ストーリーは原作のかぐや編まで。長編のアニメオリジナルなどは特にない。なお、2008年4月におはスタで「週刊少年サンデー創刊50周年記念」ベストセレクションの第1弾として一部の話が再放送される。
スタッフ
- 原作 - 青山剛昌
- 企画 - 伊藤善章、宇佐美廉
- 総監督 - 湯山邦彦
- チーフディレクター - 須藤典彦
- シリーズ構成 - 寺田憲史
- キャラクターデザイン - 松原徳弘
- 色彩設計 - 佐藤和子
- 美術監督 - 金村勝義
- 撮影監督 - 池上元秋
- 音楽 - 田中公平
- 音響監督 - 三間雅文
- 音楽制作 - ユーメックス
- 編集 - 辺見俊夫、山森重之
- アニメーションプロデューサー - 神田修吉
- プロデューサー - 清水睦夫→小林教子、中沢利洋、奥野敏聡
- アニメーション制作 - パステル
- アニメーション協力 - 葦プロダクション、コープ、アニメーション501、カネイプロ、サンシャインコーポレーションオブジャパン、東京キッズ、J.Cスタッフ、イージーフィルム
- 制作協力 - エノキフィルム
- 製作 - テレビ東京、テレビ北海道、小学館プロダクション
主題歌
- オープニングテーマ「勇気があれば」
- 作詞 - 氏神一番 / 作曲 - 大槻セイシロー / 編曲 - カブキロックス&角田英之 / 歌 - カブキロックス
- エンディングテーマ「神智学無き戦い」
- 作詞 - 大槻ケンヂ / 作曲 - 網倉一也 / 編曲・歌 - カブキロックス
放映リスト
話数 | サブタイトル | シナリオ | コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 平成の侍ヤイバ登場! | 寺田憲史 | 湯山邦彦 | 勝亦祥視 | 広田正志 |
2 | よみがえる風神の剣! | 須藤典彦 | 一石小百合 | ||
3 | 雷神の剣/風神の剣 | 山口美浩 | 石丸賢一 | ||
4 | 八鬼・カエル男の襲撃 | 鈴木卓夫 | 重国勇二 | ||
5 | 必殺技せんぷう剣!! | 大橋志吉 | 山口頼房 | 山本裕介 | 向山祐治 |
6 | 恐怖のナメクジ男参上 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | ||
7 | 八鬼・クモ男の弱点!? | 寺田憲史 | 松村康弘 | 中澤一登 | |
8 | 吸血鬼・バットガイ! | 大橋志吉 | 吉田浩 | 広田正志 | |
9 | 鬼丸まんじゅうの秘密 | 静谷伊佐夫 | 関田修 | 遠藤栄一 | |
10 | 天才剣士小次郎復活 | 大橋志吉 | 高橋ナオヒト | 千羽由利子 | |
11 | 剣豪日本一はだれだ!! | 寺田憲史 | 松浦錠平 | 菊地城二 | |
12 | 秘技カミナリ斬り誕生! | 山口美浩 | 吉田俊司 | 石丸賢一 | |
13 | 巨大アンコウ!?鬼丸城潜入 | 静谷伊佐夫 | 木村哲 | 久米一成 | 金子紀男 |
14 | 消えた?強敵カメレオン! | 大橋志吉 | 山本裕介 | 向山祐治 | |
15 | 小次郎が裏切った!? | 寺田憲史 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | |
16 | 四天王最強マシン襲撃! | 松村康弘 | 中澤一登 | ||
17 | 風雷激突!!ヤイバ対鬼丸 | 静谷伊佐夫 | 松浦錠平 | 菊地城二 | |
18 | 伝説の玉をさがせっ!! | 大橋志吉 | 渡辺信一郎 | 村田和也 | 谷口守泰 |
19 | 金の玉は何の玉? | 吉田浩 | 千羽由利子 | ||
20 | 赤龍伝説!!天草四郎現わる! | 寺田憲史 | 松村康弘 | 佐々木敏子 | |
21 | 熱地獄!火炎の玉を奪え!! | 山口美浩 | 石丸賢一 | ||
22 | 天下の大泥棒・ゴエモン | 静谷伊佐夫 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | |
23 | 巨大決戦!大仏vs大阪鬼丸城 | 大橋志吉 | 村田和也 | 一石小百合 | |
24 | 敵か味方か?柳生十兵衛復活! | 寺田憲史 | 湯山邦彦 | 日下直義 | 広田正志 |
25 | 待ちうける罠!?川中島決戦の巻 | 深沢幸司 | |||
26 | 闇の玉は暗黒世界への入口 | 須藤典彦 | 村田和也 | 一石小百合 谷口守泰 | |
27 | 夢を捨てるか!特訓必殺剣 | 広田正志 | 日下直義 | 広田正志 | |
28 | 剛球勝負!弁慶を打ち取れ | 加戸誉夫 | 一石小百合 松岡秀明 | ||
29 | なにっ!伝説の玉が10万個? | 松村康弘 | 佐々木敏子 | ||
30 | 石化の毒針!モンキー芭蕉 | 静谷伊佐夫 | 遠藤徹哉 | 勝亦祥視 | 深沢幸司 |
31 | 目指せ!富士山龍神の玉! | 大地丙太郎 | 武藤裕治 | 藤田宗克 | |
32 | ヤイバ7つの玉を失う!? | 寺田憲史 | 須藤典彦 | 阿部雅司 | 宍戸久美子 |
33 | 非情なる龍神の試練! | 遠藤克己 | 松園公 | 神宮美八子 | |
34 | 消えていく仲間たち | 村田和也 | 一石小百合 | ||
35 | 史上最強!龍神剣!! | 松村康弘 | 佐々木敏子 | ||
36 | 月からの侵略者・女帝かぐや | 仙北實 | |||
37 | 大撃沈!鬼丸浮遊城! | 静谷伊佐夫 | 加戸誉夫 | 阿部雅司 | 河村明夫 |
38 | 東京水攻め大作戦!! | 新田義方 | 竹内昭 | ||
39 | 月星人、ガスタンクと合体!? | 寺田憲史 | 山口美浩 | 松岡秀明 | |
40 | 新龍神伝説誕生!! | 須藤典彦 | 一石小百合 | ||
41 | おなご救出作戦決行! | 大橋志吉 | 須藤典彦 | 村田和也 | 谷口守泰 |
42 | 体を奪われた十兵衛!? | 静谷伊佐夫 | 遠藤徹哉 | 高見明男 | |
43 | さやかピンチ!急げヤイバ | 寺田憲史 | 日高政光 | 阿部雅司 | 宍戸久美子 |
44 | 狙われた龍の巫女・さやか | 松村康弘 | 佐々木敏子 | ||
45 | ゲッコーの逆襲!魔王剣 | 大橋志吉 | 大地丙太郎 | 藤田宗克 | |
46 | ヤイバ、魔王剣に敗れる! | 静谷伊佐夫 | 山口美浩 | 松岡秀明 | |
47 | 鬼丸復活!さやかを救え!! | 寺田憲史 | 遠藤徹哉 | 高見明男 | |
48 | くらえっ!合体技風雷波 | 松村康弘 | 佐藤英一 | 久保博志 | |
49 | かぐや、恐ろしき真の姿! | 大地丙太郎 | 滝川和男 | ||
50 | 絶体絶命!ヤイバ剣を失う | 遠藤徹哉 | 高見明男 | ||
51 | 白き龍神あらわる!! | 松村康弘 | 佐々木敏子 | ||
52 | 鉄ヤイバ、サムライだ! | 須藤典彦 | 谷口守泰 |
ゲーム
テンプレート:Infobox スーパーファミコン、ゲームボーイ、ゲームギアでそれぞれ発売されている。タイトルはすべて『剣勇伝説YAIBA』。
作者の他の作品との関わり
名探偵コナン
- アニメ『剣勇伝説YAIBA』の最終回で、峰家のテレビに江戸川コナンと毛利蘭が映っている。コナンの方でも、第2巻の52ページ、第75巻の62ページに出ているテレビアニメが『YAIBA』である。
- 毛利蘭の携帯電話のストラップにはナマコ男のフィギュアが付いている。
- コナンたちが「ヤイバの大冒険」や「鬼丸クエスト」というゲームソフトで遊んでいるシーンがある。
- 「仮面ヤイバー」が子供に人気のヒーローキャラクターとして登場。『YAIBA』にも一応「仮面ヤイバー」は登場するが、スギ花粉ソルジャーと戦った時に、花粉症になった刃がマスク代わりにさやかの水着を顔に被っただけのものでかなりダサい。
- 少年探偵団と阿笠博士がマツタケ狩りに行った山に十兵衛という名で知られた隻眼のツキノワグマが登場。名前の由来を説明する際、YAIBAの十兵衛がイメージ図で登場。
- 服部静華が中学の頃出場した剣道の大会の優勝者が椿美智子。同じ話で「剣勇伝説」という時代劇がトリックに利用される。
- 服部平次が剣道で耳の裏を傷付けられた相手が京都泉心高校の沖田だった。
- ハロウィンパーティーの参加者の中にクモ男、鬼丸、ゲロ左衛門、カッパのケロ吉がいる。
- コナンたちが観に行った映画「スターブレイドVI」のキャラクターがそれぞれ、ダーク・サシム(二刀流)→ムサシ、ベイ・ジュウ(隻眼)→十兵衛、キササ(長剣の使い手)→佐々木、ダーク・タキオ→沖田(外見は闇の鬼神ダーク)と『YAIBA』のキャラクターを捩ったものになっている。
- 少年探偵団と阿笠博士が訪れた回転寿司屋の名前が「旋風剣」。
- 作中のゲーム「タイタン・ハンター」に、覇王剣と名前も形も全く同じ剣が登場する。
- 後述のOVA作品でコナンが円谷光彦から『YAIBA』のコミックス全24巻を借りている。
まじっく快斗
- 怪盗キッドと宝刀を巡り対決している。ただし、刃は「怪盗キッド」を「かんちょーキッド」と間違っている。技はせんぷう剣だけのときだったらしく、第5から6巻の夜に、登場すると思われる。ちなみに他にはさやか、武蔵、ゲロ左衛門、庄之介、カゲトラ、雷蔵、さやかの母の静香、さやかの祖母の富士、剣十郎、鬼丸までもが登場する。これは『名探偵コナン』の作品としてアニメ化されている(下記参照)。
- 『YAIBA』の最終話に黒羽と中森という名前が出ている。ただし苗字のみなので快斗と青子かは不明。
OVA作品
- 『週刊少年サンデー』で応募者全員サービスで販売されていた、OVA『名探偵コナン コナンvsキッドvsヤイバ 宝刀争奪大決戦!!』では、『名探偵コナン』・『まじっく快斗』の青山漫画キャラクターとの三大共演を成し遂げている。内容は『まじっく快斗』内の宝刀を巡る戦いに『名探偵コナン』のキャラクターを付け加え、アレンジさせたもの。『名探偵コナン』を制作している東京ムービー(現トムス・エンタテインメント)がアニメーション制作を担当。なお、この作品は現在、東宝から発売されているDVD「名探偵コナン SECRET FILE 1」に収録されている。