名探偵モンク

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テンプレート:基礎情報 テレビ番組名探偵モンク』(原題: Monk)は、強迫性障害を患う私立探偵エイドリアン・モンクが事件を解決していくアメリカミステリーコメディドラマシリーズ作品。より原語に近い表記はマンク[1]

概要

アメリカのケーブルテレビ局向けベーシックチャンネルであるUSAネットワーク(USA Network)による制作。一話完結型連続ドラマで数々の賞を獲得している。2002年7月12日に放送を開始し、2009年12月4日まで最終シーズンとなる第8シーズン[2]が放送された。

日本ではWOWOWスターチャンネルで「名探偵Mr.モンク」のタイトルでパイロット版(第1話と第2話)をテレビムービーとして放送、NHK-BS2では2004年3月30日からレギュラー放送を開始、2010年7月には最終第7シリーズ(本国ではシーズン8)を放送した。 ミステリチャンネル(現AXNミステリー)でも2006年10月より放送を始める。BS日テレでは2013年7月5日から2014年2月5日までNHK制作の吹替音声を伴うHDリマスター版が2シーズン分放送された(最終はNHK版「モンク2」第7回)。ソフト化は2003年6月27日から「モンク」のタイトルでビデオレンタルとしてVol.1~6(全13話)が発売されていた。2011年7月6日からレンタル版とセル版のDVDが順次発売されている。

主人公エイドリアン・モンクは、ある事情により休職中の元警察官。優れた観察力、記憶力、洞察力を持つ一方で、強迫性障害を患っておりカウンセリングを受けている。彼の優れた能力や深刻な病状は、ドラマにシリアスさを出すための設定であるが、むしろコメディ的要素として利用される傾向が高い。

NHK版では本国放送とは区切りが異なっている(後述)。本稿では、「第○シリーズ」という表記の場合はNHK版を、「シーズン○」という表記の場合は米国版、日本DVD版をさすものとする。

あらすじ

サンフランシスコ市警の伝説的刑事エイドリアン・モンクは、妻のトゥルーディーを自動車爆弾によって何者かに殺される。その犯人を検挙することができなかったモンクは、強迫性障害がひどくなり、刑事を休職し、自宅に三年間閉じこもる。その後、看護師であるシャローナ・フレミングをアシスタントとして採用し、警察の犯罪コンサルタントとして犯罪、そして様々な恐怖症と戦いながら、復職とトゥルーディー事件の解決を目指す。

登場人物

エイドリアン・モンク
演:トニー・シャルーブ、吹替:角野卓造(NHK版) / 千田光男(WOWOW・スターチャンネル版)
サンフランシスコ市警のコンサルタントとして働く私立探偵。最終シリーズで50歳の誕生日を迎えている。カリフォルニア大学バークレー校を1981年に卒業し(NHK版 第4シリーズ「同窓会殺人事件」)、サンフランシスコ市警の刑事として働いていたが、妻が殺害されたことによって強迫性障害がひどくなったため、休職中。妻の事件の解決と、復職を目指している。
同じ背広を何着も持っており、外出するときは大抵、その背広を着てネクタイはしない。未だに殺された妻との結婚指輪をしている。驚異的な観察力・記憶力・洞察力の持ち主で、殺人現場でのかすかな違和感や証拠品も見逃さない。特に記憶力に関しては絶対的であり、一度でも見たもの、聞いたことは決して忘れず、事件解決に結びつくことが多い。また、生まれた時の記憶も残っていた。本人によると、生まれも育ちもサンフランシスコ。人の持ち物を勝手に整理したときなどに「後で感謝しますよ」と言うが、シャローナは「感謝したことはない」という旨の発言をした。殺人事件の捜査に対する思い入れは強く、「お金じゃない」とまで発言している。モンクの捕まえた容疑者は皆、有罪となっていたが、一度容疑者の弁護士に裁判で敗れ、有罪にできなかったことがあった(NHK版 第7シリーズ「証言台は針のむしろ」)。ちなみにその容疑者は別の事件でモンクに捕まり、有罪になっている。犯人と対峙した際、自分に襲い掛かる犯人を返り討ちにするなど、格闘も決して不得意ではない。拳銃は所有しているが、劇中で持ち出すことは滅多にない。ナタリーによると、警察のコンサルタントとして解決した事件は8年間で120件であり、TVのドキュメンタリー番組で取り上げられたこともあって、後半シリーズでは探偵として一定の名声を得ている。最終シリーズで、症状が軽減されたことを理由に復職したが、同僚の警官の理解も得られなかったこともあり、自ら辞職してコンサルタントに戻った。自分のことを弱い人間(精神的に)と思っており、頻繁に自虐的な発言をするが、ストットルマイヤー警部には「誰よりもタフ」と称された。
非常に多くの恐怖症を抱えているため、自身が苦手としている物が現場や生活環境などに存在すると途端に取り乱し、挙動不審となってしまい、そのことは劇中でたびたび指摘されている。パニックに陥り取り乱すモンクをフォローするのも、アシスタントであるシャローナやナタリーの仕事の一つ。ちなみに、日本版のDVDによると、恐怖症の数は38だという。
たばこは吸わず、酒も滅多に飲まない。裸恐怖症でもあり、異性の魅力に対してはむしろ恐怖感すら抱いている。本人は化学物質が脳に入るのが嫌らしく、投薬治療は行っていない。一度クローガー先生の勧めで新薬を飲んだ際には、性格が豹変し、楽天的であと先考えない言動で周囲を困惑させた。特定の銘柄のミネラルウォーターしか飲まない、料理は調理過程を見たものだけなど、様々なこだわりを持つ。また、ばい菌に対する恐怖は相当であり、握手などのあとにはかならず除菌ティッシュで手を拭いている。頻繁に自宅を掃除し、天井にも掃除機をかけている。数字の10を「キリがいい」という理由で気に入っており、度々10に対するこだわりを語っている。恐怖症などのせいでヌーディストや精神障害者などに対して抵抗があり、差別主義者にすら見えてしまうが、自身と同じ境遇(妻が死んでいるなど)の者に対しては理解を示す。また、一時的に預かった少年を養子にしようとしたり、飼い主と死別した犬を引き取り、最後には直接触れたりもした。
母親は90年代に死亡しており、父親のジャックは少年時代に失踪していたが、後に別の女性と結婚して息子を授かっていたことが判明した。また、ジャックはトラックの運転手をしている。
推理を披露するときの「経緯はこうです」が決め台詞。
トゥルーディー・モンク
演:ステリーナ・ルジッチメロラ・ハーディン(第2シリーズ以降)、吹替:佐々木優子
モンクの妻。故人。ジャーナリストだったが、1997年のクリスマスに自動車爆弾によって殺害された。旧姓はエリソン。父親はテレビ番組のプロデューサーをしており、モンクに事件の依頼をしたこともある。
モンクとは学生時代からの付き合いで、彼の些細なこだわりを含めた全てをその愛で包み込んでいた。彼女との結婚はモンクにとって最高の出来事であり、結婚生活は人生でもっとも幸せなものだったが、彼女の死によってそれは終わってしまい、モンクを精神的に追い詰めることとなる。彼女の死はモンクの強迫性障害を悪化させることとなったが、同時に彼の原動力にもなっている。学生時代から詩を書いており、モンクにも詩をおくっている。彼女の遺品はモンクによって大切に保管されている。
サンフランシスコのモンクの自宅にはいまも写真が飾られ、テーブルのわずかなズレすらも彼女の名残の一つとして保存されている。彼女の殺害現場である地下駐車場にはモンクが何度も訪れていたが、後に取り壊されて公園に整備されている。
故人のため、回想やモンクの夢など登場するシーンは少ないが、重要な人物である。
シャローナ・フレミング
演:ビティ・シュラム、吹替:三鴨絵里子(NHK版) / 勝生真沙子(WOWOW・スターチャンネル版)
モンクのアシスタントで、元看護士。夫とは離婚している。妹がおり、殺人事件の濡れ衣を着せられたこともあった(NHK版 第1シリーズ「スター誕生」)。多少強引なところもあるが、面倒見がよく、モンクのために警察側に意見することもある。劇中でモンクのことを「エイドリアン」と呼ぶ数少ないうちの一人である。NHK版第2シリーズの途中で元夫トレバーと再婚し、息子ベンジーを連れてニュージャージーに引っ越したため、アシスタントを辞職。彼女が辞めた際、モンクはひどく落ち込み、「ただのアシスタントじゃない」、「命の恩人」などと語っていた。最終シリーズでおじの死をきっかけに、サンフランシスコに帰ってきた。その際、ナタリーと険悪な仲になるが、のちに和解した。再婚した夫とはまた離婚しており、その後ディッシャーと交際しだした。
ベンジャミン・"ベンジー"・フレミング
演:ケーン・リチョット、マックス・モロー、吹替:田谷隼
シャローナのひとり息子。モンクの行動にもある程度理解を示し、モンクも彼のことは息子のように可愛がっていたが、モンクからの誕生日プレゼントは、毎年不評だったらしい。最終シリーズで再登場したシャローナによると、大学を選ぶ歳になったという。
ナタリー・ティーガー
演:トレイラー・ハワード、吹替:藤貴子
シャローナの後任のモンクのアシスタント。不審者に自宅に押し入られ、その事件の解決をモンクに依頼したのがきっかけでモンクと知り合う(NHK版 第2シリーズ「求む!アシスタント」)。夫は海軍のパイロットだったが、死別している。家にはまだ夫の遺品である軍服がある。最終シリーズでは夫の元同僚と交際していた。
実は世界第三位のシェアを誇る歯磨き粉会社の社長令嬢である事が判明するが、ナタリー自身は両親と険悪な仲であり、援助は一切受けていない。その後、両親との仲は改善されたようである(NHK版 第3シリーズ「花婿 危機一髪」など)。性格は甲斐甲斐しくよく気が利くが、気が強く口を挟むことも多い。アシスタントとしてモンクから支払われている給料はあまり高くないようで、よく不払いや替わりの支払いをさせられて不満を漏らしている。アシスタントという立場でありながら、モンクの代わりに買い出しをし、家事をし、時間外の呼び出しをもされてこき使われている。よって彼女の存在は前任のシャローナ同様、モンクにとって非常に重要となっている。給料がシャローナより安かったことを知った際には、即座に賃上げを要求していた。
モンクとは仲がよく、年の離れた夫婦にも見えなくはないが、お互いに恋愛感情はない。また、アシスタントになった当初は、モンクを理解できずに口論になることも多かったが、最終シリーズではシャローナに「よくやってる」、「天使みたい」などと絶賛された。
犯人に苗字のスペルを間違えられることが多い(NHK版 第2シリーズ「占拠された選挙」など)。
ジュリエット・"ジュリー"・ティーガー
演:エミー・クラーク、吹替:佐藤香織
ナタリーのひとり娘。モンクとも家族ぐるみの付き合いをしている。初登場時には11歳。最終シリーズで大学の演劇科を受験し、合格している。
リーランド・ストットルマイヤー警部
演:テッド・レビン、吹替:坂部文昭(NHK版) / 有本欽隆(WOWOW・スターチャンネル版)
サンフランシスコ市警殺人課の警部。モンクの刑事時代の上司で、友人。彼がモンクに殺人事件の捜査を依頼することが多く、モンクの主な仕事がそれ。殺人課には一室が与えられていて、記者会見も彼が担当している。最初の妻には結婚5日目で逃げられ、次の妻であり20年連れ添ったカレンには離婚され、リンダという女性と再婚を考えるも、その彼女が殺人事件を起こしてしまい、それが成し遂げられないなど、女性に縁がない。カレンとの間に息子が二人いる。最終シリーズでT.Kという女性と再々婚するが、彼女の本名は奇しくも「トゥルーディー」であった。モンクからは祝福の言葉を贈られている。
激昂しやすい性格で、不満があると怒鳴ったり手をだしたりすることもある。モンクの一番の理解者であり、彼の推理力には絶対的な信頼をよせている。モンクを休職させた張本人であると同時に、モンクの完全な状態での復職を望んでおり、積極的に上層部に進言することもある。モンク自身も親友だと語っている。一般人には理解しがたいモンクの行動にもある程度理解を示すが、他の重大事件にかかりきりの時にはモンクにもそっちを優先するように指示する場面がある。モンクが配属されてから二週間で四人目の相棒であり、それ以来の付き合い。
ランドール・ディッシャー警部補
演:ジェイソン・グレイ=スタンフォード、吹替:関俊彦(NHK版・WOWOW・スターチャンネル版)
ストットルマイヤー警部の部下。とんちんかんな推理やドジが多く、周囲を呆れさせることも少なくないが、子供に対しても優しく、犯罪を許さない正義感はモンクや警部にも劣らない。学生時代の友人達とバンド活動をしていたが、他のメンバーと意見が合わず、解散したらしい。農場主で豚を溺愛するおじがいたが、知り合いとトラブルになり殺害されてしまった(NHK版 第4シリーズ「モンク農場を行く」)。
好意を抱いているシャローナにいつもあしらわれていたが、最終シリーズで再登場したシャローナとついに恋仲になる。さらに、最終話でニュージャージーの警察署長に就任した。
Dr. チャールズ・クローガー
演:スタンリー・カメル、吹替:池田勝(NHK版) / 岡部政明(WOWOW・スターチャンネル版)
モンクかかりつけの精神分析医。息子がいる。モンクはセラピーの最中に事件の相談などもしており、クローガー自身、モンクの言動に苦労しつつも、良好な関係を維持していた。自分の患者が殺人事件の容疑者になったときは、責任を感じて引退しようとした。長年モンクの主治医を務めていたが、役者の死亡を受けて作品内でも死亡扱いとなった。
演じたカメルはNHK放送の海外ドラマでは『ビバリーヒルズ青春白書』でも知られる。NHKで第5シリーズ(本国ではシーズン6)第2話が放送された2008年4月8日に、心臓発作のため死去。同シーズン第14話「芸術は爆発だ!」がテレビ番組ではカメル最後の出演作となった。
Dr. ベル
演:ヘクター・エリゾンド、吹替:稲垣隆史
モンクの新しいかかりつけの精神分析医。精神科医としては優秀で、初対面であるにもかかわらず、モンクに握手の後にティッシュを渡した。セラピーの最中によく教訓話をするが、モンクは快く思っていないようである。
ハロルド・クレンショー
演:ティム・バグリー、吹替:村田則男
クローガー医師の患者でモンクにとっては天敵的存在。おなじく強迫性障害を患っている模様。また、極度の高所恐怖症で、モンク曰く「カーペットの厚さが変るだけでもめまいをおこす」らしい。モンクとは常に張り合うような態度を取っており、顔をあわせるといつも口げんかになってしまう。モンクはクレンショーが巻き込まれた事件を解決した事もあるが、発砲されたクローガーを身を挺(てい)して守って感謝されたり、有名人と間違えられて賞賛されたりと、モンクの望まない結果に終わることが多い。クローガー医師の死後、クレンショーに秘密にしていたベル医師の名前は、第6シリーズ(本国ではシーズン7)最終話でナタリーがうっかり漏らしてしまった。その後、ベル医師の患者となり、グループセラピーを受けた際にはいつものようにモンクと悪口の言い合いになったが、そのときの事件によって長く対立していたモンクと和解し、彼のためにベル医師とのセッションを別の曜日に移した。
ケビン・ドーフマン
演:ジャレッド・ポール、吹替:桐本琢也
モンクの自宅の上階の住人。婚約者に殺されかけたことがあるが、モンクに救われた。それ以前からモンクとは交流があったらしく、彼の恐怖症も少なからず理解している模様。明るくて気のいい性格だが、空気を読めないことも多々あり、モンクが迷惑がることもあった。シャローナやナタリーが不在のときに、何度か彼女らに代わってモンクの手伝いをしにきていた。モンクの数少ない理解者の一人だったが、公認会計士として働いていた第7シリーズで、クライアントの不正につながる事実を指摘して殺害されてしまった。
デール・バイダーベック
演:ティム・カリー、吹替:銀河万丈
「クジラのデール」と呼ばれる、サンフランシスコの大富豪。莫大な資産を有し、政治家などにも指示をだせる陰の大物。かなり陰険な性格で、個人情報を集めて弱みを握ることを趣味にしている。自分で立てないほどの巨体で、ベッドに寝たきり生活をしている。昔、トゥルーディーと裁判で争ったことがあり、その過程でモンク夫妻は多くの財産を失うこととなったため、モンクとは因縁の関係。
殺人事件を起こし、それをモンクに見破られて逮捕されたが、刑務所でも優雅な暮らしを続けていた。刑務所内で起きた殺人事件の容疑者にされかけて、モンクに事件解決を依頼したこともあった。その後、モンクを冤罪で陥れようとしたが、失敗し、質素な生活を余儀なくされた。
トゥルーディー殺害事件の真相を知っているらしく、自身の依頼を解決した報酬として、モンクに情報を与えた。
アンブローズ・モンク
演:ジョン・タトゥーロ、吹替:津村鷹志
モンクの兄弟で広場恐怖症。そのため重度の引きこもりで実家から一歩も外に出ようとはしない。エイドリアンと同じく驚異の記憶力と観察力をもつ。言動には幼児性が見られる。エイドリアンとは「ある出来事」を境に疎遠となったが、妻を喪ったエイドリアンの心情に深く共感を示す。失踪した父親の言いつけを守り、古新聞をため込んで一階を占拠している。仕事は電化製品の説明書などの執筆をしている。七カ国語に精通し、中国語も勉強中。ある理由から、義妹にあたるトゥルーディーの事件に責任を感じており、モンクと長らく連絡をとっていなかった。一度は広場恐怖症を克服し、トゥルーディーの墓参りをしたが、その後はまた引きこもり生活を続けている模様。
正確にはモンクの「兄」であるが、NHK版第2シリーズ、DVDでは何故か弟とされていた。その後、第6シリーズで兄に修正された。

放送局

  • USA ネットワーク(アメリカ)
    • シーズン 1(全12話) 2002年7月12日 - 2002年10月18日 (金曜日 10 PM EST
    • シーズン 2(全16話) 2003年6月20日 - 2004年3月5日 (金曜日 10 PM EST)
    • シーズン 3(全16話) 2004年6月18日 - 2005年3月4日 (金曜日 10 PM EST)
    • シーズン 4(全16話) 2005年7月8日 - 2006年3月17日 (金曜日 10 PM EST)
    • シーズン 5(全16話) 2006年7月7日 - 2007年3月2日 (金曜日 10 PM EST)
    • シーズン 6(全16話) 2007年7月13日 - 2008年2月22日 (金曜日 10 PM EST)
    • シーズン 7(全16話) 2008年7月18日 - 2009年2月20日 (金曜日 9 PM EST)
    • シーズン 8(全16話) 2009年8月7日 - 2009年12月4日 (金曜日 9 PM EST)
  • NHK BS2(日本)
    • 名探偵モンク(全21話)
      • シーズン 1 2004年3月30日 - 2004年6月15日 (火曜日 10 PM JST
      • シーズン 2(9話) 2004年6月22日 - 2004年9月7日 (火曜日 10 PM JST)
    • 名探偵モンク2(全23話)
      • シーズン 2(7話) 2005年3月29日 - 2005年5月10日 (火曜日 10 PM JST)
      • シーズン 3 2005年5月17日 - 2005年9月6日 (火曜日 10 PM JST)
    • 名探偵モンク3(全16話)
      • シーズン 4 2006年4月4日 - 2006年7月18日 (火曜日 10 PM JST)
    • 名探偵モンク4(全15話)
      • シーズン 5 2007年4月3日 - 2007年7月10日 (火曜日 11 PM JST)
    • 名探偵モンク5(全16話)
      • シーズン 6 2008年4月1日 - 2008年7月22日 (火曜日 11 PM JST)
    • 名探偵モンク6(全16話)
      • シーズン 7 2009年4月6日 - 2009年7月20日 (月曜日 8 PM JST、翌火曜日 11 PM JST 再放送)
    • 名探偵モンク7(全16話)
      • シーズン8  2010年4月6日 - 2010年7月20日 (火曜日 11 PM JST)
  • BBC TWO (イギリス)ほか世界40カ国以上で放送

DVD

  • ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン
    • レンタル
      • シーズン1 2011年7月6日 Vol.1-6(全12話)レンタル開始
      • シーズン2 2011年8月3日 Vol.1-4(第1話-第8話)、8月24日 Vol.5-8(第9話-第16話)レンタル開始
      • シーズン3 2011年9月2日 Vol.1-4(第1話-第8話)、9月22日 Vol.5-8(第9話-第16話)レンタル開始
      • シーズン4 2012年1月13日 Vol.1-4(第1話-第8話)、1月25日 Vol.5-8(第9話-第16話)レンタル開始
      • シーズン5 2012年2月3日 Vol.1-4(第1話-第8話)、2月22日 Vol.5-8(第9話-第15話)レンタル開始
      • シーズン6 2012年7月4日 Vol.1-4(第1話-第8話)、7月25日 Vol.5-8(第9話-第16話)レンタル開始
      • シーズン7 2012年8月3日 Vol.1-4(第1話-第8話)、8月22日 Vol.5-8(第9話-第16話)レンタル開始
      • シーズン8 2012年9月5日 Vol.1-4(第1話-第8話)、9月26日 Vol.5-8(第9話-第16話)レンタル開始
    • セル
      • シーズン1 2011年7月6日 DVD-BOX(全12話)発売
      • シーズン2 2011年8月24日 DVD-BOX(全16話)発売
      • シーズン3 2011年9月22日 DVD-BOX(全16話)発売
      • シーズン4 2012年1月25日 DVD-BOX(全16話)発売
      • シーズン5 2012年2月22日 DVD-BOX(全15話)発売
      • シーズン6 2012年7月25日 DVD-BOX(全16話)発売
      • シーズン7 2012年8月22日 DVD-BOX(全16話)発売
      • シーズン8 2012年9月26日 DVD-BOX(全16話)発売

放送リスト

NHK版では連続放送の区切りが異なっている。米国のシーズン1〜シーズン2の8話までがNHK版第1シリーズ、シーズン2の9話からシーズン3最終話までがNHK版第2シリーズ、シーズン4以降はシリーズ数が1つずつずれて放映された。日本で発売されているDVDや2013年のBS日テレでの放送では、米国と同じ区切りで収録・放送されている。

米国・日本版DVDなど NHK版
シーズン1 第1シリーズ
シーズン2#1 - #8
シーズン2#9 - シーズン3最終話 第2シリーズ
シーズン4 第3シリーズ
シーズン5 第4シリーズ
シーズン6 第5シリーズ
シーズン7 第6シリーズ
シーズン8 第7シリーズ
  • 名探偵モンク3(NHK版 第3シリーズ/本国シーズン4)
    • 第1話:「迷探偵 対決!」 Mr.MONK and the Other Detective
    • 第2話:「モンクの父帰る!?」 Mr.MONK Goes Home Again
    • 第3話:「名探偵ナタリー」 Mr.MONK Stays in Bed
    • 第4話:「新入社員モンク」 Mr.MONK Goes to the Office
    • 第5話:「酩酊(めいてい)モンク」 Mr. MONK Gets Drunk
    • 第6話:「幻の女」 Mr. MONK and Mrs. MONK
    • 第7話:「花婿 危機一髪」 Mr.MONK Goes to a Wedding
    • 第8話:「幼馴染(なじみ)はほろ苦い」 Mr.MONK and Little Monk
    • 第9話:「ホワイトクリスマス」 Mr.MONK and the Secret Santa
    • 第10話:「消えたスーパーモデル」 Mr. MONK Goes to a Fashion Show
    • 第11話:「ここはどこ 私はだれ?」 Mr. MONK Bumps His Head
    • 第12話:「警部 キレる」 Mr.MONK and the Captain’s Marriage
    • 第13話:「夢の100万ドル」 Mr.MONK and the Big Reward
    • 第14話:「宇宙トリック」 Mr.MONK and the Astronaut
    • 第15話:「歯医者さんは大嫌い」 Mr.MONK Goes to the Dentist
    • 第16話:「評決に異議あり」 Mr.MONK Gets Jury Duty
  • 名探偵モンク4(NHK版 第4シリーズ/本国シーズン5)
    • 第1話:「もうひとりのモンク」 Mr.MONK and the Actor
    • 第2話:「悪夢のゴミ戦争」 Mr.MONK and the Garbage Strike
    • 第3話:「憧れのトロフィー」 Mr.MONK and the Big Game
    • 第4話:「モンク・イン・ザ・ダーク」 Mr.MONK Can’t See A Thing
    • 第5話:「85セントの名刺」 Mr.MONK, Private Eye
    • 第6話:「同窓会殺人事件」 Mr.MONK and the Class Reunion
    • 第7話:「クローガー先生 引退」 Mr.MONK Gets a New Shrink
    • 第8話:「警部の息子が家出!?」 Mr.MONK Goes to a Rock Concert
    • 第9話:「再会」 Mr.MONK Meets His Dad
    • 日本未放映:Mr. Monk and the Leper(ハンセン病患者に対し、モンクが差別的な言葉を連呼する場面がある。日本版DVDにも未収録。)
    • 第10話:「モンクに親友」 Mr.MONK Makes a Friend
    • 第11話:「転職で天職」 Mr.MONK Is at Your Service
    • 第12話:「ただいま本番中」 Mr.MONK Is on the Air
    • 第13話:「モンク農場を行く」 Mr.MONK Visits a Farm
    • 第14話:「予告殺人」 Mr.MONK and the really, really dead guy
    • 第15話:「鼻血が止まらない!」 Mr.MONK Goes to the Hospital
  • 名探偵モンク5(NHK版 第5シリーズ/本国シーズン6)
    • 第1話:「迷コンビ誕生」 Mr.MONK and His Biggest Fan
    • 第2話:「ブラザー殺しだぜ」 Mr.MONK and the Rapper(この回のOPは通常OPのラップバージョンである)
    • 第3話:「恐怖のヌーディスト」 Mr.MONK and the Naked Mans
    • 第4話:「警部の恋」 Mr.MONK and the Bad Girlfriend
    • 第5話:「恋のレッスン」 Mr.MONK and the Birds and the Bees
    • 第6話:「ディッシャーの大手柄?」 Mr. Monk and the Buried Treasure
    • 第7話:「えっ? アイツがヒーロー!?」 Mr. Monk and the Daredevil
    • 第8話:「一事不再理の壁」 Mr. Monk and the Wrong Man
    • 第9話:「瞳に魅せられて」 Mr. Monk Is Up All Night
    • 第10話:「サンタコロ~ス」 Mr. Monk and the Man Who Shot Santa
    • 第11話:「迷える子羊」 Mr. Monk Joins a Cult
    • 第12話:「強盗銀行」 Mr. Monk Goes to the Bank
    • 第13話:「いとしのジュリー」 Mr. Monk and the Three Julies
    • 第14話:「芸術は爆発だ!」 Mr. Monk Paints His Masterpiece
    • 第15話:「謎の凶弾(前編)」 Mr. Monk Is on the Run (Part One)
    • 第16話:「謎の凶弾(後編)」 Mr. Monk Is on the Run (Part Two)
  • 名探偵モンク6(NHK版 第6シリーズ/本国シーズン7)
    • 第1話:「新居がボコボコ」 Mr. Monk Buys a House
    • 第2話:「死者との約束」 Mr. Monk and The Genius
    • 第3話:「天国から真っ逆さま」 Mr. Monk Gets Lotto Fever
    • 第4話:「野獣モンク」 Mr. Monk Takes a Punch
    • 第5話:「深く静かに潜航せよ」 Mr. Monk is Underwater
    • 第6話:「悲恋」 Mr. Monk Falls in Love
    • 第7話:「100回目の罠(わな)」 Mr. Monk's 100TH Case
    • 第8話:「ピョン太はともだち」 Mr. Monk Gets Hypnotized
    • 第9話:「信じる者は救われる!?」 Mr. Monk and the Miracle
    • 第10話:「えっ? 弟!?」 Mr. Monk's Other Brother
    • 第11話:「ふんだり けったり」 Mr. Monk on Wheels
    • 第12話:「まぼろしの母」 Mr. Monk and the Lady Next Door
    • 第13話:「タッチダウンパス」 Mr. Monk Makes the Playoffs
    • 第14話:「恨み節だよ 人生は」 Mr. Monk and the Bully
    • 第15話:「消されて焼かれて!?」 Mr. Monk and the Magician
    • 第16話:「その取り壊し待った!」 Mr. Monk Fights City Hall
  • 名探偵モンク7(NHK版 第7シリーズ/本国シーズン8)
    • 第1話:「堕ちた偶像」 Mr.MONK's Favorite show
    • 第2話:「ひまわりが散った」 Mr. MONK and the Foreign Man
    • 第3話:「モンクは宇宙人?」 Mr. MONK and the UFO
    • 第4話:「そっくりさんは殺し屋」 Mr. MONK is Someone Else
    • 第5話:「証言台は針のむしろ」 Mr. MONK Takes the Stand
    • 第6話:「ブチ切れナタリー」 Mr. MONK and the Critic
    • 第7話:「ブードゥーの呪い」 Mr. MONK and the Voodoo Curse
    • 第8話:「昨日の敵は今日の友」 Mr. MONK Goes to Group Therapy
    • 第9話:「びっくりパーティー」 Happy Birthday, Mr. MONK
    • 第10話:「ナタリーVSシャローナ」 Mr. MONK and Sharona
    • 第11話:「犬と暮らせば」 Mr. MONK and the Dog
    • 第12話:「復職審査」 Mr. MONK Goes Camping
    • 第13話:「警部の再々婚」 Mr. MONK Is the Best Man
    • 第14話:「お帰りモンク刑事」 Mr. MONK and the Badge
    • 第15話:「トゥルーディの真実(前編)」 Mr. Monk and the End (Part One)
    • 第16話:「トゥルーディの真実(後編)」 Mr. Monk and the End (Part Two)

受賞

エミー賞

  • 2003年 主演男優賞(コメディ部門) トニー・シャルーブ
  • 2003年 メインタイトルテーマ音楽賞 ジェフ・ビール
  • 2004年 ゲスト男優賞(コメディ部門) ジョン・タトゥーロ 「おかしな兄弟」 Mr.MONK and the Three Pies
  • 2004年 メインタイトルテーマ音楽賞 ランディ・ニューマン It's a Jungle Out There
  • 2005年 主演男優賞(コメディ部門) トニー・シャルーブ
  • 2006年 主演男優賞(コメディ部門) トニー・シャルーブ
  • 2007年 ゲスト男優賞(コメディ部門) スタンリー・トゥッチ 「もうひとりのモンク」 Mr.MONK and the Actor

ゴールデングローブ賞

  • 2003年 男優賞(ミュージカル・コメディ部門) トニー・シャルーブ

SAGアウォーズ(全米俳優協会賞)

  • 2004年 男優賞(コメディ部門) トニー・シャルーブ
  • 2005年 男優賞(コメディ部門) トニー・シャルーブ

その他・備考

ウェビソード

ウェビソード (Webisode) とは、ウェブサイト上で公開される数分程度の動画の短編ドラマシリーズ。名探偵モンクのウェビソードは7話作られている[1]。日本版DVDシーズン5に映像特典として4本が英語音声・日本語字幕の状態で収録された。

  • Mr. Monk and Dr. Kroger (モンクとクローガー先生)
  • Mr. Monk and the Computer (モンクとコンピューター)
  • Mr. Monk and the Blood Test (モンクと血液検査)
  • Mr. Monk Goes to the Gym (モンク ジムへ行く)
  • Mr. Monk and the Book Signing
  • Mr. Monk at the Party
  • Mr. Monk at the Diner

また、2009年にはエイドリアン・モンクの子供時代を描いた全10話のウェビソード Little Monk も作られている[2]

  • Little Monk and the Missing Bracelet
  • Little Monk and the Business Boys
  • Little Monk and the New Kid
  • Little Monk and the Rubber Ball
  • Little Monk and the Monk Cousin
  • Little Monk and the Geography Bee
  • Little Monk and the Saturday Rehearsal
  • Little Monk and the Balloon
  • Little Monk and the Talent Show
  • Little Monk and the Little Trophy

出版物

アメリカ本国では、公式エピソード・ガイド本が出版されている。

  • Monk: The Official Episode Guide (2006年6月、ISBN 0312354614)

このドラマの幾つかのエピソードを担当した脚本家リー・ゴールドバーグによるオリジナル小説が、2006年より刊行されている。

  • 名探偵モンク/モンク、消防署に行く Mr. Monk Goes to the Firehouse (2006年1月)
  • Mr. Monk Goes to Hawaii (2006年7月)
  • 名探偵モンク/モンクと警官ストライキ Mr. Monk and The Blue Flu (2007年1月)
  • Mr. Monk and the Two Assistants (2007年7月)
  • Mr. Monk in Outer Space (2007年10月)
  • Mr. Monk Goes to Germany (2008年7月)
  • Mr. Monk is Miserable (2008年12月)
  • Mr. Monk and the Dirty Cop (2009年7月)

その他

  • 主人公エイドリアン・モンクを演じるトニー・シャルーブの妻で女優のブルック・アダムス (Brooke Adams) は、『名探偵モンク』に通算5話出演している。
    • 名探偵モンク  第12話「完全犯罪への秒読み」 - レイ役
    • 名探偵モンク2 第23話「パパになりたい」 - Abigail Carlisle役
    • 名探偵モンク4 第13話「モンク農場を行く」 - 保安官役
    • 名探偵モンク6 第7話「100回目の罠(わな)」 - レイ役(「完全犯罪への秒読み」と同じ役)
    • 名探偵モンク7 第14話「お帰りモンク刑事」 - 猫のことで通報した女性役
  • 日本語吹替え版で主人公エイドリアン・モンクを演じる角野卓造の妻倉野章子は、ナタリーの母ペギー・ダヴェンポート(ホランド・テイラー)の日本語吹替えを担当している。出演話数は2話。
    • 名探偵モンク3 第7話「花婿 危機一髪」
    • 名探偵モンク4 第11話「転職で天職」

脚注

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外部リンク

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