メタルヒーローシリーズ
メタルヒーローシリーズは、1982年3月5日から1999年1月24日までの17年にわたってテレビ朝日系列で放送された、東映制作の特撮ヒーローアクションドラマシリーズ。
目次
概要
主人公がおおむね光沢のある金属質のボディを持った連続する作品群であることから、ファンからこのように呼称され、後に製作側も使用するシリーズ名になった。当初は作品名と同じ名前を持つ主人公単独のヒーロー物であったが、『特警ウインスペクター』以降は集団ヒーロー物となり、『ビーロボカブタック』と『テツワン探偵ロボタック』はコミカルな要素が強い作風になっている。作品の多くが警察のようなグループに所属しており仕事として活動を行っている場合が多い。
公式には『宇宙刑事ギャバン』(1982年)から『テツワン探偵ロボタック』(1998年)までの17作品がメタルヒーローとされている[1]。その一方で『ビーファイターカブト』までとは作風が異なる『ビーロボカブタック』および『テツワン探偵ロボタック』をメタルヒーローに含まないという見解も存在するテンプレート:Refnest。また、一部の作品のヒーローは金属質ではないボディを持っており、その1つである『世界忍者戦ジライヤ』は過去にバンダイから販売されたメタルヒーローの総集編ビデオにも収録されないなど、一時期はメタルヒーローとして扱われていなかったテンプレート:Refnest。
シリーズ初期の数年間は、ウルトラシリーズ(円谷プロダクション)や仮面ライダーシリーズ(東映)など有力な特撮作品が休止されていた時期と重なっている。また、それら旧来の特撮作品や、継続中だったスーパー戦隊シリーズ(東映)とは差別化されたヒーロー像を構築していた。それらのことから、一時期は多くのファンを獲得し、日本の特撮ヒーロー番組を代表するシリーズの1つとなった。当シリーズのレギュラー放送が終了して久しいが、21世紀に入ってスーパー戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズとのクロスオーバー作品や単独作品の映画が制作されていることもあり、知名度は今も衰えていない。なお、当シリーズ開始とほぼ同時に東映不思議コメディーシリーズ(当時は『ロボット8ちゃん』)がスタートした。
世界観
前述のようにシリーズ全体に共通する要素は少ないが、その一方でいくつかの作品では世界観の共有も見られる(以下例)。
- 「宇宙刑事シリーズ」(『宇宙刑事ギャバン』『宇宙刑事シャリバン』『宇宙刑事シャイダー』)
- 別作品の主人公がゲスト出演する他[2]、大山小次郎・星野月子・コム長官など共通するキャラクターが登場。
- 「レスキューポリスシリーズ」(『特警ウインスペクター』『特救指令ソルブレイン』『特捜エクシードラフト』[3])
- 別作品の主人公がゲスト出演する他、正木俊介など共通するキャラクターが登場。
- 「ビーファイターシリーズ」(『重甲ビーファイター』『ビーファイターカブト』)
- 別作品の主人公がゲスト出演する他、老師グルなど共通するキャラクターが登場。
世界観の共有こそ明言されていないものの、シリーズ中の異なる作品の登場人物が競演することもある(以下例)。
- 「宇宙刑事シリーズ」と『巨獣特捜ジャスピオン』
- 「宇宙刑事シリーズ」で主人公たちが所属していた「銀河連邦警察」と同様の名称の「銀河連邦」という用語が『巨獣特捜ジャスピオン』に登場する。
- 『世界忍者戦ジライヤ』と『機動刑事ジバン』
- 『機動刑事ジバン』31話に『世界忍者戦ジライヤ』のレギュラーキャラクター・山地学が登場する。
- 『特捜ロボ ジャンパーソン』と『ブルースワット』と『重甲ビーファイター』
- 『重甲ビーファイター』の最終回特番(52話と最終話)にて、3作品の主人公たちが競演する。
- 「ビーファイターシリーズ」と『ビーロボカブタック』
- 『ビーロボカブタック クリスマス大決戦!!』で人形が実体化する形で「ビーファイターシリーズ」の主人公が登場。
- 『ビーロボカブタック』と『テツワン探偵ロボタック』
- 『テツワン探偵ロボタック&カブタック 不思議の国の大冒険』でカブタックとロボタックが共演。ただし、テレビシリーズとは異なるパラレルワールドを舞台とした作品。
またシリーズ終了後、「宇宙刑事シリーズ」は、スーパー戦隊シリーズとのクロスオーバーを頻繁に行っている(以下例)。
- 『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』
- シリーズ30周年記念も兼ねて、初代の宇宙刑事ギャバンが、スーパー戦隊シリーズ第35作『海賊戦隊ゴーカイジャー』と共演。『宇宙刑事ギャバン THE NOVEL』でも存在が語られている。
- 『特命戦隊ゴーバスターズ』
- スーパー戦隊シリーズ第36作。第31・32話で2代目ギャバンと共演したほか、「テレビマガジン」(同年10月号付録DVD)では初代ギャバンと共演。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』
- 2代目ギャバンを始めとするメタルヒーローが、スーパー戦隊シリーズ第37作『獣電戦隊キョウリュウジャー』や平成仮面ライダーシリーズ第14作『仮面ライダーウィザード』など複数の戦隊や仮面ライダーと共演。
テレビシリーズ
放送話数および通算回数はレギュラーシリーズのみのカウントとし、特別編は別カウントとする。※印は「コミカルチェンジロボ」関連作品でもある。
- 宇宙刑事ギャバン(1982年3月5日 - 1983年2月25日、全44話)
- 宇宙刑事シャリバン(1983年3月4日 - 1984年2月24日、全51話・通算95回)
- 宇宙刑事シャイダー(1984年3月2日 - 1985年3月8日、全48話・特別編1話・通算143回)…本編最終話の翌週に特別編を放送
- 巨獣特捜ジャスピオン(1985年3月15日 - 1986年3月24日、全46話・通算189回)
- 時空戦士スピルバン(1986年4月7日 - 1987年3月9日、全44話・通算233回)
- 超人機メタルダー(1987年3月16日 - 1988年1月17日、全39話・通算272回)
- 世界忍者戦ジライヤ(1988年1月24日 - 1989年1月22日、全50話・通算322回)
- 機動刑事ジバン(1989年1月29日 - 1990年1月28日、全52話・通算374回)
- 特警ウインスペクター(1990年2月4日 - 1991年1月13日、全49話・通算423回)
- 特救指令ソルブレイン(1991年1月20日 - 1992年1月26日、全53話・通算476回)
- 特捜エクシードラフト(1992年2月2日 - 1993年1月24日、全49話・通算525回)
- 特捜ロボ ジャンパーソン(1993年1月31日 - 1994年1月23日、全50話・通算575回)
- ブルースワット(1994年1月30日 - 1995年1月29日、全51話・通算626回)
- 重甲ビーファイター(1995年2月5日 - 1996年2月25日、全51話・特別編2話・通算677回)…本編最終話の翌週から2週連続で特別編を放送
- ビーファイターカブト(1996年3月3日 - 1997年2月16日、全50話・通算727回)
- ビーロボカブタック(1997年2月23日 - 1998年3月1日、全52話・通算779回)※
- テツワン探偵ロボタック(1998年3月8日 - 1999年1月24日、全45話・通算824回)※
- シリーズ通算827回放送(レギュラー824回、特別編3回)。
放送時間
当初は毎週金曜日19時台後半のゴールデン枠に放映されていたが、シリーズ第4作である『巨獣特捜ジャスピオン』以降複数回にわたって放送時間枠が変更され、シリーズ第8作の『機動刑事ジバン』の途中で日曜日8時台前半の朝枠に落ち着いた。
翌週に特別番組などが割り込む場合、ゴールデン枠放送時代のキー局及び同時ネット地域では、次回予告をせずその特別番組の番宣を流し、特別番組放送時に次回予告を流している。朝枠放送時代及び遅れネット地域では割り込みがあっても基本的にそのまま次回予告を流している。
朝枠に移動する時期前後、一部地域では、ローカル番組編成のため、遅れネットとなったり、未放送になったりする局も発生していた(詳細)。関西地区(ABCテレビ)では朝枠に移行後の『世界忍者戦ジライヤ』以後、全国高校野球選手権大会中継の影響で、年1 - 2話分が未放映のままになるという状況が1999年度まで続いた。
放送時間枠の変遷
- 1982年3月5日(ギャバン第1話・通算第1回) - 1985年12月27日(ジャスピオン第34話・通算第177回)…毎週金曜19:30 - 20:00
- 1986年1月6日(ジャスピオン第35話・通算第178回) - 1987年9月14日(メタルダー第24話・通算第257回)…毎週月曜19:00 - 19:30
- 1987年10月4日(メタルダー第25話・通算第258回) - 1989年3月26日(ジバン第9話・通算第331回)…毎週日曜9:30 - 10:00
- 1989年4月2日(ジバン第10話・通算第332回) - 1999年1月24日(ロボタック最終話・通算第824回)…毎週日曜8:00 - 8:30
ネットしていた局
系列は放送当時のもの。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | テレビ朝日系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道テレビ | ||
青森県 | 青森放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
1991年9月まで |
青森朝日放送 | テレビ朝日系列 | 1991年10月開局から | |
岩手県 | IBC岩手放送 | TBS系列 | 1996年3月まで[4] |
岩手朝日テレビ | テレビ朝日系列 | 1996年10月開局から[5] | |
宮城県 | 東日本放送 | ||
秋田県 | 秋田放送 | 日本テレビ系列 | 1992年9月まで |
秋田朝日放送 | テレビ朝日系列 | 1992年10月開局から | |
山形県 | 山形放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
1993年3月まで |
山形テレビ | テレビ朝日系列 | 1993年4月のFNSからANNへのネットチェンジから[6] | |
福島県 | 福島放送 | ||
山梨県 | テレビ山梨 | TBS系列 | |
新潟県 | 新潟総合テレビ | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
1983年9月まで |
新潟テレビ21 | テレビ朝日系列 | 1983年10月開局から | |
長野県 | テレビ信州 | テレビ朝日系列 日本テレビ系列 |
1991年3月まで |
長野朝日放送 | テレビ朝日系列 | 1991年4月開局から | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | 旧:静岡けんみんテレビ[7] | |
中京広域圏 | 名古屋テレビ | 現:メ〜テレ | |
富山県 | 北日本放送 | 日本テレビ系列 | 『宇宙刑事ギャバン』のみ放送 |
チューリップテレビ | TBS系列 | 1997年から | |
石川県 | 北陸放送 | 1985年9月まで | |
石川テレビ | フジテレビ系列 | 1985年10月から1991年9月まで | |
北陸朝日放送 | テレビ朝日系列 | 1991年10月開局から | |
福井県 | 福井放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
1989年3月までは日本テレビ系単独加盟局 |
近畿広域圏 | 朝日放送 | テレビ朝日系列 | [8] |
鳥取県・島根県 | 山陰放送 | TBS系列 | |
広島県 | 広島ホームテレビ | テレビ朝日系列 | [9] |
山口県 | テレビ山口 | TBS系列 フジテレビ系列 |
1985年3月まで |
山口放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
1985年4月から1993年9月まで | |
山口朝日放送 | テレビ朝日系列 | 1993年10月開局から | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | |
岡山県・香川県 | 瀬戸内海放送 | テレビ朝日系列 | |
愛媛県 | 愛媛放送 | フジテレビ系列 | 現:テレビ愛媛 1995年3月まで[10] |
愛媛朝日テレビ | テレビ朝日系列 | 1995年4月開局から | |
高知県 | 高知放送 | 日本テレビ系列 | 1984年3月まで |
テレビ高知 | TBS系列 | 1984年4月から[11] | |
福岡県 | 九州朝日放送 | テレビ朝日系列 | |
長崎県 | 長崎放送 | TBS系列 | 1990年3月まで、一部未放送の作品あり |
長崎文化放送 | テレビ朝日系列 | 1990年4月開局から | |
熊本県 | テレビくまもと | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
1989年9月まで |
熊本朝日放送 | テレビ朝日系列 | 1989年10月開局から | |
大分県 | テレビ大分 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
1993年9月まで |
大分朝日放送 | テレビ朝日系列 | 1993年10月開局から | |
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
一部作品のみ放送 |
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | 1982年9月まで | |
鹿児島放送 | テレビ朝日系列 | 1982年10月開局から | |
沖縄県 | 沖縄テレビ | フジテレビ系列 | 1987年3月打ち切り[12] |
琉球朝日放送 | テレビ朝日系列 | 1995年10月開局から |
シリーズ関連作品
テレビスペシャル
特別編ではあるが当時のレギュラー枠での放送である。
- 宇宙刑事スペシャル 3人の宇宙刑事 ギャバン シャリバン シャイダー大集合!!
- 重甲ビーファイター 第52&53話 - ブルースワット、ジャンパーソン、ビーファイターが共演する特別編
劇場版
- 東映まんがまつり枠
- イベント用3D映画作品
- 東映ヒーロー大集合(1994年公開)『ブルースワット』、『ジャンパーソン』の新規映像と『スーパー戦隊ワールド』の流用映像。
- 東映スーパーヒーローフェア枠
- 特捜ロボ ジャンパーソン 母よ永遠に!愛と炎の電脳手術室(1993年4月17日公開)
- ブルースワット キック・オフ!ニュー・ヒーロー(1994年4月16日公開)テレビシリーズ第1話、第2話再編集版
- 重甲ビーファイター(1995年4月15日公開)
これらの作品は、2007年12月7日に発売された「東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX」に収録されている。ちなみに、メタルダーとビーファイターについても、TVシリーズのDVD(いずれも最終巻)の映像特典に収録されている。シャイダーの劇場版2作については、TVシリーズのDVDでは未収録だったので同BOXにて初収録となった。
シリーズ終了後の映画作品
- 海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE(2012年1月21日公開、スーパー戦隊祭)
- 宇宙刑事ギャバン THE MOVIE(2012年10月20日公開)
- 仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z(2013年4月27日公開)
ネットムービー
- ネット版 仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦乙!〜Heroo!知恵袋〜あなたのお悩み解決します!(2013年4月12日 - 4月26日、Web配信。全10話)
ビデオ作品
- ビーロボカブタック クリスマス大決戦!!(1998年3月21日発売)ブルービート&BFカブトがゲスト出演
- テツワン探偵ロボタック&カブタック 不思議の国の大冒険(1999年3月21日発売)[13]
- 宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION(2014年10月10日発売、Vシネマ)
- 宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION(2014年11月7日発売、Vシネマ)
海外作品
海外リメイクとして放映された。
- ヴァーチャル戦士トゥルーパーズ - メタルダー(シャイダー)、スピルバン出演
- ビートルボーグ - ビーファイター出演
- パワーレンジャー フォーエバー・レッド - ブラックビート他が敵としてゲスト出演。
ゲーム
LSI電子ゲーム
- ポケットクラブP-1ミニ ウインスペクター 出動!三戦士
- ポケットクラブP-1ミニ 特救指令ソルブレイン いそげ!ソルブレイン
- ポケットクラブP-1ミニ 特捜エクシードラフト 戦え!ドラフトレッダー
- ポケットクラブP-1ミニ 特捜ロボシャンパーソン 爆裂!ジャンデジック
- ポケットクラブP-1ミニ ブルースワット 怒りのディクテイター
テレビゲーム
特に表記していないものはバンダイナムコゲームス(旧バンダイレーベルと旧バンプレストレーベル)の発売である。
- SDヒーロー総決戦 倒せ!悪の軍団(ファミリーコンピュータ、1990年7月7日発売)- シャイダー、メタルダー、ジバン登場。
- 特救指令ソルブレイン(ファミリーコンピュータ、1991年10月26日発売、エンジェル)
- 超合金セレクション(プレイディア、1995年10月20日発売 発売はバンダイ)
- データベースソフト。当シリーズではギャバンとジャスピオンの玩具と当時のCMを収録(シャリバン.シャイダー.スピルバン.メタルダーは未収録)。
- AZITO2(PlayStation、1998年10月15日発売)
- スーパーヒーロー作戦(PlayStation、1999年1月28日発売) - ギャバン、シャリバン、シャイダー、メタルダー登場。
- クイズキャラおけドン!東映特撮ヒーローPART1(PlayStation、1999年7月15日発売) - 東映制作の特撮ヒーロー(スーパー戦隊シリーズや一部の作品を除く)をベースにしたクイズゲーム。当シリーズは『メタルダー』と『ジライヤ』を収録。
- クイズキャラおけドン!東映特撮ヒーローPART2(PlayStation、1999年10月21日発売) - クイズゲーム続編。当シリーズは上記2作品の収録済みを除く『ギャバン』〜『スピルバン』、『ジバン』〜『ロボタック』を収録。
- アジト3(PlayStation、2000年2月17日発売)
- スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望(PlayStation、2000年11月22日発売)
- スーパー特撮大戦2001(PlayStation、2001年9月6日発売)
- 宇宙刑事魂(PlayStation 2、2006年5月25日発売)
- お宝映像モードに『ギャバン』を除く上記未収録だった『シャリバン』と『シャイダー』の玩具CMを収録。
ソーシャルゲーム
トレーディングカードゲーム
- 宇宙刑事列伝(本商品のみカードダスマスターズ)
- スーパーヒーロー戦線 スクランブルデュエル
- レンジャーズストライク
パチスロ
- パチスロ宇宙刑事ギャバン(銀座)
漫画作品
- 宇宙刑事ギャバン - のなかみのる
- 宇宙刑事シャリバン - のなかみのる
- 宇宙刑事シャイダー - のなかみのる
- 巨獣特捜ジャスピオン - のなかみのる
- ブルースワット - のなかみのる
- 重甲ビーファイター - Moo.念平
- ビーファイターカブト - Moo.念平
- 宇宙刑事ギャバン 黒き英雄 - 脚本 小林雄次、構成・演出 藤沢とおる、作画 太田正樹
小説
- 宇宙刑事シャイダー 挑戦者時空を越えて(ゲームブック)
- 宇宙刑事ギャバン THE NOVEL - 小林雄次
その他
- 宇宙刑事ギャバン伝説(テレビマガジン2012年11月号付録)
映像ソフト化
メタルヒーロー生誕20周年を記念し、2002年より本シリーズのDVDが不定期にリリースされている。そのため2004年度のリリースは一切なかった。これまでに『宇宙刑事ギャバン』から『ビーファイターカブト』が発売されている。
- 上記のDVDの内、『宇宙刑事ギャバン』から『超人機メタルダー』はレンタルDVDがリリースされている。
- 『超人機メタルダー』は当初DVD-BOXのみの発売だったが、後に単巻としても発売された。
- リリースは原則として作品順ではあるが『時空戦士スピルバン』の次に『重甲ビーファイター』『ビーファイターカブト』、『機動刑事ジバン』の次に『特捜ロボ ジャンパーソン』がリリースされるなど例外もある。
本シリーズのOP/ED映像は、DVD「東映TV特撮主題歌大全集」に収録されている。当シリーズはVol.2に『宇宙刑事ギャバン』と『宇宙刑事シャリバン』、Vol.3に『宇宙刑事シャイダー』から『特救指令ソルブレイン』、Vol.4に『特捜エクシードラフト』から『テツワン探偵ロボタック』が収録されている。特典映像のOP/EDバリエーションは、『シャイダー』49話(特別編)のOP、EDの他、『ビーファイターカブト』から『ロボタック』の最終話のEDが収録されている。なお、当初は『シャリバン』の9話以降のOP別バージョンも予定だったが未収録となっている。
オリジナルサウンドトラック化
全作品とも放送中にサウンドトラックアルバムが発売されているが、『ビーファイターカブト』以外はいずれも未収録曲が存在した。『重甲ビーファイター』の放送中から未収録曲をフォローしたアルバム『東映メタルヒーロー バトルミュージックコレクション』の発売が開始されたが、正式な終了がアナウンスされないまま4巻でリリースを停止し、『メタルダー』『ジライヤ』の楽曲は収録されなかった。
2004年と2005年に『ギャバン』から『エクシードラフト』の音楽集が再発売されている。メタルヒーロー20周年として2002年12月に『宇宙刑事ギャバン オリジナルサウンドトラック』が発売され、2006年10月にも再発売した。以降、『宇宙刑事シャリバン オリジナルサウンドトラック』『宇宙刑事シャイダー オリジナルサウンドトラック』『超人機メタルダー オリジナルサウンドトラック』『特警ウインスペクター オリジナルサウンドトラック』『特救指令ソルブレイン オリジナルサウンドトラック』『特捜エクシードラフト オリジナルサウンドトラック』のアルバムが発売された。アルバム内で、『ギャバン』は「ベストヒット曲集」、『シャリバン』は「デジタルトリップ 宇宙刑事シャリバンシンセサイザーファンタジー」、『シャイダー』では「宇宙刑事グラフィティ 総集編」をそれぞれ完全復刻で収録されている。
再放送など
- 2013年12月より、東映チャンネルの「メタルヒーロータイム」枠にて『特捜エクシードラフト』の放送が行われている。インターネットの映像配信サイトである「東映特撮BBアーカイブス」では『ブルースワット』、『ビーロボカブタック』、『テツワン探偵ロボタック』が配信されている。
- 2014年現在、「東映特撮 YouTube Official」にて『宇宙刑事シャイダー』、『機動刑事ジバン』、『特警ウインスペクター』が順次配信されている。
- 2014年2月より、「東映特撮ニコニコおふぃしゃる」にて『宇宙刑事シャリバン』が順次配信されている。
- 2013年4月より、「ふらっと動画」にて『宇宙刑事ギャバン』が配信されている。
- 2014年現在、「バンダイチャンネル」にて『宇宙刑事ギャバン』、『宇宙刑事シャリバン』、『宇宙刑事シャイダー』、『世界忍者戦ジライヤ』、『機動刑事ジバン』、『特警ウインスペクター』が配信されている。
その他
- 第一作目『宇宙刑事ギャバン』の変身コール「蒸着」は実在する加工技術である。金属をプラスチック等の表面に定着させるもので、スーツ作成時の技術がそのまま変身コールになったとされ、まさしくメタルヒーローを的確に表す用語である。続く『シャリバン』の「赤射」、『シャイダー』の「焼結」も関連用語である。スーツが送られてきて変身するのは『光速エスパー』や『スペクトルマン』でも一足早く行われていた。
- シリーズの特徴のひとつ『レーザーブレード』を映像表現する際、いくつかある撮影法の一つに蛍光灯を使用した立ち回りがある。文字通り点灯させた蛍光灯を光の剣に見立てて振り回すというもので、当然つばぜり合いどころか何かにぶつけただけでも割れてしまうため、振り回すヒーロー側の演者と受ける怪人側の演者、双方の連携が必須の高度な技術であると言える。『ウルトラマン 特撮99の謎』(赤星政尚:著)では「さすがはJAC(現・JAE)だ、素人がマネをしたら確実に割れてしまう」と評されていた。なお、立ち回り以外にもグラビア撮影やスチール写真でも蛍光灯レーザーブレードが使用されることがあり、スーパー戦隊でも『超電子バイオマン』のスチール(光るバイオソ-ド大剣タイプ)に使用されたことがある。
- アイキャッチ映像では宇宙刑事シリーズはイラスト、『ジャスピオン』の第1話~第3話、『ビーファイターカブト』~『ロボタック』は実写、『ジャスピオン』の第4話以降~『ジバン』までは、画面下に直線がインサートされた後、画面右下に番組ロゴを表示[14]、、『ウインスペクター』は実写とエンブレムロゴ、『ソルブレイン』(英語表記)~『ブルースワット』はエンブレムロゴとなる[15]。アイキャッチ音楽では『ギャバン』~『ジャスピオン』の途中、『ロボタック』はアイキャッチ用音楽を使用。それ以外の作品はアイキャッチ音楽が存在しないBGMや効果音のものが多い。
- 『スーパー戦隊シリーズ』30作記念として発売されたカードゲーム『レンジャーズストライク』に、ユーザーからの要望によって2008年より本シリーズが参戦した。なお、2007年には『仮面ライダーシリーズ』も参戦している。本シリーズでは「スペシャルメタルエディション」であり通称は「メタル」という。戦隊やライダーとは異なり特別編として発売されたが、2009年以降は「クロスギャザー」シリーズとして統合される。
- 矢島信男は『宇宙刑事ギャバン』から『特捜ロボ ジャンパーソン』まで特撮監督を務めたが、『世界忍者戦ジライヤ』ではスタッフに参加していない。『ジライヤ』では武芸考証が特撮監督にあたり、戸隠流忍術三十四代目継承者である初見良昭が武芸考証を務めた。
- メタルヒーロー作品で大泉音映の効果音が使用されている。阿部作二[16]は『ギャバン』から『ジャスピオン』、大野義彦[17]は『メタルダー』から『ロボタック』とそれぞれ担当している。ただし『スピルバン』のみフィズサウンドクリエイションによる効果音を使用した。
歴代プロデューサー
スポンサー(歴代含む)
- バンダイナムコグループ
- バンダイ(1983年4月 - 1998年。1982年のシリーズ黎明期より終了まで一貫して登板。)
- ポピー(1982年 - 1983年3月の宇宙刑事シャリバンまで)
- バンプレスト(1997年のビーロボカブタックのみ。関連グッズの製作を手がけていた。同社制作のゲーム「コンパチヒーローシリーズ」などにもキャラが登場するも、「ウルトラ」「ライダー」両シリーズと比較すると使用頻度は圧倒的に少ない。)
- セイカノート(1985年 - 1997年)
- ショウワノート(1982年 - 1984年、1998年)
- 丸大食品(1985年 - 1999年。 巨獣特捜ジャスピオン以降の子ども向けソーセージなどのキャラクター商品が発売された。)
- 東映ビデオ
- 日本コロムビア
- 講談社
- 小学館(1983年、1990年 - 1999年)
- 徳間書店
- アキレス(1985年 - 1994年)
- アサヒコーポレーション(1995年 - 1998年)
- 東宝東和(1983年、1986年)
- 味覚糖(不明)
- ロッテ(1982年 - 1985年)
- サッポロ一番(1985年 - 1994年)
- 日本ケロッグ(1985年 - 1998年)
- ナガサキヤ(1988年 - 1998年、現:タカラトミーアーツ)
- フルタ製菓(1994年 - 1998年)
- イトーキ(1985年、1990年)
- ロート製薬(1986年、1989年、1991年)
- 小泉産業(1993年 - 1997年)
- モリリン(1991年 - 1998年)
- サントリー(1992年 - 1993年)
- チロルチョコ(1994年 - 1998年)
- アート引越センター(1985年の巨獣特捜ジャスピオンのみ)
- ハドソン(1986年の時空戦士スピルバンのみ)
- おやつカンパニー(1993年の特捜ロボ ジャンパーソンのみ)
- キングレコード(1994年のブルースワットのみ)
- タケダ・フード(1994年のブルースワットのみ)
- 小森樹脂(弁当箱など食器系メーカー)
- コネックス(1995年10月 - 1996年2月。スポンサーとしてはバンダイと同等扱いとされ、週によっては筆頭としてクレジットされていた。)
- マクドナルド(1998年のテツワン探偵ロボタックのみ)
掲載展開
- 子供向け
- テレビマガジン(1982年3月号 - 1999年2月号)
- おともだち(1982年3月号 - 1999年2月号、1990年以降はノンクレジット)
- たのしい幼稚園(1982年3月号 - 1999年2月号)
- テレビランド(1982年2月号 - 1997年2月号)
- 冒険王(1982年3月号 - 1983年4月号)→TVアニメマガジン(同年5月号 - 1984年3月号)
- てれびくん(1983年3月号 - 1984年3月号、1990年2月号 - 1999年2月号)
- 小学館学習雑誌(1983年、1995年 - 1998年)
- 幼稚園(1995年3月号 - 1999年2月号)
脚注
関連項目
外部リンク
- 東映オフィシャルサイト-メタルヒーロー|東映特撮BB
- 東映特撮YouTube official - 東映によるメタルヒーローシリーズなどの特撮YouTube公式チャンネル。
テンプレート:メタルヒーローシリーズ テンプレート:仮面ライダーシリーズ
テンプレート:スーパー戦隊シリーズ- ↑ 17作品の正副主題歌が収録されている「Shining Spirits 〜メタルヒーロー全主題歌集〜」や、同様にこれらの作品を網羅したムック「宇宙刑事年代記」(徳間書店刊)などは、この公式見解に基づいたものとなっている。カードゲームレンジャーズストライクでも、その括りでメタルヒーローシリーズが登場している。
- ↑ 以下の例と同様に過去作の主人公が登場した以外に、『宇宙刑事ギャバン』では次作の主人公が登場している。
- ↑ 『特捜エクシードラフト』は当初、前2作と別の世界観で制作されていた。
- ↑ 『重甲ビーファイター』まで放送。
- ↑ 『ビーファイターカブト』は第31話から放送。第1話から第30話までは岩手県では未ネット。
- ↑ フジテレビ系時代からの自社製作番組『提言の広場』を放送している関係で遅れネット。この措置は『仮面ライダーディケイド』を放送していた2009年3月まで続いた
- ↑ 日曜8時00分は「住まいの110番」を放送のため1週遅れで日曜7時30分〜8時00分に放送していた。(この措置は2009年の『仮面ライダーディケイド』の途中まで続いた)
- ↑ 日曜朝9:30枠に移行後、夏の高校野球中継と重なった日は、試合当日の放送を休止。別時間帯での振り替え放送も行われず、名実ともにその回の放送が飛ばされていた。当該放送の振り替え放送が実施されるようになったのは、2000年の『仮面ライダークウガ』からである。
- ↑ 金曜日時代は、時折プロ野球広島東洋カープ主催ゲームの中継のため、遅れネットとなる事があった。また『機動刑事ジバン』が日曜8:00に移動した際、以前から同枠で放送していた自社制作ドキュメンタリー番組『新・ふれあいシリーズ』(HOMEと関係が深い農協・広島県経済連〔現:JAグループ広島〕の一社提供)を動かせず、土曜7:00からの1週遅れネットとなっていたが、『ジバン』終了と同時に次番組から本枠を同時ネットとするため、同番組を終了させている。
- ↑ 『宇宙刑事シャリバン』で一旦打ち切り。しばらく本シリーズは放送されなかった(少なくとも、『超人機メタルダー』までは放送されていない)。
- ↑ ただし、1998年3月から同年7月までの間は打ち切っていた
- ↑ 『時空戦士スピルバン』まで放送。
- ↑ 1999年にこの流れで『燃えろ!!ロボコンVSがんばれ!!ロボコン』が発売されている。
- ↑ このアイキャッチは仮面ライダーシリーズの『仮面ライダーBLACK』と『仮面ライダーBLACK RX』も同様。
- ↑ 『ビーファイター』のみ番組タイトルロゴ。
- ↑ 阿部はスーパー戦隊シリーズでは『バトルフィーバーJ』以降、『海賊戦隊ゴーカイジャー』まで担当。2009年からは現在の小川広美が担当する。
- ↑ 大野はシリーズ終了後、現在の平成仮面ライダーシリーズを担当している。他に1999年放送の『燃えろ!!ロボコン』やドラマ『相棒』(2002年~)を担当した。